宇土市議会 > 2011-02-22 >
03月02日-01号

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  1. 宇土市議会 2011-02-22
    03月02日-01号


    取得元: 宇土市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-04
    平成23年 3月 定例会(第1回)         平成23年第1回宇土市議会定例会会議録 第1号                宇土市告示第17号平成23年第1回宇土市議会定例会を次のとおり招集する。  平成23年2月22日           宇土市長 元 松 茂 樹  1.期 日  平成23年3月2日  2.場 所  宇土市議会議場1.会期日程                          (会期16日間)┌────┬─┬───┬─────┬─────────────────────┐│ 月日 │曜│時間 │ 会議名 │       内     容       │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│    │ |   |     |開会                   ││    │ |   |     │会議録署名議員の指名           ││3月2日│水|10:00 | 本会議 │会期の決定                ││    │ |   |     │施政方針並びに市長の提案理由説明     ││    │ |   |     │決算審査特別委員長報告          ││    │ |   |     │質疑・討論・採決             │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月3日│木|10:00 |特別委員会│地域高規格道路促進等対策特別委員会    │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月4日│金|10:00 | 本会議 |代表質問及び質疑・一般質問        │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月5日│土|   | 休 会 |                     │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月6日│日|   | 休 会 |                     │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月7日│月|10:00 | 本会議 |質疑・一般質問              │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月8日│火|10:00 | 本会議 |質疑・一般質問              ││    │ |   |     │委員会付託                │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月9日│水|10:00 | 委員会 |経済建設委員会              │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月10日│木|10:00 | 委員会 |文教厚生委員会              │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月11日│金|10:00 | 委員会 |総務市民委員会              │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月12日│土|   | 休 会 |                     │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月13日│日|   | 休 会 |                     │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月14日│月|   | 休 会 |                     │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月15日│火|   | 休 会 |                     │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│3月16日│水|   | 休 会 |                     │├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤│    │ |   |     |地域高規格道路促進等対策特別委員長中間報告││3月17日│木|10:00 | 本会議 │各常任委員長報告             ││    │ |   |     │質疑・討論・採決             ││    │ |   |     │閉会                   │└────┴─┴───┴─────┴─────────────────────┘2.議事日程平成23年3月2日(第1号) 午前10時開議日程第1  会議録署名議員の指名日程第2  会期の決定日程第3  議案第1号  専決処分の報告及び承認を求めることについて       専決第8号 平成22年度宇土市一般会計補正予算(第5号)について日程第4  議案第2号  宇土市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例に             ついて日程第5  議案第3号  宇土市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例に             ついて日程第6  議案第4号  宇土市政治倫理条例及び政治倫理の確立のための宇土市長の資             産等の公開に関する条例の一部を改正する条例について日程第7  議案第5号  宇土市住民生活に光をそそぐ基金条例の制定について日程第8  議案第6号  宇土市税条例の一部を改正する条例について日程第9  議案第7号  宇土市重度心身障がい者医療費助成に関する条例の一部を改正             する条例について日程第10 議案第8号  特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例             の一部を改正する条例について日程第11 議案第9号  宇土市農業施設等災害復旧事業分担金徴収条例の一部を改正す             る条例について日程第12 議案第10号 宇土市企業振興促進条例の一部を改正する条例について日程第13 議案第11号 宇土市中小企業の店舗改装等近代化に対する整備資金利子補給             条例の一部を改正する条例について日程第14 議案第12号 宇土市就業改善センター条例の一部を改正する条例について日程第15 議案第13号 宇土市土地取得特別会計条例を廃止する条例について日程第16 議案第14号 宇土市公民館条例の一部を改正する条例について日程第17 議案第15号 宇土市道路線の廃止について日程第18 議案第16号 宇土市道路線の認定について日程第19 議案第17号 平成22年度宇土市一般会計補正予算(第6号)について日程第20 議案第18号 平成22年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)             について日程第21 議案第19号 平成22年度宇土市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)             について日程第22 議案第20号 平成22年度宇土市公共下水道事業特別会計補正予算(第4             号)について日程第23 議案第21号 平成22年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第2号)につ             いて日程第24 議案第22号 平成22年度宇土市水道事業会計補正予算(第3号)について日程第25 議案第23号 平成23年度宇土市一般会計予算について日程第26 議案第24号 平成23年度宇土市国民健康保険特別会計予算について日程第27 議案第25号 平成23年度宇土市簡易水道事業特別会計予算について日程第28 議案第26号 平成23年度宇土市北段原土地区画整理事業特別会計予算につ             いて日程第29 議案第27号 平成23年度宇土市奨学基金特別会計予算について日程第30 議案第28号 平成23年度宇土市公共下水道事業特別会計予算について日程第31 議案第29号 平成23年度宇土市介護保険特別会計予算について日程第32 議案第30号 平成23年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計予算に             ついて日程第33 議案第31号 平成23年度宇土市後期高齢者医療特別会計予算について日程第34 議案第32号 平成23年度宇土市水道事業会計予算について       報告第1号 専決処分の報告について         専決第24号 損害賠償額の決定について       報告第2号 専決処分の報告について         専決第26号 損害賠償額の決定について       報告第3号 専決処分の報告について         専決第23号 訴えの提起について       報告第4号 専決処分の報告について         専決第25号 訴えの提起について       報告第5号 専決処分の報告について         専決第1号 訴えの提起について       報告第6号 専決処分の報告について         専決第2号 訴えの提起について       報告第7号 専決処分の報告について         専決第3号 訴えの提起について       報告第8号 専決処分の報告について         専決第4号 訴えの提起について       報告第9号 専決処分の報告について         専決第5号 訴えの提起について       報告第10号 専決処分の報告について         専決第6号 訴えの提起について       報告第11号 専決処分の報告について         専決第7号 訴えの提起について日程第35 決算審査特別委員長報告(質疑・討論・採決)3.本日の会議に付した事件 議事日程のとおり4.出席議員(18人)    1番 嶋 本 圭 人 君       2番 柴 田 正 樹 君    3番 平 江 光 輝 君       4番 樫 崎 政 治 君    5番 野 口 修 一 君       6番 中 口 俊 宏 君    7番 藤 井 慶 峰 君       8番 芥 川 幸 子 さん    9番 山 村 保 夫 君      10番 九 谷 新 吾 君   11番 西 山 宗 孝 君      12番 野 添 正 利 君   13番 杉 本 信 一 君      14番 堀 内 千 秋 君   15番 村 田 宣 雄 君      16番 浜 口 多美雄 君   17番 福 田 慧 一 君      18番 岩 本 廣 海 君5.欠席議員(なし)6.説明のため出席した者の職・氏名 市長       元 松 茂 樹 君  副市長      池 田 信 夫 君 教育長      木 下 博 信 君  総務企画部長   山 内 清 人 君 市民環境部長   益 田 輝 明 君  健康福祉部長   中 田 雄 士 君 経済部長     下 田 英 一 君  建設部長     久多見 良 三 君 教育部長     高 木 恭 二 君  首席審議員    福 島 勝 巳 君 総務課長     山 本 桂 樹 君  企画課長     荒 木 繁 男 君 財政課長     石 田   泉 君7.議会事務局出席者の職・氏名 事務局長     境   幸次郎 君  次長兼議事係長  山 本 和 彦 君 庶務係長     野 口 泰 正 君  議事係参事    牧 本   誠 君                午前11時00分開会             -------○------- ○議長(堀内千秋君) おはようございます。 ただいまから,平成23年第1回宇土市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に先立ちまして,事務局長に事務報告をさせます。 事務局長,境 幸次郎君。 ◎事務局長(境幸次郎君) はい。事務報告をいたします。 平成22年第4回定例会以降,昨日までの議会内の行事につきましては,事務報告としてお手元に差し上げておりますので,ご覧願います。 以上でございます。 ○議長(堀内千秋君) 事務局長の報告は終わりました。             -------○------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(堀内千秋君) 日程第1,会議録署名議員の指名をいたします。 会議録署名議員は,会議規則第118条の規定により,議長において,5番,野口修一君,13番,杉本信一君を指名いたします。             -------○------- △日程第2 会期の決定 ○議長(堀内千秋君) 日程第2,会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は,本日から17日までの16日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀内千秋君) ご異議なしと認めます。 よって,今期定例会の会期は,本日から17日までの16日間と決定いたしました。             -------○------- △日程第3 議案第1号 専決処分の報告及び承認を求めることについて       専決第8号 平成22年度宇土市一般会計補正予算(第5号)について △日程第4 議案第2号 宇土市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例について △日程第5 議案第3号 宇土市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について △日程第6 議案第4号 宇土市政治倫理条例及び政治倫理の確立のための宇土市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例について △日程第7 議案第5号 宇土市住民生活に光をそそぐ基金条例の制定について △日程第8 議案第6号 宇土市税条例の一部を改正する条例について △日程第9 議案第7号 宇土市重度心身障がい者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について △日程第10 議案第8号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について △日程第11 議案第9号 宇土市農業施設等災害復旧事業分担金徴収条例の一部を改正する条例について △日程第12 議案第10号 宇土市企業振興促進条例の一部を改正する条例について △日程第13 議案第11号 宇土市中小企業の店舗改装等近代化に対する整備資金利子補給条例の一部を改正する条例について
    △日程第14 議案第12号 宇土市就業改善センター条例の一部を改正する条例について △日程第15 議案第13号 宇土市土地取得特別会計条例を廃止する条例について △日程第16 議案第14号 宇土市公民館条例の一部を改正する条例について △日程第17 議案第15号 宇土市道路線の廃止について △日程第18 議案第16号 宇土市道路線の認定について △日程第19 議案第17号 平成22年度宇土市一般会計補正予算(第6号)について △日程第20 議案第18号 平成22年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について △日程第21 議案第19号 平成22年度宇土市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について △日程第22 議案第20号 平成22年度宇土市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について △日程第23 議案第21号 平成22年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第2号)について △日程第24 議案第22号 平成22年度宇土市水道事業会計補正予算(第3号)について △日程第25 議案第23号 平成23年度宇土市一般会計予算について △日程第26 議案第24号 平成23年度宇土市国民健康保険特別会計予算について △日程第27 議案第25号 平成23年度宇土市簡易水道事業特別会計予算について △日程第28 議案第26号 平成23年度宇土市北段原土地区画整理事業特別会計予算について △日程第29 議案第27号 平成23年度宇土市奨学基金特別会計予算について △日程第30 議案第28号 平成23年度宇土市公共下水道事業特別会計予算について △日程第31 議案第29号 平成23年度宇土市介護保険特別会計予算について △日程第32 議案第30号 平成23年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計予算について △日程第33 議案第31号 平成23年度宇土市後期高齢者医療特別会計予算について △日程第34 議案第32号 平成23年度宇土市水道事業会計予算について        報告第1号 専決処分の報告について          専決第24号 損害賠償額の決定について        報告第2号 専決処分の報告について          専決第26号 損害賠償額の決定について        報告第3号 専決処分の報告について          専決第23号 訴えの提起について        報告第4号 専決処分の報告について          専決第25号 訴えの提起について        報告第5号 専決処分の報告について          専決第1号 訴えの提起について        報告第6号 専決処分の報告について          専決第2号 訴えの提起について        報告第7号 専決処分の報告について          専決第3号 訴えの提起について        報告第8号 専決処分の報告について          専決第4号 訴えの提起について        報告第9号 専決処分の報告について          専決第5号 訴えの提起について        報告第10号 専決処分の報告について          専決第6号 訴えの提起について        報告第11号 専決処分の報告について          専決第7号 訴えの提起について ○議長(堀内千秋君) 日程第3,市長提出議案第1号から,日程第34,議案第32号までの32件を一括して議題といたします。 市長の施政方針並びに提案理由の説明を求めます。 市長,元松茂樹君。 ◎市長(元松茂樹君) おはようございます。平成23年度の施政方針の説明に先立ちまして,インフルエンザワクチン接種無料クーポン券の問題発生後の経過並びに新たに判明いたしました公共下水道無届接続問題について,この場をお借りしましてご報告をさせていただきます。 まず,インフルエンザワクチン無料クーポン券の誤送問題について,その後の経緯についてご報告申し上げます。無料クーポン券が利用可能かどうかについては,医療機関から随時問い合わせを入れていただくことにしておりましたが,それでも問い合わせから漏れたものが幾つかございました。この場合は,個人負担分を徴収することとしており,これまでのところ徴収漏れはございません。今後,個人負担分が発生した場合にも,引き続き徴収漏れがないよう努力してまいります。また,この問題に関連して市が電算システム運用を委託しております行政システム九州との間で損害賠償に関する協議を行っておりますが,今年度の保守料から無料クーポン券の印刷代,郵送料,SE常駐費用などの直接経費に関して減額することとします。 以上,その後の経緯について申し上げましたが,この問題の責任をとりまして,私と副市長については10%の減額処分を行います。期間は私が4月からの2カ月間,副市長が4月からの1カ月間をそれぞれ予定しております。 次に,公共下水道の無届接続問題についてご報告申し上げます。これは新聞報道でもご存知のとおり,昨年9月初旬,熊本市において生活用や事業用に使った井戸水等を公共下水道に流しながら,公共下水道料金の徴収を免れていたケースが発覚した問題でございます。本市におきましては,これまでも公共下水道整備区域内の未接続世帯に対して加入促進をお願いしてまいりましたが,巡回する中で下水道賦課台帳にない接続が数件判明しました。そこで,残りの世帯についても調査を進めていたところでございます。その後,先ほど申し上げました熊本市の新聞報道となったわけですが,これを受け,宇土市内の指定工事店への聞き取りと公共下水道整備区域内の世帯への聞き取りという二つの手法による本格的な調査に入りました。その結果,73件の公共下水道への無届接続が判明しました。これらの無届接続世帯への未徴収料金については,調査と並行して納入方法の協議を行っており,既に40件について協議が終わっております。残る33件についても,引き続き支払協議を進めてまいります。市民の皆さまに,そして議会の皆さまに対してご迷惑をおかけしましたことに対しまして,改めてお詫び申し上げます。 それでは,改めまして平成23年度宇土市施政方針を申し上げます。 本日ここに平成23年第1回市議会定例会を招集しましたところ,議員の皆さまにおかれましては,公私ともにご多用の中にご参集をいただき,誠にありがとうございます。 はじめに,本年第1回定例会の開会に当たり,平成23年度の市政運営における基本的な考え方と主な施策について,私の所信の一端を申し述べ,議員各位をはじめ市民の皆さまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。 さて,2008年のリーマンショック以来,長引く経済の低迷による雇用環境の悪化,社会保障費の増大による財政の硬直化,そして進まない地域主権改革など,自治体を取り巻く環境は厳しさを増す状況にあります。そのような中,政府は引き続き緊急経済対策のための補正予算を計上するなど,可能な範囲での取り組みが続けられております。平成23年度予算は,新政権がゼロから取り組む最初の本予算であるとして,昨年6月に閣議決定した新成長戦略及び財政運営戦略を踏まえ,経済成長,財政健全化社会保障改革を一体的に実現し,元気な日本を復活させるという方針のもとで予算編成を行い,1月24日召集の第177回通常国会へ提出されましたが,参議院で野党が半数以上を占めるねじれ国会のもとで成立の見通しが立たない状況にあります。今後,税制改革,社会保障制度改革包括的経済連携など,国会における活発な論戦が予想されます。まずは私どもの予算編成に大きな影響を及ぼす平成23年度予算案及び予算関連法案について,一刻も早い成立を期待するところでございます。一方,本市においては私の市長就任から10カ月を経過しましたが,元気な宇土市づくりに向けて実現可能な施策から取り組みを進めてまいりました。昨年の平成22年第4回定例市議会におきまして,14億円に及ぶ補正予算を追加計上いたしました。農業活性化緊急基盤整備事業道路改良舗装及び河川改修等社会資本整備総合交付金事業を主な内容とするものでありますが,これを本市の地域活性化の起爆剤にしたいと考えております。 今年は,新年のあいさつの中で職員に対しまして,市役所は地域で最大のサービス産業でなければならない。そのためには「笑顔,あいさつ,優しい対応」の接遇の三原則を一人ひとりが心がけなければならないと訓示しました。これは笑顔でお客さまをお迎えすることで不安を解消し,元気よくあいさつを交わすことで元気な宇土市をアピールするとともに,丁寧に対応することで頼れる市役所にしたいという思いからです。今年4月には,組織機構の見直しとして,総務企画部内にまちづくり推進課を設置し,市民の地域づくりの窓口としてそのサポート体制の充実を図ることとしています。まちづくり推進課には現在の総務課パートナーシップ推進係商工観光課観光物産係都市計画課都市整備公園係の一部の事務を集め,市民活動の推進と観光交流に関する事務を担当することとしています。これにあわせて企業誘致課を廃止し,商工観光課と統合することで企業誘致と商工振興の一体化を図り,課名を商工政策課と改めます。また,都市計画課都市整備課に改め,都市計画区域外の地域整備もあわせて担当し,まちづくり推進課と連携することとしています。市民にとって分かりやすく利便性が高まればと思っているところでございます。今回は第一段の見直しでございますので,次期の見直しでは組織機構全体の見直しを行う予定であることを申し添えます。 さて,いよいよ3月12日は九州新幹線鹿児島ルートの全線開業を迎えます。これを好機と捉え,住んでみたい宇土市,住み続けたい宇土市の実現に向けた取り組みを実行していかなければなりません。 4月から新たにスタートする第5次宇土市総合計画,愛称「元気プラン」では,基本構想において「安心,元気,協働」という3つの基本理念を掲げ,将来像を「みんなでつくろう元気な宇土市」と定めており,私のマニフェストに掲げる事項も計画の中に盛り込んでおります。基本となる5つのまちづくりの柱と,地区別の基本構想及びこれを推進するための協働及び行財政運営に関する基本方針に基づいて,この計画に定める施策を着実に実行してまいる所存です。 次に,平成23年度予算案の概要について申し上げます。 国の地方財政対策では,平成23年度においては企業収益の回復等により地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が増加するものの,社会保障関係経費の自然増や公債費が高い水準で推移すること等により,職員数の純減や人事院勧告等の反映に伴い,給与関係経費が大幅に減少しても,なお依然として大幅な財源不足が生じるとされており,行政経費の各分野にわたり,継続的かつ積極的な行革努力を進めていることが求められております。本市におきましても,歳入面では市税や地方交付税など,一般財源総額は前年度並みに確保できると見込んでおりますが,少子高齢化に伴う社会保障関係費や医療関連経費等の増加が見込まれるために,他の事業に回すべき一般財源が減少し,大変厳しい予算編成作業となりました。しかし,そのような中にあっても新たな第5次宇土市総合計画のスタートの年として市民の皆さまの目線に立った新たな施策を行うために,必要不可欠な事業を最小限の経費で効果的にできるように精査を重ねてまいりました。 それでは,平成23年度予算の主な施策の概要について,第5次宇土市総合計画の基本構想に沿ってご説明を申し上げます。 1点目は,生活環境分野の「みんなが元気,暮らしを守り,自然を守るまちづくり」についてであります。子どもから高齢者まで,安心して笑顔で暮らせるまちづくりを行うために,災害,事故,犯罪などから市民の生命と財産を守る取り組みを強化するとともに,今日の地球規模での環境問題に的確に対応するため,全市的に総合的かつ長期的な視点に立った環境対策,環境教育を進めてまいります。 まず,防災対策につきましては,河川改修や崖崩れ危険個所整備など,継続して自然災害の防止に努めるとともに,防災行政無線の整備や消防団への個別無線機の整備,小型動力ポンプ付積載車の更新など,万一の場合に備え,機動力の向上に努めてまいります。 次に,交通安全,防犯対策につきましても,各地区でご協力いただいている交通指導員や生活安全パトロール隊員等の皆さま方と連携しながら,交通安全の啓発,防犯に取り組むとともに,ガードレールや防犯灯の設置など,ハード面の整備にも積極的に取り組んでまいります。 次に,消費者問題対策につきましては,昨年,消費者問題の窓口であります消費者センターの体制を強化し,週4回相談ができるようにいたしました。今後も悪徳商法の被害を防止するため,市民の方々が相談しやすい充実した施策を展開してまいります。 次に,環境問題への対策であります。地球規模の環境問題解決のためには,まず市民一人ひとりの理解と協力が必要であります。広報等により,市民の皆さまへの周知を図りながら,本年度中に現在14品目で行っております分別収集のメニューに,廃プラスチックと廃油を加え16品目にしたいと考えております。また,市商工会や商店街の皆さまと連携しながら,マイバック運動の推進,レジ袋の削減にも取り組んでまいります。 さらに,自然エネルギーの利用促進のために従来の太陽光発電システム設置への助成制度とは別に,太陽熱温水器設置についても新たに助成制度を設け,クリーンエネルギーの積極的活用への取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に2点目は,保健,福祉,医療分野の「みんなが元気,健康で安らぎのあるまちづくり」についてであります。心身ともに健康で生きがいに満ちた元気な生活を送ることは,市民みんなの願いであります。このため,市民一人ひとりが生涯を通じて健康に暮らせるよう,生活習慣病の予防をはじめ市民の健康づくりの取り組みを進めるとともに,地域における保健医療体制の充実を図ります。また,高齢者や障がい者が住み慣れた地域で安心して自立した暮らしができるよう,居住空間の整備やバリアフリー化など,高齢者,障がい者福祉施策を行い,市民みんなで支え合うまちを目指します。さらに,安心して子どもを産み,ゆとりを持って子育てができるよう,子育て支援の充実を図り,子どもたちの笑い声のあふれる子育てが楽しいまちを目指します。 それではまず,健康づくりについて申し上げます。市では,市民皆健診を目標に市民の皆さんに健康診断の大切さを認識していただくよう啓発に力を入れ,受診率の向上を目指してまいりました。今年4月からは,保健センターに新しく健康づくり課を設置し,健康指導係と健診推進係の2係体制に充実させ,さらなる健康指導の推進を図ってまいります。病気の予防,早期発見,早期治療を推進するための新たな取り組みとして,予防接種につきましては3月から行っております子宮頸がん予防ワクチン接種への助成に加え,ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの接種につきましても助成を行ってまいります。なお,健診事業につきましては,新たに35歳の方の人間ドックの助成制度を設け,さらにがん検診につきましては働く世代への大腸がん検診推進事業として40歳から5歳刻みで60歳までの方を対象に無料検診を行ってまいります。 次に,高齢者福祉につきましては,老人クラブやシルバー人材センターなどの活動支援や介護予防サポーター養成講座の開催など,社会参加の機会を充実させてまいります。新たな助成制度として,電動アシスト自転車の購入費用の一部を助成し,お年寄りが気軽に外出できるようサポートしてまいります。10月に開催される高齢者のスポーツの祭典,第24回全国健康福祉祭「ねんりんピックふれあい熊本」が県下9市4町で22の種目で繰り広げられます。本市におきましては,宇土パスカワールドにおいてボーリング交流大会を開催します。全国から多くの選手が参加されますので,市民あげて歓迎し,本市のPRを全国に発信していきたいと考えております。 次に,障がい者福祉につきましては,今まで車椅子の方の使い勝手が悪かった花園にあります宇土市スポーツセンターのバリアフリー化を行います。また,障がい者プラン,障がい福祉計画の見直しを行い,平成24年度を初年度とする新たな計画を策定し,実態に即した事業を推進してまいります。 次に,子育て支援につきましては,乳幼児医療費助成制度における県内医療機関の利用と子ども医療費助成制度における市内医療機関の利用について,これまでの償還払いから現物給付へ変更し,利便性の向上を図ります。また,認可保育園における夜間保育の実施や,私立幼稚園就園者に対する助成制度の新設など,就学前児童を持つ家庭に対するサポート体制を強化します。なお,学童保育につきましては,人口が増加し,十分な受入体制が整っていなかった花園小学校区に新たな学童保育施設を整備するとともに,学童保育の委託運営費に市単独分の助成を追加し,保護者の経済的負担を抑制するなど,子育て環境の充実に努めてまいります。 次に3点目,産業経済分野の「みんなが豊か,豊かで活気あふれるまちづくり」についてであります。定住人口と交流人口を増加させ,まちに賑わいと豊かさをもたらす産業経済活動の活性化は市民みんなの願いであります。このため,生産基盤の整備や後継者の育成,経営の多様化などを促進し,地域特性を活かした農林水産業の振興を図るとともに,情報関連産業をはじめ,企業誘致活動を積極的に行い,新たな雇用創出と産業基盤の強化を図ります。また,新たに住居を新築した方に対して,固定資産税の優遇措置を設けることにより,定住人口の増加に努めてまいります。 それではまず,農林水産業の振興についてでありますが,昨年,民間のノウハウを利用するために広報PRアドバイザー,企業誘致アドバイザーを公募し採用しました。この効果は徐々にそして確実に上がってくると期待しているところでありますが,新年度は新たに農業経営アドバイザーを雇用したいと考えております。専門的な知識,経験を生かし,農業経営に対する助言,指導をしていただきながら,もうかる第一次産業の育成を目指してまいります。水産業振興につきましては,水産資源の回復と水域環境の改善を図るために漁場の覆砂事業等を行う予定であります。 次に,商業振興についてでありますが,皆さまご承知のとおり,今年1月,ジャスコが撤退しましたことは本市にとって大きな打撃となりました。現在,関係機関,関係者との協議を続け,その影響が最小限となるよう,またさらなる商業振興の核となるよう,最大限の努力をしており,4月には新たなテナントによるリニューアルオープンが予定されております。今後もふるさと雇用再生特別事業として行っております中心市街地活性化とあわせ,積極的に取り組んでまいります。なお,観光物産の振興につきましては,市民会館1階のグリルが昨年閉鎖されたままとなっておりましたが,この場所に市の観光情報,物産情報を発信する拠点を設置いたします。宇土市の魅力をより多くの人に知っていただき,交流人口増加につながる取り組みを行ってまいります。 次に4点目,都市基盤分野の「みんなが便利,快適な生活を支えるまちづくり」についてであります。道路や上下水道などの生活基盤の整備,公園,緑地などの快適空間の適切な管理と景観保全,調和の取れた町並みの形成や優れた環境の住宅,宅地の計画的供給など,誰もが住んでみたいと思う住環境の質的向上に向け,総合的,計画的に取り組んでまいります。また,公共交通体系の充実や高度情報化社会に対応した情報基盤の向上に努めるなど,生活の利便性を向上させ,定住促進を図ります。 それではまず,道路交通網の整備についてでありますが,うきうきロードと国道501号が整備されて以来,両線を結ぶ県道297号と市道中央線,すなわち県道につきましては本町通りから松山に延びる道路,市道につきましては市役所前の道路でありますが,この道路を大型車両が頻繁に通行するようになり,激しい損傷を受ける箇所が見受けられるようになりました。さらに各地区の生活道路につきましても,傷みが激しく危険な箇所もあります。利用者の安全性を確保するために実態を十分把握し,通行制限等の対策とあわせて,計画的に補修あるいは改修を進めてまいります。 次に,上水道・下水道事業についてでありますが,市民生活の重要なライフラインとして施設の点検整備や維持補修に万全を期してまいります。下水道事業につきましては,今年度は緑川の潟地区,宇土の高柳地区を中心に管渠の整備を進める予定であります。 次に,住環境の整備についてでありますが,4月から新しくまちづくり推進課を設置し,公園,緑地の管理など,主にソフト的な事業を担当することにしております。ハード面を担当する都市整備課と連携しながら安全で快適な住環境づくりを推進してまいります。 次に,生活交通手段の充実についてでありますが,まず宇土駅東口の新幹線高架下及び宇土市土地開発公社用地の一部を利用して,JR利用者のための駐車場の整備を行います。また,地方バス路線維持対策としての赤字補てん補助金とあわせ,地域の実情に合ったコミュニティバスなど,新たな交通体系を確立するための調査と計画の策定を行います。 次に5点目,教育文化分野の「みんなで育む伝統と学びに感謝のまちづくり」についてであります。教育のまちづくりの指針となる教育立市プランに基づき,家庭,学校,地域が連携してそれぞれの責任と役割を果たしながら,一体となって子どもたちの教育活動を推進してまいります。特に一人ひとりの個性と能力に応じた教育と特色ある教育活動を進めるとともに,青少年の健全育成活動などを展開し,感謝の心と豊かな人間性や社会性,たくましく生きる力を持った,世界に羽ばたく子どもたちの育成を目指します。市民が自らの個性と能力を伸ばせる学習機会,生涯学習の機会や活躍の場と,地域の歴史や文化に誇りを持ち,それらを次世代に継承できる環境づくり,全ての人々の人権や個性が尊重される地域づくりに努めます。さらに市民の健康保持や体力向上に寄与し,市民間の多様な交流と連携の機会となるスポーツレクレーション活動の推進に努めてまいります。 それではまず,学校施設の整備について申し上げます。耐震改築工事を進めておりました網津小学校は,今月中には新校舎が完成し,4月から新しい校舎で新学期を迎えることとなります。また,宇土小学校につきましても2学期から新校舎での授業が開始できる予定となっております。なお,両校とも新校舎への移転後は旧校舎の解体撤去工事及び屋外運動場の環境整備工事を引き続き行いますので,児童の安全確保を第一に事業を進めてまいります。 次に,学校教育につきましては,そろばんの時間やALTを活用した英語教育の充実など,子どもたちの能力を引き出す市独自の取り組みを継続するとともに,新たにイングリッシュサマーキャンプ事業を展開し,さらなる英語教育に力を入れてまいります。なお,中学校における中体連や文化大会等の旅費については全額支給とし,保護者の経済的負担の抑制と児童の個性と能力がより一層発揮できるよう支援してまいります。 次に,スポーツの振興につきましては,立岡グラウンドのゲートボール場脇のトイレを改修し,利用者の利便性の向上を図ります。また,生涯学習の推進につきましては,平成23年度中に花園地区にコミュニティセンターの建設を予定しております。このコミュニティセンターが世代間交流,新旧住民の交流の場として定着し,地域活動の拠点となることを希望するものであります。 次に6点目,協働行財政分野の「みんなで実現するまちづくり」についてであります。まず第5次総合計画の策定に当たっては,市民感覚を最大限に反映するため,市民との対話を通してみんなで考える総合計画を策定方針としました。総合計画を実現するためには,市民の主体的なまちづくりへの参画と協力が必要になります。そのためには,市民に分かりやすい行財政情報の提供など,情報公開による情報の共有化を進めるとともに,市民と行政の信頼関係や協力関係を強化していかなければなりません。昨年10月から市民の皆さまと直接お話をするふれ合い座談会を開催し,今まで7つの団体から申し出があり,112名の参加があっております。これからもこの座談会に限らず,市民の皆さまが市政に参加しやすい仕組みづくりを構築していきたいと考えております。また,地域コミュニティ団体が行う住民間の交流活動や地域の各種施設,広場,公園等の整備に対して助成するまちづくり活動助成金制度を新たに設け,住民自らが主体的に行うまちづくり活動への支援を行ってまいります。 次に,財政健全化の推進についてでございますが,市では平成16年の三位一体の改革に端を発した大幅な財源不足に対応するために,財政健全化推進プラン及び第6次行財政改革大綱を策定し,市民の皆さまのご協力をいただきながら,健全な財政運営を目指して頑張ってまいりました。その結果,何とか最悪の事態は回避することができました。しかし,今後につきまして決して楽観視はできません。そこで,本年度新たに第7次行財政改革大綱を策定し,さらなる行財政運営の円滑化を図ってまいります。 次に,職員の育成と組織づくりについてでありますが,まず職員の育成につきましては,職員研修を充実させると同時に,熊本県等に職員を派遣し,レベルアップを図ってまいりましたが,新年度は新たに九州地方知事会や九州の経済団体などで組織する九州観光推進機構にも派遣し,PR戦略のノウハウの取得に努めたいと考えております。また,組織の見直しにつきましては,先ほども申しましたとおり,4月の第一段の再編を行いますが,市民の皆さまにとって使い勝手によい組織機構となるよう,検討を重ねてまいりたいと考えております。 最後に,「地区別のまちづくり」についてであります。本市の7つの地区は,地区ごとに特性があり,抱えている問題も違っています。そこで,第5次総合計画においては地区別に特性や課題,問題点等を整理して地区別のまちづくり構想を定めました。この地区別構想では,7地区の目指すべき姿を地区の将来像として掲げております。4月からは分野ごとの各種施策とあわせて地区の特性を活かすためのまちづくりも展開してまいります。 以上,市政運営における基本的な考え方と主な施策について申し上げましたが,「みんなでつくろう元気な宇土市」の実現を目指して,全力を傾注してまいる所存でございます。議員各位をはじめ市民の皆さまには一層のご理解とご協力を申し上げ,私の平成23年度施政方針といたします。 それでは次に,提出しております議案のご説明を申し上げます。 専決処分の報告,承認が1件,条例関係が13件,予算関係が16件,その他が2件の32議案,及び報告が11件であります。 議案第1号,専決処分の報告及び承認を求めることについて。これは,本会議では間に合わないため,地方自治法第179条第1項の規定により,専決処分を行いましたので,ご報告し,承認をお願いするものであります。 専決第8号,平成22年度宇土市一般会計補正予算(第5号)について。補正額は1,210万円を増額するもので,補正後の総額は153億2,975万9千円であります。歳入につきましては,所要の特定財源の計上及び財政調整基金繰入金を計上しております。歳出につきましては,災害復旧費の治山施設災害復旧事業経費を増額計上し,これとあわせて繰越明許費設定の増額変更を行っております。 議案第2号,宇土市職員の退職手当に関する条例等の一部を改正する条例について。これは,退職手当制度の一層の適正化を図るため,懲戒免職等の処分を受けるべき行為をしたと認められる場合の退職手当の支給について,新たな支給制限及び返納の制度を設けるものであります。 議案第3号,宇土市長等の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例について。これは,宇土市長及び副市長の給料について,一定期間減額して支給できるようにするものであります。 議案第4号,宇土市政治倫理条例及び政治倫理の確立のための宇土市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例について。これは,関係企業等報告書の提出基準日を毎年4月1日としており,空白の期間が生まれることから,これに選挙後の任期開始の日を加えるものとし,また辞退届の提出については期日の定めがないため,提出期日を選挙後の任期開始日の日から15日以内とするものであります。 議案第5号,宇土市住民生活に光をそそぐ基金条例の制定について。これは,国の経済対策においてこれまで住民生活にとって大事な分野でありながら,光が十分に当てられてこなかった分野に対する地方の取り組みを支援するための「住民生活に光を注ぐ交付金」が創設されたことを受け,財源を積み立て,事業を実施するため基金条例を制定するものであります。 議案第6号,宇土市税条例の一部を改正する条例について。これは,新築住宅の取得を税制面から支援し,地域経済の活性化や定住人口の増加を図るため条例を改正するものであります。 議案第7号,宇土市重度心身障がい者医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について。これは,重度心身障がい者の医療費助成制度の受給資格要件を拡充し,障がい者手帳の取得要件に該当しない重度の疾患者を加えるため条例を改正するものであります。 議案第8号,特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について。これは,他の非常勤職員との報酬額の均衡を考慮して,国民健康保険運営協議会委員及び介護保険運営協議会委員の報酬額を改めるものであります。 議案第9号,宇土市農業施設等災害復旧事業分担金徴収条例の一部を改正する条例について。これは,災害復旧事業における賦課基準等を明確に規定するために所要の改正を行うものであります。 議案第10号,宇土市企業振興促進条例の一部を改正する条例について。これは,地域産業の振興と雇用の促進を目的に条例の適用対象施設に情報サービス事業施設を加えるとともに,市独自の奨励措置を充実させるため条例の改正を行うものであります。 議案第11号,宇土市中小企業の店舗改装等近代化に対する整備資金利子補給条例の一部を改正する条例について。これは,市内の起業家を支援することを目的に市内で新たに事業を開始する方を融資の対象者に加えるために,条例の改正を行うものであります。 議案第12号,宇土市就業改善センター条例の一部を改正する条例について。これは,就業改善センターの冷暖房機器の不具合により,冷暖房使用料を減額するため条例の改正を行うものであります。 議案第13号,宇土市土地取得特別会計条例を廃止する条例について。これは,公共用地の先行取得の計画がないため,特別会計を廃止するものであります。 議案第14号,宇土市公民館条例の一部を改正する条例について。これは,公民館の使用料を部屋の面積と時間帯とに応じたものに変更するため,所要の改正を行うものであります。 議案第15号,宇土市道路線の廃止について。これは,市道の路線を廃止するため,道路法第10条第3項の規定により,議会の議決を求めるものであります。 議案第16号,宇土市道路線の認定について。これは,市道の路線を認定するため,道路法第8条第2項の規定により,議会の議決を求めるものであります。 議案第17号,平成22年度宇土市一般会計補正予算(第6号)について。補正額は7億3,656万3千円を増額するもので,補正後の総額は160億6,632万2千円であります。補正の概略は,国の平成22年度補正予算に伴う経済危機対策関連事業の事業費を確保するための増額補正,その他の事業につきましては決算見込み等による補正が主な内容になっております。 まず,歳入につきましては,市税の決算見込みによる増額補正を行っております。また,国の経済危機対策関連事業に伴う国庫補助金やきめ細やかな交付金,住民生活に光を注ぐ交付金など,国庫支出金の増額補正,その他,県支出金,地方交付税など金額の確定による補正予算計上を行っております。 次に,歳出につきまして説明を申し上げます。まず総務費では,退職手当,庁舎建設基金積立金の増額補正を計上しております。民生費では,国民健康保険特別会計繰出金の増額補正を計上しております。衛生費では,住宅用太陽光発電システム設置補助金の増額補正及び宇城広域連合負担金の減額補正を計上しております。農林水産費では,宇土北部3期農道整備事業経費の増額補正を計上しております。商工費では,マリーナ振興経費の増額補正を計上しております。土木費では,臨時河川整備事業経費及び県立自然公園施設整備事業経費の増額補正を計上しております。教育費では,花園コミュニティセンター建設事業経費,宇土小学校耐震補強改修事業経費,宇土小学校屋外環境整備事業経費,網津小学校屋外環境整備事業経費の増額補正を計上しております。また,繰越明許費を19事業に設定しており,債務負担行為の廃止を2件行っております。 議案第18号,平成22年度宇土市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について。補正額は6,219万7千円を増額するもので,補正後の総額は46億9,510万5千円でございます。これは,療養給付費等負担金の増額を行うものであります。また,レセプト点検専門員委託料について債務負担行為を設定しております。 議案第19号,平成22年度宇土市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について。これは,決算見込みにより204万6千円を減額補正し,同額を基金積立金に増額するものであります。 議案第20号,平成22年度宇土市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について。補正額は1億750万3千円を増額するもので,補正後の総額は9億7,871万4千円であります。これは,補償金免除繰上償還に伴う資金借り換えのための償還金の増額補正を行うものであります。 議案第21号,平成22年度宇土市介護保険特別会計補正予算(第2号)について。補正額は290万9千円を減額するもので,補正後の総額は27億702万7千円であります。これは,介護給付費等決算見込みによる減額補正を行うものであります。 議案第22号,平成22年度宇土市水道事業会計補正予算(第3号)について。補正額は1,452万2千円を減額するもので,補正後の総額は4億7,812万円であります。これは,決算見込みによる減額補正を行うものであります。 議案第23号,平成23年度宇土市一般会計予算について。これにつきましては,先ほど申し述べました平成23年度の主な施策の概要をもって説明に代えさせていただきます。 また,議案第24号から議案第32号までの平成23年度特別会計及び水道事業会計につきましては,配付しております予算書をもって説明に代えさせていただきます。 次に,報告案件について申し上げます。 これは,宇土市長の専決処分に関する条例で指定している事項について,専決処分を行いましたので,地方自治法第180条第2項の規定により報告するものであります。 報告第1号,専決第24号,損害賠償額の決定について。これは,市職員の運転する公用車が駐車中の車両に損傷を与えたため,その賠償額の決定についてご報告するものであります。 報告第2号,専決第26号,損害賠償額の決定について。これは,マイクロバスが駐車中の車両に損傷を与えたため,その損害額の決定についてご報告するものであります。 報告3号から報告第11号,訴えの提起について。この9件は,市税及び介護保険料の滞納者が有している被告に対する過払い金の請求権を差し押さえ,被告に支払いを求めましたが支払いがなかったため,その支払いについて訴えの提起を行ったものであります。 また,今定例会には人事案件として人権擁護委員の推薦に係る諮問2件を追加提出する予定でありますので,あらかじめご了承をお願いいたします。 以上が,提出しております議案の概要であります。どうか十分にご審議の上,適切なご決定をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(堀内千秋君) 市長の施政方針並びに提案理由の説明は終わりました。             -------○------- △日程第35 決算審査特別委員長報告(質疑・討論・採決) ○議長(堀内千秋君) 日程第35,去る12月本会議において付託し,閉会中の継続審査となっておりました,平成21年度議案第76号から議案第86号までの平成21年度歳入歳出決算の認定11件について,決算審査特別委員長から審査の経過と結果について報告があっておりますので,これを議題といたします。 決算審査特別委員長の報告を求めます。 決算審査特別委員長,西山宗孝君。 ◆決算審査特別委員長(西山宗孝君) おはようございます。ただいまから平成22年第4回定例会において,決算審査特別委員会に付託されました平成21年度宇土市一般会計歳入歳出決算及び各特別委員会歳入歳出決算の認定に係る議案第76号から議案第86号までの審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。 本委員会は,平成21年度決算期が第6次行財政改革大綱の4年度目に当たり,また来年度が初年度となる第5次総合計画などを勘案し,監査委員の意見書などを参考にして,去る1月12日の第1回委員会から2月23日までの間,7回の委員会を開催いたし,執行部の説明を求め慎重に審査を行ったところであります。なお,審査に当たっては,1,予算の執行が議決の趣旨に沿って合理的かつ効率的に行われ,所期の目的が達成されたか。2,会計相互間の問題について,繰り出し繰り入れは計画通り行われたか。3,行政効果の確保について,見込んだ通りの効果を上げることができたか。4,財政構造の変化について,総合的な財政力がどのように変わったか。5,前年度決算審査特別委員会の指摘事項はどのように処理されたか。6,次年度への予算編成に当たって十分反映されたか。以上,6つの着眼点を基本として審議を行ってまいりました。 次に,決算の概要について申し上げます。 まず,一般会計について。歳入総額は162億8,593万円に対し,歳出総額は153億3,318万円で,形式収支は9億5,275万円の黒字となっています。また,翌年度への繰り越すべき財源3億102万円を差し引いた実質収支は6億5,173万円の黒字となっております。また,財政指標は実質公債費比率14.5%で前年度より1ポイント減少,経常収支比率90.7%で2.2ポイントの減少になっており,ここ数年,改善傾向にあります起債残高は170億1,427万円で,前年度末より1億5,071万円の減少,各種基金の年度末現在高は16億4,845万円で,前年度末より2億1,032万円の増加となっております。 次に,特別会計について。歳入総額は88億6,776万円に対し,歳出総額は88億860万円で,差し引き5,916万円の黒字となっております。一般会計から6会計に10億7,184万円が繰り出されておりますが,国保特別会計に対しましては赤字補てんのための基準外繰り出し金が含まれております。 以上が,決算の概要であります。 次に,歳入確保と予算執行について申し上げます。歳入総額は前年度に比べ13.3%,18億9,260万円の増加となっており,その主な要因は国の経済危機対策による国庫支出の増額で,国庫支出金全体として対前年度比で123.7%,金額で17億8,413万円増加したことが挙げられます。自主財源につきましては,前年度に比べ5,042万円の増額となりましたが,自主財源の比率は4.4ポイント減少し,36.0%になっております。これは,国庫支出金が大幅に増加したことにより,比率の低下につながったものであります。また,自主財源の柱である市税は現年度課税分に対する収納率が98.33%と上昇し,目標数値を上回ったことは評価されますが,経済情勢の不況により個人所得が低迷した影響で,前年度に対し6,632万円の減少となりました。また,一般会計の収入未済額は3億7,396万円,特別会計の収入未済額は5億1,994万円となっており,その解消については関係課においてそれぞれ対策が講じられております。中には長期にわたる滞納もあり,その処理について検討を要するものがあることと,歳入確保及び公平性の観点から,さらに徹底した徴収促進に努めるよう指摘したところであります。また,不納欠損額は一般会計で3,957万円,特別会計で4,995万円となっております。不納欠損については引き続き徹底した調査と徴収対策を講じられ,やむを得ないものについて処理されるように指摘したところであります。 予算執行については,極めて厳しい財政状況の中で議決の趣旨に沿って適正な運用が大方行われており,おおむね所期の目的を達成したものと認められます。しかしながら,多額の不用額を出している事業もありますので,限られた財源をより効果的に活用するためにも,予算編成並びに予算の執行に当たってはさらに精査するよう,重ねて指摘したところであります。 以上が,21年度決算の全般的な概要でございます。 次に,審査の過程において,各委員から出されました施策推進上,改善または検討を要する指摘がありました事項について,ご報告申し上げます。 まず,総務企画部関係。1,平成16年に策定された財政健全化プランでは,財政調整基金の残高は平成19年度末には6億円台前半になるとの予測でありましたが,財政計画の根本的な見直しにより,財政運営の効率化が図られ,平成21年度の財政調整基金残高は11億6千万円まで回復している。今後も国保特別会計への繰り出し金等の抑制を行い,基金の増額に努力してもらう一方で,市単独の補助金,特に第一次産業への補助金等については,厳しい経済状況を考慮し,従来の水準に戻すことを検討していただきたい。2,地方バス路線維持補助金として市が約1,800万円の補助を行っているが,補助額は年々増加傾向にあり,補助に見合った利用もされていないこともあり,市全体の公共交通網の見直しが必要である。市民を交えた公共交通連絡会等を行い,路線別の時間帯利用状況を精査し,福祉バスやコミュニティバス,あるいはスクールバスの導入等,公共交通機関との融合策などを総合的に検討すること。3,職員研修については,第6次行財政改革大綱によって職員の人員削減が進められ,職員一人ひとりの資質向上が求められている。住民の多様化するニーズに対応するためにも,多岐多様な職員研修を充実させ,人材育成に努めること。 次に,市民環境部関係。1,市税については,現年度課税分の市税収納率は98.33%と第6次行財政改革大綱で掲げている目標を達成していることは評価できているが,不納欠損を執行する上では,市民負担の公平性の観点からも十分な財産調査を行うこと。また,滞納繰越分の収納率向上策を強化すること。2,生ごみの堆肥化事業については,JA健康土づくりセンターの設備の故障により,バイオプラザおきしんに処理委託を行っているが,今後,JAとの協議で生ごみ搬入の受け入れができないということであれば,当初の補助金の扱い等々についても協議を行うこと。また,将来の生ごみ搬入量,処理委託費の抑制に視野を入れ,生ごみの処理委託料と宇土富合清掃センターでの焼却処理費用との費用対効果を十分に検討すること。 次に,健康福祉部関係。1,平成20年度に導入された特定健診については,平成24年度まで健診率を65%達成するよう国の目標が掲げられている。この目標を達成するために,平成19年度から事前の啓発活動の実施,平成21年度には複合検診や人間ドックの再開,また新たな取り組みとして出前健診の実施,平成22年度から非課税世帯への無料クーポン券の交付,及び未受診者に対して電話勧奨の対策にも着手。さらに平成23年度から新たに健康づくり課を設置される予定で,戸別訪問の保健指導に力を入れていくとのことであるが,目標達成にはまだ厳しいものがあると推測され,今後は特定健診の自己負担については無料化をするという案についても十分検討するよう要望がありました。2,国民健康保険特別会計へ一般財源から繰り出し金が相当出してあるが,もう限界にきているのではないかという指摘があり,一般財源が少なくなるということは,他の行政サービスに大変影響してくるので,国保の保険税の見直しもすべきではないかという意見がありました。3,保育所入所者負担金については,内部要綱等を定めて,滞納整理強化策を行うなど,職員の努力により平成17年度の現年度分滞納額が約446万円あったのに対し,平成21年度は約65万円,また平成17年度の過年度分滞納額が約1,300万円あったのに対し,平成21年度は約930万円と大幅に滞納整理強化策の成果が現れている。今後も積極的な対策を行い,一層の滞納額減少に努めること。 次に,経済部関係。1,宇土マリーナについては,施設の修理や航路の浚渫等で市が費用負担しているが,市の大きな財産であるため,併設の物産館もあわせて活用し,宇土西部地域の活性化策,及び経済効果に寄与するような施策を検討すること。2,つつじヶ丘野菜公園は,利用率については平成20年度より増加しているものの,平成21年度は53%と依然として低迷している。今後,平成23年度末で閉園となる善導寺ふれあい農園からの借り換えも含め,新規の利用者増加に向けた啓発を行い,利用促進を図ること。3,漁業集落排水施設整備事業については,平成21年度末までに8億円以上の投資をし,供用の開始をしているが,加入率が18%とかなり低い状態である。地域住民の個々の事情等もあるが,事業そのものの本来の目的に沿って,下水道管への接続を強力に推進すること。4,学校給食における新鮮,安心,安全な地場農畜産物の需要拡大を通じて,地産地消の推進及び食糧自給率の向上に努めること。 次に,建設部関係。市営住宅使用料は,法的処理を行うなど,職員の努力によって過去5年間で滞納率が半減,今後も法的措置対象者選考委員会などを活用し,なお一層の滞納額の減少に努めること。また,市営住宅の待機者数は横ばいの状態が続いている中で,積極的な待機者解消にも検討を行っていただきたいこと。2,下水道使用料の滞納額については平成20,21年度において,現年度分は減少しているが,全体として増加傾向が続いている。水道課との連携強化や徴収員の活用により,収納率向上に努めること。 次に,教育委員会関係。浜戸川運動公園整備事業は,以前から走潟地区民から要望があり,またアーチェリー協会も今まで使用していた練習場が使用できなくなるなどの理由によって,市に対して代替地がないか,どうか対応してほしいとの要望があっておりました。緑川河川敷を借用して走潟地区のグラウンドとあわせて総合的に整備をしようということになった経緯があります。グラウンド整備においては,トイレが設置されておらず,また小石等もありグラウンドゴルフができる状態ではないために,現在も市の防災センター敷地内を利用されていると伺っているが,基本的に防災センターを使用するのは,目的が違うこともあり,運動広場のグラウンドの整備を進め,使用のできるようにすべきではないかという意見がありました。 以上が,審査の過程において各委員会から出されました施策推進上,改善または検討を要する事項等であります。 平成21年度の決算審査の講評としまして,国,地方ともに巨額の債務を抱えている現状にあって,経済社会の構造改革が求められています。こうした状況下で地方公共団体は徹底した行財政改革に取り組み,財政体質の健全化に努め,創造性,自主性を高め,活力ある自治体をつくるための施策の展開が可能となるような地方財源の充実確保を図ることが課題であります。本市においても,福祉施策や都市基盤整備等の住民ニーズに適切に対応するためにも,引き続き第6次行財政改革に基づき,徹底した行財政改革を推進し,財政運営の健全化に努めていただきたいと思います。 以上,本委員会は慎重に審議を重ねた結果,付託されました議案第76号から議案第86号までの11件については,全会一致で原案のとおり認定することと決定いたしました。 議員各位におかれまして,本委員会の決定のとおり,ご賛同賜りますようにお願いを申し上げまして,決算審査特別委員会の報告を終わります。 ○議長(堀内千秋君) 決算審査特別委員長の報告は終わりました。 これより,決算審査特別委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀内千秋君) どなたもないようでありますので,質疑を終結いたします。 これより,討論を行います。討論はありませんか。 17番,福田慧一君。 ◆17番(福田慧一君) 決算特別委員長の報告の中で,次の4点について反対をいたします。 議案第76号,平成21年度宇土市一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。 景気が悪く,厳しい財政の中で宇土小学校や網津小学校の建設が進み,生徒が安全な施設で安心して勉強ができるような取り組みや,国保財政に一般会計より1億8,600万の基準外繰り入れを行い,加入者負担の軽減を図るなど,努力されていますことに対しては評価するものであります。しかし,財政難を理由にし,市民サービスの切り下げは続いておりますし,職員の削減,賃金の切り下げも続いております。このように財政が厳しくなっているのはこれまでも指摘してきましたとおり,国の景気対策に付き合い,公共施設等に投資をし借金を増やしてきたこと,また国の三位一体改革に伴う交付税などの削減にあることは明らかであります。これらは全て国や市の責任であり,それを市民や職員に押しつけていることは許されないと思うわけであります。歳出の見直しや工事費の入札改善等を図り,財源を生みだし,市民の負担軽減やサービスの充実に努めるべきである。このような立場から反対をいたします。 次に,議案第77号,平成21年度宇土市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。国保加入者は,年金生活者や職を持たない人,不況が続く中で大変厳しい経営が続いている商工業者や農業漁業従事者,最近では派遣で働く若い人の加入も増加しております。年間所得が200万以下が加入世帯の約8割となっております。収入が少なく保険料を払えない,こういう方々も増えております。短期保険証の発行は454世帯,保険証を持たない資格証明書が87世帯と増えております。これは大変問題だと思うわけであります。また,不納欠損処分も344世帯,3,713万3千円となっております。そのうち,件数で61%は金額で58%が生活が苦しくて払えないということでありますし,これは負担能力を超えているところに問題があると思うわけであります。法律や条例による減免措置など,対策を強める必要があります。国保の財政健全化には,国の財政支援を増やすことが必要でありますが,健診をより充実し,市民の健康を守る取り組みを強める必要がある。このような問題も指摘をし,この立場から反対をいたします。 次に,議案第84号,平成21年度宇土市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。高齢化が進み,介護を必要とする人も増えております。国の社会保障予算の抑制の中で,介護認定がより厳しくなっております。軽度の認定者に対するサービスの切り下げも行われております。1割の利用料負担ができない,介護を利用できない人も出てきております。特養ホームの入所希望者の待機者は宇土市内だけで137人になっております。介護保険がスタートしたときには自らサービスを選ぶことができると説明されておりましたが,そのようになっておりません。国の財政支援を増やし,自宅でも施設でも安心して介護を受けられるようにすべきである。このように考え,反対をいたします。 次に,議案第86号,平成21年度宇土市後期高齢者医療制度特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。この制度は,多くの欠陥を持っており,一部の手直しで問題が解決するものではありません。そのため,民主党も制度の廃止を選挙で公約しておりましたが,それを先送りし,公約を守っておらず,大変問題だと思っております。高齢者を年齢によって保険料でも医療面でも差別をするものであり,廃止以外にないと思うわけであります。もとの保険制度に戻し,国の財政支援を増やし,安心して医療が受けられるようにすべきだと,このような立場から,反対をいたします。 以上でございます。 ○議長(堀内千秋君) 他に討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀内千秋君) どなたもないようでありますので,討論を終結いたします。 これより,採決いたします。 お諮りいたします。議案第76号,平成21年度宇土市一般会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成議員 起立) ○議長(堀内千秋君) 賛成議員多数です。よって,議案第76号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。議案第77号,平成21年度宇土市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成議員 起立) ○議長(堀内千秋君) 賛成議員多数です。よって,議案第77号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。議案第78号,平成21年度宇土市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてから,議案第83号,平成21年度宇土市土地取得特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの6件について,一括して採決をいたしたいと思います。ただいまの委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀内千秋君) ご異議なしと認めます。よって議案第78号から議案第83号までの6件については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。 議案第84号,平成21年度宇土市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成議員 起立) ○議長(堀内千秋君) 賛成議員多数です。よって,議案第84号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。議案第85号,平成21年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀内千秋君) ご異議なしと認めます。よって,議案第85号については,原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次にお諮りをいたします。議案第86号,平成21年度宇土市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成議員 起立) ○議長(堀内千秋君) 賛成議員多数です。よって,議案第86号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。             -------○------- ○議長(堀内千秋君) 以上で,本日の日程は全部終了いたしました。 明日10時から地域高規格道路促進等対策特別委員会になっておりますので,よろしくお願いをいたします。 次の本会議は4日,金曜日に開き,代表質問並びに質疑・一般質問を行います。 本日は,これをもって散会いたします。 ありがとうございました。             -------○-------                午後0時13分散会...