安曇野市議会 > 2021-09-17 >
09月17日-06号

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  1. 安曇野市議会 2021-09-17
    09月17日-06号


    取得元: 安曇野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 3年  9月 定例会          令和3年安曇野市議会9月定例会議事日程(第6号)                  令和3年9月17日(金曜日)午前10時開議第1 委員会審査報告並びに中間報告第2 追加議案等の説明    報告第31号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について(公用車事故に関すること)    議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)    議案第93号 損害賠償の額を定めることについて(公用車事故に関すること)    議案第94号 令和3年度 安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車の購入に係る売買契約について    議案第95号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて第3 議員提出議案の説明    議員提出第4号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書    議員提出第5号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書    議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例    議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書    議員提出第8号 安曇野市議会基本条例の一部を改正する条例第4 委員会審査報告の審議    議案第66号 安曇野市穂高農村景観活用交流施設条例を廃止する条例    議案第67号 安曇野市三郷総合営農センター条例を廃止する条例    議案第68号 安曇野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例    議案第69号 安曇野市公民館条例の一部を改正する条例    議案第70号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)    議案第71号 令和3年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)    議案第72号 令和3年度安曇野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)    議案第73号 令和3年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第1号)    議案第74号 令和3年度安曇野市産業団地造成事業特別会計補正予算(第2号)    議案第75号 令和3年度安曇野市有明荘特別会計補正予算(第1号)    議案第76号 令和3年度安曇野市水道事業会計補正予算(第1号)    議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について    議案第78号 令和2年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第79号 令和2年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第80号 令和2年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第81号 令和2年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第82号 令和2年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第83号 令和2年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第84号 令和2年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第85号 令和2年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第86号 令和2年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第87号 令和2年度安曇野市有明荘特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第88号 令和2年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について    議案第89号 令和2年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について    議案第90号 市道の廃止について    議案第91号 市道の認定について    請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願書    請願第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める請願書    陳情第6号 黒沢洞合自然公園の更なる充実と活用を求める陳情書    陳情第10号 15歳以下の子どもに対するワクチン接種に慎重な対応を求める陳情書    中間報告 陳情第2号 安曇野市のより良い給食センターを求める陳情    中間報告 陳情第4号 安曇野市の「市バス実現」を求める陳情    中間報告 陳情第11号 新型コロナワクチン接種のインフォームドコンセント(充分な治験内容説明と理解)を求める陳情第5 追加議案等の審議    議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)    議案第93号 損害賠償の額を定めることについて(公用車事故に関すること)    議案第94号 令和3年度 安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車の購入に係る売買契約について    議案第95号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例    議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書第6 委員会審査報告    議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)    議案第93号 損害賠償の額を定めることについて(公用車事故に関すること)    議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例    議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書第7 委員会審査報告の審議    議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)    議案第93号 損害賠償の額を定めることについて(公用車事故に関すること)    議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例    議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書第8 議員提出議案の審議    議員提出第4号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書    議員提出第5号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書    議員提出第8号 安曇野市議会基本条例の一部を改正する条例第9 継続審査の申し出---------------------------------------出席議員(20名)   1番  小林陽子       2番  臼井泰彦   3番  遠藤武文       4番  林 孝彦   5番  坂内不二男      6番  井出勝正   8番  一志信一郎      9番  松枝 功  10番  増田望三郎     11番  中村今朝子  12番  竹内秀太郎     13番  平林 明  14番  藤原陽子      15番  猪狩久美子  16番  宮下明博      17番  平林德子  18番  小林純子      19番  内川集雄  20番  小松洋一郎     22番  召田義人欠席議員(1名)  21番  小松芳樹---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長     宮澤宗弘     副市長    中山栄樹  教育長    橋渡勝也     総務部長   久保田剛生  政策部長   高嶋雅俊     財政部長   宮澤 修  市民生活         山田真一     福祉部長   矢口 泰  部長  保健医療         鳥羽 登     農林部長   赤澤哲也  部長  商工観光            都市建設         久田裕治            坪田浩昭  部長              部長  上下水道         堀内寅生     教育部長   平林洋一  部長  会計              代表         吉田美千代           川上則文  管理者             監査委員                  政策経営  総務課長   丸山一弘            丸山修一                  課長---------------------------------------事務局職員出席者  事務局長   細田昌伸     次長     青木規素  議事係長   山田なつ子--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(召田義人) 令和3年9月17日金曜日、ただいまより9月定例会最終日を行います。 ここで御報告申し上げます。 本日、小松芳樹議員より、本日の会議を欠席する旨の届出がございました。御承知ください。 ただいまの出席議員数は20名で、定足数に達しております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(召田義人) ここで、宮澤市長より発言を求められております。 これを許します。 宮澤市長。 ◎市長(宮澤宗弘) 発言の訂正をお願いいたします。 去る9月7日の宮下議員の一般質問に対する答弁の中で、現在の本庁舎の位置を議決いただいた当時の話をさせていただきました。 その際、青嶋議員が車椅子で議会に出席されたと申し上げましたけれども、車椅子はお使いになっておられませんでした。その後、大月議員が体調を崩されて、車椅子で議場にお見えになったことはございます。 青嶋議員が車椅子で議会に出席されたと申し上げましたところを訂正させていただいて、青嶋議員が、入院先より病を押して議会に出席をされたと訂正をお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(召田義人) ただいまの発言の訂正につきましては、議長において許可いたします。--------------------------------------- ○議長(召田義人) 最初に、報告事項を申し上げます。 本日は、議案26件、請願2件、陳情2件、中間報告3件、追加議案等5件、議員提出議案5件、また、継続審査の申出の審議を行います。 本日の議事は、お手元の議事日程第6号により進めてまいります。--------------------------------------- △議案第66号から議案第91号、請願第1号及び請願第2号、陳情第2号、陳情第4号、陳情第6号、陳情第10号及び陳情第11号の委員長報告並びに中間報告 ○議長(召田義人) 日程第1、議案第66号から議案第91号まで、請願第1号及び請願第2号、陳情第2号、陳情第4号、陳情第6号、陳情第10号及び陳情第11号の、以上33件を一括議題といたします。 ただいま一括議題といたしました33件につきましては、常任委員会に付託してあります。 よって、付託先委員会の委員長より審査結果の報告を求めます。 最初に、総務環境委員長、平林 明議員。 平林委員長。 ◆総務環境委員長(平林明) 総務環境委員会の報告をいたします。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 総務環境委員長、平林 明。 委員会審査報告書。 令和3年9月8日、本委員会に付託された事件は、9月9日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 総務環境委員会審査報告。 議案第70号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)(総務環境委員会所管事項)。 審査内容です。 原案に反対の意見。 マイナンバーカードが有効に使われることに反対するものではないが、プライバシーや個人情報保護、それから個人が個人の情報を自らコントロールする権利が担保されないまま、この事業は続けられているということが非常に危惧される。国で個人情報を管理するようなことになると、国民を監視する社会がつくられるという危険性もあるので、反対する。 原案に賛成の意見です。 マイナンバーカードの発行率が高い自治体は約69%で、全国的にも約32%になっている。マイナンバーカードは、間違いなくインフラとして必要なものになっていく。もし、安曇野市でマイナンバーカードを発行しないということになると、全国的に相当遅れてしまう。これは推進していかなければならないことだと思うので、賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について(総務環境委員会所管事項)。 審査内容です。 原案に反対の意見。 ・人権啓発費の同和対策事業補助金については、同和問題が現在解消している中で、これをなくした方向が望ましいと思う。このような事業があること自体が、新たな差別を生むことにつながることを認識すべきと考え、反対する。 ・新総合体育館については、いまだに、これほど大きな体育館を造る必要があるのかという市民の声が大きい。当初から、必要以上に大きい体育館であることとして反対してきたことから、反対する。 ・今回の国のデジタル改革は、国民にマイナンバーを押しつけて監視社会をつくるものであり、今必要なことは、憲法が保障する基本的人権、プライバシーを守る権利であり、情報の自己決定権を保障する制度をしっかり整備することである。それなくして、国民の命と暮らしに貢献する真のデジタル化はできないと考え、反対する。 原案に賛成の意見です。 ・壬申戸籍がネット販売されるような状況を見ると、新たな同和問題が発生する可能性が出てきている。このことからも、同和対策補助事業については、今までどおり続けていくべきだと思うので、賛成する。 ・新総合体育館建設事業については、きちんと議決をして進めた事業であり、10月には竣工する。建設についてどうこうではなく、この後、いかに市民の皆様に使っていただけるかを考えていくべきだと思うので、賛成する。 ・情報管理は、国の責任においてやることであって、市としては、あくまでその政策の中でマイナンバーカードの発行を進めていくべきである。もし、マイナンバーカードの発行をやめるとすれば、間違いなくインフラが市民に行き渡らないことになり、市民に全く不都合なことが生じることになると思う。日本が今、目指しているのは、何も監視をしようというわけではなく、行政サービスを充実させるというところに目標を置いていると考えるので、賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、委員会中間報告をいたします。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 総務環境委員長、平林 明。 委員会中間報告書。 令和3年6月15日、本委員会に付託された陳情第4号について、会議規則第45条第2項の規定により中間報告を行います。 総務環境委員会中間報告。 継続の陳情第4号 安曇野市の「市バス実現」を求める陳情。 審査内容です。 委員の意見として。 ・市バス、巡回バスを高齢者の3割近くが望まれているということは、交通弱者を守るためには、必要な足の確保、生活の保障だと思う。あづみんの充実とともに、市バス、巡回バス等の併用が市民の利益にかなうことだと思う。 ・2,236筆の署名が寄せられ、市民要望は本当に根強いものがあると考える。地域公共交通協議会が検討した利用者数や、料金設定、運行費のシミュレーションは、統計学的には正しいかもしれないが、ざっくりとした数字である。 市バスの実現を求める方々の要望は、地域の市民の声をしっかり聞いて、実態に合ったコミュニティ方式による運行も言っている。協議会で検討してきたことは違うやり方なので、検討するに値すると思う。 ・対面調査の質問項目が適切だったとはどうしても思えなく、それをもって、バスの運行はやめるという結論にしてしまうことには、どうしても納得ができない。 改めて策定するという公共交通計画では、ターゲットを高齢者に限らず、高校生のほかに、電車を利用する人たちもバスを利用したいと思うので、ニーズの深堀をし、バスについて改めて基礎から検討してもらいたいと思う。 審査を継続したいとする意見。 ・市バスの実現を求める方々は、市バス運行に特別交付税を活用するということだが、特別交付税は災害などの突発的なものに使い、経常的に使うものに対して使うことは望ましくないと思う。 あづみんの利用者もコロナ禍で減ったことから、今後、このような事態になることもあり得ることを考慮しないといけない。 元気な高齢者は、1キロ歩いてバス停に行けるかもしれないが、そういう人は少ないと思う。また、多くの荷物を持って歩く高齢者のことなども考えると、まだまだ意見が分かれているので、結論を出すのは時期尚早と考え、継続審査にしたいと思う。 審査結果です。 上記のような意見交換があり、意見交換の途中、審査を継続したいという意見が出され、諮ったところ、賛否同数となり、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長が採決し、継続審査とすべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(召田義人) 次に、福祉教育会委員長、中村今朝子議員。 中村委員長。 ◆福祉教育委員長(中村今朝子) それでは、福祉教育委員会の審査報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 福祉教育委員長、中村今朝子。 委員会審査報告書。 令和3年6月15日、本委員会に付託された陳情第6号、令和3年9月8日、本委員会に付託された事件は、9月10日及び9月14日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 福祉教育委員会審査報告。 議案第68号 安曇野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例、議案第69号 安曇野市公民館条例の一部を改正する条例、議案第70号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)(福祉教育委員会所管事項)、議案第71号 令和3年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第72号 令和3年度安曇野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第73号 令和3年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第1号)。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について(福祉教育委員会所管事項)。 審査内容です。 原案に反対の意見。 ・中長期ビジョンに基づき、今年度は、明科北認定こども園で委託先の民間に引継ぎ保育が行われている。三郷西部認定こども園については、地域の方たちの検討委員会で、公設公営を望む意見が出されている。民意を尊重するため、民間活力の導入について反対する。 ・穂高プールは、議決によりこの9月30日をもって廃止となった。子供を含む市民の皆さんから、プール継続を望む声が多数寄せられ、それに応えたいため、解体に関わる費用について反対する。 原案に賛成の意見です。 ・民間活力の導入は、全国的にも行われている。民間のよいところを学び、それを公営で活用し、相乗効果によって市の保育行政をさらによくしていただきたいため、賛成する。 ・穂高プールの廃止については議決されており、それに基づいて予算化された。市民プールをどうするかということについては今後の課題とし、この決算については賛成する。 審査結果です。 上記のような認定に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 議案第78号 令和2年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第79号 令和2年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第80号 令和2年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 続きまして、請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願書、請願第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める請願書。 審査結果です。 以上の請願者の願意については、特に異議はなく、全員が妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 継続となっておりました陳情第6号 黒沢洞合自然公園の更なる充実と活用を求める陳情書。 審査内容です。 執行部からの御説明として、洞合公園の拡張・再整備等を含め、内部で協議を重ねている。今後は、協力していただける市民の方の意見もお聞きし、どうやって市民を巻き込んでいくのかということを議論していきたい。早ければ、年度内に組織を立ち上げたいと考えている。 審査結果です。 上記のような説明を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で採択すべきものと決定いたしました。 陳情第10号 15歳以下の子どもに対するワクチン接種に慎重な対応を求める陳情書。 審査内容といたしまして、執行部からの説明。 ・12歳以上15歳未満の方の接種については、国の方針に基づいて進めている。 ・市としては、慎重に考えたいことから、市医師会と協議を重ね、接種券送付時の保護者宛通知同封や接種時の保護者同伴依頼など、慎重な対応をしている。 ・情報提供については、それぞれの立場で見たい情報が異なると思われるため、市のホームページから厚生労働省の情報に入っていける形で案内している。 ・国の分科会資料は膨大であるが、詳細なものが示されている。全体を見て判断していただく必要があると考えている。 委員の意見としまして。 ・コロナワクチンの子供への影響がまだよく分かっていない一方で、市のほうでも厚生労働省が発表している以上の情報はなく、市が独自にその情報を把握する仕組みがない現状だと思うが、何かあった場合には、もう少し、市から慎重に情報提供してもいいのではないかと感じた。 審査を継続したいとする意見がありました。 ・陳情者の気持ちもよく分かるが、ワクチン接種についていろいろ調べても、まだよく分からない状況である。子供たちに早く接種させてあげたいという市民の声もある。もう少し勉強したいので継続としたい。 審査結果。 上記のような審査を継続したという意見について諮ったところ、賛成少数で、継続審査については否決されました。 再び意見交換に戻りました。 審査内容でございます。 委員の意見として。 ・多くの市民が、本当にワクチンを打っていいのかどうか迷っている。一番身近な安曇野市の事例もできる限り伝え、厚生労働省の情報から抽出して、注意喚起なり情報提供することを市民は求めているのではないか。 ・ワクチンを打った人、打たない人についてどのような事例があるのか、できるだけ公平に広く情報提供していただくことが大事。発表されている事例が一通り分かるような形で情報提供していただきたい。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ、採決を諮る前に、委員1名が退席したい旨により退席。採決を行った結果、特に異議はなく、採択すべきものと決定いたしました。 続きまして、委員会中間報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 福祉教育委員長、中村今朝子。 令和3年3月8日、本委員会に付託された陳情第2号及び令和3年9月8日、本委員会に付託された陳情第11号について、会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行います。 福祉教育委員会中間報告。 継続の陳情第2号 安曇野市のより良い給食センターを求める陳情。 審査内容です。 委員の意見といたしまして。 ・堀金学校給食センターは、学校・給食センター・地域の関係がとてもよく、地域と共に食文化を育んでおり、安曇野市の特徴として誇れると思う。子供たちも地元食材・給食を通じて、作り手への感謝の心を学ぶことができる大事な給食センターである。 ・市から、農政課・JAと協力して、地場産物をもっと給食に取り入れるための取組を始めていると伺った。学校給食が今よりも重要になってくる中で、小規模な給食センターのほうが地産地消に取り組みやすいのではないかと感じた。心配事や課題、跡地利用等も、もう少し議論が必要ではないか。 審査を継続したいという意見。 学校給食センター運営委員会に、地産地消と食育の在り方、業務の在り方について諮問されたということである。その結論が全く見えていない中で結論を出せない。食育等についてもしっかり勉強したいため、継続としたい。 審査結果。 上記のような審査を継続したいという意見が出され、諮ったところ、賛成多数により継続審査となったため、本件については審査未了となりました。 陳情第11号 新型コロナワクチン接種のインフォームドコンセント(充分な治験内容説明と理解)を求める陳情。 審査内容です。 執行部からの説明として。 ・市の責務としては、様々な情報に惑わされずに、ワクチンに対する知識が得られるよう周知に努め、納得して接種できる環境を整えることだと考えている。 ・ワクチンは強制ではなく、自己判断でお願いするのが前提であり、市としては、不明確な情報は除いた上で、国などが公表する公の情報を正しく伝えることが必要だと考えている。 ・様々な機関が情報を出しているが、厚生労働省が発出している情報以上のものを市として提供することはない。 審査を継続したいとする意見。 ワクチン接種については、各人が内容を十分理解した上で、自己責任において自分の選択で接種している。副反応の大きさや、接種しなかったことによって起こり得る重症化・死亡例・後遺症などの面を比較して、個人が選択しているということである。不明確な情報で不安をあおるのではなく、正しい情報を提供していただくことが必要である。しばらく行政の対応を見守りたいため、継続としたい。 審査結果です。 上記のような審査を継続したいという意見について諮ったところ、賛成多数で、継続審査とすべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(召田義人) 次に、経済建設委員長、松枝 功議員。 松枝委員長。 ◆経済建設委員長(松枝功) それでは、経済建設委員会の審議報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 経済建設委員長名です。 委員会審査報告書。 令和3年9月8日、本委員会に付託された事件は、9月13日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 別紙をお願いします。 経済建設委員会審査報告。 議案第66号 安曇野市穂高農村景観活用交流施設条例を廃止する条例、議案第67号 安曇野市三郷総合営農センター条例を廃止する条例、議案第70号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)(経済建設委員会所管事項)、議案第74号 令和3年度安曇野市産業団地造成事業特別補正予算(第2号)、議案第75号 令和3年度安曇野市有明荘特別会計補正予算(第1号)、議案第76号 令和3年度安曇野市水道事業会計補正予算(第1号)。 以上についての審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について(経済建設委員会所管事項)です。 審査内容です。 まず、原案に反対の意見がありました。 農林部所管事項です。農業総務費の補助金に関し、予算の段階から一貫して、施設譲渡した先(エア・ウォーター)への補助金637万436円は不必要な支出であると考えているため、この1点をもって反対する。 次に、商工観光部関係です。一般社団法人 安曇野産業支援センターについては、3月の定例会から質疑等を行っているが、検証不足であると考える。市民の皆さんにきちんと説明するには、心もとないとのことから反対する。 次に、一般社団法人 安曇野産業支援センターに業務委託したことについては、そもそも市が、産業支援コーディネーターとして雇い入れ行っていた事業を、外部の法人へ委託するに至ったいきさつが不透明であり、さらに、その事業に対する成果について市が検証をしている経過がなく、その中で令和3年度には大きく予算を増額し、事業を拡大している市の姿勢に大きな疑問を感じることから、反対する。 次に、原案に賛成の意見です。 エア・ウォーターに関しては、譲渡先との協議の中で、固定資産税の減免等が決めごとであったので、この場の決算の認定で反対というのはおかしいと考える。また、今回の予算の執行状況を見ても、正常に執行されているため、賛成する。 次に、一般社団法人 安曇野産業支援センターについては、民間の方が設立した会社ではあるが、設立に市が関与していることは問題であったのではないかと考える。また、市内の企業の育成や活性化について、外部に委託する方法論は間違っていないとは思うが、手続については足りない部分があったと思う。令和2年度の実績が出ているとの報告があったので、このようなことを考えると、決算の審査については認めてもよいと考える。 一般社団法人の関係です。また、新たな事業とのことで、焦りやコンプライアンスの欠如があったが、今後は十分注意していただくとともに、業績については上がっているということを総合的に考え、賛成する。 審査結果であります。 以上のような認定に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 めくってください。 議案第81号 令和2年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第82号 令和2年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第83号 令和2年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第84号 令和2年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第85号 令和2年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第86号 令和2年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第87号 令和2年度安曇野市有明荘特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第88号 令和2年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議案第89号 令和2年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について。 以上の審査結果です。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 議案第90号 市道の廃止について、議案第91号 市道の認定について。 審査結果です。 この2件について、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上であります。 ○議長(召田義人) 以上で、各委員長の審査結果の報告が終わりました。--------------------------------------- △報告第31号及び議案第92号から議案第95号の一括上程、説明 ○議長(召田義人) 日程第2、報告第31号及び議案第92号から議案第95号までの、以上5件の追加議案等を一括議題といたします。 まず最初に、報告第31号について、所管の部長より説明を求めます。 堀内上下水道部長。 ◎上下水道部長(堀内寅生) 報告第31号 地方自治法第180条第1項の規定による専決処分の報告について説明いたします。 本日提出、市長名でございます。 別紙をお願いいたします。 専決処分書。 安曇野市穂高4509番地9先における事故に係る和解及び損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり専決処分する。 令和3年8月25日付、市長名であります。 1、和解及び損害賠償の相手方は長野県であります。 2、事故の概要は、令和3年5月21日、安曇野市穂高の県道を公用車が走行中、信号の確認を怠り、赤信号のところを交差点内に進入し、国道を直進していた車両に衝突した事故により、衝突の反動で路外に逸脱した車両が相手方所有の道路構造物に接触したことによる物損事故です。 3、和解の内容。 本件事故の原因は当市運転者の不注意であり、安曇野市の損失100%とする。 よって、安曇野市は本件事故の相手方に対し、損害賠償金として4万3,780円を支払う。なお、本件事故に関し、安曇野市及び相手方との間には、損賠賠償金以外に何らの債権債務がないことを相互に確認する。 以上です。 ○議長(召田義人) これより質疑に入ります。 質疑のある方の発言を許します。 ありませんか。     (「なし」の声あり)
    ○議長(召田義人) 御質疑なしと認めます。 質疑を終結いたします。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(召田義人) 堀内上下水道部長。 ◎上下水道部長(堀内寅生) 大変申し訳ございません。訂正をお願いいたします。 和解の内容につきまして、安曇野市の過失と申し上げるところを過失と説明してしまいましたので訂正させていただきます。 ○議長(召田義人) もう一度、損失と言ってしまったから過失に訂正ということで。 ◎上下水道部長(堀内寅生) 再度訂正をお願いいたします。 和解の内容につきまして、安曇野市の過失100%と申し上げるところを、安曇野市の過失と発言してしまいました。     (「損失」の声あり) ◎上下水道部長(堀内寅生) 大変申し訳ありません。 正しくは、過失100%と申し上げるところを、間違って損失と発言してしまいましたので訂正をお願いいたします。 ○議長(召田義人) ただいまの発言につきましては、議長において許可いたします。--------------------------------------- ○議長(召田義人) 次に、議案第92号について、提案理由の説明を求めます。 宮澤財政部長。 ◎財政部長(宮澤修) 議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)について御説明をいたします。 それでは、議案書により御説明をいたします。 令和3年度安曇野市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億2,600万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ435億1,600万円とする。 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 本日提出、市長名でございます。 それでは、2ページをお願いいたします。 「第1表 歳入歳出予算補正」で御説明をいたします。 初めに、歳入でございます。 15款国庫支出金は8,728万5,000円の増額です。ワクチン予防接種事業に対する増額でございます。 16款県支出金は7,120万円の増額です。特別警報Ⅱ発出市町村等事業者支援交付金の増額でございます。 19款繰入金は1億6,751万5,000円の増額です。財政調整基金繰入金の増でございます。 続きまして、3ページをお願いいたします。 歳出になります。 2款総務費は150万円の増額です。新型コロナウイルス感染が疑われる方の医療機関送迎用に、市内タクシー事業者が購入しました車両の購入補助に対する補助でございます。 3款民生費は2,561万9,000円の増額です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、市内障害者施設、高齢者施設、介護保健施設等へ、衛生用品の配布をすることに対します増額でございます。 4款衛生費は8,728万5,000円の増額です。新型コロナウイルスワクチン接種者の対象年齢の拡充等による増加に伴う委託料等の増額でございます。 7款商工費は1億6,681万円の増額です。県の特別警報Ⅱ発出により影響を受けた飲食店等の取引事業者の事業継続に向けた支援策など、また、観光関連事業者への応援給付金等による増、さらに、8月豪雨で被災をしました御宝田水のふるさと公園の白鳥湖復旧工事費の増額であります。 9款消防費は516万1,000円の増額です。8月1日の落雷破損による二木公民館設置屋外子局修繕費の計上、また、希望者への抗原簡易キットの配布経費等による増額であります。 10款教育費は119万9,000円の増額です。8月豪雨災害により消失をしました豊科水辺マレットゴルフ場の橋の復旧工事費の増額であります。 11款災害復旧費は3,842万6,000円の増額になります。8月豪雨災害により被災をしました市内道路、河川の復旧工事費に対します増額でございます。 最後に、職員給与関係でございます。 新型コロナウイルスワクチン集団接種事業及び抗原簡易検査キット配布事業におけますパートタイム会計年度任用職員に支払われます報酬の増額となっております。 説明は以上でございます。 ○議長(召田義人) 続いて、議案第93号について、提案理由の説明を求めます。 堀内上下水道部長。 ◎上下水道部長(堀内寅生) 議案第93号 損害賠償の額を定めることについて。 地方自治法第96条第1項第13号の規定により、公用車の物損事故に係る損害賠償の額を定めることについて、議会の議決を求めるものでございます。 1、損害賠償の相手方は、安曇野市内在住者です。 2、事故の概要です。令和3年5月21日、安曇野市穂高の県道を公用車が走行中、信号の確認を怠り、赤信号のところを交差点内に進入し、国道を直進していた相手方車両に衝突したことによる物損事故です。 3、損害賠償の額。本件事故の原因は当市運転者の不注意であり、安曇野市の過失を100%とする。 よって、安曇野市は本件事故の相手方に対し、損害の解決金として51万400円を賠償するものとする。なお、本件事故に関し、安曇野市及び相手方との間には、損害賠償金以外に何らの債権債務がないことを相互に確認する。 本日提出、市長名です。 以上です。 ○議長(召田義人) 続いて、議案第94号について、提案理由の説明を求めます。 久保田総務部長。 ◎総務部長(久保田剛生) 議案第94号 令和3年度 安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車の購入に係る売買契約について御説明いたします。 令和3年度 安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車の購入について、下記のとおり売買契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第8号及び安曇野市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求める。 1、契約の目的、令和3年度 安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車の購入。 2、契約の方法、指名競争入札。 3、契約金額、2,560万5,400円。 4、契約の相手方、長野県松本市野溝西1丁目9-47、有限会社松本中信防災、代表取締役、白木秀明。 本日提出、市長名であります。 以上です。 ○議長(召田義人) 続いて、議案第95号について、提案理由の説明を求めます。 宮澤市長。 ◎市長(宮澤宗弘) 議案第95号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。 下記の者を人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 1人目、住所、安曇野市豊科高家4430番地10。 氏名、宮澤雅明。 2人目。 住所、安曇野市三郷温2193番地7。 氏名、松岡信之。 3人目でございます。 住所、安曇野市豊科5281番地7。 氏名、降籏 潔。 本日提出、市長名でございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(召田義人) 以上で追加議案5件等の説明は終わりました。 ここでお諮りいたします。議案第95号は人事案件でございます。 先例及び議会運営委員会の決定により、質疑を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、議案第95号は質疑を省略することに決しました。--------------------------------------- △議員提出第4号から議員提出第8号の一括上程、説明 ○議長(召田義人) 日程第3、議員提出第4号から議員提出第8号までの以上5件の議案を一括議題といたします。 これより議員提出第4号及び議員提出第5号の以上2件について、提出者から一括して説明を求めます。 中村福祉教育委員長。 ◆福祉教育委員長(中村今朝子) それでは、お願いいたします。 議員提出第4号。本日付。 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、召田義人様。 提出者、安曇野市議会、福祉教育委員会委員長、中村今朝子。 宛先。 衆議院議長。 参議院議長。 内閣総理大臣。 財務大臣。 文部科学大臣。 総務大臣です。 次ページをお願いいたします。 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書(案)。 本文の朗読は省略させていただき、要望事項のみ申し上げますので、よろしくお願いいたします。 1、教育の機会均等とその水準の維持向上のために必要不可欠な義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に復元すること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 続きまして、議員提出第5号。本日付。 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、召田義人様。 提出者、安曇野市議会、福祉教育委員会委員長、中村今朝子。 宛先。 衆議院議長。 参議院議長。 内閣総理大臣。 財務大臣。 文部科学大臣。 総務大臣です。 次ページをお願いいたします。 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書(案)。 なお、議員提出議案第4号と同様に、本文の朗読は省略させていただき、要望事項のみ申し上げます。 1、国の責任において計画的に35人学級を推し進めるために、義務標準法改正を含む教職員定数改善計画を早期に策定し、着実に実行すること。また、そのための教育予算の増額を行うこと。 2、国の複式学級の学級定員を引き下げること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上、2件一括、御説明申し上げました。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(召田義人) 次に、議員提出第6号について、提出者から提案説明を求めます。 猪狩久美子議員。 猪狩議員。 ◆15番(猪狩久美子) 議員提出第6号。本日付です。 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例。 地方自治法第112条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、召田義人様。 提出者、安曇野市議会議員、猪狩久美子。 賛成者、安曇野市議会議員、井出勝正。 同じく、臼井泰彦。 提案理由を申し上げます。 穂高プールは、平成元年に建設され、33年にわたり夏場の市民の体力向上、健康増進、子供たちの楽しみの場、居場所づくりに寄与し、家族連れや若者などあらゆる世代を通じて親しまれてきた場所です。しかし、公用施設再配置計画の中で、老朽化、利用人数の減少、夏場2か月のみの稼働で効率が悪いことなどを理由に廃止の方向が示されました。 穂高プールを守る会の方々からプール存続を希望する陳情が平成30年9月議会に提出され、署名も1万1,400筆が集まりました。9月議会では継続審査となり、12月議会で採択となりました。しかし、最終日に突然、安曇野市体育施設条例から穂高プールを削除する条例案が提出され、市民の意向を踏まえた十分な議論がされないまま、賛成多数で可決となりました。最終日直前の執行部側からの提案に、議員の間からは、議会軽視という声も上がったほどです。 今さらという状況が現実には進行していますけれども、いまだに穂高プール存続の強い声はやむことがありません。こうした切実な市民の願いに応え、体育施設から削除された穂高プールを元に戻し、住民の意見を踏まえた検討をし直すべきと考え、条例案を提出するものです。 別紙ですが、安曇野市体育施設条例に安曇野市穂高プールを加える内容となっています。 附則。 この条例は、令和3年10月2日から施行する。 説明は以上です。 ○議長(召田義人) 続いて、議員提出第7号について、提出者から提案説明を求めます。 藤原陽子議員。 藤原議員。 ◆14番(藤原陽子) 14番、藤原陽子です。 それでは、申し上げます。 議員提出第7号。本日付です。 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書。 地方自治法第112条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、召田義人様。 提出者、安曇野市議会議員、藤原陽子。 賛成者、安曇野市議会議員、小松洋一郎。 賛成者、安曇野市議会議員、坂内不二男。 宛先。 長野県知事。 長野県議会議長。 長野県教育委員会教育長。 まず、本意見書に関係いたします過去の経過を御説明させていただきます。 平成30年10月23日に、穂高商業高等学校の存続を求める会が、長野県知事、長野県議会議長、長野県教育長に対し、穂高商業高等学校の存続求める1万2,572人の要請署名を提出されています。 南安曇農業高等学校同窓会におきましても、令和3年6月1日に、9,640人の署名を添えて、長野県知事、長野県教育長に対し、南安曇農業高等学校の単独での存続を求める要望書を提出されています。 また、池田町議会では、令和3年3月19日に、池田工業高校の単独存続に関する意見書を可決しています。 安曇野市議会におきましては、令和元年陳情第11号 南安曇農業高等学校の存続を求める陳情書を、令和2年3月19日の本会議において可決しています。 新型コロナの影響や、第4次産業革命と言われるIoT社会の進行により、産業界や地域社会が大きく様変わりしている中で、歴史的な変化に対応できる産業人材教育が求められています。 提案説明。 穂高商業高等学校は、中信地区唯一の県立商業高校であり、松本大学と連携協定を締結して、大学教授による上級簿記の指導が行われるなど発展的な学習を展開しています。また、「産・学・官」との連携により、地域に根差した商業教育が実践され、地域における農・商・工の担い手確保、人材育成など、まちづくりの中核を担っていることから、穂高商業高等学校を中信地区の商業教育の拠点校と位置付けて、単独で存続させることを強く要望するものです。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 御審議よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(召田義人) 続いて、議員提出第8号について、提出者から提案説明を求めます。 竹内議会運営委員長。 竹内議員。 ◆議会運営委員長(竹内秀太郎) それでは、御説明申し上げます。 議員提出第8号。本日付です。 安曇野市議会基本条例の一部を改正する条例。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、召田義人様。 提出者、安曇野市議会、議会運営委員会委員長、竹内秀太郎。 以下、別紙を御覧ください。 安曇野市議会基本条例の一部を改正する条例。 安曇野市議会基本条例(平成25年安曇野市条例第29号)の一部を次のように改正する。 第2条の次に次の1項を加える。 (災害時の議会対応) 第2条の2 議会は、災害等が発生したときは、議事機関としての機能を維持するように努め、市の災害対策本部との連携を密にし、市民の安全の確保に努めるものとする。 2 災害時の議会対応は、別に定める。 第6条第3項中「聴き、」の次に「議会の審議及び」を加え、同条第4項中「審議」の次に「又は審査」を加える。 第10条第2項中「政策評価」を「評価」に、「審議に」を「よう」に改める。 第23条第2項ただし書中「第5条第2号」を「第5条第1項第2号」に改める。 第28条第1項中「定期的に」を「必要に応じて」に改める。 附則。 この条例は、公布の日から施行する。 以上であります。よろしくお願いします。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(召田義人) 竹内議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(竹内秀太郎) すみません。 今、別紙の3行目のところで、ちょっと読み違えたということでございます。 第2条の次に次の1条を加えるということになっておりますが、1項というように、今、私がお話しされたということでございますので、1条を加えるというように訂正をお願いいたします。 以上です。 ○議長(召田義人) 今の発言につきましては、議長において許可をいたします。 以上で、議員提出5件の説明は終わりました。 これより、委員会審査報告並びに中間報告、追加議案、議員提出議案に対する質疑の通告について確認させていただきます。 どなたか質疑を通告されますか。     (発言する声あり) ○議長(召田義人) ここで暫時休憩といたします。 質疑の通告をされる方は、所定の通告書に記載の上、本日11時20分までに提出をお願いいたします。 会議の再開時間は、追って連絡いたします。                             (午前10時56分)--------------------------------------- ○議長(召田義人) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- △議案第66号から議案第91号、請願第1号及び請願第2号、陳情第2号、陳情第4号、陳情第6号、陳情第10号及び陳情第11号の質疑、討論、採決 ○議長(召田義人) 日程第4、議案第66号から議案第91号まで、請願第1号及び請願第2号、陳情第2号、陳情第4号、陳情第6号、陳情第10号及び陳情第11号の以上33件を一括議題といたします。 最初に、議題のうち、議案第66号から議案第69号までの以上4件の条例議案について一括審議をいたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、ただいま議題となっております議案第66号から議案第69号の以上4件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第66号 安曇野市穂高農村景観活用交流施設条例を廃止する条例、議案第67号 安曇野市三郷総合営農センター条例を廃止する条例、議案第68号 安曇野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例、議案第69号 安曇野市公民館条例の一部を改正する条例の、以上4件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第66号、議案第67号、議案第68号、議案第69号は、原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、議案第70号から議案第76号までの以上7件の補正予算議案について一括して審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち、議案第70号について、反対討論の通告がありますので、発言を許します。 6番、井出勝正議員。 井出議員。 ◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 議案第70号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)に、次の理由から反対するものです。 戸籍住民基本台帳管理費は、マイナンバーカードの申請件数増に伴う事務経費の増とあります。 マイナンバーカードは、今やライフラインの一部という御意見もありましたが、国が税金を使い、マイナポイントをつけて普及を図っても、我が市では、市民の申請は3割をやっと過ぎただけにすぎません。これは、安曇野市の市民の皆さんが、国家、現在の国を信用していない、できない、そういう状況の表れでもあります。 この制度は、そもそも個人の情報保護が不十分であります。個人情報の自己決定権もきちんと保障されておりません。しかも、国や地方自治体が持っている個人情報が、このカードにひもづけされ、国民を国家が一元監視する、そういう道具になろうとしています。 さらに、また危険なのは、市、あるいは町村段階で独自につくられたような制度、あるいは制度を補充するようなお金の支給ですとかそういう細かな取組まで、国の一括管理、統一的な情報処理、それに乗らないと管理ができないということで、独自性が奪われる、そういう危険、はらんでいます。 よって、デジタル情報は、真に市民の命と暮らし、福祉向上のために使われるべきと考え、議案第70号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算に、さきのような理由から反対するものです。 以上です。 ○議長(召田義人) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 遠藤議員。 ◆3番(遠藤武文) 議案第70号に賛成します。 勘違いしてならないのは、国が国民の個人情報を取得し、保有することと、マイナンバーカードの発行は関係がないということです。 厚生労働省は、年金保険料や年金給付の個人情報を保有しています。国土交通省は、車検や道路占有許可の個人情報を取得しています。警察庁は、自動車運転免許に関する個人情報を取得しています。文部科学省は、大学入学資格検定の出願や国立大学の受験に関する個人情報を取得しています。国税庁は、所得や相続など財産に関する個人情報を取得しています。外務省は、海外渡航歴の個人情報を取得しています。 国民の個人情報の取得保有は、マイナンバー制度によって始まったことではありません。もともと、国が生活のあらゆる場面で国民の個人情報を取得してきたのです。 安曇野市は、国とは別に個人情報を取得してきました。市民生活部は、介護の有無を知っています。福祉部は、介護保険の被保険者の要介護度、障がいの状況に関して知っています。福祉部は、待機児童の住所・年令・親の所得について知っています。 これらの情報取得は、もちろんマイナンバー制度で始まったことではありません。国が個人情報を取得保有によって、国民を監視することができるのなら、我々はとうの昔から監視されているでしょう。マイナンバー制度に反対する理由にはなりません。 個人情報ネットワークシステムは、それぞれの個人情報を1つのサーバーで管理するものではありません。国民の情報は国によって一元管理されるものではなく、各省庁や自治体で分散管理されています。それぞれの情報にアクセスできる権限を持つ公務員は、紙媒体のときと変わりません。おのおのの個人情報は符号によってひもづけされており、1つの個人情報にアクセスした途端に、その人の全てを一覧できるわけでもありません。 また、個人情報ネットワークシステムを通じて、マイナンバーを含む個人情報ファイルを作成することは禁じられています。マイナンバー法には、個人情報保護法より重い罰則が規定されており、マイナンバー制度を悪用して不正に情報を取得する者は厳罰に処せられます。 紙媒体で保有されていると、自分の情報が誰に見られ、誰に渡されたのか把握するすべが全くありません。しかし、デジタルならば、誰が自分の情報にアクセスし、どこで使われたのか記録が残ります。 マイナンバーカードは自分の情報をコントロールするために必要なものです。自分の情報に誰がアクセスし、どう利用したのかマイナポータルで知ることができるからです。情報自己決定権を言うのなら、マイナンバー制度に反対するのは矛盾しています。 北欧では、個人識別番号はあると便利なものとして認識され、社会保障制度の充実につながりました。ネオボラで知られるフィンランドでは、オンラインで手続できない行政サービスはないと言われています。マイナンバー制度に反対する人は、社会保障制度を充実させる気が全くないのでしょうか。 マイナンバー制度が昔からあれば、消えた年金問題は起きませんでした。ヒューマンエラーを皆無にはできないのに、マイナンバー制度に反対するというのは、年金の受給額が減る人がいたって仕方ないと思っているということでしょう。引っ越した後、別の自治体がワクチン接種履歴を確認できるのはマイナンバーの恩恵です。命と体を守るために、マイナンバー法の例外規定で運用されています。 マイナンバーカードの普及が3割にとどまっているのは、声高に反対する人がいるからでしょう。なくても困らない、あっても便利ではないという認識が広まってしまったのです。普及しないように不安をあおっておきながら、一方で、普及しないことを国の信用不足のせいにするのは、全くマッチポンプのようです。 情報自己決定権を人権として保障し、国民が国民の情報をシェアできるように法整備すべきなのに、マイナンバー制度に強固に反対する人たちがいるために、エストニアのようなデジタル国になれないのです。 福祉向上には、マイナンバーカードこそ必要であり、そのための補正予算である議案第70号に賛成します。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第70号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。 次に、ただいま議題となっております議案第71号から議案第76号までの以上6件について、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議案第71号 令和3年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第72号 令和3年度安曇野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第73号 令和3年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第74号 令和3年度安曇野市産業団地造成事業特別会計補正予算(第2号)、議案第75号 令和3年度安曇野市有明荘特別会計補正予算(第1号)、議案第76号 令和3年度安曇野市水道事業会計補正予算(第1号)、以上6件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第71号、議案第72号、議案第73号、議案第74号、議案第75号、議案第76号は原案のとおり可決されました。 ○議長(召田義人) 続いて、議案第77号から議案第89号までの、以上13件の決算関係議案について一括して審議をいたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、議案第77号についての反対討論の通告がありますので、これを許します。 初めに、6番、井出勝正議員、発言を許します。 井出議員。 ◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について、次の理由から認定に反対いたします。 初めに、令和2年度の連結決算の地方債残高は731億2,200万円、歳入見込みを考えても220億5,200万円の借金、これが残ります。 審査意見では、大事業が終了しましたが、将来にわたる財政負担は免れないと指摘しています。不要不急の大型事業であった新総合体育館の建設は中止すべきではなかったかと考えます。新総合体育館には、いまだ市民の不要の声は強く、コロナ禍で造らなければならないような理由はありません。後年度負担、維持管理を考えると、公共施設再配置計画や長寿命化計画にも矛盾するような事業でした。 マイナンバーの問題については先ほど述べましたので、ここでは地方自治体の自主性を守っていくこと、この点、今後を見ていかなければいけないという点にとどめます。 また、特定の運動団体への補助金の問題。ヘイトスピーチへの対応というような理由が挙げられましたが、質疑では、市内にそのような実態はありませんでした。むしろ、補助金の支出は差別を助長するものと考えます。 保育行政の民営化の問題では、未来の市民を育てる保育行政は、市長が言われているように、命の水は民営化すべきではないと同じ目線で、市立の保育園をわざわざ民営化する必要はないと考えます。公設公営で、行政がしっかりと子供を育てていくこと、これが大事です。繰り返しますが、私どもは民間保育を全否定しているものではありません。 施設譲渡の補助金の問題では、私の耳に残っている言葉は、かつて幹部職員の方が言われた「農業に大企業が参入しても、現在の市の持っている制度ではこれに補助金を出せない」ということが残っております。このような補助金は不要な支出だというふうに考えます。 さらに、一般社団法人 安曇野産業支援センターの問題、その設立や随意契約に経済建設常任委員会でも質疑等行いましたけれども、疑義が残ります。事務事業執行伺書、随意契約理由書には、起案者から総務部長まで8名の方の押印があります。見逃してしまったとか、単なる誤りであったとか、そういう答弁がありましたが、それで済む問題ではないというふうに考えます。 一般社団法人によってかつて市で直営でやっておられた頃よりも、一般社団法人が設立され、そこに委託されることによって、年々委託料そのものが大きくなっているのも不可思議なところでございます。 決算審査意見でも、「随意契約は例外的に認められたものでも、できる限り、競争性を確保するように」、こう指摘されています。一般社団法人の問題は、どう考えてもしっくりいくものではありません。市民説明、きちんとできる段階ではないというふうに思います。 最後に、穂高市民プールの問題です。 穂高プールは市内唯一、子供たちが安心して過ごせる居場所です。現在、コロナ禍だからこそ、このような市民プール、必要なのではないでしょうか。さらにまた、全面改修と解体費用と、ほぼ同じということを考えても、全面改修し維持していくのが今ふさわしいことではないかというふうに考え、以上の問題点を指摘し、令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算認定について、認定に反対するものであります。 以上です。 ○議長(召田義人) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 竹内議員。 ◆12番(竹内秀太郎) 12番、竹内秀太郎です。 私は、議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定に賛成する立場から討論をいたします。 今、幾つかの点について反対討論がありましたが、私から主要な項目について賛成討論をさせていただきます。 初めに、地方債残高に関する件ですが、この借金は、庁舎、保育施設、道路、防災施設や学校及び社会教育施設、あるいは上下水道などの市民が真に必要とする施設を、有利な起債を活用して整備した結果であります。 現在、地方都市の行政運営においては、どこの市においても起債により公共施設を整備しています。本市の場合、整備した全ての施設は、現在の地方債残高以上の資産価値を有していますので、現在の起債運用においては問題はないと考えております。 また、令和2年度に執行した全ての事業経費は、議会において議決した予算の執行であり、どの事業も市民にとって必要不可欠なものと考えています。したがって、御指摘の不要不急の大型事業には該当しないと思います。 次に、新総合体育館建設についてですが、後年度負担、維持管理、公共施設再配置計画との関連等について問題にしておりますが、後年度負担については、当初の市民説明会では、計画の総事業費38億円全額を、旧合併特例債で編成するとしていました計画から、南部総合公園の敷地面積を10ヘクタール以上に拡張することにより、計画着手を直前にして、社会資本整備総合交付金が対象になることになり、当初の起債額35億円が18億7,350万円に減少しました。その結果、後年度負担額は約2分の1に減少しております。 また、維持管理費用についても、平成29年度の基本計画で予定していた年間6,300万円から、その後の物価上昇分をプラスした程度の金額で、指定管理者との管理料が決まりそうだと聞いております。世界のミズノが、当初基本計画で算出した程度の費用で維持管理できることに期待をしたいと思います。 新総合体育館の新設により、豊科南部社会体育館・豊科武道館剣道場が廃止になります。 次に、保育行政の民営化問題ですが、公設民営でも、市は、公設公営と同じように責任を持って保育行政を行うことになっています。民営のよい点がたくさんあると思いますので、民営のよいところを公営にも導入して、安曇野市の保育行政をもっとレベルアップした保育サービスを期待したいと思います。 他の地域、特に都会では、民営のほうが多いように思います。市民が、それぞれの特色によって、我が子の保育を決めていると聞いております。 最後に、穂高市民プールについてですが、老朽化が著しく、利用効率が悪いことから、廃止する条例が議会で可決しております。解体する予算も令和3年度当初予算で可決されており、この9月14日には、解体業者の入札も終了して業者も決定しておると伺っております。 適正に処理されてきた行政事務を元に戻すことをしていたら、民主的な政治は崩壊してしまいます。 よって、私は以上申し上げたとおり、議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定に賛成といたします。 以上です。 ○議長(召田義人) 次に、18番、小林純子議員、発言を許します。 小林純子議員。 ◆18番(小林純子) 18番、小林純子です。 議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について反対の立場で討論をいたします。 決算は、市の施政方針や予算編成方針に示された重点課題の結果に対する事後評価であり、住民の福祉の増進、平たく言えば、市民の幸せを実現するための、次の予算編成の基本となるものとして重要な意味があります。 令和2年度の安曇野市の総決算としては、市行政組織の内部統制の緩みにより、適正な事務執行、予算執行がなされず、成果が上がっていない状況が見えるため、反対せざるを得ません。 具体的に幾つか述べます。 安曇野市役所で初めてのセクハラ事件については、2年以上かけて適正な対応を求めていますが、市に、解決しようとする姿勢が見えません。この問題については、ここに、非常に市の内部統制の問題が表れているように思われます。 被害者が精神的に追い詰められ、退職を余儀なくされ、市は、この事件をうやむやにしたまま公表もせず、再発防止につなげる様子も見られません。正規雇用の加害職員は守られ、非正規雇用の被害者の職員は体調を崩し、精神を患い、公務災害の申請をしていますが、いまだ結論は出ていません。 令和2年度には、ハラスメント防止等に関する要綱をつくったわけですが、十分機能するものとなっているか、また、本気でこの問題に取り組もうとしているか、市の姿勢が問われていると思います。 本気度が問われると言えば、工業振興事業の多くを業務委託している一般社団法人の設立の経緯にも問題を感じます。あまりにも安易に市が関わっており、お互いが持ちつ持たれつの間柄で事業を丸投げしている中では、どれだけ成果が上がっているかとか、次に目指すべきことは何かなど、はっきりしないまま漫然と事業が続いている、そんな状態が見えます。 これと似たような経緯で市が関わって設立された一般社団法人に、社会就労センターの運営を指定管理で任せた事業では、この一般社団法人の運営費用の積算の見込み違いがあり、決算で大きな繰越金が発生し、5年間で3,000万円以上が蓄積されていたにもかかわらず、市は、指定管理料を見直すといった基本的なことをしていなかったことが、令和2年度の財政支援団体等の監査で明らかになっています。 また、もう一つ、記憶に新しい事例を挙げます。 廃棄物処理施設に関する排水設備調査の業務委託で、随意契約に当たって、仕様書をつくらないで見積り合わせを行ったという問題です。不正な随意契約や談合があったと疑われても仕方がないようなやり方をしたのにもかかわらず、再発防止に向けての反省はありません。 以上のような事例は氷山の一角としか思われない状況が見えます。業務委託や指定管理者制度等により外部へ任せることによって、事業の丸投げの傾向が強まり、そこに、市行政組織の内部統制の緩みにより、適正な事務執行、予算執行がなされず、行政として果たすべき責任や機能の低下を招いているのではないかと懸念しております。 以上、令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の討論といたします。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 小松洋一郎議員。 ◆20番(小松洋一郎) 20番、小松洋一郎でございます。 議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の討論をいたします。 行政組織の内部統制の緩みにより、適正な事務執行、予算執行がなされず、成果が上がっていないと、こういう状況が見えるため反対するとのことですが、令和2年度の主要施策における事務事業の成果は、成果の概要からも読み取れるように、達成できているものと捉えております。 しかし、コンプライアンスから見ますと、一部欠落していることも事実でありますが、結果的には、良好な成果を収めていると思っております。 例えば、一般社団法人 安曇野産業支援センターへの業務委託における随意計画理由書の不備については、令和元年度の事案でありますけれども、行政側の誤りと認めておりますし、一連の契約過程には問題がないものと解釈をしております。 また、一般社団法人 安曇野産業支援センターの設立目的や機能面から、従来のコーディネーター業務よりも支援の幅も広がり、多様な求めに応じた支援ができていることを確認しておりますので、議案第77号について賛成をいたします。 以上です。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第77号 令和2年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案認定であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第77号は原案のとおり認定されました。 次に、ただいま議題となっております議案第78号から議案第89号までの以上12件について、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議案第78号 令和2年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第79号 令和2年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第80号 令和2年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第81号 令和2年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第82号 令和2年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第83号 令和2年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第84号 令和2年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第85号 令和2年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第86号 令和2年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第87号 令和2年度安曇野市有明荘特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第88号 令和2年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議案第89号 令和2年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、以上12件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案認定であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第78号、議案第79号、議案第80号、議案第81号、議案第82号、議案第83号、議案第84号、議案第85号、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号は原案のとおり認定されました。 次に、議案第90号及び議案第91号について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 ただいま議題となっております議案第90号及び議案第91号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 次に、議案第90号 市道の廃止について、議案第91号 市道の認定についての、以上2件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第90号及び議案第91号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、請願第1号及び請願第2号の、以上2件の請願について一括審議をいたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決をいたします。 次に、ただいま議題となっております請願第1号及び請願第2号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより順次採決をいたします。 初めに、請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、請願第1号は採択されました。 次に、請願第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める請願書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、請願第2号は採択されました。 次に、議題のうち、陳情第6号及び陳情第10号の以上2件について一括して審議をいたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 ただいま議題となっております陳情第6号及び陳情第10号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより順次採決いたします。 次に、陳情第6号 黒沢洞合自然公園の更なる充実と活用を求める陳情書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、陳情第6号は採択されました。 次に、陳情第10号 15歳以下の子どもに対するワクチン接種に慎重な対応を求める陳情書を採決いたします。     (19番 内川集雄 退席) ○議長(召田義人) 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第10号は採択されました。     (19番 内川集雄 復席) ○議長(召田義人) 次に、中間報告、陳情第2号 安曇野市のより良い給食センターを求める陳情、同じく中間報告、陳情第4号 安曇野市の「市バス実現」を求める陳情、同じく中間報告、陳情第11号 新型コロナワクチン接種のインフォームドコンセント(充分な治験内容説明と理解)を求める陳情、以上3件について一括審議をいたします。 議題のうち、中間報告、陳情第2号について審議をいたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに中間報告、陳情第2号に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 次に、中間報告、陳情第4号について審議いたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに中間報告、陳情第4号に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 次に、中間報告、陳情第11号について審議をいたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに中間報告、陳情第11号に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第92号から議案第94号の質疑、討論、採決、議案第95号の採決、議員提出第6号及び議員提出第7号の質疑、討論、採決 ○議長(召田義人) 日程第5、議案第92号から議案第95号まで、議員提出第6号及び議員提出第7号の以上6件の追加議案等を一括議題といたします。 最初に、議題のうち、議案第92号から議案第95号までの以上4件について一括審議をいたします。 初めに、議案第92号を議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第93号を議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 次に、議案第94号を議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 ここでお諮りいたします。 本案は、議会運営委員会の決定どおり、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、議案第94号については、委員会付託を省略することに決しました。 次に、討論に入ります。 まず、原案に反対の発言を許します。 ありませんか。     (発言する声なし) ○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第94号 令和3年度 安曇野市消防団小型動力ポンプ付積載車の購入に係る売買契約についてを採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。 ここでお諮りいたします。 議案第95号は人事案件でございます。先例及び議会運営委員会の決定により、委員会付託及び討論を省略して、採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 議案第95号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。 原案の者を適任とすることに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第95号は原案の者を適任と決定いたしました。 次に、議題のうち、議員提出第6号及び議員提出第7号の、以上2件について一括して審議をいたします。 これより質疑に入るのでありますが、議員提出第6号に対する質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、13番、平林 明議員、発言を許します。 平林議員。 ◆13番(平林明) 13番、平林 明です。 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例、議員提出第6号について質疑をさせていただきます。 私は、この議員提出は唐突のことで大変驚きました。穂高プールの跡利用か、今後プールをどうするのか、市民の皆様と検討を重ねていくことだと思いましたので、びっくりしました。 穂高プールは、平成元年の開場以来、多くの人に親しまれてきましたが、三十数年の運営により施設の老朽化が進んでいたことなどから、平成30年市議会12月定例会において、安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例が議決され、本年10月1日をもって廃止することが決定しております。 民主主義は、基本的人権、自由権、平等権、あるいは多数決原理、法治主義などがその主たる属性であり、その実現性が要請されています。 たとえ議案に対して反対、異論があるにせよ、議決されたならば、特段の状況等の変化がない限り、議員としては、これを遵守していくことが議会制民主主義の根本ではないかと考えますが、この点についての御見解をお聞かせください。 また、議会は、住民の意思を代表、決定する合議制の機関です。安曇野市議会は民主政治をしているのか、お伺いします。 次に、なぜ、この9月定例会のタイミングで、穂高プールの廃止の撤回を求める条例案を提出されたのでしょうか。市民の願いだからということであるならば、なぜ3年近くも本条例案を提出されなかったか、理解に苦しみますが、お伺いします。お願いします。 ○議長(召田義人) 猪狩議員。 ◆15番(猪狩久美子) 15番、猪狩です。 今の平林 明議員の質疑にお答えをいたします。 まず、最初の件ですけれども、議会制民主主義ということですけれども、平成30年12月定例会においてこれが可決をされました。しかし、穂高プールの存続に関しては、民意との間にそごを来しているというふうに私は思っています。そうした中で、議決されたというふうに思っております。 そこで、私どもは、規則にのっとって、議員提出議案としてこのように今回出させていただきました。 それから、2番目の件ですけれども、3年間なぜ提出されなかったのかということですけれども、確かに、この3年間延長の中で、市民の方からの継続の声というのは常にお聞きしていました。その声がこの間、やむことがなかったわけです。 そういったこともありましたし、3年間の中で、昨年は、コロナ禍においてプールの使用ができなかったということがあります。今年は、たった1か月の使用期間でした。 コロナ禍という中において、子供たちの安心・安全な居場所をいうのがかなり制限されていると思います。また、近年の猛暑など気候変動によって、学校のプールは夏休み中は中止になっている、こういったことをこの間も考えてきました。 そうした様々な状況を考える中で、身体も心も開放して、安心・安全な居場所の確保は大事だという思いに至り、穂高プール削除の条例の施行というのが、この10月1日というふうになっていますので、この期限に間に合うように、議員提出議案として出すにはぎりぎりの期限というふうに考え、今回の提出となりました。 以上です。 ○議長(召田義人) 平林議員。 ◆13番(平林明) 分かりました。 私も含めて各議員が悩み悩んで、市民とも意見交換をしたり、説明もして、それぞれの議員が出した結論のこの議決については、非常に重みがあると思いますが、この議決についてはどう考えているのか、再度お伺いします。 ○議長(召田義人) 猪狩議員。 ◆15番(猪狩久美子) 15番、猪狩です。 それでは、お答えいたします。 議決についてはどのようにお考えかということです。 確かに、民主主義の世の中においては、多数決ということで行われているわけですけれども、でも、そこには、やはり先ほども申しましたように、民意との間に非常に乖離しているものがあるというか、そごがあるというふうにずっと思っておりますので、そういった点で今回の提出となりました。 以上です。 ○議長(召田義人) 平林議員。 ◆13番(平林明) 政府によれば、法の解釈によれば、新たな予算を伴うこととなる条例案を、普通地方公共団体の議会の議員が議会に提出する場合は、あらかじめ執行機関と調整した上で提出することが適当であると考えるとされております。 この有権的な解釈に照らした場合、本条例案を提出するに当たり、執行機関とどのような調整をしたのか、その経過、結果をお聞かせください。 執行機関と調整をしていない、あるいは不要ということであれば、その理由や根拠をお示しください。お伺いします。 以上です。 ○議長(召田義人) 猪狩議員。 ◆15番(猪狩久美子) 15番、猪狩です。 執行部との調整ということですけれども、新たな予算と言いますけれども、私どもの提案については、穂高プールの削除をされたものを元に戻すという内容になっておりまして、確かに新たな予算というものは発生するかとは思います。 しかし、それが、解体してそこを更地にするというそういった予算と、それから大規模改修して今後使っていけるという予算に関しては、ほぼ同額の予算となっております。そこに、それ以上の僅かな予算がプラスされれば、継続してこの施設が使えるということになりますので、そういった点では、特に私どもは相談をしておりません。 やはり、議会議員としては、市民の声に、負託に応える、こういったところを重視しておりますので、こうした議員提案という形で今回出させていただきました。 もし、そういった今回のこの条例案について採択されれば、その後は、執行部の裁量で予算化されていくというふうに思っております。 私どもは、民意を尊重する、そういった立場で今回出させていただきました。 以上です。 ○議長(召田義人) 以上で、通告による質疑は終結いたします。--------------------------------------- △議案第92号及び議案第93号、議員提出第6号及び議員提出第7号の委員会付託 ○議長(召田義人) これより委員会付託を行います。 議案第92号、議案第93号及び議員提出第6号、議員提出第7号につきましては、お手元の議案付託表のとおりでございます。 よって、総務環境委員会福祉教育委員会、経済建設委員会へ付託いたします。 ここで、お諮りいたします。 ただいま付託いたしました議案につきましては、会議規則第44条第1項の規定により、本日午後3時30分までに委員会審査を終わるよう、期限をつけることにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま委員会付託しました議案については、本日午後3時30分までに委員会審査を終わるよう、期限をつけることに決しました。 ここで、総務環境委員会福祉教育委員会、経済建設委員会を開催するため、暫時休憩といたします。 再開時間は、追って連絡いたします。                              (午後1時57分)--------------------------------------- ○議長(召田義人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                              (午後4時50分)--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(召田義人) この際、申し上げます。 本日の会議時間は、午後5時までに終了しない見込みのため、あらかじめこれを延長いたします。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(召田義人) ここで、竹内秀太郎議員より発言を求められております。これを許します。 竹内議員。 ◆12番(竹内秀太郎) それでは、別紙訂正紙を御覧いただきたいと思います。 一般質問で配慮に欠ける発言がありましたので訂正をお願いいたします。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(召田義人) ただいまの発言訂正については、議長において許可いたします。--------------------------------------- △議案第92号及び議案第93号、議員提出第6号及び議員提出第7号の委員長報告 ○議長(召田義人) 日程第6、議案第92号、議案第93号、議員提出第6号及び議員提出第7号、以上4件を一括議題といたします。 ただいま議題といたしました議案4件につきましては、総務環境委員会福祉教育委員会、経済建設委員会に付託してあります。 よって、各委員長より委員会審査の結果の報告を求めます。 まず最初に、総務環境委員会委員長、平林 明議員。 平林委員長。 ◆総務環境委員長(平林明) 総務環境委員会の報告をいたします。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 総務環境委員長、平林 明。 委員会審査報告書。 令和3年9月17日、本委員会に付託された事件は、本日審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 総務環境委員会審査報告です。 議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)(総務環境委員会所管事項)。 審査結果です。 以上の議案については、特に、異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(召田義人) 続いて、福祉教育委員会委員長、中村今朝子議員。 中村委員長。 ◆福祉教育委員長(中村今朝子) それでは、福祉教育委員会より報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 福祉教育委員長、中村今朝子。 委員会審査報告書。 令和3年9月17日、本委員会に付託された事件は、本日審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 福祉教育委員会審査報告。 議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)(福祉教育委員会所管事項)。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続きまして、議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例。 審査内容です。 原案に反対の意見として。 ・穂高プールに関しては、議決をしてきちんと進められてきた。福祉教育委員会でも、学校プールや市民プールについて研究・討論し、政策提言もしてきた。「プールを残してほしい」という方々に対しては、議決により残さない方向になったということを丁寧に説明すべきだと思う。 ・プールの必要性については、当委員会で研究してきた。学校プールの在り方や室内市民プールについても政策提言している。穂高プールを元に戻すということについては反対する。 原案に賛成の意見です。 平成30年12月に穂高プールの存続についての陳情が採択されたのに、最終日直前に、プールを廃止する条例案が提出された。市民の意向を十分踏まえた議論ができないまま賛成多数で可決となった。民意を切り捨てるような内容である。存続の願いは今も言われており、民意を市政に反映させるため賛成する。 審査結果です。 上記のような原案に賛成の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成少数で、原案については否決すべきものと決定いたしました。 続きまして、議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書。 審査内容を申し上げます。 委員の意見として。 ・なぜこのタイミングで出されたか。できればもっと早く出していただいて、中身について議論や調査がしたかった。 ・高校再編は県の事業であり、結論が出されるのは時間の問題である。地域活性化のため、農業・商業それぞれの存続のため、足並みをそろえたい。 ・専門学校のようなところは、そこで学ぶ子供たちの個性がある。その個性を伸ばし、将来性を導き出していくには、ある程度小規模なほうが環境的によいのではないか。 審査を継続したいとする意見がありました。 地域になくてはならない大事な学校であり、存続してくれないと困るが、単独での存続について、この地域の将来や教育、人材育成、産業振興を考える中で、果たして本当に生徒や地域に寄与することなのかまだ判断がつかない。県教委の統合への進め方にも不信感があり、もう少し大きな議論をして研究したいので継続としたい。 審査結果です。 上記のような、審査を継続したいという意見について諮ったところ、賛成少数で継続審査については否決されました。 また、意見交換に戻りました。 審査内容です。 原案に反対の意見。 継続にしたかったがかなわないので反対する。自分なりの根拠や、これでよいというものが自分の中にない。南農が出ているからでは、本質的な議論を遠ざけてしまう。将来を見据えての議論を深堀りしたいため、単独で存続するということにはこだわらない。 原案に賛成の意見です。 10年後、20年後の市のため、それぞれの学校の個性を生かしていただきたい。 審査結果です。 上記のような、原案に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(召田義人) 続いて、経済建設委員会委員長、松枝 功議員。 松枝委員長。 ◆経済建設委員長(松枝功) 経済建設委員会の委員長報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、召田義人様。 経済建設委員長名です。 委員会審査報告書。 令和3年9月17日、本委員会に付託された事件は、本日審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 別紙をお願いします。 経済建設委員会審査報告です。 議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)(経済建設委員会所管事項)。 議案第93号 損害賠償の額を定めることについて(公用車事故に関すること)。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上であります。 ○議長(召田義人) 以上で、各委員長の委員会審査の結果の報告が終わりました。 大変御苦労さまでございました。 ここで、委員会審査報告に対する質疑及び討論の通告について確認させていただきます。 どなたか質疑及び討論を通告されますか。     (発言する声なし) ○議長(召田義人) ここで、委員会審査報告に対する質疑及び討論の通告を行うため暫時休憩といたします。 質疑及び討論の通告をされる方は所定の通告書に記載の上、本日5時15分までに提出をお願いいたします。 会議の再開時間は追って連絡いたします。                              (午後4時58分)---------------------------------------
    ○議長(召田義人) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                              (午後6時00分)--------------------------------------- △議案第92号及び議案第93号、議員提出第6号及び議員提出第7号の質疑、討論、採決 ○議長(召田義人) 日程第7、議案第92号、議案第93号、議員提出第6号及び議員提出第7号、以上4件を一括議題といたします。 初めに、議案第92号及び議案第93号の、以上2件を議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員長報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより、順次討論を行い、採決いたします。 ただいま議題となっております議案第92号及び議案第93号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより、議題のうち、議案第92号 令和3年度安曇野市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに、賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第93号 損害賠償の額を定めることについて(公用車事故に関すること)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに、賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第6号及び議員提出第7号の、以上2件を議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員長報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち、議員提出第6号に賛成討論の通告がありますので発言を許します。 2番、臼井泰彦議員。 臼井議員。 ◆2番(臼井泰彦) 2番、臼井泰彦です。 議員提出議案、議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例に、賛成の討論をいたします。 穂高プールを存続させる本条例をなぜ出すのか。それは、穂高プールの魅力が、ほかのものでは代え難いこと。それを肌で感じている市民の根強い要望があります。そして、この2年間、コロナ禍と天候不順で、十分に穂高で穂高プールが活用されなかったことで、その存続が一層焦がれたことと思います。 夏の日差しを浴び、青空の下、広々とした空間で北アルプスのパノラマを楽しめる屋外プール、学校プールの夏休み中の開放がかなわなくなる状況の下、小学校4年生以上が、子供だけで安心して過ごせる遊び場、安全に見守られた夏の遊び場、全身で遊べるプール、家族あるいは仲間で、ここでしか味わえない遊びの場、憩いの場、近隣町村の方々にも愛されている安曇野地域の財産。ほかのものでは代え難い施設です。 市の教育要覧によると、市内体育施設として、学校施設と社会体育施設合わせて76施設があり、この中に穂高プールもあります。穂高プール以外の75施設は、運動場や体育館、柔剣道場、テニスコート、マレットゴルフ場、アーチェリー場など、水を介したスポーツ・遊び場はありません。水を介したスポーツ・遊びができるのは穂高プールしかありません。各施設は、それぞれに各種スポーツや活動をやる価値ある施設ですが、しかし穂高プールは、ほかの施設では代え難い屋外施設であることを改めて強調したいと思います。 学校教育の水遊び、水泳学習の時間の確保は、教育全体に余裕がなくなってきて大変厳しくなってきています。しかしながら、子供たちは水遊び、水泳学習が大好きです。大空と夏の日差しの下、流れる風を味わいながら、限られた夏の期間、子供たちに思いっ切り遊んでもらいたい。家族や仲間でここでしか味わえない時間を過ごしたい。こうした強い願いが市民の中にあるからこそ、穂高プールの魅力が捨て難いからこそ、穂高プール存続の声が根強くあるのだと思います。 穂高プールの開場は、夏の2か月と短いと言いますが、屋外プールだから当然です。穂高プールの存続のための改修費用は撤去費用とほぼ同額の1億4,000万円といいます。毎年の維持費2,000万円は市民にとって有効な税金の使い方だと考えます。 以上、市民の声をしっかり受け止め、穂高プールを再び体育施設に戻し、存続の検討につなげることを切望し、本条例に賛成する討論といたします。 ○議長(召田義人) 次に、原案に反対の討論はありませんか。 5番、坂内不二男議員。 ◆5番(坂内不二男) 議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例に反対の立場で発言をいたします。 私は、穂高プールの是非の話が今ありましたけれども、このことについては既に議決をされて議会として判断しておりますので、それに関することについてお話をさせていただきたいというふうに思います。 今回提案をされました条例の一部改正は、安曇野市議会平成30年12月定例会におきまして議決をした、穂高プールを廃止をすることによる市体育施設条例の一部改正をする条例を元に戻す改正であると認識をしています。 穂高プールの廃止につきましては、安曇野市議会として、福祉教育常任委員会をはじめ議会全体で議論を重ねた上での判断であったというように思っております。 私は、賛成、反対、それぞれの考えがある中で、議論を重ねて、市議会として採決をしたものは安曇野市議会としての意思の決定であり、たとえ自らの意思とは反対の結果になったとしても、その結果は市議会の判断結果であり、判断した市議会を構成する議員として議決事項に責任を持ち尊重すべきであるというように考えております。 この考え方からすれば、今回のような提案は、作為的ではないと思いますけれども、ルール上で許されることであっても、物事には秩序が求められるものであります。 穂高プールに関する状況が大きく変化しない限り議決事項を変えることは慎むべきであり、仮にもし変えるとするならば、新たに市民の負託を得た議員で構成された議会で行うべきだとこういうように考えておりますので、以上のことから、議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例に反対をいたします。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 井出議員。 ◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 議員提案第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例、これに議員各位の賛同を求めるものです。 今、議員のほうからもありました、平成30年9月議会に出された陳情、それが12月議会で採択されました。ところが、その議会の最終日、提案者のほうからは、唐突、突然という言葉も出ましたけれども、穂高プールを除外する提案が出されました。穂高プールの是非をということも今、議員のほうから出ましたけれども、是非こそきちんと問わなければならないのではないでしょうか。 小学校4年生になったら、自転車で穂高プールに行くことができる。多くの体育施設の中で、子供たちの自立を促せるような施設は、穂高プール以外にないのではないでしょうか。 さらにまた、新型コロナウイルス感染、これだけ広がって昨年は使用ができませんでした。この夏の中で安心・安全な施設、子供たちに保障してほしい、誰もが考えることではないでしょうか。市民の身近にあって、このような施設こそ絶対に必要なものと考えます。 議員の皆さんの意見の中に、「福祉教育委員会の提言もあったよ」とこういう意見もありました。しかし、学校プールの統廃合と、それをするために屋内温泉プール……温泉は付け足しになってしまいましたけれども、屋内プール。尾身会長が、「コロナウイルス感染の終息、二、三年はかかるでしょう」と。私はそれ以上かかると思いますが、その中で、財政が厳しい、こういう状況の中で新しい施設できますか。 なぜこの時期に提案したのか。もう、入札はあったかもしれませんけれども、解体の作業は始まっていないのです。さきに可決した条例は10月1日施行です。こういうことを考えるならば、私は、存続方向で見直していくこの条例に、皆さん方の賛同をぜひお願いしたいと思います。 このような手法はこれまでもありました。私は市長に学びました。堀金公民館、市長は「解体だ」ということを言いました。私どもは、「使えるものは修理して長寿命化を図っていくべきだ」とこういうことを言いました。で、市長は、文書館に用途を変更していった。だから、こういう方向があるわけですよ。できるということを証明してもらいましたので。こういう点からもぜひ賛成をお願いしたいと思います。 最後に、民主主義のルール、議員も述べられました。今や野球の審判でさえテレビ判定するではないですか。自分たちが決めたことをもう一度振り返る、これも必要なことだと思います。 以上、賛成討論といたします。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 内川議員。 ◆19番(内川集雄) 19番、内川集雄です。 まず反対討論をする前に、先ほどの本議会議場における採決のときに、私、議案を間違えて出たり入ったり、ちょっと大変な醜態をさらして申し訳ございませんでした。 議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例、これに私は反対をいたします。 先ほど来、穂高プールの魅力の情景のお話をお聞きいたしました。唐突に出されたと何度も繰り返されておりましたけれども、この条例を出されるのも唐突ではないかなと私は思っております。平成30年12月定例会に、民主的に賛成多数で可決され廃止が決まった穂高プールを戻す安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例を、今さら提出することに全く理解ができないわけであります。 コロナ、コロナ、物事は、真夏の暑いような時期に、暑いときにすぐ出すべきです。今さら出すということは、改選直近の今定例会提出は、私としては、1万1,400筆の御機嫌伺いと思われる可能性も、うがった見方もされるかもしれません。 穂高プールを、選挙の争点にするかもしれない、しないかもしれない、それは分かりません。しかし、安曇野市民、また市外利用者の提案者に届いた存続の強い声に、時として、嫌われても、民主的に決まった穂高プール廃止について、理解を得るために丁重な説明をすべきではないでしょうか。理解を求める努力せずに、穂高プールを戻す安曇野市体育施設条例を改正する条例を今さら出すことに、私は違和感を感じるし、反対をいたします。 以上です。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(召田義人) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。 これより、議員提出第6号 安曇野市体育施設条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は否決でございますので、原案について採決いたします。 本案は原案のとおり決することに、賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立少数) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立少数であります。 よって、議員提出第6号は否決されました。 次に、議員提出第7号について討論に入ります。 最初に、原案に反対の方の発言を許します。 10番、増田望三郎議員。 ◆10番(増田望三郎) 10番、増田望三郎です。 議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書に反対の立場で討論いたします。 少し前に遡りますが、私は令和2年3月定例会での南農高校の単独存続を求める陳情にも反対をしております。単独での存続が、10年、20年後も見据えた中で、本当に、市のため子供のためになるのか、もっと質のある議論が必要だと考えたからです。 拾ケ堰に代表されるたくさんの農業水路が流れ現在まで受け継がれてきた、農を基盤としたまちづくりを進めてきた本市にとって、農業高校を残すことには異論はありませんが、農業高校を残すために、少子化に向かう中で、果たして単独のままで魅力ある高校がつくれるのか。つくれるとしたらどのようにつくれるのか。また逆に、商業や工業と連携したほうが相乗効果を生み出し、充実した高校づくりが行われ、結果、存続していけるのではないかとも考えたからです。 さて、今回の穂高商業高校の単独での存続を求めることについて、穂高商業がどのような高校なのか、どのような特色を持った高校なのかということを、まだ私は深く存じておりません。田園産業都市の後継者を育てる高等機関として、商業の分野だけの単独専門高校として未来の展望があるのか。単独で残ることが必要だと言える実態や根拠があるのか。そのことを調査・研究したいと思って委員会では継続審査に賛成しましたが、これ、少数で否決となりました。 委員会での行政側の説明にもあったように、県の進め方にも疑問があります。一方、任期終了のこのタイミングで、滑り込むように意見書を提出することにはどうしても賛成しかねず、できかねます。 よって、反対討論といたします。 なお、私、移住してきて20年足らずの中で、皆さんのように、この安曇野で育って、この中で自身の思想・考え方をつくってきた方たちと、20年しかいない私とで、この単独高校が存続することに対する思いや理解の深さというのが、やはり浅いのだろうなということは自覚しております。できればしっかりと、単独、統合、連携の部分を、同じ土俵でしっかりと議論した上で判断をさせていただきたいなという、そんな思いを持っております。 以上です。 ○議長(召田義人) 次に、原案に賛成の方の発言を許します。 林議員。 ◆4番(林孝彦) 4番、林 孝彦です。 議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書に、賛成の立場で討論をいたします。 中信地区唯一の県立商業高校である穂高商業高校は長い歴史と伝統があり、地域における産業の担い手やまちづくりの中核となる優秀な人材を多く輩出してきていますので、これからも中信地区の商業教育の拠点校として、地域と共に発展していただきたいと思います。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。 小松洋一郎議員。 ◆20番(小松洋一郎) 20番、小松洋一郎です。 議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書に対し、賛成の立場で討論いたします。 大変時間が迫っている中ですが、私、議員最後の討論となります。よろしくお願いします。 まず、県教育委員会の考え方といいますか、これは、安曇野市と池田町の専門高等学校は、専門高校ですか、少子化に伴いまして規模の縮小か統合をしていく方針かと私は思っております。 それで私は、当初、統合により子供たちが幅広い教育が受けられることと、教育設備の共有化やハイテク設備の充実も図られ、県教育委員会の経費削減からも有効と考えておりましたが、単独で継続することに方向転換をいたしました。 その理由といたしまして、提案説明でも述べられているように、南安曇農業高校と穂高商業高校を単独で存続させることを求める署名は、2校合わせて2万2,000人以上に上っております。これに対して、地域に総合市立高校の新設を求める声は、この議会に届いておりません。本当に地域住民は、設置することを望んでいるのか疑問であります。 また、おのおのの高校は中信地区唯一の農業高校と商業高校であります。既に南安曇農業高校の存続を求める陳情書が採択されまして、市議会として単独で存続させることについての意思決定がされている以上、穂高商業高校の単独での存続を求める意見書に反対する理由はありません。 以上により、議員提出第7号について賛成といたします。 以上です。よろしく。 ○議長(召田義人) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより、議員提出第7号 長野県穂高商業高等学校の単独での存続を求める意見書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに、賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議員提出第7号は原案のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。ただいま意見書が可決されました。その字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。--------------------------------------- △議員提出第4号及び議員提出第5号及び議員提出第8号の質疑、討論、採決 ○議長(召田義人) 日程第8、議員提出第4号、議員提出第5号及び議員提出第8号の以上3件、議員提出議案を一括議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、ただいま議題となっております3件につきましては、期限までに通告の質疑がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。議員提出第4号、議員提出第5号及び議員提出第8号の以上3件については、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、議員提出第4号、議員提出第5号及び議員提出第8号は、委員会付託を省略することに決しました。 次に、議員提出第4号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議員提出第4号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに、賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第4号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第5号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議員提出第5号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに、賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第5号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第8号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(召田義人) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議員提出第8号 安曇野市議会基本条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに、賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(召田義人) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第8号は原案のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。ただいま意見書が可決されました。その字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。--------------------------------------- △継続審査の申出 ○議長(召田義人) 日程第9、継続審査の申出を議題といたします。 所管事務のうち、会議規則第104条の規定により継続審査の申出がございます。 ここでお諮りいたします。総務環境委員会委員長、福祉教育委員会委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(召田義人) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続審査については、お手元に御配付したとおりであります。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(召田義人) 以上をもって、今定例会に提出された事件の審議等は全て終了いたしました。 ここで、市長より発言を求められております。これを許します。 宮澤市長。     (市長 宮澤宗弘 登壇) ◎市長(宮澤宗弘) 安曇野市議会9月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げさせていただきます。 去る8月24日の定例会開会以来、本日まで、25日間にわたり、令和3年度一般会計などの補正予算や令和2年度一般会計・特別会計の決算などにつきまして御審議をいただきました。追加上程をさせていただきました案件も含めて、報告8件、議案31件、全てについて、慎重審議の上、原案のとおり御承認を賜りました。改めて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。 今定例会で議員各位からいただきました建設的な御意見、また御指摘等につきましては、庁内で十分に研究・検討をさせていただき、今後の市政運営に反映させてまいります。 さて、いまだ終息の見込めない新型コロナウイルス感染症についてでございますが、市民の皆様には、日頃から感染予防対策に取り組んでいただくとともに、一部事業者の皆様には営業時間の短縮などの御協力をいただき、改めて感謝を申し上げます。 新型コロナウイルスが全国に広がってから1年半以上がたち、自粛疲れやデルタ株の感染拡大・急拡大、ミュー株などの新たな変異株も国内で確認をされるなど、予想外の出来事が次々に起こり、新型コロナウイルスとの闘いは混迷を深めています。 長野県では、デルタ株の急速な拡大と夏休みの全国的な人の移動により、新規感染者数が爆発的に増加をしたことから、8月20日から全県に医療非常事態宣言を発出するとともに、9月3日から「命と暮らしを救う集中対策期間」として、さらなる感染予防対策の強化に取り組みました。現在は感染者数も減少傾向にあり病床使用率も低下したことなどから、集中対策期間は12日をもって解除となり、松本圏域の感染警戒レベルも5から4に引き下げられております。 この間、営業時間の短縮要請に御協力をいただきました市内の飲食業をはじめ、観光客が減少している運輸・宿泊業など幅広い業種に深刻な影響が出ております。国・県では、様々な支援策を打ち出しておりますが、市といたしましても、さらに事業者支援に取り組むことが必要との判断から、本日、市独自の経済支援策に関わる補正予算を提出させていただいたところでございます。 また、県の事業に関わるものですが、新型コロナウイルス感染の有無を調べる抗原簡易キットの配布を、ワクチン接種を受けていない希望者に配布するための予算も計上させていただきました。市民の皆様には、早期発見と感染拡大防止のため御活用いただきたいと思います。申込みの受付は9月27日からとなっており、詳細につきましては、今週発行した「広報あづみの」で御確認をいただきたいと思います。 一方、ワクチン接種につきましては、来週24日から、26歳以上の方の受付を始めてまいります。並行して、12歳~15歳の基礎疾患をお持ちの方、妊婦とその方の御家族、高校3年生のワクチン接種も進めており、11月中には、12歳以上の希望される方の接種が終了する予定であります。 また、県におきましても、松本合同庁舎をはじめ県下6会場で、18歳以上の方のワクチン接種を始めております。お急ぎの方は県の集団接種会場でのワクチン接種も御検討をいただきたいと思います。 感染者は全国でようやく減少傾向をたどっていますが、重症者数は依然として高い水準が続いており、県では、引き続き人との接触機会をできるだけ少なくする、同居家族以外で飲食を伴う5人以上の会食は、感染対策が困難な場合は控える、県外への訪問はできるだけ控えるなど、感染予防対策の徹底を呼びかけております。市民の皆様には、自らの命と健康、また、大切な方を守るためにも、何とぞ、お一人お一人の責任ある行動と実践を重ねてお願いを申し上げます。 さて、私ごとでございますけれども、6月定例会の閉会挨拶で申し上げましたとおり、10月22日の任期満了をもちまして市長を退任いたすことにいたしました。 振り返ってみますと、合併を経て誕生した安曇野市の2代目の市長として、3期12年間にわたり重責を担うことができました。この間、議員各位をはじめ多くの市民の皆様、職員各位の心強く温かい御支援と御協力があったからこそでありまして、心より感謝を申し上げます。 今定例会の一般質問では、私の50年間の政治経験や市長としての12年間の活動評価など様々な御質問をいただき、これまでの政治生活を回顧し、心境や取組について申し述べさせていただいたところでございます。 重複する内容もございますが、しばらくお時間をいただきます。 省みますと、50年前、会社の同僚や組合活動で知り合った仲間、地元地区の皆さんに推されて豊科町議会議員に当選し、政治の道に身を投じることとなりました。当時、労働条件の向上を目指し組合を結成し、労働条件が必ずしもよいとは言えない労働者や中小零細企業者、農家の状況を少しでもよくしたい、流した汗が報われる社会をつくりたいとの一心からでございました。その後、長野県議会議員を経て、平成21年10月に安曇野市長に就任させていただきました。 私は、市長就任以前から常に市民目線に立ち、信条である現場主義、庶民派一筋に徹しながら、議会をはじめ市民の皆さんと共に、豊かな自然環境や美しい景観、歴史・文化を守り育み、暮らしやすさと産業発展のバランスがとれた田園産業都市を目指して努力をしてまいりました。 就任をいたしました平成21年は、偶然にも今日の状況に似ていますが、WHOがパンデミックの宣言をした新型インフルエンザの感染が全国的に広がっていた時期でございました。また、世界的な金融危機を引き起こしたリーマンショックによる影響が冷めやらぬ時期であり、同年10月~12月期の国内総生産は戦後最大の落ち込みとなるなど、先行きの見通せない状況が続いていました。 このような情勢の中、市長として最初の任期がスタートし、これまでにもお話をさせていただきましたように、まずは、公約に掲げた喫緊の4課題に集中的に取り組ませていただきました。 課題の1つ目は、三郷トマト栽培施設。最高裁にまで発展をした案件でございます、安曇野菜園の問題でした。 就任早々に様々な角度から精査を行った結果、施設の廃止や会社の整理といった形ではなく、経営を継続させ、会社の再建と雇用の確保を目指すことを選択いたしました。この間、元 梓川村・故 倉科村長や県農政部の皆さん方には、大変お世話になったことが思い出されます。 その後、おかげさまでエア・ウォーター農園に引き受けていただき、今では多くの雇用も生まれ、全国に誇れるバイオマス発電施設とともに、順調に運営していただいておりますことに感謝をいたしております。 2つ目は、本庁舎の建設であります。市長就任翌年の5月末までには場所を決定すると公約をさせていただきました。平林市政から引き継いだときには候補地が何か所かありましたが、改正農地法の施行により候補地での建設が困難となり、振出しに戻らざるを得ず、大変苦労いたしました。当時、市街化区域内の候補地を何か所か歩かせていただき、現在この地に建設することになりました。強い反対もありましたが、ここには図書館や近代美術館、教育会館などもありますし、緑も豊かな場所ですので、この場所でよかったという思いでございます。 3つ目は、土地利用制度の統一であります。市民説明会を、日夜150回程度になろうかと思いますが開催し、市民の皆様方に御理解をいただき、土地利用制度の統一化を図ることができました。今後、時代の変化とともに見直しの必要性が生じてくるかもしれませんが、乱開発を防ぎながら田園景観を守り、秩序ある安曇野らしい土地利用制度を構築できたという思いがいたしております。 一番難航したのが4つ目の、一般廃棄物最終処分場の課題でありました。なかなか地元の皆さんの理解が得られず、残念ながら方向性を見いだすことができず、凍結せざるを得ませんでしたが、今考えますと、15年程度しか利用できない自区内処理施設を整備するよりも、結果的には、民間にお願いをしてリスク分散を図られたことは、運営面、財政面からもよかったのではないかと考えております。 平林市政から引き継ぎ、これら4つの喫緊の課題に必死で取り組んだ1期目から12年の歳月が流れたことを思いますと、大変感慨深いものがございます。 就任当時、やはり一番懸念し意を注ぎましたのが、いかに旧5町村の一体感の醸成を図るかでありました。 そこで、市民同士の交流をさらに深める機会とするために、就任翌年の1月に新年祝賀会を開催し、また、スポーツを通じて、市民同士の連帯感や共感が生まれるとの期待から、安曇野市民スポーツ祭を同年6月に初開催するなど、新設対等合併した旧5町村の5つの流れを大河の流れにするため、市民の皆様方がお互いを知り、理解し合い、さらに交流を深めることができる機会をつくりました。 市民の皆さんが、安曇野市になってよかったと思える市づくりには、私は、20年はかかるとの思いで取り組んでまいりましたが、今では、市としての一体感の醸成が一定程度形づくられたと実感をしているところでございます。 また、少子・高齢化など社会情勢の変化に対応し、地方分権の担い手となる基礎自治体にふさわしい行財政基盤の確立を目指し、市民の皆さん方に必要とされ、将来にわたり利用される施設の整備や各種制度の見直しなど、議会の皆様の協力によって様々なまちづくり施策に力を入れてまいりました。 まず、活力あるまちづくりでは農業後継者の育成に力を注ぐとともに、新そばと食の感謝祭の実施や農家民宿の導入など、市の基幹産業として農業・農村の振興に取り組ませていただきました。 また、農業との関連では、平成28年に拾ケ堰が世界かんがい施設遺産に登録をされるといううれしい出来事もございました。 観光振興では、信州安曇野ハーフマラソンの開催、安曇野しゃくなげの湯のオープン、信州安曇野田んぼアートなどの開催を通じ、交流人口、関係人口の拡大に努めてまいりました。 映画やテレビドラマのロケ支援にも取り組み、平成23年にはNHK連続テレビ小説「おひさま」のロケ地ともなりました。東日本大震災の直後でしたが、放映が始まると全国から大勢の観光客にお越しいただき、この年の観光客数は大幅に増加いたしております。 また、豊科インターから安曇野インターへの名称変更、テレワークセンターの開設、あづみ野産業団地の拡張など、様々な産業振興と雇用対策により、自主財源の確保、旧5町村の一体感づくりと地域活性化に取り組んでまいりました。 健康長寿のまちづくりでは、健康長寿日本一を目指し、若い頃からの健康づくりや地域包括ケアシステムの構築に取り組んだほか、シニア世代の外出を支援するあづみんの利便性向上、生きがいづくり・健康づくりを目的に活動を行う団体を支援するアクティブシニアがんばろう事業など、高齢者が生きがいを持ち安心して暮らすことができる地域づくりを進めてまいりました。 また、平成26年には、歯科医師会の協力の下、歯科口腔保健条例を制定し歯科保健に力を注ぎましたが、特に、認定こども園や幼稚園、全小・中学校でフッ化物事業に取り組み、12歳児の虫歯のない子供の割合が、全国平均を大きく上回る成果を上げることができました。 豊かな人を育むまちづくりでは、安心して妊娠・出産・子育てできる環境を目指し、少子化対策として、不妊・不育症治療に対し手厚く助成を行い、さらに、母子・子育て相談窓口やこども発達支援相談室を開設し、切れ目なく継続した支援を行うとともに、産後ケア事業を開始いたしました。 また、保護者の多様なニーズに応えるため、保育所18園を認定こども園に移行したほか、園舎改築による施設整備、恵まれた自然環境を生かした信州型自然保育の展開、第2子以降のお子さんを家庭で保育している方に子育て応援手当を支給するなど、子育て支援策を充実させてまいりました。 加えて、たくましい安曇野のこどもの育成に努めるとともに教育環境の充実を図るため、校舎の耐震化、小・中学校への電子黒板や国の進めるGIGAスクール構想に基づくパソコンの導入、教室へのエアコン設置などを進めてまいりました。 また、スポーツの振興としては、有森裕子さんへのスポーツ大使の委嘱や、新総合体育館の建設を進めさせていただきました。体育館は、市民の健康づくり、交流の場として、また災害時には指定避難所、緊急支援物資の集積所として多目的に活用できる施設となります。10月8日には竣工式を行い、今後は大勢の皆さんに御利用をいただき、親しんでいただける施設となることを期待いたしております。 また、環境を守り、安全・安心なまちづくりでは、環境保全のために地下水源の保全・涵養に取り組み、平成28年には環境省から奨励賞、また、同年環境省が実施した名水百選選抜総選挙では観光地と景観の2部門で安曇野わさび田湧水群が全国1位に選ばれ、高い評価を受けました。 市の環境保全の取組が全国的にも高い評価を受けたことは、大変喜ばしいことでございます。また、次世代へ戦争の記憶を継承し、平和の尊さ・命の大切さを再認識する機会とするために、平成23年に第1回安曇野市平和のつどい並びに戦没者追悼式典を開催させていただきました。 さらに、平成24年には安曇野市平和都市宣言を制定、また、次の時代を担う子供たちにも、命の大切さや平和の尊さを知っていただくため、広島平和記念式典への参加など、平和運動にも意を注いでまいりました。 協働のまちづくりにつきましては、対等のパートナーと位置づけた83区との連携強化を図るとともに、地域の様々な課題解決に向けて市民と行政が役割を分担し、足りないものをお互いが補い合う市民参加による協働のまちづくりを目指して、平成29年に自治基本条例を制定させていただきました。 行財政基盤の強化では、限られた財源を有効活用し、公共サービスを維持していくための公共施設再配置計画を策定するとともに、行政評価を実施計画や予算編成に結びつける仕組みを構築し、計画行政の推進と民間活力を導入をした官民協働のまちづくり、健全財政の堅持に努めてまいりました。 「ふるさと寄附」につきましては、制度が始まった平成20年度は年間40万円程度でございましたが、現在では年間10億円を超える金額を御寄附いただくようになりました。過去、総務省の方針変更で、市内で製造されたパソコンが返礼品にならないとの話もあり、総務省に直接出向いて直談判して取扱い見直しをしていただいたということが思い出されます。 これまで累計で50億円以上の寄附を頂き、市の貴重な財源として活用させていただいております。御支援いただいた皆様に、改めて感謝を申し上げます。 職員管理の面では、職員の主体的な能力開発や人材育成に役立てるため、他の自治体に先駆けて、平成23年度から人事評価制度の本格的な運用を始めるとともに、年功序列型の昇任制度から、職員による主体的キャリア選択制度への転換を図るため、今年度から複線型の昇任制度を導入するなど、人事管理制度の見直し・充実を図りました。 県政との間では、松本糸魚川連絡道路、黒沢川の調節池の建設、須砂渡トンネルの建設促進にも意を注いでまいりました。特に松糸道路につきましては私も委員として出席をいたし、先週の10日、県の都市計画審議会で原案のとおり議決されたことから、昨日16日に都市計画決定がなされました。長年、建設促進同盟会の皆さんや地域の皆さんが要望してきた松糸道路が、私の任期中にようやく事業化のめどが立ち、今後のまちづくりに生かせるものと非常にうれしく思っております。 この12年間に取り組んできた事業の一端を申し上げましたが、私自身の公約や市の各種計画、市民の皆様方の声を聞きながら、これらの一つ一つの事業を積み重ねることにより、田園産業都市構想の実現に向け着実な歩みを進めることができたと感じております。 市政への評価は後世の皆さん方に委ねることになりますが、議会をはじめ市民の皆様方の御理解と御協力に支えられながら、まだまだ積み残した課題はたくさんありますが、多くの事業を実現できましたことは大変うれしく、喜びにたえない次第でございます。改めて、議会をはじめ市民の皆様及び職員各員に感謝と御礼を申し上げます。 日本は、人口減少や少子・高齢化の進展、特に生産年齢人口の減少による働き手不足が深刻化するなど、かつて経験したことのない社会をこれから迎えることとなります。こうした厳しく困難なときだからこそ、次の時代にしっかりと引き継ぐために、これまでの議員経験や市政運営で培ってきた経験を生かしながら、3期目はその総仕上げとして様々な事業に取り組むことができました。事業未了のものについては、その方向づけを行ってきたつもりでございます。 穂高北部児童館の建設や三郷西部認定こども園、三郷東部認定こども園の運営方法、堀金学校給食センターの統廃合問題、公共交通の在り方、マウンテンバイクコースの整備、既存工業団地周辺での工場用地拡張など、今定例会の一般質問で議員各位から取り上げられましたが、これらの課題については、それぞれの議論を経て、手続を踏みながら一定の方向を示させていただいております。 ちょうど1か月後10月17日は、新たな市長・議員が誕生いたします。新しい市長には行政の継続性を重視していただき、議会と連携・協調の上、一党一派に偏せず、市民党の立場で、開かれたクリーンな政治姿勢を目指して、行政機構が混乱しないよう、これらの方針を引き継いでいただきたいと願うものでございます。 思い起こせば、昭和46年4月、当時31歳という若輩者ではございましたが、よき仲間や支援者に恵まれ、そして、家族の協力があって、町議会議員に当選以来約50年間にわたり政治の世界に身を置かせていただき、我がふるさと安曇野の発展のために貢献できたことは誠に光栄でございます。市長の職は退きますが、今後は一市民として安曇野市の発展を見守ってまいりたいと思います。新市長の下、新型コロナウイルス感染症の影響から一日も早く立ち直り、田園産業都市安曇野がさらなる発展を遂げることを御祈念しております。 結びに、議員の皆様方には、引き続き市議会議員に立候補される方、また、今議会を最後に勇退をされる方がいらっしゃいますが、立候補される皆様方には、特に健康第一、必勝を期して御健闘いただきますよう心から御祈念申し上げます。また、勇退される議員の皆様方におかれましては、今後とも市政に対しまして、今日までの豊富な経験を生かされお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。 これまでお世話になった議員各位をはじめ職員の皆さん、そして何よりも市民の皆様に、心から改めて感謝と御礼を申し上げ、私の今定例会最後の御挨拶とさせていただきました。議員の皆様方とお会いする機会は本日が最後でございますけれども、今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げます。 長い間、大変お世話になりました。ありがとうございました。--------------------------------------- △議長挨拶 ○議長(召田義人) 私から一言申し上げます。 新型コロナウイルス感染拡大が止まらない、緊急事態宣言の延長を拡大しても感染に歯止めがかからない中、4期目の最後の安曇野市議会9月定例会となりました。 8月24日に開会し、本日まで25日間、大変御苦労さまでございました。 議案26件、請願2件、陳情2件、継続審査3件、追加議案5件等、議員提出議案5件、また、全議員による3日間にわたる一般質問、コロナの関係を中心に行政に問いていただき、生活様式が変わる状況下の中で市民目線で議論していただく姿は、改めて力強く感じました。ありがとうございました。御苦労さまでございました。 さて、本定例会を最後に、2代目の市長として12年間、約半世紀にわたり庶民派一筋に、常に現場に足を運び、この信念を表す現場主義を貫き、市民目線で安曇野市の創生期のかじ取りをしていただきました。全国でも珍しい対等合併に当たり、5町村の一体感をということで政治目標を掲げ、5つの流れを大きな流れにし、今、大河となっております。この先もこの大河は永遠に続くと思います。先ほど市長から熱っぽく語っていただきました。功績はたくさんありますが、その一つ一つに忍耐強く、諦めず、継続をする姿は何人のかがみでもあります。我々議員も多くの教訓を学び、得たことは大きな財産であると思います。どうか今後、市の発展のためにお力添えをいただけますよう希望いたします。本当に長い間御苦労さまでございました。 まさに、ミスター安曇野市・宮澤宗弘であります。本当に御苦労さまでございました。 また、我々議員も4期目の任期がまいりました。誠に恐縮ですが、私ごとでございますが、2年前に小松洋一郎議員の後を継ぎ、誰もが想像しなかったコロナという見えない敵と闘ってまいりました。いまだに収束が見えない中、日々恐怖の連続であります。 ほとんど、各種イベント・行事が中止または延期する中で行動が全くできず、2年間、マスクとともに生活をしてまいりました。過日、市長の一般質問の答弁の中で、近年、このコロナの関係で人間関係が薄れていることに危機感を持っているという言葉がございました。まさに、地域発展、まちづくりに大きな影響があるかと思います。 その中で、私が所信表明の中で、幾つか、皆さんにお願いをいたしました。 まず、その1つとして、議会基本条例の見直しについては、委員長をはじめ皆さんを中心として2年間、熱い議論をしていただき、本日、議員提出の運びとなりました。 また、議会の危機管理マニュアルの作成でございますが、これも他市町村を参考にしてそれなりにできたと思います。しかし、これもコロナの影響で、実訓練を計画いたしましたが実行できませんでした。 議会のICT化については、具体的に取組までは行きませんでしたが、次期議会に早期推進体制を要望する研究会から提出されました。 また、念願でありました松糸道路がAルートに決定したことは、本市にとっても大きな収穫であります。今後、早期建設に向かって、行政と共に力を合わせて一緒に前進をしていきたいと考えております。 また、各常任委員会で2年間取り組んでまいりました政策提言、このほど市長に提出してまいりました。私が一番力を入れた委員会の充実ということで、各委員長には大変御迷惑をかけましたが、おかげさまを持ちましてこのような形になりました。改めて敬意と感謝を申し上げます。 また、広報委員会の皆様には、モニター制度が定着してきたことも大きな功績であり、委員の皆様のたゆまぬ努力に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 反面、委員会代表質問、人口減少対策、穂高広域施設組合の余熱利用、公共施設の再配置計画の推進については手つかずで、本当に、前議長には申し訳なく思っております。これもコロナが、憎きコロナでございます。 多種多様な要望があり、場合によっては難しい判断もありましたが、常に中立公正を念頭に努めてまいりました。皆様におかれましては、不満もあるでしょうが、どうかお許しをいただきたいと思います。こんな無能な私を支えていただいた議員の皆さん、また、部長以下、課長、職員の皆さん、それと、忘れてはいけない議会事務局の皆さんには心から感謝を申し上げます。 そして、本日、休んでおられます小松芳樹副議長については、日々叱咤激励をいただき大変御迷惑をかけました。ありがとうございました。 また、今議会で引退される平林德子議員、小松洋一郎議員、藤原陽子議員、坂内不二男議員、それぞれの期数に違いはありますが、どんなときでも、こんな別れのつらいことはありません。地域のために御奮闘をいただき、大変御苦労さまでした。そしてお疲れさまでした。これからも安曇野市の発展のために、御支援、御協力をいただきますよう心からお願いいたします。いつまでもお元気で、自分の体は自分で守るという強い使命感の下、それぞれの立場で御活躍を祈っております。 最後になりました。イギリスのチャーチル首相の回顧録の最後の言葉に、「もし許されるならば、そしてこの世に生を受けたなら、この同じメンバーで同じ場所で議論をしたい」と書いてあります。こんな大きな夢を胸に思いまして、最後のお別れといたします。誠にありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(召田義人) 以上をもちまして、令和3年安曇野市議会9月定例会を閉会といたします。 長い間、大変御苦労さまでございました。                              (午後7時10分)以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和3年  月  日          安曇野市議会議長  召田義人          安曇野市議会議員  増田望三郎          安曇野市議会議員  中村今朝子          安曇野市議会議員  竹内秀太郎...