安曇野市議会 > 2018-09-28 >
09月28日-06号

ツイート シェア
  1. 安曇野市議会 2018-09-28
    09月28日-06号


    取得元: 安曇野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    平成30年  9月 定例会          平成30年安曇野市議会9月定例会議事日程(第6号)                 平成30年9月28日(金曜日)午前10時開議第1 委員会審査報告並びに中間報告第2 追加議案等の説明    報告第28号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について(施設事故に関すること)    議案第98号 固定資産評価審査委員会委員の選任について    議案第99号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第100号 明科南認定こども園建設事業建築主体工事請負契約について    議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)第3 議員提出議案の説明第4 委員会審査報告の審議    議案第68号 安曇野市印鑑条例の一部を改正する条例    議案第69号 安曇野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    議案第70号 安曇野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例    議案第71号 安曇野市子ども子育て会議条例の一部を改正する条例    議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)    議案第73号 平成30年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)    議案第74号 平成30年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第2号)    議案第75号 平成30年度安曇野市上川手山林財産特別会計補正予算(第1号)    議案第76号 平成30年度安曇野市北の沢山林財産特別会計補正予算(第1号)    議案第77号 平成30年度安曇野市有明山林財産特別会計補正予算(第1号)    議案第78号 平成30年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計補正予算(第1号)    議案第79号 平成30年度安曇野市穂高山林財産特別会計補正予算(第1号)    議案第80号 平成30年度安曇野市産業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)    議案第81号 平成30年度安曇野市観光宿泊施設特別会計補正予算(第1号)    議案第82号 平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について    議案第83号 平成29年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第84号 平成29年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第85号 平成29年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第86号 平成29年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第87号 平成29年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第88号 平成29年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第89号 平成29年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第90号 平成29年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第91号 平成29年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第92号 平成29年度安曇野市観光宿泊施設特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第93号 平成29年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について    議案第94号 平成29年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について    議案第95号 訴えの提起について    議案第96号 市道の認定について    議案第97号 土地の取得について    請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願書    請願第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める請願書    陳情第4号 家庭教育支援法の制定を求める意見書提出の陳情    陳情第5号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書    中間報告 陳情第3号 長野県池田工業高校への支援に関する陳情書    中間報告 陳情第6号 安曇野市唯一市営穂高プールの継続を希望する陳情    中間報告 陳情第7号 主要農作物種子法の復活等をもとめる陳情第5 追加議案の審議    議案第98号 固定資産評価審査委員会委員の選任について    議案第99号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第100号 明科南認定こども園建設事業建築主体工事請負契約について    議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)第6 委員会審査報告    議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)第7 委員会審査報告の審議    議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)第8 議員提出議案の審議    議員提出第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書    議員提出第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書    議員提出第3号 私立高校への公費助成に関する意見書第9 議員の派遣について第10 継続審査の申し出---------------------------------------出席議員(22名)   1番  小林陽子       2番  臼井泰彦   3番  遠藤武文       4番  林 孝彦   5番  坂内不二男      6番  井出勝正   7番  山田幸与       8番  一志信一郎   9番  松枝 功      10番  増田望三郎  11番  中村今朝子     12番  竹内秀太郎  13番  平林 明      14番  藤原陽子  15番  猪狩久美子     16番  小松芳樹  17番  召田義人      18番  宮下明博  19番  平林德子      20番  小林純子  21番  内川集雄      22番  小松洋一郎欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長     宮澤宗弘     副市長    中山栄樹  教育長    橋渡勝也     総務部長   堀内猛志  政策部長   上條芳敬     財政部長   百瀬秀樹  市民生活         宮澤万茂留    福祉部長   花村 潔  部長  保健医療         髙橋正子     農林部長   大向弘明  部長  商工観光            都市建設         鎌﨑孝善            横山 正  部長              部長  上下水道         金井恒人     教育部長   西村康正  部長  会計              代表         細萱 賢            川上則文  管理者             監査委員                  政策経営  総務課長   関 欣一            高嶋雅俊                  課長---------------------------------------事務局職員出席者  事務局長   望月利彦     次長     細田昌伸  次長補佐兼         青木規素  議事係長--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(小松洋一郎) ただいまの出席議員数は22名で、定足数に達しております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) 最初に報告事項を申し上げます。 本日は、議案30件、請願2件、陳情5件、追加議案等5件、議員提出議案3件、また議員の派遣についてと継続審査の申し出の審議を行います。 本日の議事は、お手元の議事日程第6号により進めてまいります。--------------------------------------- △議案第68号から議案第97号、請願第1号及び請願第2号、陳情第3号から陳情第7号の委員長報告並びに中間報告 ○議長(小松洋一郎) 日程第1、議案第68号から議案第97号まで、請願第1号及び請願第2号、陳情第3号から陳情第7号までの以上37件を一括議題といたします。 ただいま一括議題といたしました37件につきましては、常任委員会に付託してあります。 よって、各委員会の委員長より審査結果の報告を求めます。 最初に、総務環境委員長、山田幸与議員。 山田議員。     (総務環境委員長 山田幸与 登壇) ◆総務環境委員長(山田幸与) 総務環境委員会、審査報告を申し上げます。 安曇野市議会議長小松洋一郎様、総務環境委員会委員長名でございます。 委員会審査報告書。 平成30年9月19日、本委員会に付託された事件は、9月20日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により御報告いたします。 審査の内容を申し上げます。 議案第68号 安曇野市印鑑条例の一部を改正する条例。 審査の結果。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)(総務環境委員会所管事項)について。 審査の内容を申し上げます。 まず、原案に反対の意見として、新総合体育館の建設は、次の世代に大きな負担を残す計画であり、市民からも、いまだに反対の意見が多く聞かれることから反対する。将来の本市の財政負担を考えると、新総合体育館の建設は、すべき事業でないと考えるので、本補正予算に反対する。 また、原案に賛成の意見として、財政面で、社会資本整備総合交付金を活用するなどしており、今回の補正予算は本年度の交付決定によるもの。また、着々と事業を進めていただきたいことから、本補正予算には賛成する。 審査の結果、上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 続いて、議案第82号 平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について、総務環境委員会所管事項でございます。 審査の内容を申し上げます。 まず、認定に反対の意見として、新総合体育館の建設は、次の世代に大きな負担を残す計画であるので反対する。 また、認定に賛成の意見として、新総合体育館関係の予算を議決し、粛々と進める中での決算であるので賛成する。 審査の結果、上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。 最後に、議案第97号 土地の取得について。 審査の内容を申し上げます。 まず、原案に反対の意見として、新総合体育館の建設は、次の世代に大きな負担を残す計画であるので反対する。 また、原案に賛成の意見として、国の交付金の申請対象になるには、必要な土地であることから賛成する。 審査の結果、上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上でございます。 ○議長(小松洋一郎) 次に、福祉教育委員長竹内秀太郎議員。 竹内議員。     (福祉教育委員長 竹内秀太郎 登壇) ◆福祉教育委員長竹内秀太郎) それでは、福祉教育委員会の報告をいたします。 安曇野市議会議長小松洋一郎様、福祉教育委員長竹内秀太郎。 委員会審査報告書。 平成30年6月18日及び平成30年9月19日、本委員会に付託された事件は、9月21日審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 別紙をお願いいたします。 福祉教育委員会審査報告。 議案第69号 安曇野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第70号 安曇野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第71号 安曇野市子ども子育て会議条例の一部を改正する条例、議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)(福祉教育委員会所管事項)、議案第73号 平成30年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第74号 平成30年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第2号)。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第82号 平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について(福祉教育委員会所管事項)の審査内容を申し上げます。 執行機関に対する意見、要望がありました。 介護保険対策について、これから高齢者がふえてくるに従い、高齢者サロンの役割は重要になってくると思う。区や公民館活動とは異なり、個々に高齢者サロンなどの生きがい活動を行っているグループでは、活動の継続が大変なことからも運営の補助を検討してほしい。 妊婦歯科健診について、健診の受診率が向上するよう啓発をしてほしい。 安曇野市コミュニティスクールについて、先生と地域の方が十分に話し合いができ、より、連携が図れるようにしてほしい。 認定に反対の意見として、市内全圏が認定こども園になったこと、三郷西部と三郷東部の両認定こども園が整備計画から外され、民営化の方向に委ねられていること、保護者や保育現場の職員、それから市民の批判や不安に、十分応えないままの民営化を進めているということ、非常勤職員が全体の約7割という異常事態であることから、こういった問題を含んでいる決算については反対する。 認定に賛成の意見として、認定こども園になったことで、親の必要なニーズに応えることができると思う。また、三郷西部と三郷東部の両認定こども園に関しても、一番よい方法を、今、皆さんで悩みながら検討しているということから、決してマイナスではなくプラス志向として、これから模索していけばよいと思う。また、非常勤職員の対応についても、少しずつ改善に取り組んでいると思う。必要なニーズに応えるという意味でも、ある程度、民営化はよいと考えるので、この29年度決算には賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第83号 平成29年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、審査内容を申し上げます。 認定に反対の意見として、国保加入者の状況は、非常に所得水準が低い層の方たちや、年金暮らしで年齢が高い層の方たちが大半を占めている中で、国保税がとても高いという市民の声があり、加入者への負担感が大きいと思う。 また、今度、国保税が上がるということから、ますます滞納する方もふえてくると思う。それで、基金残高が平成29年度では8億5,000万円ほどになっているということで、これまでも1世帯1万円の引き下げができるという提案をしてきた。市民の、国保税を引き下げてほしいという切実な声に応えていない内容になっているので反対する。 次、認定に賛成の意見として、市民に寄り添っていないのではないかという意見があったが、決してそうではないと思う。今度、国保税が上がると心配な部分もあり、確かに国保税は決して安いものではないと思うが、国保会計を維持していくためであり、今後は県に移行するという状況もある。また、しっかりと医療費抑制にも取り組んでいると思うので賛成する。 国保は、全国民が安定して医療を受けられるという制度であり、これを堅持しなければならないというのが原則。国保会計については、決して余裕があるわけではない。潤沢な基金があるから、市民に還元すべきだということには相反する部分があると思う。市が真摯に対応している状況を尊重し賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第84号 平成29年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第85号 平成29年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について。 認定に反対の意見として、平成29年度から総合事業が始まり、訪問介護、通所介護が地域支援事業に移行されたということで、介護保険が始まって以来の大きな出来事だったと思う。しかし、利用する方にとっては、介護サービスを受けることで、その人らしい日常生活を送れるということが一番の基本かと思うが、国が示すガイドラインの内容では、必要な介護サービスも制限されかねないと思ってしまう。総合事業ではなくて、介護保険の給付で支えていくことが必要になってくるかと思うので反対する。 認定に賛成の意見として、総合事業は、この超高齢化社会を迎える中で、住みなれた地域で、本当に人間らしく住み続けていくための大切な取り組みの事業であると思う。これから元気な高齢者になってもらうには、この介護予防というのは大切なことだと思う。必要な方には、必要なサービスをきちんと提供していると思っている。決して制限しているとは思わず、しっかりと事業を行っていると思うので賛成する。 新しい制度は、社会参加することによって認定に至らない高齢者をふやしていく、いわゆる健康の方をふやしていくという視点に変わってきていると思う。開始から1年間たったが、まだ、その方向の評価をするには至らない状況ではないかと思う。そういう中でも、よくやっていると思うので賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次、議案第95号 訴えの提起について。 審査結果です。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願書と請願第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める請願書については、審査の結果、請願者の願意については、特に異議はなく、全員が妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 次に、陳情第4号 家庭教育支援法の制定を求める意見書提出の陳情。 審査内容です。 採択に反対の意見がありました。 国において、家庭教育支援法の制定に向けた動きもないという状況。法令で定めなければいけない問題なのかということ。 また、それぞれの担当部局等が関係する条例等できちんと対応している段階では、意見書を提出する必要が今の段階であるのか。陳情を採択すべき時期ではないと考え、意見書を提出するのは好ましくないと思うので反対する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、全員が願意は認められないとし、不採択とすべきものと決定いたしました。 次に、陳情第5号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書について。 審査の結果です。 陳情者の願意については、特に異議はなく、全員が妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 以上です。 続きまして、中間報告をいたします。 本日付です。 安曇野市議会議長小松洋一郎様、福祉教育委員長竹内秀太郎。 委員会中間報告書。 平成30年6月18日及び平成30年9月19日、本委員会に付託された陳情第3号及び陳情第6号について、会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行います。 別紙をお願いします。 福祉教育委員会中間報告。 陳情第3号 長野県池田工業高校への支援に関する陳情書です。 審査内容として、審査を継続したいとする意見がありました。 池田工業高校へは、市から多くの生徒が通っており、この陳情はお世話になっておる高校の存続にかかわることでもあることから、陳情者に説明をお願いしてきた経過がある。 また、市内には4つの公立高校があり、その存続と、当然関連性も頭に置いて十分に考慮しながら、慎重に審議すべき案件だと思っている。 その中で、陳情者から本当の趣旨説明を含めて、意見交換をお願いしたいと思ったが、前回に引き続き今回もおいでいただけなかったという中では、今回も踏み込んだ十分な審議ができるかといえば難しい気がする。 それで、改めて陳情の趣旨をお伺いする機会を設け、市内の4校の状況ももう少し検討したいので、引き続き継続としたい。 審査結果です。 上記のような審査を継続したいという意見について諮ったところ、全員賛成で継続審査とすべきものと決定いたしました。 次に、陳情第6号 安曇野市唯一市営穂高プールの継続を希望する陳情。 審査内容です。 審査を継続したいとする意見がありました。 平成29年9月に採決した安曇野市穂高プール廃止の見直しを求め存続を願う陳情書は不採択で、今回の陳情書もほぼ陳情項目が同じで、ここだけを見ると厳しいかと思うが、当時の環境と比べ、今回は環境変化があったと思う。 その中で、1万1,400という声、この署名は非常に重く、これは非常に大きな環境変化であると私どもは捉えなくてはいけないと思う。残念ながら、行政にも同じものが出ているが、相変わらず市長は、プールは廃止と断言していることについては、その重さをどう感じるかという気がしている。私ども議会としては、何としてもこの1万4,000の重みをきちんと感じて、市民の皆さんに寄り添った対応をしていかなくてはならないと思う。 前回は、議会の改選直前だったということから、先延ばしにしてはいけないという議論があったこと、財源的にも財政的に厳しい中で、果たして、存続ということに大きくかじをとれるかという不安について、十分な裏づけがないというようなことがあって、委員会の中途での継続審査の申し出も否決され、最終的に不採択になっている。その後、財源については、合併特例債の期限が延びたという現実も大きな環境変化だと思う。 それで前回は、本会議でも賛成少数で不採択になったが、今までの陳情者のお気持ち、議会に間に入ってほしいという真摯なお気持ちを捉えると、市民の皆さんの声を聞く機会や行政の取り組みは十分であったかどうかなど、こういったものをただす機会として委員会を開催して、そういった議論する時間が必要ではないかと思う。これこそが議会の責任であって、本気度が問われる場面だと思うので、十分にいろいろな対応する時間をいただけないかと思う。 また、代替案という話の中にあるあづみ野ランドについては、所管が穂高広域施設組合のため、ここでは議論ができないが、11月には穂高広域施設組合議会が開催されるので、管理者たる宮澤市長に聞きたいと思う。踏み込んだ議論の時間も必要だと思うので、何としてもここでは継続審査をお願いしたい。 審査結果です。 上記のような意見があり、採決を行った結果、賛否同数となり、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長が裁決し、継続審査とすべきものと決定いたしました。 以上で報告を終了いたします。 ○議長(小松洋一郎) 次に、経済建設委員長召田義人議員。 召田議員。     (経済建設委員長 召田義人 登壇) ◆経済建設委員長(召田義人) それでは、経済建設委員会から審査報告をいたします。 平成30年9月28日、安曇野市議会議長小松洋一郎様、経済建設委員長名でございます。 委員会審査報告書。 平成30年9月19日、本委員会に付託された事件は、9月25日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告いたします。 1ページをおめくりください。 それでは、審査報告を申し上げます。 議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)(経済建設委員会所管事項)、議案第75号 平成30年度安曇野市上川手山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第76号 平成30年度安曇野市北の沢山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第77号 平成30年度安曇野市有明山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第78号 平成30年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第79号 平成30年度安曇野市穂高山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第80号 平成30年度安曇野市産業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)、議案第81号 平成30年度安曇野市観光宿泊施設特別会計補正予算(第1号)。 審査結果を申し上げます。 以上の議案については、特に異議なく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次のページをおめくりください。 議案第82号 平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について(経済建設委員会所管事項)でございます。 認定に反対する意見がございました。 安曇野の里運営事業の関係で湧水探索路の工事は、これまでトータルすると1億円を超える事業になっている。今後、ホームページや案内看板などで、大勢の市民や観光客の皆さんに利用していただくよう、周知していくということだが、順番が逆のような気がする。このような予算執行でいいのかと疑問を持つので、この決算認定には反対する。 住ま居る応援制度の廃止について、市の地域経済を考えたときに、これだけ小回りがきく事業がほかに考えられるだろうか。緊急経済対策ということで取り組まれたものだが、地域経済を活性化していく、建設業界を応援していくという意味では必要な制度ではなかったのかと考える。一定の効果があったから廃止というのではなく、もっと制度を考えていくべきではなかったかという立場で、認定には反対する。 賛成の意見でございます。 安曇野の里運営事業予算の議論は、当初予算の審査時にすべきであり、問題があれば行政へ指摘していくべきだった。議会として認めた予算が、当初の計画どおりに執行されたものなので、この決算の認定には賛成する。 安曇野の里について、市は長期的にこの運営をしっかりやっていくのか、または方向を見直すのか、ぶれがあり、合わせていくものがないという思いがする。公社との関係などで、ビレッジ安曇野の運営が不透明な部分が多いと感じる。長期的に運営していくのか、見直すのか、検討すべきときに来ていると思う。 全体的な事業を見ると、安曇野の魅力を高める事業が行われたと思う。また、一部を取り上げてみても、連携的、計画的に事業が進められたと思うので、この決算認定については賛成する。 住ま居る応援制度については、一部の業者にほとんど利益が集中してしまい、今後、業者間の格差を拡大してしまう制度だと思う。とりあえずの役目を終えたということで廃止していいと思うので、この決算認定には賛成する。 審査の結果を申し上げます。 上記のような意見を踏まえ採決を行った結果、賛成多数で、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次のページをお願いいたします。 議案第86号 平成29年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第87号 平成29年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第88号 平成29年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第89号 平成29年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第90号 平成29年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第91号 平成29年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第92号 平成29年度安曇野市観光宿泊施設特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第93号 平成29年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議案第94号 平成29年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について。 審査結果を申し上げます。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 議案第96号 市道の認定について。 審査結果を申し上げます。 特に異議なく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 ページをおめくりください。 中間報告を申し上げます。 平成30年9月28日、安曇野市議会議長小松洋一郎様、経済建設委員長名でございます。 平成30年9月19日、本委員会に付託された陳情第7号について、会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行います。 陳情第7号 主要農作物種子法の復活等をもとめる陳情についてでございます。 意見がございました。 種子については、日本全国一定のもので決めるのではなく、それぞれの地域によって守っていくべき種子があるので、地方の裁量によって決められる条例などをつくり、守っていくことが本来の地方分権であると思う。県は要綱設置しているが、できれば条例にすべきで、議会を通して県民も参加できるシステムにしていかなければいけないと思う。 要綱だけでは不十分だと感じる。県としては、きちんと条例を設けなければいけないという請願が県議会でも採択されており、これを重く考えるならば、種子法を守っていかなければならないと考える。 種子の品質が安定したり、農業をめぐる変化などがあり廃止されたと考える。都会と農村とでは全く状況は違うので、国で一括管理するよりも、県で主体性を持ってやるようにしたという認識である。単に、それが廃止されたわけではなく、よりよい方向へ生かしていくべきものだと捉える。 米は食物というだけでなく日本の文化そのものであるが、全国的に米離れになっている。それは、種子法により奨励品種ばかり農家がつくり、米の多様性がなくなってしまったのも一因だと思う。民間参入を促すことは、これからの米文化を守っていくためには絶対に必要なことだと思う。 審査を継続したい意見がございました。 政府は、将来にわたり主要農作物の優良な品質の種子の流通を確保するため、種苗法に基づき、種子の生産等について適切な基準を定め、運用することを県に提示している。また、消費者の多様な嗜好性、生産地の環境に対応した多様な種子の生産を確保することや長期的な観点から、消費者の利益、生産者の持続可能な経営を維持するため、特定の業者による種子の独占により弊害が生じることがないよう努めることを県に指示している。 県では、基本要綱をこの3月に提示し、優良な品種の選定及び種子の生産等について、品種の確保及び安定的な生産に寄与するよう努めるため動いている。これらの動きを評価し、継続的に研究すべきものであると考え、継続審査としたい。 審査結果を申し上げます。 上記のような意見交換があり、意見交換の途中、審査を継続したいとする意見が出され、諮ったところ、賛否同数となり、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長が裁決し、継続審査とすべきものと決定いたしました。 以上であります。 ○議長(小松洋一郎) 以上で委員長の審査結果の報告が終わりました。--------------------------------------- △報告第28号及び議案第98号から議案第101号の一括上程、説明 ○議長(小松洋一郎) 日程第2、報告第28号及び議案第98号から議案第101号までの以上5件の追加議案等を一括議題といたします。 最初に、報告第28号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について(施設事故に関すること)について、所管の部長より説明を求めます。 教育部長。 ◎教育部長(西村康正) 報告第28号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について、別紙をお願いいたします。 専決処分書。 安曇野市穂高6765番地4穂高交流学習センター第2駐車場における看板転倒事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり専決処分する。 平成30年8月23日。市長名でございます。 1、事故の概要、平成30年5月19日の強風により、駐車場内に重石で固定していた看板が転倒し、駐車中の車両を損傷させたものである。 2、損害賠償請求者、車両所有者、安曇野市在住者。 3、損害賠償の額、本事故の原因は、施設管理者の安全管理不備によるため、安曇野市の過失を100%とする。 よって、安曇野市は損害賠償請求者に対し、損害の解決金として11万3,908円を賠償するものとする。 なお、本件に関し、安曇野市及び損害賠償請求者との間には、損害賠償金以外に何らの債権債務がないことを相互に確認する。 以上でございます。 ○議長(小松洋一郎) これより質疑に入ります。 質疑のある方の発言を許します。ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御質疑なしと認めます。質疑を終結いたします。 次に、議案第98号 固定資産評価審査委員会委員の選任について、議案第99号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての以上2件について提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(宮澤宗弘) まず、議案第98号 固定資産評価審査委員会委員の選任について。 下記の者を固定資産評価審査委員会委員に選任したいから、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。 住所、松本市大手4丁目9番4号。 氏名、神戸美佳。 本日提出、市長名であります。 続きまして、議案第99号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。 下記の者を人権擁護委員として推薦したいから、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 1つ、住所、安曇野市豊科高家4430番地10。 氏名、宮澤雅明。 次に、住所、安曇野市豊科5671番地12。 氏名、有賀朝一。 次に、住所、安曇野市三郷温2193番地7。 氏名、松岡信之。 本日提出、市長名であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(小松洋一郎) 次に、議案第100号 明科南認定こども園建設事業建築主体工事請負契約について、について提案理由の説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(堀内猛志) 議案第100号 明科南認定こども園建設事業建築主体工事請負契約について御説明いたします。 平成30年8月28日一般競争入札に付した明科南認定こども園建設事業建築主体工事について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び安曇野市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求める。 契約の目的、明科南認定こども園建設事業建築主体工事。 契約の方法、一般競争入札。 契約金額、6億6,960万円。 契約の相手方、安曇野市穂高4486番地8、株式会社イトウ、代表取締役 小林繁則。 本日提出、市長名であります。 以上です。
    ○議長(小松洋一郎) 次に、議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)について提案理由の説明を求めます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮澤万茂留) 議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることにつきまして御説明申し上げます。 平成30年7月12日、公用車運転時に発生した事故について、次のとおり和解し、損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を求める。 1、和解及び損害賠償の相手方、安曇野市在住者。 2、事故の概要、平成30年7月12日、安曇野市明科光、国道19号宮本信号機北側丁字路において、公用車と相手車両が衝突したことによる自動車事故。 3、和解及び損害賠償の内容、本事故の原因は、当市運転者の不注意であるが、相手方のうち運転者の過失も認められるため、安曇野市の過失を90%とする。 よって、安曇野市は上記1の相手方に対し、損害の解決金として117万1,157円を賠償するものとする。 なお、本件の物損事故部分に関し、安曇野市及び相手方との間には、損害賠償金以外に何らの債権債務がないことを相互に確認する。 本日提出、市長名でございます。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 以上で説明は終わりました。 ここでお諮りいたします。議案第98号及び議案第99号は人事案件でございます。先例及び議会運営委員会の決定により、質疑を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、議案第98号、議案第99号は、質疑を省略することに決しました。--------------------------------------- △議員提出第1号から議員提出第3号の一括上程、説明 ○議長(小松洋一郎) 日程第3、議員提出第1号から議員提出第3号までの以上3件の議案を一括議題といたします。 これより議員提出第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書、議員提出第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書、議員提出第3号 私立高校への公費助成に関する意見書、以上3件について、提出者から一括して提案説明を求めます。 福祉教育委員長。     (福祉教育委員長 竹内秀太郎 登壇) ◆福祉教育委員長竹内秀太郎) それでは、御説明申し上げます。 最初に、議員提出第1号。 本日付です。 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長小松洋一郎様。 提出者は、福祉教育委員会委員長名です。 宛先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣です。 次のページは、義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書(案)になります。 本文の朗読は省略させていただき、要望事項のみ申し上げます。 記の1としまして、教育の機会均等とその水準の維持向上のために必要不可欠な義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に復元すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 次に、議員提出第2号。 本日付です。 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長小松洋一郎様。 提出者は、福祉教育委員会委員長名です。 宛先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣宛てです。 次のページは、国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書(案)になります。 なお、議員提出第1号と同様に本文の朗読は省略させていただき、要望事項のみ申し上げます。 記の1としまして、国の責任において計画的に35人学級を推し進めるために、義務標準法改正を含む教職員定数改善計画を早期に策定し、着実に実行すること。また、そのための教育予算の増額を行うこと。 2として、国の複式学級の学級定員を引き下げること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 次に、議員提出第3号。 本日付です。 私立高校への公費助成に関する意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長小松洋一郎様。 提出者は、福祉教育委員会委員長名です。 宛先は、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、長野県知事、長野県総務部長宛てです。 次のページは、私立高校への公費助成に関する意見書(案)になります。 前2号と同様に本文の朗読は省略させていただき、要望事項のみ申し上げさせていただきます。 記の1として、私立高校への就学支援金制度の拡充並びに経常費補助の増額を行うこと。 2として、私立高校の教育条件改善のために施設、設備費の補助を行うこと。 3として、私立高校の保護者負担を軽減するため学納金の補助を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 なお、この内容につきましては、国宛ての意見書案になります。県宛てへの意見書につきましては、その次のページになりますが、意見書案の冒頭が長野県の私立高校となり、それ以外は全く同じ内容でありますので、この場での説明は省略させていただきます。 以上で、3件一括で御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 以上です。--------------------------------------- △議案の訂正 ○議長(小松洋一郎) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(宮澤万茂留) 先ほど、議案第101号で御説明をいたしました議案につきまして、一部誤りがございましたので訂正をお願い申し上げます。 2の事故の概要の中で、安曇野市明科光と申しましたが、安曇野市明科中川手の誤りでございます。訂正をお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小松洋一郎) 議長において許可いたします。--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) 以上で、説明が終わりました。 これより委員会審査報告並びに中間報告、追加議案、議員提出議案に対する質疑の通告について確認をさせていただきます。 どなたか質疑を通告されますか。     (発言する声あり) ○議長(小松洋一郎) ここで、暫時休憩いたします。 質疑の通告をされる方は、所定の通告書に記載の上、本日11時5分までに提出願います。 会議の再開時間は、11時35分といたします。                             (午前10時54分)--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時35分)--------------------------------------- △議案第68号から議案第97号、請願第1号及び請願第2号、陳情第3号から陳情第7号の質疑、討論、採決 ○議長(小松洋一郎) 日程第4、議案第68号から議案第97号まで、請願第1号及び請願第2号、陳情第3号から陳情第7号までの以上37件の議案を一括議題といたします。 最初に、議題のうち議案第68号から議案第71号までの以上4件の条例議案については、一括して審議します。 これより質疑に入るわけでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、ただいま議題となっております議案第68号から議案第71号までの以上4件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち議案第68号 安曇野市印鑑条例の一部を改正する条例、議案第69号 安曇野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第70号 安曇野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第71号 安曇野市子ども子育て会議条例の一部を改正する条例、以上4件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第68号、議案第69号、議案第70号、議案第71号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち議案第72号から議案第81号までの以上10件の補正予算議案については、一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより、順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち議案第72号についての反対討論の通告者は2名でございます。 発言を許します。 初めに、10番、増田望三郎議員。 増田議員。 ◆10番(増田望三郎) 10番、増田です。 議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)について反対いたします。 私は、整備費用38億円の新総合体育館建設計画については、一貫して反対を訴えてきました。今回の補正予算にも関連予算が計上されております。本年度は、現在用地取得の交渉中、これがまとまれば、いよいよ実施設計の発注となり、今ならまだ見直しができる、そんな思いで反対いたします。 なお、この後の議案第97号においても、体育館計画ということで反対通告を出しております。反対理由についての詳細は、他事業の予算についても討論される本議案ではなく、体育館についての単独議案である議案第97号の中で詳しく述べたいと思います。体育館計画についての議論は、同僚の皆さんにもできればそこで行っていただき、市民の皆さんには、焦点を当てた議論を聞いていただければと思っています。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 召田議員。 ◆17番(召田義人) 17番、召田です。 賛成の立場で討論いたします。 議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)についてでございます。 ただいま増田議員より反対討論をお聞きしました。予算と行政の事業を実行していく仕組みやルールについては、十分御理解をしていただいていると思いますが、新総合体育館は、豊科南部総合公園の南側を拡充して整備を行う、合併協議会の懸案事項であります。本年度は、基本設計をもとに詳細な設計を進め、平成32年完成を目指しているところでございます。その後、豊科南体育館と豊科武道館、剣道場を取り壊すということになっております。 市民とワークショップや競技団体、市民説明会などで十分検討を重ね、スケジュールどおりに進んでいると思われます。また、公共施設の再配置計画については、昨年の3月に10年計画案を発表しており、今後は個別の施設の見直し等については、施設を所管する部署等を中心に市民等の対話を重ね検討することであります。何ら問題はないと思います。 行政の進め方については、ルールに従って粛々と進めておりますので、この議案については賛成いたします。 以上であります。 ○議長(小松洋一郎) 次に、15番、猪狩久美子議員。 猪狩議員。 ◆15番(猪狩久美子) 15番、猪狩久美子です。 議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)に反対の立場で討論をいたします。 この中の、新総合体育館建設事業についてです。老朽化した豊科南社会体育館に変わって、新たに同規模程度の建設であれば反対するものではありません。しかし、いいか悪いかは別にしても、公共施設再配置計画のスポーツ施設の床面積、これを減らそうとしている内容とも整合性がとれていません。 また、例えば、穂高プールの現状についての市民説明会では、こんな説明をしています。「全ての公共施設を同規模で持ち続けることは困難なので、保有面積の約33%減少を目指す。今後さらに少子高齢、人口減少に伴い予算規模が縮小する中、施設を維持するための経費は可能な限り抑えなければならない」、こうした内容を繰り返し説明しています。このような説明内容とも、この新総合体育館建設に関しては矛盾する内容だと思っております。 この新総合体育館建設事業が盛り込まれている補正予算には反対をいたします。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 坂内議員。 ◆5番(坂内不二男) 5番、坂内不二男です。 議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)について賛成の立場で発言をいたします。 まず初めに、今回の補正予算(第2号)の中で、新総合体育館に係る内容は、当初予算で認められました体育館の用地1億5,675万円のうち、335万4,000円を補償費に振りかえるものであります。当初予算では、補償費としては予算化がありませんでしたので、事業を進める上で必要な振りかえとして認めたいというように思います。 次に、新総合体育館の整備につきまして、床面積が広過ぎるとの御指摘でありますけれども、これまでの計画や市の説明の中で、私としまして、少し仕方がないかなと思う部分もありますが、必要性について少し述べさせていただきます。 まず単純に、競技を行う部分について基本計画を見てみますと、メーンアリーナ部分については、バスケットボールのコート2面が確保できることは、南社会体育館と変わりはありませんけれども、担当部の説明によりますと、コート2面を同時に使用した場合において、選手の安全性を確保するためには、コートとコートの間を今以上に広くする必要があるということで面積がふえていることがあります。 また、市内の多くの体育館施設の利用率が95%以上あって、予約したいときになかなか予約がとれないという、そういう状況が現実にあります。そこで、将来に向けて人口が減少していくことが予測されていますけれども、まだまだ体育館の利用率が低くなっていかなくて、すぐには減少していく状況にはないので、体育館については、これらの状況を緩和するためにも競技できる面積をふやす必要があることで、バスケットボール1面くらいの面積のサブアリーナ、約720平方メートルを増設することで、面積がふえているというように私は考えております。 また、このサブアリーナは、メーンアリーナにおいて大きな大会を行うときには、選手のウオーミングアップの場所が必要になりますので、これらを兼ねることができるスペースとなり、大きな大会を誘致することができて、技術の高い選手を肌で感じて、スポーツ振興につながっていくのではないかというように考えます。 逆に、剣道場につきましては、現在の約883平方メートルあるものが、新たには約390平方メートルに減少して、体育館に併設する計画となっているところであります。 次に、競技を行う部分ではありませんけれども、付随して、なくてはならない施設についてであります。廃止する南社会体育館には、御存じのとおり、着がえをするための更衣施設がありませんし、シャワー室は、この体育館を日本電熱株式会社から当時の豊科町が購入したときには、トイレの隣にありましたけれども、現在、それは身障者用トイレになっていますので、更衣室やシャワー室などの附属する環境整備のための面積が新たにふえていますが、これは体育施設に必要なものであるというように考えております。 次に、新総合体育館全体についてでありますが、市が進めています新総合体育館は、私は3つの目的を持った施設であるというように思っています。 1つは、南社会体育館の建てかえだけにとどまらず、現在の剣道場を廃止して一体的な整備をすることで、トイレや更衣室などを共用して使うことで維持管理を一緒に行うことができ、効率性を考えたものだというように思います。 また、2つ目の目的は、ラウンジやロビー、会議室などを設けて、スポーツ競技をするための施設としてだけではなく、市民の憩いの空間を設けて、市民が集い、交流し、人と人とのつながりをつくる場とすることにあると思います。このことは、公共施設再配置計画によっての長峰荘や穂高プールにおいて、多くの市民の方々から、施設の役割が、市民の交流施設であることや地域のきずなづくりの場となっていることがわかったわけでありまして、そこでこれからの公共施設というものは、このような空間を設けることが必要になってくるというように考えるところであります。 また、3つ目の目的は、災害時の指定避難場所としての役割であります。総合体育館建設の場所から南の地域は、現在も人口が増加傾向にありますし、大きな公共施設がない地域であります。災害時に、南部地域に全ての市民を賄い切れませんけれども、南部地域の、災害時指定避難場所としての役割は大きいものであるというように考えます。 これらのことから、単に面積の調整だけではなく、その内容などを総合的に判断すれば、新総合体育館の各部門での必要性はわかるところであります。 全体的なことで、次に、公共施設再配置計画との整合性について少し述べさせていただきます。再配置計画を見た中では、どちらかといいますと、公共施設ごと、全体的な面積を減らすことの目標となっていて、公共施設の耐用年数や更新時期が近く来るものに、いわゆる近年に直面する施設についてが、具体的な計画となっているように見えます。 本来であれば、例えば中学校はどうなるのか、福祉施設や健康関係施設などの分野別にはどうすべきなのか、具体的な計画をすべきと考えます。その中で、複合施設を考えるなど、面積を減らすこともできますし、また、市民要望によっては新たな公共施設の設置も考えられますので、具体的な個別計画も検討することが必要になってくるものではないかと思っています。 この点は、きょうは市側の皆さんも聞いておられますので、近隣市では既に取り組んでいると聞いております。そんなことの要望を市のほうに加えまして、議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)に賛成をするものであります。 以上であります。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。 小林議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)について反対討論をいたします。 私は、事業費38億円の新総合体育館建設については、その整備計画に合併後の安曇野市民の民意が反映されないまま、過剰な財政負担を将来につけ増す形で進められていることに一貫して反対をしてまいりました。今回の補正予算(第2号)にも関連予算が計上されておりますので、反対せざるを得ません。 本日の賛成討論、反対討論の中にさまざま御意見ありましたが、私は別の観点から反対意見を述べさせていただきます。 こうして反対するたびに投げかけられるのは、体育館建設はもう決まったこと、いつまでも反対するのはおかしい、多数決で決まったことは尊重して従うべきという批判があります。確かに、議会制民主主義は多数決で決するものですから、体育館建設は議決したこと、決まったことではあります。が、しかし、少数意見を尊重することも民主主義のルールです。議会の中で私は少数派であっても、世論、民意においては、決して少数意見ではないという見きわめをしております。 今も根強い反対意見があるということを、数の論理の中に埋もれさせることなく、議会での発言として記録に残す必要があると考え、反対討論といたします。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論。 小松芳樹議員。 ◆16番(小松芳樹) 16番、小松芳樹です。 私は、議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)に賛成の立場で討論をいたします。 反対意見の方のほうから、体育館建設について反対だからということで、この予算計上ということでおっしゃっていました。先ほど、坂内議員のほうから賛成討論の中でありました今回の予算335万4,000円を見ますと、公有財産購入費の用地費用を補償費に充てるためであります。特に、今回の予算の部分に関しましてはその補償費です。耕作物であるとか、土地改良費、また作物の補償、そういうものに充てるということで委員会の中でも説明を聞きました。 よって、この金額で土地を買うとかそういうものではありませんし、財源は移動して、全く財源の増減はございません。 違った観点から賛成討論をしますが、今回、歳入歳出それぞれ2億3,200万円の追加がございます。生涯学習課では児童クラブの整備費で1,400万、健康推進課では旧小倉診療所解体で648万、農政課においては三郷堆肥センター工事で366万2,000円、耕地林務課では松くい虫の搬出路整備について231万8,000円、商工労政課では国において法整備された生産性向上のための支援の1,617万3,000円、どれをとっても大事なことであります。特に、建設課においては、除雪のためのタイヤドーザー代1,461万1,000円が計上されております。これは全て緊急を要することでありますし、今議会で決めないといけないということで私は判断し、今回の補正予算に賛成するものであります。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第72号 平成30年度安曇野市一般会計補正予算(第2号)についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告どおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。 ただいま議題となっております議案第73号から議案第81号までの以上9件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第73号 平成30年度安曇野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第74号 平成30年度安曇野市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第75号 平成30年度安曇野市上川手山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第76号 平成30年度安曇野市北の沢山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第77号 平成30年度安曇野市有明山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第78号 平成30年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第79号 平成30年度安曇野市穂高山林財産特別会計補正予算(第1号)、議案第80号 平成30年度安曇野市産業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)、議案第81号 平成30年度安曇野市観光宿泊施設特別会計補正予算(第1号)以上9件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告どおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第73号、議案第74号、議案第75号、議案第76号、議案第77号、議案第78号、議案第79号、議案第80号、議案第81号は原案のとおり可決されました。 ここで昼食のため暫時休憩といたします。 再開時間は午後1時からといたします。                              (午後零時00分)--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) 次に、議案第82号から議案第94号まで以上13件の決算審議について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち議案第82号についての反対討論の通告がありますので、発言を許します。 6番、井出勝正議員。 井出議員。 ◆6番(井出勝正) 6番、井出です。 発言通告に従いまして、平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対討論を行います。 御存じのように、平成29年度一般会計等の予算、市民の福祉向上、さまざまな事業のために使われておること、私たちも十分確認できるところであります。私どもの長年の要求、とりわけ、先輩議員等が引き続き求めてきた、例えば平和のつどいの事業ですとか、平和記念式典に中学生を派遣する事業、あるいは病児・病後児保育、あるいは歯科口腔の保健事業等々、市民生活、福祉向上のために使われていること、重々承知の上です。 しかし、残念ながら幾つかの問題点で、ここはおかしくないかと疑問に思うところ、残念ながら一括採決なので、反対をせざるを得ないという立場で反対討論に臨みます。 まず、私たち、事業計画、事業の施策、進行するためには、財政問題抜きに考えることはできないかと思います。今年度の29年度の会計報告を見ますと、一般会計、特別会計の歳入総額は633億円、単年度収支、実質収支を見ますと11億円の黒字です。一般会計もわずかではありますが、3,600万円の黒字というふうになっております。 この結果、私が昨年問題にしました3年連続で一般会計が、単年度収支が赤字であったと、こういうところが解消できたということでよかったと思うんですが、その反面、先ほど言いましたように一般会計と特別会計合わせますと、2年連続赤字になっております。額は1億円少々ですけれども、こういうこともあります。また、自主財源、こういうところを見ますと43%、これに対して依存財源は56%で、依然として、経済財政構造というのは変わっておりません。 監査委員の皆さんの貴重な意見書の中にも、29年度一般財源の中で、とりわけ一本算定が進められる中で地方交付税、これも4億9,000万円ほど減少しています。これが減少していく方向には変わりありません。このように少子高齢化、あるいは働く人たちの人口が減っていく中で、税収入そのものも落ちていくのではないか。それから意見書の中には、法人市民税も減額の方向にあるという指摘もありました。ということで、自主財源の部分も、さらには依存財源の部分も縮小していく、こういう方向にあるのが市の財政状況ではないかと思います。 昨年の討論の中では、あくまでも数値の変化というのは一時的なものであるというふうに意見がございましたが、残念ながら一時的ではなく、こういう状況は横ばい、29年度の報告でも、さまざまな指標のところが微減、微増、こういう状況です。経済財政力が強いと言われる数値、それから弾力性のあるといわれる数値、それから財源の余裕がある数値、いずれも財源に余裕がある数値は1%上昇しても、ほかの指標では微減というふうになっております。 だから、総合的にこの財政問題を見る中で、では、29年度の予算執行はどうだったのかというふうに考えていく必要があろうと思います。私はそこに幾つかの点を挙げさせていただきましたが、4点ほどに絞ってみました。 補正予算の、既に論議もありましたけれども、まず第1は新総合体育館の問題。やはり、市民の皆さんの中にいまだに多くの反対意見がある。38億円、備品費1億5,000万円、合わせますと40億円です。このような建物、今必要なのかと、この問題に立ち返ってみる必要があるのではないか。 さらには、国の進める事業として個人番号制の問題があります。国がつける予算だからこういうふうになりますけれども、今年度の議会の中でも、GISを使って市政の施策に生かすべきだという、そういう指摘もありました。しかし、監査委員の意見書の中に、各部署、幾つかの事業を挙げられましたけれども、随意契約で、GISにかかわる企業が随意契約でかかわっていると、それが同一企業であるという指摘もありました。これは、私は非常に問題ではないかというふうに思います。 政府がいろんな政令、あるいは法律改正などをして、個人番号制に基づいて情報を収集していく。そうすると、個人、基本的人権、プライバシーの侵害、そういうものが明らかになります。あるいは、またビッグデータ、これをつくる企業が個人情報を入手すると、それに沿った個人人権侵害、そういうものが起こる、そういう問題点をはらんでいます。 ○議長(小松洋一郎) 井出議員、申し上げます。 討論は、およそ5分という目安が議運での申し合わせになっております。そろそろまとめていただかないと困りますが、よろしくお願いします。 ◆6番(井出勝正) はい、わかりました。 十分、話したほうがいいのではないかと思いましたけれども、2点目が保育政策の問題です。一方で、18園のうち既に16園が新しくなりながら、2園だけはその整備計画から外し、統廃合、民営化という方向を出しております。これも大きな問題です。さらに、また非正規職員の方々が保育士の場合、7割を超える状況もあります。こういうことも改善していく必要があります。 さらにまた、農業政策のところで見ますと安曇野の里の湧水探索路、この事業があります。27年度から始まった事業、土地取得だけで約3,000万円、さらにまた、工事1区、2区というふうに3年間続けておりますけれども、トータルしますと1億円の事業になっています。本当にこれが、都市交流、市民の憩う、集うところ、こういうところで活用されたかどうか、甚だ疑問であります。 さらにまた、最後に緊急経済対策、こういうところでの住ま居る応援制度が廃止されるという方向、これも打ち出されております。私どもは循環型地域経済、こういうものを提唱し、水道事業、道路事業、こういうところが地元の企業の皆さんに発注されて経済活動を行う。その結果、財政、税として市の収入となるわけですから、こういう部分こそ手厚く推進すべきだというふうに考えております。 まとめの中でも、約4億5,000万円ほどの補助で波及効果は25倍、115億円という、そういう数値も出されました。移住・定住にもこれは役立っているという指摘もありますので、拠点地域への集中していく問題もありますが、周辺部、農村部、そういうところにも新たな制度を考えていくべきではないでしょうか。新しい住宅をつくれば、必ず経年劣化をしてリフォームが必要になるわけですから、そういうところで制度を見直し、つくり直していくことも必要なのではないか、こういう点を指摘しまして、平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について反対討論といたします。 ○議長(小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 山田議員。 ◆7番(山田幸与) 7番、山田幸与でございます。 私は、議案第82号 平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論させていただきます。 平成29年度一般会計決算は、歳入決算額411億3,500万円、歳出決算額が404億2,800万円で、全体的な決算額は、形式収支において余剰となった財源は7億700万円、翌年度繰り越し財源を除いた実質収支は6億7,200万円の黒字でありました。 特に歳入では、市税未収金を3,129万円減少し3億9,947円とするなど、徴収努力を行っていること。また、歳出では、まち・ひと・しごと創生総合戦略による事業を展開するとともに、健康長寿のまちづくり、以下5つの重点事業に取り組む中、歳出の性質別決算では、物件費や維持補修費で前年度比増加がありましたが人件費等の削減を図っており、行政スリム化への取り組みが行われております。 一方、財政面では、財政調整基金と減債基金で合計7億8,617万円が減少しましたが、ふるさと寄附基金6億3,537万円、スポーツ施設整備基金1億円、入学制度準備金8,944万円で合計8億2,510万円の増加を図り、喫緊の課題に対応するための特定目的基金の積み増しが行われております。 また、市債の発行残高は413億8,200万円で3億7,400万円減少するとともに、そのうち交付税で措置される額は378億円に上ることから、財政健全化比率の実質公債費比率、将来負担比率、ともに数値が好転し、財政健全化に向けた取り組みもしっかりと行われ、将来世代につけを回さないよう、持続可能な財政運営が行われている状況が確認できるものであります。 したがいまして、事務事業評価の中では改善項目や課題も上げられておりますが、全体としてさまざまな施策を実施し、結果、市民の福祉や生活面での向上につながっているものと捉え、29年度決算については評価してよいものと考え、賛成の討論とさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第82号 平成29年度安曇野市一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案認定であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第82号は原案のとおり認定されました。 次に、議題のうち議案第83号に反対討論の通告がありますので、発言を許します。 2番、臼井泰彦議員。 臼井議員。 ◆2番(臼井泰彦) 議案第83号 平成29年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、反対討論をいたします。 国保加入者の状況は、所得水準が低い層、特に年金暮らしで所得が低い層、高齢者も多く、医療費比較的かかりやすい方が大半を占めています。国保は、今や誰もが一生に一度はお世話になる医療保険、社会的弱者の医療保険です。国保加入者のうち、所得が200万円以下の者は9割に上り、加入世帯の5割が7割、5割、2割の軽減を受けています。倒産、解雇、雇いどめ等による非自発的失業者は、前年度より増加しています。 全国知事会、全国市長会等もこの問題の解決を求めてきました。国保の構造的問題を本当に解決するには、制度の抜本的改革、国保負担の抜本的な増額が必要です。国保制度がスタートしたときから、保険制度を維持するには相当額の国庫負担が必要と宣言していました。ところが、ここ30年余り、国保の財政運営に対する国の責任を後退させてきました。29年度の国保歳入に占める国庫支出金の割合は、30年前の50%から約20%となっています。 このように、加入世帯の貧困化と国の予算削減が同時に進む中で、国保の1人当たりの保険税は上がり続けてきました。制度を維持するために、保険税を値上げするのはやむを得ないとするのは、国保の構造問題に目をつぶるものです。保険税の負担水準は他の医療保険並みに引き下げていくことこそ必要です。 国保運営が厳しい中で29年度国保歳入は、構成比の大きい保険税や国庫支出金、前期高齢者交付金の減により約3億4,000万円の減となったものの、歳出では、医療給付費の伸びを予想より抑えたこと、国保支払準備基金の取り崩しを行わず、この間、基金残高が高額を推移してきていることは評価できます。基金残高は平成29年度末、約8億5,027万円となっていて、国保加入1世帯当たり1万円の引き下げは可能であります。 しかるに、国保税の負担が重いという市民の切実な願いが反映されなかったので、国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に反対いたします。同時に、今後とも国庫負担増を政府に迫るべきと考えます。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 一志議員。 ◆8番(一志信一郎) 8番、一志信一郎です。 私は、平成29年度国民健康保険特別会計決算に賛成の立場で討論いたします。 国保は、誰もが安心して医療にかかれる国民皆保険制度の最後のとりでです。少子高齢化が進む社会情勢において、医療を初めとした社会保険費の伸びを抑えることが重要であることは言うまでもありません。 平成29年度は、市の国民健康保険の被保険者数が、前年度と比較して662人減少し、世帯も168世帯が減少する中、税収も減少していますが医療費の伸びは0.9%に抑えられ、基金を取り崩すことなく健全な財政運営が行われております。 特に、特定健診及び後期高齢者健診の受診者の増加や、生活習慣病予防と疾病の早期発見に努め、また、医療機関と連携した保健指導や未受診者対策に取り組んできています。さらに、若いころからの健康づくりにも力を入れております。また、収納課との連携により、収納率の向上にも努めてきております。以上により、収入総額から支出総額を引いた額が2億9,300万円余となっております。 そこで私、特に注目していかなければいけないことを申し上げます。 平成30年度からは、国保の財政運営は県が主体となりますし、高齢化や医療の高度化により医療費が伸び、基金を取り崩すことが想定されます。そしてまた、特に、万が一、インフルエンザ等流行すれば、高額な基金を取り崩さねばなりません。今後も加入されている方から信頼される国保運営のためにも、今ある基金は必要となります。 よって、私は、国保会計決算の認定に賛成いたします。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(小松洋一郎) これにて討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第83号 平成29年度安曇野市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案認定であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第83号は原案のとおり認定されました。 次に、議題のうち議案第85号に反対討論の通告がありますので、発言を許します。 2番、臼井泰彦議員。 臼井議員。 ◆2番(臼井泰彦) 2番、臼井泰彦です。 平成29年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、反対討論をいたします。 平成29年度から、訪問介護、通所介護が地域支援事業に移行し、介護予防・日常生活支援総合事業が始まりました。国のガイドラインは、1つに、住民主体の多様なサービスの充実による要支援者の状態に応じた住民サービスの利用促進、2つに、高齢者の社会参加の促進や介護予防のための事業の充実によって、認定に至らない高齢者の増加を目指す、3つに、効果的な介護予防マネジメントと自立支援に向けたサービス実施によって重度化を防ぐとし、これらによって給付の効率化が図られることを目指すとしています。 これは、無資格の住民主体の低廉なサービスの利用普及を図ることや、介護認定を受けられない人をふやすこと、そして、自立促進、つまり介護サービスからの卒業を進めていくということです。このような内容は、必要なサービスの制限が懸念され、これまで以上に利用者の状態悪化による重度化や家族の困難など、重大な問題を引き起こすことが危惧されます。 介護予防に重点を置くことを掲げていますが、例えば、要支援の方たちは、少なくとも何らかの疾患や認知症があり、ヘルパーの支援で生活が成り立っています。そうした方々たちこそ、給付で支えていくことが必要です。市内では、今まで地域の介護サービスを担ってきた事業所が、介護報酬引き下げや人材不足から、運営が立ち行かなくなり諦めてしまったところも出てきています。 介護の現場に混乱と矛盾をもたらし、制度を土台から大きく変えてしまう、こうしたやり方の上に立った介護保険特別会計歳入歳出決算の認定に反対いたします。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 中村議員。 ◆11番(中村今朝子) 11番、中村今朝子でございます。 議案第85号 平成29年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論させていただきます。 介護保険制度改正によりまして、平成29年度より、介護予防・日常生活支援総合事業が本市においても開始となりました。この事業は、住みなれた地域で、生き生きと生活していくための介護予防と自立支援に向けて、それぞれの自治体が地域の実情に応じてサービスを提供する重要な事業であると考えます。 この事業の開始が原因で制限を受けて、必要な介護サービスを受けることができなくなったとの反対討論がございましたが、私は全くそのようには思いません。介護や支援を必要とされる方々に合った、利用できるサービスの選択肢が広がった事業でございます。介護における自立度の低下や介護度の重度化は、その人らしい生活が送れなくなるだけでなく、介護保険制度の財政を圧迫することにもつながります。 今後も高齢化が進む中、この介護保険制度を持続可能な制度として維持していくことは必要不可欠なことであります。そのためには、高齢者がなるべく要介護にならないような介護予防、重度化防止の取り組みが必要であると言えます。 平成29年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の内容を見ましても、介護予防や地域包括ケア体制構築に向けた取り組みに力を入れていることがうかがえます。国の制度改正に適切に対応し、適正に事業運営がなされた決算でありますので、本議案に賛成するものであります。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第85号 平成29年度安曇野市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案認定であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第85号は原案のとおり認定されました。 次に、ただいま議題となっております議案第84号及び議案第86号から議案第94号までの以上10件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち議案第84号 平成29年度安曇野市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第86号 平成29年度安曇野市上川手山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第87号 平成29年度安曇野市北の沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第88号 平成29年度安曇野市有明山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第89号 平成29年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第90号 平成29年度安曇野市穂高山林財産特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第91号 平成29年度安曇野市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第92号 平成29年度安曇野市観光宿泊施設特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第93号 平成29年度安曇野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、議案第94号 平成29年度安曇野市下水道事業会計利益の処分及び決算の認定ついて以上10件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案認定であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第84号、議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第91号、議案第92号、議案第93号、議案第94号は原案のとおり認定されました。 次に、議案第95号から議案第97号までの以上3件の議案について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 最初に、議題のうち議案第97号に反対討論の通告者は2名でございます。 発言を許します。 初めに、10番、増田望三郎議員。 増田議員。 ◆10番(増田望三郎) 10番、増田望三郎です。 議案第97号 土地の取得について、反対討論いたします。 ここでは、穂高プールの存続廃止と関連させて反対討論をいたします。 今定例会で、穂高プール存続を願う陳情が出されています。存続の陳情は、昨年同期も出されておりましたが、昨年のものは、トレーニングジムや多目的ホールがある公園施設を建設するという内容で、私は将来、多大な財政負担が残ると判断し、反対しました。それで、今回の陳情はこれとは異なり、規模縮小や利用料の値上げ等も受け入れるといった、市の財政事情や再配置計画にも言及した、より現実的な提案でした。 さて、ここからが本論です。 まず、行政側が穂高プール廃止を初めて公に示したのはいつでしょうか。それは平成29年3月23日の全員協議会で、公共施設再配置計画10年計画案、これを発表したときなんです。外に、公に示したのがこのときなら、では、行政内部では、穂高プールの廃止は一体いつから決まっていたのか。2つの行政文書に、それを示す手がかりを見つけました。 平成27年2月、市が、公共施設再配置計画基本方針、これを策定した際に添付した文書があるんです。市公共施設評価専門委員会の答申書です。その中で、穂高プールは施設を廃止して、近隣の屋内プールや民間施設を利用する方策を検討すべきというふうにあります。その後、市は、この基本方針と専門委員会の答申を受けて、28年6月に公共施設再配置計画を出しています。この計画は個別施設名は挙げていないものの、市の全施設を47の用途区分に分けて、再配置後の縮減面積を明示しているんです。 すなわち、各用途区分ごとに、この段階で、何が残り、何が残されないのかが、その計画を市はしっかりと持っていたことになります。その中でスポーツ施設、全14施設の延べ床面積2万5,912平米が、再配置後には9.6%減の2万3,436平米というふうに示されています。この中に、新総合体育館分の6,100平米は足されています。 ここで注目したいのは、この9.6%減に、既に穂高プール分がゼロ勘案、すなわち廃止扱いをされていたということです。これは行政に確認しています。にもかかわらず、穂高プールの廃止が初めて公に示されたのは9カ月後の全協の場だった。この全協からわずか6日前の平成29年3月17日、29年度当初予算案を可決して3月定例会が閉会しています。御存じのようにこの予算案には、延べ床面積7,300平米、事業費38億円の体育館整備計画の基本設計予算が盛られていました。 この時系列が示すように、穂高プール廃止、市は、この肝心なことをずっと水面下に置いて、市民に示さずに、予算案が可決されて体育館計画を軌道に乗せた、そのたった6日後に公表するという、そういうやり方を行ったんです。これは余りにも不誠実だと思います。     (「議長、議事進行」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 小松議員。 ◆16番(小松芳樹) ただいまの発言は、大変重要な発言であります。 この場で執行部側に確認することはできませんし、今後、討論といいますか、採決の重要な案件ですので、しばらくちょっと暫時休憩をお願いします。 ○議長(小松洋一郎) ただいま議運の委員長より、暫時休憩の提案がございました。     (「議長」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 何かありますか。 ◆10番(増田望三郎) どの部分が問題なのかということをちょっと確認していただきたいです。 ○議長(小松洋一郎) 小松議員、簡潔に。 ◆16番(小松芳樹) 発言の中で、わざと隠していたという部分でございます。 ○議長(小松洋一郎) それでは、一旦暫時休憩いたしまして、議運の委員長。                              (午後1時38分)--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時40分)--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) ただいま、議運の委員長と協議した結果、会議を続行いたします。 ただし、増田議員に申し上げます。 あと、時間もないものですから、簡潔な討論と、そして、やはり発言には十分注意してください。 増田議員。 ◆10番(増田望三郎) 増田です。続けます。 穂高プールがゼロ勘案された再配置計画が出されたのが平成28年6月、皆さん覚えているでしょうか、この28年度は、体育館の議論が最も活発に行われていたときです。議会での全協や政策討論会での協議、8月には基本条例に基づく市民との意見交換会、12月定例会には推進、縮小双方の陳情も出ています。行政も、7月末より計6回の市民説明会を開催、そしてこの間、穂高プール廃止という方針は一切伝えられることはありませんでした。 この渦中で、穂高プール廃止を公表していたらどうなっていたでしょうか。体育館計画の議論は、もっと違うものになっていたのではないでしょうか。そのときに示していないから、今になって穂高プールの存続を願う方たちや、市のとったアンケートの中にも、38億円もかけて体育館をつくる余裕があるならそれを回してほしい、そんな意見も出てくるわけです。 体育館も穂高プールも、どちらも同じ生涯学習課の所管です。当時の課長以下、職員の方々はどのような思いで穂高プール廃止の思いを胸中にしまい、市民への体育館計画の説明をしたのか。穂高プールに触れなかったのは、何としても体育館をあの場所につくるという何らかの力が働いていたからではないでしょうか。 合併時に決まっていたことだからということを、いつまでも言い続ける行政や、議員が導く安曇野市の未来に明るさはありません。 まとめます。 体育館計画は、その費用規模から多くの事業に影響を及ぼします。ならば、市が本来すべきこと、それは、ちゃんと全ての材料をオープンに示して、その中でしっかりと市民とともに考えていくこと、それこそが行政の正しい姿です。豊科の体育館と穂高のプール、この議論を切り離すのではなく、それを1つのこととして考える。それが公共施設再配置計画の本質であり、本当の意味で安曇野市は1つということだと思います。 以上のことで、この議案第97号を反対いたします。 ○議長(小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 竹内議員。 ◆12番(竹内秀太郎) 12番、竹内秀太郎です。 私は、議案第97号 土地の取得について、賛成する立場で討論します。 議案第97号は、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、予算を執行するに当たり、議会の議決を要する財産の取得について、市の条例の規定により提出した議案です。 新総合体育館用地費は、平成30年度当初予算に計上され、既に可決しています。さらに、新総合体育館建設工事についても、平成31年度から32年度までの債務負担行為を平成30年度当初予算に計上され、上程され、可決しています。 また、市の実質負担額を大幅に削減するために、議会で提言した国の社会資本整備総合交付金を国に申請し、今年度の交付金額の内示を既に受けています。社会資本整備総合交付金の要件は、防災拠点の位置づけと面積が10ヘクタール以上であるため、土地の早期確保が絶対必要条件であります。この交付金の補助率は工事費の場合2分の1です。工事費に係る内示額は来年度以降になりますが、土地の取得に反対して国の交付金が対象外になると、市民の受ける損失は10億円を超えると推測されます。 この際、反対される議員の皆さんに申し上げます。 議案第97号は、今まで議会の提言を受け入れ、議会の議決に基づいて取り組んできた結果、用地売買契約が整った部分について予算執行に当たり、面積が大きく取得価格も多額な案件について議会の議決を要するという条例に基づく議案です。みずからの考えと異なっても、議会の議決結果は最大限尊重すべきではないでしょうか。議会の議決の重さを大切に考えてほしいと思います。 また、自治体の責務である計画行政の遂行について、議員も同様の責務があると思います。新総合体育館計画の経過を確認しておきたいと思います。 豊科町で計画しておった6,100平米の体育館を、合併特例債を活用することが得策として、合併合意事項として新市に引き継ぐことを確認し、5町村長が署名捺印しています。合併するに当たっての約束事項です。合併後、平林市長は、豊科の地域体育館だったものを市の南部地域の体育館に変更して位置づけ、面積を約8,350平米として、21年度に調査、22年度に実施設計、23、24年度に建設工事の日程で、平成21年度当初予算にボーリング調査費300万円を計上しました。当時の建設水道委員会は全員賛成で可決し、本会議では、現在4期目の議員の皆さんからも反対意見はなく、可決されました。そして、延べ床面積8,350平米の1階の部分の約6,000平米の場所に、3カ所ボーリング調査を行いました。 その後、市長部局と独立しておった教育委員会で、安曇野市スポーツ振興計画を策定することになり、その結果を見守るという理由で実施設計の予算は見送りになりました。こうして中断する中で、他の公共施設はそれぞれ地域の要望で建設が進んでまいりました。 スポーツ振興計画策定後に、今度は26年10月に、公式スポーツ施設整備計画を策定することになり、27年6月に、屋内面積が8,450平米の計画が発表になりました。その後、市民や議会の意見を聞き、再検討した結果、現在計画している7,300平米に縮小されました。また、議会の提言により総事業費を38億円としました。このように、長い期間検討を重ねた経過があって、30年度当初予算に建設予算が計上され、議会で可決をしております。 よって、私は合併合意された事業を推進するために、議案第97号に賛成いたします。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 次に、15番、猪狩久美子議員。 猪狩議員。 ◆15番(猪狩久美子) 15番、猪狩久美子です。 議案第97号 土地の取得について、反対の立場で討論をいたします。 先ほどの防災広場という発言がありましたけれども、これは、後で取ってつけた理由であります。新総合体育館建設事業の用地として、この土地を取得するものですけれども、老朽化した豊科南社会体育館にかわる体育館は、市民の身近にあって気軽に利用できる、身の丈に合ったものにすべきと考えます。 ところで、この9月議会の私の一般質問に対して市長の答えですけれども、「穂高プールの廃止というのは、少子高齢化、人口減少時代の中で避けて通れない課題だ。冷房設備等は設置していかなければいけない。あるいは、ソフト事業の充実等に財政もふえてくる状況だ」と、穂高プールを廃止しなければならない理由を述べています。また、次のようなこともおっしゃっています。「時代の変化に対応した自治体運営をしていかなければいけない」、まさに今がそういうときではないでしょうか。 合併の際の約束事項であっても、今、時代が大きく変化しています。この夏の猛暑でエアコン設置という状況も生まれてきました。少子高齢化、人口減少時代に向かっていく、そんな中でソフト事業に充てる財政もふえていく状況、これを考えれば、総合体育館建設だけが例外であっていいはずがありません。過大な規模の総合体育館建設には、いまだに市民の批判の声がおさまっていません。 こうした状況下での建設には納得がいきませんので、この建設用地を取得するこの議案に反対するものです。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 松枝議員。 ◆9番(松枝功) 9番、松枝です。 議案第97号 土地の取得について、賛成の立場で私の意見を申し上げます。 この土地の取得に係る新総合体育館、今いろいろと議論されていますが、新総合体育館の建設事業につきましては、合併時の約束であったので履行しなければならないという考えもありますが、近隣の市では、合併時の約束だったというトンネル計画を見直した例もあって、決して新市がそれを理由に、合併前の約束を理由に、どうしても実行しなければならないものではないような気がします。 ただ、建設するか、しないかは、やはり新市においての正当な議論、公な議論の上で、十分な議論の上で、新市が改めて決定すべきことだというのが、やはり基本だと思います。 私は、この新総合体育館の建設につきましては、未来の安曇野市にとって必要なものであるとの考えで、これまでの一連の関連予算等の審査においても賛成をしてまいりました。それは、安曇野市の未来にとって、スポーツによるまちづくりが有効であるとの考えによるものです。 スポーツによるまちづくり、これは市民の皆さんにも理解が得られるでしょう。そして、そのまちづくりの姿は、これからのさまざまな自治体間競争の中でも大きな戦力となり得るものだとの認識があるからです。スポーツは、安曇野市の自然の豊かさや子育て環境のよさ、健康長寿のまちといったイメージにまさに合致するものであって、市の勢いを増すものであると思っています。 先ほどの補正予算の討論におきまして、市の未来にとって、資する施設であるかといった議論が不足しているといった趣旨の意見もありましたが、私は、スポーツに着目したまちづくりを果敢に進めるべきとの議論を、これまでも十分してきたつもりですし、これからもしていくつもりです。そして、このまちづくりの姿はカヌーもしかり、もしかしたらプールもしかりなのかもしれません。 今回の土地取得の議案、これは、スポーツによるまちづくりの基幹施設の一つとなるはずの新総合体育館建設に不可欠な工事であり、議案であります。私は、その趣旨で賛成をしたいと思います。 なお、行政にお願いしたいことがあります。 このような議案提出に当たっては、私どもが賛成しやすい形でお願いしたい。議案質疑にもありましたが、今回の土地取得は関係地全体でなく、一部合意できていない土地が残っているということは、賛否を判断する側にも一抹の不安を残すものであります。できるならば、用地交渉の大変さは十分理解できますが、必要とする土地、全土地について一括取得の提案があればありがたかった。蛇足ですが、以上、賛成討論とします。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。 小林議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 議案第97号 土地の取得について、反対討論を行います。 新総合体育館建設の経緯としては、これまでの賛成討論、反対討論の中でも、るるお話しされているとおりですけれども、合併協議により市に引き継がれた事業で、当然に建設すべきものとして、新安曇野市の民意を問うことなく進められてきたという事実があります。 今でも忘れられないことがあります。この新総合体育館の建設が再浮上したとき、当時、その関係の市職員幹部の複数の方が、私が、「どうして市民アンケートをとらないんですか、とても重要なことですよ」というお話をしたところ、どの方も、「アンケートをとったら体育館は建たない、アンケートはやらない」、今でも忘れません。もう、ここで間違っているということを、私は今も強く思っております。 合併特例債の使用期限が5年間延長されたことを受けて、平成27年に、この新総合体育館建設計画が急浮上しました。しかし、先ほどの増田議員の反対討論にも示されたように、並行して取り組まれなければならなかった公共施設の再配置計画のほうは、市民に見えない形でトーンダウンし停滞することになってしまいました。再配置計画と矛盾する形で、過大な体育館建設を進めた市長の責任は大きいと思います。 そもそも合併協議で確認された計画では、延べ床面積6,100平米でした。合併後の、市の公共施設の再配置計画を検討すれば、6,100平米より小さい地域体育館になることはあっても、7,300平米の総合体育館になるはずはなかったと考えます。当初の計画のとおり、南部総合公園の中に建設することも可能で、このように新たに広い土地を取得する必要はありませんでしたし、今も必要ないと考えております。 よって、この土地の取得については反対をいたします。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論ございますか。 藤原議員。 ◆14番(藤原陽子) 14番、藤原でございます。 議案第97号 土地の取得について、原案に賛成の立場で討論をさせていただきます。 先ほど、防災は取ってつけたというふうにおっしゃいましたが、これだけ災害が多発しておりますと、それは内容も変化してきてよいのではないでしょうか。また、防災拠点という大きな役目を担っていく総合体育館にしなくてはなりません。現在まで民主主義で、時間もかけて粛々と議決をしてきたわけですので、ゼロに戻すような反対討論はいかがなものかと思います。 防災を基本に、10ヘクタールにならなくては社会資本整備の対象にならないということもお聞きをしております。南社会体育館と同規模なら賛成してもよいという御意見でございますけれども、南社会体育館は本当に毎日使用されていて予約がとりにくい状況にあります。複数の団体や個人が使用するためには、もっと規模は大きくならなくてはならないと思いますし、これから新築するのであれば、通常多目的なものを考えるというふうに思います。 また、さらに交付金が活用できなくなりますと、もっと後年度負担が大きくなり、今後できるのかもわからない状態になると思います。何より、災害時、南のほうに大きな施設がございません。早期に土地を取得し、安心の施設となるよう取り組んでいただきたいと思いますので、原案に賛成の討論といたします。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) ほかに討論はありませんか。 小松議員。 ◆16番(小松芳樹) 16番、小松芳樹です。 土地の取得について、賛成の立場で討論をいたします。 先ほど、増田望三郎議員から、穂高プールと例を挙げて2つの再配置計画についてお話がありました。手元に資料がないので、私もはっきりしたこと言えないので、この場で明確な日付とかそういう面は、言うのがなかなかできないんですが、私の記憶の限りのお話をさせていただきます。 水面下でというお話がございました。私は決してそうでないと思います。表に出てきたのは、その前からであったと記憶しています。といいますのは、あのときの話、公共施設の再配置の答申があったときには、たしか2月ごろでしたね、27年、新聞報道にもなっています。その新聞報道の中に、私、覚えているのは穂高プールも書いてありました。ましてや、なぜ覚えているかというと、私がふだんから気にしている三郷堆肥センターの廃止というのもあそこに書いてあったんです。それで、あったので、決して行政側が隠していたような、隠していたという言い方悪かったです、水面下で進めたようなことはないと思いますし、堂々と前へ出してきたと思います。 ただ、全協があったタイミングがそういうタイミングであって、議員に示されたのは、確かにそういうタイミングであったのかもしれませんけれども、私たち議会活動をしている中では、きちっとその辺はアンテナを張っていかなければいけないと思いますし、穂高プールの話は決して前後するものではない。その後で、意図的に出したものではないと私は判断をします。 その話は以上にしまして、先ほど、藤原議員からも防災の件もありました。また、松枝議員からも話がありましたけれども、ほとんど私も同じ意見でございますが、ただ、今回土地の取得についてでありますけれども、本当に粛々と事業を進めなければなりませんし、また、ここで事業をとめることはできませんし、また、しっかりとした議論の中で私たちも判断していかなければいけない。また、今回に関しては、土地の取得は絶対必要なものであるという判断にしまして、賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めていきます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第97号 土地の取得についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第97号は原案のとおり可決されました。 ただいま議題となっております議案第95号及び議案第96号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 次に、議題のうち議案第95号 訴えの提起について、議案第96号 市道の認定についての以上2件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第95号、議案第96号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち請願第1号及び請願第2号の以上2件の請願については一括して審議します。 これより質疑に入るわけでございますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、ただいま議題となっております請願第1号及び請願第2号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより順次採決いたします。 初めに、請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、請願第1号は採択されました。 次に、請願第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める請願書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、請願第2号は採択されました。 次に、議題のうち陳情第4号及び陳情第5号の以上2件の陳情について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、ただいま議題となっております陳情第4号及び陳情第5号につきましては、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより順次採決いたします。 初めに、陳情第4号 家庭教育支援法の制定を求める意見書提出の陳情を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 原案です。 もう一度確認いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採択をいたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立少数) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第4号は不採択と決しました。 次に、陳情第5号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告とおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、陳情第5号は採択されました。 これより、中間報告、陳情第3号 長野県池田工業高校への支援に関する陳情書、中間報告、陳情第6号 安曇野市唯一市営穂高プールの継続を希望する陳情、中間報告、陳情第7号 主要農作物種子法の復活等をもとめる陳情の以上3件の中間報告について一括して審議します。 これより質疑に入ります。 中間報告に対する質疑の通告がありますので、順次発言を許します。 最初に、陳情第6号について、質疑の通告者は2名でございます。 20番、小林純子議員、発言を許します。 小林議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 委員会中間報告ということで、福祉教育委員会の報告について質疑をいたします。 安曇野市唯一市営穂高プールの継続を希望する陳情について、継続審査とした理由ということですけれども、先ほどの委員長の報告によれば、本陳情は、採択されると思われるような審査の状況がありました。 とすれば、継続審査とした理由には大いに疑問を感じております。過日の一般質問において、穂高プールについて、廃止の方針は変わらないとの市長答弁がありましたから、ここで委員会として結論を出しておかなければ、行政に対しても、市民に対しても議会の存在意義を示すことはできない、そういう切迫した場面であったにもかかわらず、継続審査としたことについては疑問がありますので、特に、この継続審査を諮ったときに、継続に賛成、反対が3対3でした。したがって、委員長が最終的に決したというところでは、委員長の御判断をお聞きしたいです。 ○議長(小松洋一郎) 福祉教育委員長。 ◆福祉教育委員長竹内秀太郎) 12番、竹内秀太郎です。 今の小林議員にお答えいたします。 9月21日開催した委員会で、11時から1時間の予定で審査を行いました。ところが、いろいろ質疑、意見がたくさんあり、時間を延長して12時30分まで審査を行いました。その結果、継続審査にしたいという意見があり、採決を行った結果、賛否同数であり、委員長である私が継続としました。 その理由は、審査の中で陳情者から代替案への移行、縮小、どちらでも受け入れる用意がありますという表明がありました。そこで、十分時間をかけてその内容等について審査する必要があると判断をし、継続といたしました。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 小林議員。 ◆20番(小林純子) 小林です。 陳情の民意を後押しするような形で行政と協議し、よりよい着地点を見出すために、この継続審査にしたというふうに、そのときの審査の意見等を思い出しましてまとめることができるかなと思います。今、竹内委員長からも、そういったことで十分に継続審査にして行政ともしっかり向き合って、この陳情、市民の願意を実現に向けてやっていきたいということだと受けとめました。 であれば、これは継続審査にするのではなくて、採択してから行うことではないでしょうか。継続審査というと聞こえはいいのですが、実際には審査棚上げというような、そういったふうに見えることもあります。こういったことで、実質的な審査をしていないのではないかという批判に耐え得る審査が行われていたでしょうか。その点についても再確認お願いいたします。 ○議長(小松洋一郎) 福祉教育委員長。 ◆福祉教育委員長竹内秀太郎) お答えいたします。 当日は、私のほうの要望もあって、特に審査時間を十分とって審査に当たったわけですが、それでもなおかついろんな意見が出て、議論があって結論には至らなかったと、こういうことでございます。 したがって、やはり今後十分時間をとって、一度でなく、二度、三度と検討をしていきましょうと、こういうことで一応継続にいたしました。 以上です。 ○議長(小松洋一郎) 小林議員。 ◆20番(小林純子) それは、言葉としてはよくわかるのですけれども、委員会の務めとして、何と言ったらいいでしょう、この陳情が審査された委員会の中でもこういった発言がありました。「議会が採択したからといって、行政側がそれをやるか、やらないか。その願意実現について、法律上は何らの保障規定はない。それが議会の責任の限界であり、陳情を採択してもそのとおりにならないことがある」という趣旨の発言もたびたびありました。委員会審査のあり方として、それでいいのかということがあります。 ですから、今回これだけの審査がなされた中では継続にするのではなくて、採択して、ただいま委員長がおっしゃったようなことを、委員会としてやっていくべきではなかったかと思いますので、その点確認いたします。 ○議長(小松洋一郎) 福祉教育委員長。 ◆福祉教育委員長竹内秀太郎) 委員会として、採択しっぱなしというわけにはいきません。やはり、その相手方、双方の意見を十分反映していくような内容、そういったものをあくまでも見出していきたいと、これが私の考えでした。 そういう面で、委員会としてもそれぞれ最大限の努力をして、双方の一致点といいますか合意点、歩み寄り、そういうものをできるだけ見出す努力をしたいと、こういうことでございます。 ○議長(小松洋一郎) 次に、10番、増田望三郎議員、発言を許します。 増田議員。 ◆10番(増田望三郎) 10番、増田です。 委員長報告への質問ということで、ちょっとまず最初に、この陳情、請願についての認識をちょっと確認した上で、委員長に質問をさせていただきたいと思います。 我々が議員になったときにいただいた議員必携があります。あの請願、陳情審査の項に書かれているところをちょっと読んでみますと、「請願の採択は、議会が、請願内容に賛成であるという意思表示であるが、その願意実現については法律上は何らの保障規定がない」というふうに、まずあります。「しかし、採択した以上、議会はその実現について最善の努力をすべき政治的、道義的責任を負うことになるものである。また、議会の責任は、請願を採択したことによって終わるものではなく、住民の要望に応えて、その実現を図ることにある。したがって、少なくとも年2回程度は採択した請願の処理状況と、結果の報告を求めて検討し、必要な措置を講じて、最後まで請願者に対して責任をとるべきものである」と、これ、請願のところを陳情と置きかえてもいいと思うんですけれども、こういうふうに、決して、請願、陳情を採択して、それで終わりというものではない。当然それは委員長もおっしゃっていましたけれども、やる方は執行部のことだから、それ以上はできない、議会側としてはできないということではないんですね、この文章を読んでみると。 その上で、我々のこれまでの陳情や請願に対しての対応はどうだったのかなということは1つあるんですが、ここから質問です。 今回、採択でもない不採択でもない、継続したということは、より深い議論をするために継続を選んだわけですね、皆さん。では、具体的にどのようなことを実動するのかと、そのことを当然、陳情者も含めて市民は注目するわけです。委員長の報告の中にも、議会の責任という言葉がありましたけれども、この報告書を見てみますと、委員会、協議会等を開いてということがあります。ほかにも何か、こういうことをやるというような議論をされたんでしょうか。 ○議長(小松洋一郎) 福祉教育委員長
    福祉教育委員長竹内秀太郎) 委員会の中で、今、増田議員からお話のあった以上の議論はしておりません。 ○議長(小松洋一郎) 増田議員。 ◆10番(増田望三郎) 委員会側ではしていなかったということで、私も、このやりとりを傍聴していたんですけれども、陳情者のほうから、ぜひ行政と我々陳情者、市民の間に委員会が入って、よりお互いの意見を交わし合う場をつくってほしいと、その仲介を委員会に果たしてほしいという意見があったかと思います。それについては、今後、議会が果たしていく責任というところで、委員長がどのようにお考えなのかお聞きします。 ○議長(小松洋一郎) 福祉教育委員長。 ◆福祉教育委員長竹内秀太郎) 委員会が間に入ってということでございますけれども、これ、いきなり間に入るということでなくて、一応、今、考えておりますのは、それぞれ双方、陳情者側、それから行政側、双方から意見を聞き、そして、その中でお互いの合意点、あるいは共通する部分、そういうものについて委員会として見つけ出し、その間に入ってお役に立つような努力ができるのかどうか、その辺のところは今後、委員会の中で協議をして決めていきたいと、こういうように考えております。 ○議長(小松洋一郎) 次に、陳情第7号について、質疑の通告者は16番、小松芳樹議員、発言を許します。 小松議員。 ◆16番(小松芳樹) 16番、小松芳樹です。 経済建設委員会から出されました中間報告に対して質疑を行いますので、よろしくお願いします。 陳情第7号 主要農産物種子法の復活等をもとめる陳情なんですけれども、この陳情第7号においては、陳情者の説明があったようでございます。また、今回資料も出されておりましたけれども、この陳情内容に誤解があるのではないかと私は考えておりました。 といいますのは、1952年の種子法の制定時は、いまだ戦後の混乱期であり、食料難の中で、いわゆる日本人の主食とされている米、麦、大豆の3主要目です、その重要性からこの法律が必要だったと考えられます。今現在、70年近く経過したわけでございますが、食料事情も大きく変わって、また、食生活も大きく様変わりしました。この法律の役目が終わったという判断で、国のほうも廃止されたと思います。 しかし、廃止に至った段階においては、与党、公明党のほうからも附帯決議をつけております。というのは、地方自治においても、同様の条例や要綱をつくるようにという附帯をされておりますので、長野県においても、この条例化の検討も現在なされたそうであります。 そこで質問するんですけれども、まず1点目に、この陳情に賛成とする意見の中でどのような意見があったのかお聞きします。あわせて2点目には、継続審査となりましたけれども、委員長報告を見ますと、大体、反対方向の意見が主だったというように見えます。これは、既に県において要綱が設置されている等があると思うんですけれども、継続審査とした理由は、どのような意見が出たので継続と諮ったのかよろしくお願いします。 ○議長(小松洋一郎) 経済建設委員長。 ◆経済建設委員長(召田義人) 17番、召田義人でございます。 小松議員に御返答申し上げます。 まず1点目の、陳情に賛成する意見があったかどうかということでございますが、賛成の中では、県議会でも地方議会でもたくさん採択しており、このような種子法が廃止されて、実際に必要なお金が届かないという状況になるわけです、その点を考えていただきたい。それから、県議会のほうでは、食健連という連盟があるようでございますが、そのほうの陳情が不採択となった経過もあります。この6月議会では、県としてきちんと条例を設けなければいけないという請願が、きちんと全会派により採択されている事実があります。これを重みに考えて、この種子法については、ぜひ賛成してほしいという意見がありました。 また、2点目でございます。 2点目につきましては、県では、基本要綱をこの3月に提示し、優良な品質の選定及び種子の生産について、種子の確保及び安定的な生産をするよう努めるということで働きかけております。これらの動きを評価し、継続的に研究すべきものであると考え、また、現時点で委員の認識不足、調査不足でありますので継続審査としたということでございます。 以上でございます。 ○議長(小松洋一郎) 小松議員。 ◆16番(小松芳樹) はい、よくわかりました。 あと1点だけ、じゃ、質問ですが、今、賛成の意見のような形の反対意見だかよくわからない今の答えだったんですが、要するに、県のほうは、6月に条例化にしてくれということで陳情があるということで、安曇野市議会として県へ陳情を出すとか、出そうとか、そういう動きはなかったんでしょうか。 ○議長(小松洋一郎) 経済建設委員長。 ◆経済建設委員長(召田義人) 17番、召田義人です。 今回の委員会では、そのような話は出ておりません。 以上であります。 ○議長(小松洋一郎) 以上で、通告による質疑は終了いたしました。 よって、これをもって中間報告に対する質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第98号及び議案第99号の採決、議案第100号の質疑、討論、採決、議案第101号の質疑、委員会付託 ○議長(小松洋一郎) 日程第5、議案第98号から議案第101号までの以上4件の追加議案を一括議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第98号及び議案第99号は人事案件でございます。先例により、委員会付託及び討論を省略して採決したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 初めに、議案第98号 固定資産評価審査委員会委員の選任については、原案のとおり同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第98号は原案のとおり同意することに決定いたしました。 次に、議案第99号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、原案の者を適任とすることに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第99号は原案の者を適任と決定いたしました。 次に、議案第100号 明科南認定こども園建設事業建築主体工事請負契約についてについて審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに議案第100号に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、議案第100号については、委員会付託を省略することに決しました。 次に、討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第100号 明科南認定こども園建設事業建築主体工事請負契約についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第100号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに議案第101号に対する質疑の通告がありません。 よって、質疑を終結いたします。 次に、委員会付託を行います。 ただいま議題となっております議案第101号につきましては、お手元の議案付託表のとおり、総務環境委員会に付託したいと思います。 この際、お諮りいたします。ただいま付託いたしました議案につきましては、会議規則第44条第1項の規定により、本日午後3時10分までに委員会審査を終わらせるよう、期限をつけることにしたいと思います。これに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま委員会付託いたしました議案については、本日午後3時10分までに委員会審査を終わるよう、期限をつけることに決しました。 ここで、総務環境委員会を開催するため、暫時休憩いたします。 再開時間は追って連絡いたします。                              (午後2時33分)--------------------------------------- ○議長(小松洋一郎) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後3時14分)--------------------------------------- △議案第101号の委員長報告 ○議長(小松洋一郎) 日程第6、議案第101号を議題といたします。 ただいま議題といたしました議案1件につきましては、総務環境委員会に付託してあります。 よって、委員長より審査結果の報告を求めます。 総務環境委員長、山田幸与議員。 山田議員。     (総務環境委員長 山田幸与 登壇) ◆総務環境委員長(山田幸与) 総務環境委員会、審査報告を御報告申し上げます。 安曇野市議会議長小松洋一郎様、総務環境委員長名でございます。 委員会審査報告書。 平成30年9月28日、本委員会に付託された事件は、同日審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により御報告いたします。 審査報告。 議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)。 審査の結果。 特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上でございます。 ○議長(小松洋一郎) 以上で、委員長の審査結果の報告が終わりました。 ここで、委員長報告に対する質疑及び討論の通告について確認させていただきます。 どなたか質疑及び討論を通告されますか。     (発言する声なし) ○議長(小松洋一郎) わかりました。--------------------------------------- △議案第101号の質疑、討論、採決 ○議長(小松洋一郎) 日程第7、議案第101号を議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、討論に入ります。 これより討論に入るのでありますが、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 これより議案第101号 和解及び損害賠償の額を定めることについて(自動車事故に関すること)を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第101号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議員提出第1号から議員提出第3号の質疑、討論、採決 ○議長(小松洋一郎) 日程第8、議員提出第1号から議員提出第3号までの以上3件の議員提出議案を一括議題といたします。 これより質疑に入りますが、ただいま議題となっております3件につきましては、期限までに質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により、議員提出第1号から議員提出第3号までの3件を一括して委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、議員提出第1号から議員提出第3号までについては、委員会付託を省略することに決しました。 次に、議員提出第1号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議員提出第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第1号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第2号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議員提出第2号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める意見書を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第2号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第3号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議員提出第3号 私立高校への公費助成に関する意見書を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(小松洋一郎) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第3号は原案のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。ただいま意見書が可決されました。その字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。--------------------------------------- △議員の派遣について ○議長(小松洋一郎) 日程第9、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び安曇野市議会会議規則第160条の規定により、お手元に御配付のとおり議員の派遣をしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣書のとおり議員を派遣することに決しました。--------------------------------------- △継続審査の申し出 ○議長(小松洋一郎) 日程第10、継続審査の申し出を議題といたします。 所管事務のうち、会議規則第104条の規定により、継続審査の申し出がございます。 お諮りいたします。福祉教育委員長及び経済建設委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(小松洋一郎) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続審査については、お手元に御配付のとおり決しました。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(小松洋一郎) 以上をもって、今定例会に提出されました事件の審議等は全て終了いたしました。 市長より挨拶したい旨の申し出がございます。これを許します。 市長。     (市長 宮澤宗弘 登壇) ◎市長(宮澤宗弘) 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 冒頭、去る9月6日に北海道胆振中東部を震源とする最大震度7の地震が発生をし、41名の方がお亡くなりになりました。多数の方が負傷された一方、大規模な土砂崩れ、また停電が発生をし、道路、水道、発電施設など社会インフラに著しい被害が発生をいたしました。改めて、犠牲となられた皆様方の御冥福を心からお祈りを申し上げますとともに、被害に遭われた皆様にはお見舞を申し上げ、被災地の一日も早い復旧・復興を心から願うものであります。 市では、去る9月2日、糸魚川-静岡構造線断層帯を震源とする直下型の大地震が発生したとの想定により、総合防災訓練を実施したところであります。災害への備えに盤石という答えはありませんが、市民の皆様方とともに危機管理意識を共有しながら、万一に備え、防災・減災対策に取り組んでまいります。 また、9月4日の夕方から夜にかけまして最接近をした台風21号の影響で、本市でも強い南風が吹き、三郷小倉にありますNOSAI長野の観測システムで、最大瞬間風速21.9メートルを観測いたしました。強風による倒木で、交通等への影響や一時的な停電が発生をいたしましたが、幸いにも人的被害はありませんでした。ただ、果実において、日本梨が落果するなど、約650万円の被害が発生したと報告を受けております。被害を受けられた農家の皆様方には心からお見舞を申し上げます。 改めまして、去る、9月3日に開会をさせていただきました今定例会でございますが、本日まで26日間の長きにわたり、議員各位には各議案について慎重審議を賜りました。追加議案を含めまして、34議案の全て原案のとおり御承認を賜りましたことに改めて感謝を申し上げます。ありがとうございます。特に今定例会は決算議会として、一般会計及び特別会計13会計の決算認定をいただきました。平成29年度決算に基づく各財政指標は、いずれも堅実な数値を示しており、健全な財政運営を維持しているものと考えております。今後もより一層、効果的・効率的な行財政運営に努め、健全財政を堅持してまいりたいというふうに思います。 さて、国におきましては、去る、9月20日に行われた自民党総裁選では、安倍晋三首相が連続3選を決めました。安倍政権のこれまでの政策により、日本経済は回復基調を保ちつつありますが、経済政策の恩恵が都市部に集中をし、地方にとっては、いまだ景気回復の実感を得られていないと感ずる人も多いかと思います。首相が3選を決めました際の記者会見において、小・中学校へのエアコン設置のため、平成30年度補正予算案を編成し、臨時国会に提出をしたいと述べています。本市といたしましては、国の情報をしっかりと把握し、獲得できる補助金、交付金を可能な限り活用してまいります。 次に、懸案となっております松本糸魚川連絡道路についてでございますが、9月11日に、明科支所で開催をさせていただいた意見集約会においては、昼夜の2回で、延べ69名の地域関係者の皆様方から御出席をいただきました。市が集約した意見について、おおむね御理解をいただいたと報告を受けたことから、市といたしましては、地域高規格道路建設促進の立場から、Aルートの実現性も含めて地域の理解が得られるルートとなるよう、県に再調査、検討いただくよう要望させていただくことといたします。今後は、県に対し要望書を提出させていただき、膠着状態を打開するため、県と連携をして地域の意向を聞きながら前向きに取り組んでまいります。 今定例会の本会議や委員会等におきまして、議員各位から寄せられました市政に対する貴重な御意見、御提言につきましては、十分研究・検討させていただき、市政運営に反映をしてまいりたいと考えております。また、懸案事項につきましても、引き続き全庁一丸となって取り組んでまいります。 まず、公共施設再配置につきましては、長峰荘、穂高プール、ほりでーゆ~四季の郷の課題が一般質問等において取り上げられました。 長峰荘につきましては、地元説明会において、存続整備を望む意見もお聞きをしてきたところでございますが、人口減少で、大幅な税収の伸びが期待できない中、施設の老朽化で安全性の確保や採算性が厳しいことから、従来どおりの廃止、または譲渡という方針に沿い、今後は、地域の理解を得ながら、民間への譲渡を視野に検討してまいります。 穂高プールにつきましては、存続を要望する陳情、また署名、意見や、財政面から廃止もやむを得ないという、さまざまな意見をお聞きいたしております。老朽化したプールの安全性確保や修繕に多額の費用がかかること、利用期間が夏季の短期間に限られることなどを踏まえて、今後庁内で議論し結論を出してまいりますが、一般質問の答弁でも申し上げましたとおり、施設廃止の方向性を変えることはできません。 ほりでーゆ~四季の郷につきましては、経営改善に向けた側面的支援を図るとともに、将来的に有償譲渡、無償譲渡、指定管理者制度の継続といった選択肢があるものの、いずれも三セク従業員の方々の生活も考慮をして、方向性を見出していくことが必要と考えております。 ただいま申し上げたとおり、公共施設再配置の課題では、総論では大方理解をいただけても、各論になりますと市民の皆様方に賛否両論がございます。健全財政を保ちながら施設運営に努め、将来の安曇野市民に負担を負わせないために、多くの市民の皆様に納得いただける方向を探ってまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましても、ぜひ御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。 また、本年の記録的な猛暑を受けて、保育・教育現場での子供たちの健康を守るため、認定こども園及び幼稚園では、来年度中の遊戯室へのエアコン設置を目指すとともに、小・中学校ではエアコンが必要な部屋数、整備期間などについて調査を行い、できる限り早期のエアコン設置を目指してまいります。エアコンの設置とその後の維持管理には多額の費用が見込まれ、保育環境の充実及び児童・生徒が健康で学ぶことができる学習環境の確保の観点から、国からの支援が不可欠であり、長野県市長会でも緊急要望書を首相官邸、総務省、厚生労働省に提出をしたところであります。これから取り組む実施計画策定の中で、財政問題も含めて検討をしてまいります。 続きまして、ホストタウン推進事業、オーストリアカヌー連盟選手招聘事業につきましては、9月20日木曜日から25日火曜日まで、オーストリア選手2名を本市に招聘をさせていただきました。 明南小学校の児童の皆さんに、前川カヌー場においてプロの技術を披露していただき、穂高東中学校では、英語の授業や学校給食に参加をしていただくなど、本市の子供たちとの交流の機会を持たせていただきました。また、安曇野クラムザッハ友好会の主催による選手歓迎コンサート「チロル音楽と日本の唱歌の夕べ」には、一般市民の皆様方、約250名の方と一緒に参加をいただき、両国の文化的交流に触れていただいたところであります。9月23日には、第3回羽根田卓也オリンピックメダル獲得記念・カヌースラローム大会にゲスト参加をしていただき、卓越した技術を披露していただいたところであります。大会前日には、参加者を対象とした講習会で、講師として県内外の多くの参加者の競技力、技術向上の指導に当たっていただくなど、さまざまな活動に参加をいただきました。 このように市では、オーストリアカヌー連盟との交流を促進しているところでありますが、前川は、川の流れが大変緩やかな河川であるために、大変残念ながら、同連盟ではオリンピック・パラリンピックの事前合宿地として、前川を利用する予定はないとのことでございます。市では、ホストタウン事業をオリンピック・パラリンピック開催後も継続をし、カヌー競技を通じたオーストリアとの人的交流や文化的交流に取り組んでまいりたいと考えております。 また、選挙公約でもあります自転車を活用したまちづくりの一環として、簡単気軽に借りられるシェアサイクルで多くの観光スポットをめぐっていただき、本市での滞在時間をふやし、さらに宿泊をしていただくことを目指して、8月5日からシェアサイクルシステムを導入し、実証運用を開始いたしました。現在までの状況といたしまして、昨日まででございますが、9月27日までの延べ利用台数138台であり、利用形態は、穂高駅で貸し出し、穂高駅へ返却されるものが69台、全体の50%を占めたところであります。続いて、しゃくなげの湯から穂高駅へ返却されるものが28台、20.3%となっております。穂高駅で借りて穂高駅へ返却といった利用形態が半数を占めていることから、ほかのサイクルステーションの情報発信や、女性や子供さんなど、多くの皆さんが乗りやすい車体の導入などの課題も見えてまいりました。今年度は、天候等の状況を見ながら降雪があるまで運用期間を延長し、自転車を活用した安曇野ファンの取り込みにつなげていきたいと考えております。 さて、本格的な秋を迎え、今年も各種催しが計画をされております。 まず、10月4日木曜日でございますが、2分の1成人記念事業として、市内小学校及び市内在住で特別支援学校に通う4年生を対象に、人権・平和特別授業を実施いたします。未来を担う子供たちに、人権や平和の大切さ、命のとうとさを学んでいただく機会とさせていただきます。 また、10月4日木曜日及び5日金曜日の2日間にわたり、子育てと教育を考える首長の会、第10回記念研究会in安曇野が、市役所及び豊科公民館において開催をされます。豊かな自然環境を生かした保育、幼児教育として、全国から注目をされている信州やまほいく、信州型自然保育でございますが、をテーマにした全国規模の研究会を、当市で開催をさせていただく運びになっております。 10月6日土曜日及び7日日曜日の2日間には、第11回安曇野環境フェア2018を堀金総合体育館において開催をいたします。安曇野の木や緑を守っていくために私たちに何ができるのか、環境フェアを通じてできることを見つけ、身近な取り組みにつなげていくことを目指しております。 さらに、10月13日土曜日には、第36回全国都市緑化信州フェア開幕半年前イベントを、市役所東エントランスを中心に開催いたします。フラワーアレンジメントショーや宿根草を生かしたお庭づくり講習会、また、プランター寄せ植え体験などのイベントを開催し、都市緑化フェアに向けた機運を高めてまいります。 さらに、11月3日土曜日及び4日日曜日の2日間にわたりまして、第6回新そばと食の感謝祭、農林業まつりを穂高神社特設会場にて開催をいたします。「極上の安曇野を味わう」をキャッチコピーに、香り高き新そばを、おろしたてのワサビで味わっていただくなど、安曇野の食と実りを、来場者の皆様方に十分満喫をしていただけるイベントを計画しております。 最後に、11月17日土曜日には、第8回平和のつどい及び戦没者追悼式を開催いたします。安曇野市平和都市宣言の理念に基づき平和行政への取り組みを進め、市民の皆様方とともに、改めて平和のとうとさを再認識していきたいと思います。 議員各位におかれましては、それぞれ御案内をさせていただきますので、御出席御参加をお願い申し上げます。 結びに当たりまして、議員各位におかれましては、時節柄、くれぐれも健康に御留意をいただきますとともに、安曇野市政発展のためにますますの御活躍をいただきますことを祈念申し上げ、今定例会の閉会に際しての御挨拶とさせていただきます。 まことにありがとうございました。--------------------------------------- △議長挨拶 ○議長(小松洋一郎) ここで、私からも一言御挨拶を申し上げます。 9月3日に開会いたしました9月定例会は、26日間にわたり、議案30件、請願2件、陳情3件、継続審査2件、追加議案4件の合計41件につき慎重なる審議をいただきました。 また、一般質問では、18名の議員各位により、市政の課題に対し、提言や要望ができたものと思っております。 とりわけ、ことしの猛暑に関連した小・中学校のエアコン設置や穂高プールを含む公共施設再配置については、多くの議員が質問されました。さらに、松糸道路の膠着状態等に対する市の対応について厳しい質問もあり、議会としての課題が表面化された思いでありました。 各常任委員会では、保育園の民営化の進捗状況、松糸道路の取り組み状況など、多くの意見や要望がありました。議会としても前向きに取り組み、検討する課題と認識したところであります。 一方、このような一般質問や議案質疑に対し、丁寧な説明をいただきました執行部の皆様に、改めて感謝と御礼を申し上げます。また、それぞれの要望事項につきましては、執行部として鋭意検討され、行政運営に反映されることを願っております。 さて、本定例会における議会としての重要課題は3点に絞られると思います。 初めに、穂高プールの陳情が継続となった対応であります。2つ目は、それに関連した公共施設再配置計画の進め方であります。3つ目は、松糸道路に対する取り組み方であります。それぞれ、大変重い課題でありますが、課題から逃げることなく、議会基本条例に基づく議会の活動原則を順守しながら、市民の負託に応え、信頼される議会運営を目指し、よりよいまちづくりのために貢献してまいりたいと思います。そんな意味で、議員各位の奮闘をお願いいたします。 本定例会後は、各常任委員会の行政視察や会派の研修視察が計画されております。これらの視察・研修内容が現在抱えている課題解決や当市の発展につながる政策提言や政策提案に結びつけられるよう期待しております。 最後になりますが、気象変化が厳しい季節を迎えますが、体調管理につきましては、十分御留意され御活躍くださいますようお祈り申し上げ、閉会の挨拶といたします。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(小松洋一郎) これにて平成30年安曇野市議会9月定例会を閉会いたします。 長期間、大変御苦労さまでございました。                              (午後3時45分)以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  平成30年  月  日         安曇野市議会議長  小松洋一郎         安曇野市議会議員  小松芳樹         安曇野市議会議員  召田義人         安曇野市議会議員  宮下明博...