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09月15日-04号
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  1. 綾町議会 2020-09-15
    09月15日-04号


    取得元: 綾町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 2年第5回定例会( 9月)令和2年第5回(9月)綾町議会(定例会)会議録令和2年9月15日再開       令和2年第5回綾町議会(定例会)が令和2年9月15日午前9時綾町役場議場に招集された。    出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏        名     │議席番号 │氏        名     │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤│1    |松   本   俊   二  |6    |日   髙   憲   治  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|2    |青   木       實  |7    |児   玉       信  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|3    |山   田   由 美 子  |8    |松   浦   光   宏  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|4    |池   田   和   昭  |9    |日   高   幸   一  |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|5    |兒   玉   千   歳  |10   |橋   本   由   里  |└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長  |高   松   俊   秀  |書 記  |藤   島   裕   輔  │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘    説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長       | 籾 田    学  |副町長      | 増 田  俊 男  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長      | 日 高  和 典  |総務税務課長   │ 蓮 子  浩 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│企画財政課長   │ 竹 下  琢 郎  |福祉保健課長   │ 佐 藤  光 久  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│農林振興課長   | 兒 玉  良 次  |産業観光課長   │ 松 下  栄一郎  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│町民生活課長   | 野 村    修  |建設課長     │ 中 原  修 一  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育総務課長   | 吉 鶴  慶 久  |社会教育課長   | 森 園  由美子  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ユネスコエコパーク|           |         │           |│推進室長     | 入 田  賢 一  |会計管理者    | 小 村  久美子  |├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員     | 福 留  清 人  |         |           |└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和2年第5回(9月)綾町議会(定例会)議事日程令和2年9月15日再開        開    議   日程第1 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項    │質問の要旨                             │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 松本    │                                  ││1.新型コロナウイルス│①新型コロナの感染は、大都市圏だけでなく各地方に拡大しており、宮崎 ││  感染症について  │ 県においても綾町を含め県内全域への感染拡大が懸念される状況である ││           │ ことに変わりはないとの危機感を持っている。感染状況に対する現状認 ││           │ 識と今後の対応について答弁を求める。               ││           │②新型コロナは、町民の生活そして町内の経済に多大な影響を及ぼしてお ││           │ り、町民は不自由な生活や厳しい状況下での経済活動を余儀なくさせら ││           │ れている。町民の生活及び町内の経済に対する現状認識と今後の対応に ││           │ ついて答弁を求める。                       ││           │③花火大会の延期について防災無線で発表された。その中で「しばらくの ││           │ 間」とあったが、開催する場合の判断基準について答弁を求める。ま  ││           │ た、今後の各種行事等を実施する場合の判断基準について答弁を求める。││           │                                  ││2.議会対応について │①昨年6月の町長就任以来、議会を無視または軽視した対応が続いている。││           │ あらためて、二元代表制に対する認識と今後の議会への対応について答 ││           │ 弁を求める。                           ││           │                                  ││3.政策について   │①町長は政策の一丁目一番地に「町民が真ん中」「行政の信頼回復」「財 ││           │ 政の健全化」を挙げているが、あらためてどういう事を指しているのか。││           │ また、その成果について答弁を求める。               ││           │                                  ││4.自治公民館制度につ│①自治公民館の位置付け及び自治公民館制度に対する現状認識について答 ││  いて       │ 弁を求める。                           │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 兒玉    │                                  ││1.育英会について  │①令和2年度の一般会員の会費の徴収は。               ││           │②令和2年度の特別会員(一般企業)の会費の徴収は。         ││           │③令和元年度の特別会員会費(一般企業)の徴収見送りについて。    ││           │④新型コロナに対する利用学生たちの支援対策は。           ││           │                                  ││2.災害避難所の設備の│①各公民館館長の要望に対応はできているのか。            ││  充実は      │②性同一性障害者に対する設備の充実度は。              ││           │③AEDの設置のない避難所への貸出用は充実しているのか。      ││           │④避難所の夜間の照明はどうか。                   ││           │                                  ││3.高齢者の環境改善 │①65歳以上の高齢者で支援の必要性が高い町民へのタクシー券の配布は。││           │②庁舎入り口に駐車場の増設とパイプ型屋根の設置(3か所)。     ││           │③安心カード作成前の若年層の一人暮らしで支援の必要な方に安否情報の ││           │ カード作成は。                          │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 山田    │                                  ││1.新型コロナウイルス│①各課における新型コロナウイルスの影響               ││  による町内の影響 │②今後の展望                            ││           │                                  ││2.各イベント事業、補│①新型コロナウイルスでほとんど全てのイベントが中止となった。精査、 ││  助金の廃止はあるの│ 検討をするよい機会ではないか。                  ││  か        │                                  ││           │                                  ││3.綾町活性化協会の今│①照葉大吊橋                            ││  後        │②綾城                               ││           │③綾国際クラフトの城                        ││           │④馬事公苑                             ││           │⑤綾川荘                              ││           │⑥てるはの森の宿                          ││           │⑦ふれあい合宿センター                       ││           │⑧ほんものアイス工房                        ││           │                                  ││4.AYA SCOR │①農林水産省の事業を活用した移住、定住の促進は進んでいるのか。   ││  Eの進捗状況   │                                  │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 青木    │                                  ││1.綾川荘について  │①9月1日から休業3か月間はどうしてなのか。            ││           │②事前に現場との協議はしたのか。                  ││           │③民間業者へ委託するという話を聞くが、交渉しているのか。      ││           │                                  ││2.「こち風」について│①回答したと聞くが、その内容は。                  ││           │                                  ││3.旧総合基金について│①現状の進捗状況は。                        ││           │②前町長からの寄附金は可能なのか。                 ││           │③法的に訴えるのか。弁護士の判断は。                ││           │                                  ││4.農業支援センターに│①今年度はいくら、資金を投入するのか。               ││  ついて      │②改善の見通しは。                         ││           │③地域商社とは何か。                        ││           │                                  ││5.教育行政、教育長に│①教育長職の職務専念について見解を問う。              ││  ついて      │②県教育委員会の回答との違いについて見解を問う。          ││           │③「綾町の教育水準は全国一」ということを撤回するか。        ││           │④教育長罷免の再提出はあるか。                   ││           │                                  ││6.保育所の民営化につ│①具体的資料を提示して、説明を求める。               ││  いて       │                                  ││           │                                  ││7.役場職員の処分につ│①その内容は。                           ││  いて       │②今後の対策は。                          ││           │③今後、名前の公表などの見直しはあるか。              ││           │                                  ││8.二反野メガソーラー│①進捗状況を問う。                         ││  について     │                                  ││           │                                  ││9.籾田町政について │①ビジョンが見えないが、招へい事業はどうなっているのか。      ││           │②今後、何をエネルギーにして、町民の指示を得て行くのか。      │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時00分) ○議長(日高幸一君) おはようございます。本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 なお、発言につきましては、簡潔にまとめられ、また、綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますようご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(日高幸一君) 日程第1、一般質問を行います。 あらかじめ本日の質問者の順序を申し上げます。本日は、1番、松本議員、2番、兒玉千歳議員、3番、山田議員、4番、青木議員、以上の順序で行います。 なお、関連のある質問につきましては、さきの質問者の質問終了後に関連質問を許します。 松本議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) おはようございます。それでは、一般質問をさせていただきます。通告書に沿って順番に質問させていただきます。 まず最初、新型コロナウイルス感染症についてですけれども、(1)新型コロナ感染は、大都市圏でなく各地方に今拡大しており、宮崎県においても、綾町を含め、県内全域の感染拡大が懸念される状況であることには変わりはないというふうに危機感を持っております。確かに、ここ最近は、レベルも引き下げられたということはありますけれども、現在の感染状況に関する町長の認識と今後の対応について簡潔に答弁をお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) それでは、ちょっとマスクを外させていただきたいと思います。松本議員のご質問に関してですけれども、まず新型コロナウイルス感染症に関して。宮崎県が7月26日から県内全域を対象に発令した警戒レベル3、感染拡大緊急警報が9月1日に解除され、40日ぶりにレベル2特別警戒に、そしてまた、先日13日にレベル1警報に引き下げられました。高鍋町ではクラスターが発生したことにより、感染拡大緊急警報が発令され、不要不急の県外との往来自粛や感染対策の徹底を町民の皆様にお願いしてこられております。その効果として、1週間の人口10万人当たりの感染者数は、8月2日で12.02人、8月29日には1.41人に減少し、現在、警戒レベル3からレベル1になりました。しかし、感染リスクがゼロになったわけではなく、警報であることに注意しながら警戒を強めていく必要がございます。9月14日現在、県内のこれまでの感染者数は364名と、依然9名の方が入院されております。現在、重症者の方はいらっしゃいません。綾町の生活圏域である宮崎市を見てみますと、123名の方が感染され、お隣、国富町でも9名の感染者が発生しており、引き続き危機感を持って町民の皆様に予防の徹底をお願いしてまいりたいと考えております。 町内で感染者が発生した場合ですけれども、県から、町や住民に対して提供される情報、こちらは、感染拡大防止のため必要な範囲内で、感染者本人から提供同意を得た情報のみであり、個人情報保護に留意しながら、蔓延防止に必要な情報は公表されることになり、町にも公表されている情報以外の詳細な行動暦を含めた個人情報は提供されません。 そのため、町としても、公の施設の一定の期間の閉館措置をとったり、さらなる感染防止を呼びかけ、うつらない、うつさない、このための行動要請や、町民の不安解消、また、感染者やその家族に対して、不当な差別、偏見が生じないよう人権を守るための町民向けの広報を行うこととしております。 また、これまで一般会計補正予算にも計上しておりますが、コロナ対策の各種事業を通して対策を講じてまいっている状況です。 以上、1番目の質問に対してのお答えです。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今、答弁いただいたのは、昨日も答弁いただいたことが中心かと思います。昨日も今もお話されましたけれども、感染者が出た場合、県の指示に従った対応を行う、また、直接的には県が行うということであります。 今もおっしゃいましたけれども、感染者が特定されたり、誹謗中傷やいじめを受けたりしないように広報に努めたいというふうにおっしゃいました。それはもうぜひやっていただきたいと思っているんですけれども、実際に町長に、本当にできるのかという心配があります。いいますのは、先般、職員の不祥事が新聞に掲載された際、当該職員だけでなく、問題を指摘した職員は誰かという複数の犯人探し的なことが町内で横行しておりました。非常に残念なことだというふうに思っておりました。それは、適切な情報提供を議会にも、それから、町民にも一切行わなかったことからそういう憶測が憶測を呼び、そういうような状況に陥ったということが考えられるわけです。 この問題に限らず、危機管理の基本である想像力が乏しいというふうに思っているんですけれども、町長は、感染者が出た際に適切な対応ができるのか、甚だ疑問に思っていますけれども、その辺について町長はご自分でどういうふうにお考えになっておりますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) なかなか手厳しいご意見ですけれども、コロナウイルス感染症ですか、やっぱりこれは、あるところの指示に基づいて全員で協力していかないといけないと。2つの地域が同時にやってはもうばらばらになってしまうと。今現在の体制は、県のほうから指示を受けて、その下に町も従っていくという形になっております。その中でしっかり連携をとりながらやっていかないといけないと。単独で、町で行動した場合に、どのような対策をとったらいいのかというのが、ばらばらになってきます。そこのところは統一感を持ってやんないといけないんじゃないかなと。 先ほどは、特定の人といいますか、名前を挙げるとか言われましたけど、まさしくこれが偏見、差別を生むことになります。ですから、そこのところはしっかり人権等を考慮して、本当に提供ができないといけない情報に関してはもちろん出しますけれども、そうじゃない、誤解を招くような情報に対しては、しっかりコントロールする必要があると考えております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 回答がちょっとずれておりまして、要は、そういうふうにできないんではないかというふうに心配をしているわけです。というのは、適切な情報を一定限、町民とか議会にもやっぱり提示をしないからそういうふうになったんではないかというふうに思っているわけなんですけど、その点についてどう考えているかというのを町長にお聞きしているんです。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ちょっと話がかみ合っておりませんけれども、やっぱり情報というのはコントロールしないといけないと。安易にお知らせすることによって、いろんな解釈をされます。10人いらっしゃったら10人いろんな解釈をされますし、ですから、必要最小限といいますか、本当にその情報が正しく伝わるように、簡潔明瞭にそういう形で、情報は知らせるべきところは知らせておりますし、これが勝手に独り歩きして、そのことが町民に迷惑になったらいけないと。事実、こういう事例が宮崎市のほうでも、国富町のほうでもお話を聞きますと、少なからずあったということを聞いています。ですから、そこのところは、しっかり対応していかないといけないというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
    ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) しっかりやっていただくというのは、これはもう当たり前の話で、とにかく一切何も情報を提供しないということが、そういうことになるので、コロナにしてもそうなんですけれども、いろんなことを適切に町長もしくは役場のほうから情報を提示をして、町民がそういうふうな憶測で動いたりしないように、もしそういうふうなことが耳に入れば、しっかりと町長の口からきちんと説明をしたり、それから、おわびをしたりということをやって初めて、町民がそうなのかというふうに理解をして、そういう犯人探し的なことをやめるんではないかというふうに思います。この当事者であったり、コロナにかかった人も、自分がもしかしたら、そういうところに行かなければというふうなことを反省をするのは当たり前だというふうには思いますけれども、昨日の同僚議員の話でもありましたけれども、誰でもかかるような状況に、今コロナはあります。また、いろんなミスも誰でも起こし得ることがあるんですから、そういうことが起こったときに、町長はしっかりと、いわゆるコントロールをするというのは、情報を発信するということも含めてコントロールをするということになりますので、そこはしっかりと認識を改めていただきたいというふうに思っています。 あとの町民が真ん中というところにもつながってきますので、それ以降は、またそのときにお話をしたいと思います。 それから、コロナについて、今、感染リスクがゼロではないというふうにおっしゃいました。引き続き、注意をしていかなければいけないということですけれども、重症化リスクが高い高齢者とか基礎疾患を持っている方については、当然引き続き注意をしていく必要があると、これは昨日も答弁をされましたけれども、そのことについて、今改めてどういう具体的な方策というのをお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もちろん、今、宮崎県で見ていきますと、宮崎市が多くて、その次に国富町、そして、都城のほうでお1人というふうな状況ですけれども、幸いにも綾町からは出ておりません。これは、町民の方がお1人お1人本当に気をつけていただいて、みずから手指消毒をされておりますし、マスク等、そして、十分な間隔等をとられていると。本当にこれについては感謝しております。もちろんこのことに対して、町内の各施設、高齢者の方がいらっしゃる施設、医療関係とかありますけれども、福祉関係のものを通じて、しっかりそこのところは徹底すると。朝必ず出勤したときには体温、検温、そちらのほうを確認しますし、町内施設内の消毒等も引き続き徹底してやっておりますので、そういうところで、本当に綾町からは出したくない、そして、出さないという方向で、これからも取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 本当に町民の方の協力があってこそ、今の状況があるかというふうに思います。ただ、岩手県がそうだったように、唯一出ていなかったところは、それがプレッシャーになって、なかなか体調が悪くても病院に行かないとかいうふうなこともありましたし、その辺については、過度なプレッシャーを町民が感じないような形で、いろんな形で発信をしていただければというふうに思います。 ただ、そういうような状況の中で、9月1日に100円バスを強引とも言えるような形でスタートをされましたけれども、実際に高齢者が宮崎市にバスで行く。バスは不特定多数の方が乗っていかれる。そのところ、整合性がないように思っています。実際に、宮崎交通にコロナ感染の対策について確認をしたのか、また、それに対する協定書等は結んだのかお聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) コロナ関連に関して100円バスの件もそうでしたけれども、100円バスを実施するということは、もちろんこのコロナの感染症が広まる前から考えておったことなんですけれども、先日も議員の皆様には話したかと思います。町民の皆様にはまだ伝わっていないかもしれませんけれども、本当に町内でこのコロナの感染に関してリスクがあるとこはどこだろうかと。皆さんちょっと考えてみてください。人が集まるところ、人と接触するところ。例えば、ほんものセンターに毎日200人以上の町外の方が来られます。ほかにも、例えば、吊り橋とかいろんなところに行かれると。学校でも多くの方が行かれると。 これ私なりに最も綾町でリスクが高いところを考えた場合に、これは、通勤、通学の方じゃないかなというふうに思うんです。これどういうことかと申しますと、私、定点観測をしたことがございます。それが目的じゃなかったんですけれども、たまたま綾からの出口大きく2か所ございます。崎ノ田のところの出口、そして、森永のところの出口、朝6時半から8時ぐらいまで立っておりました。その間に、崎ノ田のほうでは、1時間半ぐらいの間に600台ぐらいの車が宮崎方面に向かっているんです。通勤だと思います。また、森永のほうでも若干少ない500台ぐらい。合わせて1,000台以上の車が宮崎方面に向かっている。当然1人以上の方が乗っていらっしゃるわけです、運転手を含んで。このほかにも通学の方が通学でバスで行かれている方がいらっしゃいます。合わせると1,500人、もっといるかもしれません。さらに、同じように、宮崎市内からもたくさんの車が綾のほうに向かってこられているんです。1日この交流が2,000人以上あるんじゃないかなと。綾と宮崎の間を結ぶ。そのくらい人が交流していると。 先ほどほんものセンターは200人ぐらいの町外者と言いましたけれども、その10倍に当たる人が毎日宮崎市に行ったり、宮崎市から来たりしているんです。その中でも綾町は今のところ1人も出ていません。これは一人一人の努力です。 先ほど100円バスのことを言われましたけれども、まだ9月から始まってなんですけれども、台風もありまして、そんなに1日の利用者はございません。利用頻度からすると、我々の試算では、1日平均して15人から20人ぐらいじゃないかなと。1か月300人ぐらいじゃないかなと。そういう方が出ていかれるのかなというふうに予想はしておりますけれども、その人数が多いからリスクは高いというわけじゃないですけれども、それだけ皆さん注意してやっていただいていると。当然、宮崎交通のほうも、運転手も含めて、必ずバスに乗る前にはその対策をやっていただいております。ですから、一概に100円バスが始まったから、コロナウイルス感染のリスクが高まるというふうに考えるのは、ちょっと考えていて針小棒大じゃないかなと。もっと大きなところ、もっと危険なとこがあります。やっぱりそこをしっかりふさいで、毎日通勤、通学されている2,000人近くの方、町民の3分の1から4分の1の方が毎日交流されているんですけれども、そこから抑えていって、そのほかにもほんものセンターに来られる方に対してもしっかりとした、マスクをつけていただく、あと店内で消毒、レジ等で十分な間隔をとる、こういう対策をとっておりますので、全てにおいて、決して気は許せないんですけれども、一人一人の注意、そして、それに対する注意喚起を行っていくことによって、この綾町で感染者を出さないようにしていかなければいけないというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) どうも答弁が的を射ていないというか、要は100円バスが悪いとかじゃなくて、100円バスに乗って高齢者が宮崎市に行く、その中には不特定多数、その場所、方法は不特定多数の人が乗っていくバスで行くわけです。そこの、いわゆるコロナ感染の防止対策ということは、宮崎交通と話をして、具体的にどういうことをやっているかというのを聞きましたかということをお聞きしたんです。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 川端社長と実際にお話しました。もちろんこの宮崎交通との協定書の中には、この100円バス、通称100円バス、この目的というのは別なところにございます。高齢者の方が外出しやすいような環境をつくると、これが主たるメインです。それに附随して、当然今の状況の中で、コロナに感染したらいけないと、この分に対しては十分注意していきましょうということなので、宮崎交通との間で始めたこの100円バスに関しては、まずは、高齢者の楽しみ、生きがいをつくるというか、楽しみをつくるかというか、そのことを主体として、併せてこういうコロナ対策もやっていくという考えで進めております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 社長が細かいところまでご存じなのかというのは、それは疑問ですけれども、実際にバス停に宮崎交通の職員の方がいらっしゃいましたので、9月1日の日にどういう対策をされていらっしゃいますかというのは直接お聞きました。そうしましたら、学生さんたちがよく乗る、ほぼ学生が中心になるかと思いますけれども、いろんなところを触る、そして、高齢者の方もいろんなところを触って乗ったり降りたりされたりということがあるので、じゃあバスの中に入るときに消毒液がありますかというと、それはありませんということでした。じゃあ降りた後、どういうふうな形で清掃、衛生管理、消毒はしていらっしゃいますかというと、運転手が替わるときにやっていますと。運転手が替わらない限りは、そのまま運行しますということでしたので、その辺について、もう少し町からお年寄りが乗るということになるので、せっかくそういうことをやって、まさかそれでコロナ感染が出たということになったら、やはり宮崎交通も困るし、綾町も困るということであれば、もう少しその辺は徹底をしたリスク管理をしてほしいというのを申し入れるのが当然だというふうに思います。そういうのを、リスクを甘く見ているということは、いわゆる高齢者の命を軽く見ているということにほかならないというふうにしか思えないので、その辺は認識をしっかり改めていただきたいと。今も実際に続いているわけですので100円バスは、そこについては、改めて宮崎交通に申し入れをするなり、もしくは町のほうで乗るときと降りるときについては、消毒液を置いてくださいという形でやるとかいうような形を、綾の路線だけでもぜひやっていただくということを申し入れていただきたいなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご意見ありがとうございます。そうですね。乗られる方、やっぱりいろんなとこを触られますので、そういったところで一つ一つ細かいことから気をつけていかないといけないかなと思いますので、宮崎交通のほうにも、そのことを伝えて、協力をいただくようにしていきたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) それでは、次、(2)に移ります。 これについても、先日、同僚議員が質問をしていましたので、それに伴って、私のほうでは、少しポイントを絞って質問をさせていただきたいというふうに思います。経済情勢非常に厳しく、今、町民もいろんな不自由な状況に置かれているということです。現在募集しているプレミアム付商品券について、申込みが不調で、今2次募集を実施している状況ですけれども、その辺について町長はどういうふうに捉えていらっしゃいますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 昨日来から、コロナウイルスに関してはいろいろ質問を受けておりますけれども、プレミアム付商品券と、最初の一応これまでやってきて、使用を限定したような形で飲食店という形でやってきたんですけれども、徐々にこの対象を広げていくと。昨日も申し上げましたけれども、1次、2次の臨時交付金によってこれまでやってきました。まだ、この後、3次もあるというふうに言われておりまして、財源的にもまだ6,000万円以上のお金が1次、2次の分でも残っておりますし、それも含めて有効に使いたいなというふうに考えています。 ですから、今後は、若干プレミアム率が以前に比べたら30%と、それでも十分結構高い値ではあるんですけれども、より多くの人が使って利用してもらって、それが経済が回る方向になるように進めていきたいなというふうに考えております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) プレミアム付商品券の申込みが不調で2次募集をしているということについて、どういうふうに受け止められていますかということだったんですけれども、質問は。委員会の中でも話が出たんですけれども、少しお腹いっぱいになってきているんではないかと。最初、飲食という形で、今は、どこまで使えるというものが今募集をされているという状況ですけれども、1次のときは、綾町民遠慮してということもあったのかもしれませんし、もしかしたら、もうお腹いっぱいだよというような形で、お腹いっぱいというのは、お金ももう飲食のときに使ったし、これ以上なかなか難しいよというふうに思っていらっしゃる町民もいらっしゃいます。その辺をどういうふうに捉えているのか。というのは、今後は、ピンポイントでやっていかなければいけない。当初から町長は、本当に困っている人にというふうにおっしゃっています。したがって、県が出すものについて、もちろんやるには、それは構わないかもしれないんですけれども、その規模をやっぱり縮小したりして、本当に困っている人たちのところに回していく。どっちにしろ、町の負担は発生するわけです。例えば、半分とか2分の1ぐらいは町が負担をするというふうなことであるんであれば、その2分の1の分をまた違うところに振り分けるというようなことも考える必要があるんではないかという、そういう考えから、申込みが不調で2次募集をやっているということをどういうふうに考えているかというふうにお聞きしたかったわけですけれども、その辺はどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今、今後はピンポイントという方向でということでしたけれども、我々全く逆の方向を考えておりました。最初のプレミアム付商品券に関しては、飲食店を中心にして、大至急支援が必要だということで、そこを対象にしていたんです。 ところが、そこで最初の商品券というか、その後、商工会等を通じてやったんですけれども、対象にあまり限定されると、意外と購入者は少なかったと。もうちょっと使いやすくしてもいいんじゃないかなと。地元の飲食店中心にでしたけれども、今後、その後、Aコープとかマックスバリュとか、そういうところも対象にプレミアム付商品券の2回目からはそういうふうにしておりますし、今度、3回目になりますと、もうちょっと広げてもいいんじゃないか。ガソリンスタンドとかというのは対象にしていなかったんです。 もしそういうふうになりますと、これ一気に皆さんが使われると。これは、単なる一方方向じゃないんです。お金が循環すると、そこで消費が生まれる。消費するんだったら、また新たな物を、例えば食材とか農家の方とか、自宅で作られた方とか、そういう人たちが、それに対して供給するということで、単にピンポイントじゃなくて、より多くの人が使うことによって、綾町全体の隅々の経済まで行き届いていくということも考えられますんで、これからまだ考えております商品券に関しては、むしろどっちかというと、もっとブロードにといいますか、より広く、幅広く使える、全員がこれがあったらいいなと。例えば、極端な例、ガソリンスタンドとか対象になると、恐らくほとんどの方が、これ30%のプレミアがつくということであれば、一気にその購入者というのは増えてくるんじゃないかなと。そういうことも含めて、ちょっとこれからは検討していきたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 町長は、今やっているプレミアム付商品券の内容をご存じないみたいですけれども、既にガソリンスタンドは入っております。それが売れ残っているという状況についてお聞きしているわけなんです。したがって、最初に飲食店を支援すると、これは別に問題になかったというふうに思います。もちろん議会としては、4月30日に申し入れた中では、まず最初なので広く一般にというような形で提案をしました。国のほうも30万円という形でやっていたところを、いやそれだとなかなか絞り切れない、また不公平も生じるということで、一律10万円ということを提案したということがあって、そういうようなことを、しっかり学習されていれば、どんどんそういう綾町として一番困っている人、また、困っているような情報を入手して、それに対してピンポイントでやるということをやっていくべきだというふうに思っています。 今後は、そういう形で、全方位というよりも、本当に困っている人はどこなのかというところをきちっと見極めた上で、効果的にいろんな施策を打っていただきたいというふうに思います。 業種的にも、少し飲食業に偏り過ぎてきたということで、少し広げられたというのは、これは理解をしております。ただ、やっぱりそういうところを、もう少し迅速に情報を収集して、適切に、また的確に施策を打っていくということが少しなされていないようなふうに思っております。 特に、飲食店をはじめ各事業所に、実際に町長もしくは副町長を含めて、役場の職員の方々が実際に足を運んで調査したり、指導したりするというふうなことは行っていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 失礼しました。私は、1回目の商品券の中には含まれていなかったんですけれども、今後そうやって対象範囲を広げる方向で行きましょうねということで、2回目のプレミアム商品券の中から幅広いところで使えるということになってきたということでした。 町内の各事業所、この商品券を使うことによって、私もなかなか行く機会少なかったんですけれども、この機会を利用して、今まで行っていないところにもより広く、土日使って、自分の趣味じゃないですけど、食事も兼ねて行ったりとかしております。なかなか普段だったら行くことないんですけれども、若者が行く店とか、あるいはちょっと距離的に離れているところでも行ってみて話したところに、意外と、意外といったら大変失礼です。すばらしいというか、これなかなか面白いなというところを幾つも発見しました。そういうとこで話していますと、やっぱりお客様の特徴といいますか、うちはどういう形で進めているんですよと。若い人を対象にしてやっているんですよ。逆にマニアックに進めて、町内でなくて町外の方を対象にしているんですよといういろんな意見を聞かせてもらいました。なかなか個性あふれるとこだなというふうに思いまして、そういうところも今後発掘していって、逆にこれが新しい綾のこれからアピールしていく中の資源になってくるんじゃないかなというふうにも感じたんで、この機会を利用させていただてたくさん勉強させてもらっております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 質問に対して回答が足りない部分が結構あるんで。そういう町長が足をこれから運ぶのは、それはぜひやっていただきたいと思うんですけれども、これまで、例えば飲食店にしてもいろんな支援をしましたと。宮崎であったり、もしくは東京なんかのテレビで放映されていると、やはりいろんな例えばついたてを準備したりとか、それから、役場もそうですけれども、ビニールを引いたりとか、コンビニなんかもそうなんですけれども、やっぱり飲食店のところで、綾町のところを見ると、まだそれが十分できていないようなところもあるので、そういうところに対して、いや、今後、ウイズコロナ、それから、アフターコロナということを見据えた上で、そういうところを少し手当てをしてあげながら、もっとこういうところをこういうふうにしてくださいというふうなアドバイスが必要ではないのかなというふうに思います。 やはりお金がかかることですので、事業者の方々は二の足を踏む可能性はありますので、じゃあそういうところは、どういうふうな形でどれぐらいかかって、どういうふうに町が支援をすればいいのかというところを、ぜひ調査をしていただきたいというふうに思います。その上で、いろんな、先ほど言ったお腹いっぱいになりつつあるプレミアム付商品券の部分を、例えば、今度3次とかやる予定があるんであれば、そこに使うお金を、もう少しそういうふうに効果的に使っていただく必要があるんではないかということを考えておりますので、しっかりやっていただきたいというふうに思います。 次に、もう3番に移ります。 花火大会等のことで、防災行政無線で、町長みずから放送をされましたけれども、しばらくの間という表現がありました。開催する判断基準についてお聞きしているわけですけれども、昨日の同僚議員の質問に対して、特にそういう具体的な判断基準は設けていないということでありました。でも、何らかのやっぱり指針を示すべきではないかというふうに考えております。というのも、町長は、宮崎日日新聞に掲載されたコロナ対策に対してのインタビュー記事で、地域間の移動について、国や県に対して明確な指針を示すように要望をされていらっしゃいます。国と県に要望されていることを、なぜ町民がそういうふうに思っているんじゃないかなということを想像して明確な指示を、もしくは指針を出さないのかというところをお聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 質問の内容が2つあったかと思うんですけれども、しばらくの間と花火大会に関して、あともう一つは、明確な指針ということでしたけれども、まず最初の質問、しばらくの間ということですけれども、やっぱりここで気を緩めちゃいけないと思うんです。昨日も宮崎市のほうでも出ております。まだ完全に感染者が出なくなったというわけじゃありませんので、私も防災無線の中で述べましたけれども、綾町だけではない、やっぱり綾町は宮崎都市圏の中の一つです。ですから、宮崎市、国富町も含めて、本当に感染者が出なくなったと。それに対して一定期間、2週間から3週間ほど出なくなったということを確認した上で実施するのがよいのではないかと。急にここで緩めて、また次なる第3波というか、また綾町のほうで出ることは大変なことになりますので、そこのところは慎重にやりたいと思いますし、その表現として、しばらくの間と、本当に収まったというところが確認できるまでというふうに考えております。 あと2つ目のご質問かと思いますけれども、一応県外に対しては、これは知事のほうとかに読んでもらいたいなと思って言ったんですけれども、綾町の産業構造を見てますと、やっぱり農業もそうですけど、観光面において、もう極端にキャンセルが増えて、ここ半年ぐらいかなりの方がキャンセルされて来られていないんですけれども、そんな中で少しでも来てもらおうということで、リスクの低い地域、例えば、九州の中でも南九州とか鹿児島とか熊本とか、大分はどうかちょっと分かりませんけれども、そういう形でブロック単位で考えることも必要じゃないかなというふうに考えております。 一方、綾町について、今度は内と外、今度綾町に対して見たときに、先ほどの質問にも関係してくるかと思うんですけれども、やっぱり町内全体を見回して、本当にやっぱりここで気を許したらいけないなということもありますし、一定の基準とありますけれども、本当に大丈夫かというのは、これは、どこどこの数値で線が引かれて、これから下回れば大丈夫だというものでもないです。やっぱりその中には、まだまだこれから先、本当にワクチンができるまでは気を許せません。そこのところを見ながら、花火大会のタイミングとかというのも考えていきたいと思っています。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 緩める基準というのがどこにあるかというのをお聞きしているわけでありますけれども、実際に大阪は5人以内のいわゆる宴会というか飲み会というのはオーケーを出したりとかしています。これも各首長の判断だとは思うんですけれども、そういうものがあれば、やはり町民も、それを基準にしてどういうふうにやろうかとかいうようなことがあると思いますので、こういうことというのを指針として出しますと。あとはもちろん町民の方々がしっかりと感染防止対策をやった上で、また、お店も感染防止対策をやった上でやってくださいねというのは、これは当たり前だと思うんですけれども、その数値自体は決して出しても、そんなに問題にはならないというふうに思います。 ましてや、花火大会、じゃあいつになったらやるんですか。コロナの収束って多分難しいですねと。それについても、結局まだ分からないという状況の中で、じゃあしばらくの間という表現を、じゃあそれをしてよかったのか。ほかの行事はことごとく中心になっているわけですけれども、花火大会だけはそういうふうな状況で、今のところ宙ぶらりんになっていると。 そこは、今後いろんな行事を各地区でやったりとかする場合の一つの判断基準というものを、もしくは判断指針というものを出すべきではないかというふうに思っております。 それから、東京から来るとか来ないとかという話よりも、これは綾町が受け入れる側なので、受入れ側の問題だというふうに思っています。したがって、いやいや完全に止めるのか、いやいやそうじゃなくて、きちんとこっちで感染防止対策をやるので来てくださいというふうに言うのか。これは神奈川県知事もそういうふうに言いました。しっかりやるので、どうぞ来てくださいというような、各首長の判断というのはありますけれども、そういうメッセージをやるべきであって、そういうことまで、国とか県にお願いをするということではないんじゃないのかなと。お願いするんであれば、お金をくださいということだけを言うべきであって、そういう指針とか、そういうものについては、受け入れる側の綾町、また綾町内のことについては、首長である町長が決めるべき、もしくは決めてほしいなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もうご存じのとおり、綾町からは感染者は出ておりません。ずっとゼロです。3月以降ずっとゼロです。そういう意味で、本当に皆さん頑張っていらっしゃるなと。宮崎市のほうで123人でしたか、昨日までで、国富町でも9人と出てきているということで、近くまで感染者が現れているというのが事実です。ですから、そういうところをしっかり考えて、綾町ではゼロなんですけれども、いつ出てもおかしくないという状況にあることは間違いないと。 一定の基準とかというふうに言われましたけれども、例えば大きな町、都会のほうで人口100万人も200万人もいるところで、トップのほうから指示を出すというのは、隅々までは見ることはできないかと思います。ただ、綾町の場合には、人口が7,000人のこんなコンパクトな町です。我々もどこを歩いていても、大体知っている顔が見れるんじゃないかなと思います。ですから、そういう意味では、皆さん一人一人の状況とかというのが把握しやすいと思いますので、そういう中で判断していきたいと思いますし、あとイベント等も結構今年中止しております。先日もちょっと話し合いしまして、綾競馬も残念ながら断念せざるを得なくなりました。そのイベントの性格、要するにリスクが高いといいますか、濃厚接触を避けにくいというものに関しては、本当にもう皆さん我慢していただいて中止というのを決断しているんですけれども、ちょっと待てよと。やり方次第では、工夫次第では、これはリスクを軽減できるんじゃないかなと。そういうイベントもございます。この花火大会なんかはそうだと思うんですけれども、今までは、歩行者天国とか、そういうのを設けてより近いところでということにしたけれども、もし今後実施する場合には、本当に町民の皆様にご協力いただいて、できれば自宅から、遠くからでも十分見れます。だから、そういうふうな対策とか、あとこれは警察署のほうにも協力いただかないといけないんですけれども、交通規制の問題もあります。密集を避ける努力をすれば、十分実現可能だと思いますので、全てが全て中止とかということじゃなくて、できるだけ町民が楽しみにしておりますので、そういうことを考えて、できることに関しては実施したいなというふうに考えておりますし、一概に何人だから全て中止、何人以下だからやるとかということじゃなくて、やっぱり一つ一つそこのところは柔軟に判断していかないと、それこそ何もない2020年になってしまったということにもなりませんので、その辺の判断はしっかり状況を見て行いたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 今、町長がおっしゃったように、外でやるものですし、自宅で見れる、綾町はほとんどの方が自宅で見れる可能性がある。また、必要であれば、車で来ていただいて車の中から見ると。そういう対応をとっておけばできるわけなんですけど、しばらくの間ということになると、何を基準にしばらくの間という話になるので、私は個人的にやればいいと思っています。せっかく、台風でもこうやって町民の協力を得られて、みんなが避難を、三百数十人の避難をしてもらったと。いろんなものを、コロナも今ゼロだと。そういうのを感謝の意味を込めてでも、早く僕はやるべきだというふうに思っています。その対策がちゃんと、今言われたことがちゃんとできるのであれば、すぐやればいいと思うんですけれども、それを決めないというのは何なんだろうねということで、ほかのことはちゃんともうやめるというふうに決めているということで、だから、やり方をきちんと分かっているんであれば、やはりすぐやる。タイミングを置いてやるべきです。しばらくの間という曖昧なことを言うから、町民の方が、いや何で花火大会は、いつやるのかねという話になってくると。いや、町外の方が入ってくるのをもしかしたら心配しているのかもしれませんよというふうに言っても、それはそれでほんものセンターにも来られているわけですし、いろんな形でそこは別に問題にならないはずですから、そこが非常に曖昧なので、町民の人たちからいろんな心配とか不満が出てきているということなので、その辺については数値を出すことによって、決して町長が何か責任をとらなきゃいけないという話ではなくて、こういうような考え方でやってくださいと。 例えば、消防団にしても、会合をする場合、団員は結構いるよね。では、どういうふうにすればいいんだろうかと。もちろん消防団で考えるというのも、もちろん当然なんですけれども、役場のほうから、こういうふうな形でもしやるとしても、例えば、間隔を空けてやってくださいねと。そうであれば、やってもらって結構ですよと。それによって町内の飲食店もまた潤うというようなことがあれば、そこは発信をすべきだというふうに言っているわけですね。 何も決まりきって、これをこうこうこうだから、やっちゃ駄目ですよということではなくて、そういう指針を出してくださいというふうにお願いをしているわけです。その辺については、今後どういうふうに対応していかれる予定でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 先ほどから申し上げていますけれども、まだ気を緩めちゃいけないというのが一番です。その中で、本当にリスクが抑えられてきたなというタイミングを見て、ただ、これを実施するのもいろんなところの協力が必要です。町民の方の協力も必要ですし、警察関係のほうの協力も必要、また、実際に花火師さんのほうの協力も必要です。準備等もあります。ですから、そういうのを見ながら、皆さんが楽しみにしていますけれども、そういうところを見ながら、今後実施について考えていきたいと思います。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 気を緩めちゃいけないというのは、皆、町民が一番よく分かっていることだというふうに思います。 そういう中で100円バスを実施され、スタートしたという形で、時期をずらしてもいいんじゃないかというのは、議会からも申し上げましたし、恐らく誰もがそういうふうに思っているんじゃないかなというふうに思っています。 そういう気を緩めちゃいけないというような言葉を発信されるんであれば、そういうところもしっかり考えていただいて、整合性を持った町政運営をやっていただきたいなというふうに思います。 次に、議会対応についてお伺いします。 昨年6月の町長就任以来、議会を無視または軽視した対応が続いているというふうに考えております。改めて二元代表制に対する認識と今後の議会への対応について、町長のお考えをお聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問の内容ですけれども、議会を無視、軽視しているのではないかと。決してそういうつもりはございません。 議会の方等の意見も聞きながらやっていっているんですけれども、ただ、ちょっと気になることがありまして、もうちょっと我々そう考えないといけないことがあるんじゃないかと。町のことは役場執行部と議会だけでやっているわけじゃないですよね。やっぱり町民のことを考えないといけないと。 綾町には、非常によそにはないユニークな組織があります。自治公民館制度、これも町を運営していく中で。ですから、私は綾町は行政の三権分立じゃないですけれども、役場執行部、議会、そして、町民を代表した自治公民館というものがあるんじゃないかなと思います。 ですので、二元代表制というよりは、綾町の場合は三元代表制じゃないかなと。もちろん公民館長のほうに、そういうふうな権限とかというのがどのくらいあるのかというのは、はっきりはされていませんけれども、町民の意見を代表しているところであります。 ですので、まず我々が考えないといけないのは、議会と役場だけじゃないんですよ。まずは町民のことを考えて、町民の意見を酌み取ると。 6月議会が終わった後に広報誌が出ましたよね。その中で松本議員、同じように書かれていますけれども、「議会を尊重し、議会と連携した町政を」と。私は、これは議会という言葉じゃなくて、町民に置き換えたほうがいいんじゃないかなというふうに思っています。「町民を尊重し、町民と連携した町政を」と。 私のモットーとして、町民が真ん中というのを掲げております。議会のほうはいかがですか。まずは、町民のことを考える。自分たちの意見を聞いてもらうという前に町民の声に耳を傾ける。こちらのほうが重要じゃないかなというふうに考えております。 まだ、記憶も新しいですけれども、3月議会が終わった後に、傍聴席からすごい言葉が発せられました。「税金泥棒」と。「議員は町民の意見が分かっていない」と。それに対して説明されましたか。やっぱり町民の意見をしっかり聞くことが大切だと我々思います。議会と執行部だけでやっているわけじゃないんですよ。 10月から議会のほうは、各公民館を回られるというふうに聞いております。毎月5日に公民館長会があって、10日の日に班長会か。公民館長がそれぞれ戻られて、各班でその館長会であったことを報告すると。そこのほうに議員の方も行かれると。ぜひどんどん行ってください。そして、一人でも多く町民の声を聞いて、それを議会のほうへ反映させると。私は、そこのところがもうちょっとまだ足りないんじゃないかなという感じを受けております。 ですので、二元代表制ということを言われますけれども、綾町の場合は三元代表制かなというふうにも捉えておりますので、しっかりまずは町民の声を聞くことから、我々始めていくのが望ましいんじゃないかというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 決して議会が、また、町政が執行部と議会だけで成り立っているとはさらさら思っていません。ただ、二元代表制という制度の中で、いろんなものを議案として提案し、そして、いろんなものを決めていくというこの制度は、きちんとあるわけです。それに対する認識を今問うたわけであって、町民を代表する自治公民館、それも自治公民館制度の在り方については、また、後ほど質問をしますけれども、十分それは認識をしております。 今までも各議員がそれぞれ議員活動を通して、様々な声を拾って、そして、執行部のほうにも伝えてきました。でもそれ以上に、より一層町民の声を聞こうということで、公民館長さん、それから、公民館の班長さん、もしくは役員会、役員の方々のところに出向いていって、いろんな意見交換をしようということを今回企画をしたわけですので、これは議会としての活動であります。もちろんスケジュールによっては、出られない議員もいますし、出られない役員の方もいらっしゃるというふうに思いますけれども、少しでもそういうようなことをやっていこうということで、今回、取組始めたということです。 ただ、私が聞いているのは、この議会、これは多分去年の6月の議会、町長が初当選されたときにもお聞きしたと思うんですけれども、また、お話をしたと思うんですけれども、町長は当然町長選挙で選ばれました。それから、議員も議員の選挙で選ばれましたと。これが二元代表制の基本になっているわけですね。 そのときもお話ししましたように、町長は得票率は何%であったかというのは覚えていらっしゃいますよね。40%です、得票率ですよ。 現在、今議員10人いますけれども、増田副町長は、議員から副町長になられましたけれども、増田副町長の分を除いて、代わりに児玉信議員が入られました。それを得票数で算出すると64.3%です。少なくとも議会は過半数の得票、有権者の得票を得ているというのは、これは事実であります。 しかし、残念ながら、町長は約40%、39.9%の得票率であります。これは、そのとき去年の6月にもお話ししましたけれども、それはやっぱり謙虚に受け止めて、そして、それをしっかり受け止めて、町政に当たってくださいというふうにお願いをしました。 しかし、議会は、全員が賛同した6月議会、それから、3月議会の附帯決議というものを出しましたけれども、これを非常にないがしろにするような状況に今なってきています。 したがって、この二元代表制に対する考え方をお聞きしたわけですけれども、附帯決議については、法定根拠がないと、法的拘束力がないというのは、これは議員全て、全員が知っている。その中で全議員賛成した上で附帯決議を出している。この重みというのは、この二元代表制に当然反映されるべきであって、軽んじる話ではないということであります。 それを軽んじるということは、逆に言えば、町長自身が町民を大切に、町民の声を大切にしていないということにほかならないわけなんですね。 政策について、町民が真ん中については、後ほどまたお聞きしますけれども、そういうような考え方なんですよということを私は二元代表制という言葉を使ってお聞きしているわけであって、その辺についての町長の考え方をお伺いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 松本議員とは考え方がちょっと違うのかもしれませんけれども、私は町民を一番に考えたほうがと、町民を真ん中ということを常日頃から考えております。 先ほどおもしろい数字を出されました。町長選挙で、私に対して40%と。私に反対した方は38%というのも事実でございます。 議員10名の合計の得票率、これは当然ですよね。11分の10ですから当然です。ですから、それが大きくなるのは、そうですから、必ずしもそれによってより町民のほうから信任を得ている、得ていないという議論にはならないんじゃないか。その議論は、ちょっと数字的におかしいかなというふうに考えます。 申し上げておりますけれども、やっぱり本当に今議員の皆さん、町民の方の意見を隅々まで聞いていらっしゃるかなというのが私ちょっと疑問がありまして、以前からも一般会議とか、そういうものを導入してはどうですかという話したことがあるかと思います。 10月に町政座談会じゃないですけど、町民の声を聞く会というのを今度企画しております。本当は、コロナがなければ4月、5月で各公民館を回りたかったんですけど、やっぱり町民の声を聞いて、皆さん、今どういうことを考えているのかなと。その意見を反映させて、町政に当たらなきゃいけないと。 100円バスを実施するときにアンケートを出したんですよ。3つ選択肢があるから、みんな分からないから真ん中に丸をつけるんじゃないかのと、そういうふうないいかげんな認識で、ああいうアンケートを見てもらっては、これこそまさに高齢者の意見を無視、軽視しているものです。 これも3月議会の附帯決議の中で議員の中から4つ要望が上がってきました。その中の2番目で、高齢者の意見を聞いてくださいと。それに対してうちの福祉保健課のほうで、しっかりこれはアンケートを取ったほうがいいなと。それに対して、高齢者の方が一生懸命書かれた、答えていただいたアンケートです。 それに対する評価が、どうせ3つの設問だから、みんな真ん中に丸をつけるよと。これこそ本当に町民の意見を軽視していませんか。そういう発言がありました。 ですから、一人一人の声を軽視するんじゃなくて、しっかり聞きましょう。そうしないと、言っている発言に全然説得力がございません。ですから、皆さんに意見を聞いて、それをどう反映させるかというのが、我々の仕事だと思いますし、これから10月から各公民館を回られるということですけれども、一つ一つの意見を大切に聞いていただければというふうに思います。 私からは以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 認識が違うというふうにおっしゃいましたけれども、じゃ議会は要らないということですか。議会要らないという、そういう発言ですよ、今の話だと。 町民を代表して選ばれた人間がここにいるわけなんですよ。これが二元代表制なんですよ。これは、選挙で選ばれた町長も選ばれた人ですということです。 それに対して、10人全員が賛成をして出した3月定例議会の100円バス事業に対する附帯決議。それから6月定例議会の綾北トレッキングコースの整備事業。綾北トレッキングコースについては、今回、補正で取り下げをされました。この附帯決議の扱い方の差というのは何なんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 議員が、議会が要らないとか、そういうことは一切言っておりません。皆さん、町民の声を聞きましょうというふうに私は言っているだけです。 6月の議会が終わった後に、「ぎかいの窓」でしたかね、出されましたよね、議員の中から。これに対する酷評といいますか、聞かれましたか。私のところまで入ってきております。ちょっと今回の議会だよりは、おかしいんじゃないのということが私のとこまで耳に入りました。私はそういうところをちょっと思っているだけであって、本当に町民のことを考えてやっているのかな。そのためには真摯にアンケートの回答にしても答えるべきだと私は思います。 もう一笑に付して、こんなアンケートの結果なんか意味がないよと、ぽんと全く意味を介さないように読まないというのは、やっぱりおかしいと思います。 ですから、議会と執行部が、これ建設的な意見を言わないといけないんですよ。今、破壊的な議論になってきているんじゃないかなと。話し合うんであれば、これは英語でフルートフルと言いますが、実りがあるように、フルートフル。そういうふうな話し合いにしないといけないのに、全て否定すると、それは反対だと。100円バスを実施するなら、どういうのがいいんだろうと、町民の声はどうだろうと、町民のアンケートはどうだろうと、その数字を見ていただくと分かると思うんですけど、その数字を信用しない、軽視している、そういう姿勢、本当に町民の声を代表しているのかなというのは、ちょっと疑問に感じているところです。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 全くナンセンスな答弁でありまして、誰が100円バスのアンケートが駄目だと。内容、それから、項目が問題があるんではないですかということは指摘をしました。そして、そのアンケートの結果は、二百数名コメントを頂きました。これは、議員全員に配られましたので、私も全部目を通しました。 そして、この前333人の方がカードを申し込まれてカードを受け取られました。 1,354人ですかね、対象者が。したがって、カード申し込みは24、5%の人が。アンケートの結果も「すぐ利用したい」という方は20%強。結局その方々含めて、「少しあったら使いたい」という方が申し込まれたというふうに認識をしております。 ただ、対象者の25%しか今回申し込まなかったということがあるんです。それは、でも逆に言えば、執行部側として真摯に受け止めなければいけないと。したがって、もっといいやり方があるんじゃないかということを一生懸命委員会でも話をしましたし、そういうことをやってきたわけですけれども、それを結局、アンケートだけで終わらせてしまったと。 アンケートのとり方についても、非常に問題がある。これでは分かりにくい。これは高齢者の方が、いやこれもう分からないと。当初言われていた、どこまで行っても100円だというその考え方がぬぐい去られていない中で、ああいうことが始まってしまうということは、逆に言えば非常に問題であったと。もちろん楽しみにされている方はいらっしゃいます。そういう方は、私も手紙を頂いたので、直接行ってお話をお聞きしました。 もちろん100%反対しているわけじゃないんですよ。だから、附帯決議というのをつけたんですよという説明をしました。こういうふうな形でよりよいものに決まったんであれば、よりよいものにしていきたいんだというふうに思って、そういう附帯決議を出したんだということを説明させていただきました。 だから、そういうところをきちっと町長も見ないと、いや、破壊的な議論とか、そういうことを議会はやっているわけではないんです。常にこういうふうにしたら、もっといいことになるんじゃないかと。したがって、60点、70点で基本的には大丈夫なんですよ。いろんなものが出てくるときに赤点なんですよ、出して来られるものが。 例えば、綾北トレッキングコースにしてもうそうなんですよ。100円バスにして決して及第点になっているような状況じゃなかったので、もう少し精査をして、せめて60点ぐらいまで持ち上げてくれれば、後はやりながら考えるということは当然なわけなんですけれども、誰も100点満点を求めているわけでもないですし、町長は100点じゃなければいけないとか、80点じゃなければいけないというふうに思われるかもしれませんけれども、少なくとも議会はそういうふうに思っていないので、その辺を履き違わないでいただきたいというふうに思います。 これについては、そういう基本的な考え方の違いありますけれども、そういう論点のすり替えであったりとか、正確な議会に対する認識というのを改めていただきたいというふうに思っています。 次、3の政策についてに移ります。 先ほどから町民が真ん中、そして、一丁目一番地の中には、行政の信頼回復、財政健全化というふうに上げていらっしゃいますけれども、改めて何を指しているのか、その成果について答弁を求めたいというふうに思っていますけれども、幾つか具体的に話をしたいと思います。 町民が真ん中についてです。先日、同僚議員が質問した観光まちづくり事業、町民主体の事業の一環だというふうに認識はしています。 だから、先日、第1回の審議会が開催された綾町の第8次総合長期計画、これについて、じゃどういうふうにリンクさせていくのか、関連づけていくのかというのは若干疑問に思っています。 片一方で長期計画、これはまちづくりに当然直結する話でありますけれども、また一方で、そういう観光まちづくり事業というのを立ち上げようとしている。これは、そういうふうな関連性というのはどこにあるのかというのを少し私自身疑問に思っているということです。 それから、今度まちづくりというのを本当にどう考えているのか。これはそういう第8次総合計画とか、そういうものに基づいたものが当然必要になってくるというふうに思いますけれども、例えば、土地開発公社の在り方であったり、それから、土地改良区における農振の解除なんかについても、やはりまちづくりというのがあってからのいろんな細かいところの判断になってくるかというふうに思います。 そういう戦略的なまちづくりというのが、今まで提示されていない。もちろん第7次計画というのはもちろんありますけれども、それに対して町長は代わったわけですからそれにいろんな色づけがされるものと思っていたんですけども、それが今現在なされていないというところが問題ではないかなというふうに思っています。 それから、例えば総合基金問題とか、先般出た教育長の罷免の問題についても、いつまでその過去にとらわれているのかなということは、これは町民からの声もあります。 私個人的にも、そういうふうに思っています。いつまでこのことを引きずってやっていくんだろうかと。もっとやはり綾町の農業であったり、農畜産、水産業、それから林業、商工業、観光業、福祉、子育て、教育について、もっと実のある議論をそれぞれの立場で議論をしたらいいんじゃないかなというふうに考えております。 また、町民が真ん中となっていないケースとして、役場は各種情報を発信する際、その内容とか頻度というのが、本当に町民が真ん中になっているのかどうかというところに疑問を持っています。また、そういう声を多数頂いております。 一つは、先日、失業者支援金の給付通知の内容です。これについては、担当課長にお話をしまして修正するようにということが、結果的にはそのままチェック、修正されずに発送されたということは、お聞きしました。 ただ、それはまあそれで担当課長も指示をしたということですけれども、そういうことが起こるということ自体が、町長はじめ役場のガバナンス、統治機能が働いているのかというのはすごく疑問に思っています。 町長とか副町長が内容をチェックしているのかどうかというところは、少なくとも町長の公印の判こが押してあるわけですので、その辺についてどういうふうに考えているのかと。 それから、先般のコロナ感染防止とか台風10号への警戒とか、この防災行政無線の在り方、内容とか回数、これについても本当に町民のことを考えて言っているのかなというふうに思います。 発信する内容とか回数というのは、どういうふうに決定され、それについて緊急性とか重要性というのは、町長はどういうふうに判断をしているのか。また、その内容とか回数というのは、ちゃんとチェックされているのか。そういうところは、本当に町民が真ん中なのかというところにつながっていくんではないかというふうに考えます。 いろいろとお話をしましたけれども、本当にそういうことが町民が真ん中というスタンスでやられているのかどうか、お聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問ですけれども、その前の100円バスの件ですけれども、実施する前に赤点というか、合格点に達していないというふうな表現されましたけれども、そこのところは、松本議員の考え方と私の考え方の違いで、これは、ある程度実施していい段階に来ているんじゃないかという判断の下にスタートしたということです。 物事をやるときに、最初から大きくやるというのは非常に難しい。小さいことをまず一歩踏み出して、それから、いろんな意見が出てきて、より改善していく。最初からどこまでも乗れるでなくて、1乗車ですよと、綾町発着の1乗車ですよということで説明ずっとしてまいりました。 ところが、だんだん説明がどんどん飛躍していっているんですけれども、改めてそういうのを見直して、これから半年間やってみて状況を見ながら改善していくということが必要じゃないかなと思います。 それで、今質問のありました3番目のところと、政策について、私の施策についてということですけれども、私も基本的な私の考え方として、まずは行財政の再建と、そして、町民が真ん中というのを掲げました。さらにその上に立って、本当に自然との共生を図って、世界へ発信できるような、そういう感覚を持ったまちづくりというのをやりたいというのが私の町長になる前からの考えでしたので、それに基づいて一歩一歩進めているような状況です。 先日、綾町の第8次長期計画の最初の審議会ですかね、第8次、来年度から始まりますけれども、それに向かった審議会ということで、皆さんに代表者の方に委員になってもらって最初の会合をやったところです。 例えば、町の方針を作るときに、やっぱり長期と中期と短期とあると思うんですよ。だから、そこのところのしっかり考えて、まずは大きく見て、やっぱり長期的な町の進め方と。私はこれは大きくは変化しないというか、そう簡単に変わるものじゃないと思うんですよ。綾町ならではの普遍的なものがあると思います。これは、私だけじゃなくて、前田前町長、郷田元町長、そして、その前の西田元町長からずっと綾はこれが最も望ましいよねと。工業都市にしようかと、そんなこと誰も考えていないはずです。ただ、宮崎市に近い、交通の便は1時間以内で来れる。こういう利便性がありながら、本当に綾の魅力、こんな近いところにありながら、自然がすぐそばにあると。これは、綾の魅力ですよね。今度は、そこに町民一人一人のフィロソフィー、哲学が付け加わってきたと、私はこのように思います。 照葉樹林の森を守り、自然生態系農業を進め、そして、循環型農業を進めていっていると。もちろんその中には、経済的に町民の皆さん、生きていかないといけないですから、稼がないといけないんですけれども、そういう長期の目標とかというのは、変わらないと思いますし、私も先輩たちの意見を十分に参考にさせてもらいながら進めていくと。 じゃ中期はどうするかと。今度はそれに向かっての手段だと思うんですよ。長期目標があって、どういうふうにアプローチするかと。前田前町長だったらどういうふうに進めるかと、郷田元町長だったらどういうふうに進めようかと。私は私のまた自分のバックグラウンドがありますし、それに基づいてこれがよろしいんじゃないかと。それを町民に訴えて、皆さんと話し合いながら作っていきたいというのが考えです。 第8次の長期計画と言いますけど、5年というのはちょっと短いですよね、長期と言うには。私の中では中期から中長期ぐらいの感覚かなと思います。ただ、2021年から2025年までどういう方向に進んでいくのかということをしっかり、これからより多くのそういう綾町内のいろいろな経験をされている方、あるいは町外の方にも、宮崎大学の先生にも入ってもらって、これを作ろうとするので先週第1回の会議をやったということでございます。 ですから、これから皆さんで意見を出し合って、2つの分科会に分かれて進めていくと。そこで本当に皆さんいろんな意見を出してもらって、その綾町の方針、長期的な方針にのっとった形で、この次の第8次の5か年計画が作れていけばなというふうに考えております。 そのほかにも幾つかご質問ございましたけれども、総合基金の問題とか、罷免の問題とかありました。私が思うに、いろんな方、いろんな意見あります。もういいんじゃないかとかいう意見もありますし、いやそうじゃないと。でもよく考えてみて、やっぱりこういうことをもうやっぱり残しておくと、後々また出てくるんですよ。ある程度、しっかり考えて、もう解決していくということも必要だというふうに思っております。 ですから、全てが全てというわけではありませんけれども、本当に大切なこと、もういっちゃがいっちゃがで済ませるんじゃなくして、やっぱりこの機会に真剣に考える。綾町民は、周りに流されるんじゃなくて、自分たちの意見をしっかり持つ。人の意見に迎合するんじゃなくて、自分で自分の考えを持つということが絶対必要だと思いますので、一つ一つの事案に関してなんですけれども、しかるべきところはしっかりと調査しますし、そういうふうにやっていきたいなというふうに考えております。 あと、ご質問の中で、いやこれ私が最近ちょっと反省しているところもあるんですけれども、ある方から、情報発信が足りないんじゃないかなというふうに言われています。私もちょっと感じておりました。就任して1年3か月たちますけれども、より多くもっともっと発信していかないといけないと。これは、町内に向けても、そして町外に向けても発信していくと。 ついつい控え目というか、謙譲に日本人てなりやすいんですけど、やっぱりそれじゃ駄目ですね。自分たちのことをしっかり周りにアピールしていきますし、また、自分たちのことをしっかり話を説明して聞いてもらうと。そういうふうな考え方、行動というのは必要と思いますので、今後は情報発信というところには、しっかり努めてまいりたいと思いますし、防災無線とか、広報あやとか、いろんな形ありますけれども、このほかにもホームページとかありますし、発信に関してはこれから力を入れていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) また、ちょっと答弁がかみ合っていないんですけれども、観光まちづくり事業と総合計画。総合計画というのは、別に長期だけではなくて、基本戦略から基本構想、そして、実際の毎年毎年予算に上がってくるという3段階でできているわけですので、別に長期だけではないんです。そこはもうぜひ勘違いされないように。 観光まちづくり事業とどういうふうにリンクさせていくのかというのを聞きたかったのが一つ。 それから、総合基金問題等については、もう1年たつんですよね。町長が選挙で言われたときからすると、もっとかかっているわけです。また、なられてからもずっと言われていて、もう1年以上たつんですね。いつになったら解決、収拾させる予定なんですか。 この会長は町長であるわけです。先日、運営委員会が開催されたということですけれども、どういう結論になったか、教えていただければというふうに思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 実は昨日も、この総合基金ならぬ、今、経営安定基金事業というふうな呼び方していますけれども、(「観光まちづくり事業等」と呼ぶ者あり)観光まちづくりですね。じゃそちらのほうから答えましょうか。 長期計画というのがあって、それが変わって長期的な計画でございます。 観光まちづくりというのは、我々の日常生活によりかかっわって来ているんですよ。 精神的な自分の哲学というか、町民の考え方というのは、そういう長期的なビジョンにのっとって、精神的なものなんですけれども、観光まちづくり、実際に我々の生活に関わってきます。でも、これが綾町の方針に沿わないと全く意味をなさないと。 もちろん、この自然を生かし、この自然生態系農業、これが綾町のセールスポイントですよね。本当に安心で安全なもの、そして、環境に対して留意しているもの、こういうものを綾町の観光、売りものの目玉というふうにしていくということが必要かというふうに思います。 ですから、その方針にのっとっていって、今後進めていきたいと思いますし、本日、明日と、その総務省のほうの地域創造アドバイザーに来ていただいていますので、その辺の話もこれから進めてまいりたいと思います。 じゃ総合基金の件、話してよろしいですかね。 総合基金の件も、もうご存じのとおり綾町の汚点ですよね。平成28年2月に発覚して、もうそれから、4年以上たちます。まだ、その町民の中に、解決してないぞと、自分のお金が戻ってきてないぞ。私はこれが1人でもいたら、やっぱり返さないといけないと思うんですよ。人からお金を預かって、そのお金を返さないという人はどこにもいませんよね。もうそれがもういいじゃないかということにはならないと思います。でもその返し方のすべ、どうやって返すかというところでいろんな意見があるわけです。 このお金を使ったらいけないと。そのためには、私申し上げますけれども、前会長、前町長がこの件に関してどれだけの責任があるのかと。それが曖昧のままで前に進めることはできないと。私は、これをもう行政の場、ここで議論することじゃないと思うんですよ。もう司法の場で判断してもらって、それに我々は従うと。どのぐらい責任があるんだということで、そこではっきりさせて、その件に関しては終わりにすると。 それに対して2,400万円近くのお金が横領されて、まだ不足しているわけですけれども、それに足りない分をしっかり充当して、一人一人に全額、その積み立てた方に返すというのがやっぱり筋だと思うんで、そのために、まずは責任に関してどこまであるのかということをしっかり司法の場ではっきりさせて、その後に、資金を用意して、この問題を解決させるという方向で進めたいというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) まず、観光まちづくり事業なんですけれども、長期総合計画についても、その中で各単年度のものも出てきますので、そこときちんとリンクをさせないと、結局ちぐはぐになってしまいますよというのを言っているわけで、質問の趣旨がどうもお分かりになっていらっしゃらないみたいなので、そこをきちっとやらないと、せっかく観光まちづくり事業で走りながら、こちらでは総合計画を作っているという中で、そこで何か食い違いが出てきたりとか、ギャップが出てきたら、また意味がなくなってしまうので、そこはしっかりとコントロールをしていただきたいというふうに思っています。片一方でやって、片一方で違うもの。違うものというのは出てこないとは思うんですけど、何かかみ合わないものがあるよねというような話になってくると、何のために、それを議論をしているのかというのが分からなくなってくるので、そこをきちっとコントロールしてくださいねということを言っているわけです。 それから、総合基金について引き続き、多分法的なことをやられるという認識だと思うんですけれども、きのうそういうふうな話にはならなかったようなことを聞いているんですけれども、仮にやるとしても、ぜひもう町民とか、それから、いわゆる役場、綾町を巻き込まずに、ぜひ個人でやっていただければというふうに思います。 要は返したい気持ちと、それから返せるかどうかというのはまた別物だというふうに思っています。それは、法的なものもあるでしょうし、そして、第一義には、やっぱり横領者に対してしっかりとやっぱりお金を返してもらうと。この債権は、持っているわけなんで。しっかりそれをやっていく。この1年間、やはり横領者に対するアプローチが足りなかったというのは、非常に問題だというふうに思っていますので、そこについては、また後ほど同僚議員も質問されるかというふうに思いますので、そこをしっかりとわきまえてやっていただきたいなというふうに思います。 次に、行政の信頼回復についてです。 先般、先ほども触れましたけれども、職員の不祥事について、本人は処分も受けておりますし、反省をしているというふうに思っております。 ただ、町長は、この本件について、町民に対して何の説明も、謝罪もされていませんけれども、こういうことで行政の信頼回復というのはできるんでしょうか。お聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 新聞等で報道されましたけれども、職員の中で自分の職務専念義務を怠ったということがあったことに対しては、我々大変反省しておりますし、もう本当にこういうことがないようにしないといけないということで綱紀粛清の文書を役場内でも全員に示したということでございます。 確かに、こういう問題がこれまでにもあったわけなんですけれども、やっぱりそういう体質を本当に変えないといけないと。これもやっぱり長いこと、昨日、今日できたものじゃなくて、ずっともう5年、10年長い間に仕事のやり方としてどうしても染みついてきたものがあるんじゃないかなということで、特に、昨年6月に私、就任しましたけれども、特にその連絡、課長クラス等でも横のつながり、連絡、そういうものがほとんど行われていなかったということもありまして、週に1回月曜日にはみんな集まって幹部会を実施するぞと。これがそもそもそれ以前行われていなかったんですよね。 ですから、隣の課が何やっているのか分からないと。そういうような形でやってきたんですけれども、そういう意味で横の連絡をしっかりとるし、また、縦は縦で、私をはじめ末端の職員に対しても、しっかりそういうことに対して周知徹底できるように、そういうふうにしていきたいなというふうに思っております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 過去のことは過去で、過去のせいにするんではなくて、実際に町長は就任されてもう1年以上たっているわけですので、結果責任をしっかり受け止めて、やはり町民にしっかり謝罪をすべきだと思います。これは当然なんですね。トップに立つ人間は、それが仕事なんですよ。それを過去の問題にすり替えたりとか、本人がもちろん一番やったことは問題であるわけですけれども、それをやっぱりきちんと、そうならないようにこの1年間できなかったことに対しては、ぜひ町民に対してきちんと説明とおわびをしていただきたいというふうに思います。 そういうことを防災行政無線でやっていただきたいなというふうに思いますし、もし広報あや等でやるんであれば、それでやればいいと思います。 とにかく行政の信頼回復というのが本当に行われているのか。いろんなものが綻び、例えば、先ほど言ったように、送られてくる文書についても、いろんなミスがあったりとか、それから、とんでもないような文書の内容になっていたりとかするのがあるので、まず、そういうところから、ぜひやっていくことが、町民に対する行政の信頼回復につながるんではないかと思います。 続きまして、財政の健全化です。 今、この議会で、この決算を審議しているわけですけれども、出されている数字を見ると、町長が懸念されていたような少なくとも夕張市のようになってはいないと。また、これまでと同じような状況になっているという状況であります。 ただ、一方でこのコロナ禍の中で、活性化協会においては非常に大きな打撃を受けているということで、先般も大きな金額をまた町が支援をするというような形になっています。 きのうの同僚議員の質問の中でも、10月から公募をするということであります。したがって、もう既に公募の要綱は出来上がっているはずです、10月から公募をやるとすれば。 綾川荘、てるはの森の宿、合宿センター等の3宿泊施設。そのほかでもいいんですけど、一体としてその運営を任させようとしているのか、もしくは、個別でやろうと考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 今回、来月から活性化協会の中で宿泊3施設に関して公募をやろうと考えております。これはもともと指定管理業者との契約というのを5年間結んでおりまして、来年の3月で契約期間が切れると。これまでは、これを町の活性化協会に言わば、もうやりなさいという形で内々に決まっていたんですよね。 これが、ずっと綾町ではもう何十年とやられてきたということに問題があるわけでして、やっぱり町外の民間の方にも意見を、公募に参加してもらって、私たちだったらこんなふうにするという提案を出してもらおうということで公募を考えております。 それをするに当たって問題点をたくさん抱えております。宿泊3施設、これは町がやっているんですね。やっぱりこれは営利を生むものと、お役人が商売やってそのノウハウを持っているのかということにもなります。ですから、本当にそういう民間でいろんな経験をされている方の経験、知識、ノウハウを活かした形でやりたいと。 一つ今回実施するに当たって、やっぱり町としてこれまでかなり財政的な持ち出しがあったと。綾川荘だけではありません、てるはの森の宿も、そして昨年度だけ見ても6,000万円近くの町の一般財源を使っております。この間試算しましたら、今年度はこの倍以上、1億円以上負担しないといけないような状況になりかねません。 ですから、それを抑える意味でも、今回綾川荘と合宿センターを3か月間閉鎖することにしたんですけれども、そういうことも含めて、やっぱり民間の方のノウハウ、そして個別にというんじゃなくて、まずは全体を通して意見を聞いてみて、宿泊3施設に対してどんな提案を持っているのかということを伺いたいと思います。 その中で本当に今来てくれるところはあるのかと昨日の議論の中でもありましたけれども、ただでいいからやってくださいと言っても、来るところは正直言ってコロナの状況でかなり難しいと思うんです。むしろ指定管理業者として、ある程度委託料もこちらから考えていかないと、このぐらいは町のほうで負担しますからやってもらえませんかというところぐらいまで考えた上でやっていかないといけないと思いますし、その中で個別に、ここについてはこんな提案ができると、綾川荘、てるはの森の宿、合宿センター、3つ施設はあっても、それぞれグレードも違いますし、持っている機能も少しずつ違います。そういうのを加味しながら、10月の公募でどんな提案が出てくるか、まずそれを見て、実際こういう公募っていうのは、公募をやって入札をやってそれで決定する、それで終わりじゃないんです。実はそこからスタートなんです。 そこからどういうふうな協定書を結んでいくかというところにさらに時間をかけて考えないといけないところなんで、まずは10月に公募を行いますけれども、どのようなところが提案してくるのか、それを見ながら進めてまいりたいというふうに考えています。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) この公募要項には、この綾川荘、てるはの森の宿、合宿センター、この宿泊3施設をまとめてやってもらえる、そういうところを募集するのか、それとも選択肢の中にそれぞれ切り離してという選択肢もあるのかどうか、それをお聞きしたいと思っています。それから、公募が不調に終わった場合はどうするのかをお答えいただきたい。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まずは今問題となっています宿泊3施設、これを同時にやっていただけるところがあるのかどうかというのを伺いたいと思っています。 そこでこの公募が不調に終わった場合というところで、またそこで考えないといけないと思うんですけれども、まずはこの3つの施設に対して自分たちでやりたいというふうな提案があれば、そこと話してみて、そこで不調であれば、また次の手を考えないといけないというふうに考えております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) そういうやり方だと物すごく時間がかかるんですね。 少なくとも公募をする中にやっぱり複数の選択肢を入れて、これだったら応募をしてみようというような形で呼び込んでいかないと、一遍やってみて、なかったらまたやります。公募が不調になったらどうするのというのじゃなくて、いくつかやっぱり選択肢を上げて、それに対するちゃんと公募をする側からの提案を受けるというようなことをやらない限りは、昨日も話が出ましたけれども、Jリーグ、スポーツ関係のところもあるわけなので、そんなに悠長なことを言っている場合ではないわけです。 このままいけば、本当に億のお金がかかってしまうということなので、もうちょっとこの前も町長に話をしたときに、もっとスピードを上げてやってくださいということですけど、中身ももう少しそういう当たり前の3施設をどうのこうのではなくて、こういう方法がある、自分がもし民間の立場だったらどうだろうという発想で、ぜひ公募要件をつくっていただきたいと思います。 それから、この件については、とにかく民間に任せれば大丈夫という発想を、もしくは民間という言葉をよく町長は使われますけれども、民間に任せれば大丈夫という考え方をぜひ改めていただきたいというふうに思います。私は町でもできなくはないと思います。それはいろんな知恵をみんなから集めてやれば、別に町だからできないという話ではなくて、そういう発想もぜひ変えていただきたいというふうに思っています。 最後に、時間がありませんので、次4番目、自治公民館制度についてです。 先ほども自治公民館制度、非常に大事な組織であると町長もおっしゃいました。1965年にこの自治公民館制度というのは始まったわけですけれども、住民の立場に立った地域振興や町民の福祉活動を通して、絆社会の形成の貢献に加えて、自治公民館と行政が協働する地域づくりを通して綾町の活力源にもなっていると。まさに綾町の未来を創造する大切な制度であると、綾町の基盤であると言っても過言ではないというふうに私も認識を持っています。 この自治公民館の位置づけ、それから公民館制度に対する町長の現状認識についてお伺いしたいです。その中に、課題はどこにあるのか、それから今回の災害について、いろんな設備とか環境面というのは十分だというふうに町長は思われていますか。 あと公民館長の報酬については適切だというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。その辺についてご答弁をいただきます。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 自治公民館制度に関するご質問ですけれども、先日この自治公民館長会議のしかるべき方が来られて実際に話をしました。実際、重要な役職をやっていて感ずるところと。過去に比べて、だんだんその綾町の自治公民館制度が変わってきているんじゃないか、加入率のほうも減ってきていますし、なり手が少ないんだということを言われました。その中には、充て職としてこれをやったらいろんな職がついてくるとか、そういうことも実際に言われております。ですから、もうこれになると物すごく負担が大きいと。 さっき報酬の話もありましたけれども、報酬も公民館長に出していますけれども、もうそれどころじゃなくして、もっと時間的に拘束されてしまうし、いろんな行事があると。精神的ないろんな苦労もあると思いますけれども、実際にその悩みを直接打ち明けてもらいましたので、本当に改善するところはいっぱいあるんじゃないかと。 結構、綾の場合には、元からいらっしゃる方もいらっしゃいますけれども、移住して来られている方がたくさんいらっしゃいます。そういう人たちとの間のやっぱり少なからず感覚的なズレみたいなものもあるんじゃないかなと。そういう問題も含めて、これから本当に考えていかないといけないというふうに思っていますし、毎月、公民館長会があります。その中で館長さんからいろんな意見も伺っています。そういうのを通して、これからちょっとじっくり、これからの綾町自治公民館制度をどうやっていくかということを含めて、しっかり話し合う場が必要ではないかと思いますので、今後ますます綾ならではの本当にユニークな誇れる制度でもありますし、これを活かしていくために皆さんと相談しながらやっていきたいというふうに考えております。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 担当課長にお聞きします。 担当課長として、今現在自治公民館制度のその課題、そして、それに対する対応策というのはどういうふうに考えていらっしゃるのか。 それから、公民館の公民館長の報酬についてですけれども、国富町との比較について、分かれば教えていただきたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(森園由美子君) 現状の認識ということですけれども、今22の自治公民館がございますけれども、集落によっては人口減少や高齢化によりまして、コミュニティ機能や地域活力の低下が懸念されている地域も増えてきていると考えております。あと、人口減少等によりまして、公民館というか集落機能が維持できなくなっていることもあり、また自治公民館への未加入の問題があると考えております。 対策としては、転入時とかには、転入者のほうに町民生活課と協力いたしまして、公民館加入のご案内とかをいたしているところでございます。 報酬につきましては、国富町は区長制度と聞いております。国富町では区長さんの基本の額というのがあるそうで36万9,700円だそうです。これを62人分が基本の額で、約2,300万円近くになるんですが、この額をその地区地区の均等割と世帯割を6・4で計算して、それぞれの区長さんに町のほうからお出ししているというふうに聞いております。ですので、個別の金額というのは聞いていないんですけれども、高いところで六、七十万円の区長さんもあり、二十万円前後の区長さんもありというふうにお聞きしております。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。
    ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 綾町のその公民館長は基本的に一律でしょうか。もしそうであるのであれば、この国富町との比較をして、多いというふうに受けとめられているのかどうかを課長の認識をお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(日高幸一君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(森園由美子君) 公民館長さんは、町の公民館の分館長になっていらっしゃいますので、分館長報酬というのが条例のほうで定めがございます。お1人年間5万円ということで、年度の初めに支給をさせていただいております。 そのほかに、公民館によりまして公民館長手当、役員手当ということで、各公民館で金額が決められているようでございます。それの高い低いについては、また各公民館で審議がされていることと思います。 以上です。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 時間ももうありませんので、その国富町と比較していいかどうかは別としても、綾町の場合はやっぱり非常にこの自治公民館制度というのは重要だというふうに思っております。 この分館長の5万円、それから手当を含めてぜひ見直すと同時に、もちろんお金だけの問題ではなくて、多分1965年に始まったときは、町民が一丸となってこの町をよくしようということで、この制度を郷田元町長はつくられたというふうに認識をしております。もう一度そういう組織に戻していく必要があるんじゃないか、そのためには、やっぱり楽しい、もしくはやりがいのある自治公民館活動というのが当然必要になってくるというふうに思いますので、ぜひ綾町としてもその辺の支援をしっかり、金銭面もそうですけれども、それからいろんな制度についても、自治公民館長会議には町長も出られているわけですので、ぜひそういうところでいろんなアドバイスであったり、支援策であったりそういうものをぜひ提示をしていただいて、公民館長会議で決定をしていくというような形にしていただければというふうに思いますし、最後に、いろんな設備とかそういうものが、施設とか老朽化しており、いろんなことをやらなければいけないという状況になってきています。 今の要綱では20万円以上とかいろいろ条件はついていますけれども、そういうものをもう少し引き下げてあげるとか、いろんなことを今の公民館の実情をしっかり聞いていただいて対応することで、綾町の基盤であるこの自治公民館制度というのをもう一度実のあるものにしていく必要があるんじゃないかというふうに思います。その辺については、ぜひよろしくお願いしたいと思いますし、その辺の覚悟を町長、お聞かせいただければと思います。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) その自治公民館を代表する方々も同じような意見を伺いました。確かに役職は大きいし、たくさんあると。報酬に関しても、先ほど森園課長のほうからも説明がありましたけれども、分館長報酬として町のほうから出しておりますし、各自治公民館のほうで話し合って、それにさらにプラスアルファした形で各館長さんのほうには支払っていると。その金額の妥当性といいますか、本当にしかるべき、やっていただいているお仕事にふさわしいだけの、もちろんお金だけではないですけれども、それに見合ったことを町としてもフォローしていきたいと思います。 毎月5日の日には公民館長会があって、そこで我々のほうから本当に町民の皆様のところまでお伝えしてもらいたいことをもう一気に22自治公民館のほうにお伝えますし、そこからまた地区で出た意見もその場でたくさん出てきます。そういうのを吸い上げて、本当にどこもない綾町独自のそういう自治公民館制度というのを確立していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆議員(松本俊二君) 議長。松本。 ○議長(日高幸一君) 松本議員。 ◆議員(松本俊二君) 公民館は多分年間で約2,000万円以上の補助金が出されているかと思います。各公民館の財政状況、チェックというよりも、各総会で決算書が出てきますので、それについてはしっかり把握していただきながら、状況を分析した上でそういう補助であったりとか、それから手当の増とか、そういうものを考えていただければというふうに思います。 それから最後に、災害のときのやっぱり避難所になる。今回は雨が、洪水のリスクが高かったということもあって、小学校と中央公民館に避難する方が非常に多かった。残念ながら地域の公民館というのは少なかったというふうに聞いております。 そういうこともありますので、それ以外のところではやはり公民館というのは避難所として重要な施設になるかと思いますので、そこに対するいろんな防災用具であったりとか備品等、それから食糧とかそういうもの、最低限のものについては、ぜひ設置を検討していただきたい。置くところがないというのは決して理由にならないと思いますので、倉庫を造ってあげるとか買ってあげるとか、そういうものも含めて対応をして、すぐに公民館に避難をしたりとかいうことができるような体制を整えてあげていただきたいというふうに思います。 以上、要望をもって私の一般質問を終わります。 ○議長(日高幸一君) 答弁は要りますか。 ◆議員(松本俊二君) 結構です。 ○議長(日高幸一君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 松本議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午前10時48分)………………………………………………………………………………(再開午前10時58分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 兒玉千歳議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) お疲れさまです。それでは、通告に従って述べさせていただきます。 最初に、育英会について、ご質問いたします。 本年度の理事会、代議員会が9月23日の午後5時半からと7時からということになっておりますけど、内容について差し支えなければ、1つ、2つ、聞かせていただけると助かります。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 兒玉議員の質問にお答えいたします。 令和2年度の育英会の一般会員に関する件なんですけれども、町の育英会の一般会員の会費の徴収について、この件について、今後の育英会のところの話になるかと思うんですけれども、23日に今度育英会の理事会が開かれます。その場において、今後、今年どういうふうに徴収していくのかということ等を含めての話合いになるかと思いますので、その際には、ぜひともご意見のほどよろしくお願いします。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) それでは、今回の令和2年度の会員からの徴収なんですけど、昨年度が、代議員が54名、今登録されていると思います。一般会員が499名で、口数が981口で、49万500円が一般町民からの徴収だと思っております。 それ以外に特別会員がゼロ、篤志寄附が13名の22万円、企業が2社、綾野菜加工館、オーガニック綾で35万円、それと個人の寄附2名で合計40万5,000円となっておりますけど、特別会員の会費徴収がゼロということでありますけど、これについて、どのようないきさつでゼロになったかをお知らせください。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今年度の一般会員、そして特別会員の会費の徴収の件なんですけれども、育英会規約第4条で、「資金の調達は会費(一口500円)、篤志寄付と町補助金を以て充てる」というふうになっております。 今年度の一般会員の会費徴収につきましては、先ほど申し上げましたけれども、今月23日の理事会で審議検討し、代議員会で決定していく予定です。事務局としましても、新型コロナ感染拡大に適切な対応を行っていただいた上で、例年どおり会費の徴収を一般会員に関してはお願いしたいというふうに考えております。 一方、特別会員、一般企業に関してなんですけれども、もちろん理事会で審議いただくことになるかと思います。育英会側のほうとしましても、今年度、今年の経済活動の状況を見ながら、町内企業への影響も考慮した上で、昨年度に引き続き徴収見送りも可能性としてあるのではないかというふうに考えているような次第です。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 要は、前にも言ったとおり、本当に年金生活者の方もいらっしゃると思います、会員の中に。 でも、その方もなぜ500円出すのかという、その気持ちを酌んで、本当にしっかりとした対応をしていただきたいというのは、何回も一般質問の中で言っております。 今回も特別会員がゼロで、また町の補助金もゼロという予算組みの中で運営されるわけですけど、そのお金の積立てが今8,000万円までなっておりますけど、それの使い道等も、またはっきりとされていなくて、ただ、育英会に申し込みされた方のみが利用されていますけど、綾町で育つ学生たちが本当に育った後に綾に帰ってきてもらうというようなことも含めて、もう少し幅広く対応をしていただきたいと思いますけど、それについては今度理事会の中で規約の改正なんかがあるかどうかをちょっとお尋ねします。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 兒玉議員のご質問にお答えいたします。 ただいまのところ、育英会の支給額というのが決まっておるんですが、ここ辺りの増額も含めて、また検討してまいりたいということで、理事会辺りでのまたご検討も今のところ考えているところではございます。 以上でございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 増額とか、そういうのは再々言ってるんです。誰でも分かっていますよ、その3万円とか2万円貸すのは。 だから、それを聞いているんじゃないんです。それは、この前、6月でも言っていますよ。 だから、それから先、どれだけ努力して、そういう方面に知恵を出したかということを聞いて、今、本当に学生たちもコロナのためにいろいろ頑張っております。 昨年の理事会の中でも、一人一人の育英会の資金を活用しているという内容の頑張っている様子が文書で届いているでしょう。自分たちもそれ一番、見て分かっていると思います。アルバイトしながらでも頑張ってというのを。その子どもたちに対して、本当に応えられているのかというのを聞いているんです。 ただ、先ほども予算はどうのこうのとか言っていますけど、昨年に私が言ったときは、規約を改正しないと、今、3万円と2万円とそれ以外は、交通費ですか、そういうのしか使えないということでありますので、こういうコロナの中で緊急事態が発生しているというようなときに、本当に活用しないで8,000万円というお金をためていいのかというのです。 さっきも言いましたように、本当に500円出すのに、年金の中からもらっている人もおると思います。それから、前も言いましたとおり、若い女性の方が10口の5,000円を毎年出しています。その方がおっしゃるのは、若い人たちに頑張ってもらわないといかんというような気持ちであるんです。 だから、何回も言いますけど、そこ辺のところ本当にわきまえて、しっかりとした対応をしていただかなければ、この特別会員もゼロ、町のほうからもゼロ、でも、一般会員からは微収してくれというようなことになっていたら、町民が本当に最後によかったねという気持ちになれますか。そこ辺のところを本当に考えていただいて、真剣に取り組んでいただかないと、この制度自体が本当に絵に描いた餅になりますよ。そこ辺のところをもう一回よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) このコロナウイルスの中で、学生も大変就学の面、学生だけじゃなくして、その保護者の方も大変ご苦労されているかと思います。育英会のほうは、その特別会員、そして一般会員という形で会費を頂いて、これまで長期的な運営を行ってきております。 金額的には今年度で、繰越金等で8,000万円を超えていますけれども、これも今後、将来的な収入、支出を見通した中で、年々減っていく傾向にありますし、5年後には約2,000万円ぐらい減少するんじゃないかということも予想されております。 その中で、長期的に考えないといけないと、今回は、特にコロナウイルスということで、国のほうから臨時交付金が出ます。今回の補正予算の中でも上げておりますけれども、大学生、学生等に対する支援というのも考えておりますので、育英会の運営だけではなくして、町としても何とか支援していける方法も含めて検討してまいりたいと思います。 一般の方から一口500円ということですけれども、これも出すのも大変な中に一生懸命、そんな苦しい中でも応援していただける方がいらっしゃるということも考えて、今後のこの運営といいますか、どうやって支援していくかということを考えてまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 本当に学生が帰ってくるという気持ちを起こさせるためには、そういう支援も必要じゃないかと思っております。今度の議会の中でも、学生支援がコロナ対策臨時交付金の中で設けられておりますけど、質問はしていませんけど、コロナ禍で県内、県外の人数が、大まかな数字が載っておりますけど、町長、この大学生というのは、綾町では何名というのを把握できることはできないんですか。 聞いたら分からないということで、今、町内から通っている大学生とか、専門学生、短大生は幾らおるかと言ったけど、把握していないというようなことなんですけど、そこ辺りはできないでしょうかね。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) これ、もちろん同窓会とかありますし、実際に同じ学年、19歳から22歳、その年代の保護者とかに確認してどのくらい、何人ぐらいが就学していると、県内外のほうにというのは問い合わせることはできます。正確に何人というところまでは、まだ押さえていないですけれども、把握することは十分可能だと思っています。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ綾町の宝ですので、そこ辺りは本当にしっかりと対応していただきたいと思います。このコロナの支援交付金については、私たちの総務委員会とは別ですので、文教福祉委員会のほうで出とればいいですけど、町内から通っている大学生についての何らかの支援というのはありますか。これは県外の学生、県内の学生と書いてあるけど、綾町内から通っている、通学している生徒には、この3万円というのはあるかないかです。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 今のご質問にお答えいたします。 一応町外に住所を有する学生及び町内より町外の大学に通っている学生等の生活を支援するために今回支援金を設定しておりますが、町内から通っている方も一応対象というような形の中で考えているところでございます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) そういうところが見えてきていないので、ちゃんとそういうところまで対応していただいて、支援していただきたいと思います。 次に、2番目の災害避難所の設備の充実はという項目で、1番目に、各公民館長の要望は来ているのかをちょっとお尋ねします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問にお答えします。 まず、これ総務税政課関係の分野なんですけれども、コロナ対策グッズとして、1次避難所にしております自治公民館には消毒液、マスクの配布をしており、今後、非接触型の体温計も順次配備してまいりたいと思います。 また、平成30年度に福祉の避難所環境整備事業ということで、発電機を17地区、そしてテレビを5地区配備いたしました。 割付の館長さんからは、土砂災害警戒地域でもあるということから、馬事公苑を避難所として利用できないかと要望がありましたので、1次避難所として馬事公苑も対象とするようにした次第です。 また、教育委員会側としては、各自治公民館の整備等について、公民館長に要望調査を実施しております。先日、館長会で会ったときにも実際に各公民館長に対して質問をいたしまして、エアコンとか多目的トイレとか、今、夜のほうのダウンライトとかAEDとか、そういうものが完備されているかどうかと、もちろんこういうエアコン、多目的トイレは、一部はあるんですけれども、なかなかAEDのところまでとか、そういうところまではいっていませんけれども、徐々にこういうのも調べていって、できるだけ配備できるようにというふうに考えております。 そういうことで、意見を公民館長会等を通して、各公民館の整備状況についても調べさせておりますし、徐々にこういうことを整備していきたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 地域を守っている、先ほどからもお話が出ていますように、自治公民館制度、私も公民館長から副館長までしましたので、内容等は十分に分かっております。 それと、民生委員も経験しておりますので、本当に町長は3日間の備蓄を準備してくれとか、そういうのを言っておりますけど、先ほども話があったとおり、先日話があったとおり、私たちは広島にも行ってきました。 それと、福岡の朝倉市と東峰村も行ってきました。今度、また人吉の球磨川も下流のほうからずっと上っていきましたけど、下流のほうから上ってくるときは、おお、すげえな、これはと言いながら、一生懸命災害現場とか、そういうところを見てきたんですけど、最後になったら本当に何か言葉も出ないと、本当にその被害の大きさとか、その物の内容等を考えたら、これ本当に最初公助だよねって、本当に役場本部、危機管理室でも設置していただいて、本当にいざというときは、こういう避難用の備蓄、避難用の品物がありますよというようなことなどでも、住民には十分見せて知らせるべきじゃないかなと思っております。 ただ、そろえろと、3日分といっても、それは大変ですよ。家族の多いところとか、少ないところとかありますけど、多いところについては、えらく負担になったやら、また小さい子がおればおったで大変だと思います。そこ辺りのとこを本当に考えていただいて、対応していただきたいと思います。 それと、建設課の中原課長のほうからも7月6日、7日の災害の状況等が出ておりますけど、7月6日の朝、5時から6時、6時から7時の雨量を、雨量計が設置してあるから分かると思いますけど、お知らせください。分かる範囲で。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 7月6日の雨量計の数字については、今手元にございませんので、調べさせていただきます。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 私のほうが一応県の企業局に問い合わせて、椎屋発電所の情報によると、5時から6時が33ミリ、6時から7時が27ミリです。災害なんか起こっているところは1時間に100ミリ超えているとか、そういう状況が何時間も続いております。あのときの雨の量は、皆さんも本当に、私も2階におりましたけど、すごく強く、長く感じました。 だから、今から先、そういう雨が、災害が起こった人たちが言っているように、今まで経験したことのないと、必ず災害が起こったところではそういうことを言っています。 だから、綾もそういうところをもう少し、公民館を中心に対策を取っていただきたいと思います。雨ばかりは、台風と豪雨なんかは、来る時間と状況が把握できるわけです。 だから、対策は早め早めに取れると思います。先ほどからもお話があるとおり、防災無線を使って、町長直々に、本当に生の声で伝達していただきたいと思います。 あと地震については、綾というか、私たちがいる地域は、日向灘と後ろのえびの地震があります。これはどっちが大きいかというのは分かりませんから、綾にも8つの橋があります。その橋が1つ、2つでも壊れたり、通行ができなくなってくると、対岸の地域は、宮原なんかは、あとあっちの八代のほう、国富町のほうからと、古屋辺も高岡方面から出てこれますけど、上畑とか、北麓の小田爪地区とか、そういうところは本当に資材が届かないと思いますので、そういうところ辺も考えて、今から先の避難訓練等も実施されながら対応していただきたいと思います。 避難訓練を前も言っておりますけど、なかなか段取りがつかないのか、実施の時期に至っておりませんけど、幼稚園、保育所、小学校、中学校等では、今度もまた載っております。回覧板で回ってきましたけど、幼稚園とか、保育所がですね。なぜ我々町民の一番大事な、一番体験しなくちゃいけない年齢層の人たちの避難訓練が実施されないのか、ちょっとお聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 防災関係に関して、本当にこれから細心の注意を払ってやっていかないといけないんですけれども、今おっしゃられたように、よく考えてみたら、上畑地区とかは、あの橋がもし通れなくなったら、本当孤立しますよね。もちろん、ぐるっと裏を回ってきてというのもあるかもしれませんけど、それこそ大変なことなので、本当にそういう意味じゃ、本当に災害というのは注意しないといけないと思いますし、先週318名ですか、避難されたということで、今後、本当にこれこそいつ起こってもおかしくないと、綾に被害が出てもおかしくないということなので、しっかり本当にその辺は対応していかないといけないと思います。 学校とか、幼稚園、保育所等で、そういうふうな対応をしていますけれども、町全体で一度やっておくことによって、いざ本当に起きたときの行動の指針になりますので、ぜひともこの避難訓練というのは、ちょっとその実施等については前向きに考えたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ目的を持った、その地域に合った訓練の仕方を実施してもらいたいと思います。この避難訓練の中で、小学生たちが合い言葉として使っている「お・は・し・も・ち」、前は「ち」を言っていたんですけど、今は「お・は・し・も」までだそうです。この内容を教育委員会のほうは分かりますか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 「お・は・し・も」は、「お」は押さない、「は」は走らない、「し」はしゃべらない、「も」は戻らないの4つを合い言葉に行っております。災害時に一番危険というか、死者が多いのは圧死、人から押されて、その上に人が重なって亡くなるというのが非常に多いという報告を受けております。 そういったことで、こういう合い言葉をもって子どもたちには、小さいうちから一つ一つ避難のときの心構えを指導しております。今後ともそういった意味では、子どもたちができれば、多くの町民にこういったことを広げていくような、そういったことまで含めて、しっかりとその意味も含めて指導してまいりたいと思っております。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ありがとうございます。やはり小学生たちでもそのくらいの目的を持ってやっておりますので、ぜひ大人ができないことはないと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、2番目に、性同一性障がい者に対する設備の充実度についてですけど、先日の新聞でも10人に1人の割合で、こういう関係の方がいるということを述べております。 私も、実際にその人と会って話をしてきました。その方は、兵庫県だったですか、そこまで行って手術までして帰ってこられておりますけど、小さいときから、それに違和感を持って、ずっと生活されてきて、本当に惨めな思いをされたと言っております。 その人たちが綾に何人おるかというのは、ちょっと把握はできませんけど、もしそういう人たちでも避難しなくちゃいけないときは避難所に行くと思います。避難所で一番問題になるのは、女性も含めて、それと身障者を含めても、トイレの問題が一番発生するんです。 国富町には防災トイレというのがあります。これは公園なんかに設置されていますけど、恐らく下のほうに下水道が通っているんじゃないかなと思っております。 綾の場合は本当に、だから先ほどから言っていますように、そういう設備も滞っておるわけであるのと、さきの台風10号でも避難所で弁当が配布されたということでありますけど、この弁当についても、聞いたら握り飯と空揚げぐらいということだったんですけど、一人一人に食物アレルギーのチェック等も本当に大事なんです。大人とか、ある程度の子どもたちは認識しているかもしれませんけど、前年度も中学校で男の子がドクターヘリで、この食物アレルギーで搬送されました。 だから、もしそういうことが起こらないためにも、この避難所ではそういうチェック体制を取ってから、そういう食事の提供等をしていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 性的マイノリティーの配慮についてですけれども、避難生活の中で周囲に不審がられたりとか、避難所の男女別トイレが使えないとか、様々な困難に直面するということが指摘されております。 新聞等でもありましたけれども、全国の都道府県、県庁所在地、政令指定都市などの121の自治体で実施された調査で、LGBTですか、性的マイノリティーへの配慮がまだまだ十分じゃないという報告がされておりますし、これに対して本当に取り組んでいるのは全体で23%ぐらいだと、4つに1つの自治体ぐらいだということが上がっております。 そんな中で、綾町も少なからず対応はしていかないといけないと思うんですけれども、具体的にこの間、先週の日曜日に避難所へパーティションとか、そういうのを持ち込んでありましたけれども、本当に見られたくないということであれば、テントタイプのパーティションとかの導入もしっかり検討しております。 そうするのであれば、着替え等、そういうこともできますし、あともう一つ、食べ物、食物アレルギーとか、そういうことに対しても、できればそういうのに対して、だから私はそういうのに対するアレルギーがあるんですよということが分かるような形で、事前に察知できて、そういう方に対してはどういうふうなものを提供したらいいのかということも含めて、今後検討していかないといけないことがたくさんあると思いますし、順次そういうところは進めてまいりたいと思います。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 食物のアレルギーに関して補足をさせていただきます。 今回、避難者カードというのをそれぞれの避難所のほうには設けておりました。その中で、避難された方々には障がいがあるかとか、あとアレルギーがあるかとか、そういうことに関しては、それぞれの方にお聞きをしたところであります。 以上になります。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ありがとうございます。ぜひそういうチェック体制を十分に取っていただきたいと思います。 それと、県のほうから講師の無料派遣というのがあります。この中にいろいろありますけど、この避難所についての内容の説明とか、防災についてもありますので、ぜひこういう制度を利用して、公民館長、民生委員、婦人会等、あと子ども会の役員と実施してもらえば十分認識が行き渡るんじゃないかなと思って、安心して避難生活ができると思いますので、よろしくお願いいたします。 3番目に、AEDの設置が各公民館はなされていないと思います。先ほど町長の話がありましたけど、このAEDについては、避難所が熱中症とか、それとかインフルエンザ、風邪の時期とか、いつ起こるか分からない災害に対して、そういう災害弱者をつくらないためにも必要じゃないかと思っておりますので、緊急時に十分な対応が取れるAEDが確保できるか、それとか一番近いところに行っても、いつでも取り出して、持っていって使えるかというのも検討していただきたいと思いますけど、その辺りをよろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今、町内の施設のAEDの設置状況ですけれども、役場、てるはドーム、町体育館などのスポーツ施設、活性化協会の宿泊施設、馬事公苑等に設置しています。 災害時の1次避難所に指定しています町公民館は、AEDの対応ができていますけれども、各自治公民館への貸出し用のAEDはなく、対応はできていない状況です。 また、AEDを使用するためには、救命講習などを受講した人材が必要になります。これらの人材についても、各地域の消防団団員が毎年講習を受けていますので、そちらのほうで対応できるようにしたいと思います。 先日公民館長会議もありまして、その中で各公民館に対して聞きましたけれども、こういう施設設備等に対してまだまだ不十分な状況なので、そういうところも状況、実態を把握してから対応してまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) 以前も言いましたけど、いざその場になったら、本当に人間は弱いです、実際に。頭の中で分かっていても、いざ行動を取るというときに患者の方が目の前に横たわったときなんかは大変だと思います。 でも、避難所であれば、いろいろな方の力が借りられると思いますので、その辺りのところを公民館長を通して、もしここで発生した場合はどこのAEDを先に借りに行ってくれとか、そういうような連絡網もつくっていただきたいと思います。 次に、4番目に、避難所の夜間照明、私も宮原の公民館長をしているときに、夜明るいというので生活ができる人と暗くなくては駄目という人がいます。 でも、避難所である以上は、あなた向こうに行きなさいというようなことは言えませんので、私は、だから公民館に、自分では夜間灯と言っていますけど、この蛍光灯を消しても、別に小さな照明が2基はつくようにちゃんとスイッチをつくって対応しております。 だから、ほかの公民館等は、まずそういうことをしていないのと、あともっと町の大きな施設でもそういう対応も必要じゃないかと思っておりますけど、そういうものに対して今度のコロナのお金は使えないかなと思っておりますけど、いかがですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 避難所の夜間照明に関してなんですけれども、この間の公民館長会議でもアンケートを取りました。通常は常時点灯しているといいますか、電気を消したら本当に真っ暗になってしまうというふうなのがどこの公民館でも実態でした。 そこで、寝ているときに、ちょっと立ってトイレに行かれる方とか、あるいは暗くても避難して来られる方もいらっしゃるかもしれません。そういうときに足元等がしっかり見えないと、それこそそこで休んでいる方というか、つまずいたり、けがすることにもなりかねません。 ですので、そういう細かなところまでちょっと考える必要があるんじゃないかなと。これまでにもコロナウイルス関係でいろいろ説明しましたけれども、各公民館で準備しておいたほうがいいものということで、普通、消毒液とかマスクとか、そういうのはすぐ浮かんでくるんですけれども、今言われたように、例えばいざ避難したときに真っ暗闇だったら、それこそ何もできませんので、そういうところもしっかりニーズというか、必要なものに関しては、この交付金等を有効に使って、各公民館等に備え付けたいというふうに思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) やはり避難所のプライバシーの問題が一番だと思っておりますので、ぜひそういう辺りをよろしくお願いいたします。 この避難所については、先ほども発電機を常備ということもおっしゃられましたけど、発電機もガソリンで発電するわけです。モーターを回してでありますので、定期的にエンジンをかけてもらわないと、ガソリンは揮発しますので、揮発したガソリンに入っている混合品が残るんです。ガソリンをためている小さな、キャブレターというんですけど、その中に。 それが今度はガソリンをまた入れたときに流れていって、ノズルに詰まってエンジントラブルになりますので、各公民館に一月に1回とか2か月に1回ぐらいは試運転をしていただけるように。消防団にも渡っておりますけど、消防団のほうは一応機械をしめすのが一月に1回はあるんですけど、そのときに1回、時々はあなたたちもしなさいよというようなことは言っておりますけど、ぜひそういうところを努めてやっていただかないと、いざというときに動かなかったりなどしますので、よろしくお願いいたします。 最後に、高齢者の環境改善についてですけど、65歳以上の高齢者で、支援の必要性が高い町民へのタクシー券の配布ということを再三言っておりますけど、どこの地区でも70歳から75歳以上がタクシー券の対象者になっております。 先日もありましたけど、奥さんは免許を持っていなくて、旦那さんが亡くなったというようなことで、まだ奥さんは75歳になっていないというような方もいらっしゃいます。 だから、そういう必要な人とか、あと病気で本当に車に乗れないとかいう、今、若い人もいらっしゃいますので、そういう人に対してのタクシー券を配布できるような体制づくりを望みたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) タクシー券に関するご質問ですけれども、今、綾町が実施している綾町高年者等タクシー利用料金助成事業につきましては、町内の中心地から距離により4つのエリア、一応そういう形でエリアごとに分けていると、地域によって70歳以上のところもあれば、比較的町なかに近いところは75歳以上というふうな形に分けております。 この間、身体障がい者手帳とか、療育手帳の交付を受けている方につきましては、年齢の区分なく、タクシー券を配布しているところです。今おっしゃられたように、ご夫婦で、ご主人が亡くなられて、奥様一人になられたと、運転する手段がないという、これなかなか、障がい者とか、そういう特別な形じゃないですけれども、そういう方々も細かく拾えるように今後考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに思います。 昨日の質問でもありましたけれども、100円バスをやったからいいということでなくて、今度は地域循環バス、地域に対してもどういうふうに本当に対処していくかと、そういう方も乗りやすいような形に、利用しやすいような形にしてあると、ただ、ハンディキャップがあるというだけでなくて、精神的なものもあると思いますし、家庭の事情もあると思いますから、そういうところもしっかり必要な人まで救えるような形に、そのためにはその地域に詳しい方というか、そういう方から連絡してもらって、その情報を下にそういう人たちも救済してあげるというふうな方向で、今後検討してまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ、だからその人たちが声を上げたときは、そういう体制をちゃんとつくっていただいて、対応していただきたいと思います。 次に、2番目、庁舎入り口に駐車スペースの増設とパイプ屋根の設置と、パイプ屋根のことについては、前回の一般質問の前に、役場入り口にお願いをしました。階段と今の障がい者用のスペースに、まだついていないんですけど。 それと、一つ、駐車スペースの増設を保健文化賞記念像の隣に妊婦さんと、あと乳幼児世帯、今どこの駐車場でも高齢者の駐車場はあります。 でも、妊婦さんとか、この乳幼児、本当に小さい子を連れた方たちの駐車スペースがないです。 だから、綾が先頭を切って、そういうところにしっかりとしていただいて、役場にはいろんな手続に来られると思います。最初、母子手帳の申請からあるわけですので、そういうところについても駐車スペースをつくっていただいて、パイプ型の屋根の設置をぜひお願いしたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) なかなかちょっと我々近くにいて、当たり前のようにやってきていますけれども、そういうことに気づいていただいて本当にありがとうございます。特に、この役場の前のこのロータリーの部分ですか、これは昔から樹木も大きくなっていって、外から見る分には、なかなか歴史も感じる部分なんですけれども、ある意味道幅が狭いですよね。この間、車1台がとまっていたら、そこは離合もできないような状況ということで、やっぱりきれいではあるんですけれども使い勝手の面とか、特に雨なんかが降ったときに、そこから降りて、またいろんなものを抱えたりとか小さな子どもを抱えたり、あるいは高齢者がいらっしゃったときに大変かと思いますので、本当に指摘ありがとうございます。 本当に利用しやすいように、役場のほうは利用しやすいように、雨とかそういうのがあっても濡れなくてちゃんと建物内に入ってこられるような、そういうことに関してしっかり対応してまいりたいと思います。一つ一つのところ、今回3か所についてアドバイス頂きましたけれども、しっかり検討してまいりたいと思います。 ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ、福祉の町を目指しておるわけですので、そのあたりも重点的に取り組んでいただきたいと思います。 3番目に、安心カードを作成前の若年年層の独り暮らしの支援に必要な方の安否情報のカードの作成ということを今年の3月議会でも多分言ったと思っております。いざその方が病気とか事故とかで身動きできなかった場合等に、身内の方の連絡先とか、そういうのが本当に取りづらいというか本当に取れない場合が多くて、何回も言いますけど、私も1回経験して本当にパニックになったような状態です。もう道端に人が横たわっておったら本当に、救急車は呼びますけれど、救急車の音がピーポーピーポーと聞こえ出したらなお焦って、本当にその連絡先の対応ができなくなってきます。 そういう人たちのために、安心カードは分かりますけれど、その前に何かそういうようなシステムでやはり安心カードと一緒のような保管ができる、冷蔵庫に張っておくと、冷蔵庫にとめておくとマグネットですので、そういうカードをつくっていただいて、本当に必要な方、自分が本当に独りだけど、持病を持っててねというような人でも書いていただいておけば、もしいざ何かあっても隣近所の方とか友達とでも対応ができると思いますけど、そのあたりはいかがでしょう。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 安心カードに関連した質問だと思うんですけど、ここに安心カードがあります。こういうものを冷蔵庫にぴたっと張っておくことで、もし何か倒れてそこに入られたときに、どういうふうな状況だとか連絡先とかいうこと、やっぱりこれは非常に重要なことといいますか、その後の対応をスムーズにいくために、あと、またおっしゃられたように今度は外でもしそういうことがあったときに、路上で倒れられたとかっていうときのことが、やっぱりこのことも実際ちょっと担当、福祉保健課とか社会福祉協議会とかにちょっと聞いてみたんですけど、そちらのほうまだまだ不十分だということで、しっかりその人の症状とか連絡先とか、そういうのができるような体制というのはつくっていかないと、いざ緊急時にすぐに対応できないんじゃないかと思います。 この安心カードも今現在8月で343名の方に渡っているんですね。まだまだこれで十分とは言えませんので、こういうものをしっかり家でもう冷蔵庫に張っておけば、これで誰が見てもすぐ分かるわけですし、その人の症状とかも見ることができますから、こういうちょっとしたアイデアでその人を助けることになりますので、そういうのに対して、しっかり工夫を凝らしていきたいというふうに思います。
    ◆議員(兒玉千歳君) 議長。兒玉。 ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員。 ◆議員(兒玉千歳君) ぜひ、防災やらにもつながっていきますし、また今後そういう人たちに対しても、広島県の安佐北区の新建団地っていうところなんかは、その人たちが避難していないかも分かるようなメールのシステムを持っております。豪雨で雨が降ったら避難してくれというメールを全員に飛ばして、避難しましたというメールが返ってきていない人は、まだ避難していないからっていうようなことが分かるようになっておりますので、もしそういうときでも、こういうカードとかそういうのがあれば対応にも役立つと思います。 ぜひ、先ほどから何人もの議員が言っているように、本当に町民が中心の中の綾町ということでありますので、災害弱者をつくらないという点から十分対策をとって、真剣に一歩一歩進めていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(日高幸一君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 兒玉千歳議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩をいたします。午後は1時半から開会いたします。(休憩午前11時50分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 山田議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 午後からもよろしくお願いいたします。 まず初めに、新型コロナウイルスによる町内の影響といたしまして、3月ぐらいまでは、どうにか行事等もありましたが、卒業式などというのも縮小ぎみになったりとかしておりました。 また、4月に入った途端に、これからといったときにコロナウイルスのことで、何もかもが駄目になってしまったというのが、世界がそうなってしまいましたので、綾町だけではないと思っておりますが、綾町のことだけを考えたときに、まず各課における新型コロナウイルスの影響、また今後の展望と思いまして、まず、影響だけでも先に教えてもらえればと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 山田議員の質問に対してお答えいたします。 各課における影響は、それぞれの担当のほうから説明させます。 まず、おっしゃられるとおり、今年2月、3月でも、特に綾町の場合には合宿等を多く受けてきていると。途中まではJリーグチーム等来ていたんですけれども、最後のほう、キャンセルとか入って、その関係で昨年度の2月、3月だけでも3,000万円近いキャンセルが発生したと。 それ以降、一旦、第1波が沈静化して、そのまま行ってくれればいいなというふうに思ったんですけれども、また7月に入ってぶり返したということで、再度縮小しないといけなくなった。当然、7、8月、夏休みの時期に多くの観光客とかキャンプ関係とか来ていただくことが、うちの綾町の観光収入とか、それによって潤っていらっしゃるいろんな方があるんですけれども、そこに対しても影響が出たということで、本当に深刻な状況です。 コロナウイルスによる感染者とかというのは出ていませんけれども、経済的に見ていくと、多くのところに問題が波及しておりますので、今後、もちろんそういうところ、つぶさに見ていって、しかるべきところには支援していくようにしたいと思います。 それでは、各課にそれぞれのコロナウイルスの影響について説明してもらいます。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) 各課における新型コロナウイルスの影響ということで、総務税政課関連でお答えしたいと思います。 午前中の町長の答弁の中にもございましたが、新型コロナ発生以来、町民の皆さんには、これまで不要不急の往来自粛や感染予防対策などで、大きな不安と日常生活の不自由をおかけしております。町民の皆様のご理解の下に、町内から1件もまだ感染者が出ていないということは、大変ありがたいと思っております。 総務税政課関連では、今年において影響はございませんけれども、来年度の個人町民税、あるいは法人町民税、こういったものに影響が出てくると予想しております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(佐藤光久君) 質問にお答えいたします。 緊急事態宣言中にありました乳幼児健診、特定健康診査について、中止、代替という形で予定しております。あと保育所行事、あと直近では敬老会や高齢者運動教室等の全ての世代の行事が中止または縮小ということで、多大な影響を福祉保健課では受けていると思っております。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) ご質問にお答えいたします。 活性化協会のことにつきましては、先ほど町長が答弁させていただきましたので、割愛させていただきます。 商工業・観光分野におきましては、仮にこのまま収束に向かうことができたとしても、以前の状態に戻るまでには、多くの時間を要するものと考えているところでございます。 お客さんを相手にしたそれぞれの業種で影響を受けていることから、幅広い分野で長い時間をかけた対策が必要であると同時に、その都度、状況を見極めながら、適切な施策も必要であると考えているところでございます。 町内の事業所の事業が継続できるように、そして何と言っても町民の雇用が確保できるように、それぞれの事業所との連絡を密に取りながら、取り組む必要があるというふうに考えているところでございます。 ○議長(日高幸一君) 教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉鶴慶久君) 教育総務の関係についてお答えいたします。 山田議員が先ほど申されましたとおり、行事につきましては、卒業式、入学式等がコロナの影響を受けまして、規模縮小というような形で自粛を図ったところでございます。 それと、せんだって中学校の体育大会がございましたけれども、これにつきましても午前中で終えたという形で、規模縮小という中で対応したところでございます。 それ以外につきましては、新型コロナの影響としましては、臨時休業での授業時数の減少と子どもの学びを止めない学習の進め方、コロナ禍における学校行事の調整、物資面ではマスクや手指消毒用アルコールや非接触型体温計の不足や、今後のことではありますが、感染レベルに応じた休業措置などの校内での具体的な対応計画、また、議員も6月議会で触れておられましたが、感染が確認された児童生徒と保護者及び教職員の人権に十分に配慮した対応方針などがございます。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(森園由美子君) 社会教育課所管に関する分野につきましては、錦原サッカー場、野球場、町体育館、武道館、てるはドームなどの社会体育施設、公民館、図書館、文化ホールなどの社会教育施設を閉館、利用制限をいたしました。 これに伴いまして、てるはカップ柔道大会やプーマ杯高校サッカーフェスティバルを中止といたしました。 また、事業としましては、2月の春いっぱいコンサート、7月の綾ふるさと夏まつり、こちら神事だけ行われました。8月の小学校の登館日が中止となっております。また、國廣剣道大会とか総合文化祭の中止が決まっているところです。 コロナの影響としまして、施設使用料の歳入の減が上げられます。 社会体育施設関係では、1月から7月までを前年と比べまして、団体数で321件の減、使用料が163万円ほどの歳入減となっております。 図書館につきましては、閉館時に司書の選んだ本の貸出しをして対応しております。 生涯学習につきましては、9月からは町公民館講座、地区公民館講座とも開設しておりますけれども、6月に今年度は開校しまして、8月には休講をお願いしたという状況にございます。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 農林水産業につきましては、各品目におきまして、インバウンド消費の減少や輸出の停止、緊急事態宣言による自粛要請によりまして、宿泊・飲食業の営業不振、国際的サプライチェーンの寸断等によりまして、大きく影響を受けている分野がございます。 主なものを申し上げますと、肉用牛につきましては、繁殖、肥育ともに3月から7月にかけまして、販売額で3,000万円、率にして前年比で15%から20%の減収となっております。 また、養鶏につきましては、地鶏飼育農家は1件でありますが、単価・数量ともに下落しておりまして、販売額で約300万円、率にしまして30%を超える減収となっております。 また、焼酎原料用カンショにつきましては、メーカーからの受注が30%程度減少することによりまして、金額で約500万円、率にして約30%の減収となっております。 養殖業につきましては、5月から8月にかけまして、需要の減少によりまして、養殖魚の滞留が発生しておりまして、その期間の餌代の負担が生じている状況にございます。 林業につきましては、需要減退によりまして、木材価格の下落と、市場への出荷調整が行われる状況にありまして、コロナ感染拡大の収束がなかなか見通せない中で、住宅着工件数の回復の見込みもまだ不透明でありまして、影響は今からさらに長く出てくるものと思われます。 このような状況を踏まえまして、今回の補正予算には、地方創生臨時交付金を財源としまして、再生産に支障を来している分野につきましては、再生産支援の助成金を措置しているところでございます。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。各課において、やはりコロナの関係は、特に産業観光課、教育関係、農林振興課におきましては、ましては総務税政課に対しては、来年度の町民税、法人税が減るとの、見込みじゃなくて、減るというのが分かっております。 その中での町民に対して、皆さん、同じ思いでおると思いますが、今後の展望っていいますか、町民に対して、そういう方々に対して、町が何かできることっていうことがあればお聞かせください。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かにコロナウイルスの関係で、今、本当に未曽有の危機といいますか、大変な状況になっていると。そんな中で、これから先を展望するって正直難しいところです。 でも、マスコミ等でワクチンのほうの開発も進んでおりますし、そういうのが開発されて行き届けば、少しずつではあるけれども、戻ってくるのではないかと。そして、来年度、またオリンピックが開かれるようになれば、もう一度活気づいてくるんじゃないかなというふうに期待しておりますけれども、それがいつになるかというのは、正直もって分からないような状況です。 でも、そういう中でも、我々はやっていかないといけないですし、当然、県や国に対して、引き続き支援のほうを頂けるように、来年度、どういう形になるか分かりませんけれども、国債を発行して、何とか予算を確保されるのかどうか分かりませんけれども、引き続き地方、我々の自治体がしっかり継続してできるようにと。 新しい生活様式、これに沿って我々は実践していかないといけないんじゃないかなと。ある意味、これよく言われることなんですけれども、ピンチをチャンスに変えると。この機会に本当にそれぞれの地域のよさって、我々の地域のよさっていうのをもう一度再認識していって、それを示していくと。 実際にコロナウイルスの中でも、綾町の場合には、なぜか、なぜかといいますか、多くの方が来られていると。そこには安心、安全の町といいますか、食物にしてもそうですし、自然環境に対してもそうですし、そういうことをモットーに綾町は掲げています。 ですから、我々の将来目指すべき道のヒントを与えてくれているのではないかというふうに考えておりますので、しっかり我々の足元を見つめて、これからこれを乗り切っていって、また活気ある、そしてみんなが伸び伸び、生き生きとできるような、そういうふうな町政というのを進めてまいりたいというふうに考えています。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。もし各課でこんなことをしたらいいんじゃないかとか、コロナ後の、アフターコロナのことを考えて、こういうことを考えているとか、もちろん頭脳明晰な皆さんですので、いろんなことを考えていらっしゃると思います。各課で展望として、何かこれはもしかしたら綾町の目玉になるんじゃないかっていうものがあれば教えてください。 ○議長(日高幸一君) 総務税政課長。 ◎総務税政課長(蓮子浩一君) コロナ関係では、各課、マイナスなことばかり今言っておりますけれども、うちはふるさと納税持っているわけなんですけれども、ふるさと納税につきましては、家庭で過ごす時間が増えたというようなこともありまして、8月末、累計で3,000万円ほど、昨年からすると上回っています。8月というのはいろんな、出す品物はないんですけれども、そういった対策等も今いろいろ考えているところでございますので、貴重な財源ですので、これを伸ばしていきたいということで考えております。 ○議長(日高幸一君) ほかにありませんか。町長。 ◎町長(籾田学君) 突然の質問だったんで、準備する期間、なかったんですけれども、確かにこれまで半年近く見ていって、例えばほんものセンター、先ほども言いましたけれども、これまでにも増して多くの方に来ていただいていると。売上げにしましたら20%ぐらい、例年よりも伸びていると。これもひとつ、先ほど言いましたけれども、安心、安全な農産物を我々は提供してくれているということにも当たるのかなと。 また、良きにつけ悪しきにつけ、いろいろ言われている、松原公園とか、この夏に多くの方が来られました。川遊びをされているんですけれども、海のほう、海水浴場が開けなかったり、プールが閉まったりとかってあるんですけれども、逆に新しい観光スポットみたいなものが、また新たに綾のほうでできつつあるのかなという気もします。 こういうところをもうちょっとうまく利用して、これまではただ上畑の河川敷というふうなイメージでしたけれども、あそこをうまく利用するとか、前向きにそういうところを考えていきたいと思いますし、今、正直手がけておりますまちづくりの見直しですか、こちらのほうにも地域商社等含めて、これからどうやって綾町が進んでいくかということを考えさせるヒントがたくさんあるんじゃないかなと思いますので、そういうふうに、こういうときこそ上を向いて前向きにやっていきたいなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) コロナを機にというのが当たるかどうか分かりませんけれども、ちょうど3、4、5月ぐらいが非常に野菜の引き合いといいますか、非常に健康、免疫力を上げるという意味で、栄養価の高い有機野菜を求める、需要が高まったということもございまして、非常に引き合いが強かったというのとタイミングを合わせまして、有機農業研究会みたいなものを立ち上げております。 JAS農家というのは、ここ30年かけても11件しかなかったという状況でしたけれども、今20件ほど集まっていただきまして、今からJASの手続に入ったりという流れが今できております。 こういったことで、より健康にいい安心、安全の野菜をPRしていくというのも、ひとつコロナ禍の、ポストコロナの時代の売り込みの一つの仕方だと思っておりますので、一層、そちらのほうにまた力を入れていただいて、仲間を増やしていっていただこうと思っております。 以上です。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ありがとうございます。総務税政課のふるさと納税、本当に綾というのは安心、安全の町ですので、売り込んでいけば、もっともっと皆さんが支援していただけるということもあると思います。やり方次第だとは思いますが、綾は自然の町ですので、大切なものを大切に、皆さんで共有できればと思っております。 また、農林振興課におきましては、JAS認定農家を増やすということで、今後、さらに多くの認定者が出ていただければ、それだけの価値観があると思いますので、それは大切なことだと思っております。ぜひともよろしくお願いいたします。 それでは、2番目の各イベント事業、補助金の廃止はあるのかということで、新型コロナウイルスでほとんど全て中止になりました。今が精査して検討するよい機会ではないかと思います。 町長は2年度の施策方針に、綾町は厳しい財政の状況にありますと。各事業の統合・廃止などさらに進めます。業務の整理、効率化、職員の資質向上、適正人員の配置などに取り組み、持続可能な自治体運営に努めますとあります。その中で精査・検討する上で事業の補助金、今ぐらいから言っておかないと、その後に言って、なくなったという話になったら皆さん困ると思いますので、もう考えていらっしゃると思いますので、言える範囲で結構ですので、もしあれば教えてください。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 2つ目の山田議員からの質問ですけれども、各イベント事業、補助金の廃止等はあるのかということなんですけれども、もちろんコロナウイルスの関係で、今年はやむを得ず中止しないといけないというものがかなりたくさんありまして、これを機会に本当に町の行事のスリム化とか、そういうことも前から言っておりましたけれども、本当に考え直すべきタイミングじゃないかなというふうに思っています。 いろんな事業とかあるんですけれども、例えば企画財政課関係のところなんですけれども、綾の榧・囲碁将棋大会の運営、これを毎年6月上旬に開催しておりました。今年度は計画前から新型コロナウイルス感染拡大が続いておりました関係で、秋口にできればいいかなというふうに考えていたんですけれども、県内においてもまだ完全に収束しているわけではございません。 そのため、今年度は中止することにしたんですけれども、高齢者が集まる、そこで大会を開くとなると、どうしても3密対策とか、あと碁盤とか碁石とか、そういう細かいところまで消毒、いろんな面で手間暇がかかってしまうということもありますんで、次年度以降の開催、これも一つは検討していかないといけないと。まだ決定しているわけでもございません。でも検討する課題の一つにもなってくるのかなと思っております。 これは今年度に限ったことなんですけれども、例えば産業観光課のほうで花火大会、これは午前中の松本議員からの質問にもありましたけれども、せめて、いろんな大会が中止になっているんで、町民に少しは、今年の2020年の、こういう苦しい時期を乗り切ったという形で、規模縮小ではありますけれども、タイミングを見て実施する方向で考えております。 しかし、実際に当初見込んでいた予算とは違って、協賛金とかも頂くようなことも考えておりませんので、大幅な規模縮小になるかもしれませんけれども、時期を見て実施したいというふうに考えております。 このほかに、農林振興課関係なんですけれども、有機農業推進大会及び食のふれあい広場のイベントを今年中止とすることとしました。これは有機農業推進会議が主催して、生産者、地域住民、消費者に対して表彰とか講演会とか試食会、試食販売会などをこれまで行ってきておりましたけれども、これも3密ということで中止せざるを得なかったと。 これまで31年間にわたって開催してきたんですけれども、自然生態系農業の認知ですか、認知度も高まってきておりますし、ほんものセンターをはじめとする販売の強化もなされてきているので、ある程度一定の成果は上げてきたものではないかなというふうに評価しております。こういうところも今後、見直していく必要があるかと思っております。 そのほかにも、それぞれにおいて検討しないといけないものがあるんですけれども、本当に今まで十分目的を果たしてきたものに対して、あるいはだんだん人の動き、流れとかが変わってきて、時代にそぐわなくなってきたようなものがあれば、この機会にしっかり考えて、見直す必要があるんじゃないかというふうに考えております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そろそろ世代交代ではないかと思っております。何もかもが30年前ぐらいからやってきたことを、そのまま引き継いでやってきているということで、もっともっと新しい考えの、若い人たちがいろんなことをやっていると思います。そのところに助成金なり補助金なりやられたらと思っております。若い人たちが頑張っておりますので、その人たちに対しての、頑張れという意味のことでいいと思います。何もかも続けていかなければならないということはないと思います。 私もずっと、いろんなイベントに関わってきましたけど、今年はよかったねって。一段落じゃないけど、骨休みの時期だねっていう話で、全てのイベントがなくなったと思ったら、気持ち的には寂しいなとは思っていますけど、ほっとしたっていうのも本音です。常に出ていかなければならなかったというものがありましたので、その点に対しては骨休みだねという話で、世代交代にもなるかもしれないねという話にもなってきております。 いろいろ考えていただいて、町のほうがこれは要らないと思ったら、ある程度の思い切った施策をされてもいいかと思っております。各課においてイベントの関係で、もうこれはっていうのがあれば教えてください。今から心構えをしておきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 確かに言われるとおり、これまで長く、30年近くやってきている事業とかございます。ひとつこの辺りで見直すことも必要かと思いますけれども、ただ感じているのは、新しい動きみたいなのが、特に若い人たちで、今度は自分たちでつくっていこうと。これまでトップダウンで行事とか、そういうのが決まってきた傾向が強かったかと思います。でも、今、いろんな民主団体とか、自分たちで企画して、こういうふうな催物をやりたいとかいうのを、だんだんあちこちで聞くようになりました。 ですので、そういう新しい動きに対して、町のほうも補助、支援していくという体制も必要かなと思っています。世代交代という考え方もありますけれども、もちろんベテランの方もしっかりまた頑張ってもらって、でもその中にも何か新しい人と一緒に融合するような形で実施できたら本当にいいのかなというふうに思っております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 私も今回は、昨日、おととい、千尋の滝のほうのちり拾いに行ってきました。これは有志じゃないけど、みんなまちづくり協議会のところのメンバーなんですけど、それで自分たちができることは自分たちでしようねっていう話で、松原公園、あそこの公園自体がすごく汚れているという話で、そしたら千尋の滝のほうも清掃を行ってないから、そっちのほうは自分たちでしようっていう話になって、行ってまいりました。 すごいです。汚いです。おむつから、食べたごみだの、お弁当の殻だの、ましてやテレビだの、米びつだの、バッテリーだの、どうしましょうかっていうぐらいにいっぱいありました。 私たちは好きで、綾町が好きで、きれいにしとかないといい気は回ってこない。悪いものがあると悪い気が来ますので、きれいにしとこうねって、年に3回ぐらいはしようねっていう話で、これも本当に綾町が好きだのグループでやっておりますので、そういう公の公助、こっちのところは助成金も要らないし、自分たちでできる範囲でやりましょうっていう話で、ですので、今まではいろんなお茶が出たり、ご飯が出たりとかしていましたけど、それもしなくてもいいし、自分たちでしようっていう話で、そういう試みじゃないけど、そういう小さいグループでいろんなことをやられていると思います。 イベントにしたって、それが何か面白いイベントになればいいねっていう話にもなっています。ポイント制じゃないですけど、何かこういうことを、ちりを一つ拾ったら何かができるみたいな、そういうイベントみたいな感じのことを考えながら、そのときにも小学生の子たちとか、幼稚園生の子たちとかも来ていましたので、お父さん、お母さんに連れられてきていました。そういう小さいときから綾町をきれいにしようねっていう話で、それがどんどん世代が小さい人たちにまでもなっていけば、綾町はきれいになるんじゃないかなと思っています。 そういうことが行政じゃなくて、一般のそういう小さいグループに任せてもらって、ちりはどうするっていう話になったときに、行政にそれはこちらのほうで引き受けてもらいます。これもちり一つ持っていくのも、多分、税金から処分しないといけませんけど、私たちが処分するわけには、荷が重いというか、そういうこともありますので、その辺のことは行政、綾の自然のことですので、その辺のことはやっていただければと思っております。あと道具とかは貸していただいたりとかしていただければ、こちらのほうでやりますのでということで、また続けようねっていう話にはなっております。 本当にきれいな綾町だったら、きれいにしてもらえると思います。汚いから汚いものを置く。それからまた上にどんどんちりが積もっていくということになっておりますので、本当にきれいな綾町、そしたら皆さんも、ああ、ここにはごみ捨てたらいけないわって。ここにごみを捨てないでくださいっていう看板がごみになっていました。かぱっとなってて、もう何が書いてあるか分からないぐらいの状態になっていました。 そういう状態にもありますので、今回はきれいになりましたけど、また秋になったらキャンプシーズン、キャンプをする人は必ず持って帰るという話でしたので、そこにちょっと遊びに来て、バーベキューして、そのまま、網とかもありました、バーベキューの網、それもまだ上等だねっていうもの、それも何枚もありました。 そういうことを考えれば、ちょっと遊びに来た人が全部ごみを捨てていくっていう感覚のもので、綾町をきれいにしていこうっていう気持ちの人たちの集まりですので、その人たちにお金をくれとか、そんなのは絶対、何も言いませんけど、何かごみだけは町のほうで預かってもらえればと思っております。その点は了解済みでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今の山田議員からの質問の中に幾つかキーワードがあるんじゃないかなと思います。きれいとか、先ほどからあります安心、安全とか、本当に基礎的な、基本的なことなんですけれども、こういうのが一つの綾らしさじゃないかなと。そういうことを一つ一つやっていくと。 確かに今年、大変なときなんですけれども、逆にこういうときこそ思い切った施策というのも実施できるんじゃないかなというふうにも思っております。上畑の松原公園からだんだん上っていって、吊橋のほうまで上がっていって、そして川中神社のところまでですか。夏の暑いときにずっと走っていきましたら、下の川に下りるところ、道があるところの周辺にはいろんな車が止まっていると。恐らく町外からの車だと思います。川遊びとかしているんでしょうけれども、そういう車がずっと吊橋を越えて、川中神社のほうまで行っていると。 そういう中でいろんなごみ等は出てきますけれども、こういうものをどういうふうにきれいに維持していくかということも、いろいろ考えていけば、アイデアが出てくるんじゃないかなと思います。 そして、吊橋とか、今、綾の場合でしたら綾城とかありますけれども、かつて綾城の来客者は今の10倍ぐらい、最初の頃いたんです。吊橋のほうも3倍ぐらい、そのくらいの人数の方がいらっしゃった。それが年々、だんだん飽きられてといいますか、当たり前になってきたんですけれども、こういうところも綾の財産ですし、何かもう一工夫、二工夫入れることによって、もう一度増やすことができると。 ただ、綾の照葉大吊橋という形で宣伝するんじゃなくして、その中にプラスアルファ。綾城にしてもそうです。お城に行きましょうと言っても、恐らく今のままだったら増えないでしょうけれども、それに何かプラスアルファする、何か付け加えることによって、付加価値です。こういうものをつけることによって、目的はそっちのほうで、プラス吊橋に行けるとか、目的は別なことで、プラスお城に行けるとか、そういうふうな発想をこれからしていかないといけないのかなと思っています。 実際に今、建設課のほうで多年草事業とかっていうのも取り組んでいます。明日からまた指導者の方に来ていただいて、今年は、去年、馬事公苑のほうで公園を整備して、これから今年は尾堂橋の周辺のところということで、だんだんこれを広げていこうと。そうすることによって、維持、メンテナンスのほうも単年だけじゃなくて、多年ということで少し変わってくると思うんですけれども、町全体がきれいになっていく。 そして、秋になって綾のほうにまた来たいとかという形で増えてくると思いますので、もう一度、本当に綾のきれいなところ、安心、安全なところ、そういうところを大切にしていって、もっともっと綾の魅力を外に、いろんなところに発信していけるようにしていきたいなというふうに思っています。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 十分発信していただければと思います。先ほどのごみ拾いは、ユネスコエコパークの推進室の室長も一緒にしてくださいました。室長、何か思ったことがあれば。 ○議長(日高幸一君) ユネスコエコパーク推進室長。 ◎ユネスコエコパーク推進室長(入田賢一君) 先日はどうもありがとうございました。言われたように、ごみがごみ袋で大体40袋、軽トラック2台分のごみが出たところでした。2週間前も多分、多分といいますか、若人協議会「やまびこ」のほうが松原公園のほうのごみ拾い活動をしていただきまして、今回はまちづくり協議会のほうが主体となって、自分たちでやっていただいたというところでした。 ユネスコエコパーク推進室としましては、先ほど言われましたように、軽トラックを出したり、あとごみ袋を準備したり、火ばさみ等準備したりして、また出たごみにつきましては、役場のほうで一時預かりをさせていただいたところです。 まちづくり協議会につきましては、平成26年に設立されて、今7年目を迎えているところなんですけれども、今年の総会で、このまちづくり協議会の今後におきましては、自走自立する協議会を目指していくということが決議されたところであります。 そうした動きの中で、今回のような動きも始まったんじゃないかというふうに思っておりますので、また今後に向けても、町といたしましても、そういった自走する活動に対して、側面から、また一緒に支援しながら、協力しながらやっていって、こういう活動を広げていけたらというふうに思っております。今後ともまたよろしくお願いします。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) ごみ袋とか、それとか軽トラとか火ばさみとか、本当そういう小さいことなんですけど、そういうことを援助してもらったりとか、皆さんでということで、自立、自走自立を目指して私たちも頑張っていきたいと思いますので、やれる範囲でよろしくお願いいたします。 また、多年草につきましても、私もちょこっと携わっておりますので、なぜ多年草がいいかっていうことは、初期投資だけで、あとは多年草ですので、毎年種が落ちて、四季、春夏秋冬、違うお花を見られるということで、手入れが簡単かどうか分かりませんけど、お金はその後はかからないということは聞いております。見た目も優しい感じのものになっております。 同じ日に、この前の日曜日に馬事公苑のほうのところでされたと思います。そういうことも、そういう小さいグループなんですけど、やっておりますので、町として、いろんなご意見はあると思います。あの花は嫌いだ、これは嫌だというのもあると思いますけど、そっちの方面に向かっていくという方針だけを定めていただければ、それを町全体、綾川荘の奥のところにも持っていけたらいいなと思っております。よろしくお願いいたします。 3番目の綾町産業活性化協会の今後につきまして、8つほどあります。10月に公募して、11月に選定して、入札し、12月の議会にという話があります。これの中で綾川荘とてるはの森の宿とふれあい合宿センターは、一まとめにして公募するっていうことを聞いておりますが、それで公募に関して、いろんな話を聞いております。韓国の業者が来るんじゃないかとか、中国の業者が来るんじゃないかとか、そういう話をちらちら聞いております。 ましてや、綾川荘につきましては、9、10、11月をお休みにしております。これも急な話で、多分職員の皆さんはびっくりされたのかと思っております。9、10、11月を休みにして、12月からオープンできるんだろうかと。公募して、選定して、12月に議会にかけてという話になったときに、えっ、12月、開けるのという話にはなると思いますので、その辺もお聞きしたいと思います。 また、馬事公苑に関しましては、馬は物すごくお金がかかります。分かっております。息子が馬事公苑でお世話になったとき、お金がかかりました。2026年には宮崎で、第81回の国民スポーツ大会、第26回全国障害者スポーツ大会というのが控えております。26年といいますと、あっという間に来ます。そのときに馬事公苑をどうされているのかなって、もう今ぐらいから考えておかないと、施設なんかはすごく老朽化しております。 ましてや、それを建て替えじゃないけど、プレハブ、馬小屋、厩舎、その辺のものは足りてないと思いますし、古い小屋じゃちょっと無理かなという感じもいたしますし、花時計の前に何かいろいろな遊具がありますけど、あれも撤去しないと、国民スポーツ大会のときには邪魔になるかなとは思います。いろんなことを考えていると、26年なんてあっという間に来るなと思いながら、その辺のことも聞いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今のご質問の中に3つ、4つほど大きなテーマがあったかなというふうに思っております。 まず、綾町活性化協会、7施設ありますけれども、従来は7施設を、町の7施設を一括してぼんと綾町活性化協会に出していたと。以前からたくさんの議論がありました。宿泊3施設とその他の4施設はちょっと性格が違うんじゃないかなと。営利につながる宿泊3施設と、その他観光客というか、町が管理していって憩いというか、そういうのにつながるほかの4施設ということで、これに対して大きく3つの宿泊施設と4つの施設を分けて考えようというところから最初はスタートしました。 それで、指定管理業者の契約が来年の3月でもう5年を迎えます。ですから、来年度以降をどうやって運営していくか。そのためにこれから公募を実施していかないといけないと。ですから、来年度以降をどうやって運営していくかということで今この公募を考えておりますので、先ほどちょっと言われた12月からの運営開始の予定というのと、これとはちょっとリンクしませんので、そこのところはちょっと説明しておきたいと思います。 宿泊3施設に関しまして、今年の2月、3月、合宿等のキャンセルがあった影響で、約3,000万円相当のキャンセルが発生したと。それ以降、今度は4月以降なんですけれども、この7月、8月の夏休みも含めて、さらに4,000万円以上の当初見込んでいたところがキャンセルが入ったというのが実情です。 それに対して、今後、今年度どういうふうな流れになるかと。9月、10月、11月というのは、ちょうど何といいますかね、閑散期に当たるんですよ。学校とかも始まりますし、いろんなJリーグ関係のスポーツとかも大会があるので、合宿とかには来れないと。ですから一番その時期はお客さんとして来るのが少ないということもありまして、この9、10、11月ですか、この期間は、例年にもそうですけれども、ここは毎年必ず持ち出しが多いところということもありまして、3つの施設のうち、てるはの森の宿を開けて、ほかの2つに関しては休館しようということで判断したような次第です。 12月暮れから新年にかけて、そして冬場に向かってどのぐらいまた来てもらえるか、そこもまだ分からないような状況なんですけれども、綾に来てもらっている大切なクライアントに対して、このコロナウイルスのほうも第2波のほうも一応沈静化してきておりますので、これからもう一遍働きかけて、綾町に来てもらえるように一生懸命やっていきたいと思います。 9、10、11月で、もしこの期間をそのまま今までどおりに運営していくとなると、多額な費用が発生してしまうと。我々のほうでも試算しましたけれども、仮に今までどおりずっと開けていれば、今年度末の決算の中で、新たに5,000万円強の町のほうからの持ち出しが出ていってしまうと。それを少しでも抑えるためにということで苦渋の決断をしたような次第です。とにかくコロナが収まってもらうのが一番なんですけれども、それに併せて綾町にいろんな方に戻ってきてもらうために、これからしっかり働きかけをしていきたいと思います。 3つの施設で、先ほど申し上げましたけれども、それに対して今度10月公募を予定しておりますけれども、もしそこに対して、これらの3施設、管理するのはもちろん公の施設なんで綾町なんですけれども、その運営に対して、やりたいというところがあればぜひ来てもらって、そこでじっくり話して、綾町がかなうようなやり方、もちろん従業員の雇用もそうですし、今までやってきた綾川荘、てるはの森の宿、合宿センター、この性格、意味合いを十分に理解してもらっていただけるところがあれば、そこにお願いしようかなと。いろんなうわさがあって、韓国だ、中国だということがありますけど、全然そういうことはありません。今まさにこれから公募して、本当にどこに来てもらえるのかなということなので、来ていただいたところに、そこの中でいい提案を出してもらうところと、これから話合いをしていくということになっていくと思います。 宿泊3施設以外に関してなんですけれども、残りの4施設、お城、馬事公苑、吊橋、そしてアイス工房とかありますけれども、馬事公苑もなかなかちょっと難しいところなんですよ。実際に町有馬、県有馬、そして個人で持っていらっしゃる方の馬もいますし、それらを維持していかないといけないと。 ただ、今年でしたか、かごしま国体が予定されて、それが1年延期になりました。2023年が佐賀で、2026年が宮崎で国民スポーツ大会が実施される予定でしたけど、1年ずつ延びましたので、恐らく2027年に宮崎で何ですかね、国民スポーツ大会が開かれると。その際に馬術の会場として綾の馬事公苑が予定されています。もう県のほうもしっかりそのことは分かっているんですね。それに併せていろんな形でできるだけ町の負担といいますか、町のお金を使わなくて、お金を引っ張ってこようという努力が必要かと思います。 ですから、その際、それに併せてうまく整備するとか、国や県からの補助を頂きながら今あるこの施設を、もちろん綾の馬事公苑ですけれども、宮崎県あるいは九州の中でこういう公営の競馬場があるのは綾ぐらいです。ですから周りの期待も大きいんですけれども、逆に期待に押し潰されそうな感じもあるんですけれども、国民スポーツ大会の会場としても予定されておりますし、しっかり国や県と話して、できるだけお金を引き出して施設の整備等に当たる努力をしていきたいと思います。 そういう関係で、これら活性化協会の各種施設がありますけれども、指定管理業者の契約が今年度末で切れますけれども、来年度以降の運営の仕方について、本当にこれから絞っていかないといけないという時期に来ていることをご連絡しておきます。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 来年3月31日、指定管理者契約が切れます。そもそもが町が持つものではなかったものではないかと思っております。行政の方がホテルとか宿泊施設に精通しているかといったら、そんなことはないと思います。ましてや、そこを運営管理するということはできないものではないかと思っています。ほかにやることは、行政の仕事というのはまた違う面で発揮してもらいたいなと思っております。 やっとここに着手するという面では、大胆な施策を持ってしていただいて、持ち出し分というのがすごく多いわけであって、今年に限ってはコロナで全てほとんどの施設が駄目になっておりますけど、前年度までの売上げと持ち出し分等を考えたら、やはり毎年何千万円、6,000万円ほど売上げはない。ただ持ち出し分が多い。そういう中で、これはみんな町民の血税ですので、それを考えていただいてやっていただけていたのかなと、私も甚だちょっと不思議でなりません。 公だったから仕事しなくてもお金はもらえるわという感覚のもので、役場に頼りっきり。仕事をしなくても1か月のお給料が出るという感覚のものであったとしても、あまりにも持ち出し分が多くて赤字経営のところばかり、ほとんどが赤字です。全てが赤字。ましてや、施設は老朽化してその修繕費にお金がかかる。それを今までにやって、ずっと毎年毎年やってはきているものの、もう既にホテルとか、もう今の時代には合わないような施設になっております。 そこをまた綾川荘にしたって、かやぶき屋根、あれの修繕にしたって多分何千万円、もう大体見当がついているかと思います。あれは本当に県外からのお客さんにしてみれば、すごく素敵なところだと思います。私もあそこに行って心が落ち着くというか、感じはします。もうあるものを大切にしないといけないと思っておりますし、ましてや、でも雨が降って本当に雨漏りをしております。多分修繕しないとあのままではやっていけないと考えておりますし、綾川荘にしても古い建物になっておりますから、あれを大々的にやりかえるということになりましたら、公募して、来る人がいるのかなと不思議に思います。 もし3施設を一気にお願いしますねと言われたときに、いやいや、私は綾川荘だったら引き受けますけど、そのほかの施設は無理ですと言われたときには、切り売りじゃないけど、そういうことはされるつもりではあるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まずは3つの施設といいますか、そこに対して一緒に公募するということを考えております。でも、確かに言われるように、今のこの状況の中で来てくれるかどうかと本当にもう不安で、本当に来てくれるのかなと、眠れないようなときもあるんですけど、その中で、もしそれがなければ、その辺のところも考える必要があると思います。それは次の段階として、まずは取りあえず3つとも出してみて、そこでどうなのかということを考えていきたいなと思っています。 あと、最初の山田議員のご質問の中で、まさしく今、我々は意識改革を求められているんですよ。やっぱり町でこういう宿泊施設を3つも抱えていると。お客さんが来て何ぼですよね。それこそ民間でも一生懸命やって営業努力をして、とにかくキャンペーンをやって、来てもらえるか。この宮崎の綾に来てもらえるかというところなので、これまでは先輩たちの努力で、エコパーク、照葉樹林のまち、自然生態系農業というので来てもらいましたけれども、やっぱりそういう努力をしていかないといけないですし、働いている、あるいは町民も本当にここを存続させるためにはどうしたらいいかということを考えないといけないと。今までどおりやっていたら絶対駄目になります。ですから厳しいことは分かっていますけれども、ここは思い切って、どうやってこの3つの施設を残すかということを考えて、今度の公募については実施していきたいなと。 今年初めですかね。Jリーグのチームが来て、ワールドカップに日本のサッカーが最初に出たときの監督、岡田監督が来て話されたんですよ。あと有名な鹿島アントラーズにいて、いろいろ移られましたけれども、秋田選手、今は監督にもなられていますけれども、来られて、玄丹、式部屋敷で一緒にお酒を飲む機会がありました。いや、本当こういう屋敷というのは九州を見てもないんですよね。あんな大きさのものは。確かに雨漏りもする、もうカヤのほうも一部もう腐りかけてふき替えしないといけないんですけれども、「この施設はいいんですよね」と、あとほかに来られた方も、「これがあるから毎年綾に来ている」と言っていただきました。 そういうことも含めて、本当に綾川荘ファンというか、てるはの森の宿ファンがたくさんいらっしゃいます。そういう方たちのその方の思いもありますけれども、そのためにもこういう施設は絶対に残していかないといけないということから、今度の指定管理業者の契約といいますか、公募に関しては、本当に真剣に取り組んでいきたいなというふうに思っています。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 今の中でも、やはり綾川荘、てるはの森の宿、ふれあい合宿センター、3施設というのは、一まとめで公募をするということでは変わりはない。もしですよ、もしここだけだったらというときには、どうされますか。やっぱり3施設で考えますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まず10月に実施するのは、一応3つの施設を一緒に出してみようと。そこで、うまくこの公募がいかなかったというときには考え直さないといけないと。どんな提案が出てくるかということですよね。 ということなので、まずは経営の観点から、これらの3つの施設をリンクして考えることもできると思いますので、そういうのも含めて、まずは第一段階として3つ一緒に。そこで不調に終わったときは、また改めて考える必要があるというふうに思っています。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そのほかの4つの施設は、公募はされるんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) こちらのほうも当然指定管理業者の契約が切れますので、公募します。活性化協会が実施するかどうかというのもまた含めてやらないといけないんですけれども、それぞれ今度は、お城、馬事公苑、吊橋、また宿泊3施設とは違ってそれぞれ個性のあるところなので、ここに関しては、全くお城から吊橋までというのは、全然業種も違いますし、やり方も違いますから、そこのところはどういうふうにやるか、その次の公募なんですけれども、またこれについては検討してまいります。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) それぞれ綾城、馬事公苑、ほんものアイス工房、吊橋というのは本当に違いますので、ここに対しては、それを一まとめじゃなくて、アイス工房だけならアイス工房、馬事公苑だったら馬事公苑だけ、吊橋だったら吊橋、綾城だけだったらという話になるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 正直、お城のほうを公募して手を上げてくれるところは本当にあるのかなと。馬事公苑を見て、やりたいというところがあるのかなと。吊橋はどうかなと。アイス工房はあります。ですからこの4つの施設に関しては、今のところ公募はしますけれども、それを個別にやるのか、あるいはまとめてやるのか。恐らくまとめてやるのは難しいというふうに考えていますので、それで提案してもらうと。 ただ、こちらのほうは町の施設なので、どうしてもないという場合には、また活性化協会のほうで、今度は経営のやり方を考えてやっていくことも選択肢の可能性としては十分あるんじゃないかなというふうに思っております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) このような状況になった、赤字経営が続く原因、まあ今年に限ってはコロナですけど、ここ数十年、何が原因だったと思いますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私が思うに、正直、何も考えなかったんじゃないかなと。ただ活性化協会にやらせておけばいいと。随意契約でやらせておけばいいと。その発想だったと思います。経営の感覚がなかったと。また今までどおりと同じようにやっておけばいい。損得とか全然考えないということだと思います。 本当にもちろん売上げを上げるところで収益を上げる部門、あるいはそうじゃなくて、町の公共の施設として町民の憩いの場になるところと。そういう目的を明確にして、もし採算が合わなくても、いかにその負担を抑えるかという努力を全くなされていなかった。ここに一番問題がある。今まで何も考えてこなかった。それをみんな黙っていたと。 5年前の指定管理業者の選定のときにどんな議論がされたのか。10年前にどんな議論がされたのか。もちろんそのときに数字を見て判断しないといけなかったんですよ。そのツケがどんどんたまっていって、毎年5,000万円も6,000万円もそれぞれの施設に対して、活性化協会に出している。今年に至ってはこのまま何もしなかったら1億円以上の持ち出しが出ます。 今まで何も考えてきていなかったことが問題であった。この機会にいろんな意見が出ていますけど、本当に町民の皆さん、一緒になって考えてください。我々も真剣に考えていますけれども、私たちはこれを潰すためにやっているんじゃなくて、残すために一生懸命考えているんです。ですから、そのためにいろんな意見があったら、いろいろ提案があったら出していただきたいなというふうに思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 町長がおっしゃるとおり、今までに何の手だてもしていなかったというのも本当に原因だと思います。本当に行政がするものではないと考えております。やっぱりプロがしないと、人は来ないと思います。分かります。町民の皆さんがそこで働いていますので、町民の皆さんの、働いている方たちの雇用は守っていただきたいと思います。 多分、総務税政課、企画財政課、その辺のお金を出さないといけない立場の人たちは、課長たちは、頭を毎年のようにひねりながら、出さないといけないんだろうかとか思いながらされていたと思います。 今までいろんな議論があったと思いますが、これは総務税政課になりますか、企画財政課になりますかね。それとも、産業観光課長、何かこのことにつきまして、綾町活性化協会の今後につきまして、一言答弁を。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 活性化協会についてのご質問でございます。 先ほど町長が述べましたように、長い間、活性化協会ありきで、ずっと運営に頼ってきたツケが今に来ているんだと私も思っています。非常に苦しい立場ではございますけど、今後を見据えて十分検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) やり方次第だと思います。本当に宝物だと思います。綾町にとってこの施設とかいうものは。でも、やり方次第ではこのようになってしまう。もっともっといいやり方はあると思います。でも、お金は出さないといけない。今からもかなりメンテナンス、修繕費がかかるのではないかと思います。 湯水のようにお金が湧いてくればいいのですが、1億円ぐらいのものを毎年その活性化協会に、赤字のところに補填するというのは、一町民としては──一町民じゃなくて主婦としてどうかなというところもあります。もっとほかの教育だの福祉だの、そういうものを今からは災害に備えていかないといけないと思います。そういうところにみんなのお金がその辺に回らないといけないと思っていますけど、なくしてしまうわけではない。よくしていくという考えの下で、一団となって町民の皆さんも考えていただければと思います。 また、行政のほうも支援を、ある程度もう手放してもいいところは手放してもらえれば、少し身の負担が減ってくるのではないかと思います。一生懸命やっていらっしゃる方はいらっしゃいます。本当に。いろんなことを考えながらやられている方も本当にいらっしゃいます。その方たちの応援もしたいと思います。 やっぱり私たちも悪いかなというのは、よく綾川荘だの、てるはの森の宿など使わせていただきました。知り合いだからちょっと飲物は入れていいかとか、そういう使い方をしていました。このくらいの値段でやってくれないかとか、そういうことの使い方をしていました。本当に悪かったなと思います。 本来ならば、ちゃんと正規の値段、またちゃんと飲物を向こうから提供してもらうとか、そういうことをしないといけなかったのに、町民もそういう使い方をしたというのも、やっぱり反省しないといけないところもあります。 今度は公的な力じゃなくて、みんなの力でまた一からやり直すという考えの基にならないと、綾はよくはならないかなとは思っております。いろんな考えがあると思います。行政が主導してやっていけという考え方もあるかと思いますが、もうそろそろこの辺で手を打って、ということは、結局公募で入札もできない、誰も来なかったといったときには、これまた行政が見るということになるんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もちろん3施設、今度公募を出しますけれども、その結果を見て、来なかったら次の手を考えないといけない。でも、やっぱり一番大切なのは、施設じゃないんですよ。そこで働いている方の雇用といいますか、やっぱり人だと思います。 そこのことを本当に考えないといけないので、そのためには施設は残すと。残すことを最優先に考えて、そこでしっかり働いて、自分の生活があるわけですから、そこを残すがために今回も一時帰休として3か月間、閉館としましたし、今度の公募に関してもそういうことで3つの施設、綾の大切な資産です。ですから、これに対してやってくれるという方があれば、そことじっくり話してやっていきたいと思いますし、もしそれが、もしうまくいかなかった場合には、またそれぞれまた知恵を出し合ってやっていかないといけないというふうに思っています。これは、1本で1回でスムーズに行くようなものではないというふうに考えておりますので、そこのところは真剣に考えていきたいと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。
    ◆議員(山田由美子君) 来年の3月31日で指定管理の契約が終わります。4月からその方にいらっしゃらない場合には、また考えるということになると思いますが、このペースで間に合うのかなというのが、私的にはちょっと遅いような気がしないでもないです。というのが、もう既に9月の中旬、あと2週間もすれば10月で公募が始まります。 本来ならば、もう今ぐらいからインターネットなり何なり載せてもらわないと、話はあるかもしれませんけど、いろんな裏では話はあるかもしれませんけど、そこまで行くに当たって時間的な問題もあります。スピード感を持ってちょっと幅を持たせてというところもないと、4月から譲渡する──本当自分でやりたいという方がいらっしゃれば、本当それにちゃんと精査してもらって、どういう方かというものをしてもらって、綾のために頑張っていただける方でしたら頑張っていただきたいと思います。 まずは町民の皆さんがそこで働いていますので、その雇用を守っていただければと思っております。その方々も1円でも売上げを伸ばさなきゃという感覚を持っていただきながら、今まではそういう教育というのがなされていなかったと思います。そういうお客様に対してサービスという考えがない方が多かったと思います。来られる方はお客様ですので、そういう待遇、処遇、そういうことから勉強していただいて、綾をよくしていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、4番目のAYA SCОREについての進捗状況について伺いたいと思います。 アンケートを取られたみたいなんですけど、AYA SCОREに対して。そのアンケートは、どのような人たちが対象であって、どのような目的でそのアンケートを取られたのかも聞きたいと思います。 農林水産省の事業を活用した移住定住促進は進んでいるのかということで、これは昨年の有機農業推進大会のときから、来年のこれもまた3月末までの実施となっております。その後はどうされるのかなということも聞きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) AYA SCОREについて進捗状況を説明します。 アンケートに関しては、担当のほうから説明させてもらいたいと思いますけれども、この事業ですけれども、国の農林漁村振興交付金を活用した実証実験、これは3か年計画で、現在が2年目になっています。昨年度、1年目にコミュニティー活性化ツールとなるアプリの構築に取り組み、昨年11月10日にリリースをいたしました。現在アカウント数が153件です。 質問にありましたけれども、この目的というのが、綾町への移住定住を促進させることを目的としておりまして、移住定住意向のモニタリングやデータ分析による相互扶助マッチング検証が計画されております。 2年目となる今年度ですけれども、スコアの獲得者に対して非金銭的インセンティブによる利他的に行動を促進すると。ちょっとなかなか難しい言葉なんですけれども、利他的──自分のためじゃなくして、自分じゃないほかの人に対して何かこうメリットがあると。そういうふうなこれはもしかしたら結いの心につながっていくのかもしれませんけれども、そういう利他的な行動を促す活動と。こういうふうな取組が昨今ではいろんな形で行われているんですけれども、その一つとしてAYA SCОREに取り組んでみようかというふうになった次第です。 現在までの課題としましては、何に対してスコアを付与して、スコアリングを楽しんでいただいて、綾町に住む幸福感とか満足度とかいうのをもうちょっと目に見えるような形でしていかないといけないのかなと。実際にまだよく自分でこう何というかな、感じとして理解できないようなところがあるんじゃないかなというふうに考えております。 町のイベント参加やふるさと納税による綾町への寄附者にスコアを付与するだけでなく、町民に喜んでもらえるような行動、綾町の基盤となる自治公民館活動に対して積極的に参加していただける仕組みの構築、さらには、先ほども言いましたけれども、移住定住されている方々に、住んでよかったと思われるように今後もやっていきたいと思います。 もうちょっと具体化というか、具現化といいますか、それが見えるようにすることがこれからの課題だと思っておりますし、3か年計画のうちの2年目ということで、これからあとまだ1年半ありますけれども、しっかりその辺をにらんでいって、ある意味それに対して何かこうメリットというか、あって、それに向かって誘導されていくというふうな行動を──行動というか、形をつくっていく必要があるというふうに考えております。 私からは以上です。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 補足させていただきます。先ほどおっしゃっていただきましたアンケートにつきましては、8月に行っております。今、回収が終わりまして、電通のほうで今その集計処理をしてもらっているところで、今週末ぐらいには全体の集計結果が上がってくる予定になっております。約2,000通を町内を対象に無作為に送っておりまして、うち600通ほどは返ってきているというふうな状況でございます。 今のところアカウントで153件ですけれども、町内から返ってきたアンケート、回収したものでいきますと、二、三十通ぐらいが、このアカウントを持っていらっしゃる方、それぐらいはいらっしゃるというような結果が出ているところまでは今確認しているところでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そのアンケートの中身なんですけど、私は見ていないんですよね。どのようなことがアンケートの内容だったのでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) 主に使い勝手。これはアプリですのでスマホでの使い勝手とか、あと一番メインは、要するに今町長が申し上げましたけれども、このアプリを使って要は何がメリットといいますか、参加された方の楽しみを今探しているところなんですよね。どうやったらそれを楽しんで継続してもらえるか。それから広がりが出るかというところですので、満足度とか、そういったところを聞いているところでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) いろんなものを企画はするけど、ぽしゃってしまったということが多々ありますので、もしこのAYA SCОREが、県内外からもうアカウント数が1,000、2,000というふうに増えるような試みというものは、やっているんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) いろいろやっているんですが、なかなかですね。要は、例えば何ポイントがたまったら農産物がもらえるとか、そういう個人その方に金銭的なメリットが出るのは駄目ということになっていますので、そこがなかなか工夫のしどころが難しくて、町内向けには、例えば非常にあれなんですけど、有害鳥獣のわなを貸出しをしているんですが、それをこのポイントがたまっている人は貸出期間が少し長く借りれるとか、例えばそういう金銭的と言えるかどうか分かりませんけど、なかなかお金につながらないようなメリットというのもいろいろやっているんですが、なかなか決定打が出ていないというのが現状でございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 私もこれをやってみたんですけど、結局アカウントを取れていないんですよ。いまだかつて。そこに行くまでに何か不具合が出て、AYA SCОREの携帯には出てくるんですけど、自分がそこまでたどり着けていないというところがありますので。議会議員の皆さんはされていますか。されています。(「していません」と呼ぶ者あり)はい。議員も多分何人かしか、多分松本議員ぐらいしかやっていらっしゃらないと思います。執行部のほうでもやられている方はいらっしゃいますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私はやっております。ただ、これの目的が、このAYA SCОREの目的が、移住定住を促進させることということなんで、我々こう地元にいる人間に対しては、そんなにメリットというか、あまりまだピンと来ていないんですけれども、綾のことを知ってもらって、ちょっと移住してみようかな、定住してみようかな、ちょっと試しにというのを誘導すると。そういうことを誘導するというのが本当の主たる目的になっております。 ただ、まだそれが何ですかね、形として出ていない。特に我々は中に住んでいて、これをやってどんなメリットがあるのかなというのが、特にもう既に移住というか、ここに住んでいる者に対しては、あまり見分けられないんで、そこのところが2年目ということで何ですかね、改善というか、電通さんのほうにもしっかり話をして、もうちょっとこう分かりやすくというか、実感できるような形に持っていかないといけないというふうに思っております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) そうなんです。分かりづらいんですよ。移住定住の促進って考えている割には、自治公民館活動をしたときにはポイントがつきます、イベントに参加したときにはポイントがつきますという考えで、どっちを優先。多分農林水産省のほうは、移住定住を促進するためにAYA SCОREを開発されているかと思いますけど、その町民にアンケートを取られたというのであれば、町民に対しての何かメリットは、何かのイベントに行けばそのスコアがたまって、今さっき言われた鳥獣害のわなの貸出しをちょっと長くしますとか。でも、それを使わない人もいっぱいいるわけであって、そういうことが何かちぐはぐ、何かどこを目指しているのかなというのがよく分からないこのAYA SCОREなんで、PRもしていないというところもありますし、これで移住定住を促進するんだったら、県外の方々が主な対象者でなければいけないかと思いますけど、その対象者に向けての何かやられていますか。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) すみません。私も5回か6回かけて、やっとアカウントが取れた経緯があってなかなか難しい。それは私たちの世代には難しいと思っています。若い人にはいいのかなと思っています。 今、150ぐらいのアカウントのうち、大体50ぐらいが町内、100ぐらいが多分町外・県外じゃないかという。アカウント自体に住所がついていませんので、はっきりは分かりませんけれども、推測だとそれぐらいじゃないかなと考えております。 移住と定住ですので、よそから移住してきてもらいたいという部分と、移住された方のほうにずっと住み続けていただけるような、お楽しみになれるような部分もいるということで、二本立てにしてあるので、町内向けというのももちろんいるということで、例えばほんものセンターに行ったときにこうかざしてポイントが入るとか、吊橋に行かれた方がポイントが入る。それは町外・県外から来た方も入ると思うんですが、そういう両方立てでポイントが取れるような形は考えとしているところでございます。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) 多分ふるさと納税のほうには、パンフレットのところには、そのAYA SCОREのQRコードを読み取りしてください、そしたらそのアカウントのほうに行きますよということはされています。納税の何かほらパンフレットがありますよね。そういうものにも多分そういうことをつけ加えないと、そういうものには。でも、ふるさと納税をする人が移住定住するかといったらまた別な話なんですけど、県外者に対してこういうことがありますよという発信力というところは、どうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) まさしくそのふるさと納税のところに、シールを貼るといいねという話はしておりまして、まだ実施まではたしか入っていないと思います。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) その企画がぽしゃらないように、何か今からメリットを考えるということですので何かすごくうれしいなという、ポイントをためてよかったなというものがあるといいんですけど、来年の3月ぐらいで多分これは事業が終わるのではないでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 農林振興課長。 ◎農林振興課長(兒玉良次君) この導入の期間は終わるんですけれども、それを生かした活用はその後になりますので、それで終わるわけではないと思っております。 ◆議員(山田由美子君) 議長。山田。 ○議長(日高幸一君) 山田議員。 ◆議員(山田由美子君) もしこれがうまくいけば、何かメリットがあってそのツールに簡単に入れるような、電通さんと話して、もっと簡単に入れるようにしてくれと。私どもできるようなツールにしてもらえれば、もっといい方向に広めていきたいなとは思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日高幸一君) 関連質問の希望はありませんか。(なし) ○議長(日高幸一君) 山田議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(日高幸一君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後3時00分)………………………………………………………………………………(再開午後3時11分) ○議長(日高幸一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 青木議員の一般質問を許可いたします。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 質問に入る前に、通告書の17ページ、これは私が間違えたんじゃないんですけれども、一番最後の行の「町民の指示」の「指示」が漢字が間違っております。「支持する支持しない」の「支持」ですので、訂正を事務局でお願いいたしたいと思います。 それでは、破壊的議論にならないように質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、綾川荘についてですけれども、9月1日から休業3か月ということですよね、これはどうしてなのか。 また、2番目にその現場、事前に現場と密接な協議をしたのかどうか、この辺を2つ、上2つを質問したいと思います。お願いします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ご質問に対してお答えする前に、ひとつ青木議員に忠告したいと思います。 青木議員は公人です。綾町議会議員です。議会の場をほっぽり出して個人的な感情で出ていくというのは、これは決して許されることではないというふうに考えています。五百何人の方が青木さんを応援されてこの議場に送り出していると、それを放棄されるというのは決して許されることではないと思いますので、今後十分に気をつけてください。 では、質問に対してお答えします。 綾川荘に関する質問なんですけれども、9月、10月、11月、3か月間、綾川荘だけじゃなくて、宿泊3施設のうち綾川荘と、そして合宿センター、こちらのほうを休館して従業員に関しては一時帰休をしてもらうことにしました。 これに関しては、この宿泊3施設で今年の2月、3月、2か月足らずで50件、3,200万円を超えるキャンセルがありました。これはコロナウイルスの関係ですね。 さらに、4月から8月までの間、160件のキャンセル、金額にすれば4,800万円です。7月、8月というのは稼ぎどきだったんです。ところが、コロナの第2波が襲ってきて誰も来てもらえなかったと。 そんな中でも、我々は第1波が終わった後に、何とか夏休みは持ち直すんじゃないかと、来てくれるようになるんじゃないかということで、レストランとか、そういうのも開けてやろうとしたんですけれども、それも意に反せず、全く来ていただけなかったというのが実情です。 これから9、10、11月というのは一番お客さん少ない時期ということで、これも併せてやりますと、この調子で今年度末まで行きますと、さらに5,200万円の町から持ち出しが発生します。これは何とかして抑えないといけないということで、取りあえず12月以降は、また次のブームといいますか、お客さんが例年だったら来る時期、もしコロナが収まって──収まってといいますか、鎮静化していって客足が戻ってくれば12月以降というのは、そして冬場のキャンプ時期というのはまた戻ってくるということもありましたので、9、10、11月、綾川荘とふれあい合宿センター、こちらを閉めることによって、その持ち出し額を1,400万円抑えることができるということになりましたので、ここのところはあと国からの支援もありますので、一時帰休という形で従業員の方には待機していただいて、12月から再開できるように、これも全てこの3つの施設を今後も維持していくための策として考えたような次第です。そういうこともありまして、3か月間の休業をすることに判断したということです。 さらに、現場との話合いなんですけれども、これまでにも担当のそれぞれの支配人がいらっしゃいます。第1波が3月ぐらいから始まっていって、5月6日までこれらの施設は休館しました。5月7日からオープンしたんですけれども、7月に第2波が襲ってきたと。そのために、7月16日ですか、宿泊施設、その他施設の代表者との間で協議を行っております。 その際に、私は各支配人にお願いしました。五ヶ瀬町にハイランドスキー場がありますよね、その直前ですか、五ヶ瀬町の原田町長が宮崎県内を全部回ると。何でかと言ったら、修学旅行、遠足ですかね、それを五ヶ瀬のほうで受け入れたいということで、自ら各市町村役場に行って、営業活動をしようというふうにやられたんです。ところが7月に発生したものですから、これも五ヶ瀬町の原田町長はできなかったんですよ。 そういうふうに五ヶ瀬も一生懸命動いていますよと、自分とこの自治体の施設を守るために一生懸命営業やっていますよと。ですから、綾の3つの施設の支配人、何とかしてお客さんを呼び込む努力を考えてくださいというふうに最初の提案をしたのは7月16日です。 営業活動、そしてPR等をやってくださいと。でも正直言って、ぱっと言ってすぐ来週から来るとかいうもんじゃないですよね。学校関係とか、そういうのはもう半年、1年ぐらい前からやんないといけないと、これは本当の営業です。やってすぐお客さんが来るような、そんな簡単な仕事はないと思います。 事業をやっている方は十分そういうことは分かっていると思いますし、私もその点は理解しているつもりですけれども、そういう努力をしないと。 それ以降も活性化協会の理事会を8月4日に開始し、13、14日に関しては副理事長、担当課含めて宿泊施設の今後について協議を行っております。 さらに、8月17日には活性化協会の臨時理事会を開き、宿泊施設の主任、支配人の会議を開き、同じ8月17日です。あと議会のほうにも議長、副議長、そして総務委員長等に説明しております、8月17日。 そして8月19日に実際に各支配人に来ていただいて、休業について考えていますよと。ただ、従業員の方に説明するのはちょっと数日待ってくれということで、実際に説明会を行ったのはその週の週末8月21日金曜日に行ったような次第です。 ですから、本当に望んで閉めたわけじゃなくして、何とかしてこれらの施設を維持していくために、ある意味町長というんじゃなくて、経営者のような感覚でこの分は判断せざるを得なかったと。活性化協会の私、理事長でもありますから、そこのところの判断を余儀なくされたわけなんですけれども、苦渋の選択としてそのように決断した次第です。 以上でございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 現場のほうとすると急にという感覚だそうです。 現場のほうも何もしなかったわけではなくて、コロナのこともありましたけれども、JTBと協定を結んだりとか、商品開発もしたりとか、チラシも宮崎県とか宮崎市の老人クラブのほうに持っていったとか、それから、ホームページも新しくしているんですね。これからはどんどんお客さんを呼ぼうということで一生懸命やってきたと思います。 ホームページも今は閉めていますけれども、以前の2倍から3倍アクセスがあるそうです。そういう努力もしております。それから、お部屋も1日16名ぐらい入るそうですけれども、その辺の集客も一生懸命やっているそうです。そういうことを現場ではやっておるわけです。 現場のほうとすると、9、10、11月、閉めてしまうと、じゃあ12月の初めにすぐ開けるからと言って、じゃあお客さんが、はい、そうですかと、なかなかそういうわけにいかないということです。 それから、管理も配管とかいろいろその辺もろもろのことがあってね、じゃあ、3か月過ぎたから12月からストレートでぱっと行くかというとそうでもないと、やっぱり直しが出てきたりするから、逆に開けといたほうがいいんだということも言われています。 今の支配人というのは、ホテル、宿泊そういうところの専門家です。以前のように町長、活性化協会の理事長ですか、それも以前は素人でしょう、それから現場も素人ですわ。だから、あまりよくない結果になったと思うんですけれども、今は、町長は素人ですよね、理事長ですけど、あまりよく分からないと思うんです。 数字の上では課から上がってきた数字を見て判断されるんでしょうけど、現場のほうは分からないわけですよ。現場のほうに今入っている人は、プロ中のプロです。ホテルを何件も立て直ししたりとか、そういう仕事をずっとされている方です。 そういう人が言われるんですけれども、町長も課長も現場のほうに足運んでくれないと。それが綾川荘だけじゃないですわ、ほかの活性化協会も、例えばてるはの森の宿というんですか、あそこにもちょこっとお伺いして支配人に聞きましたけれども、町長も課長もほとんど来んて、そういう状態で現場を知らないでどうして9、10、11月、閉めちゃうのかと。 で、これから──今お金はね、お金は確かにかかっていますわ。どうしてかといったら、1年前に引き受けたときにもう綾川荘は崩壊状態なんですよ、分かりますか。スタッフももう4月頃から辞表を出している人もおったし、それからフロントもそうです、みんなやる気なくて、途中で、前の支配人が途中で辞めたわけですよ。そうですよね。 そういう状態から始まったんですよ。だから、ゼロよりもマイナスから始まって、今の状態、何とかお客さんを呼べるような状態まで持ってこられたわけですよ。その辺の認識はどうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 1年前からの議論からするからそういう話になるんですよ。これはもうずっと活性化協会がやり始めたときから、そういう意識が一人一人にないと駄目なんです。一人が来たからできるというものでもありません。 結局、数字として5,200万円これからさらに持ち出しが出るということですよ。それをやって3,800万円まで抑えるということですよ。そういうところまで、今度は逆に数字をしっかり見ていって判断すると、これがやっぱり経営の感覚だと思います。 もちろん現場としては、一生懸命やられているのは私もよく知っています。青木議員が行かれる、結構足を運んでいらっしゃいますけれども、私も時間があったら昼休みに行っていろいろ話をさせてもらいました。 そこを見ていく中で、やっぱりこれは情でやったら駄目なんですよ。数字で行きましょう、数字で。そこの数字をですね……(発言する者あり)いや、話を聞いてください。やっぱりこれ以上持ち出すということは、5,000万円をさらに持ち出すということはできないんですよ。その分稼ぐとなると、どんなに苦労するか。 今、国のほうから雇用調整助成金というのがあります。これを活用することによって、できるだけその負担を軽減させようとしているところです。 そういうのも含めて、総合的に判断しないといけないということで、今回苦渋の決断ですけれども、3か月間休業させてもらうということにしました。これを続けていくことは、逆にそのほかの町民に対してどういうふうな説明するかということもしっかり考えて判断しないといけない問題だというふうに思っております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 情とおっしゃいましたけど、とんでもない話です。 シーズン区分、宮崎県の観光のシーズン区分ということで、9月は少ないオフの時期だと、で、10月からシーズン、11月からはハイシーズン、オーバーブッキングになるくらいのシーズンだそうです。12月、1月、これもハイシーズンですよね、宴会、忘年会、新年会が入ってきますから。だから、そういう流れの中で言っているんですよ。 情じゃないんですよ。何か勘違いされていませんか。支配人がかわいいからどうのこうのじゃないんですよ。支配人はプロだから、だから私はそれに耳を傾けているだけです。何か勘違いされています。 それで、こういう話もあるんです。来年の──来年のことを言ってもしようがないって言えばしようがないんですけれども、来年だから21年5月、6月頃にJTBが綾川荘で食事をしたいと、そのお客さんがクルーズ船です。ダイヤモンド・プリンセス号という船で外国人が来ますけれども、それであそこを食事の場にしたいという話まで来ているんですよ。これ、すごいことじゃないですか。 数字数字って言われると、じゃもう駄目なものはどんどん駄目にしてしまえと、そういう感覚ですわ。何とか現場はこれ以上下がらないようにいろいろ手を打って、将来のために布石を打っているんですよ。商売はいいときもあれば悪いときもあるって、でも今はよくないでしょう、確かに。 その30年と言われるのはそのとおりかもしれないですけれども、そういう流れの中で今頑張っているというところを見てあげないと、片手落ちじゃないですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) プロの方が運営されているということでしたけれども、綾川荘だけじゃなくて、私の知り合いで宮崎観光ホテルの社長をしているのもいます。元、彼は、青島のANAのホリデイ・インリゾート宮崎のホテルの社長をしていました。 彼らの話を聞いていると、やっぱり冬なんですよ。先ほどシーズンのことを言われましたけれども、実際に今予約がどれだけ入っているかご存じですか。綾川荘に対して幾ら入っていますか。合宿センターに対して幾ら入っていますか。この3つ合わせて、てるはの森の宿で受けてもまだ足りないんですよ。 そういうふうな状況で3つとも開けるというのは、正直それだけ費用がかかるということなんで、ここはこの3か月は正直私は守りじゃないかなと、守ったらその間何もできないんじゃなくて、その間にいろんなことを考えると。 先ほどJTBの話をしていただきました。来年5月、6月、それは本当にありがたいことです。私もそこまでずっと閉めるとかいう考え、全然思っていませんし、綾川荘、合宿センターも再開させる、そのためにこの一番守りのときはしっかり守っていかなきゃいけないという判断ですので、そちらのほうは、私は一応形上経営のほうのトップになっていますんで、判断させていただきました。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 予約のことをおっしゃいましたけれども、ホテル業界では予約というのは何か月も前から入れるものじゃなくて、今クルーズ船の話はしましたけれども、そういうのは特別で、1週間前とか、何日前とかということで来られるお客さんもいるわけですよ。 事実、8月29日土曜日、それからその次の日曜日、ぽんと18人来られたって、食事だと思うんですけれども、その次は12人来られたって、そういうことの積み重ねですわ、商売は。違いますかね。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) まあ、一つ一つの積み重ねですけれども、今まで綾川荘、てるはの森の宿に来ていただいている方というのは、合宿関係が主だったんですよね。 ところが、一般の観光客に対しての営業活動というのはほとんどやってきてなかったと、その中でそういうのを目指していくのもいいですけれども、そういうまとまった合宿の客が今次の予約が入っていないと、これはやっぱり大きいんですよ。 ですから、私、今月末からもう一度大切なクライアントですか、Jリーグ関係者、あるいはスポーツ関係、陸上関係で来られるところに行って、綾に来てくださいという形で営業して回ってこようと思っているんですけれども、大口のお客さんがまだ戻ってきていない状況の中で、再開させるリスクというのは、こちらのほうがかなり大きいと思います。 実際に数字で示して話していただければいいかと思いますので、定性的な議論じゃなくて定量的で行きましょう。数字で出してもらって、本当にこの3か月間休ませることが──休業させることがふさわしくないというんであったら、その数字を示していただければと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) だから、さっき言いましたわ、最初から分かっていればそんなことは考えないわけですよ。来週入るかもしれないし、今日入るかもしれないしって、そういう業界です。何か勘違いされているんじゃないですかね。 さっきのクルーズ船もこういうことをきっかけにしてね、結局名前が売れますから、そうでしょう、人が来るわけですから、そしたら何千人何万人につながっていくということですよ。そういうことをおっしゃっていますわ。商売ってそうじゃないですかね。 最初から、そりゃメリットがあってお金が入って、それでどうのこうのというのが一番いいんですけれども、世の中そうはいきませんわ。やっぱり厳しいときに何とか頑張っている姿があって、その次に実が取れるんじゃないでしょうかね。 さっきからの話、どうも聞いていると、今の体制、綾川荘の体制、私は一生懸命やっていると思うんですよ。情じゃなくて、実際に、そこで働いている人も一生懸命やっています。 それで今、多分アンケートとかまではご覧になっていないでしょうから、ちょっとお伝えしますけれども、これは綾川荘で係員の接客対応、笑顔、身だしなみ、料理の待ち時間とか金額、量、味、種類、それから清潔感がいいか悪いかとか、そういうアンケートを取っているわけです。 その中で、どういうことが書かれているかというと、綾川荘に来たお客さんですね、落ち着いて食事ができてよかったです、とてもおいしくいただきました、また機会があれば訪れたいです。緑がきれいで静かでとても落ち着きました。デザート・コーヒーつきで安過ぎ、満足。デッキでもよいのでペットと一緒に食事ができるとベスト、散歩に連れてこれて倍楽しめますと。コストパフォーマンスがとてもよく、おいしかったです。料理もおいしく係員の接客対応もとても親切にしていただきました。ありがとう。安い料金で利用させていただきまして、ありがたいです。いつまでも変わらずお願いいたします。大盛りをお願いしたら、快く受けてもらいました。ありがとう。外の景色がすばらしいので、待つ時間を感じませんでした。BGMにクラシック音楽でもよいので流すといいのではと、ほとんど肯定的な意見です。 これからの芽になるわけですよ──発芽する芽ですけどね。そういう現場の勢いですよ。そこに水を差されたわけです、3か月ということで。それも机上の数字です。これ違いますかね。 だから、現場は開けといたほうがいいと、皆さんそう思っているんです。町長が言われたような大きな赤字にはならないと、自信は持っています。それで、多分資料行っていますでしょう、支配人のほうから。行っていないですか。課長、渡していないですか。行っているはずですよ。 ○議長(日高幸一君) 産業観光課長。 ◎産業観光課長(松下栄一郎君) 青木議員からのご質問にお答えします。 資料につきましては、うちが今回営業実績を見る中において、一定のシミュレーションしないといけなかったものですから、それを営業収入を前年度比40%で見て、シミュレーションさせていただいたところです。それに対しまして、支配人のほうから実際の数字はこのような数字だという数字を提示してもらったところでございます。 ただ、その数字を見させていただきますと、支出に比べ収入が大きく減じているのも見た中でございます。 以上でございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) だから行っていますよね。(「はい」と呼ぶ者あり)はい。それで、莫大な赤字、来年の3月までだと思いますけど、莫大な赤字じゃないですよね。現場のほうの積算は1,000万円から多くて2,000万円です。その範囲です。料理長もちゃんと計算しているんですよ、お風呂が毎日何人入って幾らで、それで幾らと、それから料理を食べる人も料理長の、これはもう勘と言われればしようがないですけど、このぐらいは確実に取れますよという数字を上げているわけですよ、ですよね。相関、そうやっていると、将来のことだからはっきりとした数字は出ませんけれども、大体このぐらいの幅でプラスマイナス10%ぐらいの幅で行くんじゃないかと、その数字が1,000万円から多くて2,000万円だと。 大きいことは大きいですよ。大きいことは大きいけど、それは最低確保できるんじゃないかと、その上にいろんな今仕込みで入れたものがあるから、例えば老人クラブだとかなんだとかということで、そういう人たちが来れば、またそこに上乗せできるわけですよ。 この前、委員会でも課長さん言いましたけれども、コロナがなければキャンプを今までどおりにすればもうとんとんだって、それだけです。だから、開けといたほうがいいということですよ。コロナのせいにして閉めちゃうと、12月以降にも関わってくるから、そういう3か月だけのあれじゃないんですよ、流れの中で。納得できないですかね、町長。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ちょっとどういうふうに考えていらっしゃるかよく分かりませんけれども、今年コロナが、コロナウイルスの関係でお客さんが来れなくなったんですよ。こればかりはどうにも避けられないんですね。 例えば、プロの方がやっているというふうに言われていますけれども、いろんなところに私も相談しました。高校時代、大学時代、こういうホテル関係に働いている者、今どうやったって来ないよと、そこに対して従業員をそのまま働かしているのかと。みんな雇用調整助成金、これを活用して何とかして生き延びようとしているんです。 多分これができるのは日本中見ても綾町活性化協会ぐらいです。民間だったら絶対そんな発想は浮かばない。これはこれから先の、分かります、気持ちは分かります。でも、現実に数字として本当に信頼できる数字として上げていただいて、納得するような資料を上げていただければ十分検討しますけれども、それに何の根拠もない、お客さんが来ないことには話はならないんですよ。それに対して確実に出ていきます。 宿泊業というのは、正直人件費がほとんどですよね。計算できるんですよ、どのくらい支出があるかと、支出はもう決まっているんです。それに対して収入がどれだけ行くかと。これ町の予算と反対なんですね。町の予算は収入は決まっているけれども、支出をどう抑えるかと、これと全く逆な話で、ですから、この時期に開けとくということは、そのほかの町内全体の事業に対して大きな影響が出てくるということから、やむを得ず2つの施設に関しては11月まで閉めさせていただくということにしました。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 確かにね、今までのコロナということで、それはあったと思いますけれども、コロナも収束に向かっております、現実問題として、ですよね。一頃よりも収束に向かっていると思います。GoToトラベルも東京が今度加わりました、今までは除外されていたものが。そういう大きな流れもあるわけですよ。 どうも町長や役場の人の判断は過去にとらわれて、未来に目を向けていないんですよ。過去の悪い数字を持ってきて、ほんでどうのこうのって言っているから、じゃ、閉めちゃいましょうってそれが一番簡単で早いからですよ。違いますかね、認識は。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 過去とか先じゃないんですよ。定性的か定量的かということです。数字で示してください。それで話をしないといけない。(「町長は、数字で示せるんですか」と呼ぶ者あり)いや、数字で示せます。 ○議長(日高幸一君) 青木議員、指名してから。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 再質問、はい、どうぞ。青木議員。 ◆議員(青木實君) じゃ、町長が上げた数字というのははっきりしてんですか。これから先はもう望めないということがはっきり断言できちゃうんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 例えば決算の落ち着き見込みとか、そういうのをどなたでも事業をやっている方やったら大体予想して出しますよね。今年2月以降何%の稼働率があったかと、それに対してどのくらい予約が入ってきてるのかと。 去年、順調なときのその数字をベースにはじいて大丈夫だと、希望的観測で大丈夫だと、そういうことはやっぱりできないと思います。 ですから、そこのところはしっかり最小限にこの財政的な持ち出しを抑えるということを考えることのほうが、先じゃないでしょうか。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) これいつまでやってもらちが明かないと思います。3か月休むということですけど、理由は何でしょうか、コロナですか、メンテナンスですか、それとも経営の赤字が原因で閉めるんですか、その3つのうちどれでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) コロナと赤字と(「メンテナンス」と呼ぶ者あり)メンテナンス。メンテナンスやりますよ。ですからコロナですよね。3か月閉めるというのが、従業員に自宅待機をしていただくと、その一時休業の費用に関しては雇用調整助成金でカバーするということです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 広報にもメンテナンスでお休みすると、それから綾川荘の玄関のところにでもメンテナンスでお休みするということをうたっています。 今従業員のお給料のことが出ましたけれども、これ国に申請するわけですよね。国に申請するときは、メンテナンスで申請するんですか、コロナでしょう。違うんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) はい。一時休業しますということで国に申請する。一時休業ってご存じですかね。(「はい、休むこと」と呼ぶ者あり)その代わりその人の給料分は支払うということなんですよ。その分を国のほうで出してくれるというものなんですよ。ですから、この制度を使ってできるだけ負担を抑えるということなんです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 一時休みますからといって、いつでもどんな会社でも、例えばですよ、あとコロナが収まって5年、10年したときに、メンテナンスで一時休みますからといってお金出るんですか、出ないでしょう。コロナがあるから出るんでしょう。(「今回出るんです」と呼ぶ者あり)うん。(「今回出るんです」と呼ぶ者あり)だから、コロナでしょう。(「そうですよ」と呼ぶ者あり)おかしいじゃないですか。メンテナンスというんで閉めたんでしょう。でも、コロナで申請するんでしょう。違いますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 一時閉鎖しますよと、その間従業員の方には自宅待機してもらいますよと、これです。これで……。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。
    ◆議員(青木實君) 理由は何ですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) その分を休んでいただいた期間に支払った給料分は国のほうから出してくれます、これが雇用調整助成金です。しっかり読んでください。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) もう話がかみ合わない、コロナで休むんでしょう。コロナで申請するんじゃないですかね、普通に考えれば。まあ、いいです、もういい。 そしたら、町長は社長ですよね、課長も理事になっていらっしゃいますよね。現場にはほとんど足も運ばないし、それはほかの活性化協会の施設も一緒です。ほとんど来ないというのが通り一遍の言葉として返ってきます、現場からは。 現場のノウハウも知らないし、ある意味現場を無視したこれは独断専行の決断じゃないかなと。もっと言葉を変えて言うんであれば、綾川荘を私物化しているんじゃないですかねと、そういうふうに考えるんですけど、どうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いや、これは私物化とかそういう問題じゃないと思います。綾川荘の一応経営のほうの責任者は私になっています。最終的な判断は私のほうでしないといけない。ただ、そのときにいろんな方から意見を出してもらいます。現場のほうの意見もそうです。経理担当のものもそうです。企画財政のほうもそうです。全てを見て判断しないといけないんですよ。 そりゃ現場には厳しいことを今回言うようなことになりましたけれども、そうすることによって先々何とかしてあそこを継続してやるんだよということで、この時期は我慢してくださいということでお願いしたとこです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) なかなかかみ合わないですね。さっきも言いましたけどね、てるはの森の宿も綾川荘も吊橋も、何かあんまりこだわらないんじゃないかなと思っているんですよね。何とかここで残していくという。町長は町長なりのお考えがあるから、そこはもういいです。 6月議会で町長は、活性化協会はお荷物だとおっしゃいましたよね。私は違う見方取っているんですけど、そこからもう考えが全然違ってくると思うんですけれども、今でもやっぱりお荷物なんですか。これを生かして何とかしようという考えはないんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お荷物だというんじゃなくて、もう慢性的に赤字を生み出しているということで私は述べたと思います。 ちょっと先ほどの説明に補足するような形になりますけれども、実際に数字が上がっているんですよ、7月と8月の赤字分が。綾川荘分だけで7月で290万円の赤字が出ています。8月に至ってはこれは437万円、1.5倍に増えているんですよ。 こういう実際に生の正確な数字があるんです。こういうのを基にして判断しないといけないと。だから、私は定性的じゃなくて定量的な議論が必要だということを言っているわけです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 次に行きます。 従業員の休業補償ですけれども、最初の情報だとアルバイトはゼロ、ほかの人は6割という話を聞きました。それが結果的にアルバイトも含めて8割と、80%という話を課長から聞きました。それは間違いないんだろうと思うんですけれども、どうしてこんなに変わったんですか、すぐに。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 働いている方は正職員といいますか、支配人クラスから、あとパートの方もいらっしゃいます。そして、アルバイトというので働いてもらっている方もいらっしゃいます。もともと仕事の性格からして、アルバイトというのは本当にどうしてもこの時期に必要だからということで、その時期に来てもらうというテンポラリーとか、一時的なもので来てもらうというところで、その人に対する補償は休業補償分はどうかなと。 これも一時帰休の事例をいろんなものを調べました。私も実は一時帰休の経験を受けているんですよ、昔、30年以上前に。そのときに同じようなことを経験しましたけれども、要するに常時働いている方とパートで来る方、あるいはアルバイトで来る方という、だから仕事の性質も意味合いも違いますので、最初はちょっとそういう形で分けて考えたんですけれども、実際に綾川荘の支配人を含めて多くの方から意見を聞きました。 いろいろ判断したんですけれども、国のほうからの雇用調整助成金、こちらをフルに活用すれば何とか皆さんを救うことができるということがもうはっきりしましたので、それで皆さん8割ということで、そういうふうに考えた次第です。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 町長は社長ですから、皆さんと一緒に8割ではどうですか、80%にしたら、3か月。そしたらあそこで働いている人も納得できるんじゃないですか、それは全く別の話ですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 給料というものの考え方、私、もちろん町長になる前は民間で働いておりました。給料というのはどういうふうにもらえるものかなと。その金額以上の仕事をしているという自信があれば、当然だと思います。 ところが、それに満たないという場合にも結構あります。実は私、2006年に全くノルマを達成しなくてゼロのときがあったんですよ。でもそのときは会社のほうで認めてもらいました。でもそれが逆に私のばねとなって、翌年に大きな仕事を取ることができたと。 ですから、給料の持っている意味合いというのをしっかり考えて、まさしく今、本当にこのことを、別に活性化協会だけじゃないです。綾町全体で、特にそういう公共の施設で働いている方がやっぱり経営の感覚、どうやったらまた来てもらえるか、どうやったらリピーターとして来てもらえるか、そのためのことを真剣に一人一人が考える、そういう時期じゃないかなというふうに思っています。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) なぜ私がそういうことを言うかというと、町長は選挙のときに、町民が真ん中で綾町民大家族主義ということをおっしゃっていました。アルバイトの方もそれで生活している人がいます。今町長が言われたような人ばかりじゃありません。収入がなくなるんですよ。 でも、町長は、町民真ん中で大家族主義っておっしゃったから、心優しい人かなと思ったんですよ。さにあらずや、全く逆ですわ。そこが経理のあれと違いますよ、私が言っているのは。人の情ですよ、さっき言った、逆に言いますけど。人の情としてそれでいいんですかって、そこを言っているんです。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) これは町全体を運営していく中で、やっぱり考えていかないといけないことです。 で、私も活性化協会もそうですけれども、いろんな分野も見ております。それぞれに対してしっかりとした責任があると。私の行動というのは全部影響してきますので、そういうことも含めてしっかり判断していかなきゃいけないというとこがございます。 ○議長(日高幸一君) ここで、時間の延長を行います。(時間延長午後3時56分) ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 副町長にお聞きします。 今の問題でこの前アルバイトの人にはゼロだということを聞いて、それで、私がそれちょっとおかしいんじゃないかみたいなことを話ししたら、副町長は、それは綾全体の予算から見れば小さな問題だっておっしゃって、いや私はそうじゃないですよって言いましたが、それは今も変わらないんですか。 ○議長(日高幸一君) 副町長。 ◎副町長(増田俊男君) 私が小さい問題だと言ったのは、青木議員がこの場を出て行かれたということ。それと、そのアルバイトの分、何か私は知りません、そのときは昼から来ましたので、内容は聞いていません。それで、青木議員出ていかれたのは、私は、体調が悪くて出ていかれたと思っていたんです。行ったら、そのことを言われたから、それは綾町全体から見たらほんのちっちゃいことなんです。青木議員に対して、私はもっと大きく全体を見てほしいということで言ったつもりなんです。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 私の勘違いですか、多分、そしたら。 私は、そのアルバイトの件で言われたんだと思って、小さな問題じゃないですよということでお話ししました。 私が、繰り返したってしようがないけど、ここを出たというのは、そういう冷たさに対して物すごく腹が立ったわけです。町長も町長になられるまでにいろいろな協力を受けて町長になられたわけですけれども、そういう人たちの気持ちを踏みにじるようなことをされたので、だから私は腹が立ったんです。そのままいればもうカッカカッカして倒れるかもしれないから、倒れたら皆さんにご迷惑をおかけするから、だから外へ行ったんです。事情はそういうことです。 次行きます。時間がぱっぱぱっぱ来てて申し訳ないですけど。 「こち風」について。福永さんが出した「こち風」ですけれども、これの内容は、この前の議会で聞きましたら、町長はほぼ間違いないということをおっしゃいました。どういうことかというと、前町長が独断で私物化したようなことをやっていると。事実、この内容に書いてあるようにほぼ大体間違いないと。これに対する対応を今弁護士と話をしていますと。負の遺産、「こち風」の中に書いてある5件、それから旧総合基金の件、これは解決していかないといけないということを6月議会で言われています。記憶ないですか。言われています。これは、もう文字で残っているから。 こうも言っています。「こち風」も旧総合基金も明らかにリンクしていると、綾町に巣くっている暗闇の部分をきれいにして、本当にみんなが公平公正である町をつくんなきゃいけないと。今弁護士と相談していますということをおっしゃっています。 まず、「こち風」についてどのような回答をされたんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) ここに「こち風」がありますけれども、ここに書かれている文章です。福永さんのほうで、これまでの公共事業に対して強い疑念を抱いていますと。いずれは、疑念を解明し、証明できれば、その事案を白日の下に晒したいと思っていますというふうに最初書き出しがあります。それに対して、5つのこれまでの事業ですか、巨額の補助とか行政の構成とか道路行政とかいうことでありますけれども、これらに関して、ぜひ内容に関して明らかにしてほしいということで、私はそれぞれの担当の課長にこの事案についてちょっと調べてくださいと、状況はどうでしたかと、これに書いてあることは正しいですかということで調べさせたところ、内容はほとんど大体正しかったです。 ただし、正しかったけれども、これが本当にどこまで、グレーなところありますけど、法に触れるかというところの判断なんです。例えば、この中で書いてありますけれども、尾立の養豚センターに関しても、これ1億8,000万円の町のお金を使っていると言いますけれども、これに対して辺地債というのを使って、80%のほうは交付税等で措置されると、そういうふうな形で資金の調達というのはやられています。そういう中で、こういうのが本当に、例えば追求していって証明できるか、証明と言いますか、非を認めさせることができるかということを判断した場合に、5つも6つも挙げたらどれもこれもまとまらないんです。その中で最も事象がそろっている総合基金のほうに集中してやったらいいというのが私の今の判断で。 確かに、ここに書いてあります「こち風」の5つのことは疑惑です。グレーです。でも、グレーをどうやって証明していくか。これには物すごい時間と物すごいパワー、エネルギーが必要になります。それよりは、しっかりとした事実がそろっている、これまでの状況から、それも、私もこの立場ですから全て資料は見ることができます。そういうものでアプローチしていくのはどういうことがいいかということで、総合基金のところに今は集中しているような次第です。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) だから、それは役場の調査ですよね、役場内の。だから、その弁護士さん云々というのは、第三者の目です、ある意味、役場の中じゃないから、法的なこともご存じでしょうし。そういう方に話をしているとおっしゃったから、それはやっていないんですね、そしたら。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 相談しています。その中で、この「こち風」の最初の尾立の養豚センターに関しても、この事例を見ればそのリンクは考えられるけど、これが本当に悪いというふうに証明できるだけのものがあるかと。これに関してはJAも介していますし、JAに対して支援していると。JAがその先、養豚業者、2事業者に対して支援していると、こういうふうな流れで進めていますから、そこに対してはちゃんとした説明理由がつくということなんで、それに対して追求していくのは難しくなってくるんじゃないかというコメントも頂いております。 そういうことも含めて、どういう形でやっぱりこれに対して整理していくかと、全てが全て、もう全ての事象に対してもちろん疑わしいところはあるんですけれども、その中で絞っていくという作業がやっぱり必要じゃないかなと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 選挙前からこういうことには徹底的におやりになるということを言われて選挙戦戦ってきたと思うんですけれども、今のお話は明らかに後退ですよね、やらないということですから。本当にやるんだったらやれますわ。でもやらないんでしょう。今のお話だと。だから、後退です、やらないということですから。(発言する者あり) そういうふうには、福永さんには伝えていないと思います。私も、町長、副町長から聞きましたから、何もしませんと、そうおっしゃいましたわ。(発言する者あり)そうそう、何もしませんと、でしょう。 ○議長(日高幸一君) 町長。お願いします。(発言する者あり) ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 随分変わったなと、権力の座に着くとこうも変わるもんかなというふうに思います。正直に。あれだけ言っておきながら、やらないということですから。 さらに、やりたければ個人でおやりなさいと、民間でやりなさいと、そう言われました、福永さんにも、私にも言われました。これは役場の問題で、なぜ個人で、民間でやらなきゃなんないんですか。役場の疑惑でしょう。役場の疑惑を率先して役場がやらないで、じゃあ民間の町民が裁判費用を払って、弁護士雇ってやれということですか。そうおっしゃいましたよね。何かすごくおかしくないですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 青木議員から電話で受けたんですけれども、「こち風」5件に関しましては、役場のほうで徹底的に調べました。ここに書いていることほとんど事実でございます。ただ、その中でいろんな事象に対してここで書いてあることと実際の中身、多分、青木議員は全てはご存じないでしょうから、情報を集めて見ていったときに、やっぱりそこには理屈が通っているものもあると。ですから、この5件に対して立証してくというのはかなり難しいなという判断を我々、あえて我々と言いますけれども、しております。 ところが、総合基金に関しては、明白に事象も上がっていますので、そちらのほうで今後進めていくほうが得策ですし、このことばかりに専念もできないと。ですから、物すごい時間と物すごいパワーとお金もかかるんです。そういうことを考えたときに何でもかんでも全部やりなさいと言ってもできないことがあるのも事実です。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 個人でやれというような趣旨ですので、これ、総務省とか会計検査院にこういうことがありますけれどもということでお伝えしても構わないわけですよね。 そういう、私から見ると大変な心変わりだと思いますので、以前、1994年頃だと思いますけれども、社会党の村山さんが総理になったときに、今もよく覚えているんですけれども、よくここのところ聞いてくださいと、自衛隊は合憲ですと言われたんです。そこから社会党はもうなくなっちゃったんです。今まで違憲だ違憲だと言っていた人が、総理大臣になった途端に合憲だと言われたから、もう一般の人から信頼を失ったんです。 町長の立場は、今そういう立場ではないんですか。それは違いますか、私の勝手な思い込みでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 青木議員がそういうふうに思われるのは、ご自分の勝手ですからそうでしょうけれども。私は、既に町長選に立候補するときからしっかり自分のマニュアル、そして不正はただすということで言ってきていますので、そこのところははっきりさせていきたいと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 次に移ります。 ○議長(日高幸一君) 青木議員、大変申し訳ありません。 コロナ対策でちょっと空気を入れ替えたいと思いますので、質問の途中ではあります。次に移りますか。(「はい、3番目」と呼ぶ者あり)3番目ですね。 よろしければ、暫時休憩いたしたいと思います。(休憩午後4時08分)………………………………………………………………………………(再開午後4時16分) ○議長(日高幸一君) 引き続き会議を開きます。 青木議員の一般質問を続けます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 3番目に移ります。 旧総合基金は現在どういう進捗状況でしょうか。前町長からの寄附金、これの回収ですか、それは見込みがあるんでしょうか。これをないということであれば法的に訴えるのか、そういう弁護士の判断とかというのはどういうふうになっていますでしょうか、お聞きします。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) お答えします。 総合基金に関しては、昨日も、旧総合基金、今現在、ちょっと忘れました、別な名前でやっていますけれども、その推進会議をやったところです。その中でも、この件をお話ししました。 これに関しては、今現在、横領した黒木氏から賠償金として払ってもらったのは15万3,086円です。実際に支払い能力といいますか、もう刑も終わって、今宮崎市内のほうに住んでいるんですけれども、今年金で生活していると。もちろん、その中でこれから残り、実際3,400万円強あるんですけれども、それに対して少しずつでも返していくと言いますけど、多分、22世紀になっても絶対返せないでしょうね。そういうふうな状況です。 これに対して、私は、前会長、前町長に対して3月の末に電話を差し上げてからお話ししたいということで言いましたけれども拒否されたと。4月の中旬に書類を書いて、この分の責任といいますか、残りの寄附をお願いしますと送りましたけれども、全く回答がないと。さらに、1か月後、5月15日ですか、内容証明つきのレターでお送りしましたけれども、これに対して回答が全くないということで、前町長のほうは、全く自ら横領金に対する返還ですか、寄附ですか、これを行う意思は全く見られないということです。 私も町長に就任する前に傍聴席で議論をいろいろ聞かせてもらいました。当時の議員の方もまだたくさんいらっしゃると思いますけれども、その中で、当時は、私は町長の職にあるからこの分の寄附はできないんだと。一応、町長の職にあるとこういうふうにお金を払うことは寄附行為となって法律違反になるということで述べられていたんですけれども、実際、町民になられたら、当然それは寄附しても全然問題ないんですけれども、全くそれに関してはノーコメント、関せずということですので、やっぱりこれはどう考えてもおかしいと。 町民から集めたお金を、ちゃんとそのお金というのは町民の、一人一人の生産者のものだと、これは返さないといけないと、これは誰が考えても、常識的に考えてもそうだと思います。ですから、私もそれは各生産者に返すべくやらないといけないんですけれども、この場でいろいろ、行政の場でいろいろ議論してももうらちは明かないと。やっぱり、ここは司法の場で判断してもらって、どのくらい責任があるのかなというのを判断してもらうと、もうそれに委ねようかなと。それに対して不足している分はまた新たに考えて、そして一人一人の生産者にこれまで積み立てたお金をお返しするという考えでおります。 状況はそういうことで、一応この件に関して弁護士のほうとも相談して、全ての資料は一旦お見せしております。ただ、細かい内容について、我々は地元に、こちらにいますから分かりますけれども、今後打合せをしていきながらどういうふうに進めるかというのを判断していきたいと思います。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 弁護士さんは、その3人目の方が今も相談されている人ですか。3人目ですよね。途中でまた交代とかありますか。6月議会以降、交代はしていますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 4人目の方です。 というのは、やっぱり宮崎県内では、前の町長というのは、結構息がかかっていらっしゃるんです。ということなので、4人目の方に今相談して、その方とこれから話を進めていく予定です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) この前、6月議会で私言いましたわ、その3人目の方のことを信頼できますかとお聞きしたら、町長は信頼できると思っているから相談したとおっしゃったんで、また変わったということは信頼できなかったということですよね。それとは違うんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) もうはっきり言われたんですけれども、3人目の方はやっていただけるということだったんですけれども、コロナの関係で、結構裁判がストップしていたんです。宮崎だけじゃなくて福岡とか東京のほうでも抱えていらっしゃっていて、その裁判が一緒に同時に動き出したということで、どうにもにっちもさっちもいかないということで、申し訳ないですけれども替わってくださいということがありましたので、別な方をお願いしている次第です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) それが本当の理由かどうかは確認できないから何とも言えないんですけれども。 この前、JAの三役が町長のところにお邪魔して、総合基金のことでお話をされたということを聞きましたけれども、これはどういった内容なんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) これは、7月の中旬に推進会議をやりまして、この総合基金の件に関して今後法的に訴えるかどうか、違う、その前に、7月の中旬どきに推進会議やりまして、その場で各生産者に自分が積み立てた金額でまだ返還してもらっていない額を返してもらうかどうかというので意見を聞こうという話をしようとしていたんです。これで進めていたんですけれども、突然、JAのほうからそういうふうじゃなくて違う案を持ってこられたと。その違う案を持ってこられた案だったかな、ちょっとその趣旨が推進会議で話したことと違う意見を言ってこられたんで、それについていろいろ議論をしたような次第です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 裁判をしないでくれという要望があったというふうに聞いたんですけど。また、今その基金の理事会ですか、理事会というのがありますよね。そこでも、もうどうせ取れないんだからということだろうか何か分かりませんけど、もう返ってこなくてもいいよと、そのお金、本来債権者であるはずの人がもうどうせ取れないんだろうか何かは分からないけれども、返ってこなくてもいいよという話が出てきて、裁判も起こさないでくれというような意見も出てきたって話は聞いたんですけれども、本当でしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いや、取れないとか取れるとかそんな話は全然ないです。 ただ、昔からいらっしゃる綾の方で、あまり波風を立てたくないと。全員に聞けば、生産者に聞けば、ほとんどの方が返してくれと言うだろうと、そういう感想は皆さん持っています。自分の積み立てたお金だから返してくれと言うだろうと。でも、その返すということになると、その分のお金というのを確保しないといけないんです。その手段についてどんな方法がいいのかということをいろんな意見を言われましたんで、その意見を聞いたような次第です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) この問題も長くて、いつまでもだらだらというわけにはいかないと思うんですけれども。その返すお金のある程度のめどがつけば、もう町はこの基金に関わらないで、団体の人から代表を誰か出してもらって、その人が中心になって運営してもらうなりなんなりして、町と切ったらどうでしょうか。そのほうがすっきりするし、農家の人の代表にちゃんとやっていただいて、自主運営という形でやっていただいて、一番何かすっきりしているような感じするんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 私も全く同感です。 ただ、そこまで持っていかないといけないんです。お返しするとこまで、そこまではやらないといけないと思っていますし。 そもそも、これ、やっぱり町がやるんじゃなくて、本来はJAの仕事だと思いますし、各生産者が考えることなんです。ところが、この基金制度というのは、うまいことと言ったら失礼ですけれども、全然違う目的で運用されてきたということなんで、もうそれは、町はこれからあまり関わらないほうがいいんじゃないかなと。もうJA主導でやってもらう、あるいは生産者の中でやってもらうと、そういう形のほうが私も望ましいと思っていますけれども、それに行くまでにこの問題を解決するところまではやっぱり関わらないとどなたもやらないので、そこまではしっかりやろうというふうに思っています。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 次に行きます。農業支援センター、これ何度も聞いております。多分、今年もあまり町から投入されるお金というのは、やっぱり大きな変動はないんですよね。そうすると、改善の見通しがどうなるのか。 この問題は、去年から私も聞いていると思うんですけれども、その都度、町長の地域商社ということとリンクさせてというお話は何度も聞いているんですけれども。その具体的な青写真というか、その姿が見えないから、ただ単に時間稼ぎをしてどんどんお金だけが垂れ流しになっているという状況ではないかと思うんですけれども、その辺の青写真は描けているんですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 農業支援センターの問題ですけれども、この支援センターの経営のほうも、ご存じのとおりかなりよくないと。本年度の運営補助金も1,770万円ほど出しています。さらに、運転資金として1,000万円ほど出しているというふうな状況で。 農業支援センターのほうは、大きく、管理部門を別として、生産支援部門、農業の生産支援する部分と、あと商販部といって物流関係、この2つに分かれているんです。言わば性格がぜんぜん違うものということで、地域商社とリンクさせているのは商販部門、こちらのほうはふるさと納税の返礼品を扱っていたり、地元の特産物を出したりということでやっていますので、この部分に関しては将来的に地域商社ともリンクさせてやりたいと思っていますけれども。 生産支援に関して、非常に厳しいような状況です。来年度以降継続して事業をやれるかも非常に難しいというふうに今判断しております。事実、来月から大幅に生産支援のほうも人員が減っていきます。そんな中で継続していくのは難しいんじゃないかなというふうに考えておりますので、今年度の後半からしっかりその後のことを考えていかないといけないなというふうに思っています。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。
    ◆議員(青木實君) だから、もうやめたらいいんじゃないですか。そう思います。同じように、副町長も今までどおりだったらやめたほうがいいですよとおっしゃっていましたけれども。私もそう、どこかでけりをつけないと、その活性化協会だけじゃなくて、こういう何千万円も出していかなきゃ維持できないということであれば、それが本当に町の将来性に結びつくのかどうかというのも今の答弁だとよう分からないです。はっきりとすればいいんですけど。 次行きます。5番、教育行政、教育長について、町長にもお伺いいたします。 1番、これ1個ずつやっていきますわ。教育長職の職務専念についてお伺いします。お願いします。 ○議長(日高幸一君) 執行部に申し上げます。まだまだ質問が続くようでありますので、答える側は簡潔にまとめられて、よろしくお願いいたします。 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 教育長職は、新教育制度への移行に伴い特別職となりましたが、従来の教育長制度と同様に職務専念の義務、地方教育行政法第11条の5と営利企業の従事制限、地方教育行政法第11条の7の義務が追加されております。そのため、私たち教育長は任意の団体等の理事や役員に就任したり、役員報酬を受ける役職に就く場合には、教育委員会の承認を得る必要があります。 そこで、今回、私、サッカー協会の理事に新たに就任しましたが、そのことについては、2月に町長と議長、副議長等に報告、相談をし、2月の定例教育委員会に上程し、審議をしていただきました。委員の皆様全員一致で承認を頂いております。このことにより、理事就任につきましては法令にのっとって正式な手続を踏んで実施しておりますので、役員就任は問題ないものと思っております。 また、そのほかに、今現在、県馬連の顧問、あと県のスポーツ協会の評議員等も受けております。どの団体も、ほとんどの理事が仕事をしておりますので、理事会等につきましては土曜日、日曜日に開催されますので、職務への影響はないものと考えております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今の説明で、町長、副町長、納得できますか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今の説明に偽りがあります。県のサッカー協会の理事に立候補するという話聞いておりませんし、もしその話がありましたら即刻やめなさいという指示を出します。綾の教育長に専念してもらいたいと、専念してくださいと、それが教育長の仕事ですというふうに伝えますので。その話は受けておりません。 ○議長(日高幸一君) 副町長。 ◎副町長(増田俊男君) 私も直接聞いておりません。 それと、今、教育長が答弁しました県馬連の顧問とか何か言われていましたね。多分、今されていないんじゃないですか。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) この地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中の第11条の5項というんですか、教育長はその勤務時間及び職務上の注意力の全てをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務のみ従事しなければなりませんと書いてあります。どうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) このことは、教育公務員あるいは役場の職員も全員同じです。この中にも、県のいろんな協会の理事を受けている職員がいます。 ということは、綾町の職員は全員、その職を辞さなくちゃいけないということになるのでしょうか。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今の見解どう思いますか、町長。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 納得いきません。私も、いろんなところといいますか、会長もしていますし、副会長、いろんなとこもしていますけれども、それは職務とリンクしていると。私の場合には相談する相手おりませんけれども、副町長とも相談して、それを受けることが綾町長として妥当、ふさわしいというふうに私判断しておりますので。 ところが、全く違う部署でそっちのほうに私のエネルギーを使うということは決して、断じて致しませんし、そうすることは町民に対して許されることではないというふうに考えております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今の町長の見解がもっともだと、誰もが受け入れられる見解だと思います。 2番目、議会に、今年の3月議会で、教育長の罷免ということで議案が出てきました。その前に、秘密会ということで出された、町長も出された資料を、それから教育長も出されたと。秘密会だからオープンにしちゃいかんということは大前提なんでしょうけれども、もしそれがオープンにしてはいけないということになれば、本会議が成り立たないわけです。資料が分からないから。出てきたその資料を基にして3月の本会議で教育長罷免の審議がありましたんで、だから秘密会とは言いながら、もう私はもう秘密ではなくなっているという判断の下にお話しします。 教育長は、県の教育委員会の見解という資料を出されました。教育長の罷免について。何を言ったかというと、簡単に言うと罷免に当たりませんということで、県の教育委員会の見解ということですけれども、これは間違いないんでしょうか、教育長。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) この資料につきましては、県の教育委員会の担当者や県教育委員会が依頼しております弁護士事務所などへ相談したり、また県の教育長会や教育長会OB会の事務局等にも相談をいたしております。聞き取りを行ったものを、複数のコメントを総合してここにまとめてお示ししたものでありますため、県教育委員会のみの回答とは厳密に一致していないものもあると考えております。 以上でございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 全く誠実味がないというか、詭弁だと思います。 私は、これが本当かどうか県の教育委員会の委員会・法規担当の人のところに直接行きました。それで、これを見せました。そしたら、全く関わっていないと、そういう答弁でした。何か、どういう接触ですかと聞きました。そしたら、来たことは来たが、判例の条文というんですか、裁判のいろいろな資料は提供しましたと、後からファックスかなんかで、あとは一般的なことを言っただけで。まずはその県の教育委員会と町の教育委員会と、これ指導するとか何だとかという立場じゃないんだそうです。それぞれが別個で、こうしろああしろなんていうのは言わないと、言えないと、そういう仕組みになっているそうです。だから、これ違うわけです。まさしく、これ県の教育委員会の見解と書いてあるんですから。今言われたのは、何かわけの分からないことを言っているわけです。 どうですか、町長。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いや、その事実は全く聞いておりませんので、今初めて伺いました。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) これは、副主幹の岸上さんという法規担当の方です。この人にはっきりとこれを見せてお答えをもらいましたから、私が作り話で言っているわけじゃないんです。 教育長も法規担当の方に相談されたと言われましたから、多分同じ人だろうと。それで、この岸上さんという人がファックスかなんかで送ったということまでおっしゃっているから、同一人物です。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 岸上さんから2つの資料を送っていただいております。過去の判例資料で、芦田市ですかね、それと鹿児島の判例で、ほぼこういう状況にならない限りは罷免されることはないんじゃないだろうかと私は思いますと言われました。 ただ、我々は新教育長制度になってから、いまだかつて罷免事案がありませんので、そのことが罷免に値するかどうかは弁護士、県の教育委員会が選任している弁護士が3名ほどいらっしゃるので、その弁護士に聞いてくださいというふうに言われたので、その弁護士に相談してこの文章を、それと過去の判例で書いてあったこと、それと岸上氏が総合的に、一般的な議論として言われたことと弁護士が回答されたこと、それと県の教育長会並びにOB会の事務局等に相談したときに指導されたことを総合的にまとめて書いてありますので、これについては事実と全く相違がありません。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 何やかんや言ってもアウトだと思います。普通に考えれば、アウトです。 あまりこういうことをされたら困ると思います。議会も愚弄されているという判断です。県の教育委員会の見解ということで出されているわけですから。それをそのまま受け取りましたから、議員は。そしたら違うんですから。それをどうのこうの言ったって、ひっくり返りません、無理です、その議論は、話の組立て自体が無理です。 次に行きます。綾町の教育水準は全国一と、前からずっとこの話題を3回も4回もやっているような気するんですけれども、ここで決着つけませんか。私も見させてもらいました。10年分のを、頂きましたから、すぐ回収されたから。 これ、公表したらどうですか。まず、教育長から聞きます。その次、町長からお願いします。 ○議長(日高幸一君) 教育長。 ◎教育長(日高和典君) 資料としてお見せすることはできますが、国の指導、文部科学省の指導がありますので、お見せすることしかできません。公表することはできません。 ただ、前回から言っておりますように、英数国の総合点数の平均点、これ、福井県が昨年度全国一で67.33です。綾町はこれに全く遜色ない点数ですので、決して綾町が学力が子どもたちが低いというふうにおっしゃっている方が何人かいらっしゃるけど、そういうことには当てはまらないんじゃないかと思っております。 また、ここ過去4年間の学力診断テストの県内の順位と比較したものもお見せしたと思いますが、かなり上位に食い込んでいるときがありますので、決して低いということではなくて、どちらかというと望ましい方向に向いているんじゃないかと思っております。 私は、低いという方がいらっしゃるからそうじゃないという意味合いでこの数字をお見せしただけであって、できれば小中学校に行って、教育長は教育に対して学力に対してどういうことを言っているのかというのをぜひ聞いていただけたらと思います。私は、日頃から全国学力調査結果に一喜一憂することなく、綾の子どもたちにはしっかりとした知・徳・体のバランスの取れた、人間味のある、人の痛みの分かる、そういった心ある子どもたちを育ててくれ。その結果、できれば学力というのはこれから将来生きていく上では大きな能力、資質の一つになるので、その結果いい成績が出たなということであれば一番ありがたいなというふうな話を日頃からしております。 私も、この学力テストの結果はもう二度と議論はしたくないと思っております。 以上でございます。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 情報公開ということであって、もし言われるように文部科学省のほうで問題がなければ全て公開して見ていただくようにしたいと思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) これも、宮崎県教育庁義務教育課というところがあるんです。ここで聞きました。一般的には、教育長がおっしゃるように公開はできないと、ただトップが公表すると言えば公表できるんですって。だから、教育長か、その上と言ったら町長です。一番上、町長でしょう。教育行政も含めて、違いますか。町長が一番上でしょう、ですよね。教育行政も入っているわけでしょう。そうでしょう。だから、町長が公開しますと言えば、公開できるんです。それで、その判断を私や教育長がどうのこうの言ったって、それはしょせん交わりません。それは、みんなの判断で、判断に任せればいいじゃないですか。それはどうですか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) いいアイデアだと思います。私で判断できるんであれば、情報公開します。そして、そこで判断してもらえば、本当に青木議員が言われるのが正しいかどうかというのははっきりすると思います。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) だから、確かに私が見させてもらったのは去年、去年の数字はそれが本当であればともうそういう注釈ついちゃうわけです。だから、10年分この前、棒グラフですか見させてもらいましたけど、それも含めて。1年間だと、申し訳ないけどまぐれということもあるし、そうじゃないいろんな要素も関わってくるから一概に言えないですけど、公開してみんなに見せてみんなが判断すれば、もうそれが一番いいですから、ぜひおやりになってください。 ○議長(日高幸一君) 答弁要りますか。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) すみません、それはオーケーですね、そしたら。(「はい」と呼ぶ者あり) 4番目に行きます。教育長、今出てきた職務専念義務違反、それから議会に完全にうそですからうその資料を出したということも含めて、新たに教育長の汚点が出てきたと思うんですけれども、それをもって教育長罷免の再提出とかというのはお考えになっているんでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 教育長としてふさわしくないあるまじき行為ということではっきりしましたら、この罷免の再提出というのは考えております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 今、署名活動もされていると思うんですけど、教育長罷免の、されていませんか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) そういう話は聞いております。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) というと、常識的に考えれば、次の12月の議会あるいは臨時議会かもしれないですけれども、その辺は提出者が町長になるのかなと思うんですけれども、ぜひ出していただきたいと思います。(「よろしいですか」と呼ぶ者あり) ○議長(日高幸一君) 青木議員、答弁もらいますか、教育長から。(「要らないです」と呼ぶ者あり) 教育長、答弁は要らないそうですので、ちょっとお座りください。ちょっとお待ちください。(「答弁漏れがありましたので、つけ加えたいと思います」と呼ぶ者あり)答弁漏れですか。(「はい」と呼ぶ者あり)ではお願いします。 ◎教育長(日高和典君) 先ほど青木議員とはちょっと食い違いあるようですが、意見に。県の教育委員会の見解というのは、こういうことに対して県の教育委員会が正式に見解を出すことはないです。見解を出す場合には、公文書として出てきます。今回の場合は、電話で聞き取りをしたり、向こうに行ったりして、あるいは資料を頂いて、綾の教育委員会でまとめた、県の教育委員会から出された資料と先ほど言った方々の意見を総合的にまとめて出した資料です。そういう意味では、決して間違った資料ではないです。 もし、青木議員が間違っているかどうかを確かめたければ、我々が持っている資料を全部差し上げますので、それを要約してまとめれば多分ほぼ同じ回答になるんではないかと思っております。 以上でございます。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 次に移ります。保育所の民営化ということで、この前、全体協議、あと5分ということですか。(「はい」と呼ぶ者あり)民営化ということで全員協議会の中で突然お話が出てきました。突然なんで、私もびっくりしました。その上に、私みたいなあんぽんたんは資料が少しないと何も分からないから資料が欲しいなと思ったら、資料も出てきません。課長それから副町長もあまり相談されたと、深く相談されたというところはなかったみたいです。 そういう状態で、まず議論が成り立たないと思うんですけれども、具体的な資料というのは今後出てくるんですか、検討する資料というのは。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) これは、考え方です。まだ、資料とかそういうものはございません。今情報を集めているところです。 ただ、私が町長に立候補しましたときにマニフェストを作りました。実は、今日持ってきました。これ、私のマニフェストです、そのときの。この一番最初に、私は綾町をこういうふうに今後変えていかなきゃいけないということで、公約の1番目に、行政のスリム化を図り、町有施設の稼働率向上及び利用満足度を向上しますということを掲げておりまして、その中でもはっきり綾川荘、てるはの森の宿、合宿センター、ここの運営に対しても問題がありますと。そして、町立保育所に関しても、今のままの形でやっていくと町の財政を圧迫しますという形で、私は最初にこれを掲げて、そして立候補しました。ですから、私の考え方というのは、結構、町の行政に関してかなり無駄があるなと、もっと効率的にできると。別に、それでサービスが低下するとかそういうものではありません。もっと必要なところに必要なお金をかけなきゃいけないですし、それこそ指定管理業者を使って、民間の力を使ってやれるものはそういうふうにやっていかないと、綾町は今後ますますもって財政的に苦しくなりますということを掲げて立候補して、そこで町長のほうに就任したんですけれども。その考えをずっと今も持ち続けております。 もちろん、これだけじゃなくてほかにもまだまだ無駄なところというか改善すべきところはあります。その中の一環として、今年、はっきり私の意見を言わしてもらいました。1年間たって、町長に就任して、じっくり見させてもらって、北俣保育所が昨年度いっぱいで閉鎖になりましたよね。そこの職員とか会計年度任用職員とかがそのまま中坪保育所のほうに移っているんです。一つ閉鎖になっているんですけれども、やっぱりこれはどうしても公務員ですからそういう形になる。これは、やっぱりますます負担のほうが大きくなっていっていると。そういうところで、やっぱり綾町の保育所に関しても見直すときに来ているんじゃないかと。 公でやるのがいいのか民間がやるのがよくないのか、いろんな議論はあると思いますけど、私は決してほかの民間のほうでやられている保育所も、公に負けないぐらい、町立に負けないぐらい立派な子育て、保育所をやられているというふうに考えております。ですから、本来、やっぱり民間でできるもので行政はもっとほかにやらなきゃいけないことがいっぱいあると思いますので、そういう形で南俣保育所の件について私の見解を述べた次第です。 これに関しては、実際に宮崎県内でも公立から民間のほうにどんどん移行しております。先日も、うちの担当の課長そして保育所の所長にも一緒に行ってもらって視察も始めております。考え方なんですけれども、正直、財政のほうも厳しいんで待ったなしではあるんですけれども、いきなり急に持っていくと大変かなというふうに思いますので、令和4年4月前後をめどに、これは変えていく必要があるんじゃないかなと。 南俣保育所で保育士の方にも集まってもらって、正職員そして会計年度任用職員の方にも話しましたけれども、もちろんやっぱり涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。でも、その中でも理解していただける方もいらっしゃって、もし、それで民営化する、移行するんであれば、私たちがこれまでにやってきた子どもに対する教育の仕方、これを継承してくださいという意見をもらいましたので、できれば早いうちに公募をやっていただいて、自分たちがこれまでやってきたことを引き継いでもらって、安心してバトンタッチができるように早めにその行動をしてもらいたいという意見を頂きましたので、来年度いっぱいでその引き継ぎも含めたところで今後進めていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) その話はそれで、資料をください、私たちに、検討できないですから。この前、全体協議会でぽんとああいう形で来られても、資料がないとどういうふうに考えていいか分からないから、それはください。いずれにしたって、議会の承認が必要なんでしょうから。 それから、あと一つ、また教育長の話、1つだけ戻りますが。このSNSというんですか、パワハラの件。これを宮崎県総合政策部人権同和対策課というところがあって、そこで相談したところ、個人の考えかもしれないですけれども、そのパワハラに関して国連で条約というかそういう決まりができたんだそうですけれども、日本ではまだ批准されていないからはっきりとした定義づけはできないけどという断りの中で、この担当者の人が、一発でこれパワハラですとおっしゃいました。それだけはつけ加えておきます。 それから、7番に移ります。先日の役場職員の処分ということで、内容、今後の対策、それはいいです、もう。 私がやっぱり重要だと思うのは、3番目の、今までは今まででしようがないと思いますけれども、名前の公表をしていけば、一番効果があるんじゃないかなと思うんです。10分の1減給といっても、40万円もらっていて4万円、そのほうが、仕事がそういうことをしたということが分からなければ、4万円で済めばこんな安いことはないですわ。昨日もびっくりしたんですけれども、改めて役場職員というのは結構いい値段のお給料をもらっていると。私たちは20万円で、年収でも300万円ちょっとです。でも、課長級当たりになると700万円ぐらい行くんですか。700万円、800万円、もうびっくりしたんです。 だから暇なのかなと。それだけお給料もらいながらそういうこともできるというのは暇なのかなと。それから、ほかの方もでも仕事がもうちょっとできるんじゃないかなと思っている人がもうやらなかったり、ちょこっと頭下げてすみませんとかということが通るということを防ぐためにも、やっぱり名前の公表というのは一番いいんじゃないですか。名前が公表されたからといったって、また頑張ればいいわけです。私もいろいろ世間的には騒がせている身ですから、陰でどういうことを言われているか分かりませんけれども、それでも堂々と生きています。だから、仕事で失敗するのはしようがないという面もありますから、それをまた取り返せばいいわけです。そういうことがほかの職員にも関わってくるわけです。10分の1納めればそれで済むわと、罰金みたいなもんで、そんなに痛い感じではないと思うんです。それを防ぐために、やっぱり名前の公表というのはどうでしょうか。 ○議長(日高幸一君) 町長。 ◎町長(籾田学君) 今、その考えには全く同意できません。偏見、差別、コロナの件でもそうですし、名前を出すことによってどういう影響か、そこまで考えてみてください。短絡的にそういうふうに判断するんじゃなくて。 あと、これに関しては、しっかりとした人事院に定める公表の指針というものがございます。 あと、もう一点、青木議員はまだ行政の仕事の中身を全然ご存じじゃないんじゃないかと。できれば、インターンシップで1か月ぐらい来ていただいて一緒に働いてもらえば、どういうふうなことをやっているか。私も町長になる前は、逆に外から見ていましたから、役場職員に対していろんな考え持っていますけれども、もうすごいストレスの中で、もちろん言われたら職務専念義務というのがあります。それに従ってやっていかないといけないです。それに対して、今のような発言をされるのは、非常に心外に思います。もし、そういうふうに言われるんでしたら、1か月間、我々と一緒に、インターンシップで来てください。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) 問題のすり替えだと思います。一般的にはそういうふうに受け止めている人が多いです。民間だったら、名前が出ます。公務員は特別なんですか。私は、その辺の理屈がよく分かりません。 人事院の指針、これはガイドラインですから、法律でもないんです。役場の内規、これも条例でもないんです。内々で決めたことです。だから、これ変えようと思えば幾らでも変えられるし、やろうと思えば何でもできるんです。やろうとしないだけだと思います。いいです。 8番目、二反野のメガソーラーについてですけれども。 ○議長(日高幸一君) 青木議員、時間がもう来ていますので、最後の質問としてください。 ◆議員(青木實君) 議長。青木。 ○議長(日高幸一君) 青木議員。 ◆議員(青木實君) じゃあ、8番で。 これ、進捗状況、何がネックになって動いているのか動いていないのか。それから、町長は事業者とお話はされたことはあるんでしょうか。 私は、個人的に、この二反野メガソーラーについては心配しているのは3つぐらいしかなくて、災害の問題とそれから景観、それから20年後の後片づけ、私が考えられる範囲はそのぐらいなんですけれども。その進捗状況と、それから町長と事業者と話をされた機会があるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(日高幸一君) 最後の質問でよろしいですか。 町長。 ◎町長(籾田学君) メガソーラーの進捗状況、これは議会の特別委員会で情報を共有しています。そこで進捗状況を確認してください。 以上です。 ○議長(日高幸一君) 青木議員の一般質問を終わります。(発言する者あり) 町長、答弁漏れ。 ◎町長(籾田学君) お会いしました。お会いして、綾町の自然を守る条例というのがございます。その中で、町長は必要な措置を講じることができるとありますから、2,000平米以上の構築物を造る場合には必要な措置を講じることができるとありますので、業者に対して環境社会影響調査を実施してくださいというふうにお願いしております。 ○議長(日高幸一君) お疲れさまでした。青木議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(日高幸一君) 以上で、本日の議事日程を全部終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後5時05分)──────────────────────────────...