伊奈町議会 > 2021-12-14 >
12月14日-06号

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  1. 伊奈町議会 2021-12-14
    12月14日-06号


    取得元: 伊奈町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 3年 12月 定例会(第4回)        令和3年第4回伊奈町議会 定例会 第15日令和3年12月14日(火曜日)  議事日程(第6号)  1、開議の宣告  1、議事日程の報告  1、各常任委員会審査報告  1、総務建設産業常任委員長審査報告  1、文教民生常任委員長審査報告  1、各委員長の報告に対する質疑  1、第58号議案から第71号議案の一括討論、採決  1、新庁舎建設特別委員会中間報告  1、新庁舎建設特別委員会委員長の報告に対する質疑  1、議員派遣の件  1、閉会中継続審査の申出  1、日程の追加  1、第5号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1、町長挨拶  1、議長挨拶  1、閉会の宣告午前10時30分開議 出席議員(15名)    1番   武藤倫雄議員    2番   高橋まゆみ議員    3番   山野智彦議員    4番   大野興一議員    5番   栗原惠子議員    6番   戸張光枝議員    7番   藤原義春議員    8番   五味雅美議員    9番   上野尚徳議員   11番   永末厚二議員   12番   大沢 淳議員   13番   佐藤弘一議員   14番   青木久男議員   15番   村山正弘議員   16番   山本重幸議員 欠席議員(1名)   10番   上野克也議員 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人  大島 清   町長          関根良和   副町長  高瀬 浩   教育長         藤倉修一   企画総務統括監  藤村伸一   くらし産業統括監    小島健司   健康福祉統括監  安田昌利   都市建設統括監     中村知義   会計管理者  瀬尾浩久   消防長         石田勝夫   教育次長  久木 正   企画課長        秋山雄一   福祉課長 本会議に出席した事務局職員  嘉無木 栄  事務局長        小坂真由美  事務局長補佐  齋藤仲司   主任 △開議の宣告(午前10時30分) ○永末厚二議長 おはようございます。今定例会最後日です。よろしくお願いいたします。 ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○永末厚二議長 本日の議事日程については、お手元に配付したとおりです。 これより本定例会に提出された第58号議案から第71号議案までの議案14件を一括議題とします。--------------------------------------- △各常任委員会審査報告 ○永末厚二議長 日程第1、各常任委員会審査報告を行います。 さきに各常任委員会に付託した議案について、会議規則第77条の規定により、各委員長より本職まで審査報告書が提出されていますので、事務局長に朗読させます。 事務局長。   〔事務局長朗読〕---------------------------------------総務建設産業常任委員長審査報告 ○永末厚二議長 これより各委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 初めに、総務建設産業常任委員会委員長戸張光枝議員。 6番、戸張光枝議員。   〔戸張光枝総務建設産業常任委員長登壇〕 ◆戸張光枝総務建設産業常任委員長 皆様、おはようございます。 議席番号6番、総務建設産業常任委員会委員長戸張光枝でございます。 これより総務建設産業常任委員会審査概要をご報告いたします。 審査報告に当たり、時間の都合上、内容を要約させていただいております。また、一部割愛しておりますことをご了承ください。 開会日時は、12月3日金曜日の午前9時より、開催場所は、全員協議会室にて行いました。当委員会への出席者は、全委員及び議長、大島町長、副町長、教育長、各統括監並びに関係職員議会事務局です。 初めに、大島町長にご挨拶いただきまして、その後、議案審査に入りました。 本委員会に付託されました案件は議案8件です。 第58号議案 令和3年度伊奈町一般会計補正予算(第7号)の所管事項について、債務負担行為補正及び歳入全般について審査を行いました。 委員より、第57号、第58号議案で財政調整基金から約1億円の繰入れをしているが、国からの交付金で賄える事業などがあるのかどうかとの質疑がありました。執行部より、第57号議案については、去年の1月から2月にかけて地方創生臨時交付金として約1億5,000万円、その後、10月頃に約2,200万円が伊奈町に割り当てられ、その交付金で対応している。第58号議案の補正については、コロナ対策の事業は入っていないので財政調整基金で対応する。今後も国から地方創生臨時交付金が割り当てられるので、どういった事業をやっていくのか協議し対応していきたいとの答弁がありました。 委員より、財政調整基金基金残高について、数年前は4億円ぐらいしかなかったものが8億円台になり、今回、コロナ対策等で約6億6,000万円と減額した。今回の議案で、3月末には残高6億5,000万円で落ち着くかとの質疑がありました。執行部より、第58号議案の補正で財政調整基金の年度末残高見込みは6億5,900万円程度となる。去年の2月ぐらいに示された地方創生臨時交付金、約1億5,000万円が来年3月に充当予定。また、10月ぐらいに事業者支援分が約2,200万円示された。また、額は未定だが、地方創生臨時交付金国庫補助の裏分として、今、分かっているところでは、総額で1億7,500万円程度が3月に財源充当され、財政調整基金に戻ると考えているとの答弁がございました。 続いて、歳出に対する質疑に入り、第3項戸籍住民基本台帳費を除き、総務費について審査いたしました。 委員より、一般管理費の補正として時間外勤務手当が370万円、税務総務費においても140万円増額となっているが、特段の事情があるのかとの質疑がありました。執行部より、業務量が増えたのが大きな理由である。例えば、企画課では公共施設管理計画見直し業務を行っている。秘書広報課では、50周年記念式典の準備等でコロナ禍の中で綿密な準備をし、時間外が多くなった。また、生活安全課では、伊奈町国土強靱化地域計画策定の業務を年度末に向けて取りまとめる関係があり、当初見込みよりも少し時間外が増えるということで、約370万円の増額をしたいとの答弁がありました。 また、税務総務費は、コロナ禍で令和2年の確定申告の期間延長があった。その関係で、令和3年度当初に担当職員が短い時間の中で処理をし、見込みよりも時間外を多く使ったという現状がある。また、今後、確定申告の時期になり多くの書類を処理するので、当初見込んだ時間外では不足なので、今回、増額のお願いをするとの答弁がありました。 委員より、近年、予算組みし、RPAの導入や外部への業務委託の活用で庁舎内の業務も効率的に行えているという報告を受けているが、時間外勤務の量は確実に減っているのかとの質疑がありました。執行部より、様々な取組はしているが、例えば計画策定などは職員によるいろいろな調べ物やノウハウが必要とされ、RPAでは処理し切れない分野である。時間外の総額は年度で変動するが、コロナ禍による業務増で増加傾向にある。時間外はなるべく縮減でと課長会議等で各所属長にお願いはしているとの答弁がありました。 委員より、時間外勤務が増加傾向ということだが、労働基準法は適用されないと思うが、その目安となる年間720時間を超えるようなペースになっている職員はいるかとの質疑がありました。執行部より、一般的には月の目安は45時間が上限とされているが、10月に選挙があり、総務課では、ほぼ全員の職員に相当数の時間外があったので、短期的にそれを超えるようなケースがあるのは事実であるとの答弁がありました。 続いて、第5款農林水産業費及び第6款商工費について審査に入りました。 委員より、農地費の用排水路維持管理事業に委託料だけ計上されているが、この事業の総体はとの質疑があり、執行部より、ストックマネジメント事業で用水路の伏せ越し事業を継続してやっている、今回の小貝戸用水路に関しては、用水路のすぐ脇に橋梁がある関係で、用水路を少し下流側に寄せないと橋梁に影響する状態である。来年度に用地買収をし工事を実施したいが、用地買収するに当たって用地面積を確定しなくてはいけないが、田んぼの耕作が始まってしまうとそこの測量ができなくなるので、今回、補正し、田んぼを耕作していない時期に測量し来年度の事業に備えたい。今回は、用地買収に関する登記などを行うための費用を委託料として計上しているが、国と県からの補助金を活用し、残りが町の負担との答弁がありました。 続いて、第7款土木費については質疑なく、第8款消防費について審査に入りました。 委員より、訓練場の舗装工事の請負費が412万5,000円だが、総面積と舗装の厚さはどのくらいか、また場所はとの質疑があり、執行部より、面積は840平方メートル、厚さは5センチ、場所は庁舎北側消防訓練場の約半分で、長さにして70メートル掛ける幅12メートルを予定との答弁がありました。 続いて、給与費明細書債務負担行為調書について質疑なく、続いて討論なく、採決いたしました。賛成全員で、第58号議案の所管事項について原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、第60号議案 令和3年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)の審査に入りましたが、質疑なく、討論なく採決いたしました。賛成全員で、第60号議案 令和3年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第62号議案 令和3年度伊奈町水道事業会計補正予算(第2号)の審査に入りました。 委員より、水道事業徴収事務業務委託で現在の事業者に関して指名停止があったが、状況はどうか、また、入札のタイミングに影響はないのかとの質疑があり、執行部より、業務を受注しております株式会社日本ウォーターテックスについては、入札参加の指名停止を受けており、その期間は令和3年11月9日から令和3年12月8日までの期間で、この後、議会の了承をいただき入札などの手続に入っていくかと思われるとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、討論なく採決いたしました。賛成全員で、第62号議案 令和3年度伊奈町水道事業会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決すべきものと決しました。 第63号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例の審査に入りました。 委員より、課が2つ新設されるが、職員の体制に変更はあるか、また、専門的な職が必要と感じるがどうかとの質疑がありました。執行部より、課が2つ増えるので、室長、課長は1人ずつ増えるということになるが、そのほかの課の職員の人数については、今後、担当と協議し進めていきたい。今後、DXを推進していくに当たり、情報の職員も専門の知識が必要となってくる。人事に関わるので、今後、担当と協議していきたいとの答弁がありました。 委員より、福祉課の中に新しく、いきいき長寿課が設置されるということになるが、これからの構想はとの質疑がありました。執行部より、高齢の分野と障害の分野と2つに分けた形になる。理由については、より専門性を深くすることと意思決定の迅速化も含めている。地域包括ケアシステムについては、従来から取組は進んでおり、介護保険高齢者分野と連携して進めているが、いきいき長寿課が中心となり、より専門性を高めて、より迅速な形で、地域に密着した形で地域包括ケアシステムの構築を進めていきたいという趣旨でこういった形にしたとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、討論なく採決し、賛成全員で、第63号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決すべきと決しました。 次に、第67号議案 伊奈町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例の審査を行いました。 委員より、今回の条例で、市街化調整区域開発行為が厳しくなるのかどうかとの質疑がありました。執行部より、今までは、レッドゾーンと言われているような区域と浸水区域について開発ができないということが明確化されていなかったが、近年、そういった被害が調整区域で起きていることが多い背景があり、今回、法令上厳格に明確化されたことで厳しくなったと考えているとの答弁がありました。 委員より、従来、市街化調整区域白地地域は、伊奈町在住歴が20年以上・6親等以内云々で、300平方メートル以上で農地転用ができて、いわゆる家も建てたわけだが、できなくなったと聞いた。分かりやすく説明をとの質疑がありました。執行部より、調整区域の開発には300平米以上とか20年以上とかという開発できる条件があるが、今年の10月から、調整区域の農地を買って建てることができなくなったとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、討論なく採決し、賛成全員で、第67号議案 伊奈町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、第68号議案 伊奈町下水道条例の一部を改正する条例の審査を行いました。 委員より、現行と改正案を見ると、第14条第1項第10号中「第6条4号」が「第6条5号」になるという改正だけかどうかとの質疑があり、執行部より、下水道法から引用している条項番号が1号ずつずれたため、条項番号を変更するための改正で、内容等の変更はないとの答弁がありました。その後、質疑なく、討論なく採決し、賛成全員で、第68号議案 伊奈町下水道条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、第69号議案 町道路線の認定について及び第70号議案 町道路線の廃止については、関連がありますので一括して審査を行いました。 委員より、町道認定をすると道路整備の義務を町が負っていくわけだが、特に西蔵院の辺りは狭い道路がずっと続いているが、整備計画等はあるのかとの質疑があり、執行部より、町道について広幅員から狭小の幅員までそれぞれ認定されているが、町道の保全や管理の施工方法についてはその路線、路線に合わせて考えていくこととなる。現状、舗装がなくて砂利で整備されているようなところもあるかと思う。住民から要望があれば、その道路についての今後の管理運営について協議して受付するとの答弁がありました。 次に、討論なく採決いたしました。賛成全員で、第69号議案 町道路線の認定について原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、第70号議案について、討論なく採決いたしました。賛成全員で、第70号議案 町道路線の廃止について原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で総務建設産業常任委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。 その後、執行部の退席の後、閉会の前に武藤副委員長より挨拶があり、午前10時に総務建設産業常任委員会を閉会いたしました。 以上で委員長報告を終わります。---------------------------------------文教民生常任委員長審査報告 ○永末厚二議長 続いて、文教民生常任委員会委員長五味雅美議員。 8番、五味雅美議員。 ◆五味雅美文教民生常任委員長 おはようございます。 議席番号8番、文教民生常任委員会委員長五味雅美です。 文教民生常任委員会の審査の経過と結果を報告します。 日時は、12月6日月曜日午前9時から、場所は、全員協議会室で開催しました。 出席者は、大島町長、副町長、教育長、統括監等の執行部と、文教民生常任委員会上野克也委員を除く委員です。 初めに、大島町長のご挨拶の後、議事に入りました。 付託案件は、第58号、第59号、第61号、第64号、第65号、第66号、第71号議案の町長提出議案7件です。 なお、審査の内容を報告するに当たり、質問、答弁を要約します。 初めに、第58号議案 令和3年度伊奈町一般会計補正予算(第7号)の所管事項を議題とし、質疑に入りました。 初めに、第2款総務費のうち、第3項戸籍住民基本台帳費については質疑なく、次に、第3款民生費について、委員より、障害児通所支援事業の内容はとの質疑がありました。執行部より、小学校までの子供が通う児童発達支援と、小・中・高校生が対象の放課後デイサービスの利用が想定より多くなったことによる増額であるとの答弁がありました。 次に、第4款衛生費について、委員より、各種がん検診等実施事業システム改修業務委託料の内容はとの質疑がありました。執行部より、検診結果を自治体の中間サーバーにアップすることにより、市長村で検診の結果が閲覧できるのと、マイナポータルを利用して個人が自身の検診結果を閲覧できるようになる。そのシステム改修で、ランニングコストはかからず、委託先は株式会社TKCである。また、マイナポータルの利用で検診結果は国も県も閲覧でき、また、伊奈町に転入した人の前住地での検診の実施状況の確認や市町村間でのデータの引継ぎができるとの答弁がありました。 委員より、新型コロナウイルスのワクチンの3回目の接種費用はとの質疑がありました。執行部より、費用の大半は各医療機関への個別接種委託料だが、3回目の接種も含め3月までは足りる見込みなので、12月の補正は見送ったとの答弁がありました。 委員より、清掃関係の委託料の補正理由はとの質疑がありました。執行部より、粗大ごみ収集運搬業務委託は、コロナ禍粗大ごみの家庭からの排出量が増加していて、今後も増加が見込まれているため、収集回数を増やすための費用である。 犬猫等火葬処理委託料は、車等にひかれた動物などの火葬処理業者委託で、主にタヌキとアライグマなど農地で捕獲された野生動物が増加しているため、処理費用が不足した。 運転管理業務委託は、焼却炉の運転が通常時は16時間運転での操業で、機械の修繕や定期点検の前後や、年末年始の繁忙期に臨時で24時間運転を行うが、今年度、機器の老朽化を原因とする故障が相次ぎ、故障の間にたまったごみの処理のために24時間運転を前倒しで行ったことで、24時間運転の年間78日の予定を10月末で消化しており、今後、年末年始及び3月の引っ越し時期に粗大ごみ等が増える予定もあるので補正する。 焼却灰の運搬処理業務委託料は、昨年の11月頃からクリーンセンターの設備機器に故障が頻発し、焼却炉を停止して修繕に当たった結果、粗大ごみが大量に滞留し、緊急的に上尾市西貝塚環境センター粗大ごみの処理を行ってもらったが、その運搬費用及び上尾市での処理費用焼却灰運搬処分業務委託料から予算科目を組み替えて支出したため、予算が不足したとの答弁がありました。 委員より、機器の故障の状況はとの質疑がありました。執行部より、全て解消して順調に動いているが、老朽した機械なので、いつ壊れてもおかしくない状況が今後も続くが、今回、補正で3月までしのげる見込みだとの答弁がありました。 委員より、埼玉県中央地区小児二次救急医療運営費負担金の増額で何が改善されるのか、その負担割合はとの質疑がありました。執行部より、伊奈町がある中央地区は、入院や手術を必要とする小児の二次救急の休日・夜間の対応ができていなかったが、1月から3月までの日曜日の12日間について体制を設けたもので、負担金の割合は均等割が20%、人口割が80%になっているとの答弁がありました。 次に、第9款教育費については質疑なく、以上で第58号議案の質疑を終了し、その後、討論なく採決の結果、全員賛成で、第58号議案 令和3年度伊奈町一般会計補正予算(第7号)のうち所管事項については原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に 第59号議案 令和3年度伊奈町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題としました。 質疑なく、討論なく採決の結果、全員賛成で、第59号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第61号議案 令和3年度伊奈町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題としました。質疑なく、討論なく採決の結果、全員賛成で、第61号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第64号議案 伊奈町介護保険給費支払基金条例の一部を改正する条例を議題としました。 委員より、基金の制度の運用に変更はあるのかとの質疑がありました。執行部より、今までこの支払基金から充当ができるものは保険給付費事業だけだった。それで充当したかったけれどもできなかったという事例はないが、今回の制度改正地域支援事業にも充当ができるようになったとの答弁がありました。 質疑を終え、その後、討論なく採決の結果、全員賛成で、第64号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第65号議案 伊奈町敬老祝金支給条例の一部を改正する条例を議題としました。 質疑に入り、委員より、支給額を減額してその財源をどのような事業や施策に活用するのかとの質疑がありました。執行部より、予算査定の最中でまだ不明であるとの答弁がありました。 委員より、今のままでは持続できないとはどういうことかとの質疑がありました。執行部より、制度が始まった平成17年は約220名で500万円ほどの支給だったが、令和3年度で約1,700万円、今後、推計では毎年約100万円ベースで給付金が伸びていくので、町の財政状況、多方面な高齢者施策の全体を検討したものである。また、庁舎建設をはじめインフラ等を含めて公共施設の更新や維持管理、大きな事業がめじろ押しで、個別施策計画では令和12年度まで約195億円必要になることを考えると、今後、町の財政がかなり逼迫してくるとの答弁がありました。 委員より、何か新しい事業を起こそうとしたときに、一々福祉を削らなければいけないのか。高齢者が増えているからと高齢者に対する施策を後退させれば、町に対する信用を失うことになりかねない。費用は増えるものもあれば減るものもあり、全体で考えるべきところ、なぜ高齢者の敬老祝金に矛先が向いているのか。高い敬老祝金を町の目玉として他の自治体にも自慢できる、むしろアピールするような検討はしたのかとの質疑がありました。執行部より、新規事業をやるから福祉を減らすということではなく、伊奈町は近隣よりは高いので近隣並みに少し減らすものだ。また、現行では今日100歳を迎えた人も来年の9月1日まで生きていないと支給できないので、100歳を迎えたら1か月以内に支給することにするのと、敬老会を各地区で実施するための費用をプラスするなど、増やすものもある。いろいろな高齢者の生活支援を進めており、高齢者に優しい、安心して住めるまちづくりについて検討を進めていきたいとの答弁がありました。 委員より、昨年検討したものと今回提出されたものとの違いはとの質疑がありました。執行部より、大きな点では、100歳以上の方には従来の5万円ずつ毎年お渡しすることにしたとの答弁がありました。 委員より、近隣市と比較してどうかとの質疑がありました。執行部より、上尾市は、77歳1万円、88歳1万円、99歳1万円、100歳で5万円、蓮田市は、77歳5,000円、88歳8,000円、90歳1万円、100歳で2万円、桶川市は、80歳で1万円、88歳で1万円、90歳で1万円、99歳で1万円、100歳で10万円となっている。今回の改定額はほぼ近隣並みか少し良くなっているとの答弁がありました。 委員より、現行と改定とで今後の推移はどうなるのかとの質疑がありました。執行部より、令和4年は現行1,796万円、変更案で898万円程度、令和5年度は1,856万円が928万円程度、令和7年度は1,956万円が978万円程度、令和12年度は2,392万円が1,196万円、令和17年度は1,612万円が806万円になる。いつ頃1,700万円に届くかのシミュレーションはしていない。人口ピラミッドでは、令和12年度頃から少しずつ下りに転じ、その後、上りに転じるとの答弁がありました。 質疑を終え、その後、討論なく採決の結果、賛成多数で、第65号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第66号議案 伊奈町予防接種健康被害調査委員会条例を議題としました。 質疑に入り、委員より、条例制定の背景はとの質疑がありました。執行部より、自治法と地方公務員法の改正に伴い、非常勤特別職と専門的な知識等を持ち合わせた委員を位置づけ、委員の報酬等を定めるもの。申請があった場合に委員会で審議してもらうもので、新型コロナウイルスワクチンとそれ以外の予防接種事業も対象になる。薬害の審査は町の調査委員会ではしないとの答弁がありました。 委員より、NHKで、医師が死亡診断書に接種との因果関係不明とすれば調査ができない、本当にワクチンによる死亡なのかどうかを調べていないのが実態だと報道されているが、町の見解はとの質疑がありました。執行部より、町は、申請を受けて、提出された死亡診断書等を基に、資料の収集、聞き取り等を行った上で県を通じて国に上げ、国の設置した委員会で判断される。町の健康被害調査委員会で判断するものではない。町内での高齢者施設入所者がワクチン接種後に亡くなったケースがあるが、ワクチンとの因果関係が認められないとの医師の見解であり、申請には至っていないとの答弁がありました。 委員より、委員会は非公開となっているが、開催の有無は発表されるのかとの質疑がありました。執行部より、公表するとの答弁がありました。 委員より、町長が専門家に委嘱するタイミングはとの質問がありました。執行部より、健康被害の救済制度を利用したいとの申請が上がった際、その都度、委員を委嘱して調査委員会を開催するもので、条例ができたらすぐに開くというものではない。また、申請は本人あるいはご家族から出してもらうとの答弁がありました。 委員より、平成21年度に健康被害があったが、そのときの判断の経過はとの質疑がありました。執行部より、伊奈町予防接種健康被害調査委員会設置規則に基づき県を通じて国に上げ、厚生労働大臣が認定したとの答弁がありました。 委員より、町の責任が問われるものは何かとの質疑がありました。執行部より、接種の実施主体は町であり、国の判断で認定された場合には町の責任は否めない。通常の接種であれば、町の調査委員会で接種医の過失を問うのは難しいとの答弁がありました。 質疑を終え、その後、討論なく採決の結果、全員賛成で、第66号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第71号議案 公の施設の指定管理者の指定についてを議題としました。 質疑に入り、委員より、応募がない場合はどうするのかとの質疑がありました。執行部より、指定管理者導入検討委員会を再度開き、直営でやるのか、改めて募集するのかを決めるが、専門性が高く直営は難しいので、条件を見直す等して再度募集するとの答弁がありました。 委員より、県内の受託状況はとの質疑がありました。執行部より、指定管理を導入している市町が24団体。図書館流通センターが18団体で、近隣では上尾市、桶川市が導入している。図書館流通センター以外は、ナカバヤシ、丸善、アイル・オーエンスグループ、フレンドシップ狭山台共同体、公益財団法人三郷市文化振興公社、その他JVなどとなっているとの答弁がありました。 委員より、図書館流通センターの運営状態、反省点、改善点や、選定に当たっての議論やプレゼンテーションはどうだったのか、また、図書館流通センターが今後どのような図書館運営を展開していくのかとの質疑がありました。執行部より、図書館利用者からは、案内が丁寧で優しいとか、子供の読み聞かせや古い本のリサイクルの開催など、要望に応えてくれるなど好評である。改善点は、本の利用客が伸びないことで、ブックシャトルや高齢者施設を回っての読み聞かせなどを行っているが、今後の課題として協議をしている。業者との質疑応答はほとんど事業計画についてだった。 図書館流通センターから新たな指定に向かって2つの提案があった。1つは、日本薬科大学の図書館や町内の医療機関、地域包括支援センターなどと連携して、医療関係の本をそろえるとか介護や認知症関係の情報提供があるなど、医療に強い図書館を目指すこと。2つ目は、町の歴史・文化財、文化資源をデジタル化して、図書館にデジタルアーカイブシステムを導入して、郷土資料館に展示しているものをデジタルで見ることができたり、教育現場の教材としても活用できたりするシステムを立ち上げることの2つの提案があった。 選定委員会の意見として、第1に、安定した管理運営に向けた適正かつ効率的な計画で評価できる。第2に、来館者とのコミュニケーションを大切にする視点を持ち、また、地域の特色を生かした提案であり、今後も既存団体や新たな機関との連携に期待ができる。第3に、民間事業者としてのノウハウを生かして、電子図書や新たな自主事業など魅力ある図書館運営が期待できる。この3点を取りまとめたとの答弁がありました。 委員より、オーディオブックみたいなものを加える予定はあるのかとの質疑がありました。執行部より、電子図書館の導入に向けて2月1日のオープンに準備を進めていて、蔵書内容の協議をしているとの答弁がありました。 委員より、町の意向を募集要項の中に織り込んであったのかとの質疑がありました。執行部より、利用者にひとしく図書館サービスを行い、町民の日常生活上の課題解決や地域課題等の解決に役立つ知識・情報を提供する、生涯学習の知の拠点となることを目的とするということで募集しているとの答弁がありました。 委員より、事業者が1社独占になっていくのか。そこでプロポーザルや企画で比較や選択ができず事業者の提案のままにならないよう、伊奈町らしい、ほかと平準化しないようにしていきたい。自営など違った方法も今後検討していくべきではないのかとの質疑がありました。執行部より、指定管理制度導入検討委員会でサービス面、経費面等を見ながら指定管理の導入の可否を決めていきたいが、図書館司書の資格など専門性が高いのと、事業者が少ないのは今後の課題になる。新庁舎の中に図書館を併設する計画であり、通常の図書館とは違ったアプローチも期待できる。今後決まる新庁舎の方針と整合を取って、憩いの空間や交流スペース、にぎわいの創出ということを考えた提案をいただくよう幅広く募集したい。今回、説明会にはもう1社来ていたが、どうして最終的な申請を見送ったのかを配慮して、多くの事業者に興味を持ってもらえるよう進めていきたい。また、人口1人当たり年間で借りる冊数が4.5冊ぐらいで、63市町村中の50位ぐらいと極めて低いので、ニーズに対応した、読む本が一冊でも二冊でも多くなるように考えていきたいとの答弁がありました。 質疑を終え、その後、討論なく採決の結果、全員賛成で、第71号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上で文教民生常任委員会に付託された議案の審査は全て終了しました。 協議事項のその他についてはなく、全ての日程を終え、閉会の前に副委員長の挨拶があり、午前11時46分、文教民生常任委員会を閉会しました。 以上で委員長報告を終わります。 ○永末厚二議長 以上で、各常任委員会審査報告を終わります。--------------------------------------- △各委員長の報告に対する質疑 ○永末厚二議長 日程第2、各委員長の報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △第58号議案から第71号議案の一括討論、採決 ○永末厚二議長 日程第3、今期定例会に付議されました議案の討論及び採決を行います。 初めに、第58号議案から第71号議案までの議案14件について一括して討論を行います。 まず、第65号議案に対し、12番、大沢淳議員及び9番、上野尚徳議員から討論の通告がありますので、順次発言を許します。 初めに、12番、大沢淳議員の発言を許可します。 12番、大沢淳議員。   〔12番 大沢 淳議員登壇〕 ◆12番(大沢淳議員) 日本共産党の大沢です。 第65号議案 敬老祝金支給条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論を行います。 敬老祝金制度は、高齢者に対し敬老の意を表するとともに長寿を祝福するため敬老祝金を支給し、もって高齢者の福祉の増進に寄与することを目的としていますが、今回の条例改定はこの支給額を、80歳、85歳に支給している「2万円」を「1万円」に、90歳と95歳に支給している「3万円」を「1万5,000円」へと半分に減額するものです。 伊奈町の支給水準が近隣市と比べて高いことが減額の根拠として挙げられています。確かに、伊奈町は近隣市で最も高く、相応の財政負担を伴います。しかし、それは、多年にわたり地域社会にご貢献をいただいた高齢者に対する町の敬意を表したもので、高齢者と町の厚い信頼関係を築くという役割を果たしています。 町の誇りである町制施行記念公園のバラ園も、これまで多額の財政を投入して整備し、毎年、必要な費用をかけて維持管理を続けてきたことによって、県内外から多くの方が訪れる県内最大のバラ園に育て上げてきました。 敬老祝金も、現在の水準を維持するには一定の財政負担が必要となりますが、バラ園と同様に、町内外に誇れる町独自の優れた福祉制度であることに確信を持つことの必要性を訴えるものです。 さて、今後の高齢化の進展により支給対象者が増加することから、持続可能な制度へと見直す必要があるとしています。高齢者が増加するから高齢者に係る費用を削減するという理屈は、高齢者に誤ったメッセージを送ることになり、先ほどの信頼関係を失墜させることにつながりかねません。 さらに、この削減となる財源を活用し、課題となっている事業や施策の実施が期待されるとしていますが、これは、新規事業の実施には福祉の削減が前提となるという誤解を招くおそれもあり、今は、住民の理解の下、進められている新庁舎建設にも批判の目が向けられないとも限りません。 町の今年度の財政執行状況を見ても、当初予算では想定していなかった3億円を公共施設整備基金に積み増すなど、余裕が見えないわけではありません。新型コロナウイルス対策では、その対応に要する費用のほとんどが国の交付金で充当され、さらに、近い将来、通常の一般財源で実施が見込まれた事業にも充てられています。 伊奈町では、現行制度で80歳から100歳まで受給すると合計で15万円受け取ることができます。県内でもトップクラスですが、最高の支給額は、同じ条件で蕨市の26万5,000円です。蕨市でも、令和5年秋の供用開始を目指して新庁舎の建設を進めていますが、敬老祝金は当面現行制度を維持するということです。伊奈町でも、今後様々な行政課題を抱えていますが、戦中戦後の復興、経済成長を支えてきた高齢者にとって楽しみであり、喜んでいただける敬老事業として総合的に検討していくことを求め、討論といたします。
    ○永末厚二議長 次に、9番、上野尚徳議員の発言を許可します。 9番、上野尚徳議員。   〔9番 上野尚徳議員登壇〕 ◆9番(上野尚徳議員) 議席番号9番、上野尚徳です。 第65号議案 伊奈町敬老祝金支給条例の一部を改正する条例について賛成の立場から討論を行わせていただきます。 平成17年の制度当初、総額およそ500万円で始まった敬老祝金ですが、現在、令和3年度は1,767万円、このままだと今後ますます増え、令和12年にはおよそ2,400万円にまで達すると推計されています。 これまでこの国を牽引してくださった年長者の皆様に、できることであればこれまでどおり長寿のお祝いを渡したいということは町の説明からもしっかりと伝わってきております。しかしながら、現状、そしてこの先の町の厳しい財政状況を考慮して、また、今後も継続的にお祝いできるようにするために、このたびの減額に踏み切ったことは仕方がなく、適切な判断だったと評価します。 もらえていたものがもらえなくなることに関しては寂しさを感じることだとは思いますが、町財政のバランスをご理解いただき、高齢者や高齢者の独り暮らし、在宅介護など苦労されている方々へ手を差し伸べる必要があり、お金を配ることよりも、高齢者地域福祉の充実へシフトチェンジすることが重要であると思います。 そして、減額となったとはいえ、制度当初の2倍程度と推計され、近隣の上尾市、桶川市、蓮田市の支給額よりは同等以上の金額を保持し、100歳以上の年長者の皆様への減額は行わず、満100歳以上の方は、誕生月の翌月に支給できるように受け取りやすくしたことからも、年長者へ敬意を払おうとしている姿勢はしっかりと伝わってきます。 今後は、各区と連携しながら、年長者の皆様に敬意を表し、お祝いの心を伝えられるように事業を起こしていただくことを期待して、賛成討論とさせていただきます。 ○永末厚二議長 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、討論を終わります。 これより採決します。 第58号議案 令和3年度伊奈町一般会計補正予算(第7号)、第59号議案 令和3年度伊奈町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、第60号議案 令和3年度伊奈町中部特定土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)、第61号議案 令和3年度伊奈町介護保険特別会計補正予算(第2号)、第62号議案 令和3年度伊奈町水道事業会計補正予算(第2号)、第63号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例、第64号議案 伊奈町介護保険給付費支払基金条例の一部を改正する条例、以上議案7件について、原案のとおり決するに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立全員であります。 よって、第58号議案から第64号議案までの議案7件は原案のとおり可決されました。 次に、第65号議案 伊奈町敬老祝金支給条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立多数です。 よって、第65号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第66号議案 伊奈町予防接種健康被害調査委員会条例、第67号議案 伊奈町都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例、第68号議案 伊奈町下水道条例の一部を改正する条例、第69号議案 町道路線の認定について、第70号議案 町道路線の廃止について、第71号議案 公の施設の指定管理者の指定について、以上議案6件について、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立全員です。 よって、第66号議案から第71号議案までの議案7件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △新庁舎建設特別委員会中間報告 ○永末厚二議長 日程第4、新庁舎建設特別委員会に付託中の新庁舎建設に関する諸問題の審査について、委員会の中間報告を議題とします。 お諮りします。会議規則第47条第2項の規定に基づき、新庁舎建設特別委員会から中間報告をしたいとの申出がありますので、申出のとおり報告を受けることにしたいと思います。ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないと認め、よって、新庁舎建設特別委員会中間報告を受けることに決定しました。 新庁舎建設特別委員会委員長の発言を許します。 新庁舎建設特別委員会委員長栗原惠子議員。 5番、栗原惠子議員。   〔栗原惠子新庁舎建設特別委員長登壇〕 ◆栗原惠子新庁舎建設特別委員長 議席番号5番、新庁舎建設特別委員会委員長の栗原惠子でございます。 新庁舎建設特別委員会中間報告を行います。 報告に当たり、内容を一部割愛、省略いたしますことをご了承ください。 令和3年11月30日火曜日、本会議終了後の午後2時20分、場所は全員協議会室で開催し、執行部より、新庁舎建設に先立ち必要な諸調査の1つ目、土地履歴調査・土壌汚染調査、2つ目、敷地測量調査、3つ目、アスベスト調査、4つ目、地盤・地質調査の4点について進捗状況の報告を受けました。 初めに、実施済みの土地履歴調査・土壌汚染調査について説明を受けました。その内容は、役場敷地の図面、登記簿、航空写真を集め埼玉県中央環境管理事務所と協議を進め、役場の敷地内に有害物質を使用するような工場や事務所は過去になかった。当初、業務委託を予定していたが、町職員が用意した書類で確認ができたとのことでした。 次に、2点目の敷地測量調査については、役場の敷地は1万1,048平米あり、ここに4級水準点があり、それを基にして平面測量、地盤高、高低差の測量を行い、現在、設計の準備をしている。 3点目のアスベスト調査については、6社による指名競争入札を行い、その結果、578万円でエヌエス環境株式会社東京支社が落札し、履行期間は令和4年2月28日。業務内容は、役場庁舎と旧新都市建設事務所の両方が解体予定となっているので、これらの各フロアのアスベスト調査を行うもの。役場庁舎が117点、旧新都市建設事務所が42点、合計159か所行い、天井や壁の部材を取りサンプリングし、その中にアスベストがあるかどうかを検査する。 次に、4点目の新庁舎建設予定地の地盤・地質調査については、一般競争入札を実施し、9社から申込みがあったが、実際に応札したのは7社で、落札金額1,580万円で株式会社アサノ大成基礎エンジニアリング北関東事務所が落札した。履行期間は令和4年2月28日、業務内容は、ボーリング調査をしたときに地中で振動を起こし地盤の状態を測定するという業務もあり、ボーリングと振動調査を行って確認する。 以上4点、進捗状況の説明がありました。 また、今年度の業務委託の予算と併せて、用地買収の当初予算2億2,961万8,000円ほどの予算についての報告もありました。役場敷地が1万1,048平米、そのうち2,575.24平米が借地で6筆あり、そのうち、4筆については地主の合意が得られ契約し、面積1,876.19平米の用地取得ができた。まだ地主の方と交渉中の筆もあり、単価や詳細については控えさせていただき、中間報告と予算執行状況の報告を受けました。 委員より、土地履歴調査の中で過去にこの敷地がどのような使われ方をしてきたのか、ボーリングの深さは、設計上予定している深さはどの程度のものなのかの2点について質疑がありました。執行部より、履歴調査は、昭和45年当時の航空写真を確認したところ、大きな屋敷林があるような家が建っていて農家のような家があったのだろうということで、汚染物質があるような工場はなかった。ボーリング調査の地盤調査の深さについては、一応、設計上は48メートルで、固い地盤があったのでプラス5メートル見て、53メートルのボーリングを基本的に行う設計で準備していると答弁がありました。 委員より、調査不可能な場所は今のところないかとの質疑がありました。執行部より、日本アスベスト調査診断協会に登録された者でないとできないとのことですので、専門資格者が図面と資料を見て確認する。ほかの経験から診断を行って、不明の場合は解体のときに確認する場合もあると伺っているとの答弁がありました。 委員より、建築基準法でアスベストが有害で使用不可となっている。この北庁舎、東庁舎、それから旧新都市建設事務所、建築基準法以前と後のものとどちらが多いのかと質疑がありました。執行部より、建材などにアスベストの量が重量に1%を超えて含有しているか否かという基準であった。その後、法改正があり、現在では、石綿などの重量の中に0.1%の含有を超えて含有すると解体のときに飛散防止をしなければならないということになりましたので、事前調査をさせていただいているところとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、次にその他に移り、次回の委員会の開催について協議いたしました。 次回の開催について、町の進捗状況を鑑みながら、3月定例会の会期中に、あるいは必要があれば会期前に開催することとしました。 閉会前に五味副委員長からご挨拶をいただき、午後2時42分に委員会を閉会することとしました。 以上で新庁舎建設特別委員会の報告を終わります。 ○永末厚二議長 以上で新庁舎建設特別委員会の報告を終わります。--------------------------------------- △新庁舎建設特別委員会委員長の報告に対する質疑 ○永末厚二議長 日程第5、新庁舎建設特別委員会委員長の報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、質疑を終わります。 引き続きご審査のほどよろしくお願いします。---------------------------------------議員派遣の件 ○永末厚二議長 日程第6、議員派遣の件を議題といたします。 お諮りします。会議規則第129条の規定により、議員派遣の件については、お手元に配付したとおり派遣することにしたいと思います。ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないものと認めます。 よって、議員派遣の件は、お手元に配付したとおり派遣することに決定しました。--------------------------------------- △閉会中継続審査の申出 ○永末厚二議長 日程第7、閉会中継続審査の申出を議題とします。 議会運営委員長から、会議規則第75条の規定により、閉会中の継続審査申出書が提出されました。 事務局に朗読させます。 局長。   〔事務局長朗読〕 ○永末厚二議長 お諮りします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議がありませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないものと認めます。 よって、委員長から申出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定しました。--------------------------------------- △日程の追加 ○永末厚二議長 お諮りします。ただいま13番、佐藤弘一議員より、議第5号議案 伊奈町議会委員会条例の一部を改正する条例が提出されました。 これを日程に追加し、議題としたいと思います。ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないものと認めます。 よって、議第5号議案を日程に追加し、議題とすることに決定しました。 なお、議案についてはお手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △議第5号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○永末厚二議長 続いて、提案者の説明を求めます。 13番、佐藤弘一議員。   〔13番 佐藤弘一議員登壇〕 ◆13番(佐藤弘一議員) 13番、佐藤でございます。 議第5号議案 伊奈町議会委員会条例の一部を改正する条例の提案説明をいたします。 先ほど第63号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例が可決されましたので、それに合わせて、常任委員会の所管を総務建設産業常任委員会にDX推進・新庁舎整備室を加え、文教民生常任委員会に所管されているものを、社会福祉課、いきいき長寿課に改めるものでございます。 施行日は令和4年4月1日でございます。 よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○永末厚二議長 これより質疑を行います。 質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、質疑を終わります。 続いて、討論を行います。 本案に対する反対意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 次に、賛成意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 発言がありませんので、討論を終わります。 これより採決します。 議第5号議案 伊奈町議会委員会条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立全員であります。 よって、議第5号議案は原案のとおり可決されました。---------------------------------------町長挨拶 ○永末厚二議長 以上で本定例会の議事は全て終了しました。 この際、町長より挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可します。 町長。   〔大島 清町長登壇〕 ◎大島清町長 お疲れさまでございました。 12月定例会の閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げたいと存じます。 本定例会は、去る11月30日に開会以来、15日間の会期日程で開催され、全案件とも慎重審議を賜り、ここに閉会を迎えることができました。誠にありがとうございました。 さて、今年1年を振り返りますと、昨年に引き続き、新型コロナウイルス対策に奔走した1年でございました。町民の皆様や事業者の皆様を支えるため様々な支援策を実施してまいりましたが、皆様のご協力もあり、ようやく落ち着きを取り戻してきました。 そして、うれしいニュースもたくさんございました。7月に1年遅れで開催されましたオリンピック・パラリンピックでは、無観客ながらも集中して戦う選手たちの姿に、たくさんの勇気と感動を与えていただきました。また、町内中学校・高校においても、水泳や陸上、吹奏楽やビームライフルなどの大会で大変優秀な成績を収めたとの報告もいただきました。コロナ禍で練習もままならない中、本当にすばらしいことだと思います。町政においても、コロナ禍だからこそいろいろ工夫して取り組み、新たな発見もできたのではないかと思います。 5月には、バラ園のバラが2年ぶりに美しく見事な花を咲かせ、多くの人の心を癒やしてくれました。7月には、新たに2名の町の魅力発信大使が誕生し、町のさらなる活性化が図られるきっかけとなりました。10月には、茨城県つくばみらい市、川口市、伊奈町の2市1町におきまして歴史・文化的交流に関する協定の締結式を行い、伊奈氏による新たなつながりが生まれ、今後の交流が大変楽しみとなったわけでございます。そして、10月31日には、町制施行50周年記念式典において町誕生50年を多くの皆様とともにお祝いすることができ、町制100年に向けた新たな一歩を踏み出したところでございます。 来年も、まずはコロナ対策として、子育て世帯への臨時特別給付金の支給手続を進めるほか、各種支援策を実施するとともに、町民の皆様に笑顔になってもらえるよう、イベントも徐々に増やしてまいりたいと思っております。 また、この12月議会におきましても、議員各位からたくさんのご意見、ご示唆をいただき、本当にありがとうございました。今後の行政運営に生かしてまいりたいと思っております。 皆様方のおかげをもちまして、間もなく今年1年が終わろうとしておりますが、引き続き、町の未来を想像しながら、「キラキラ光る元気なまち」、「日本一住んでみたいまち」を目指し各種施策に全力で取り組んでまいりますので、ご協力賜りますようお願いを申し上げます。 これから寒さも厳しくなってまいります。議員各位におかれましては、健康に十分留意され、ますますご活躍されますようご祈念申し上げますとともに、令和4年が皆様にとって最良の年となりますようご祈念申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。 本当にありがとうございました。---------------------------------------議長挨拶 ○永末厚二議長 私からもご挨拶させていただきます。 15日間、本当にありがとうございました。コロナ禍で、感染対策を万全に行っていただきまして、何事もなく終わることができました。あわせて、タブレット端末に対する皆さんの熱意により、今議会ではほとんどタブレット端末で完結できたと思います。これはひとえに、皆さんのご理解と、ペーパーレス化に協力する私どもの意欲だと思います。執行部におかれましては、ぜひこの意を酌んでいただいて、先般、大野県知事がお見えになってお話ししたところでは、県知事の周りはほとんどペーパーレス化になってタブレット端末を使っているそうです。そのためにキャビネットが少なくなったという評価を本人はしていらっしゃいます。このように、私ども、微力ではありましたけれども議会で始めたこのタブレット端末が、例えば伊奈町の執行部の方がそれぞれ議案書を配る、そういう手間も一つ効率化されているわけですから、ぜひその手間を行政の進んだ役目として生かしていただけるようにご協力をいただくとともに、さらにまた、庁舎建設への橋がかりにこのタブレット端末を利用していただきたい、こういう具合にお願いをしておきたいと思います。 さて、これから暮れに向かいます。コロナ禍ではありますが、この後、コロナはどうなるか分かりませんが、ぜひ皆さんもお体に気をつけていただいて議会活動に励んでいただきますとともに、新しい年が、議員、そして執行部の皆さんに幸多き年になりますようお祈りして、私の閉会のお礼の挨拶とします。 ありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○永末厚二議長 以上をもちまして令和3年第4回伊奈町議会定例会を閉会いたします。 長期間にわたり大変お疲れさまでした。ありがとうございました。 △閉会 午前11時45分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。     年  月  日         議長      永末厚二         副議長     栗原惠子         署名議員    藤原義春         署名議員    五味雅美         署名議員    上野尚徳...