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  1. 市川三郷町議会 2023-02-03
    03月03日-02号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 5年  3月 定例会(第1回)令和5年第1回市川三郷町議会定例会(第2日目) 1.議事日程                             令和5年2月3日                             午前9時00分開議                             於議場 日程第1 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(14名)       1番 諏訪桂一   2番 一之瀬滋輝       3番 東 研一   4番 依田十造       5番 新津千吉   6番 秋山豊彦       7番 齋藤美佐   8番 丹澤 孝       9番 小川好一  10番 高尾 貫      11番 笠井雄一  13番 松野清貴      14番 一瀬 正 3.欠席議員(1名)      12番 有泉 希 4.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(23名)  町長        遠藤 浩   副町長       依田誠二  政策秘書課長    井上靖彦   防災課長      林 茂一  総務課長      一瀬 浩   財政課長      海沼良明  町民課長      立川祐司   税務課長      芦沢 正  いきいき健康課長  望月和仁   福祉支援課長    櫻井 茂  保育課長      渡辺浩志   農林課長      望月順二  商工観光課長    塩沢正也   生活環境課長    丹沢宏友  土木整備課長    立川 潔   まちづくり推進課長 渡辺 潤  会計管理者     立川陽子   三珠支所長     丸山章仁  六郷支所長     木村竹実   教育長       渡井 渡  教育総務課長    相川由美   生涯学習課長    森川規彦  税務課係長     内藤武志 5.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    保坂秀樹  議会事務係長    進藤陽子  議会書記      相川伸也  議会書記      佐々木未緒  議会書記      依田慎也     開会 午前9時00分 ○議長(丹澤孝君)  おはようございます。 本日は、本会議の2日目ということで、議員ならびに町当局、職員各位には引き続き、ご多忙のところ出席を賜り厚くお礼を申し上げます。 本日も活発な質問と答弁を通し、相互の理解と適切な結論が得られますよう切望し、あいさつといたします。 また、第12番、有泉希君より本日も、欠席する旨の届け出がされておりますので、ご了承願います、 ただいまから、令和5年第1回市川三郷町議会定例会2日目を開会いたします。 本日は日程第1 一般質問を行います。 本日は、昨日に続き、7名の議員からの発言を許します。 では、順次発言をお願いします。 はじめに、第14番、一瀬正君の一般質問を許します。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 最初に副町長が就任されてから1年が経過しました。副町長を置いたことに対し町民の不満の声が拡大しています。それは副町長の依田誠二氏に対するものではなく遠藤浩町長の政治姿勢に対する町民の怒りです。 私は、令和4年3月議会の当初予算の反対討論で副町長を置くべきではないと主張しましたが、1年経過し、現実化しました。 遠藤町長は町長に就任して1番目の提案が一昨年12月議会での副町長を置く提案でした。議員はもちろん町民からも、財政が困難な中で、なぜ副町長を置かなくてはならないのか、という抗議でした。今、市川三郷町長に求められていることは、町長自らが先頭に立って頑張る姿を職員はもちろん、町民に見える行動を懸命に示すことです。 そして課長、係長はもちろんのこと、若手職員を含め、全職員が担当課任せにするのではなく、町活性化策、町政運営など諸課題について英知を結集できる組織改革が必要です。それには財政が困難を理由に、先進的な高齢者や子育て支援の制度を解体し、町財政にとってはわずかな金額の支援金を削り、職員3人分の給与の副町長を置くことではありません。就任早々、副町長を置いたことが全職員の意欲を失わせただけでなく、町民の期待を裏切ったと私は考えます。 遠藤町長が当選して1年半が経過し、副町長が就任して1年が経過しました。町長が先頭に立って町政運営をされている姿を町民は見ているでしょうか。遠藤町長に私が求めるのは、町長が先頭に立って、町の活性化、町民福祉の向上、子育て支援、地場産業の活性化対策、人口増加策など町民に見える町長の行動です。副町長は小さな町には必要ありません。副町長制度を廃止し、町長が先頭に立って行動することを求めるものですが、町長の見解を伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  一瀬正議員の一般質問にお答えをいたします。 まずは副町長への高評価については、ご理解をいただいていると認識をいたしました。その上で副町長制度を廃止すべきと考えるが、町長の見解をについてでありますが、副町長は元県職員として高い地位にあったにもかかわらず、他の職員とフレンドリーに働きたいという申し出により、他の職員と連帯感を持って執務できる環境で町政の一翼を担っていただいております。 職員の良き相談相手となり、課長のみならず幅広く職員とディスカッションをしている姿があり、課題に対しては関係機関とのやりとりも迅速適切で、課題解決につながっております。 複数課に関係する施策推進や機構改革などの重要案件に果敢に取り組んでいただいております。 県職員のほか、市町村長などの方々とも親しく会話をされ、重要な情報を収集していただいているばかりか、課題発生時には速やかに関係機関との連絡を取り、迅速な対応をしていただき、内外から厚い信頼を得ております。 また、これまでの経験も生かし、外部視線から業務改善や職員の意識改革等にも取り組んでおり、いくつかの新たな政策的な助言により担当が取り組みを始めているところでありますので、いずれもその成果をお知らせできるタイミングがあろうかと思っております。 確実に成果が出ているものと思いますので、副町長制度は今後も継続してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長の仕事で一番大事なことは、町民がこの町に住んでいて良かったと思える。他の市町村より優れた支援事業だと私は考えます。市川三郷町はこれまで、そのための努力が行われてきました。若者世帯に向けた支援策としては、若者に移り住んでもらうための若者定住促進事業を発足させ、さらにこれを町内在住者の息子さんが家を建てる場合にも同様の支援を行うように前進させました。小中学生の給食費の無料化、18歳までの医療費無料化と実施してきました。多子世帯支援金の支給などです。 そして、高齢者への支援策としては、タクシー券の発行、100歳祝い金、100歳年金制度の創設、銭湯がなくなり困っていた高齢者への支援のために地区公民館へお風呂を造り、無料入浴の実施でした。 そして88歳支援金の支給など、高齢者への支援に力を入れてきました。財政が困難を理由に廃止、縮小です。 私は、昨年の3月議会の反対討論の中でも指摘しましたが、役場の担当課長がたとえ少数の人への支援策であっても、その事業の大切さを知っていて、その事業の廃止縮小を町長に提言することは私はやらないと思います。副町長に町長あなたが任命されている方のアドバイスではありませんか。 そのために県職員を雇った、先程の答弁にもあるようですが、子育て支援、福祉支援の先進的な諸施策の廃止・縮小、そして高額な人件費を必要とする副町長の設置、町民のあなたへの期待を裏切るものです。町長の姿が町民には見えていないんです。あなたがまさに副町長に任せている先ほどの答弁のとおり、あなたの姿は町民の前には見えておりません。 副町長を置くための条例制定が審議された一昨年の12月定例議会の総務教育常任委員会では、副町長を置く問題だけで約1時間にも及ぶ論議の結果、5人の委員のうちの4人が反対1人が賛成で否決されました。 そして、副町長が就任されて1年が経過しようとしています。先程の質問でも述べたような結果だと考えているのは、私だけではなく、町民の多くの人たちです。 遠藤町長の行動が町民には見えません。まして困難な町財政を立て直すための国県の財政援助の成果が見えません。町長自らが先頭に立って頑張る姿を職員はもちろんのこと、町民に見える行動を懸命に示すことです。それには副町長に頼るのではなく、先頭に立って課長、係長はもちろん、若手職員を含め、全職員一丸となって町制運営の町長が思える、町長が見える指揮をすることです。副町長を置くことではありません。 副町長制度を廃止し、町長が先頭に立って頑張ることです。いかがですか。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁の前にちょっと暫時休憩します。ちょっと機械が止まってしまったというようなところで、少し時間をください。     休憩 午前9時12分-----------------------------------     再開 午前9時20分 ○議長(丹澤孝君)  申しわけありません。再開します。 それでは、答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず一方的な解釈の中で、私が町の活性化、住民福祉の向上、子育て支援、地場産業の活性化等に、先頭に立っていないということをご指摘でございましたが、全くそれは当たらないというふうに思います。私は、私の考えの中で副町長を選任し、町政執行を行っております。 その結果として、昨年9月のいい部屋ネット住み心地のよい住みやすい街ランキングで2位に、県内で第2位に躍進をしたことが示されているというふうに思っております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  県内で2位になったのは、今までの町政の、先ほど指摘したようなどうしたらよそから若者が移り住んでもらえるか、若者がこの町に定住できるようにどうするか、若者定住促進事業、あなた真っ先にそれを、切り崩す策を提案したじゃないですか。ほかにも、子育て支援を次々に切り崩して。今まで町がやってきたことを、前代の町長たちがやってきたこと、そのことをあなたはズタズタに財政が困難を理由に切り裂いたんです。しかし、住み心地の良いまちにし、皆さんが答えてくれたのは、それまでの市川三郷町が実施していたことからなんです。 私には町長に当選される以前から副町長を置くことを、もう既にあなたは決めておられた。それもよその町から、私は依田副町長がやってこられたことが駄目だよということではないんです。あなた自身の努力が足りていない、副町長を置かずに課長や係長、それから若手の職員たちからも意見を聞いて、そしてあなたが先頭に立ってやっていく。それが大事だということです。 この財政が困難だという理由ならば、副町長を置くことではなく、職員の力を借りて、あなたが先頭に立って、あなたが国や県国会議員や県会議員を使って。有利なお金を勝ち取ってくる。それから若い人たちに移り住んでもらって、若い人たちへの支援をする中で若い人たちが移住してきてくれれば、町の独自の税財源も豊かになるんです。そういう施策の先頭に立つには、副町長を置くんでなくて、力を借りるのではなくて、あなたがもっともっと頑張らなくてはならない。町民はそのことを期待したんです。 ところが、真っ先に副町長を置いて、あなたを一生懸命支持してきた方たちもがっかりしているんです。だから、私はこの提言をするものですが、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず町の人口増加策の転入等の補助金等を切り崩したということでございますけれども、これはわが町を選ぶ選定理由には当たらないものに対してカットをしたということで、ほかのものは効果があるものは残しております。また、私の考え方としては、そのお金で来るという認識ではなくて、町の魅力があるから、ここに住まわれるということが最優先であるというふうに思います。 金で来るような方は、もっと支援が高いところに行くというふうに思いますので、それよりは地域を愛して、地域を誇りに思っていただける方が、この町を選んでいただくそういう方策に切り替えていったということで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  理解できません。なぜかといったら、お金で来るのではないと言うんですが、子育て支援は例えば小中学生の給食費無料化、これも市川が先進的にやったんです。若者定住促進事業これもそうなんです。多子世帯支援、これもやってきたんです。こうした子育て支援をやってきたことによって魅力ある若い人たちが移り住んでももちろん自然環境もいいんです。そういうようないろいろなことと同時に、そうした子育てを応援する諸施策を実行してきた先進的な今は、いろいろなところ近隣の市町村でもやってますが、市川三郷町は先進的なこういう事業をやってきたんですよ。そういうことをズタズタに切り裂いて、お金で人が来るんじゃない冗談じゃないんです。そういうようなきめ細かい問題。 今度だってそうじゃないですか、機構改革、私はまたそれはそのときやりますが、何で保育園を子育てと一緒にしようなんて。何を考えてるんですか。よその町からこの町の保育所を、いろいろな地域にある中で、そしてだからよその町からこの保育園に市川三郷町の保育園にも来ている人たちがいるんですよ。もっともっと勉強なさい町長として、そしてあなたが先頭に立って住民の声を聞きなさい。あなたが町を歩いているところを私は見ていません。町民もそうだと思います。 ある方がおっしゃいました。花火大会の会場を直している時、町長が土手の上で見ていた。久保さんの話です。町長さん何ですか。いやここで会場を直すためのやつを遠くから私は見ているんです。そうした町長が。いろいろなところへ行って、だって病院の問題も指摘されたでしょうに。あなたが見えてないんですよ。あなたはもっとそういう努力をして。職員みんなを奮い立たせて頑張っていく。それには副町長にあなたが頼ることではないんです。 私はその点、あなたの今までの答弁には私は納得いきません。ご検討いただきたい。 次の質問に移ります。 2番目の質問に移ります。 市川中央通り一方通行解除を県当局へすぐに要請すべきと考え、町長の方針を伺いたくて質問します。 私はこれまでに何回も中央通りの一方通行解除の要請質問を行ってきましたが、実現しないまま今日に至ってしまいました。市川地域住民にとって中央通りの一方通行がどれくらい不便なのかは計り知れません。一方通行になって約50年、いまだに誤って下から上へ向かう車を目にします。道路は暮らしよいまちづくりの基本でもあり、商工業活性化人口増加策からも重要です。中央通りは町の中心街として重要な役割を果たしていました。一方通行の請願が県当局へ提出されたのは2件の高齢者被害の交通事故でした。当時は上から下へ通り抜けられる広い道路は中央通りしかありませんでした。それで大型トラックの数も多く、2件の交通事故の発生を機に中央通りは一方通行になり、それから約50年が経過したのです。今は当時と異なり、車利用数も増大した状況下ではありますが、その後、大型道路が次々に新設され、一方通行とはいえ、中央通りを利用する大型車、普通車の数は激減しています。中央通りの現在の道路幅でも他の狭い道路の交互通行と比べても十分ゆとりがあるのです。 私は、12月議会の一般質問で、北線通りを16メートルに拡幅する県の道路計画に関係住民の多くが悩み苦しんで反対していることをお伝えました。行政に携わる者は住民の声に耳を傾ける謙虚な姿勢が大切です。県政のトップ長崎幸太郎知事は高得点で当選されました。市川三郷町と深いご縁のある知事さんです。町長、長崎知事にお願いしてください。市川中央通りの一方通行解除は早急の課題と考えますが、町長の方針を伺います。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  市川中央通り一方通行解除を県当局へすぐに要請すべきについてでありますが、市川地区商店街の活性化と地域住民の利便性向上の観点から、一方通行解除は町の取り組むべき課題だと認識をしております。しかし、歩行者と交通弱者に対する安全確保が最大の責務であるとも考えてございます。近年、児童および生徒の登下校時の交通事故が発生をし、交通課題として報道等で大きく取り上げられております。 令和4年度版交通安全白書によりますと、平成29年から令和3年までの小学生の歩行中の死者重傷者数2,522人のうち、登下校中によるものが878人で、34.8%となっております。 現在の中央通りは、朝夕の児童および生徒の通学路として、また高齢者等を中心に歩行者の利用する道路としてあるべき高い安全性を有しております。一方通行を解除し、対面通行とした場合、これまでの安全性が低下し、児童および生徒の登下校時における交通事故発生抑制等の安全策の確保が非常に困難になりますので、現時点では一方通行制限の継続は必要であると考えております。 今後も県当局とともに周辺道路網の見直しを進める中で市川地区最重要課題として継続して取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  何が重要課題ですか。重要課題、私は登下校の時ボランティアで登下校を援助してくださっている方たちの中のお1人から、登下校のボランティアの人たちを増やしてほしい。高齢でもうできない人たちがいる。このことも町へお願いしました。登下校時、登下校のために一方通行を解除しない、子どもたちのために介助をしない。それでは、狭い通りはどうするんですか。北西の通り、南線通り、広い通りができました。あなたは重要課題だとしてやろうとすることをやっていないではないですか。 私は12月議会での一般質問で、文教通から南線通りへつなげる道の建設を求めて質問しました。この質問をしたのは、中央通りの北側に住んでいる住民は、中央通りが一方通行の不自由をしている現状を打開するための質問でした。しかし、中央通りの一方通行を解除すれば、この方々の不自由は解決できます。中央通り商店街が寂れたのは一方通行になったことが大きな原因です。中央通りが一方通行のために不自由しているのは上に住んでいる私たちだけではなく、下に住んでいる方たちも不自由をしているんですそれなのに、遠藤町長はあなたは動こうとしていないんです。何が重要課題ですか。 長崎知事、先ほども述べましたようにお母様のお墓が宝寿院にある方です。ご親戚の方たちもこの町に住んでます。お母様が市川に住んでおられたんです。ご存じですか。その市川三郷町と深い関わりがある。市川大門と深い関わりがある知事のところへ行ってお願いをする。それがあなたの仕事です。 以前、私がこの問題質問をしたとき、町長は中央通りには狭い箇所があるから、今と同じことです。あるからそこを拡幅しなくては一方通行解除は無理だという答弁だったんです。覚えておいでですか。中央通りを一方通行にした時と、現在の市川大門地区の道路の状況は大きく変わったんです。町長が長崎知事に中央通り一方通行解除のお願いをし、長崎知事が県の関係機関に働き掛けてくだされば、中央通り一方通行解除は可能なんです。問題は、遠藤町長、あなたがやる気があるかどうかという点なんです。お答えください。
    ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず勘違いをされていると思いますが、交通規制に関しましては警察公安委員会の所管となります。また、先ほども申し上げましたとおり、この件につきましては、歩行者の安全を確保するということを観点において、今の中央通りの一方通行の時間制限を行っているというところであります。 これは私も平成17年ですか、まちづくり懇談会というところで、この議論をずっとさせていただいておりまして、相互通行になった場合の実証実験も当時やりました。そういう中で相互通行になった場合の安全確保というのは、非常に厳しいという判断がされたわけでございます。 そういう中で、今回改めてご質問いただくいただいたわけでございますけれども、やはりその観点、歩行者保護の観点というのは外してはならない部分だということでございます。同時に商店街もございますので、買い物客さんが安全で安心して買い物ができる環境もそれで整っているというふうに理解しております。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私が関係機関に働きかけると言ったのは公安委員会ですよ。知ってますよ。そのことは知事さんが言って働き掛けてもらえれば可能ですよ。時間制限がされて対面交通もできるようになっているとおっしゃいました。しかし、その時間帯がほとんどもう中央通りを車が通らない時間帯なんです。だから、一方通行を解除しろということを私は求めているんです。 それから一方通行になったことによって、中央通り商店街が寂れていったんです。町の中のことをあなたはどれだけご存じですか。私は一方通行になってから、今は商売大変ですが、富士川町にはあまり飲食店がないころ、鰍沢、増穂のお客さん来てくださったんです。しかし、一方通行で捕まっちゃうということで、私はその道の中央通りの前まで、時には郡農協のところまで来てくださいと言って、お客さんを迎えに行ったりしていたんです。 今は、富士川町商店街飲食店も増えましたし、市川の飲食店は減りました。私が飲食店組合の事務局長を受けた時、飲食店組合は98軒あったんです。そのほかに、料理業組合48軒あったんです。今は本当に両方合わせて何件かご存知ですか。寂れてきました。そういう中で、商店街にとっても、住民にとっても、登校時の子どもたちの交通安全、それは重要なことは私も知っています。だから登下校時の子どもたちも見守る人たち、町のほうでも力を入れてください。高齢になって辞めていく人たちがいて、大変な状況だという声も届けているんです。 一方通行になる。前の中央通りは多くの店舗が立ち並び、お客さまでにぎわっていたんです。時代の変遷もあるでしょうが、一方通行になったことが大きく影響している。そのことをもっとお考えになって、もっと町民のためにあなたは努力していただきたい。あなたは町のことを知らないんです。町民の声を知らないんです。だから、あなたを支持した人たちががっかりしているんです。先ほど。最初の質問でも述べたように、もう一度一生懸命勉強し、町の中を歩いていただき、頭の中で考えるのではなく、考える前に町民の声を聞くことを求めるものですが、いかがですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ただいまの規制のことをご議論いただきましたけれども、ほとんど車のない時間帯だからこそ相互通行になるということで、解釈が勘違いされているというふうに思います。 また、今までの議論は、全て車目線でしかご議論されておりませんが、私どもとしましては交通弱者も視野に入れる中で検討させていただいている状況でございます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  残念ながらお分かりいただけていませんが、一生懸命勉強してください。あなたが町長でトップなんですこの町の。 3番目の質問に移ります。時間の制約があるので。 地区公民館の利用料を無料化に戻し、活用推進をはかるべきと考え、町長の見解を伺いたく質問します。 地区公民館を利用するのにお金を支払わなければ使えなくなって1年になります。私は昨年の3月議会の令和4年度当初予算の反対討論でも指摘しましたが、地区公民館の有料化が提起された後、高齢者グループのリーダーの方から相談がありました。「役場の人には福祉のあり方が何にも分かっていないんですね。高齢者の方々は、地区公民館に集って、お茶を飲んで、おしゃべりをして元気を培っていたのですよ。高齢者にとってわずかなお金も重たいです。無料に戻してください」と。 私の子どものころは隣近所の助け合いがもっと深かったのです。子どもの数も減り労働条件の変化もあって、昔のような近所付き合いが困難になりました。そういう中で、リーダーは地区公民館を活用して月に2回くらい集まって、お茶を飲んで歌を歌ったり、ゲームをしたり、若かったころの思い出話をしたりして生きる元気をつくっていたのです。そういう地域の高齢者福祉事業を応援することが町の行政の大切な仕事です。わずかな利用料を町当局は考えているでしょうが、わずかなお金とはいえ、集るためにお金がかかることは高齢者にとっては集まりにくくなります。有料化後リーダーの方から聞いた言葉が忘れられません。あれから1年経ちました。有料化したことによる町の収入、町財政にとっては小さいお金です。高齢者にとっては有料化されたことによる精神的負担は計り知れないでしょう。地区公民館の利用料を無料にして、町民が集い、楽しみ、健康づくり、生きがいづくりに役立たせる方策こそ行政の仕事です。地区公民館の利用料を無料化に戻し、活用推進を図ることを求めるものですが、町長の見解を伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  地区公民館の使用料の無料化についてでありますが、令和4年3月、議会で可決された公民館使用条例の改正は、利便性と公平性向上を目指したものであります。公平性のある算出方法に基づき、安価な利用しやすい使用料設定を行い、さらに。地域によって異なることのない統一した減免規定を設けることにより、町民の方の利便性を保ちつつ、公平性向上の実現を目指したものです。 したがいまして、無料であったものを有料化したわけでなく、使用料と減免規定の改正を行ったものであり。再改正の予定はございません。また、使用料につきましては、改正前に比べて同程度から半額程度に減額となり。また、近隣の市町に比べ2割程度安価な設定となっております。なお、減免規定により公民館が行う事業は使用料が免除となりますので、公民館事業の一環として地域の方々が行う、高齢者の方の交流活動も使用料免除の対象になります。なお、ご指摘のとおり地区公民館は、地域コミュニティーの基盤として、地域の方々の健康づくりや、生きがいづくりの役割も担っております。 地区公民館の事業としても、健康体操や輪投げ大会、グラウンドゴルフ大会、そして納涼会や料理教室など、さまざまなソフト事業を実施しております。今後とも地区公民館事業の充実を図り、地域の方々の健康づくりや生きがいづくりにも注力してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  残念ながらお分かりいただけていないようですね。2月22日の議員全員協議会の時、福祉支援課から生活支援体制整備事業についての説明がありました。市川三郷町の人口減が増す中で、高齢者が占める割合が増加する将来を見越しての計画で、町民が互いに助け合い、支え合う活動推進のための行政としての取り組みを丁寧に説明してくれました。 高田地区での試験的な取り組み、そして全町的に拡大していこうという担当者たちの努力が伝わってきました。職員の皆さんが知恵を出し合い、頑張っている取り組みに私は感動しました。 町長。私が言いたいのは、これから高齢者人口が増加する町で、高齢者の方々が集い話し合ったりする中で、お互いに元気をもらい合い、健康で暮らすことを応援するのが行政の大事な仕事だと私は思います。 地区公民館を利用して、仲間同士茶を飲み、書道教室をなど高齢者が集い、語り合う場づくりがいかに大切か、その人たち、利用者たちが有料化したことによって使えない、町長にしたら少ない金じゃないか、平等だとかなんとか、かんとか、地区公民館独自にやる事業だとか、独自にやるそれは無料だと言っているけど、大切なのはいろいろな人たちが公の集まりごとでなく、地区公民館を使うそのことなんです。それがたったわずかな町のお金の中で、有料化することによって、その人たちが使いにくく、あなたはしてしまった。そのことがあなたには分っていないということなんです。分りますか。本当にわずかな金額です。しかし、有料化されたことによって、高齢者が受けた打撃は計り知れない。お若い町長、あなたには分からないかもしれませんがね。高齢者にとっては、有料化は大きな精神的な負担なんですよ。上地区下地区公民館のお風呂を廃止したことによってあんたはね。みたまの湯へ行ったらどうですか。いろいろ言われましたよ。高齢者サービスを利用したらいくらかかると思っているんですか。高齢者サービスでお風呂に入れてもらうだけ。 私は貧乏の家に育ってきたからよく分かるんですよ。みんなの10円、100円がどれだけ大事なお金なのか。そして行政はそういう社会的に弱い人たちを支援するのが行政の仕事なんです。高齢者の皆さんに大いに地区公民館を利用していただき、元気に毎日を過ごせるために行政サービスをしていただけませんか。地区公民館の利用料を無料化に戻すことを強く求めるものです。再度お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  12月議会でもお答えを申し上げましたけれども、無料化をしたものを無料であったものを有料化したということではございません。ご理解がいただけていないというふうに理解をしております。 また、先ほど冒頭申し上げご理解をいただいたと思いますが、生活体制整備事業につきましては、公民館を高田地区の場合、公民館を主体として事業を推進して、全町展開をしていくことになってございますので、またこちらのほうもご理解をいただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  この前と変わらんとおっしゃるけど、変わっちゃったんですよ。利用者からそういうようなことまで、では元通りにしたらいかがですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  そういう実態が私のところには届いておりません。前回も申し上げたとおり、議会に議員に持ってくるのではなく、町行政のほうに持っていただければ課題が解決している場合もございます。 ここで騒がれるだけで、何の解決にもならないというふうに思います。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長としての答弁残念でなりません。 あなたがそういう困っている町民の声を聞く努力をなさらなくてはならないんです。ほかにもいっぱい町民の要求はあるじゃないですか。町長というのは偉い人じゃないんですよ。 4番目の質問に移ります。 休耕田、放棄地等の除草対策への行政支援が必要と考え、町長の見解を方針を伺いたく質問します。 休耕田や空き家、空き地が増加しています。隣接する田畑の耕作者が他人の田畑を勝手に除草することはできません。倒壊の危険のある空き家や放置されている宅地も同様で、隣接する住民は悩んでいます。 過日も町民の方から隣接する空き家のアスベスト壁の除去について私は相談を受け、他県に住んでおられる親戚の方にお願いの手紙を出させていただきました。いくら悩み苦しんでも他人の財産を勝手に処分することはできません。昨年、町にお願いして地権者に伝え除草してもらった休耕田の隣接耕作者から、今年も心配の声が寄せられています。 食の安定供給をはかるための農業に対する国の支援は経済の大原則です。農産物のアメリカ依存が一層加速し、農業に従事する若者はますます減少しています。 町民に最も近い町行政の農業後継者援助対策が重要課題と位置づけられなくてはなりません。しかし、現実は冒頭述べたような町民が悩み苦しんでいる状況が実態です。これらの問題はますます深刻な問題となります。町民要求を聞いてから対応を考えるのではなく、役場の業務として、実態状況を把握して対応策を考え、実行する体制づくりが必要と私は考えます。市川三郷町は大塚にんじん、甘々娘、大塚ごぼうなど、全国に誇れる農業の町です。農業従事者支援はもちろん、後継者育成支援も町行政にとって重要な任務ではありませんか。休耕田、放棄地等の迷惑防止対策にとどまらず、休耕田、放棄地活用のための農業従事者支援、後継者育成支援を町長に求めるものですが、町長の見解と方針をお尋ねします。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  休耕田、放棄地等の迷惑防止対策にとどまらない、農業従事者支援後継者育成支援についての見解と方針についてでありますが、まず休耕田等における隣接する農地等に対する迷惑防止対策につきましては、今後も所有者それぞれのご事情を理解し、相談や助言をし、丁寧な対応を心がけながら責任を持って土地を管理していただけるよう対応してまいります。 また、農業従事者への支援につきましては、国県の制度を活用しながら行っております。来年度予算の中から一つご紹介を申し上げますと、新規就農者への支援として次世代人材投資事業給付金がございます。現在、3名の方が来年度から本町内で新規に就農することを計画しておられますが、この制度は就農の定着を図ることを目的とし、その方々の収入が安定するまでの3年間、毎年150万円を給付するものでございます。 就農者を確保することで、遊休農地等の増加の防止などにつながるものと考え、期待をしているところでございます。 今後も県農政部、峡南農務事務所等と連携を図り、情報収集に努めながらこのような制度を活用し、休耕田等の解消につながる支援を行ってまいりたいと考えております。 また、新規就農者の育成休耕田等の解消にもご尽力をいただいております農業生産法人アグリ甲斐様とのさらなる連携にも努めてまいります。 なお、一瀬議員のお考えのとおり、休耕田等を農業後継者の方が耕作をし、再活用していただけることが望ましい対応策であると認識をしておりますので、農業委員会の皆さまとも連携を図り、ご協力をいただきながら休耕田等と農地を求めているいらっしゃる方のマッチング促進にも努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問がありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  就農に3名の方がというのは喜びとなります。私に相談された方もそうですが、農業に従事されている皆さんも高齢の方が多くなっています。それだけに、隣接農地の放棄被害が大きな悩みとなっています。休耕田のまま放棄されている農地の所有者は、高齢のために耕作できなくなったり、移住などの理由で除草の対応が困難な人など考えられます。休耕田、田畑で除草できない状況は行政として調査し、対応策も考えなくてはならないと考えます。ぜひ、そのへんでのご尽力をお願いしたいと思います。 農業後継者問題ですが、農業後継者問題は大塚地区をはじめ、本町においても重要な問題です。農業後継者育成支援は、町行政として緊急の重要課題だと考えます。JA未来をはじめ、関係する人たちと連携協議が緊急に求められると思います。 私の友人も農業を専業として取り組んでおりますが、年をとることによって農作業が大変になってきて、他県に住んでいる親戚の若者に農業を引き継いでくれないかと働きかけているという話も聞きました。 全国を市場として頑張ってきた誇りある町の農業を潰さないためにも、町行政として農業後継者育成支援を求めます。 私が大塚にんじん祭りに買いに行っていたとき、2つの問題を聞きました。1つは。大塚にんじん祭りに出荷されている若い、私より若い方からの相談でありました。これまで出荷者から手数料値上げされたことで、それまでは生産農家が自分たちの車で自分たちが販売していたが、肥料の値上げもあって手数料を支払うことが大変になってきている。手数料を、来年からは出荷をやめようとも思っているんですよという若い耕作者からの相談でした。 こうしたもの、もう1つ私が相談されたのは、これまで大塚にんじん祭りは舞台を造って、そして生産者の方々がそれぞれの車で販売していたということで、その舞台に4千万円からのお金がかかるということで、現在やっているような、にんじん祭りに変えてきた。そのとき耕作者の方たちからは、町へお願いをしたのが、その4,200万円という大塚にんじんを作った、甘々娘を作っている、特に大塚にんじんを支援するために、そのお金を支援してくれるという約束を行政としたけれど、いまだにそういう支援がないがどうなっているかという、大塚にんじんで、にんじん祭りを回って2つ関係者からの話がありました。これについては、どのように進んでいるのか2つの点についてお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  何点か具体的なご質問をいただきました。この点につきましては、今後、今ご議論いただきましたので、調査をさせていただき、対応させていただきたいと思います。 また、農業政策につきましては、明年度、連携をもって農業の町内全域に行き渡るように、また高付加価値化ということで取り組んでまいりますので、またご指導いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  次に、空き家の問題についてですが、空き家問題についてはこれまでも何回か質問してきました。今回はアスベストの壁問題で触れましたが、町民の方から相談を受け、この家に住んでいた方々がお亡くなりになられて、親戚の方へ、私は議員として関係する方から相談を受けていると、議員を名乗ってあえて手紙を出させていただいたんですが、まだ返事が届いておりません。 隣接する住民の方々は壊れかけているアスベストの壁が心配でならないのです。町内に空き家が多くなってきている中で、今回のアスベスト問題を初めとする家全体が壊れかけて危険な緊急な対策が必要な空き家が何戸もあると思います。行政としてチェックし、改善を図る働きかけが必要だと思いますが、このような対応策についてはどのような方針か。その辺についてお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども議員の質問の中にもございましたように、当事者の責任においてということになっておりますが、それに対しまして、私どもとしても調査をしているわけでございます。また、今具体的な事例などが紹介されましたけれども、この点につきましても調査、確認をさせていただき、対応させていただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  暮らしやすい、暮らしよいまちづくり、これが行政としてはやらなくてはならない仕事だと思います。そういう意味では、ぜひ行政としてもいろいろ調査し、また町民の声を聴く機会をつくりながら進めていただきたいと思います。 時間に制約がありますので、5番目の質問に移ります。 5番目、狭あい道路の拡幅や通行の安全、利便性のための町民要求に対する町の具体策についてお尋ねします。 最初に狭あい道路の拡幅について、お伺いします。 第1に七軒町から市川三郷病院に向かう町道についてです。この町道拡幅については、これまで何回も要求してきました。しかし、改善されないまま今日に至っています。地域住民からも私に要求が寄せられています。町当局としては、拡幅計画はどのように進めているのかお答えください。 第2に、南幼稚園の東側にある南線通り、中央通り、北線通りへとつながる町道の拡幅要望が私に寄せられていますが、町当局としてはこれまでに検討されたのでしょうか、お答えください。 次に道路の安全対策について3点、質問します。 第1に、西八代合同庁舎の南側の道路と国道140号線と合流する市川メディカルクリニック前の交差点は信号と横断報道がありません。非常に危険なので、信号と横断歩道を付けてほしいという要望が寄せられています。設置についてはいかがですか、お答えください。 第2に生涯学習センターの北側の中島動物病院の東側の道路でグンゼタウンの北側へ向かう道路に関わって2件の要望が寄せられています。その1つは、中島動物病院横の道路は路面がデコボコで雨の日は水が溜まってしまいます。役場へお願いして穴埋めの補修をしてもらっているが、道路舗装のやり直し改修をしてもらいたいという要望があります。また、道路に面した住宅が増加したので道路を拡幅してほしいという要望も寄せられています。町当局として対応していただきたいのですが、いかがですか、お答えください。 第3に、御陣屋の春日通りは、いろいろな蓋が重なっていて、年寄りが歩くのに大変なようです。近くの人は、中央通りを下って6丁目から南幼稚園のところを左に折れて市川本町駅へ行く道路をもっと歩きやすくしてほしいという要望が寄せられています。 歩きやすい道路面にすることは必要なことと考えます。改修していただきたいのですが、いかがですか、お答えください。 これまでの質問は日本共産党が実施した町民アンケート調査に寄せられた町民からの要望に基づいた質問です。 そこで、3番目に私が町長に提言したいのは、年1回区長会議で各区からの要望を聞くだけでなく、役場担当職員が定期的に町内を巡回し、交通量の時刻帯における状況調査、道路面の状況調査、信号、カーブミラーの設置状況の点検、防犯灯の活用状況等、町民の安全・安心対策を重視するための対応策が必要と考えます。改善策等について、町長の見解と方針を伺います。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 マイクシステムに不具合がありますので、暫時休憩します。     休憩 午前10時18分-----------------------------------     再開 午前10時20分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  狭隘道路の拡幅や通行の安全、利便性のための町民要求に対する町の具体策についての1点目、七軒町から市川三郷病院に向かう町道拡幅計画はどのように進めているのかについてでありますが、この道路は狭隘道路を拡幅整備事業にて整備を行うこととしており、住宅等の建て直しの際など、建築基準法の規定による後退をしていただき、道路幅員を確保するものとなっております。そのほかには、水路改修の際に溝蓋の設置を行うなど整備を行っております。今後も地区要望の内容を踏まえ、検討をしてまいります。 2点目、南幼稚園東側の南線通り、中央通り、北線通りをつなぐ町道拡幅工事の検討についてでありますが、この区間は町内に11路線ある都市計画道路の一つ、高等学校前線として計画決定がされておりますが、役場前線や、篭鼻川浦線などの道路を優先させ整備を進めてきたため、未整備路線として事業化に至ってはおりません。町では、数年来、沿線地域からの道路拡幅の要望はいただいておりませんが、令和5年度に予定をしている都市計画道路見直し業務において計画変更等の検討を進めてまいります。 次に、道路の安全対策についての1点目、西八代合同庁舎先の交差点へ信号機と横断歩道の設置をについてでありますが、信号機等の設置は県公安委員会の判断となります。信号機等の設置は、交通の安全等に有効なものであると考えておりますが、その設置が不適切な場合には車の通行を規制することとなり、渋滞発生を招くなど、逆に交通の安全に支障をきたす場合もございます。 このため、交通量や周辺の歩行者の状況、事故の発生状況などの設置指針が示されているところでございます。今後、地区要望なども考慮しながら、必要な場合には設置者である公安委員会と協議を行っていきたいと考えております。 2点目、中島動物病院の東側の道路について、舗装改修と拡幅の要望についてでありますが、議員のご質問にあるように、現在のところ陥没等の破損箇所に対しましては修理を行っております。舗装改修および拡幅につきましては、地区要望の内容も踏まえながら検討をしてまいります。 3点目、御陣屋の春日通り、南幼稚園のところを左に曲がって市川本町駅へ行く道路を歩きやすく整備改修後についてでありますが、こちらも陥没等破損箇所に対しましては修繕を行っております。歩きやすくとのことですが、地区要望の内容も踏まえながら検討をしてまいります。 また、区からの要望を聞くだけでなく、職員が定期的に町内を循環するなど、安全安心対策を重視する対応についてでありますが、職員による巡視は定期的に行っております。安全対策として重要なことでありますので、今後も行ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  答弁の中にありました市川メディカルクリニックのところの信号機については、答弁で理解しご努力をいただきたいと思うんですが、横断道の設置について答弁がなかったんですが、その点はいかがですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  横断歩道につきましても、規制ということで公安委員会の管轄となるわけでございます。横断歩道、最近、報道等でご承知のように、歩行者がいると車は止まるということでございまして、車の交通から見れば規制になりますし、歩行者保護の観点からすれば、これも安全対策ということになろうかと思います。双方そういう観点から考えまして議論いたしまして、今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私が、今回一般質問で取り上げた箇所は、担当課では現地を見てくださったと思いますが、役場職員が各区からの要望を聞くだけでなくて、後半で私が述べたように、諸々の状況を役場職員が点検することが必要だと思います。北線通りを16メーターに拡幅する問題での12月議会での私の一般質問への答弁で、町長は青洲高校の登下校時に道路幅が狭くて危険。そのために拡幅を拡幅理由の1つとして挙げておりましたが、中央通りの活用や他の町道の活用をはじめ、私が指摘した狭い道をいかに使いやすくするかということが重要だと思います。行政として大事な仕事だと思います。 高齢化が進む中で、古くて、狭い町道の安全のための改修が必要だと思いますので、ぜひご尽力をいただきたいと思います。 時間の制約がありますので、6番目の質問に移ります。 重度心身障がい者医療費助成制度の自動還付方式を以前のように窓口無料方式に戻すことを求め質問します。 物価高騰はとどまるどころか先が見通せない状況にあります。国民年金だけで暮らしている高齢者をはじめ、多くの町民から命と暮らしを守るための相談が私にも寄せられています。町行政としての、きめ細かい支援策が求められています。この質問をすることにしたのも重度心身障がいの子を持つ高齢の方からの相談です。役場の福祉支援課をはじめ、関係職員の支援体制は他町に比べ評価していますが、町民の方への知的障がい者への理解を求めるとともに、町長、教育長、教育関係者にもっと障がい者に対しての理解を深める勉強をしてほしいとも述べておられました、この方が。 重度心身障がい者医療助成制度は、国の施策で県や市町村にペナルティーの圧力をかけ、現行制度になっていますが、障がい者は無駄に医療受診はしていませんと切実に、この方が語っておられました。 私の息子も中学2年生になったばかりのとき、蓄膿症で入院し、激痛に苦しみました。妻が精神を患ったため、私が看病し、退院後も週3回通院したときの思いが忘れられません。 町行政の大切な仕事は懸命に生きている町民を励まし、助けるための諸施策の実践です。重度心身障がいの子を持つ、この高齢のお父さんの願い、重度心身障がい者医療費助成制度の自動還付方式を以前の窓口無料方式に戻してほしいという切実な高齢のお父さんの願いです。この願いに対する町長の見解と方針をお尋ねします。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  重度心身障がい者医療費助成制度の自動還付方式を窓口無料方式に戻してほしいが、見解と方針をについてでありますが、本県の重度心身障がい者医療費助成事業につきましては、それまで一旦病院で自己負担額をお支払いをし、お支払いをいただいた後に返還払いをしていたものを、平成20年に窓口無料方式に切り替えましたが、国の方針、指導により、平成26年から自動還付方式に変更されております。自動還付方式への変更に当たっては、国民健康保険事業における国庫負担金の減額措置が大きな要因となっており、県と市町村による高額な減額補填を回避するための苦渋の選択であったものと考えております。 このような経過現状の中で、窓口無料方式へ戻すことは非常に難しいものと考えますが、議員のご指摘の重度心身障がい者のお子さまを持つご家庭のご苦労は理解をし得るところでございます。 町といたしましては、国民健康保険に対する国庫負担金の減額措置の廃止について機会があるごとに県国への働きかけをしてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  国の施策で、県や市町村にペナルティーの圧力がかけられ、重度心身障がい者医療費助成制度が窓口無料化から自動還付方式に変えられたことにより、一度は医療費を立て替えて払わなくてはならなくなりました。このことにより、立て替えて支払うお金を用意しなくてはならない。障がい者の家族にとって、その負担は大変なことなのです。 行政でその住民の一番身近にあるのが町の役場であり、重度心身障がい者とその家族の生活状況、家計の状況を一番知ることができているわけです。苦渋の選択でと町長の答弁ではありましたが、この質問をすることにして、相談をしてくださった方のお宅を訪ね、その方から改めてお話を伺いました。重度心身医療費助成制度は、窓口無料化に早急に戻すべきだと思います。その点についてもう一度お尋ねいたしますが、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げましたけれども、やはり当事者にとっては非常に厳しいということは理解をしております。そういう中で、県も貸付方式とか、また今、新しい決済方式なども検討をしているところでございます。また、私どもといたしましては、国にも、先ほど申し上げましたように要望活動などをしていくということで、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  貸付制度があると、貸付制度を活用したらどうだということではありますが、そうした手続きをとることが、そういう重度心身障がい者を持っている家庭、それも私に相談をされた方は高齢なんです。私より2つ若いんですかね。それでももう76歳の高齢な方で、本当にそういう人たちをどう助けるかが末端の行政だと思います。ぜひそういう意味ではどうしたら助けられるのか。そういう町民の立場に立って支援の方法を考えていただきたい。そのことを強く求めるものです。 それでは、7番目の質問に移ります。 小・中学校の給食費無料制度は継続すべきと考え、町長の方針を伺いたくて質問します。 町長は4月から中学生の給食費の有料化の方針案を示されていますが、憲法第26条は「義務教育は無償」と定めています。国会での質疑の中でも授業料、教科書等はすでに無償となっていますが、段階的に給食費についても無償化を検討しているとの答弁がありました。 子どもたちが安心して食べられる生活環境づくりは、行政の大事な仕事だと私は考えます。町の財政困難を理由に、中学生の給食費有料化は許せません。 町の財政を困難にした原因は改めて述べるまでもなく、為政者の責任で町民には責任がありません。困難な財政に直面している町政に挑戦し、改革のために町長は先頭に立って尽力されておられます。 しかし、財政再建の目玉が教育、福祉切り捨てであってはならないのです。町長の仕事は、町が取り組む事業支援のために国会議員や県議会議員の力を借りて有利な補助金を引き出すことです。昨年の3月議会の最終日の令和4年度当初予算の反対討論で、私は細かく次の点を指摘しました。 第1に、100歳祝金が30万円支給されていたものを10万円に減額、100歳年金は月額3万円ずつ支給されていたのを廃止。 第2に、多子世帯子育て応援金制度の廃止。 第3に、市川上・下地区公民館の風呂の廃止。 第4に、低所得者水道料金減額補助金の廃止。 以上の4件のほか7件、11項目の町民に身近な諸施策を後退させることについて、次のように指摘しました。 子育て支援、高齢者の生活支援など、町民の暮らしに深く関係した身近な事業の廃止や縮小です。就任して早々の遠藤町長がどれだけこれらの事業内容を事前に研究しての廃止や事業の縮小でしょうか。就任したばかりの町長がやることではありません。あなたが廃止や縮小するこれらの事業は歴代の町長が町民のいのちと暮らしを守るために懸命に努力してきた高齢者や子育てを応援するために積み上げてきた大事な事業なのです。 それから1年経過し、今回、私が取り上げた中学生の給食費の無料化廃止の問題です。小・中学校給食費無料化制度は現在では近隣の市町村でも実施していますが、わが町の先進的な事業でした。 先ほどの反対討論の後半で、私は次のように述べました。 町長は多子世帯子育て応援金や100歳年金については、他の市町村にはない制度だから廃止すると答弁なされましたが、他の市町村にない福祉支援制度、市川三郷町の誇りではありませんかと私は指摘しました。 市川三郷町がこれまでに培ってきた子育て応援の諸施策を財政が困難を理由にこれ以上、後退させてはなりません。 小・中学校の給食費無料制度は憲法第26条と相まって継続すべきと提言するものですが、町長の見解と方針を伺います。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  小中学校の給食費の無料制度についての見解と方針についてでありますが、給食費は学校給食法第11条第1項において、学校給食の実施に必要な施設および設備に要する経費ならびに学校給食の運営に要する経費は設置者の負担とする。 第2項では前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費。つまり学校給食費、本町はまかない材料費とも言っていますが、学校給食を受ける児童または生徒の保護者の負担とすると定められてございます。 12月定例会の一瀬正議員の一般質問の答弁のとおり、平成30年度から小学生の給食費は無償化としており、中学生は平成29年度から1食当たり30円の補助を実施しております。令和2年度から4年度までは、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用して無償化とさせていただきましたが、令和5年度以降、臨時交付金が見込めない状況でございます。 一方で、コロナ禍に加え、国際情勢により世界的に食材価格が高騰をしており、このような状況はさらに長期化が予想をされます。このため、給食費の負担軽減といたしまして、令和5年度以降、当面の間、小学生は無償化を継続、中学生はこれまでのコロナ禍前の水準、30円補助から半額補助に拡大を図ります。また、価格高騰への対応といたしまして、1食当たり23円の合計509万円を公費負担として予算計上をいたしております。 今後、新たに国や県の支援策があれば、中学生中学生の給食費無償化に活用をしていきたいと考えております。 以上答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  あらゆる生活必需品が高騰し、町民の暮らしは大変な状況にあります。町民の命と暮らしを守る諸施策の実行が、今ほど求められている時はありません。私は12月議会の一般質問でも、この問題、中学生の給食勤務無料を継続することを求めて質問しました。町財政を困難にしたのは行政の責任であって、町民の責任ではないのです。それなのに、財政困難を理由に教育、福祉、高齢者支援をずたずたに引き裂いたのです。国県へ働きかけて財源を見つけ出すのが町長の仕事ではありませんか。 昨日の一般質問で、秋山豊彦議員が久保前町長への問題提起もされました。秋山議員の寄附の問題にも触れました。大きく財政を困難にした原因、ご存知でしょう。 生涯学習センター床問題がまだ問題になっている、あの生涯学習センター、2億5千万からの建設費のプラスでした。 保育園あんなところへ造っちゃいけない。具体的な反対を私はしました。しかし、指摘したとおり、保育園を造る場所ではなかったんです。そして園舎を造るために、それを支える杭打ち費用等の増加の中で1億円のプラス。問題にもなっている。青洲高校への町財産の提供。県会議員をなさっていた町長、あなたの県議の時代の話です。こうしたいろいろな問題の中で、今困難な町の財政はつくり出されたのです。 そうしたとき、子育て応援の諸施策を後退させる、そんな時では今ないんです。町民が苦しい中で懸命に生きている。一生懸命子育てをしている若いお父さん、お母さん、そのお母さんたち、正職員でない人の仕事を今奪われている状況です。私のところにも、大変なんですよという相談が若いお母さんから寄せられています。町長には、そういう町民の声が届いていないんですか。中学生の給食費、私は無料化を継続すべきと考えます。金額は先ほど町長が述べられたとおりです。町の財政の中で、あなたがいろいろな諸事業、国県へ働きかけて、新たな財源を取り寄せる。引き寄せる努力をなされば、こうした町民を助けることができるんです。何のために町長になったんですか。思いがあって町長になったんでしょう。まちをもっと活性化させる、町民がこの町に住んでいて良かったと言える町にする。そういう思いがあなたにあったのではないですか。いかがですか。 中学生の給食費、わずかなお金で助けることができます。ご答弁をいただきたい。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げたとおり、給食費につきましては、設置側、設置するものにつきましては公費負担ということでございまして、また賄い材料費につきましては、これは実際の子どもの成長に関わるものであって、これが保護責任とそれから教育の分岐点ということで、こういう規定がなされているというふうに理解をしております。 そういう中で、私どもは市川三郷町として今まで、小学生は無償化、全額補助をさせていただき、また中学生につきましては30円の補助ということでございました。これを令和3年度の決算状況から好転かが見込めましたので、4年度からは中学生については30円から半額ご支援をさせていただくということで、ご提案をさせていただいているところでございます。 決して子育てを後退させているところではございません。また、昨今の物価上昇については、全額これを公費で賄っているところでございます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、一瀬正君。 すみません、一般質問の途中ですが、通告された発言の制限時間に迫っておりますので、まとめをお願いします。 ◆14番議員(一瀬正君)  まとめろということです。まとめます。 町長、私の7つの質問というのは、町民が私に寄せてくれた。いろいろな要求を基に、町長に求めている質問です。町長、こうした町民の思いにあなたは懸命な努力をなさらなくてはならないと思います。私は強く、そのことを求めます。まだあなたの任期は1年半経過しただけです。これからあなたが行政に携わる中で、町民が子育て応援をしてくれてありがたい。お年寄りが長生きしてよかったと言える町。そしてよその町からいい町だから移り住みたいと言える町。それにはあなたのこうした行政のやり方では駄目です。もっと町民の声を聴いたり、勉強する中で、また、町の中を歩く中で、町のいろいろな施設も研究なさる中で、町民が満足できるような調整をつくりあげていただきたいことを強く求めて、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 これをもって、第14番、一瀬正君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は11時5分とします。     休憩 午前10時49分-----------------------------------     再開 午前11時05分 ○議長(丹澤孝君)  続いて、第5番、新津千吉君の一般質問を許します。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  これより一般質問を行います。 市川三郷町自殺対策計画についてであります。 市川三郷町の平成24年から平成29年の6年間の自殺者は合計23人と認識しております。町では、この計画を踏まえ、みんなで気付き、命を守る市川三郷町を基本理念に自殺対策計画を策定いたしました。本町の自殺対策計画は、令和元年度から例は4年度までの4年間となっていますが、計画期間中の取り組みと今後の対策など、どのように行うのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  新津千吉議員の一般質問にお答えをいたします。 市川三郷町自殺対策計画についての1点目、本町の計画期間中の取り組みと今後の対策についてでありますが、本町では平成30年に改定された山梨県自殺対策推進計画に基づき、平成31年に市川三郷町自殺対策計画を策定し、自殺対策に取り組んでおります。 計画期間基本理念は、議員がご質問の中でおっしゃったとおりでございます。この計画は、生きることの包括的な支援として推進、連携分野との有機的な連携の強化、対応の段階に応じたレベルごとの対策、実践と啓発を両輪とし推進、関係者の役割を明らかにし、関係者による連携・共同を推進の5項目を基本方針に掲げ、事前予防、危機対応、事後対応の段階ごとの施策を展開をしております。 なお、本計画では人口10万人当たりの自殺死亡数を平成29年の18.3%から30%程度引き下げた12.8%を目標としております。 現時点では、一昨年度での比較となりますが、令和2年度の人口10万人あたりの自殺者数は4.6人でございました。 次に、今後の対策についてであります。近年は、新型コロナウイルス感染拡大により、さまざまな研究や講習等が開催できない状況にありましたが、ウィズコロナの取り組みの一環として、3年ぶりにゲートキーパー養成講座を開催をいたしました。 本計画でも重点的に取り組んでおりましたが、引き続き地域の見守りネットワークの構築、充実が重要な取り組みと考えております。 翌年度からは、新たな自殺対策計画の策定に入りますが、今計画の検証を行うとともに、有効施策につきましては踏襲し、取り組んでまいります。 以上答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  2点目の質問に入ります。 山梨県の中でも非常に自殺される方が多いということで、人口比でも日本でワーストに入ってるというふうなこともあります。そんな中で、町のほうでもそうやって3年ぶりに講座を開かれたということで、このあと質問もするんですけども、ゲートキーパーの取り込み等もされてるんだろうと思います。 そんな中で、自殺対策計画提示後に、自殺者の推量推移を伺います。 町内における平成29年度の自殺者は、4名と横ばいで推移されてるようですが、令和に入ってからの自殺者の推移を伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  2点目の自殺計画提示後の自殺者の推移についてでありますが、自殺者の状況の公表については個人が特定されるおそれがあるため、ご家族やご親族の心中に配慮して公表を差し控えさせていただきます。 なお、人口10万人あたりの概算値ではありますが、令和元年度は6.4人、令和2年度は、失礼、令和元年度は6.3人、令和4年度は6.4人であります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  令和2年度、冒頭、自殺対策計画、そして最後は令和4年度ではなくて、令和2年度ということですね。 ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  自殺者の推移を公表すると、個人が特定されてしまうようなところもあるのかもしれませんけれども、いろいろな取り組みによって貴重な命を大事にしていただきたいと思っています。 そんな中で、ゲートキーパーの要請について伺います。 自殺を防止するためにゲートキーパーが果たす役割は極めて大きいものがあります。ゲートキーパーは身近で見守り、小さな変化を見逃さず、声かけを行うため、自殺を防止するためには極めて有効な人材です。平成24年に策定された自殺対策計画にもゲートキーパーを要請することになっていますが、町ではゲートキーパーの要請をどのように行っているのか伺います。 また、すでに要請されたゲートキーパーの人数についてもお伺いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  町のゲートキーパーですが、町長の答弁にもありましたが、現在コロナ禍ということもありまして、前回が3年ぶりの開催となりました。町の職員につきましては、機会があるごとに未受講の職員に研修を促しまして。未受講の職員に研修を受けていただいているような状態です。 今年度はコロナがありましたので、25名の参加となっております。 職員の参加者数につきましては、すみません、今、ちょっと細かい数字がありませんので、以後、報告させていただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  ありがとうございます。 ゲートキーパーのその講習を受けたという方が25名というふうなことなんですけれども、この中で職員と、職員以外に講習を受けられている方というのは、分けてどのぐらい、別々に分けて職員が何名で。福祉関係の方が何名とか分かりますか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  今回25名は全員が町の職員となっております。福祉関係とか、それ以外とかというのはすみません。今、ちょっと資料がありませんので、また後ほどお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  実は、私も先だって行われた人と人をつなぐ絆づくり講演会というふうなところに、参加をさせていただきました。これは回覧板にも入ってたんですけれども、その中で、講師に来られた志田博和先生の下で、一応この講習会だけかなと思って行ったんです。ところが、講習会に行ったら実はゲートキーパーの要請も一緒に兼ねてやるんですよというふうな話を伺いました。 この中で、普段のゲートキーパー講習会は、医学的な講義や聞き方のスキルアップ研修など、前半部分は今聞いていただいたというふうな形から入られまして、受けなくなって、今でも十分うまく話を聞ける人がいるというふうなことで、誰でもなれるよというふうな言い方をされてきました。 その中で、ゲートキーパーの大切な役割、やはりある命をこれ以上減らしてはいけないと。もちろん人口減少対策のところにもつながってくるんですけれども、非常に人口が少なくなってまして、県内でももう80万人を割っているというふうな段階で、やはり貴重な命を大事にしてほしいと、自然減は仕方ないんですけれども、そんなような観点から私も講習会に参加させていただきました。 その中で、峡南地域における自殺の現状というふうな資料は入っていまして、それについて児童・生徒の自殺について伺います。 厚生労働省のまとめとして、2022年度自殺者が2万1,584人に増加したと発表されていました。小中高生の児童・生徒が暫定値で512人となり、統計のある1980年以降最多だったと文部科学省のまとめで報告されています。 内訳は小学生17人、中学生143人、高校生352人、理由としては、高校では学業不振、進路に関する悩み。入試に関する悩み等であるようです。 また、都道府県別で最も多かったのは、山梨県で、次いで秋田県、宮崎県と続いていますが発見者ベースなので、毎年山梨県は県外者が多い傾向にあるようですが、それでも人口比でワーストランクにされております。 私は過日開催された自殺防止対策の研修会に参加して、その折に峡南地域の10代の自殺者が3名になるという統計結果が公表されました。若年者の自殺の原因は、交友関係、友人関係、先生との関係、家庭環境問題など。児童・生徒については、早期発見するために養護教諭は専門職への連絡通報を行う仕組みづくりが大事でありますが、本町のシステムは現在どのようになっているのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  相談につきましては、いきいき健康課のほうに特設ダイヤルを設けておりますので、直接相談についてはお受けしております。また、死亡ということになりますと、警察のほうに届け出が出ますので、警察から対応はしていただくような、町で直接自殺者に対して対応をとるということは行っておりません。 ○議長(丹澤孝君)  第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  学校からいきいき健康課のほうに窓口として相談に行くってことですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 教育総務課長、相川由美さん。 ◎教育総務課長(相川由美君)  学校の体制なんですけれども、学校内にスクールカウンセラー、あと心の相談員、県でスクールカウンセラー、町で心の相談員というものを配置しております。もちろん、養護の先生もそうなんですが、担任の先生等も含め、相談体制はできております。 その後、もっと相談をしたい場合には、県で配置していますスクールソーシャルワーカーも活用しながら、家庭とのつなぎをしていただいたり、もちろん町のいきいき健康課のほうにも相談をしたり、相談体制は構築をされております。 また、学期ごとにいじめ関係のアンケートもとったりしながら、その友人関係とか、そういうものもアンケート調査等をしております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問がありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  多くの自殺される場合には、個人で悩んだりしますから、相談に行けない場合もあるんですけども、この前で触れました。ゲートキーパーみたいな講習会をやはり先生方も受けてもらったり。もちろんこういった知識はお持ちだとは思いますけども、普段の行動、あるいは普段のいろいろな活動の中でちょっとおかしいなと思っているところがあれば、逆に気づいてあげて、その人をやはり皆さんに気づかれないように、その相談員のところに紹介してやったりで、心の回復を図ってもらうのは大事かなと思いますので、今後もそういったことを心がけて、ぜひ子どもたちを守っていただきたいし、また私たち社会にいる人たちもやはりいち早くちょっと普段の行動とおかしい。あるいは何か普段やっていることと違うことをやっているとか、ちょっと仕事へという気力がなくなっちゃって、何か変だよとか。家でいつもきれいに片づけているのに例えば散らかっちゃってるねとかというふうな場合があったら、ちょっと声をかけてやったり、その声をかけるときに、やはり相手が話しかけてきたら否定をするんじゃなくて、傾聴をするというふうな気持ちで、まず気持ちを静かに落ち着けてやるということが大事だというふうなことを教わってきましたので、そこらへんもまた皆さんで、町全体でゲートキーパーの役割ができるような形がいいんじゃないかと思いますので、一つよろしくお願いいたします。 では、次の質問に移ります。 ネーミングライツ導入についての質問です。 私は、12月議会において、遠藤町長に財源確保対策として町有施設の命名権を企業に与えて広告収入を得たらどうかという質問をしたつもりでいました。しかし、遠藤町長の答弁は、広告収入を得るためにネーミングライツだけでなく、封筒や町の広報紙なども有料としているという答弁でした。 町長の答弁は私にとって、私の思いとは全く違ったものでしたので、もう一度ネーミングライツについて質問させていただきます。 ネーミングライツは数ある広告収入の中でも、成功すれば桁違いの収入が得られることから、すでに多くの自治体が実施しています。増穂でも、はくばく文化ホールという命名がされているようです。 ネーミングライツは、この事業は、町の募集条件に合致した企業に命名権を与えるだけのことですから、リスクはゼロに限りなく近いと考えられます。したがって、低リスクハイリターンが見込める事業であると考えています。そこで町長はネーミングライツを積極的に取り入れる考えがあるのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ネーミングライツを積極的に取り入れる考えについてでありますが、ネーミングライツとはスポーツ施設や文化施設などの施設の名称に、スポンサー企業の社名や商品ブランド名を付与する権利であり、命名権が付与され、事業者から命名権の対価として金銭の納入を得て施設等の運営および維持管理に要する費用の一部に充てる事業であります。 本町では令和5年度より財源の確保を図るため、ネーミングライツ事業の実施を予定しており、実施要項を整備する予定でございます。 ホームページ広報等で周知をしてまいりますが、今年度スタートしたラウンドテーブル市川三郷の参加企業様にも、個別に周知をしていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  私は、ネーミングライツは町が新たに投資する必要がないために、全くリスクのない事業だと考えています。今の答弁のとおりですね。したがって、遠藤町長が決断さえすれば直ちに実行できる事業ですので、早急に決断していただきたいと思います。 今言われたように、令和5年度から行うというふうなことであったと思いますけれども、そこらへんをいち早く取り組んでいただきたいと思います。 なぜ、私がこんなような質問をするかといいますと、昨年度提案提出されましたニードスポーツセンター財政赤字だというふうな話から、これを12月に少し入れて、今回はその遠藤町長の本気度をちょっとお伺いしようと思って質問させていただきました。 もしリスクがあるとすれば、募集しても企業は全く応募してこないかもしれません。しかし、こういうときこそ、遠藤町長の幅広い人脈と、長い政治経験を生かし、多くの企業に参加してもらうようにするのが、町長の手腕の見せ所であります。 そこで、この事業について検討状況についてお答えいただきたいと思います。募集時期は民間企業も予算がありますので。年度初めの4月が最も適していると思いますが、いつ募集を行う予定か。お伺いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  令和5年4月に実施要綱を整備しまして、直ちに募集を開始いたします。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  ネーミングライツの対象施設は、先に町長がちょっと述べましたけども、本町には歌舞伎文化公園、碑林公園、生涯学習センター、町民グラウンド、ニードスポーツセンター、つむぎの湯など、さまざまな施設があります。このほか町有施設にもネーミングライツにふさわしい施設がたくさんあると思いますが、町長はどのような施設を対象にすると考えているのかお伺いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  新津議員が今おっしゃった以外に、富士見ふれあいの森公園、そして市川三郷町武道館、そして三珠の農村広場、富士見スポーツ公園野球場です。以上が候補となっております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  募集の対象企業についてお伺いします。 ネーミングライツの対象企業は、県内、いや県内企業はもちろんのことですが、本町にとってあまり効果がなかったこのPayPayポイントの事業で人材を派遣していただいているソフトバンクや、各種相談先として深く関係している日本体育大学などにも、町長自らお願いに行かれたらどうかと思いますが、町長の考えをお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  ソフトバンクのほうですが、ソフトバンクとしては一切ネーミングライツというものは受けておりませんし、企業版ふるさと納税のほうも一切全国に企業版のふるさと納税は納税はしないというのが会社の方針でございまして、あとはほかの企業に関しまして、また日体大に関しましても公益学校法人というようなことの中でのくくりになりますので、スポンサーという部分では難しい部分になるかと思いますけれども、県内外の会社、企業さんにご紹介をして幅広く募集をしたいと考えております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  町長の答弁を求めます。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
    ◎町長(遠藤浩君)  まずは実績を作ることが重要と考えております。本町とつながりの深い企業に個々に対応してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  一概にちょっと確認しただけで、やっている、やっていないという判断されるのはどうかと思いますけども、やはり当たって砕けろじゃありませんけども、当たられるところは当たる、あるいはホームページでもちろん募集はするし、こちらのほうの窓口も広く門を開けておくというふうな体制をとらないと、せっかく計画を立てたけれども、誰も応募しませんでしたで終わってしまうと、またこれも計画倒れに終わってしまうので、できるだけ多くの企業。市川三郷町にはいろんな施設が、今たくさん、政策秘書課長が挙げていただきましたけれども、いろいろな施設が赤字を抱えながら運営をしております。 また、それを維持するためには、町民にも適切なサービスの使用環境を整えるというふうな観点からしても大事なネーミングライツでありますので、ぜひ本腰を入れてスポンサーを確保していただきたいと思います。 次に人口減少対策について伺います。 本町の人口は2005年10月に合併した当時は。1万8,709人ですでしたが、18年後の本年2月の人口は1万4,945人です。この間に3,764人が減少したことになります。 合併当時の六郷地区の人口は3,867人ですから、旧六郷町の人口とほぼ同数の人口が減少したことになります。驚くべきことに六郷地区ではおよそ33%の人口が減少してしまいました。町長は、この六郷地区の人口減少の状況をどのように考えているのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  その続きの質問も一緒にしてください。 ◆5番議員(新津千吉君)  人口減少の原因は自然減と社会減に分けることができますが、本町のこの1年間の自然減と社会減の人数を伺います。 ○議長(丹澤孝君)  もう一つ。 ◆5番議員(新津千吉君)  自然減は、高齢化が進む本町では致し方ないことですが、しかし社会減は政治や行政の力で食い止めることができます。六郷地区の人口減少は社会減が大きく要因と思われますので、行政の無策が招いた結果だと言わざるを得ません。町長は、人口減少に対してどのような方策を講じる考えかを伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  人口対策の1点目、六郷地区の人口減少の現状についての考えについてでありますが、合併当時2005年10月と、本年2023年2月を比較いたしますと、町全体では20%の減少、六郷地区は33%減少していることは認識しております。 2点目の本町の1年間の人口の自然減と社会減についてでありますが、令和4年1月から12月、1年間の自然増減、社会増減でありますが、出生が58人、亡くなった方が275人で自然減217人、転入は378人、転出が381人で社会減が3人でございました。 3点目の人口減少に対して、どのような対策を講じているのかについてでありますが、第2次総合戦略と人口ビジョンを策定し推進をしております。子育てしやすいまちづくり、移住定住しやすいまちづくり、将来を見据えたまちづくりとそれぞれの事業を展開しております。 また、第2次総合計画や教育大綱に示されております。ふるさとキャリア教育では、ふるさとに誇りを持ち、ふるさとを愛する気持ちを育てることのさまざまな体験活動を児童・生徒が学んでおり、ふるさとの未来を担っていく児童・生徒を育てる人材育成に取り組んでおります。 昨年、9月に公表されました。民間の調査いい部屋ネット住み続けたい街ランキング2022山梨において、市川三郷町が2位に躍進をいたしました。 その中の項目で誇りがある自治体ランキングでは、第1位、愛着がある自治体ランキングでは第2位という結果でございました。私が目指す、住んでいる人が地域を愛し、地域を誇り、地域に暮らす意義を実感できる住民本位の町地域づくりが、こうした形でご評価をいただいたものと実感すると同時に、住み心地のよいまち日本一への第1歩であると認識をし、行政サービスのさらなる充実と人口対策に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  先ほどの一瀬正議員の中にもそのような答弁があったと思います。やはりいろいろなことを掲げても、やはりみんなが市川三郷町に来て住んでみたいというふうな、やはり魅力が本当に発信できる施設があったり、あるいはそういう行動が目に見えるような形でないと、皆さんが住んでいただけないと思います。やはり住みやすいまちで2位になっても、人口が増えないというふうなことも、そこの一端に表れているのかなとは思います。 そこで六郷の公営住宅の空き家率は、県営が61.7%、町営が24.1%です。町長が公営住宅を改修も建て替えもしないで放置しているのは、六郷地区の人口が今後も増える見通しがないと考えているのかお伺いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  公営住宅の建て替えにつきましては、これは計画の中で推進をしていくわけでございます。六郷地区の見込みを想定してということではございません。今後も財源を模索しながら、推進には努めたいと思っております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  公営住宅の空き家率が高い原因は、改修や建て替えをしないまま放置しているからではないでしょうか。なぜなら町営住宅のうち、比較的新しい下河原にあります岩間団地は、33戸のうち修繕中の1戸を除いて、全戸が入居しております。このように、新築住宅には需要があると思われますので、公営住宅の建て替えを速やかに行う考えはないのか。先ほど予算的なことも言われていましたけれども、そういう考えがあるのかないのかはちょっとお聞きします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げたとおり、財源との兼ね合いがございますので、計画につきましてはもちろん取り組んでいるところでございます。ご理解のほどお願いしたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第5、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  社会減の大きな原因は働く場所がないということです。したがって、六郷地区に取って何よりも大事なことは、企業を誘致することです。今、六郷インターチェンジを活用し、宮原地区に企業誘致しようと民間コンサルタントを中心に話が進んでいます。昨年11月に地権者説明会が行われましたが、地権者のほぼ全員が企業誘致に前向きな考えでした。 地元の若者たちもこのプロジェクトを支援しようと立ち上がりました。しかし、このプロジェクトを成功させるためには、町長が先頭に立って進めていかなければなりません。そこで、遠藤町長に先頭に立ち、事業を推進していただくために、六郷地区の若者たちがプロジェクトを立ち上げ組織化し、遠藤町長をトップとして進めたい旨をお伝えし、快く引き受けていただきました。 そこで周辺整備について、速やかに前進させるお考えはあるのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  六郷インターチェンジの周辺の整備ですけれども、先ほど議員さんのほうからお話がありましたけれども、民間の開発業者、そして今六郷会という地元の中堅若手の方々での機運がすごく高まっておりますので、開発業者と町のほうも連携をして進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  このトップに遠藤町長が快くお返事をいただいたわけですから、ひとつ町長そこの意気込みを聞かせていただきたいと思うんですが。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ありがとうございます。当然会長を受けたからには、全身全霊をもって取り組んでまいります。議員の皆さまにもご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  遠藤町長は、このプロジェクトを推進するにあたってどのような課題があると考えているのかお伺いします。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  六郷インターチェンジ周辺ですけれども、議員さんご存じのとおり、田んぼを作っておられる方がおります。田んぼのほうを作っているんですけれども、高齢化が進んでおりまして、今はその土地の名義の方が作っているという方は大分少なくなっております。お米をたくさん生産している方々が2人ほどおりまして、大半はそこのお2人がその畑を借りて耕作をしております。自分で作っておられる方もおりますけれども、そういった方々の田んぼを作っているんですけれども、あそこの周辺を全部開発するということは考えておりませんで、田んぼのほうも残しつつ、周辺開発も進めていくというのが今のところの計画でございます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第5番、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  中には、やはりそうやって農地を生かしたいという方もおられると思いますけれども、やはり非常に大きな問題になっています人口減少、こういった取り組みのほうも粘り強く話をして、共存共栄じゃないんですけども、あそこに多くの企業が誘致できるよう、あるいは土地の整備をしていただきたいと思っています。 人口減少に歯止めをかけるために若者、特に女性が住みやすいまちづくりをすることが大事であります。そこで、このプロジェクトをどのように進めていくお考えかお伺いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  人口減少ということの観点で言いますと、女性がそこに住んで、住むということが人口の増加につながるということは認識しております。今、周辺整備のほうを開発業者と連携してやっているんですけれども、まだちょっと具体的にはいろいろ都合、開発業者のほうであまり情報が漏れるといろいろ進むのに支障を来すというようなことで、私どもも進出企業とかは伺っておりません。ですので、そのへんはご承知おきください。 以上でございます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問がありますか。 第5、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  アイデアを出せば、市川三郷町でも住みたいというふうな方が多分来られると思います。日本全国の中でも、先だって紹介されていましたけれども、若者夫婦がこぞってそこに来たいというふうなことで、人口が逆に増加しているというふうなところがありました。 また、それはそれで町の中でいろいろなやり方、政策があって、そういうふうに都会から若者が20代を中心に、相当多くの世帯がその地へ越してきているというふうな情報もありますので、やはりいろいろ前向きに施策を取り込むときには、魅力ある町を発信しながらやっていただきたいと思います。 次に、消防団の寄附を募る行為について伺います。 先だって、大きく報道をされました。最後にはクエスチョンマークが入っているんですけれど、私も長年消防団20年以上、消防団にいましたので、いろいろな事情は分っております。 そんなことから、こうやって報道されると、ちょっと聞いておこうかというふうな思いから質問させていただきます。 消防団員の寄附を募る行為についてなんですけども、先日、山日新聞に消防団は行政組織として非常勤特別職の地方公務員であることから、寄附を募る行為は法令や条例規則に抵触する可能性があるとの記事が掲載されました。近年、消防団員は勤務地が地元以外であることや、早朝や深夜に出動しなければならないため、新入団員を確保することが極めて難しい状況にあります。しかしながら、地域の消防団は、火事はもちろんのことでありますが、災害救助や行方不明者の捜索など、さまざまな活動を行っていただいています。ぜひとも必要な組織です。さらに新入団員が少ないため、1度入団すると、高齢になっても退団することができないため、ますます敬遠されます。このように、消防団員には精神的にも肉体的にも負担をかけているところでありますので、地域住民はむしろお礼のつもりで寄附をしているところもあります。そこで町長は、このたびの消防庁の見解に対してどのように考えているのかお伺いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  消防団員の寄附を募る行為についてでありますが、本町において寄附を募る行為等についての調査はこれまで行っておりませんので、実態につきましては現在把握はしてございません。 また、町民からの問い合わせも今のところございません。今後、国や県による指導や調査に従い、違法性についても判例の有無等を調べてまいりたいと思います。その結果、違法性があるということであれば、法令に従い改善をしてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問はありますか。 第5、新津千吉君。 ◆5番議員(新津千吉君)  消防団という団体は特殊の団体ではありますけれども、非常に普段からいろいろなことで活動、活躍をされているわけです。ですから、住民の気持ちも汲んでやるところも大事かなと思いますので、今後とも一つよろしくお願いします。 私の質問を終わります。 ○議長(丹澤孝君)  先ほど、1番目の自殺対策計画の質問の中で、いきいき健康課長が後ほどと、答弁するという項目がありましたので、いきいき健康課長から答弁をお願いをします。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  先ほど、議員のほうからご質問のありましたゲートキーパーの養成講座の受講者数ですが、職員につきましては重複も含めますが、170名が受講しております。 職員につきましては人事異動がありますので、先ほど申しました福祉関係が何名とかという内訳はちょっと分からないですけれども、25年度から受講が始まりまして、昨年度まで170名、未受講者は16名となっております。大半の職員が受講済みとなっております。 職員以外につきましては、児童民生委員なんかの方などにも受講していただきまして、職員以外の方は148名受講されております。 以上となります。 ○議長(丹澤孝君)  以上の答弁でよろしいですね。 ◆5番議員(新津千吉君)  以上で、質問を終わります。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第5番、新津千吉君一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は午後1時、ちょうどとします。     休憩 午前11時55分-----------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 続いて、第11番、笠井雄一君の一般質問を許します。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  一般質問を行いたいと思います。 本町の行財政改革についてお伺いいたします。 12月の一般質問では、本町が抱えている財政問題に対し、私としては、少なからずとも町と議会が一体となって、この危機を乗り越える機会になったとことを感じております。 同時に、議会人としてまだまだ納得がいかない政策や事業について、徹底した議論を重ね是々非々の立場で質問していかなければならないことの決意もさせていただきました。 今回は町の政策、特に行財政改革に結びつく事業や取り組みに対し、さらに踏み込んで聞いていきたいと思います。お互いに町民目線に立ち、現在そして未来へ続く町の将来、これらについての政策の実行をお願いいたします。 まず私は、率直な意見として、町にとってはもちろん、未来のことも大切ですが、この逼迫した財政状況下では、現在や1~2年先の近未来型の効果的な政策をスピーディーに実施していくことが最も重要だと考えております。端的に言うと、今は未来型の投資事業はナンセンスだと思います。もう少し分りやすく言うと、ここ数年の踏ん張りがなく、未来の投資に重きを置きすぎて、成果が出る前に街が死んでは意味がない。バラ色の未来は今をどうするのかということにかかっているのではないかと思っております。 万一、町が死んでしまったら。息を吹き返すことはほとんど不可能に近いと思います。財政破綻した夕張市を見れば一目瞭然です。町も夕張市の一歩手前かもしれませんが、まだ何とか改善の余地はあるかと考えておりますので、何点か質問させていただきます。しっかりと私だけではなく、他の議員、そして町民にも分りやすい答弁をお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 ここで区切りでいいですか。 笠井議員、通しで全体ではなくて。 ◆11番議員(笠井雄一君)  一緒にやってもらいましょうか。 もう1点は、機構改革は行政改革とどのように結びつくのか。本町では行政改革、財政再建策というと、必ずと言っていいほど機構改革という言葉が出てきます。財政再建のベースとなるための組織や行政システムを変えるとのことですが、どのような機構改革を計画しているのか。また、その改革により一体どういう仕組みにより財政再建ができてくるのか。そして。事業に即効性はあるのか。など、私は機構改革には財政再編の効果が見えてきません。その点を説明願います。分りやすい説明によりなぜ機構改革。どういう方法や手段によって行政改革、また成果がわかる。財政再建までの道のりについて水の理由について、答弁を求めます。 ○議長(丹澤孝君)  別々でいいですか答弁。 全体一緒ではなくて、ここで区切りで。 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  笠井雄一議員の一般質問にお答えをいたします。 本町の行財政改革についての1点目、機構改革は行政改革とどのように結びつけていくのかについてであります。 まず、どのような機構改革を計画しているのかについてでありますが、本町では平成17年の市町村合併以来、組織体制の大きな見直しは行われてきておりませんでした。この間、社会情勢は大きく変化をし、住民ニーズも多様化してきており、本町の取り巻く環境も変化をしてきております。 このため、こうした時代の変化に的確に対応し、必要な住民サービスを適切に提供していくことができるよう、町の組織体制を見直していきたいと考えております。 行政改革との関係についてですが、今回の機構改革の大きな目的は時代の変化に応じた行政サービスが提供できる組織体制の構築です。この組織改革を進めるに当たっては、検討過程において、事務事業や公共施設の見直し、事務量の適正配分など、町の業務全般の見直しが必要となります。こうした作業を行う中で、事務業務や職員数の適正化などの検討を進め、行政改革につなげていきたいと考えております。 令和5年度の組織改革においては、抜本的な組織再編に向けた体制整備を図るとともに、先行的に実施すべき課題への対応に係る一部の組織改革を第1弾として行うものであります。ポイントといたしましては、①人口減少が進むとともに、普通交付税の算定における合併時の特例なども終了し、町財政も厳しさが増してきているため、総務課内に行政改革を担う行財政改革推進係を新設いたします。 ②少子高齢化や人口減少の急速な進展に対応するため、福祉部門の再編を実施することとし、高齢者福祉業務の増加等に適切に対応するため、福祉支援課の高齢者部門である介護係、包括支援係、訪問看護ステーションを分離し、介護課を新設いたします。 少子化対策や、子育て世代の定住の促進を図るため、母子保健や子育て支援を強化することとし、子育て支援課を新設いたします。 ③といたしまして、町民の意見の政策への反映や、町の魅力の県内外への発信強化を図ることとし、総務課、広聴広報係の業務に、町長と直結する政策秘書課秘書係の業務を統合いたします。 ④といたしまして、課同士の連携が必要な横断的な業務の推進が必要となってきていることから、政策推進の要となる政策所管課に政策の立案や推進、庁内、役場内の調整等を総合的に担わせることとし、政策推進係に企画係の業務を統合いたします。 また、組織改革につきましては新設をする行財政改革推進係が中心となり、令和5年度に抜本的な再編の検討を進めることとし、町長をトップに全課長で構成する行政改革推進本部を設置した上で、全庁一丸となって再編を推進するものでございます。 2点目、その改革をすることでどういう仕組みにより財政再建ができてくるのかについてでございますが。組織体系としては、計画している新しいものをお示しをしておりますが、組織の見直しと併せて業務の見直しにも取り組み、公債費などの負担軽減には長い時間が必要なものもありますが、業務見直しの推進の中で経費削減も検討をしてまいります。 現在、事務事業については、町単補助金等の評価が行われておりますが、評価対象となる事業や内容などの見直しも必要かと考えております。また、人口減少が進むとともに、交付税の算定における合併特例も終了をし、町財政も厳しさが増している中、合併時の公共施設が現在までほとんどそのまま引き継がれ、それぞれに課題も指摘されてございます。利用者、地域の声をしっかりと傾聴する中で、設置された目的や、その目的の達成度なども念頭に、公共施設の見直しも皆さまとともに検討をしていきたいと考えております。 こうした業務全般の見直しを進めることで、必要性の低くなっている事業や、公共施設の見直し、職員数の適正化などを進め、財政支出の抑制を図ってまいります。 一方で、財政の健全化を進めていくためには、歳入の確保も重要となってまいります。本来、受益者等が負担すべき財源を公費で負担しているものはないか。財政負担のあり方なども検証していきたいと考えております。 他方、職員のモチベーションがアップする中で、日々の業務に積極的に取り組んでいただけるようにしていきたいとも考えてございます。職員がポジティブに取り組むことで、おのずと工夫が生まれ、経費や費やす時間の削減などを実現することで、これまでよりも業務効果が上がり、職員が本来業務として行わなければならないコアな業務に費やす時間が増えることで、結果として住民サービスはよりクオリティの高いものが提供できるものと考えております。そのためには、公平性を担保する中でも頑張った職員さんがきちんと評価され、給与面でも少しでも報われるような運用を構築する必要もあるとの思いから、現在も改善に取り組んでいるところでございます。 次に業務に即効性はあるのかについてでございます。機構改革につきましては、来年度に向け、まず福祉部門の再編を行いたいと考え、今議会に関連する条例などをご提案させていただきました。 これは、少子高齢化の急速な進展や人口減少、社会の到来への対応が急務であり、福祉担当課の業務量が増加をし、その規模も大きくなっていることから、必要な取り組みに迅速かつきめ細やかに対応できるよう全庁的な機構改革に先行して再編を行ったところで行おうとするものでございます。 来年度は総務課内に行政改革の中心となる係を新設し、専任の職員を配置した上で、町全体の機構改革の検討に着手してまいります。 財政健全化への事業の即効性についてでありますけれども、機構改革の作業過程において行う事務事業の見直し等の効果は短期間で得られるものと思っております。しかしながら、公共施設の見直し等については、一定の準備期間が必要になるものと想定されるため、ある程度の期間を要するものと思います。 また、財政健全化自体について申し上げますと、その要因としてはこれまでお答えをしてきたもの以外に、公債費の増加も一つの要因であると考えております。公債費の削減には長い期間を要しますので、当面、新たな起債については、財政状況も考慮しながら適正な規模に抑制していく必要があるものと思っております。財政状況は厳しい状況にございますけれども、住民サービスに停滞があってはならず、また将来に向けて必要な取り組みにつきましては、着実に進めていく必要がございます。財政状況とのバランスを常に念頭に置き、早期の財政の健全化が図られるよう取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  長々と答弁をいただきました。私、12月にも財政問題について質問をさせていただいたわけですけれども、もう一度おさらいの意味で、ここからきっちりと答弁をいただきながら質問をさせていただきたいと思います。 町長は、12月の定例会で実質公債費比率および将来負担比率は国が示した健全化判断基準の範囲内にあると、私の質問に対して言っていました。これは、本町の財政状況は健全であるという捉え方をしていたわけですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  国の示す範囲の中では健全だというふうに理解をしております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  将来負担比率と単年度収支を分けて考えると言っているが、町の財政状況は単年度の財政運営の積み重ねではないか。将来負担比率は借金返済が将来に与える影響を予測したものである。なぜ分けて考えるのか説明をしていただきたい。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今議員のおっしゃるとおりでございまして、単年度収支につきましては、日々の努力により削減をできるものでございます。 また、将来負担比率につきましては、今までの事業に対して負担がかかるものも含まれておりますので、この点は分けて考えた、考えるべきだというふうに私は理解をしております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  分けて考える。本当にそういう解釈でよろしいですか。 町長、答えてください。本当にそういう思いでいますか。財政課長もそういう思いでいますか。はっきり言ってください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  個々の考え方については分けて考えるべきだというふうに思っております。総合的な財政全般については、恐らく議員が考えていることが正しい考え方だというふうに思います。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  そうでしょうね。そう思ってもらわなければ困りますよ、本当に。個々に考えるなんてことでは困りますよ。 健全財政であるために、経常一般財源のほうが経常経費充当一般財源よりも多くなければならないのが本町ではどのようになっているか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ちょっと私は意味が理解できませんので、もう少し詳しくお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  財政課長この意味分かりますか、私の言ってること。 分かる。では答えてください。 こんなことが分からないんですか。よく財政課長をやってますねあなたは。町長も分からないですか。副町長分かりますか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁求めます。 副町長、依田誠二君。 ◎副町長(依田誠二君)  経常的経費と臨時的経費に経費は分かれるかと思いますけれども、経常的に執行すべき財源についてと経常的に入ってくるお金、それの比較をして財政バランスはどうなっているかと、そういう指標だと考えています。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  そうなんですよ。これは、町長が何の努力もしてないでも、毎年恒常的に収入になる市町村民税や、地方交付税よりも毎年決まって支出しなければならない経費のほうが多いということですよ。そんなことは分りませんか。町長、財政課長。どういうことなんですか。それで、財政健全化をどうやって図っていくんですか、答えてください町長。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ご指摘につきましては、大変申しわけなく思っております。今後、議員のご指導いただきながら推進をさせていただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  議員のご指導じゃないんですよ。皆さま方、職員はじめ、町長である人がそんなことで町長に立候補するときに、町の財政状況がどういう状況か分っていて、町長に立候補したんでしょう。そうじゃないんですか。 私が心配してるのはそのへんなんですよ。もう少し町の財政をしっかりとみんなで考えてくださいよ。今副町長が言うとおりなんですよ。副町長、今度町長になったらどうですか。うち町の。 こんな単純なことがですね。職員の中でも分かっている方はいらっしゃると思いますよ。財政担当を経験した課長さん方では分かると思いますよ。 私は役場に勤めていても、財政畑は一回もやったことはありません。でも、このぐらいのことは職員であれば分っているはずなんですよ。総務課長、そうじゃないですか。 私は、昨日から何人かの議員さんが一般質問をしております。私は夕べ、一晩中眠れませんでした。残念かな、答弁が曖昧の答弁ばかり。本当に残念で、議員をやっているのも本当に嫌になりました。そのくらいの気持ちで、この町を何とかしなければならない。この財政状況を何とかしなければならない。こういう思いで私はいるんですよ。職員の皆さんは分かってくれますか。みんなで考えましょうよ、真剣に。 町長は、財政の健全化するためには経常経費を削減する必要があると思うか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  その点につきましては、昨日もご答弁させていただきましたが、経常経費削減についても努力をしていく必要があると思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  それでは、経常経費の主なものを教えてください。また、その割合はどうなっているのか。このへんについてもお答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  経常経費の主なものといたしましては、まず人件費、こちらについては令和5年度予算、今回提出させていただいた予算書の、それでは人件費ということで構成比としては令和5年度予算としましては18.92%、扶助費こちらも構成比としましては12.92%、あと公債費ということで、こちらの構成比が14.97%ということで、主なものとしてご説明させていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  財政課長さん、そのへんは町長にも良く教えておいてくださいね。町長が答えられないんでは困るんですよ。それで、今、財政課長のほうから説明があったわけですけれども、経常経費のうちですね。まず真っ先に削減しなければならない経費は何だと思っていますか、町長答えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず真っ先にということでございます。先ほども答弁をさせていただいておりますが、公債費につきましては時間がかかるものと理解をしております。また、人件費につきましては、事務事業との関連もございますので、これもしばらく時間がかかってくるというふうに思います。手がつくところに対しましては扶助費の削減が即効性があるというふうに思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  そのような財政状況の中で、私は昨年12月の定例会で、私の一般質問させてもらったわけですけれども、わが町の財政は、何もしなければあと3年ぐらいしかもたないのではないかと質問をいたしました。その答弁がそんなことはないという答弁をいただきました。 その根拠を、町民にもよく分かりやすく説明をしていただきたいと思います。大丈夫だという説明をよろしくお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  職員一丸となって財政再建に向け、今取り組んでいるところでございます。このことによりまして、扶助費削減を先行的に行い、また機構改革等によりまして人件費などの予算なども削減などする可能性も出てくるということでございます。将来に渡って、財政再建に向けて取り組んでまいります。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第11番、笠井雄一君。 ○議長(丹澤孝君)  昨年度ですね。地方交付税の前倒しがあったと説明を財政課長のほうからあったわけですけれども、今年度の地方交付税の見込みは、先般初めに町長のほうから所信の中で、交付税額はお聞きしたわけですけれども、今年度の地方交付税、前倒し分ですね。今年度はどのようになっているのかお聞きいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  本年の前倒しというのは、本年の地方交付税で。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私の質問が理解できないようですので、去年、前年度、3年度ですね。4年度ですね。4年度の予算で交付税が前倒しになったという、前倒し分があるという答弁をしましたよね。交付税の前倒しやってますよね。 12月のときにそういう答弁しているはずですよ。 ○議長(丹澤孝君)  時間かかりますか。 暫時休憩します。 答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  金額的には7,358万6千円になります。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  そうしますと、今年度はその前倒しをした分についてはどういうふうになるんですか。5年度予算では。
    ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  今年度、特にその分で減額とかというお話はございません。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  それでは、本年度の予算編成に当たり基金、家庭でいえば預金ですね。この取り崩し額はおいくらですか。また、残りの基金は財政調整基金ですね。いくら残るか教えていただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  ちょっとお待ちください。すみません。 本年度の財政調整基金の取り崩し額は6億6,950万7千円になります。 よろしいですか。その上で令和5年度の残高の見込みが12億9,682万9千円です。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問ありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  町長。午前中の答弁で、前年度に比べ財政が改善できたという答弁があったわけですけれども、若干ではありますが、改善できたという答弁がありましたけれども。改善できていながら新年度予算へ基金を6億8千万円、7億円近くを基金を取り崩すということは、残り私が12月議会で言った、3年で危ういですよということは7億円近い金をあと2年間下ろしたら、基金ゼロになりますよね。 それが改善ができたっていうのは、もし町長、秋山議員が、昨日もちょっと言ってですけど、市町村数が若干異なるので、1,700私の記憶では24だと思うんですけれども、その中で、わが町は経常収支比率が98.1なんと。98.1ということはどういうことかと言いますと、残り使える金がいくらかということになるんですよね。全国で第11位ワースト。山梨県ではワースト1。それに将来負担比率については、県下でワースト1、全国で1724町村のうち25位なんですよ。恥ずかしい話じゃないですか。 これは、私たちにも責任があろうかと思います。今までの議会にも責任があろうかと思います。私は。議員になってから財政に注視し、町でやる事業、これはまずいという事業には全部反対してきました。ときによっては少人数の議員さんで、反対したこともありました。そうなんですよ。思い浮かべれば、今日、一瀬議員も発言がありましたとおり、市川高校の再編に伴う用地の無償提供、県へです。これも反対しました。いろいろな分野で、建設分野においても反対してきましたよ。結局、そういうことが今につけが来てるんですよ。 私は本当に残念で残念でかないません。もしそれで町長、うちの財政は本当に大丈夫だというであれば、ここで町長、町民に対してこの場で大丈夫宣言を出してくださいよ。 答弁を求めます。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  令和3年度の収支、単年度収支につきましては黒字の計上でございました。昨日申し上げたとおり、令和4年度についても改善傾向でございます。 今、財政調整基金の取り崩し額これは予算ということで計上させていただいておりますが、これを事務努力によりましてゼロに近づけていく、あるいはまたプラスに近づけていくことが私たちの責務だというふうに思います。 これを繰り返していくことによって、財政は健全化していきます。今後とも今やっている改革を推進をすることで、取り組ませていただきたいと思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  そんなに簡単に改善できる問題じゃないんですよ。今のところ大丈夫宣言は出せないようですね。町長が認めました。 町長は、財政健全のためにスクラップアンドビルド、それは施設の統廃合を行おうとしているが、廃止事業や施設名を明確にしていただきたいいかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  施設の存廃統廃合につきましては、明年度私が親方になりまして、改革については推進をしてまいります。そういう中で、所管課を設けてきっちりと取り組む所存でございます。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  2~3年の間になんて言っていたら間に合いませんよ町長、財政持ちませんよ。スピード感を持って、グッグッグッと前へ進めなければ駄目なんですよ。何度も言ってるじゃないですか。スピード感を持ってという話はですね。そんな余地はないんですようちの財政は、財政状況は。よく、そのへんを胸に置いてくださいね。 給付型から給付支援型から公共支援型に転化すると言っていますが。見直すべき。給付支援型事業を、具体的に町民の皆さんに分かるように再度説明してください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  これは令和4年度の当初予算でお示しをしたものでございます。令和5年度につきましては、この推進は行いません。公共支援型の充実に向けて取り組んでまいります。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  それでは、給付型支援を、公共支援型に転換するが、具体的に公共支援型へどんなふうな具体的に提示し、具体的にするのか提示していただきたいと思います。公共支援型に転換する。具体的に転換するものを、具体的に提示していただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  簡単に言えば、ばらまきを止めてみんなで使えるものへということが原則になっております。先ほどの議論の中で申し上げれば、扶助費の削減というところに当たるかというふうに思います。 具体的な支援対象といたしましては、例えば南小中の屋上改修であるとか、あるいは通学路の安全確保対策などに当たるというふうに思います。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  前久保町長は、個別給付を行うことによって、長期にわたり町長を続けてきたのではないでしょうか。それが財政を悪化させたということか。町長はどう思っているかお答え願います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  全町政につきましては、私の評価するべき問題ではないというふうに思います。今置かれた現状を改善していくことが、私の責務と理解をしております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  おかしいですよね、ではなぜこれだけの。町が苦しくなったか。何があったからこそこうなったか。町長、分ったでしょう。原因は何だったのかということが、お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁をまとめます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  先ほども申し上げたとおり、以前についての正の財産、負の財産については、私の評価すべき課題ではございません。私は今に置かれている立場を、今の時点の現状を改善していくことが、私の責務と理解しております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  原因がわからずどうするんですか。原因がわからず、今後どうしていくかということを、何が原因だからこうなったか。それに基づいてどうするかということを考えるのが町長の役目はないですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  だから令和4年度当初予算で個別給付型から公共支援型というふうに予算を再編成をさせていただき、また機構改革、またいろいろな施設の統廃合等も検討とさせていただいているところでございます。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  町長は、施設を廃止して、財政改善を図ろうとしておりますが、この手法は町民だけに負担を強いているとは思いませんか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  財政の悪化は、逆に町民の負担につながろうかと思います。健全な活用によって、町民の福祉向上につなげ、そして町民の負担を軽減していくことが目的となると理解しております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  町長は、この方法で、この1~2年間に、このような方法で、効果が上がると思っておりますか。どう思っています。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  令和5年度末には効果が表れてくるというふうに理解をしております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  何かどこまで心配すればいいのか、私にはからないですけど、そうであれば2年先ぐらいには財政健全化は図れるというそういう解釈でよろしいですか。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  現段階でも、この物価高騰あるいは電気料高騰の中でも健全化に向かっているということをお示しをさせていただいておりますので、今後もさらにそれを加速していくということになります。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  だから、健全化に向かってるのであれば根拠を、どういう根拠でここをこうしてこうなるからという、そのへんの詳細について、財政的に健全が図られるんだよという、その根拠を示してくれと、私がさっきから言ってるんじゃないですか。示してくださいよ。 漠然と健全化が図れるなんてことでは困りますよ。具体的にこういうことをして、こういうことをして、こういうことをしてできるんだっていうことを証明してくださいよ。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  財政調整基金のことを申し上げましたが、令和4年度について申し上げますと、予算当初予算の編成時には6億6,900万円ほど財政調整基金を取り崩しておりました。それが3月の決算の時点で3月の補正予算の時点では7,300万円ほどに減っております。財政調整基金の取り崩し額が、これがまた5月の出納閉鎖が終わって、決算時にはもう少し額が減るんではないかと予想しております。 ですから、こういうものと合わせて、あとは町長が先ほど答弁申し上げたもののようなもので、財政再建にも向けていけるんではないかと思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私が言っているのはそういうことでなくて、財政計画の中で、例えばこれから返済していかなければならない分もあるんではないですか。そういったものは何年度に幾ら返済して、幾ら残ってということをしっかりと議員さん方にも、そういう財政計画を提示してもらいたいということを言っているんですよ。それによってわかるわけではないですか。何年後にいくら払っていて、収入が、歳入がいくらあってということで、財政健全化かどうかという判断がつくわけですよね。そのへんのものを示せと言ってるんですよどうですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  現時点では、令和6年度からは公債費が徐々に下がっていくという予測を立てておりますが、ただ新たに借り入れを行うものも、毎年出てきますので、それを鑑みますとこういう計画ですというようなちょっと、長いものはお示しできないかなということでお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  こういう事態になった原因は、先ほども言いましたけれども計画性がないからこういうことになっているんですよね。そうでしょう。計画性がないからいつ。どれだけ返して返済が少なくなるから、どこの家庭だってそうでしょうに。私前にも12月議会でも言いましたよね。計画性がなければ家も取られてしまいますよ。家は建てるは、車を買うは、一気に買ったら返済が重なって家も取られてしまう、車も返さなきゃならない。いかにうちの町が計画性がなかったか、そのへんの計画をしっかりと、返済計画もしっかり立てて、議会へも提示してくださいよ。今すぐにというわけにはいきませんから、早急にそういうものを議会へも提示してください。これは私からの要望です。 次に、機構改革による職員の適正化を説明していただきたい。よろしくお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  今回の機構改革。まず第1弾ではございますが、町長の説明したとおり、福祉部門の再編をしていきたいということですので、そちらに人を配置し、業務量のバランスを徐々に取っていきたいというふうに思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  業務量のバランスは、どのようにして業務量っていうのはどうして決めてるんですか。業務量は、誰がどうして業務量がどのくらいあるかっていうことを査定してるんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁まとめます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  昨年度から導入しております業務量調査を全職員で今年度も対応しております。また、こういう調査は継続していくことで、その資料が明確になってくると思っておりますので、そんなふうに進めていきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  業務量を調査するには、非常に難しいんですよ。各課ごとにどういう事務量があってというと、みんなどこの課も、うちは忙しい、うちは忙しい、これだけの事務量がある。みんな言ってきますよ、どこの課でも、本当に真面目にやっている課はどうか知りませんよ。私もそういう経験をしたことがあります。よく、そのへんを考えてやらなければ、その課長さんがどこの課へ行くか分からんんですよ今度は。 そのために人事異動もちゃんとやったんですよ。私たちは当時、旧町時代には、課長を全員集めて、私が係長のときに人事担当をしていました。どこの課からも出てくる、みんなうちは忙しい、うちは忙しい。その時に私が言ったのは、課長さん方に言ったのが、皆さん、明日はわが身でどこの課へ行くか分からないですよと。どこの課にどれだけの業務があって、どれだけの苦労をしなければならないかということは、分らないんですよ。そういうことで平に考えてくださいという手法で、みんなに納得してもらったことがありました。 だから事務量が多い、多いの調査なんて言うのは、みんな忙しいって言いますよ。それはみんなでよく、平にして考えて、やっぱりやるべきではないかって。これは私の思いでありますので、そのへんについてはどう思いますか。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  各課の聞き取りを総務会でも行っております。その中では、議員さんのおっしゃるとおり、どこも忙しいということが上がってくるのは当然だと思っております。自分たちの仕事を責任を持ってやっているという自負があると思いますので、そういう言葉が出てきて当然だろうと思っております。 先ほどから言わせていただいています業務量調査は、そういうソフトがありまして、区分があって、それに対してどのぐらいの時間でやっているかということが集計ができるものでございます。ですから、感情的なものではなくて、ちゃんと数値化できてくるというものでございます。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  町長にお伺いいたします。 町長は、保育所へ何回、伺ったことがありますか。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  コロナ等の感染状況があったことも考慮いたしまして、私自身は控えてございました。当然、私もそのことに対しましては前向きに考えておりましたけれども、ことあるときなどに、計3~4回ほどは行かせていただいております。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私がなぜそんなことを聞くかといいますと、今回の機構改革に当たって保育所と、いきいき健康課、それに該当する課が、今の福祉支援課ですか、ここが該当しているということで、私は実は保育所のほうへは、以前から何回か、保育所のほうへ行かせてもらっています。といいますのは、過去に保育所ができて間もなく、私が保育所に行ってみた時に、建物に亀裂が入っていたんです。総務課長は知っているか知らないですけど。 地盤へも若干亀裂が入ってまして。早速、私も小川議員も、元そういう仕事をしてましたし、私も建設上りの人間ですので、2人で行って、小川さんにも一緒に見てもらったんです。どうなのかなと、これは地盤から来ているなのか、それとも上塗りからだけなのかなということでて、とりあえずそんなことで行ったのをきっかけに、何回か気になって帰りに寄ってみたりして見ていたんです。たまたま先日行った時に、対象になるのが保育所と、いきいき健康課の子育て支援係、それに福祉支援課の関係だという話を聞きまして、行ったら保育士さんたちが大騒ぎしていましたよ。何があったのかと思いまして、いきなり副町長が来て、こういうことを言われたという話をしましたよ。 副町長は、その時に行って、どういう説明をしましたか。まだいいです。まだいいです。 私は保育所へ行って、保育士の皆さんが、子どもたちを、大切な子どもたちを預かっている保育士さんたちが、一生懸命脇目も振らずやっている姿を目の当たりに、今まで見てきました。大変だな、保護者から苦情が来たり、その都度、自分たちが対応しきれない部分は課長に行ってもらったり、係長に行ってもらったり、大変な業務なんですよ。保育士さんたちの暴動が起きそうだったです、私がこの間行ったら。 いきなり行って、誰がそういうことで決めたんですか、町長ですよね当然、機構改革する頭は町長ですよね。町長が、そういう事態が保育所の中身を分かっていなくて、機構改革を簡単にできますかそこを対象に。すごいんですよ、何があったのと聞いたら、なかなか言わんですよ私には。黙っているようにって。こういうことは人事関係の担当は総務課長ですよね。誰が決めたですか、課長たちは知りませんよ。条例出てきますよ、今度は。議会も知りませんよ。 先日、全員協議会でも一言も言いませんでしたよね。中身言いませんでしたでしょう。条例が出ますだけでしょう。ひどいですよ、もっと進んでますよ話は。 また、一昨日か、私が帰りにちょっと寄ったら、もう情報のほうではあそこの機器の配置とかを見に行っているだそうですね。議会へ提案する前に、どういうことですか。いかに議会を、バカにするってことですよ。 提案する前になんですか、軽視するんじゃないよ議会を。議員たち全員も真剣にやってるんですよ。どういうことだ。町長、応えてください。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  機構改革の推進については、これは最重要ということでございまして、私どもは事前に公表するということはさせていただいておりません。当然、議会と相談をさせていただきながら推進をするわけでございますので、まず議会のほうにお話をするということでございます。その説明をするための準備として、調査なども必要であればやっていたということであります。 まず、一番最初に議会にご相談をするということが鉄則になっております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  副町長、依田誠二君。 ◎副町長(依田誠二君)  先ほど、保育士さんたちは大騒ぎしているということで、いきなりという話でどういう説明をしたかという、私に対しての質問がありましたので、それについてお答えいたします。 組織について、子育て分野のほうを強化する必要があるだろうと、国の動きもありますし、議員の皆さんからも子育ての関係はよく質問を受けてます。 保育課と子育て支援、保育課保育係、子育て支援係を一緒にすることは、決して保育を置き去りにしていくわけではございませんし、今回の改正の趣旨については、こういう趣旨で子育てを全体をやる。保育だけでやるんではなくて、お子さんたちが抱えている課題というのは幅広くありますし、それらを今、子育て支援係が担っている部分とかと連携していく必要もあるだろうというようなこともあって、今回再編の一つとさせてもらっています。 確かにいきなりという話については、もう少し早く説明すべきだったとは思うんですが、もう少し早くするつもりではいたんですが、ちょっと遅くなって、そのことについてはこの間、保育課長、保育係長、町立の4保育所長、園長さんたちに来ていただいて、そのへんは説明をして、ちょっと遅くなったことについては大変申しわけなかったというお話はさせてもらっています。 その場でどういう意見が出たかということですけども、やはり保育所を何か、保育所の機能を落とすとか、そういうことではなく、保育課をいきいきの子育てと合わせてということで、人員体制もそれなりに張り付けますので、保育業務についてはそれなりに携わる人数も増えますので、決して低下するというふうには考えておりません。 ただ1点、園長さん方が気にしていたのは、場所が今のいきいきのところになるのであれば遠くなってしまうと、それは心配されていましたのでそういう点については、また必要な対策をとっていきたいと思っています。 町立の保育所の運営もとより、保育課につきましては、民間の保育所も含めて全体を所管している課でございます。そんなこともありまして、園長さん方にはご説明をさせていただいたところです。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  私の聞いてるお話とはだいぶ違いますよね。いくつか、ともかくまず小さい課から手をつけるという話をしましたよね。いいです、あとでまとめて。 言いましたよね。小さい課って言いますと、保育課は保育士ならびに栄養士さん含めて50人以上の職員になると思います。小さい課なんですか。わが町の中において、そうじゃないでしょう。副町長は、保育課なんていうところは県もそうだし、そんなところはないと言っていますよね。 私がここに保育士さんたちがどういうことを言ったかってことをまとめてみたんです。保育士さんたちは、すごいことを、町長考えていますよ。町長。機構改革の最先端を行っていますよ。財政健全化にも影響しますよ。そこまで保育士さんたちは考えているんですよ。 いかにいい保育をしながら、なおかつ財政健全化へも通じるような案を持っているんですよ素晴らしいですよ。私、これ一晩抱いて寝ましたよ本当に。これこそが機構改革をすることによって、財政健全化も図れるんだなと。なぜそういうことを一部の職員だけでなくして、なぜ。 私、課長に聞きに行ったら、知らんという課長がいっぱいいるんですよ。一部の課長しか知らない。こういうことこそ、幹部職員全員でやらなければ駄目ではないですか。 保育所だけを孤立させてはいけませんよ。総務課長、あなたが保育課長で行くかもしれません。政策秘書課長、保育所へ行くかもしれません。保育所には、保育所のいろいろな悩みがあるんですよ。行ってみなきゃ分からんですよ。だから、町長も、副町長も、足を運んでそういうことをしっかりと聞く。課長も、副町長が行くまでは知らなかったらしいではないですか。 これはちょっと時間がないから読めませんけど、この中身はすごいことが書いてありますよ。保育所のいい保育をするためには、保育所の統合も考えているんですよ保育士さんたちは。そうすれば、今保育士不足でいる中において、統合することによってより良い保育ができる。 ある保育所によっては、非常に危険地帯にある。南保育所ですよね。私も議員になって早々、私は土木屋さん上がりですので、あそこには地すべりがあるな、河川も天井川だ、ここで災害が起きたときには、子どもたちは大丈夫なのかなと、現地へ行きました。保育所にも寄りました。町長、見てるでしょ。災害が起きたらあそこはあれですよ。保育士さんたちはそういう思いで、いかに子どもを園児を守ろうか。どうしてやろうかという心配をいっぱいしてましたよ当時。私が議員になって初めての年に。 そういうことをも含めた中で、子どもたちは、いかに安全な場所へ避難させるためにはどうするか、間に合うのか、そういうこともいつも思ってやっているんですよ。 そのへんも、この今回の機構改革は時期尚早、みんなでしっかりと全課長、知恵を絞り合いながら機構改革が本当に財政改革へ財政健全化へ少しでもやるような方向性を定めていかなければならないんじゃないかって、私はこんなふうに思います。 どの議員さんも、当局側もなかなか言いにくいことなんですけれども、本当の財政健全化を図るためには、施設の統廃合、それと最近シリーズが載っています、学校統合。山日新聞に載っていましたよね。ずっと掲載されていましたよね。それをもう言いにくいことなんですけれども、やはりそのへんもみんなどこでもやってますよ。 副町長の出身の身延町、大変な学校統合しましたよね。当時、大変もめましたよね。議会の中でも揉めた、でもやってるんですよみんな。ボコボコにやられた職員もいたんですよ。南部でもやりましたよ。そういうことをやる中において財政健全化を図ってきているんですよね。 そのへんをも含めたことをしっかりと皆さんで考えていただきたい。これは私からの強い要望であります。 それに、非常に副町長には申し訳ないですけれども、何人かの議員から身を切る覚悟というような発言がありました。江戸時代に、副町長ではありませんね、町長ですね。申し訳ありません。 江戸時代に藩の財政危機を救った米沢藩の上杉鷹山、松代藩の恩田杢、この人たちは、まず、己の身を切ることによって藩主や領民の理解を得ました。しかし。わが町長は、自らの身を切るどころか。副町長は採用するし、まったく財政危機などを感じていないとしか思えません。 まず町長自身が身を切る改革をしてこそ、町民や職員が納得し、協力するのではないかと私は思います。町長の考えを再度お聞きいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ご指導いただきましてありがとうございます。 保育士の情報につきましては、私も入手をしてございます。その改革を進める上で、今回の推進は重要だというふうに理解をしております。また、保育士だけがその現場のことを知っているわけではなくて、全ての職員が町の職員は現場の内情を知っていて改革について取り組んでいるわけであります。ですから、今回の当初予算も6億何がしの財政調整基金の繰り入れがありますが、年度最終には健全化に向けて方向性が流れていくというふうに思っております。 また、明年度から全課体制ということで取り組むように指示をしておるところでありますが、これは忙しいときにはある係に集中をさせて人員を配置するというふうなことが可能になるように、課長の采配を、権限を大きくして課の運営に当たっていただきたいという思いもございます。したがいまして、先ほど来申し上げているように、子育て全般を統括する課が保育も担っていくということで、必ずしもそれが保育の停滞になるというふうに理解をしておりません。むしろ、これはみんなでとっかかって応援をしていく体制ができるというふうに理解していただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  町長、分っていませんよね。全く分かってない。 昨日からの答弁も見て、聞いてても全く理解してませんよね。言ってることを。 職員の皆さん、特に幹部職員です。全員ではないと思いますが、隠蔽体質をオープンにして、町長だけのロボットだけではなく、町民のためのロボットであるべきと私は申し添えます。 町長、オープンにしていましたかほかの課長さん方に、一部の課長でしょ、副町長、本当のことを言いなさいよ。だからうまくいかないんですよ。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 副町長、依田誠二君。 ◎副町長(依田誠二君)  今回の組織改革、一部の組織だけやっておりますけれども、今回は事前にお話ししたのは直接関係する部署のみです。その他のところは今回まだ変わりませんので、特に事前には話にしてありませんでした。 また、来年度、全庁的に今度は本部を設けながらやっていきますので、来年度の全庁的にやる中でまた考えていきたいと思います。 先ほど、すみません、小さい課とか、ほかの市町村にないということを言ったかという話ですけれども、確かにそういう話は申し上げました。小さいからなくすというだけではなくて、やはりそのほかの業務と一緒にやったほうがよりさまざまな面で効果も得られる分野ありますので、そういう点も含めまして、小規模の所属というのはどうしても人員の配置上も非効率になるというようなところもありますので、もちろん保育所が一緒に入っているということは承知していますけれど、保育係としてそこは統合をすべきだという形でやっております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  副町長、組織ってどういうものなんですか。私は、行政組織も、1軒の家に例えれば小さい組織なんですよ。家族も。そこの中をお互いに理解し合ってやるということは、全く同じなんですよね。家庭を考えてみてください。4人家族で、4人兄弟で、私は貧乏家に生まれたもので、食べるものも分け合って食べましたよ。みんなでここを打破するためにはどうするか。家族みんなで相談しましたよ。1人だけが負担を感じてはいけない。みんなで平等に分け合えば、4人であれば4分の1、そういうことをやってきたんですよ。こういうことが大きくなった組織の中でも、お互いに意見を出し合うことによっていい知恵も出てくるかもしれません。また、こういうほうがいいじゃないかな。ああいうほうがいいじゃないかなといいうことができるはずなんですよね。だから、うちの町は良くならんですよ。何でできないんですかねそういうことが。私は不思議でかなわない。 これは私が旧町から個々の合併して新町になったときから、一向に変わっていませんよね。そういう体制を打破して、これから前へ進むためには。みんなの知恵を出し合って、みんなで話をし合って、いいじゃないですか一気に集まらないのであれば、グループごとに課長さん方、何班かに分けてグループごとに意見を出し合いばいいじゃないですか。より良い政策を町長に提言すればいいではないですか。今のやり方はトップダウンですよ、トップダウン。誰のために行政やってるんですか。一部だけでやっていいんですか。町民のためにどうしたらいいなのか。みんなで考えるのが当たり前ではないですか。 町長、気に入らないような顔をしていますけど、何か反論があるのだったらやってくださいよ。 もう一つ聞かせてください。先ほどの名称についてですけれども、あの話を聞いたら、これ誤解があったらまずいので確認をしておきますけれども、県もそういうことで、今保育所という名称を使っているところはないと。これは県の指導ですか。そんなことはありませんよね。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 副町長、依田誠二君。 ◎副町長(依田誠二君)  まず、保育所という名称を一般的に使うことがないか、使ってない、使わないということがあるかということかと思うんですけど、逆に私、保育所と、法律上とかは確か保育所という規定になっていたと思いますので、保育所だと思っていますけれども、それはそれぞれの保育所において保育園という名前を使っているところもありますけど、それは名称ですので、法律上は保育所だと思っています。 組織、町はもちろん、先ほど議員が何度もおっしゃられていたとおりに、町民とか保育所であれば子どもたち、その保護者、そういう人のためにある施設ですので、保育士の皆さんも一生懸命そういうことで取り組みをしてもらっています。そこに視点を当てなきゃならないということはもちろんそう考えています。 なおかつそういうところに従事している職員についても、やはり充実したサービスを届けるためには、保育士さんたちのことも働きやすい職場でなければいけないと思っていますので、総合的にいろいろなことを考えなければいけないとは思っています。 どういう点が、この間話を聞いたときには、ちょっと場所が遠くなるというような話をお聞きしていましたけども、さまざまな提案も今ちょっと一部聞かせていただきましたけれども、そういう話はちょっとその場でも聞いたものもあります。 また、詳細についてもしご提供いただければ、そんなことも考慮しながら組織というものはこれで終わりではなくて、随時必要に応じて見直されていくべきものだと思っていますので、また検討はさせてもらいたいと思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第14番、笠井雄一君。 ◆14番議員(一瀬正君)  この問題につきましては、また委員会の中で、条例が出てくると思いますので、その中でまた議論もできるのではないかと思いますので、次に、DX、デジタルトランスフォーメーションの推進の意義はということで質問をさせていただきます。 本町では、国の政策に基づき推進しています。12月の定例会の際にも、私の財政困難な時期にDXやAI活用など、どう考えても初期投資や維持管理費が増加するような事業をやらなければならないのかとの質問に対して、やらなければならない事業だからとの答弁がありました。その点について具体的にお聞きします。 やらなければならない理由は、国の推奨している事業だから。やらなければ罰則がくる。町民は望んでいるのか。町民に何かメリットがあるのか。あるとしたら、どの程度のメリットなど、数多くの点で町のDX推進には、いまだ疑問が残っています。間違っても、将来的に人件費が減らせるとか、将来的にはDXに設備投資した額より人件費の削減額が上回るなどの回答はしないでいただきたい。 もっと言うと、ペーパーレス化も推進でき、コピー用紙の消費が減り、エコ事業であるなど、きれいごとの答えは必要ありません。私は町の財政を考えた上での質問をしているのです。さあ、本庁のDXやAIの採算が取れる時期、将来的とは5年後ですか、10年後ですか、5年先、10年先にならないと元が取れないような事業ほど危険な投資はありません。そこまで町の財政が持ちこたえるか考えたことがありますか。つまり、町はDXにかかる経費の採算性についてしっかり財政計画されているのか。答弁を求めます。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  DXにかかる経費の採算性について、しっかりと財政計画されているのかについてでございます。業務改善にも直結するDXでありますので、先ほどの回答にも関連がございますが、費用対効果は可能な限り予測を立てながら推進すべきと理解をしております。そういう最小限の予算をかけて、令和5年度に取り組むAIを用いた文字起こしなどは、翌年度の令和6年度からその効果が表れてくるものと考えており、それを推進をしてございます。 国が推奨しているからということではなく、必要に迫られ、その業務量を平準化させるあるいは、それを町民の福祉サービスに充てるということで、町民にもメリットがあろうかというふうに思っております。 財政再建に取り組む1つの手段として、DXには取り組んでまいります。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  今、文字起こしなどということがですね、文字起こしってどのようにやっているんですか。お答え願います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  ソフトを導入しまして、こういう会議録、それをAIによって文字に起こしていただき、その後、職員がそれを確認して正しいものにしていくという形でございます。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  怖いんですよ。怖いんですよ。隣町の富士川町、会議録をやったんですよ。とんでもないことが起きていますよ今。富士川町がやったんですよ。全然あてにならない。やりなおし、職員が毎晩徹夜でやっていますよ、間に合わせるために。 だから、早くに手をつけるな。ある程度しっかりしたものが出たところで、手を付けるであればですけどね。富士川町へ行って、よく話を聞いてきてください。会議録をどれだけ苦心して金をかけて、自分たちで一生懸命やってますよ、最後。 うちの局長は知っているかな。もしあれなら局長に聞いてみてください。1人の職員がかかりきりで、夜遅くまでやって、議会は始まるは、その支度はあるは、よくそのへんを研究しろというのを、私が言ってるんですよ。早々と手をつけると痛い目に遭う。 この前もロボットの話をしましたよね。掃除機の話、何でもかんでもうちの町はすぐ飛びつく。だから失敗もするんですよ。私が言ってるのは、様子を見ながら、今飛び付くことはないじゃないかよそである程度そういうことがやってみて分かってからでも遅くないの。 これは真っ先にモデル事業か何かでやれば国から金をくれるとか、そういうのならやってもいいですよ。それについて、そのへんについて、そういう情報をしっかり入れてくださいよ。富士川町へ行って聞いてくださいよ。どれだけの苦労をしているか。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  担当のほうでは、先進の例を確認をして、徐々に精度が上がっていることを確認しているようです。 AIOCR、文字起こしではない。
    ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  時間もあまりありませんので、そのへんはよく調べて、慎重にいってくださいよ。失敗したら責任を持てますか。個人で物を買うときには、やっぱり自分で金を出すとなれば、真剣に考えて買う時期を慎重に検討しますよね。そういうことを申し添えておきますので、また今後しっかりと考えてください。 それと私、その財政健全化をうたう中において、先ほど新津議員のほうからも人口減少について質問があったわけですけれども、最近、私がすごく気になっているのが空き家がものすごく増えてきて、当然増えていることはご承知かと思うんですけれども、1点だけお聞きしたいんですけれども、町内に空き家がどのくらいあるかということをお聞きしたいんですけれども、これもやがては空き家を利用したその人口増を図ることができないのかなというようなことの中で質問をさせていただきたいんですけれども、どなたか分かる方、答弁をお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  現在の町の空き家の状況になりますけれども、所有者が定期的に維持管理を行っていないようなおおむね1年以上放置されている空き家は、現在409件を町のほうで把握をしております。 それとは別に、5年ごとに実施されております。国の住宅土地建物の統計調査、平成30年度になりますけれども、こちらについては1,080件というような公表をされております。 こちらにつきましては、適正に管理されている空き家も含まれておりますので、今後問題となってくる空き家については、今409件を把握しております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第11番、笠井雄一君。 ◆11番議員(笠井雄一君)  ありがとうございました。分りました。 そうしますと、1千いくつあるという可能性もあるということですね。そういう解釈よろしいですよね。 ともかく、こういうご時勢の中で、先ほど新津議員も一般質問の中で話していましたけれども、六郷なんかも、町長、ゴーストタウン化してますよ、最近だいぶ人口が減ってしまって、です。そういう面からも、これから何とかして町の活性化を図りたいと、そういう中において、われわれ議会も、町ともどもそういう方向を目指してしっかりとともに力を合わせて、頑張っていかなければ、本当にわが町は衰退し、消滅していくんじゃないかと、こんな心配もしているわけですよ。ぜひとも皆さま、職員、議会、町長たちも含めた中で、しっかりとこの町が町長の言う、魅力ある素晴らしいまちづくり、これを目指してやっていこうではありませんか。 うたい文句だけでは駄目なんです。それなりに汗をかいてみんなで頑張ることを決意しながら、私の一般質問は終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第11番、笠井雄一君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は午後2時50分とします。     休憩 午後2時36分-----------------------------------     再開 午後2時50分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 続いて、第9番、小川好一君の一般質問を許します。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  9番、小川好一でございます。 一般質問をさせていただきます。 第1番目には、ふるさと納税による町の状況と今後の課題についてということを提案いたします。 ふるさと納税は。税源の乏しい町にとっては大変ありがたい制度でありますが、過日の朝日新聞によると、27の自治体が赤字であるという記事が掲載をされておりました。 そこで、本町のふるさと納税の状況について伺います。 1番、令和2年度と3年度のふるさと納税による寄附額はいくらだったのか。各年度ごとに伺います。 2番目として、令和2年度と3年度に、本町の町民がふるさと納税として他市町村に寄附をした住民税はいくらだったのか伺います。 3点目、ふるさと納税には担当職員の人件費や返礼品の購入、発送などの経費を要するが、これらの経費を差し引いた本町のふるさと納税の収支状況はどのようになっているのか伺います。 4点目、本町のふるさと納税品の希望する人気ベスト10は何か伺います。 5番目、ふるさと納税は地場産業物を返礼品とすることによって、地場産業の振興を図ることも大きな目的の一つになっております。したがって、町内の特産品が返礼品のメインとなっているのか伺います。 6番目、全国では特産品がなくても、新製品を開発して返礼品にしたり、観光地と結びつけたり、さまざまな工夫を凝らして地域の活性化につなげているところでもあります。本町は新製品の開発について、どのように考えているのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  小川好一議員の一般質問にお答えをいたします。 ふるさと納税による町の状況と、今後の課題についての1点目、令和2年度と3年度のふるさと納税寄付額はの質問でございます。 令和2年度は3億9,536万1千円。令和3年度は3億6,324万8千円でございます。 2点目、令和2年度と3年度の町民が他市町村に寄附した住民税につきましては、令和2年度が821万7千円。令和3年度は1,183万円でございました。 3点目、本町ふるさと納税の収支状況につきましては、令和2年度はふるさと納税の募集に要した費用として1億7,793万8千円になり、差し引き町の利益として約2億1,742万4千円で、令和3年度のふるさと納税の募集に要した費用は1億7,980万4千円でございまして、差し引きの利益は1億8,344万3千円ということでございます。 4点目、ふるさと納税返礼品人気ベスト10、令和3年度につきましては、上位から順にシャインマスカット、甘々娘、赤白ワインセット、ムアツまくら、レインボーレッド、桃、黒水牛印鑑、ギガ枕、ムアツふとん、枯露柿となります。 5点目、町内の地場産品、特産品が返礼品のメインとなっているのかについてでありますが、地方税法に定めがあるように提供する返礼品については、当該都道府県等の区域内において生産された物品、または提供される役務、その他これに類するものであって、総務大臣が定める基準に適合するものであることとされております。そして、この総務大臣が定める基準は地方団体が提供する返礼品等が総務省告示第179号第5条に定められている各号のいずれかに該当するものであるということでありまして、まず第1号に、当該区域内において生産されたものであること。第2号には、区域内において返礼品等の原材料の主要な部分が生産されたものであること。3号といたしましては、区域内において返礼品等の製造、加工、その他の工程のうち、主要な部分を行うことにより、相応の付加価値が生じているものであること等基準が定められており、本町においても基本的に特産品である農産物の印章等をメインとして掲載をしております。 6点目、新商品の開発についてでありますが、農家の皆さんや事業者さんとのご協力を得ながら、農産物を使用したお菓子や、加工品の拡張や、新しい体験型の返礼品も視野に入れ、モノ消費からコト消費、体験型の消費に広げられるよう企画をし、実際に来町していただき、滞在をしてもらう。観光を兼ねた返礼品づくりで、いずれは交流人口、移住定住へもつなげられるものにしていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  第1点目の質問でありますけれども、私は、ふるさと納税の返礼品については、町内の農産物や、町内の企業が生産する品物、これらを返礼品にすることによって、地域経済を発展させることがふるさと納税の大きな目的の一つだというふうに理解をしております。 1点目の中で、令和4年度はまだ決算がなっているのか分かりませんけれども、参考に後で聞かせてください。令和2年度が3億9,500万円の中で、差し引くと2億2千万円、令和3年度が3億6,330何万円で、いろいろ引くと1億8千万円ということになるんですけれども、この推移がですね。私も質問の中に入れておけばよかったかと思ってんですけれども、令和4年度のこの収支の経常利益といいますか、黒字がいくらあったのかなというのがわればちょっと教えてくれますか。4年度。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  令和4年度は3月31日で締まります。ですけれども、今日現在の数字で去年の103%、3%を上回る推移を、去年の同日と3%を上回る推移で来ております。確定は3月31日になります。 そうしますと予想では。 ◆9番議員(小川好一君)  2億円。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  まだこれ、要はよその町に、うちの町民の方が寄附をするというもが確定になりませんので、それはすぐ出ません。ですけれども寄附額の確定というのは3月31日で出ますので、今の推計でいきますと3億7千万が予想の寄附額ということになります。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第9番、小川好一君。 ○議長(丹澤孝君)  分かりました。 ということで、一番と3番についてはちょっとリンクしますけれども、このように大きなお金が収支として入ってくるんですよね。住民税以外にも。これをもう少し力を入れてくれないかなというのが、私の今回の質問の趣旨でありました。それで、この返礼品の中に。何軒あるんですかね。返礼品が何件。教えてください。種類は結構です何件か。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  全体の数というものは、何種類、何個ということですよね。うちの町の返礼品の総数ということですよね。そうすると、例えば印鑑ありますよね。ハンコのサイズが大きいのとちっちゃいのとかで、すごく種類が細分化されていて。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  ちょっと質問が言葉足らずになってしまったから。 これは例えば、ハンコ、六郷で言えば、ハンコ屋さんが何件あるとか。シャインマスカットの農家の人が何件あるのか。桃・ブドウをやってる人が何件登録してるのか。そこから発送できるのか、こういう質問です。お願いします。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  その総数は、ちょっと今、ここの手持ちにありませんので、お調べして後にすぐお答えいたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  後でって言うけど、100件くらいあるですかね。後で教えてください。 この返礼品なんですが、どのような基準で選んでるのか応募制になってるのか。それとも逆に町のほうから農家の皆さん、商店の皆さんに照会してやっているのか、公募制なのかどうなのか。ちょっとそのへんを教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  町のほうからお願いするパターンもございますし、生産者または農家さんのほうからこちらのほうに売り込んでくる場合もございます。両方ございます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  私も基本的には町内の製品をふるさと納税で返礼をしていると思いますが、町外のものもあるんですか扱いが。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  今年度から山梨県の共通返礼品ということで、ほかの市町村の返礼品でよそへ出してもいいよというようなものです。ですので、あまりそこの市町の売れ筋は皆さん出さないと思いますけれども、その中で出せるものというものがありまして、それをまた、来年度からそれを町で選ぶことができるという制度が始まります。ですので、またそういう制度がありましたら、うちの町でもそういうほかの市町の返礼品で、これは返礼品としていけるかなというようなものをチョイスしまして、返礼品として扱う予定でございます。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  私も冒頭申し上げましたけれども、県で推薦するのはそれでいいでしょう。しかし、町のことを考えて、この返礼品を、やはり町から返礼品というのは推奨していただきたいが、いかですか。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  当然うちの町で生産されたものが中心でありまして、ほかの町の返礼品も取り扱いはするんですが、数的には2~3個ぐらいの話で、返礼品自体は何百種類ございますので、さほど影響はありません。基本的には、うちの町での特産品を中心に扱っていきます。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  第9番小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  要望になりますけども、やっぱり町内で生産された農作物、また商店街で開発した品物を優先的に配慮してもらえばいいかなと思います。しかしながら、これも相手がある問題ですから、婿さんと花嫁さんの関係ですから、いろいろありますけども、極力そのようにやっていただきたいなというふうに思います。 そこで、本町のふるさと納税の中で、花火の関係があるかどうか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  神明の花火の観覧のことでよろしいでしょうか、花火といいますと。神明の花火の有料観客席のふるさと納税の返礼品。 昨年、一昨年、コロナ禍で神明の花火の有料観覧席は返礼品として、観客の制限とかございましたのでできませんでしたけれども、今年度は神明の花火の有料観覧席の返礼品というものも、前向きに考えていく予定でございます。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  ナイスアイデアです。そういうことを知恵を絞って、やっぱり2億円もあるんですから収入が、考えてやってください。 また今の、花火の関連ですが、ふと考えたんですけど、スターマイン、大きな企業で返礼品というか、ふるさと納税やっていただける人もいるかと思いますけれども、その中で出張でスターマインを上げますかという品物を提案したらどうでしょうか。いかがですか。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  出張で出向いて、例えばスターマインを上げる返礼品ということですね。その辺もちょっと検討をさせていただいて、また花火の業者さんとも相談をして、前向きに検討していきたいと考えております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  検討をお願いしたいと思います。 それで先ほどの中で、神明の花火の指定席とか、これが返礼品になっていると、これはグッドアイデアです。それで、返礼品の中で宿泊券があるのか。宿泊施設、こういうところで泊まってもいいですよというところがあるのか。それと温泉券、これ昨日、東議員が提案しましたけれども、温泉と花火でセットにならないかなと、それも提案です。 それで返礼品と温泉券と宿泊施設。これをセットのやつもないかなと思うんですがどうでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  四尾連湖のキャンプ場とか、2軒宿泊するところがあるんですが、そこの宿泊のものはございます。それとSUPですね。SUP、湖をこぐというのが、湖の上に浮かんで、カヤックみたいにこぐものがありまして、それをセットにしたものちょっと最近流行っているものなんですけども、それはやっております。 そしてちかはぎの空の家の宿泊のセットのものはございます。そして、みたまの湯ですけれども、まだできるか分からない部分もあるんですけれども、検討中なんですけれども、ワイン造りをして、そこでワインをして、その後体験。それは体験してみたまの湯へ入ってもらうというようなことも、企画を考えております。 以上でございます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問がありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  先ほど回答の中で、あのみたまの湯が出ましたが、これは3年連続夜景の温泉の中で、ナンバー1になっている。これらが今から市川三郷の救世主になって、お客さんがたくさん来ればいいなと思っているんですが、残念なことに宿泊施設がありません。それで宿泊施設を造ったり、神明の花火と直結して泊まったり、温泉へ入っていただいたり、特産品を買ってもらったり。こんなことのアイデアがあるんですけども、検討の余地はあるでしょうか。お答えください。 ○議長(丹澤孝君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  みたまの湯の宿泊施設というようなことですけれども、現時点ではその計画はないんですけれども、いずれ検討していくものなのかという、前向きに考えていくものなのか、また検討していきたいと思います。なかなか宿泊施設といいますとコストもかかりますし、どういう手法で建設するのか、民間にお願いしてやるというのが今の手法で、公的資金というよりは民間のPFIを利用しての建設というものが、今の時代には合っているのかなと思いますけれども、またそれは検討していきたいと考えています。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  みたまの湯の宿泊施設については、大分前から計画があって、地権者に話があったとかなかったかとか、こんなようなこともありましたかが、やっぱり何かメインとなるものが市川三郷にあればいいかなと思いますし、やっぱりみたまの湯は夜景3年連続ナンバー1ですから、そんなおいしい獲物をただ放し飼いにしておいていいものかどうか、私も疑問であります。そんなことで町長に伺うですけども。宿泊施設の検討はいかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  みたまの湯の本町における経済効果というのは、かなり大きいものがあるというふうには理解をしております。宿泊施設を抜き出すということだけではなくて、本町の観光という分野に今まで手つかずでありましたから、このへんは今後進めていくところでございます。 また、リニア中央新幹線などの開通、また第3次の総合計画の検討なども視野に入っておりますので、そういう中で議論が出てこようかと思います。宿泊施設を造る、造らないという前に、その周辺整備を、考え方の整備を先にさせていただいて、そして必要ということになれば、そういう方向に進んでいくのではないかなというふうに思っております。 今後、リニア中央新幹線あるいはそういう温泉事業がどういう方向性があるのかということも踏まえながら検討はしていきたいというふうに思います。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  町の答弁の中で、検討という言葉が非常にクエスチョンに私は写ります。普通、検討するということは、前向きに考えるというふうに理解をしておりますけれども、そのように理解をしていきたいと思います。 それで、第1点目の質問は終わります。 2点目の質問に移ります。 第三者委員会官製談合再発防止等に係る第三者委員会の答申後の町の取り組みについてを提案いたします。 令和3年9月、官製談合防止違反で久保前町長が逮捕されたことに伴い、町では実態把握と再生防止を目的に第三者委員会を設置し、検証をしてまいりました。当該委員会からは令和4年3月31日付で再発防止を図るためには、入札制度の改革、職員、議員の倫理条例の制定、通報制度の創設などについて答申がありました。 そこで、(1)、(2)、(3)ありますが、(1)、(2)について提案いたします。 (1)は、町長は原因究明のため、職員からの聞き取り調査を実施したと思いますが、この事件でどのような不正が行われていたのか、その原因について説明をしていただきたい。また、第三者委員会は、指名基準の不透明性や、内規等の非公開が事件発生の原因の1つであると指摘をしております。 (2)で、町長は答申内容について再発防止策を本年4月から実施していくと言っておりますが、これらの答申の全ての項目について対策が講じられているのかを伺います。 ○議長(丹澤孝君)  今の答弁に入る前に、政策秘書課長ありますか。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  先ほどのふるさと納税の登録の事業者の件数ですけれども94件、そして返礼品の数は506個、全てで506個でございます。506種類でございます。 以上でございます。 ○議長(丹澤孝君)  それでは、今質問がありました項目についての答弁をお願いします。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  第三者委員会の答申後の取り組みについての、町長は原因究明のため職員からの聞き取り調査を実施したと思いますが、この事件でどのような不正が行われたのか、その原因について説明をについてでありますが、官製談合事件として立件されている内容でありますので、不正が行われたという点は、職員への調査を踏まえ、立件されているそれが全てであると認識をしております。職員への聞き取りは行ってはおりません。 事件は施設建設の設計段階で、業者と前町長と前議員が、その立場を悪用して共謀し、被告業者が落札できるよう不正を働いたという点であると理解をしております。 以上、答弁といたします。 それから、再発防止を本年4月から実施するとしているが、全ての項目に対して対策が講じられているのかについてでございます。組織として構造的課題の解決に向けての取り組み、職員の意識改革については、おおむね対策が講じられることとなりました。将来にわたって継続して取り組まなければならない課題もありますので、集中的期間を制定して真摯に取り組み、方向性を明確にする中で、引き続き努力してまいりたいと考えております。 また、第三者委員会の。 ○議長(丹澤孝君)  そこまでですね。 今、2番の答弁までですね。 ほかに質問はありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  先ほど町長のほう答弁がありましたが、職員のヒアリングをやっていないという意味ですか。やっていないということですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  はい、そのとおりでございます。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  ということは、第三者委員会で各職員の聞き取り調査や、ヒアリングをやってましたけども、そういう報告ですよね。町として、当局として全職員の聞き取り調査とかそういうことはないんですか、やらなかったんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  そのとおりです。第三者委員会でヒアリングをしていただきました。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  言い換えると、第三者委員会に、言葉は汚いですが、丸投げ。全く町として、この事件には関係がないような態度。当然、財務部会とか、総務部会で教育はしていると思いますよ、思いますけれども、本来のこの事件の真相をつかめなければ。原因を追究しなければ、再発防止にはならないと思うんですけれども、町長いかがですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  まず第三者委員会の立ち位置でございますけれども、第三者、文字どおり第三者から見た公平性の観点の中で、識見を持つ方に委員になっていただいて評価をしていただいたということでございますので、職員同士でその聞き取り等はしておりません。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  この再発防止策についてというこの答申が、昨年の3月31日に答申書が出てるんですよね。この答申書を受けて、町がどうしたらいいかってことをまず考えると思うんですけども、私はこの改革で11項目がやらなくてはならぬ項目だと思いまして、見ました。1月の25日に財政課長からは説明を受けましたよ。指名選定会議の構成とか、そういうやつをやってました。今後質問しますけども、こういうことがあるんですよ。これをやはり町として、日本全国に破廉恥な事件を起こしてしまったんですよ。これを職員と執行部が一緒になって、再発防止をどうしようかということを考えなければ、私はおかしいと思うんですけど、町長はいかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  第三者委員会からの答申を受けまして、組織として構造的課題の解決に向けての取り組みと、また意識改革、職員の意識改革についての取り組みは対策を講じております。将来にわたる部分につきましては、今後の検討課題ということで、今後の実施課題ということでございますが、引き続きこれも継続してまいるということでありまして、ここで終わったということではなくて、引き続いて実施をしてまいります。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  町長の冒頭の答弁の中で、今年の、本年度、令和5年度4月1日から答申に基づいて、この答申書に基づいてやっていくということを、冒頭言いますよね。 では、この事件の発端については、プロポーザルって長いので、プロポって言います。プロポ方式の配点項目に、事前審査を加えたことにより、特定の設計業者に有利に働いたと言われている。この配点方法のどこに問題があったのか。第三者委員会で答申しているんですよ。第1章の1項(2)で。これはプロポーザル方式を改ざんしましたね。 小林が修正して、秋山に渡して、ここに渡したと。これみんな載っているんですよ、個々を検証したことがあるんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今、昨日も申し上げたとおり、この事件につきましては結審がされております。その中で事件の本質というものが裁判資料の中に書かれているわけでございまして、今調査をさせていただいております被害、町の具体的な被害と併せて、事件の真相はそれに書かれているというふうに理解をします。そういう中で何が、その配点がどうかというところも、この中に書かれているかどうかということも確認をしながら進めてまいります。 当初から申し上げているように、この事件を暴くのではなくて、この事件が起こってしまった行政のシステムの隙間。あるいは見落としていたところなどがなかったのかという点について改革をしていくということで指示をさせていただいたところであります。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  これは後で触れますけれども、だとしたらば職員の調査をすべきじゃないですか。どこが悪かったのか、それで始めて対策も出てくるんですよ。だって委員会ではこのように言っていますよ、第3章の(2)、町政における構造的な問題。3ページ。今日資料を持っていますか。みんな。指名委員会に提出する前に、プロポーザル方式の採点表に実施案を町長自ら修正を指示しろと。こう書いてあるんですよ。答申書に、ここをみんなで検証していこう、これはこういうことはやめましょうと。これが事故防止ではないですか根本の。ではどう思いますか。 担当職員は、町長の指名業者の差し替え指示に従ったが、なぜだと思いますか。 第4章の3番に指名選考委員会では。追認会議であり形骸化している。答申書に書いてあるんですよ。今日誰か、答申書を持っていますか。持ってる総務課長、ほかの人、持っていないよな。 こういうこところがみんな。ではこの答申書が職員全部に配布してあるんですか。 なんだか首の降り方がぎこちないよ。本当にそうですか。 聞けば分かるよ。 ないならないでもいいんだよ。 配布してありますか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  答申のあったときに、回覧で配布をいたしました。課長会議で配布をいたしました。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君、 ◆9番議員(小川好一君)  では、指名競争委員会を担当する財政課長のところには、職員は全部持っているんですか。 ○議長(丹澤孝君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  はい。目を通しております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  回覧をやった後に、興味がある職員であれば、回覧経由でもいいですけどコピーをして、勉強していると思いますけど、こういうことも共通認識ですよこれは。事故防止は全員でやるんですよ。1人でやったってできるわけがない。そんなことを言っておきます。 これで。この中で、第4章、持っている。4ページ、指名選考会議では追認会議であり、形骸化、担当職員は町長の指名業者の差し替え指示に従った。何で従ったと思う。誰担当は。なんで従ったの、入札担当、教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  申しわけございません。推測でしかお答えできませんが、それでは申しわけありません、私には分りません。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  議員さんが今、お持ちだと思いますので、この下の段のほうにこれを受け入れた担当者の倫理観も問題であるが、指名業者選定ルールが存在しない中で、前町長の指示に反対することは困難であったと、第三者も認識されています。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  文書ではそうに書いてあります。なぜできなかったですか。自分を守る憲法がなかったんですよ、職員が。知らなかったってことですよ。だから勉強会やりなさいと言っているんです。 これを断られる条件がなかった。いや、ここに町長、ここに書いてあるでしょう、私はこんなことできませんよと言えなかったんです、この人は。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。
    ◎総務課長(一瀬浩君)  議員さんがおっしゃるとおりですので、そのへんのルールづけを財政部会のほうで、今回つくっていただきました。職員についてはコンプライアンス研修をしまして、どういうことがよくないのか、そういうことは常々、この事件以来やってきております。そして今年度進めていく中で、現在整備中ではございますが、いわゆる一定の方々から指示をされたようなことも、それが法的に良かということも、ちゃんときちんと報告できる報告書をつくり、公表をいずれしていくということで取り組んでおります。 ○議長(丹澤孝君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  ただいまの小川議員のご質問の中にありました町長からの指示ということで、1月25日にご説明差し上げた資料の中に、これまでに改正してきたことという中に、そこの部分はもうそういうことができないようにしてありますよということでご説明差し上げてありますので、これまではどういう工事があって、こういう業者を指名しますよというものを事前に町長にお渡ししていたんですけども、遠藤町長がご就任されてからは、そういうことはもう一切行っておりませんので、そういうことができないように取り組んでおりますので、よろしくお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  1月25日の全員協議会の中の説明は、しっかり受けとめてあります。後ほど質問をさせていただきます。 それで、この中で言っているのは、第三者委員会は職員が作成した指名業者案を、町長自らが変更させたとして指摘をしているんです。町長が指名業者の差し替えを指示したのは、この事件だけだったのか伺います。というのは、第三者委員会は第4章、7ページ、第4章5の(1)の2、発覚していない談合があった蓋然性が高いと言っているんです。第三者委員会は、これ以外にも。 町長にお答えしてもらいたいんですけども、こういうことはなかったんでしょうね。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  私は全くそういうことはございません。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  そうではなくて、全体のこと。掌握してるのは町長ですから、誰かが悪いことをやってないでしょうねって、私が質問したんです。職員が誰か、やっていないですよねという質問です。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今までの報道等からでございますけれども、職員については特にその犯罪性があるということは認識はしておりません。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  ということで、これ以外は何もないということでよろしいですね。 それで、第三者委員会、私が言っているわけじゃないですよ。第三者委員会は、この第4章の中で、久保前町長は指名競争入札を行うに当たりということで、プロポ方式の審査項目を特定業者に有利にするよう指示をした不正があると。 第三者委員会はこのようにまとめているんですよ。だから、ここをどうしようかということを、町長は指名委員会に入ってないと言ってるけども、こういうことをみんなで相談してもらいたいんですよ、いかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ですから、再三申し上げてありますけれども、第三者委員会から答申を指摘された事項につきましては、おおむね対策は講じてございまして、長期的に対策していかなければならないこともございますが、今の段階では全てに対策を講じているというふうに理解していただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  第9、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  第三者委員会が、なんだか言葉が悪いけど、逃げ込み寺みたいになっちゃうけども。ここをよく、もう一回勉強したらどうですかね。財政課長、このへんは、入札を取り仕切るところで。どこで音頭を取って、この対策書って言うか、答弁書は発信するんですか。総務課長ですか、どこですか。担当はどこですか、この担当、窓口。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  おおむね入札に関する関係のほうは、財政部会、財政課が中心になってやっておりますし、職員は構造的な問題についてのところに関しては、総務課、総務部会で担当して報告書を年度内には上げるつもりで進めております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  副町長も、今回の構成員、入札審議会というのか、副町長、会計管理者、政策秘書課長、財政課長、そして、事業主の管理課長と、あと説明員と、これが構成員になっているんですけれども。今後、この問題を回覧物でやったってのも、ちょっと気になる部分もあるんですけどね。全国をにぎわせた新聞記事でしろ抜き、山日は白抜きです。三段白抜き、それをただ回覧物で済ませていいものかどうか。これは経費がかかって、個人個人に肝に銘じてもらわなくてはならない部分はあるんですよ。当然。財務部会。これは財政課が入札関係をやりますよね。総務部会、総務課が担務関係やったらら法令と規定をやりますよね。この進度化を図ってもらいたい。いかがでしょうかね。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  先ほどの答弁の中で、回覧という表現を私のほうでしましたけれども、正式には、大変申しわけありません。課長会議のほうで各課長に説明をいたしまして、その課長から課員のほうに説明文書、パソコンといいますか電子のほうで送っておりますので、各課係長課員には周知は行っていると考えております。 ○議長(丹澤孝君)  小川議員質問の趣旨で、(1)、(2)、(3)を出されていて、(1)、(2)を先ほど質問されて、(3)に書かれていることが、今、質問と答弁と関連するような項目もあるんですけれども、この(3)はまだ後でいいですか。 後で。 はい。 ほかに質問はありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  当然、全庁を挙げて事故防止に取り組むというのは、本腰を入れてやらなければ、第2の久保前町長みたいなことが起きては困るし、議員も、昔ながらの言葉で言えば、ふんどしを締め直してしっかりやらなければ、第2の事件が起きては困る。それを私は強く言っているんです。 それで一番気がかりなのが、第三者委員会に100パート丸投げで対策をしてもらった。これを受けて、職員のヒアリングをしないということが、非常に気にかかるんですよ。さっきのも、課長会議やりましたよ、資料は渡しました。そこからどうなっているのか確認しましたかこれは。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  議員のおっしゃるヒアリングが何を意味しているか分かりませんが、この意識改革検討委員会の中では、しっかり職員間では意思は伝達はしているというふうに私は思っておりますし、それが今がこれが最終点ではなくて、今取り組みが始まっているという段階でありますから。当然何かまた気がついたところがあれば、修正はしていくということでございます。 第三者委員会だけが教科書として採用したわけではなくて、私ども職員が自ら考えたこともその中に入って、それが相まって、今の現状があるということで、ここが出発点というふうな理解でお願いしたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  これらは、事件の全容を把握しなければ対策も立てられないと思うんです。町長は、事件発覚から1年数カ月も経過をしているのに、もっとヒアリングをして、職員の意見を聞いて、ああだこうだというのを、こんなことがあったよとか、こういうことをやっぱり聞き手にならなければ駄目だなというふうに思います。 それと、もっとですね。もう来月1日から始まるんですよ。もう始まってるんですよね。この汚職の防止の関係は、もっとスピード感を持って行政を執行しなければ汚職の温床を排除するどころか。町民の皆さんの信頼を得ることはできません。スピード感を持ってやっていただきたいなというふうに思います。 それで、次の質問の(3)に移りますが、令和4年4月13日、議会としても全員協議会を開催し、町から答申内容や今後の取り組み等の説明を受けましたが、第三者委員会の答申内容には疑問の声が数多く上がったことは事実であります。 3点目の、その疑問点は大きく分けて入札制度、職員議員の倫理、通報制度の3点であり、それぞれの今後について町が第三者委員会の答申をどのように捉え、実施しようとしているのか伺いたい。3点あります。 1点、入札制度の改革について、2点目、職員・議員の倫理の条例化について、3番、通報者に不利のない、通報制度についてということで、①について提案をいたします。 入札制度の改革について。第三者委員会は、入札や契約のルールが財務規則一般競争入札事務処理要綱や随意契約の指針など個別に定められている職員が入札事務が煩雑になっているため、入札事務を理解できないでいると指摘をしています。 このため、知らず知らずのうちに職員が不正に加担させられてしまっていたとも指摘している。入札ルールの見直しは、まず実態把握という観点からすると、多くの疑問が残ります。それは改善される項目が建設工事という分野に渡った提案の取り組みと考えるからです。 建設工事によっては、むしろ設計委託料に関する契約方法は適正か否かを検証することが、本来の実態把握であると考えます。まずは実態把握をしっかりと行い、それに基づいた再発防止策を立てることが最も効果を生み出すものと考えます。 本年1月25日の全員協議会において、4月からの入札制度の改正について説明を受けました。ところがその改正では、実態把握が本当にできているのかという疑問が出てきました。なぜなら、今回の事件は建設工事の契約過程における不正は何一つ存在せず、新聞報道等を見る限り、事件は設計業務の入札契約のみに発生しているからです。にもかかわらず、建設工事に偏った入札制度の改革を再発防止に結びつける理由が全く分かりません。以上について5点提起をします。 入札の規則や要項を簡便なものにして、事務の簡素化を図る必要があると思うが、どのように改正したのか伺います。 2点目、本来の目的となるはずの設計業務に関する入札契約方法は、一体どのように対策を講じるのか、講じたのか、説明を求めます。 3点目、一般競争入札に付すべく金額を1億円から1千万円に引き下げたが、この改正は物品購入や委託料なども対象となるのか伺います。 4点目、随意契約について伺います。随意契約は、緊急性の要件を明確に規定しなければならないが、条例等が作成してあるのか伺います。 5点目、入札ルールを明確に定めても正しく運用されているかどうかを検証するため、弁護士や公認会計士など第三者における検証制度を設置すべきであると考えるが伺います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ②、③はそのあと、分けてということですね。 ◆9番議員(小川好一君)  これだけ。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  第三者委員会の3項目についての1点目、入札制度の改革の1つ目でありますが、入札に係る要綱等の改正には、事務の簡素化についてどのような考慮したのかについてでございます。 通常、一般競争入札につきましては、公告後の参加申し込みに対して参加資格を確認をします。後に、入札参加資格確認通知書により入札参加資格の有無を通知をいたします。 今回の入札制度改革に当たりましてはこの業務を省き、開札後に落札候補者に順位を定め、その後に参加資格等を確認をし、落札者を決定する事後審査型一般競争入札方式を取り入れることを、可能とする要領改正を行いました。 2つ目でありますが。建設業務に関する入札契約方法は、どのような対策を講じたのかについてでありますが、今回の入札制度改革においては、設計業務のみ特別な対策は講じておりません。また、建設工事という分野に偏った制度ともしておりません。3つ目でございます。一般競争入札に付すべき金額を1千万円に引き下げたが、物品購入や委託料なども対象になるのかにつきましては、ご質問のとおりでございます。 4つ目であります。随意契約について、条例等が作成してあるのかについてでありますが、条例や規則とは異なりますが、地方自治法施行令や、市川三郷町財政財務規則を遵守するための指針となる随意契約ガイドラインを策定いたしました。 5つ目でございます。第三者委員会による検証制度を創設すべきであると考えるかについてでありますが、第三者委員会からの答申においても同様のご提言をいただいており、非常に重要なことであると認識をしております。入札制度のみならず、改正によるもの新規に導入する制度が正しく運用されているかなどを検証し、よりよい制度とするために委員会の設置等を検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  1番から5番まで答弁をいただきましたが、第三者委員会は入札や契約のルールが、事務が煩雑になっているということでありますので、これはもう少し簡素化を図ってもらいたいなというのもあります。 それで贈収賄事件が発覚してから1年半が経ちますけども、今までどのような入札方法をやったのか教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  現在の要項ですと、一般競争入札はおおむね1億円を超えるものとなっておりますので、現在までのところは全て指名競争入札ということで執行しております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  ということは、答申から出ても1億円を1千万円に下げたにしても、これは4月1日から実施をするという理解でよろしいですか。 ○議長(丹澤孝君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  そのとおりでございます。 ○議長(丹澤孝君)  第9番小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  私は思うんですけれども、3番目の質問ですけれど、③番、一般競争入札の基準を1億円から1千万円に引き下げました。その効果ってのはどういうことを考えてるんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  一般競争入札が原則であるということをもとに、一般競争入札を拡大していくことが望ましいと思いますが、いきなり全てをということは難しいと思いましたので、いろいろ検討いたしまして1千万円ということで定めさせていただきました。 先日、ご説明させていただきましたように、あくまでスタートということで、今後また執行しながら改正したほうがよいところがあれば、改正していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  1千万円に引き下げたってことで、令和5年度は1千万円以上の工事っていうのは何件あるんですか、言えますか。 機密事項だったら言わなくてもいいです。 ○議長(丹澤孝君)  時間かかりますか。 今答弁の資料を探しているということで、ほかの質問がもし先にあればお願いします。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  この事案については、令和5年4月1日からということでありますけれども、これ誰にやればいいのかな、清掃委託料や保守管理委託。これは3月中に入札しなければ来年度間に合いませんよね。いつやるんですかね。 ○議長(丹澤孝君)  先に資料が整いました。 答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  現在把握しております。令和5年度の契約関係の金額ですが、工事自体は42件ほど予定しております。そうですね。そのうちの1千万円以上は8件、大体20%ほどです。業務については3件、9%ほどを予定しております。 ○議長(丹澤孝君)  先ほどの3月にする事業。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  来年度の4月1日からの移行分については、今年度中に入札を執行します。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  ということは、従来の入札方法で実施をするってことでいいですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  そのとおりでございます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  随契の契約規定ですけれども、規定はもう作ってあるというふうに理解をしておりますが、これが恣意性、これ自分勝手というね、恣意性が排除できるような透明性の高いルールをつくる必要があるというふうに答申はしてありますけれども、契約規定はどのようになっているのか教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  これについては、先ほど申し上げた随意契約のガイドラインの中で、こういう場合は随意契約ができますよという条項がありますので、それに沿って担当課で確認をしていただいて契約をしていただきます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  この随意契約の再発防止策は、先ほど言ったけども、契約のちょっと流れを教えてくれますか。随契の流れ、そして限度額について。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  まず限度額といいますか、少額の契約ということで、この金額までだったら随意契約で大丈夫ですよという金額が、工事または製造の請負は130万円以下。財産の買い入れについては80万円以下。物件の借り入れは40万円以下。財産の売り払いについては30万円以下。物件の貸し付けは30万円以下。今まで申し上げたもの以外の業務委託等については50万円以下のものは少額の契約ということで随意契約が可能となっております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  随契の基本的なやつはだいたい50万円ぐらいですかね。通常で考えれば。町長が決済できるのは10万円。ない、廃止になった。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  決済区分がそれぞれ異なりますが、10万円以下は担当課長の決裁になります。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  過去に、この随契を巡って、相当紛糾した事案がありまして、こういう事案については、これが緊急の場合はないんですけども、緊急性があるってことで、そんなことを説明を受けましたけども、これは入札の経過ってのは議会に経過は報告できるんですかね。 ○議長(丹澤孝君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  議会に報告と申しますか、先日の資料の中でもご説明したかと思いますが、4月以降は随意契約、先ほどの少額の随意契約以外を随意契約とした場合は全て公表するということで、業者名であるとか、どの内容を随意契約したであるとか金額ですとか、全て報告というかすることになっておりますので、ご承知おきください。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  それでは②番の職員・議員の倫理条例化についてを提起します。 第三者委員会の答申では、調査における構造的問題点の中で町議会議における倫理条例の制定が掲げられておりましたが、それは一部の議員の不正であり、本来潔白である議員があえて条文化する必要がないとの見解から、議員の倫理条例は策定しないということで決まりました。 今回の事件を振り返ってみると、確かに一部の議員が関与したことは否定できない事実でありますし、しかしながら根本は議員に頼まれようが、業者に頼まれようが執行権者である町長はいかなる理由があろうとも良識を持っていれば過ち、すなわち事件は起きなかったはずであります。これは町長という職以前の問題であり、人としてやってはいけないことをやったことによる大きな罪であることは弁解の余地はありません。これは事実であります。 その事件は、条例違反のところではなく、本人が法の裁きを受けたわけですので、議員による条例によってその抑止効果は望めないと考えています。第三者委員会は、今回の事件は町長に責任があるとことは言うまでもないですけれども、職員が町長から違法性のある修正を命じられても、これに反論することもなく従う職員の倫理感の欠如が事件発生の原因の一つであると指摘をしています。 1番目に、町として条例化をすることによる職員の倫理向上の、意識向上と組織の内部統制の強化をどのように図っていくのか伺います。 2点目、町長をはじめ、特別職の倫理条例についてはどのようになっているのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  2点目、職員・議員の倫理条例化についての1つ目、町としては条例化することにより、職員の倫理意識の向上と組織の内部統制の強化をどのように図っていくのかについてであります。職員が罪に問われた事実はありませんが、第三者委員会の答申では、町長に対し、職員が物申せない雰囲気やコンプライアンス意識の醸成などが指摘をされてございます。 今事件において、職員が罪に問われた事実もないことから、まずは新たなコンプライアンス研修を開始したところであり、これからも継続的に実施をする中で、平素から高い倫理観を意識して、業務を遂行していけるよう徹底して取り組んでまいります。 2つ目、町長をはじめ、特別職の倫理条例については、どのようになっているのかについてでありますが、近隣自治体では町長や議員を対象とした倫理条例が制定されていたのにもかかわらず、同様の事件が発生してしまった例もご存じのことと思います。 また、先ほど議員からもご指摘がありましたとおり、職という以前に人としての資質の部分が大きいとも考えられております。 現在は、特別職を対象とした倫理条例については、制定を考えておりません。ただし、日常的にコンプライアンスを意識していただくことは重要だと考えておりますので、研修受講などを計画をしているところでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  第三者委員会は、第6章の終わり12ページに、本件事案の発生は、この町には犯罪者がつけ込む土壌が存在していたと提言してるんですけども、町長この指摘はどういう意味ですかね。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  当初申し上げましたように、行政システムの中のすき間があったというふうに私は解釈いたします。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  だから、この危機管理は皆さんで共有するということが、私はいいじゃないかって、先ほどからも言ってるんです。勉強会やってください。 総務課長、総務部会で、もう少しあと1回、ふんどしを締め直してね。これは1回やってください。これ2回目もあると、本当に市川三郷は何をしているだと、こんなことを言われますよ。町民からバッシングですよ。もう1回、そのへんの意見をお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  コンプライアンス研修については継続してやっていきますし、最初は幹部職員とか若手職員とかって分けてやりましたが、今度は特別職まで含めて今検討しておりますので、これから永年継続してやっていきたいと思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  倫理条例を含めてコンプライアンスは永遠のものです。皆さんもそう思います。人間もそうだと思っております。 3つ目の質問に移ります。通報者に不利のない通報制度についてであります。第三者委員会は、内部外部機関へ通報制度を設ける必要があると答申をしております。これについて、再発防止という観点からは、最大の有効策と考えることができる提案であると思います。 通報制度は、役場職員の法令違反の早期発見と、未然防止をするための有効な制度であり、実名で通報する制度です。しかし、本町のように町長が違法行為をしている場合に、役場内に通報窓口を設置しても機能しないのではないか。最も難しいシステムであり、この通報先をどこにするのか、通報者が不利にならないような機関を検討しなければならないと思います。 町では、この答申を受けてから1年近くが経過していることからも、万一、この1年間に不正を発見した職員がいたとしても、通報のチャンスを逃したこととなり、もしかするとその職員は行き場のない罪悪感に陥っている可能性すらあるかもしれません。 1点目、町は第三者委員からの通報制度という提案をどのように考えているのか伺います。 2点目、弁護士や公認会計士等による外部通報制度窓口を設置する必要があると思うが、どのように考えているのか。3点目、いつどこに設置をしたのか、するのか伺います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  3点目の、通報者に不利のない通報制度についての1つ目、町は第三者委員会からの通報制度という提案をどのように考えているのかについてでありますが、令和4年6月1日に施行された公益通報者保護法の一部を改正する法律により、従業員が300人を超える事業者に対して体制を整備する義務が生じたところであります。このことから、本町においても真摯に受けとめているところであります。 2つ目、弁護士や公認会計士等による外部通報制度窓口を設置する必要があると思うが、どのように考えているのかと、3つ目のいつ、いつごろ、どこに設置をするのかについてでありますが、弁護士などによる外部通報制度については十分その必要性を認識をしております。12月議会でも申し上げたとおり、現在は山梨県町村会の法令研究会で、ほかの自治体の担当職員らとともに検討をしているところであり、設置時期については確定をしておりませんが、早急に設置をされるものと理解をしております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第9番。小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  結論をから言わせてもらうと、令和5年4月1日には間に合うということでよろしいですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  本町といたしましては、この事件の当事者でございましたので、町村会にはまず私どもの方からこういう対応をしていただきたいということで、申し入れを昨年の5月ごろにさせていただきまして、それに向けて鋭意取り組んできておりますが、なかなかやはりほかの自治体等の絡みもありまして、いまだにこちらとしてはやきもきして催促をしておるところではございますが、はっきりとした日は確定されておりません。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか、 第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  先ほど町長が、早急に対策ということですけれども、この早急というのはいつごろのことを指しているんですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  できるだけ早い時期にということで、申し上げました。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  できるだけ早い4月1日を、私は希望しているんですけども、いかがでしょうか。
    ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  議員さんがおっしゃるとおり、私たちも大至急というふうに思っておりますので、町村会の動きが鈍ければ、町としては独自の動きもあわせて進めておりますので、ただ相手方の契約の弁護士の先生とかの状況もありますので、その辺をきちんと詰めながらできれば4月1日にと思っておりますが、令和5年度の早い時期には取り組めるようになるのではないかというふうに、これから進めていきたいと思っております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  先ほど町長の答弁の中に、300人を超える従業員がいるところには、そういうことを設けなさい。これが、令和4年度の何月か分かりませんけども、やってくださいということを国で決めたんですよね。そういうことを。これをまだ設置が決まらないというのはどういうことですかね。 国で決めてあるんですよ。答申もやってるんですよ。早急にやってもらいたいですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  われわれはそのつもりで対応しております。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  同じ町もあるんですかね、こういう通報制度を設けなさいという、どこでもあるですかね。富士川とか、300人、300人以上っていう大きいな、市か、昭和町、相対して町村会へどんどん。 違うの、町村会ではない。さっき町村会って言ったじゃん。 どこで相談できるんですか、これは個人的にやる。町として、その辺をちょっと。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  議員さん、ちょっと整理をさせていただきたいですが、今の相談をするというのは、窓口として相談するんですか、それとも私どもが町村会には町村会として公の組織として、今対応していただいています。 4月以降、外部の窓口となるべきところは、弁護士さんだけではなくて、刑事事件であれば警察になりますので。それは、私どもが特別な何かをしなくても、職員はそちらへ言っていけるということになります。 ○議長(丹澤孝君)  第9番、小川好一君。 ◆9番議員(小川好一君)  早急に対策を練って、早急に通報制度は設置をしていただきたいと思います。 私の一般質問は以上で終了とさせていただきますが、町民に対してもこれなら不正が起きないと納得できるような対策をお願いをして、二度とこのような事件がないことを願いながら質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第9番、小川好一君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩とします。 再開は午後4時35分とします。     休憩 午後4時24分-----------------------------------     再開 午後4時35分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 会議の途中ですが、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ延長します。なお、税務課長、芦沢正君につきましては、都合により欠席する旨の報告がありました。代わりに内藤武志係長が出席していますので、ご了承願います。 続いて、第7番、齋藤美佐さんの一般質問を許します。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  7番、齋藤美佐です。 よろしくお願いいたします。 本町は手話言語条例の町ですので、初めのあいさつのみ手話でさせていただきます。 今日、3月3日はひな祭りです。そして耳の日でもあります。それでは、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 1として、子育て支援のさらなる充実と強化への取り組みは。 昨年末、政府の当初予測より8年も早く出生数が80万人を割り込む見通しとなったことは社会に衝撃を与えました。先日、統計開始以来初の80万人割れとなり、出生減は危機的な状況です。少子化は自分とは無関係と思われる方もいますが、実際は中高年をはじめ、全世代に深く関係をします。いうまでもありませんが、今ある年金、医療、介護など社会基盤の持続可能性を維持するためには、その支え手となる世代への支援が不可欠です。 コロナ禍において、児童虐待やいじめ、不登校、ヤングケアラーなど。子どもをめぐる状況は深刻です。 また、子どもを持つこと自体をリスクと考える若者も増えています。こうした現状を重く受け止め、公明党は誰もが子どもを安心して産み育てられ、十分な教育が受けられる社会づくりを国家戦略として位置づけて進めなければならないとの認識に立ち、昨年11月に子育て応援トータルプランを発表いたしました。 子どもの幸せを最優先する社会をめざして、結婚、妊娠、出産から子どもが社会に巣立つまで切れ目ない支援策に取り組みます。 12月議会でも少々触れさせていただきましたが、支援が手薄なゼロから2歳児に焦点を当て、妊娠期から出産、子育てまで一貫した伴走型相談支援と、妊娠出産時に計10万円相当を支給する出産子育て応援交付金事業の財源が国の補正予算により確保されました。 地方自治体の取り組みを生かしながら、地域の実情に応じて取り組むことができるよう、地方自治体の創意工夫に基づく柔軟な組みとする事業です。本町の事業実施はどのようになっていますでしょうか。 今年4月からは子ども基本法が施行され、子どもたちの抱える課題を1元的に取り組む子ども家庭庁が4月に発足いたします。子どもを社会の真ん中に子どもの最善の利益に資する政策を実現する司令塔となるわけですが、いよいよ私たちの地域でも子どもや若者、男女共同参画の視点から、子どもも親も希望を持って、幸せを実感できる子育て支援を、本気で進めるときだと思います。 また、切れ目のない子育て支援の基盤の1つとなるのが、プレコンセプションケアの推進です。まだ聞きなれない言葉かもしれませんが、コンセプションは受胎妊娠の意味で、プレコンセプションケアとは妊娠前の健康管理のことです。 小学生のころから男女を問わず、自分の体を大切にしていこうということで、早い時期から妊娠出産の知識を持ち、自分の生活や心と体の健康への意識を高め、人生設計の参考にする考え方です。もともとはCDCアメリカ疾病予防管理センターが推奨し、WHO世界保健機構が妊娠前のカップルに医学的行動学的社会的な保健介入を行うことと定義しました。日本では、近年の女性の低栄養や働く女性の健康問題、不妊治療や低出生、体重児の増加などにより、プレコンセプションケアの必要性が注目をされ始めていますので、この取り組みを推進したいと考えます。 このようなことを踏まえまして、4点質問をさせていただきます。 1.本町の子育て支援の理念と方針は。 2.伴走型相談支援の更なる取り組みは。 3.国の出産子育て応援交付金事業を円滑に進めていくべき。 4.プレコンセプション妊娠前の健康管理に関する今後の取り組みを伺います。 よろしくお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  齋藤美佐議員の一般質問にお答えをいたします。 子育て支援のさらなる充実と強化への取り組みはの、1点目、本町の子育て支援の理念と方針はについてでありますが、本町では安心して子どもを産み育て、暮らしやすいまちづくりの基本理念として、地域における子育て支援、親子の健康づくり、学びを通じた成長、暮らしやすいまちづくりの4項目を取組方針に掲げ、令和6年度までの第2期子ども子育て支援事業計画に基づき、各取り組み方針ごとに具体的な行動計画を定め事業を進めてございます。 2点目でございますが、伴走型相談支援のさらなる取り組みはについてであります。 国では、今般の出産子育て応援交付金事業として、伴走型伴走型相談支援を示しておりますが、本町におきましては、この事業実施以前から母子手帳発行から出産、子育てまで、助産師や保健師が戸別訪問や面談を通じ、また支援センターにおいては支援員がさまざまな機会を活用し、良好な関係を構築し、相談支援を行っております。 本事業は、本年度から実施される事業でありますので、今後は他の自治体の先進事例も参考とし、さらに伴走型相談支援の充実を図ってまいります。 3点目、国の出産、子育て応援交付金事業を円滑に進めていくべきについてでありますが、本町では、当該事業の事業費を3月補正予算および令和5年度当初予算に計上させていただきました。 国では、当初支援給付について、出産応援ギフト、子育て応援ギフトの2回に分け、クーポン券やサービス等の利用料補助を想定をしておりましたが、地域差があり、クーポン券等の利用が難しい地域であるとの意見を受け、現金給付も可能との方針が示されました。本町では、この事業実施要綱に基づき、出産応援子育て応援ともに現金給付とすることといたし、支援金の給付につきましては、3月補正および令和5年度当初予算をご議決いただきましたら、対象者に申請書を交付し、4月から給付を開始する予定となってございます。 4点目、プレコンセプションに関する今後の取り組みについてであります。 1点目の答弁とも重複をいたしますが、現在取り組んでおります第2期子ども子育て支援事業計画において、学びを通じた成長を取組方針とし、次の時代の親となる子どもたちに対し、少子化が進行する中で体験機会が不足をしている赤ちゃんとの触れ合いや、育児体験ができる機会の提供に取り組むとともに、思春期に特有の課題等について相談支援や、情報提供等に取り組んでおり、引き続き行動計画に沿って取り組みを進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 本町の子育て支援の理念と方針の再質問ですけれど、市川三郷町第2期子ども子育て支援事業計画を踏まえてご答弁をいただきました。今回の当初予算にも子ども子育て支援事業計画見直し調査業務委託料として計上されておりますが、市川三郷町第3期の子ども子育て支援事業計画を令和6年度に策定していくことを承知をしております。 今後、国のこども家庭庁の創設も踏まえ、町としての政策の考え方が大変に重要になります。昨日も、一般質問にありました。第3次総合計画の策定にもかかわってきますので、今後の市川三郷町のあるべき未来像を想定し、具体的な方向性を示す大事な時となります。 今までも子育てに関する質問を重ねてまいりましたが、人口増に直結する子育て政策をもっと前面に打ち出すべきと思います。 子育て応援宣言を打ち出すなど、子ども政策をど真ん中に据えていくことが最重要と思います。子育て支援の理念をしっかりと持ち、政策につなげなければなりません。改めて町長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  昨日も、所信の中で申し上げさせていただきましたが、来年度、令和5年度につきましては、子ども保育に関しては重点項目として取り組んでまいります。また、議員のおっしゃっております、こども家庭庁が新設をされたということでございまして、機構改革の中でも、この子育てを特出して拡充をしていくという方針でございます。併せて町の看板事業となるような方針を、方向性を導き出したいというふうに思います。議員のご指摘をいただきました点に関しましては、十分に精査をし取り組んでまいります。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  心強いご答弁ありがとうございます。 2番の、伴走型相談支援のさらなる取り組みについての再質問ですが、すでに本町では、先ほどご答弁の中にもありました伴走型支援を手厚くしてくださっていることに対して、心から感謝を申し上げます。本町では、ファミリーサポートも充実をしておりますが、富士吉田市や笛吹市では、国でも推奨している訪問型のホームスタートというのがありまして、これは乳児がいるご家庭に研修を受けた地域の子育て経験者が週に1回無償で訪問をし、親の気持ちを受けとめて話を聞く、傾聴と。親と一緒に家事や育児、外出などをする共同の家庭訪問型子育て支援ボランティアがあります。 コロナ禍で支援を必要とする方もいるはずで、どのようにして助けを求めたらいいのか分からず、日々を送っている方もいるかもしれません。 町長の所信の中でも触れていただきました本町のみんなの広場ですけど、昨年12月からみなひろ食堂として、子どもから高齢者まで誰もが利用できる地域食堂を月一で立ち上げました。 私もみんなの広場のスタッフとして、毎月料理班でお手伝いをさせていただいております。こども食堂は、貧困対策や虐待予防、ヤングケアラー支援などさまざまな目的があります。このようなボランティア精神の活動がさらに増えていって、いろんな方々の目があって救ってあげられる支援につながればと心から思っております。 このあと、諏訪議員の質問にもヤングケアラーについてございますが、私からは2点、諏訪議員の了解も得ましたので質問させていただきます。 私からはこのヤングケアラーの認知度を上げていきたいというこの思いでいっぱいです。2年前にもヤングケアラーの質問をさせていただきました。すでにこれまでボランティア連絡協議会や高田愛育会での定例会、そして民生委員さんへの研修会ということで、これまでに3回いきいき健康課の担当者からヤングケアラーの研修会をしていただきました。私も昨年、この研修会に参加をさせていただきまして、少しの変化に気がつくことの大切さを改めて学ばせていただきました。 今後はもっと広く町民に向けたヤングケアラー研修会を開催をしていただけないでしょうか。ご答弁をお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  本町でするヤングケアラー講習会の開催についてありますが、県では来年度から出張講座など、地域住民の研修の充実を図ることとしております。この事業と連携を図りまして、本町におきましても、昨年度議員さんのおっしゃった研修会などに職員を参加させていただいております。 このような機会をまた設けまして、また機会のあるごとに職員を派遣して、周知活動等を進めていきたいと考えております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。 また、県のヤングケアラー支援計画の中に、具体的な取り組みとしまして、ヤングケアラーを支援する人材の育成、研修体制の充実ということで、専門職等によるコーディネーターの養成がございます。本町はこのコーディネーターさんはどのようになっていますでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  本年2月から3月にかけまして、各市町村から推薦された30名を対象としまして、第1回のコーディネーターの養成講座が開催されております。本町からもいきいき健康課の職員が研修を受けており、今月中に講習が終了する予定となっております。 また、コーディネーターの研修をまた2次、3次と出ると思いますので、また職員を派遣し講習の資格を取得していきたいと考えております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  手厚くなるのでありがたいと思います。引き続きお願いいたします。 次に、3番目の国の出産子育て応援交付金事業の再質問です。 今回対象となる件数を具体的に教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  令和4年4月1日から5年2月末までの出生件数は51件であります。3月には出生5件が見込まれております。この方につきましては、遡及適用となりますので10万円を一括交付する予定となっております。 また、2月末現在、母子手帳発行件数は29件となっており、こちらの方につきましては2回に分けて5万円ずつ給付する予定となっております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。遡及は本当に喜んでおりました。ありがとうございます。 国ではクーポンを推奨しております。今、本町は現金ということですけども、国ではクーポンを推奨していて、でも本町では使えるところが少ないので、仕方がないことだなというふうに思います。あくまでも利用をしやすいということが重要と考えますので、今後、例えば県全体で使える電子クーポン券等が利用開始となった場合には、町としてご対応をしていただけますでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  議員のおっしゃるクーポン券につきましては、まだ詳細が町には入っておりませんので、その詳細の交付要綱、また条件等を検討させていただきまして、町のほうでも対応したいと考えております。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問がありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  この出産子育て応援交付金は、個々の面談をした上での給付となるので、悩み相談を聞いて差し上げてほしいっていうふうに、今ももちろんそうしてくださっていると思いますが、どのように子どものために使っていくかが重要になってくると思います。 ママが1日、子どもを預けてゆっくり過ごせるような場所も必要ですし、そのことによってリフレッシュして、また楽しく子育てできるようにしていかれる場所も、この交付金事業で活用ができます。 政策実現の現場は、基礎自治体と地域であり、最も大事な足場は本町の現場でありますので、どこの市町村よりもパパママが喜ぶ伴走型と交付金とのセットで、今後も円滑に進めていただきたいと思います。答弁いいですか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁いりますか。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  はい。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  今、交付金事業と伴走型の併用でということでございます。今後も引き続き、そういう伴走型支援については、私の目指すみんなで支えるものということで充実をさせていただきたいということで、今回、令和5年度当初予算を提案させていただいております。そういう考え方の中で推進をしていきますので、今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  よろしくお願いいたします。 続いて。プレコンセプションの再質問をさせていただきます。山梨県の第5次男女共同参画基本計画の第7分野、学童思春期のところには、プレコンセプションケアが掲載をされ、令和3年2月に閣議決定をされた成育医療等基本方針で、同ケアを女性やカップルを対象として、将来の妊婦のための健康管理を促す仕組みと定義されました。 11月8日に公明党が発表した、先ほど申し上げました子育て応援トータルプランの中にも重要な支援の1つとして掲げられております。 国立成育医療研究センターが設立したプレコンセプションセンターをはじめ、同ケアを推奨する医療機関や医師も増えつつあります。 自治体での取り組みも行われていて、政令都市の福岡市が今年7月から30歳の女性を対象に、プレコンセプションケア推進事業として卵巣機能を調べる血液検査への助成を始めたとのことです。 国立成育医療研究センターの荒田尚子診療部長は、日本は妊婦や新生児の死亡率が諸外国と比べて低いが、晩婚化や肥満、痩せ型の増加、子宮頚がんの検診の低迷など課題は多い。同ケアを母子保健だけでなく、教育や医療など幅広い分野で進めることが重要と指摘をしております。 例えば、学校教育の中でどうケアを取り入れ、子どもたちが自分の健康と人生設計について考えるきっかけづくりを行うなど、また町民が将来に望む人生に必要な情報を知り備えられるような情報を提供することが必要ではないかと考えます。 栄養が足りない人が多い、自分の体を大切にしてほしい、そのようなことを知ることが大事だと思いますので、それこそ教育の一環で講師を呼んだりして学んでほしいというふうに思います。 性教育アドバイザーという人の存在もございます。学校では教えてくれない性教育という形で特別授業をしてくださる方も、近くに実はいらっしゃるので、ぜひお願いをしたいと思いますが、このことに関してのご見解をお聞かせください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  プレコンセプションに対する考え方については、大変学校教育においても重要であるというふうに考えております。一方、学校教育では、保健体育等の授業において、学習指導要領に沿った授業も行っております。したがって、それらのことも考慮しながら対応してまいりたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  ぜひよろしくお願いいたします。 子どもを真ん中に置いた輝く市川三郷として、どこよりも伴走型支援を推し進める、子育てに寄り添った町であることを願いつつ、次の質問に移ります。 2.防災にも強いまちづくりを。 1番として、誰もが安心して避難所で過ごせるような環境整備として、災害時に視覚や聴覚障がい者などが支援が必要であることを周囲に示すビブス、ゼッケンですけど、名札の配備を提案をさせていただきます。 香川県のさぬき市では、目が不自由ですとか、ゆっくりはっきり話してくださいなどと、ビブスに表記された6種類の用紙を取り付けて使っているそうです。この中には、外見からは分からなくても、援助や配慮を必要としている方のヘルプマークのビブスもあります。こんな感じのビブスがあります。本町は、手話言語条例の町ですので、ろう者の方の災害時の支援策として、意思疎通を図るための整備としても重要だと考えます。また、ろう者の方からも望む声を今回伺いました。ご見解をお聞かせください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  災害にも強いまちづくりをの、災害時に支援が必要であることを示す支援用ビブスをについてでありますが、災害時における視覚聴覚障がい者など支援が必要な方々に対する環境整備といたしましては、聴覚障がい者協会の皆さまと協力をし、絵や文字を指さしながら意思疎通を補助するコミュニケーションボードを作成をし、令和4年中に主な避難所への配置を行いました。 視覚、聴覚障がい者など、援助や配慮を必要としていることが、見分けが外見からは分からない人が周囲の人に支援が必要であることを示す方策として、ビブスの配備も一つの手段ではありますが、町といたしましては、まずは地域に支援を必要としている方々がいることを知っていただくことが重要であると考え、災害発生時要支援者台帳を区長、組長の皆さまにお渡しをしており、毎年で防災訓練の際には地域における支援を必要としている方々への配慮をお願いをしているところであります。 議員ご指摘のビブスの配備につきましては、聴覚障がい者など当事者のご意見も伺いながら検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 令和2年の、ビブスのほうの再質問です。令和2年の9月議会で一般質問をさせていただきましたコミュニケーションボードが、避難所に配備をされました。ご答弁の中にもありました。避難訓練でも、このコミュニケーションボードを活用していただいていることに感謝をいたします。 ご答弁の中に、区長、組長の皆さまに災害時要支援者台帳を渡してあるので、地域で支えるとのことでした。それは大前提で大事なことだと理解しております。しかしながら、災害時は誰がどこに避難するか分かりません。そんな時にも、聴覚障がい者とか手話通訳者など、こちらでいろんなそのビブスには選択ができるので、ビブスの用意があることは、聴覚障がい者にとりましても安心につながります。その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  聴覚障がい者の方へのビブスの配備につきましては、町長の答弁にもありましたとおり、聴覚障がい者の方たちのご意見も伺いながらということで、私たちのほうでも把握している限りの中で、そういったものを積極的につけるのがあまり気分的にちょっと好きじゃないという方もいらっしゃいますので、そういった方のご意見も踏まえた中で検討をしていきたいと思います。 また、手話通訳者の方にもというお話なんですけれども、例えば地震だったり、大雨だったりの災害時には、手話通訳者自身も被災者になる可能性があると、場合によってはそういった方も来られないような状況もあると考えられます。そういったときにも考慮した中で、手話通訳者の方たちにも、災害時に協力をいただけるなのかどうなのかという、そういった意思の確認も含めて、関係者と意見の確認しながら、配備については検討していきたいというふうに思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  今、ろう者と知られたくないみたいなことのご答弁もありました。もちろんそういう方もいらっしゃいました。だけど、本当に今、そういう方も減ってきていて、安心につながるので、その方はつけなければいいというか、用意するということが安心につながるということを声を大にしていたいと思います。また、ご検討を、よく聴覚者障がい者さんに聞いていただきたいと思います。 先ほど申し上げましたこのヘルプマークですけど、このヘルプマークは人工関節とか義足、自閉症や内部障がい、難病など外見では分からない障がいを示すヘルプマークですけど、本庁ではこのヘルプマークはどのようにして渡しているかってことと、これは東京都とか、静岡とかいろんな日本全国ヘルプマークを自治体とか県でしているところのシリコンの何て言うんでしょう。共通って言ったらいいか分からないんですけど、それなんですけど、本町はどのような感じでしていますか ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  ヘルプマークの配布につきましては、今議員さんが持っていらっしゃるようなものは残念ながら配布はしておりません。町の方のホームページにそういったものがありますよという周知の方をさせていただいて、それと同時に福祉支援課にヘルプマークの案内のチラシのほうを置いてあります。それを持って行っていただくということが基本になるんですけれども、その紙でできているものを必要な部分を切り取っていただいて、携帯をしていただくことで、ヘルプマークの提示というか、代わりにしていただくような利用をしていただく形を今とっております。 ヘルプマークの配備につきましては、これは単純に配って持っていただくだけではちょっと意味がないというふうに感じています。それを見た方がこういったものがあるんだなと、そういった方が近くにいるんだなということを分っていただかないと。そこで手を差し伸べるようなことをしていただかないと、やはり意味がないと思いますので、まずはヘルプマークの周知とか、そういった方がいらっしゃるという啓発の活動をまずはしていきたいと。町のほうでも手話の講習会なんかを学校だったり、各種団体のほうにお邪魔して進めておりますので、そういった際にヘルプマークの周知のほうを継続して行っていきたいと思っております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  ぜひ周知のほうをよろしくお願いしたいと思います。 以前にも、広報等でも周知をしてくださったと思いますが、またさらに。今のだと本当に紙を切って、また何か100円均一とかで買って、それを中に入れてっていう感じなのでちょっと耐久性も悪いので。またご検討もいただきたいというふうに思います。また、周知の方をよろしくお願いいたします。 LEDのことですけど、再質問させていただきます。夜間薄暗い路地や街角を照らしてくれる防犯灯は。 ○議長(丹澤孝君)  齋藤議員、再質問というか、最初にまだこの部分は読んでない。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  失礼しました。 2番です。 昨今、物騒な犯罪等も多くなっていることから、夜間薄暗い路地や街角を明るく照らしてくれる防犯灯は犯罪の抑止力になります。本町の道路の防犯灯は1,491基と伺っておりますが、蛍光灯、水銀灯、LEDライトと認識をしております。SDGsの観点からも、電気代がかからず、耐久性のあるLED化に全て移行していく必要性があると思いますが、町の見解をお聞かせください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  防犯灯のLED化についてでありますが、議員のご指摘のとおり、防犯灯のLED化はSDGsの観点からも、電気代の節約や耐久性により有効な取り組みと判断をいたしております。町といたしましては、一度に全て交換することは困難であるため、LED化の効果が大きい水銀灯から順次交換を進めており、予算を令和5年度の当初予算へも計上をしてございます。 また、蛍光灯についても、更新時にLED化を進めているところであり、今後も計画的に交換を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  計画的にということで、ありがとうございます。 水銀灯の数が大体でいいので分かったら教えていただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  町で防犯灯の管理としては、東京電力より請求書の来る明細書を基に管理しておりますので、はっきりとLEDの防犯灯が何基、蛍光灯が何基、水銀灯が何基という管理をしていませんので、はっきりとした数字は出ませんが、その請求書はワット数ですね。10ワット・20ワット・40ワット・60・100・200・300といったように、そのワット数で東電が請求を出している防犯灯ということで管理をしておりますので、この中から推測ですが、ワット数の大きい100ワット・200ワット・300ワットあたりが水銀灯ではないかということで推測しますと約250基ほどあります。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第7番、齋藤美佐さん。 ◆7番議員(齋藤美佐君)  それでは計画的にということで、よろしくお願いいたします。 一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第7番、齋藤美佐さんの一般質問を終わります。 続いて、第2番、一之瀬滋輝君の一般質問を許します。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  2番、一之瀬滋輝、一般質問させていただきます。 私からは大きく2つに分けて質問させていただきます。 先ほど来SDGsという言葉がたびたび出てきておりますが、まず本町におけるSDGsへの取り組みについて質問いたします。 SDGsは、すでにご承知のとおり、2015年9月に国連加盟国193カ国の全会一致で採決された世界共通の目標です。貧困や差別、そして環境問題など地球上のあらゆる課題に取り組み、2030年までに持続可能で多様性と包摂性のある社会を目指すための目標です。 本町では、庁舎前面にSDGsの取り組み宣言を掲示するとともに、SDGs推進企業認定制度を設けるなど、積極的に取り組んでいることが伺えます。また、本年2月9日に開催された山梨県主催のSDGsフォーラムにおいても、町村で唯一ブースを出展し、県内自治体の中でも最も積極的に取り組んでいることが見受けられます。 こうしたことから、まず町長がSDGsに積極的に取り組むことの基本的な考え方を伺いたいと思います。 地方自治体がSDGsに取り組む場合、まず国連で採決された目標について、自治体の社会的な責任として取り組むことがあります。 次に、SDGsが目指している目標を指針として、自治体が抱える地域課題の解決に取り組むことがあると思います。町長は本町におけるSDGsの取り組みをどのように進めていこうと考えておられますか、ご答弁ください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  一之瀬滋輝議員の一般質問にお答えをいたします。 SDGsへの取り組みについての本町における取り組みについてでありますが、まずは自治体の社会的な責任といたしまして、人口減少や高齢化が進むことにより、エネルギーや交通、医療、教育等のインフラ整備における財源や担い手が減少をし、地域サービスの維持が困難になることが予想されるため、これらの課題に対応することが求められております。 一方で、深刻さを増す人口減少と高齢化を初めとした地域課題に対しては、これまでの考え方や取り組み方法では解決が難しい状況となっております。こうした課題に対して、新たな解決の切り口を提示提供するものとして、SDGsは有効な活用ができるものと考えております。 第2次総合計画の中で、SDGsをマッチングさせた市川三郷町のSDGs取り組みについてに示すとおり、総合計画における基本的な考え方の「誇れる町」、「賑わうまち」、「安全安心なまち」、「繋がるまち」の基本理念に基づき、SDGsを意識してまちづくりを進めてまいります。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  町長がお考えになっている基本的なことはよく分かりました。 今、お話がありましたとおり、SDGsの各目標を地域の状況に当てはめた場合、いろいろな解決方法が模索できると思います。また、地域の課題が浮き彫りにはなりますが、一方で地域の強みもまた再認識できると思います。そして、その強みを生かし、地域の活性化や豊かさにつなげることも、また自治体がSDGsに取り組む目的の一つでもあります。例えば、本町には豊かな自然とそれにより培われたきれいな水、そして空気があります。これらは本町および町民の財産であり、SDGsへの取り組みが本格化する中にあっては、町民に豊かさをもたらす要素にもなります。すでに本町の豊かな自然に対しては、森林環境譲与税が交付されています。また、今後、企業がカーボンニュートラルに取り組む際には、二酸化炭素を吸収する森林は大きな価値を生みます。こうしたSDGsに取り組むことによる地域の豊かさや活性化について、町長はどのように取り組みを進めるとお考えでしょうか。ご答弁ください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  SDGsの中で、地域の豊かさに関連づけろということでございます。当然、町といたしましては、SDGsを推進する中では将来目標といたしまして、地域の活性化について取り組んでいく中で計画を立ててございます。そういう中、ご指摘をいただきました例えば水、例えば空気、こういった要素というのは非常に私たちの町には豊かな自然がございますので、私たちのアイテムとして重要と考えております。こういった観点から、今後も現計画に加えてご指摘いただきました点も加味しながら検討をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  大変緊張しておりまして、なかなか回答に対する再質問というのは難しいんですけれども、したがいまして順次質問を進めさせていただきます。 次に、本町行政の基本方針である総合計画とSDGsの関連について伺います。 先ほどもひもづけをして対応しているというお話がありましたが、そうした内容を本町では公表しています。現行の総合計画をSDGsの目標に照らす中で、町長はどのように評価いたしましたか。例えば、私も見させていただいてチェックをしたんですが、目標1の貧困をなくそうについては、総合計画に該当する項目がなかったというようなことがあります。 本町が公表している市川三郷町のSDGs取り組みの中では、国際的な地方自治体の連合組織であるUCLGが示すSDGsのゴールに対する地方自治体の果たし得る役割を記載しておりますが、その中でSDGsの目標、1貧困をなくそうについて、自治体行政は貧困で生活に苦しむ人々を支援する上で、最も適したポジションにあり、全ての市民が必要最低限の暮らしを確保することができるよう、きめ細かな支援策が求められていますと記載されております。自治体にとっては重要な目標ではないかと思います。 しかしながら、総合計画には対応する項目がありません。このようなミスマッチも含め、現在の総合計画をどのように評価し、また現在策定を予定している第3次総合計画においては、評価した内容をどのように反映していくのか、現時点でのお考えをお聞きしたいと思います。ご答弁ください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  本町の総合計画における対応についてでございます。現在は、第2次総合計画にSDGs目標を関連づけをしておりますが、今後は具体的な課題に即したSDGsの取り組みが必要となりますので、第3次総合計画の中で反映させていきます。 第2次総合計画とSDGsをマッチングさせた市川三郷町のSDGs取り組みについて、町ホームページで公表をされております。総合計画の評価検証は毎年度行っておりますが、SDGsを考慮した評価検証内容ではないので、令和5年度から策定に着手をする第3次総合計画の中で反映をさせていきます。 目標の1の貧困をなくそうに関しましては、日本は絶対的貧困問題より相対的貧困問題が課題という認識でおります。この計画はです。その対策として、第2次総合戦略の第2章2の3で仕事づくりを掲げていることで、町内での雇用促進を図ることで解決を目指しております。 しかしながら、第2次総合計画総合戦略には、相対的貧困に関しての言及がございませんでしたので、第3次総合計画ではより現状に即した政策を掲げてまいりたいと思います。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ありがとうございました。ぜひ、日本の中でも貧困が問題になっているところも結構あります。そういった格差が非常に進展している部分もありますので、そうした方たちに対するきめ細かな対応していただければと思います。 続きまして、地域住民に対するSDGsの啓蒙についてお聞きします。 地域住民にSDGsの取り組みを広く促すことは、自治体の大きな役割です。先進自治体においては、自治体と地域住民が協力して、貧困問題や環境問題などに取り組み成果を上げるとともに、そうした取り組みを通じ、地域活性化につながっているとの報告があります。 SDGsの取り組みにおいては、まず地域住民に理解を深めていただき、それを基に具体的な行動を起こしていただくことが必要だと思いますが、そのために町ではどのような取り組みを行っていますか。先ほどのお話で、第3次総合計画にはSDGsも意識した計画をつくるということですので、ベースとなるSDGsの考え方につきましては、ぜひ住民にも広くお知らせいただきたいと思います。 また、子どもたちが社会問題や地域課題に向き合い、学び取り組むことは子どもたちの将来にとって重要なことです。SDGsへの理解、取り組みはそうした教育には最適であると思いますが、町長は教育現場にどのような取り組みを行うよう指示していますか。私もやっておるのですが、地域共同本部なんかの活動でこうしたことも住民と一緒に取り組むことで、よりいっそうコミュニケーション、あるいは活性化というものが図れると思いますが、こういうことに関してどのようにお取り組みになっているのか、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  地域住民への宣伝活動についてでございます。SDGsの理解や取り組みを促進するためには、町では一昨年広報で町民に向けたSDGsの取り組み目標の紹介。また本庁舎に懸垂幕を掲げ、PRをいたしました。 第34回神明の花火大会においては、「持続可能な花火大会をめざして」のテーマのもと開催をいたしました。 また、町内事業者を広く対象としたラウンドテーブル市川三郷での対話のテーマにしたほか、SDGs推進企業認定制度を設け、民間企業の取り組み推進を支援しており、現在は6社が登録をしているところでございます。今後もさまざまな方法で町民の理解を深めていきたいと考えております。 また、教育現場の取り組みについてでありますが、教育委員会では学校長と毎月1回、指示、伝達、確認事項や協議、情報共有等を行う場である学校連絡会を開催をしております。これは教育委員会です。令和3年10月の学校連絡会において、広報に掲載をされた町のSDGsの特集について周知をいたしました。 全ての学校で、学校生活の中や授業等でSDGsについて取り組んでおり、内容が17の目標のどれに該当するのかをまとめた。一覧表を作成して学習に活用をしております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ご答弁ありがとうございました。おっしゃるとおりの施策については、私も十分承知はしておりますが、まだまだ理解に向けての取り組みが本町では足りないと思います。もっと先ほどのお話がありましたとおり、3次の総合計画にはそういったものをしっかり基本として据えるのであれば、その前により一般の皆さまにもご理解いただけるような機会、そういったものを設けていただきたいと思うんですが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  SDGsの住民の皆さまへの浸透するようにというようなことの中で、一人ひとりがまずできることというようなことがございます。リサイクルステーションを最大限に活用した資源の分別とかですね。あと買い物でのレジ袋ではなく、マイバッグを利用する。あとスーパーやコンビニの商品の棚の手前から取り、賞味期限の短いものから消費するというような身近なことが個人ではできることだと考えています。 今後、SDGsを広めるために、町民の皆さん向けに第3次総合計画の検討会の前に1度周知するような説明会といいますか。そういう周知する場をまた設けたいと考えております。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ありがとうございました。 質問ではないんですが、すでにSDGsというのは皆さん、すでにいろいろな取り組みをしているものの積み重ねでもあります。先ほどリサイクルステーションのお話がありましたが、本町は早くからそういった分別し、リサイクルするという取り組みをしています。そういったことを住民の皆さんにお知らせするために、リサイクルステーションにSDGsのマーク。これがどんな役に立っているのかというようなことを露出することもひとつSDGsの町民への理解を深めることになると思いますので、そういった施策についてもご検討いただければと思います。 続きまして、次に質問をしたいと思います。 本町の課題の掘り起こしにどのように活用しているのかをお聞きしたいと思います。 例えば、SDGsの目標6に安全な水とトイレを世界中にというものがありますが、1例で申し訳ないんですけども、大同地区の山王住宅では、水の品質が悪く、給湯器の故障や飲料水への不安の声が聞かれています。 この問題については、地区の要望事項にも載っております。こうした例を含め、SDGsの目標に照らした場合、解決しなければならない本町の課題が数多くあると思いますが、こういったことも一つのヒントとして、町の取り組みに活用していただきたいんですが、町長はこういったことの取り組みに対して、どんな認識をお持ちになっているかご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  地域課題の掘り起こしについてでございます。町においては、先ほどご指摘をいただきました山王地区にお住まいの住民の方々より、給湯器の故障等の苦情があることは確認をしてございます。その都度、富士川町水道局に対し、町民の皆さまに対して丁寧な説明と解決に向けた対策を講じてほしい旨のお願いをさせていただいてございます。 今後もこの問題が解消されるように、町民の皆さまに安全安心な水を将来にわたって供給できるよう町といたしましても、引き続き取り組んでまいります。 私たちの暮らしを取り巻くさまざまな課題の1つが、SDGsの17の目標につながるものであると認識をしてございます。SDGsが誰一人取り残さない持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標であることはもちろん、私たちの生活にも大いに関係をしていることと、広く町民の皆さまとも共有することにより、課題解決に向けた取り組みを力強く進めて進めることができると考えております。 私の目指す、住み心地のよいまち日本一にも不可欠な考え方でございますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ありがとうございました。思いもかけず、山王住宅の問題についてのご回答もいただきましたが、この水の問題については、そもそもの水源の問題があるようです。聞くところによると、山王住宅の水というのは、富士川町と本町との間の話し合いの中で、水道水については富士川町のものを使うということになっているようですが、実は本町の水はとてもよい水で、本町の水を使っていればそういった問題は起こらないようです。これについて担当課ではどのような認識があって、今後どのようにしていくのか、ついでに出た問題で申しわけないんですけれども、ご回答いただければと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  大同地区の山王住宅につきましては、本町と富士川町の町境に組合の施工により区画整理事業で造成されたエリアでございます。先ほどもお話をいただきました。 水道水の供給につきましては、付近に富士川町の水道水の本管が埋設されているということから、両町による協定に基づき、現在は富士川町側よりの給水および維持管理、徴収を行っております。 町のほうには、先ほど町長も回答ありましたけれども、給湯器の故障等の苦情があることは十分認識して確認しております。その都度、富士川町の水道部局の方にもいろいろとお願いをしているわけですけれども、なかなか解消されていない状況だというのも理解しております。 また、本町からの水という話がありましたけれども、本町からの水道水を管を敷設して、またそちらのほうに供給ということになりますと、かなり大きな事業量ということになると思いますので、そちらのほうを担当課といたしましては、まずは富士川町さんのほうにお願いをすると、担当課自体も、うちのほうから供給した場合には、どのくらいの費用がかかるかとか、そういったものは試算していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。
    ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ぜひ検討いただきたいんですが、もう先ほども話しましたが、故障、あるいは飲料への不安というのは、もうこれはそもそもの水質の問題なので、なかなか解決が難しい。片や本町の本管というのがすでに新川というか、川を渡って山王住宅のすぐそばまでは行っています。私も確認しましたが、行っていますので、ぜひ一度ご確認をいただいて、先ほどお話のあった本町で対応が可能かどうかも、今後検討いただければと思います。この席でどうこうということではありませんが、よろしくお願いします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  この問題に関しましては、地域の方々から情報をいただきまして、また、齋藤議員さんにも古くからこの件には関わっていただいております。今現状はそういう状態でございまして、今後の方向性については、検討する中で進めたいと思います。 以上です。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  最後にSDGsの最後として、SDGsの理念に対する町長のお考えを伺います。 SDGsが定めている17の目標は、地球上の誰一人取り残さない、あるいは誰一人取り残されないことを理念として定められています。これを町政に置き換えると、地域住民を誰一人取り残さない、取り残されないことが町政を運営する基本的な理念だと思います。したがって、この理念を常に意識して町政を進めることが重要だと考えますが、町長の認識はいかがでしょうか。また、こうした理念を先ほど、第3次総合計画にはSDGsの考え方を取り入れるというお話がありましたので、ぜひその際には誰一人取り残さない。こうしたことも意識した上で計画策定に取り組んでいただきたいと思いますが、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  SDGsの理念につきましては、誰一人取り残さないを念頭に施策を推進してまいります。住み心地のよいまち日本一を達成するためには、誰一人取り残さない社会の実現を目指し、経済、社会、環境を環境をめぐる広範囲な課題に総合的に取り組む必要があると考えてございます。そのためにSDGs目標11の住み続けられるまちづくりに取り組み、レジリエント災害ですね。災害時などでも即時回復可能な市川三郷町を目指してまいります。 以上、答弁とします。 ○議長(丹澤孝君)  第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ありがとうございました。今回町長には、SDGsについて質問させていただきましたが、町長の町政に対する基本的な考えをSDGsへの取り組みを一つの基準としてお聞きさせていただきました。答弁を通じ、町長の基本的な考えを住民の皆さまに周知いただくとともに、私の今後の議員活動に生かしていきたいと思い、質問させていただきました。 本日答弁いただきました町長の基本的な姿勢をもとに、今後の個別具体的な政策につきまして、検証評価してまいりたいと思います。 続きまして、2点目、本町におけるデジタルトランスフォーメーションDXへの取り組みについて伺います。 笠井議員は慎重に取り組めという姿勢のようですが、これについてお話をさせていただきます。 自治体に求められているDXの取り組みは、地域住民の利便性や行政サービスを向上させるためのものでなければなりません。町長は就任当初よりDXの活用を表明していますが、DXを活用して何を実現し。それにより、どのような効果を目指しているのいるのでしょうか。ご答弁ください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  DXの取り組みについてでございます。DXを活用し、本町で何を実現し、町にはどのような効果があるのかについてでございます。 令和2年12月、政府においてデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針が決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとして、デジタルの活用により一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化が示されました。 また、令和4年6月には、デジタル社会の実現に向けた重点計画が閣議決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとして改めて位置づけられました。これらを受け、本町でも業務の効率化と迅速化、業務分析に伴う適正人員配置に取り組んでまいりたいと考えてございます。 また、これらに取り組むことで、職員負担の見直しや軽減が図られ、ひいてはコア業務への取り組みの充実による住民サービスの向上と迅速化を目指していきたいと思っております。 なお、先ほどのAIの文字起こしに関することでございますが、本町の実績としては90%の識字率を持っておりまして、業務がこれによりまして50%の業務量が改善されたという現時点での効果でございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  他に質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  次に、DXの具体的な対応内容についてお聞きします。 本町のDXの取り組みにつきましては、先ほど町長からお話がありましたとおり、デジタル技術の利用により、職員の業務を効率化、高度化すること。加えて、住民の利便性向上は地域を活性化することでもあります。職員の業務効率化については、機構改革と併せ、今後具体的に説明されると思いますが、住民の利便性向上や地域活性化については、どのような対応を予定していますか。また、若い人たちからは、町への報告等をメール化するなど、町とのやりとりを電子化してほしいとの要望もありますが、行政手続のデジタル化だけでなく、住民への連絡や各報告などへの対応も検討していますか。この点についてご答弁ください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  住民への利便性向上や地域活性化への対応や、町への報告メールなどの電子化の要望への対応はについてでありますが、先に示したとおり、業務の効率化等から導かれる職員のコア業務への取り組みの充実による住民サービスの向上と迅速化を目指す一方で、これまでも電子申請などを一部導入してまいりました。今後は、先進例を研究する中で、さらに対応可能なサービスを充実させていくことで、住民の皆さまの利便性は向上するものと思います。 一方で、町では地域に働きかけていく立場も併せ持つことから、本町においてもラウンドテーブル市川三郷の展開の中で、地域企業へのDX推進の発信を行ってきているところでございます。 地域企業においても、DXの推進は業務の効率性や生産性の向上を実現し、ひいてはその後の成長に成長が期待をされます。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ぜひ先進事例を参考にしていただいて、住民に対する行政サービスがより便利にかつ高度化できるように対応をお願いしたいと思います。特に若い人たちは、既にデジタル化というものが当たり前になっていますので、そうした対応が若者を呼び戻す一つの材料にもなろうかと思いますので、その点についてさらに進めていただきたいと思います。 次に、今お話のありました具体的な対応のうち、災害対策についてお伺いします。 DX、あるいはデジタル技術は、災害リスクや避難情報の提供など、災害時の緊急連絡や災害発生時の安否確認、被害状況の把握にも有効な手段になります。しかしながら、本町の防災訓練などにおいては、いまだ紙ベースが主体の訓練となっており、デジタル技術が十分に活用されているとは思えません。防災の目的は命を守ることです。そのためには、いち早く住民に危険を知らせ、避難等の災害対策を促すとともに、一旦災害が発生した場合には、町では早期に正確な情報を収集し、適切な対策を行うことが求められます。 こうした対応を行うためには、デジタル技術の活用が有効だと考えますが、町長は現状をどのように認識し、今後どのようなどのように取り組んでいくお考えでしょうか。 一方、高齢者等のデジタル弱者と呼ばれる方々がおられます。こうした方々の命を守るためには、デジタル機器を最低限利用できるよう支援することが必要だと思います。 今般、本町では防災無線のデジタル化が予定されています。この仕組みが効果を最大限に発揮し、住民の命を守るためには高齢者等に情報を受信するスマホ等の機器の設置操作が不可欠です。 先進自治体では、高齢者にスマホの無料貸与や購入補助を行うとともに、操作方法の学習会を実施しています。また、総務省では、デジタル活用支援推進事業により、初心者や高齢者を対象として、スマホの操作を初めとしたデジタル活用の講習会を全国で開催しています。本町でもスマホの講習会も開催されていますが、防災対策として踏み込んだ対応が必要だと思います。本町では、高齢者や初心者などデジタル機器の操作が不得手な方々の支援をどのように進める予定でしょうか。町長のご答弁をお願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  災害対策への活用と高齢者支援についてでございます。現在、山梨県、市町村、警察、消防署、自衛隊、国土交通省、気象台、その他多くの関係機関と連携をし、山梨県総合防災情報システムの運用を行っております。 このシステムは地図情報を活用し、災害現場の位置図や、その状況を入力すると、一目で情報共有が可能でございます。また、市町村の配備体制、避難情報の発令状況等が確認できるとともに、必要に応じて公表も可能でございます。 さらに、Lアラートとも連携をしております。今後は機能追加や、改良を加えながら、関係機関と協力をしながら、よりよいシステムの構築を目指してまいります。 また、今議会に計上させていただいております。今後、予定をしている防災行政無線の更新時には、メールシステムなど、デジタル化による他メディアでの情報発信についても検討をしていきたいと考えてございます。 ご指摘の町の総合防災訓練におきましては、災害対策本部の開催にはWEB会議システムを活用し、実施しております。町民との情報交換につきましては、デジタルJAXAの課題もあり、活用が進んでおりません。今後は、日々進展するデジタルシステムの情報を取り入れ、本町の防災事業に反映できるよう取り組むとともに、当面はアナログとの併用により適切な支援ができるよう配慮してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ぜひ、新しい防災無線においては、デジタル化が進んで、いろいろな活用方法ができそうですので、そうしたことも踏まえて防災訓練時にテスト、あるいは訓練するというようなことも組み込んでいただきたいというふうに思います。 最後に、各種法令におけるアナログ規制の見直しにおける対応についてお聞きします。日本の実質GDPは、欧米諸国と比べ20年以上停滞しており、したがって所得も伸びていません。その最大の原因の一つがデジタル化の遅れだと分析されています。 また、日本は少子高齢化の中で、今後人口減少が進み、あらゆる産業や現場で人手不足が進むと予想されています。こうした中、政府は法令などの規制がデジタル化の進展を妨げているとの判断から、デジタル庁のデジタル臨時行政調査会、デジタル臨調において、法令のアナログ規制の見直しを行ってきました。昨年12月、デジタル臨調において、アナログ規制等に関するすべての法令の見直しが終了し、本国会に一括法案として上程するとの報告がなされました。 この見直しにより、例えば河川やダム等の巡回点検を目視で行っていたものが、ドローンや水中ロボット等に代替されます。 あるいは建築業者が行っていた作業場所の巡視が、定点カメラやモバイルカメラに代替されます。 また、介護サービス事業者等における管理者専門職等の常駐が一部テレワーク等で代替されるなど、大幅な規制改革が予定されていると聞いております。 こうした政府によるアナログ規制の見直しを受けて、本町ではどのような対応が必要になりますか。そしてその対応により、私ども住民や取引業者にはどのような影響がありますか。ご答弁ください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  アナログ規制見直しにおける本町の必要な対応。そして住民などへの影響はについてでございます。 国においては、デジタルを活用し、事務の合理化を進める上で支障となっている国の規制法令等について、点検、見直しが実施され、一括法案として上程されてございます。 国における法令等の代表的なアナログ規制として選定された目視規制、実施監査規制、定期検査点検規制、常駐選任規制、対面講習規制、書面掲示規制、訪問閲覧縦覧規制の7つの規制が含まれている法令等の改正となります。 地方自治体においては、独自に条例を定める場合には国の規制に基づく見直しの助言がございますが、本町における法令的に必要な対応といたしましては、現状では特段のものはないように理解をしてございます。 今後、国や他、自治体の具体的施行の中でどんな影響があるのか十分に注視をし、ハード、ソフトに限らず、住民サービスの低下を招かぬよう必要な取り組みには対応していきたいと考えております。 現在、予想できる住民の皆さまなどへの影響としては、対面公衆規制の身近な例として、車の免許更新時講習が見直し対象の一つとされてございます。現在では対面講習のみでありますけれども、いずれオンライン講習なども導入されれば、これまで以上に利便性が向上するというふうに期待がされます。 また、業者においても常駐や、選任規制の見直しとで、これまで不可能であった。テレワークや兼任が新たに可能となることから、働き方の選択肢が拡大されたり、人材不足が解消されるなどのメリットも期待されると理解をしております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第2番、一之瀬滋輝君。 ◆2番議員(一之瀬滋輝君)  ご答弁ありがとうございました。 いずれにしましても、政府で法令を全面的に見直しております。したがっていろいろなデジタル化、DXとはいかないまでも、デジタル化に関する取り組みは進めていかなければなりませんし、ぜひ町では国の動きを注視していただいて、いち早く必要な情報を提供していただきたいと思います。本日はご答弁ありがとうございました。 さて、今回は先輩議員はじめ、皆さんの一般質問および町長の答弁を伺う中で、本町では深刻かつ多数の課題を抱えていることを議員として改めて認識いたしました。特に、少子高齢化や財政健全化など、本町の根本にかかわる課題については、私ども議員一同、および町長をはじめとした町当局が解決に向けた取り組みを真摯に行わなければならないというふうに思っております。 SDGsの最後の目標17番目の目標は、パートナーシップで目標を達成しようとされています。議会および町当局で齟齬のある問題も、今回の一般質問の中でありましたが、こういったものにつきましては、お互いの接点を模索して、スピード感を持って解決していただきたいというふうに思います。そして、早期に議会および町長、町当局さらには地域住民も加えて、市川三郷町全体のパートナーシップを発揮することによって、本町の根本的な課題解決に取り組まなければならないと心から思っております。ぜひ皆さまのご協力をお願いします。 以上をもちまして、2番、一之瀬滋輝の一般質問を終了いたします。 ありがとうございました。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第2番、一之瀬滋輝君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は6時15分とします。     休憩 午後6時07分-----------------------------------     再開 午後6時15分 ○議長(丹澤孝君)  再開します。 続いて、第1番、諏訪桂一君の一般質問を許します。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  最後の1人になります。お疲れのところもうひと頑張りお願いいたします。 今日は高校入試、後期入試がありまして、受験を終えた中学3年生はすでに家でのんびりしているころだと思います。 また、町内の中学校は、今月の9日に卒業式を迎えます。本来なら家族全員でお祝いをしたい場面ですが、そうではない家庭もあります。そこで、今回、町内の不登校生徒、ヤングケアラーの特に義務教育終了後の支援について質問をさせていただきます。 まず、不登校の状況について質問いたします。文部科学省では、不登校児童・生徒とは何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因、背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるために、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いたものと定義をしております。 昨年度、山梨県内の公立の小中学校と高校で30日以上欠席した不登校の子どもは1,681人で、前の年度より258人増えました。 このうち、小学校は479人で、前の年度より124人。中学校は1,088人で140人増えていて、いずれも調査が始まって以来、過去最高となったそうです。 そこでまず、本町の今年度、まだ年度終わっておりませんので分かる範囲で、小中学校の不登校の状況を教えてください。 2つ目です。県内の公立小中学校では、学年が上がるにつれて、不登校の児童・生徒数は増える傾向がありますが、本町の傾向を教えてください。 3つ目です。不登校の児童・生徒の学びを保障するため、町ではどのような対策をしているか教えてください。 以上、3点お願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  諏訪桂一議員の一般質問にお答えします。 義務教育終了後も不登校生徒や、ヤングケアラーの継続支援をの1点目、今年度の本町の小中学校の不登校の状況でありますが、各学校からの報告を翌月の10日までとしているため、1月末時点の状況となります。 30日以上欠席をした小学生は約0.6%、中学生は約6.8%であります。2点目の学年が上がるにつれて、不登校の児童・生徒数は増える傾向だが、本町の傾向はでありますが、本町では小学校においては学年が上がるにつれて増加しているということはありませんが、中学校においてはそういう傾向にあります。 3点目、学びを保障するための対策はでありますが、令和2年度に峡南教育支援センター、これはやまなみ教室と言っておりますが、これを峡南4町で共同設置しました。これは、峡南地域の不登校児童・生徒の集団生活への適応、情緒の安定、基礎学力の補充、基本的生活習慣の改善のための相談指導を行うことにより、学校復帰を支援し、不登校児童・生徒の社会的自立に資することを目的とした施設です。 ここでは、体験活動や教科の学習等一人ひとりの想いや願いを大切にしながら狙いを明確にした活動を通し、意欲的に人や物事に関わろうとする気持ちを育んでおります。 まずは居場所をつくり、再登校へ向けての支援を行っております。また、1人1台のタブレット端末等ICTを活用した学習支援も行っております。 学校での対応状況は、放課後に登校する日を設定したり、家庭訪問を行ったりして、学習状況の確認や学習指導を行っております。 また、児童・生徒はタブレット端末を持ち帰り、オンラインで授業を受けることもしております。特に中学3年生におきましては、受験対応のためのきめ細かな個別支援を行っております。このように家庭との連絡を密にし、個々の児童・生徒の状況に配慮しながら、一人ひとり丁寧に対応をしております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございます。不登校問題は避けては通れない問題です。不登校をゼロにできれば、それに越したことはありませんが、実際はゼロにはなかなかならない現状があります。ぜひ、不登校児童・生徒の受け皿づくりをお願いいたします。 そこで年度は変わりますけれども、現状居場所としてやまなみ教室等のご紹介がありましたけれども、来年度以降の継続について教えていただければと思います。お願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  やまなみ教室に関しましては、来年度以降も継続をさせていただく予定でいます。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ぜひよろしくお願いします。 また、ICTの活用ということで、オンラインでの授業というふうな話もありましたが、これは他県での情報なんですけれども、なかなか外へも出られない子どもたちが、バーチャル空間へアバターで入って、そしてバーチャル教室で授業を受けるというふうなそんな取り組みをしている教育委員会もあるなんという話を聞きました。ここまで持っていくというのは結構お金もかかるでしょうし、それに関わる、例えば教員がとなると、また現場の負担も増していくとは思うんですけれども、例えばオンライン授業からその後の発展性というふうなことで、何かお考えがありましたらば、お聞かせください。お願いいたします。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 教育長、渡井渡君。 ◎教育長(渡井渡君)  現在、学校では子どもたちに1人1台の端末が行き渡っていますが、いろんなことを学校で非常に取り組んでおりますが、まだ2年ということでまだできていないこともいろいろあります。今、諏訪議員がご指摘いただいたアバター等の技術を使って、バーチャル授業というようなことも先進的なところで行われているようですので、そういうことも調査研究する中で、よりよいものを見つけていきたいというふうに思っております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございます。 私、今、小学校のほうへ時々授業を覗かせてもらいに行っているんですけれども、小学校1年生でも端末を使って、自分でパスワードを打ち込んで、もう私たちが想像できないような、使いぶりの進歩を見せてくれておりますので、多分私たちが想像しているよりも、もっと子どもたちが順応してくると思いますので、ぜひ周りの状況等も見ながらさらなるご検討をしていっていただければと思います。よろしくお願いします。そして、子どもが所属意識をずっと保ち続けていけるような取り組みをお願いいたします。 では、次へ行きます。 次に、ヤングケアラーについてですけれども、これも県では病気や障がいのある家族を世話する小中高校生等のヤングケアラー支援のガイドラインを取りまとめ、昨年の12月22日に山梨県ヤングケアラー支援計画を公表いたしました。この支援計画によると、令和3年度に実施した小学6年生から高校生までの全児童・生徒を対象とした実態調査では、世話をしている家族がいると回答した子どもの割合が、全体の6.1%と、おおよそ16人に1人がヤングケアラーに該当する可能性があることが明らかになったとしています。 また、ヤングケアラーは周囲から分かりづらかったり、子ども本人が自身が置かれている状況を客観的に捉え、周りに相談したり、助けを求めたりしていない子どもも多くいることも分かってきたとも記しております。 ヤングケアラーは、家族の世話をすることで、健康や学校生活などにも影響が出てきていることや、何よりも子どもが子どもらしく過ごす大切な時間や、子どもの権利が守られていないことが大きな課題であると認識されつつあります。 支援計画が県で公表されてからまだあまり時間は経っていませんし、令和3年の9月議会でもヤングケアラーの支援についての質問が出されています。今日も同じように、ヤングケアラーの話が出ていますけれども、次の4番目になりますが、ヤングケアラーの本町の現状と支援体制、県が公表した支援計画への町の対応について教えていただければと思います。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  ヤングケアラーの本町の状況と支援体制、県が公表した支援計画への町の対応についてでございます。 令和3年7月から8月に行われました小学6年生から中学3年生を対象としたアンケート調査の結果、本町では世話をしている家族がいると答えた児童・生徒の割合は、約7%でございました。このうち、毎日世話をしている、自分がヤングケアラーに当てはまると答えた児童・生徒も複数にございました。 なお、この時点ではヤングケアラーという言葉を聞いたことがないと答えた児童・生徒が54%であり、あまり認識されていない状況にございました。これらを踏まえて、町では各学校と連携を図り、児童・生徒、保護者や職員を含めたヤングケアラーに対する認識を深めるとともに、学校生活において児童・生徒を注視し、ヤングケアラーと思われる子どもの早期発見に努めることといたしました。 また、令和4年3月にはヤングケアラー支援ガイドラインに基づき、本町の支援体制を構築するとともに、地域ケア推進会議において関係機関、関係団体に趣旨を説明し、協力をいただくこととしております。 次に、県が公表した支援計画への町の対応でありますが、昨年12月に山梨県ヤングケアラー支援計画が策定され、この支援計画の中で施策1.ヤングケアラーへの理解の促進、施策2.ヤングケアラーを支援する人材育成研修体制の充実、施策3.ヤングケアラー本人への支援の充実、施策4.ヤングケアラーやその家族を支える福祉サービスの充実や支援体制の構築強化の4項目が取り組み施策として掲げられてございます。 本町では、この取組施策の④に関連して、県が設営しているヤングケアラー支援ネットワーク会議の委員として職員が委嘱されており、この計画推進に参画をしてございます。 現在、県ではヤングケアラーへの理解を深めていただくため、テレビやインターネットの動画配信などを利用し、啓発運動を実施しております。 また、これと並行して、学校教職員や専門員への研修も計画をしており、本町でも積極的に参加し、ヤングケアラーへの理解促進や支援する人材の育成を進めていきたいと考えております。 このほか、県では令和5年度から市町村と連携したヤングケアラーから相談を受ける支援体制整備を進めるため、モデル地区を選定し、伴走支援事業を実施する予定であると聞いてございます。本町においても、この支援事業の実施なども視野に入れながら、今後もヤングケアラー支援に積極的に取り組んでいきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問はありますか。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございます。町内にも不登校、ヤングケアラーの児童・生徒が少なからずいます。先ほどの7%というと、県と同じレベルか少し高めと、その不登校状態であった生徒は厳密に言うと通わなければならない学校がなくなれば、不登校状態ではなくなりますが、そのまま引きこもりになってしまう危険性も十分あります。 また、ヤングケアラーも、町内の中学校に通っている間は家庭の状況なども把握し、町と連携して支援していくこともできると思うのですが、中学校を卒業してしまうと、細かな把握がなかなかできなくなってしまうと思います。そこで最後の質問になりますが、中学校を卒業後も不登校であった生徒やヤングケアラーの状況を把握し、必要に応じた支援ができるよう、卒業前に各中学校や家庭などと情報交換をしていただきたい。卒業後の見守りや必要に応じた支援を継続していくべきと考えますが、町の考えを教えてください。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。 ◎町長(遠藤浩君)  卒業後の見守りや必要に応じた支援を継続していくべきと考えるが、町の考えはについてでございます。 アンケート調査の結果から、中高生の半数以上が何らかの悩みや困りごとがあるものの、学校で大人に相談しているのは約3割、担当の先生が相談しやすい子どもが約5割いる。一方、外部の相談窓口の認知度は低く、利用はほとんどないといった子どもからの回答があり、相談のしやすい体制の充実、ヤングケアラーの正しい理解の促進と支援策の周知などが課題として挙げられております。ご指摘のように、義務教育終了後の子どもに対しましても継続した支援が必要と考えておりますので、ご提案いただきました卒業前の各中学校や家庭などとの情報交換を含め、相談しやすい体制の充実や、外部の相談窓口の周知、相談につなげる支援隊等に取り組み、卒業後も継続して必要な支援を行ってまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  力強いご答弁ありがとうございます。今ヤングケアラーということでお答えがありましたけれども、不登校状態にあった生徒の支援については、どんな状況になるでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  ご指摘のように、卒業後、不登校の生徒さんもヤングケアラー同様に発見が難しくなるものと考えております。伴走型支援事業を活用し、本人、ご家族の相談支援体制の充実を図るとともに、町では地域ケア推進環境会議などの関係団体の方にもご協力をいただく中、また継続した支援体制の充実を図っていきたいと考えております。 ○議長(丹澤孝君)  第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございます。不登校の子どもたち、ちょうど高校入試もあって、希望を持ってその先を考えていますが、そこで環境が変わることでうまくスタート、また再スタートできる子もいれば、やっぱり駄目だったという場合も出てきますので、そのへんの把握というのが非常に難しくなると思います。また、先ほどお話もあったように、一度引きこもってしまうと、なかなか本人も、また家族も声を上げづらいというのが現状だと思います。そうなると、やはり把握が難しくなります。 そのような中で、今町でやっていただきたいのは、そういう子たちの情報をまずつかんでおいていただきたいということです。今後つかず離れずの支援というのは必要になってくると思いますので、そのための情報を今しっかりつかんでおいていただければと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  議員のおっしゃるとおり、やはり情報を共有して、その情報に基づいて見守り活動を継続していくことが必要だと考えております。そういう情報につきましては、関係団体等と連携を取りながら進めていきたいと考えております。 ○議長(丹澤孝君)  ほかに質問ありますか。 第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございます。 特に子どもたちの支援ですけれども、いきいきの職員の方々が、本当に子どもたち小学校入学前から、ずっとこう情報をつかんでいて、継続で本人の状況ばかりでなく、家庭状況等も把握しながら、とても細かい支援をしてくれています。 それは例えばヤングケアラーであったという場合でも、ただお金だけ与えればいいという支援ではなくて、やはりその家庭、本人に合った支援というのがあって、それをいきいきの職員の方々に考えながらやってくれているということで、私は学校現場にいるときも本当に頭が下がる思いでした。 今回、組織改編が行われるという中で、そのあたりの状況の引き継ぎというところは大丈夫でしょうか。 ○議長(丹澤孝君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  今、子育て支援係はいきいき健康課にありますけれど、今度、子育て支援課ということで保育も含めて統一され、充実されるものと考えております。それによって、今の支援体制等が低下するということは考えられませんので、逆に手厚い支援ができると考えております。 ○議長(丹澤孝君)  第1番、諏訪桂一君。 ◆1番議員(諏訪桂一君)  ありがとうございます。 町の財産である若い人たちを、何とか1人もこぼさない支援ということで、ぜひお願いしたいと思います。 私の質問は以上になるんですけれども、2日間、本当に議論に参加させていただきまして、とても大きな勉強をさせていただきました。ありがとうございました。 昨日、車の両輪という言葉が挙がっておりましたが、片輪だけが強く回ってしまっても、また片輪が止まっていても、車はその場で空回りする、回転するばかりになってしまいます。車がまっすぐ進むためには、両輪がお互いの存在や立場をリスペクトして、連携していくことが大事だなということをつくづく感じました。 私も車輪の一員として、これからも頑張っていきたいと強く思ったところです。ご答弁いただいた内容について、今後も確認をさせていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 どうもありがとうございました。 ○議長(丹澤孝君)  これをもって、第1番、諏訪桂一君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後6時40分...