金沢市議会 > 2018-03-02 >
03月02日-01号

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  1. 金沢市議会 2018-03-02
    03月02日-01号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成30年  3月 定例月議会          平成30年3月2日(金曜日)-----------------------------------◯出席議員(37名)     議長  黒沢和規     副議長  秋島 太     1番  上田雅大      2番  中川俊一     3番  小間井大祐     4番  坂本泰広     5番  松井 隆      6番  熊野盛夫     7番  大桑初枝      8番  広田美代     9番  源野和清      10番  麦田 徹     12番  前 誠一      13番  高  誠     14番  喜多浩一      15番  小阪栄進     16番  下沢広伸      17番  高岩勝人     18番  野本正人      19番  久保洋子     20番  松村理治      21番  清水邦彦     23番  小林 誠      24番  山本由起子     25番  森 一敏      27番  角野恵美子     28番  宮崎雅人      29番  玉野 道     30番  森尾嘉昭      31番  松井純一     32番  中西利雄      33番  澤飯英樹     34番  安達 前      35番  福田太郎     36番  横越 徹      37番  田中展郎     38番  高村佳伸◯欠席議員(なし)◯欠員  11番-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        山野之義   副市長       丸口邦雄 副市長       細田大造 教育長       野口 弘   公営企業管理者   桶川秀志 都市政策局長    平嶋正実   総務局長      相川一郎 文化スポーツ局長  嶋浦雄峰   経済局長      吉田康敏 農林水産局長    松倉剛弘   市民局長      鹿間 哲 福祉局長      太田敏明   保健局長      越田理恵 環境局長      佐久間 悟  都市整備局長    木谷弘司 土木局長      磯部康司   危機管理監     中川富喜 会計管理者     石野圭祐   消防局長      小谷正利 市立病院事務局長  西尾昭浩   財政課長      村角薫明-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      宮本博之 担当部長議事調査課長      議事調査課長補佐  三傳敏一           中宗朋之 議事係長      角田章郎   調査係長      山口賢一 主査        八木淳介   主査        喜多泰正 主査        嶋田健治   主査        渡邉泰介 主査        富川朗人   主任        松田宏志 総務課担当課長   九社前俊一  主査        寺畑 聡-----------------------------------◯議事日程(第1号)  平成30年3月2日(金)午前10時開議 日程第1 議案第60号 平成30年度金沢市一般会計予算      議案第61号 平成30年度金沢市営地方競馬事業費特別会計予算      議案第62号 平成30年度金沢市市街地再開発事業費特別会計予算      議案第63号 平成30年度金沢市公共用地先行取得事業費特別会計予算      議案第64号 平成30年度金沢市工業団地造成事業費特別会計予算      議案第65号 平成30年度金沢市住宅団地建設事業費特別会計予算      議案第66号 平成30年度金沢市駐車場事業費特別会計予算      議案第67号 平成30年度金沢市国民健康保険費特別会計予算      議案第68号 平成30年度金沢市後期高齢者医療費特別会計予算      議案第69号 平成30年度金沢市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算      議案第70号 平成30年度金沢市介護保険費特別会計予算      議案第71号 平成30年度金沢市ガス事業特別会計予算      議案第72号 平成30年度金沢市水道事業特別会計予算      議案第73号 平成30年度金沢市発電事業特別会計予算      議案第74号 平成30年度金沢市工業用水道事業特別会計予算      議案第75号 平成30年度金沢市病院事業特別会計予算      議案第76号 平成30年度金沢市中央卸売市場事業特別会計予算      議案第77号 平成30年度金沢市下水道事業特別会計予算      議案第78号 平成30年度金沢市公設花き地方卸売市場事業特別会計予算      議案第79号 金沢市宿泊税条例制定について      議案第80号 金沢市俵芸術交流スタジオ条例制定について      議案第81号 金沢市スポーツ文化推進条例制定について      議案第82号 金沢市三谷さとやま交流広場条例制定について      議案第83号 金沢市市民活動サポートセンター条例制定について      議案第84号 金沢市介護保険法に基づく介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例制定について      議案第85号 金沢市住宅宿泊事業の適正な運営の確保に関する条例制定について      議案第86号 金沢市職員定数条例の一部改正について      議案第87号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について      議案第88号 金沢市の基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について      議案第89号 金沢市手数料条例の一部改正について      議案第90号 金沢市公立大学法人評価委員会条例の一部改正について      議案第91号 金沢市公民館設置条例等の一部改正について      議案第92号 金沢市体育施設条例等の一部改正について      議案第93号 金沢市芸術文化ホール条例の一部改正について      議案第94号 金沢市企業立地の促進に係る工場立地法の特例等に関する条例の一部改正について      議案第95号 金沢市歴史的観光施設及び観光駐車場条例の一部改正について      議案第96号 食肉流通センター条例の一部改正について      議案第97号 金沢市農村下水道条例等の一部改正について      議案第98号 金沢市社会福祉審議会条例の一部改正について      議案第99号 金沢市児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について      議案第100号 金沢市子ども・子育て支援法に基づく特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第101号 金沢市障害者施策推進協議会条例の一部改正について      議案第102号 金沢市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について      議案第103号 金沢市国民健康保険条例の一部改正について      議案第104号 金沢市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について      議案第105号 金沢市介護保険法に基づく指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について      議案第106号 金沢市介護保険条例の一部改正について      議案第107号 金沢市福祉健康センター条例及び金沢市保健所及び福祉健康センター使用料等徴収条例の一部改正について      議案第108号 金沢市旅館業法施行条例の一部改正について      議案第109号 金沢市廃棄物の減量化及び適正処理等に関する条例の一部改正について      議案第110号 金沢市における市民参画によるまちづくりの推進に関する条例及び金沢市における土地利用の適正化に関する条例の一部改正について      議案第111号 金沢市における社会環境に悪影響を及ぼすホテル等の建築の規制に関する条例の一部改正について      議案第112号 金沢市公園条例の一部改正について      議案第113号 金沢市特別用途地区建築条例及び金沢市地区計画等の区域内における建築物等の制限に関する条例の一部改正について      議案第114号 金沢市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第115号 金沢市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について      議案第116号 包括外部監査契約の締結について      議案第117号 公立大学法人金沢美術工芸大学定款の一部変更について      議案第118号 平成29年度金沢市一般会計補正予算(第5号)      議案第119号 平成29年度金沢市営地方競馬事業費特別会計補正予算(第2号)      議案第120号 平成29年度金沢市公共用地先行取得事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第121号 平成29年度金沢市工業団地造成事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第122号 平成29年度金沢市農村下水道事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第123号 平成29年度金沢市住宅団地建設事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第124号 平成29年度金沢市駐車場事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第125号 平成29年度金沢市国民健康保険費特別会計補正予算(第1号)      議案第126号 平成29年度金沢市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)      議案第127号 平成29年度金沢市介護保険費特別会計補正予算(第2号)      議案第128号 平成29年度金沢市発電事業特別会計補正予算(第1号)      議案第129号 平成29年度金沢市病院事業特別会計補正予算(第1号)      議案第130号 平成29年度金沢市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)      議案第131号 平成29年度金沢市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)      議案第132号 委託契約の締結について(東京国立近代美術館工芸館移転整備事業)      議案第133号 財産の処分について      議案第134号 市道の路線認定について      議案第135号 市道の路線廃止について      議案第136号 市道の路線変更について      議案第137号 公有水面の埋立てに関する意見について                           (提案理由説明)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)に同じ-----------------------------------     午前10時2分 開議 △開議 ○黒沢和規議長 ただいまから平成29年度定例金沢市議会を再開し、3月定例月議会を開きます。 本日の出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員の指名 ○黒沢和規議長 今定例月議会における会議録署名議員の指名を行います。 3番  小間井大祐議員 4番  坂本泰広議員 5番  松井 隆議員以上、3名の方々を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○黒沢和規議長 次に、今定例月議会までに議長において決定した議員の派遣については、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたします。 また、地方自治法第121条第1項の規定により今定例月議会に説明のため出席を求めた者は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたします。     〔議員の派遣については本号末尾参照〕     〔説明員の氏名は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議期間黒沢和規議長 次に、今定例月議会会議期間は、本日から3月23日までの22日間といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○黒沢和規議長 これより、日程第1議案第60号平成30年度金沢市一般会計予算ないし議案第137号公有水面の埋立てに関する意見について、以上の議案78件を一括して議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~提案理由の説明 ○黒沢和規議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 本日、ここに平成29年度金沢市議会3月定例月議会が開かれますに当たり、市政に対する所信の一端と提出議案の大要について御説明を申し上げ、各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 それに先立ち、1月に発生した駅西福祉健康センター幼児相談室の事故についてでありますが、これまでの調査結果も踏まえ、事故の原因が明らかとなりましたので、今後、専門家の意見もお聞きしながら、ハード、ソフト両面にわたる再発防止策を講じてまいります。なお、予約待ちの保護者の皆様からの施設再開を望む声も多いことから、その準備を慎重に進めてまいりますほか、昨日より、同センター1階の多目的室を使用し、暫定的に相談業務を行っているところであります。 改めて、関係の皆様に心からおわびを申し上げますとともに、引き続き、負傷されたお子さんや御家族の方々に寄り添い、市として、なし得る最善を尽くしてまいりたいと存じます。 また、37年ぶりとなった今回の記録的な大雪は、日本海側を中心に甚大な被害をもたらし、金沢市民の生活にも大きな影響が出ました。 まずは、この間、多くの市民の皆様に懸命な除雪活動を行っていただきましたことに、心からの感謝と敬意の念を表しますとともに、本市としても、いち早く雪害対策本部を設置し、民間事業者の御協力を得ながら、昼夜を分かたず、除排雪作業に取り組んできた次第であります。 今回の大雪を踏まえ、「安全・安心こそ最大の福祉」との考えに立って、明年度予算で地域における除雪活動等への支援の充実や除雪費用の上乗せを図るなど、雪害対策の強化に努めたほか、市民の皆様からいただいた幾つもの御指摘も踏まえ、改めて本市の除排雪体制のあり方を検討していくこととするなど、克雪都市づくりに全力で取り組んでまいりたいと存じます。 さて、国際社会では、格差の拡大や異民の流入など、グローバル化の負の部分を自国ファーストの名のもとに、排外主義により解決しようとする動きが広がり、不寛容さや不確実性が増す中で、自由や人権の尊重という、普遍的価値に立った世界秩序の再構築が急がれております。一方、国内におきましても、東アジア情勢の緊張が高まる中で、安全保障政策のあり方が問われるとともに、少子高齢化の進展による経済成長力の鈍化や、社会保障費の増嵩等による財政赤字の拡大など、直面する課題が山積しており、各般にわたり制度疲労を来している我が国の社会経済システムを構造的かつ抜本的に見直していくことが、焦眉の急となっているのであります。 こうした時代にあって大切なことは、価値観の異なる他国の人々との違いを互いに認め合い、尊重し合うことであり、そのことが、多様性を受け入れる社会を実現し、世界の平和と繁栄とにつなげるための第一歩ではないかと考えます。私たちは、いま一度、みずからの進むべき針路を主体的に見出していくとともに、我が国が名実ともに心豊かで安定した国家となるよう、積極果敢に挑戦していかなければなりません。 そうした中、本市といたしましても、常にグローバルかつ中長期的な視点に立った市政の運営に心がけるとともに、みずからの立ち位置を見つめ直し、価値観の異なる他者との関係を大切にしながら、多様性を認め合う、元気でぬくもりのある地域社会づくりに、力の限りを尽くしてまいりたいと存じます。 ところで、人間関係が希薄化し、地域で支え合う力が次第に失われつつあると言われる今日、幸いなことに、ここ金沢は、いにしえより、近隣の人々が心を通わせ、よき隣人関係の構築を目指す「善隣思想」が市民の間に脈々と受け継がれております。 今後ますます重要となる、支え合う福祉健康社会の構築や学校、家庭、地域が一体となった子どもの教育、地球環境の保全、安全・安心の確保に係る課題の解決、前進を図り、世界の交流拠点都市を目指していくためには、これを支える地域コミュニティーの醸成、充実と市民協働の促進とが不可欠でありますことから、本市に根差した豊かな善隣の土壌を一層育んでいくことが重要であります。 このため、この秋、学生のまち市民交流館に併設して暫定的に開設する「市民活動サポートセンター」を拠点とし、地域のコミュニティー活動を幅広く支援してまいりたいと考えております。 そこで、先般取りまとめた「地域コミュニティ活性化推進計画」に基づき、活性化プランの策定や各種事業の推進に取り組む町会に対し、支援を行ってまいりますほか、高齢者等を地域で見守るためのネットワークを構築するなど、コミュニティー活動等の充実や市民協働の促進につながる各種施策を積極的に展開してまいりたいと存じます。 また、先月1日から、指定ごみ袋による家庭ごみの収集を開始したところであり、今のところ大きな混乱もなく、収集作業はおおむね順調に行われております。これもひとえに、市民の皆様の御協力のたまものであり、改めて深く感謝を申し上げます。 この上は、「捨てればごみ・生かせば資源」との考えに立って、さらなるごみの減量化、資源化と市民負担の軽減とを目指したいと考えており、雑がみ回収袋を各家庭に配布するとともに、段ボール等を含め、地域団体が指定する日のごみステーションへの排出を可能とするなど、古紙の集団回収を本格推進することとしておりますほか、来月から、一定の要件を満たす高齢者・障害者宅におけるごみ出しサポート事業を市内全域で本格実施してまいりたいと存じます。 なお、指定ごみ袋の販売収入につきましては、必要経費を除き、地域のコミュニティー活動等に充当させていただいております。 さて、我が国経済は、失われた20年と言われるデフレ経済から、ようやく脱却しつつあり、緩やかな回復基調が続いております。 こうした動きを確実にしていくためにも、世界的に加速するAIやIoT、ロボットの活用といった第4次産業革命の流れに迅速かつ的確に対応できるよう、生産性の向上に官民を挙げて取り組んでまいらねばなりません。 国では、2020年までの3年間を「生産性革命集中投資期間」と位置づけ、税制、予算、規制改革等に、かつてない大胆な政策を実行する方針を打ち出しておりますことから、市といたしましても、経済局に「産業政策課」を新たに設置し、政策立案機能を強化するとともに、近く立ち上げる「第4次産業革命における高付加価値型産業創出検討会」を中心に、産業創出ビジョンの策定を進めることとしており、新たな産業政策につなげてまいりたいと存じます。 あわせて、働き方改革につきましても、「金沢版働き方改革推進プラン」の策定を目指し、労働政策課に「働き方改革推進室」を設置することとした次第であり、来月早々にも「働き方改革推進本部」を立ち上げ、全庁的な推進体制を整備してまいります。 また、北陸新幹線金沢開業に伴い、観光客等が増加し、大きな経済効果がもたらされた反面、さまざまな課題も指摘されておりますことから、市民生活と調和した持続可能な観光振興への取り組みを急いでまいりたいと存じます。 まずは、6月から施行されるいわゆる民泊への対応でありますが、市内でホテル等宿泊施設の整備が相次いでおり、宿泊施設が不足する状況にはないことから、良好な住環境の保全を優先していきたいと考えており、今回、住居専用地域における民泊の平日営業を制限する条例案をお諮りした次第であります。この上は、保健所衛生指導課に「民泊適正運営指導室」を設置し、民泊の適正運営を図ってまいりますとともに、略称まちづくり条例等も改正するなど、この機を捉えて住民主体のまちづくりを一層進めてまいりたいと存じます。 また、これにあわせ、明年4月から、「宿泊税」を導入することとし、観光客の受け入れ環境の充実や歴史的なまちなみの保全、伝統文化、伝統芸能の振興等の経費に充当してまいりたいと考えており、今回、そのための条例案をお諮りしておりますほか、制度の周知や税システムの改修等に着手してまいりたいと存じます。 ところで、本市の個性は、歴史や伝統が育んだ本物の文化にあり、その文化は、常に新しい価値を付加し続けてきました、人々の文化的な営みによって磨き高められてまいりました。その中でスポーツにつきましても、「するスポーツ」のみならず、「観るスポーツ」、「支えるスポーツ」、「応援するスポーツ」、「語るスポーツ」など、地域の活力や一体感を醸成する文化的資産の一つとして注目されてしかるべきではないかと思われます。 そこで、「スポーツ文化」を後代に引き継いでいきたいとの思いから、今回、略称スポーツ文化推進条例の制定についてお諮りした次第であります。 この具現化を目指し、金沢市観光協会内に「金沢文化スポーツコミッション」をこの7月に立ち上げることとしており、国内外のトップクラスの文化スポーツイベントの積極的な誘致活動を展開するとともに、スポーツ文化活動賞の創設やスポーツ指導者を地域に定着させるための支援、スポーツ施設の整備、充実に努めるなど、各種施策を総合的に推進し、本市文化の厚みをさらに増してまいりたいと存じます。 重ねて、市政をめぐる情勢は大きく変化しております。そうした変化に的確に対応することや、本市の将来に向けて今なさねばならないことに常に思いをいたしながら、市勢の発展と市民福祉の向上に、私を初め職員一丸となり、引き続き全力を尽くしてまいりたいと存じます。各位並びに市民の皆様の御支援、御協力を重ねてお願い申し上げます。 さて、平成30年度の当初予算案でありますが、市税収入が増加傾向にあるものの、歳入全体で大きな伸びが見込めない中で、高齢社会の進展により、社会保障費が増加するなど、依然として厳しい財政環境下での編成となりました。しかし、どのような状況にあろうとも、市政には停滞は許されません。 このため、補正予算を活用した事業の年度間調整や施策の重点化、基金の活用などに、これまで以上に工夫を凝らすとともに、市政の各般に市民協働や広域連携の視点を取り入れながら、喫緊の課題の解決、前進と、将来に向けた布石を確実に打つことに最大限の意を注ぎ、必要な施策の積極的な予算化に努めた次第であります。 加えて、健全財政の堅持や中期財政計画に基づく市債の繰り上げ償還、基金の創設など、中長期を見据えた財政運営にも心がけ、平成30年度当初予算を「地域の絆で 活力と潤いのある交流拠点都市を築く 重点戦略予算」として編成した次第であります。 この結果、予算の規模は、前年度に比べ、一般会計で実質1.3%増の1,687億1,000万円、全会計では実質0.9%増の3,249億6,397万4,000円となりました。 以下、施策の大要につきまして、順次、御説明を申し上げます。 第1の重点は、「活力に満ちた元気なまちを創る」ことであります。 我が国経済は、デフレ経済からの脱却と持続的成長軌道への復帰に向けて、今まさに正念場を迎えております。 このため、さきに述べた産業創出ビジョンの策定や、金沢版働き方改革への取り組みに力を注いでまいりますとともに、補正予算も含め一般会計で前年度を9.1%上回る272億円の公共事業規模を確保し、地域経済の活性化に資してまいりたいと存じます。 また、先般、金沢テクノパークにおける澁谷工業の新工場建設が決まり、用地分譲の仮契約を交わしましたので、今回、財産処分議案をお諮りした次第であります。あわせて、市内の各工業団地の分譲も順調に進んでおりますことから、明年度、新たな工業用地の整備に向けた検討に着手してまいりたいと考えております。 さらに、次代を担うICT人材を育成するため、プログラミングを活用した指導のあり方を検討してまいりますほか、ITビジネスプラザ武蔵において、最新デジタルものづくり機器を駆使した新製品の開発を支援することとしており、また、商業の振興に向けて、商業環境形成指針における商業機能の配置等を改めて検証してまいりますとともに、地域商店街でのコミュニティースペースの設置等を支援することといたしました。 一方、観光の面では、旅行エージェントやメディアの招聘など、欧州の富裕層をターゲットとしたインバウンド戦略を推進してまいりますとともに、中長期の滞在につながる旅行商品の開発や金沢の夜の魅力発信に取り組むなど、観光客の受け入れ環境の充実に意を用いてまいります。 加えて、雇用の面では、働く意欲のある女性やシニア世代の就労を促進するため、インターンシップを通じたマッチング機会の提供に努めるとともに、人手不足が深刻化する産業分野に特化した就職フェアの開催に取り組んでまいります。 さらに、農林水産業の振興では、生産から加工、販売までを一貫して手がける農業者等の6次産業化への取り組みを支援してまいりますとともに、中山間地域の活性化に資するため、旧三谷小学校跡地を活用した「三谷さとやま交流広場」を来月下旬に、また、旧俵小学校をリニューアルした、音楽活動等の拠点ともなる「俵芸術交流スタジオ」を5月に開設することとしておりますほか、水産業の振興では「金沢の海の幸魅力向上計画」の策定に取り組んでまいりたいと存じます。 次いで、都市の発展基盤の整備でありますが、まずは、都市計画マスタープランの明年度末の改定を目指し、用途地域の見直しや、地域別構想等の取りまとめを行ってまいりたいと存じます。 また、先般、日本海側初となるハイアット系ホテルの建設が始まるなど、民間開発が活発化している金沢駅周辺では、駅西広場の安全で快適な歩行環境の整備に着手してまいりますとともに、金沢駅武蔵南地区では、市街地再開発ビルの整備に向けて、既存家屋の解体等を支援してまいりたいと存じます。 さらに、近江町市場では、来月早々にも予定されている仮店舗の営業開始を受けて、既存施設の解体と複合商業施設の整備に着手することとなっておりますので、再来年春の完成に向けて支援することとしておりますほか、片町きららに続く片町・香林坊間の再整備につきましては、本日、準備組合が設立の運びとなっておりますので、事業の早期着手に向けた計画づくりを支援してまいります。 加えて、金沢歌劇座のMICE機能の強化に向けて、課題の整理や基本構想の策定に着手してまいりたいと存じます。 また、新しい交通システムの進捗についてでありますが、引き続き、平面空間及び地下埋設物等に係る現況調査や交通実験等に取り組んでまいりますほか、都心軸沿線では、カフェテリアやアートベンチの設置を進め、憩いとにぎわいのある歩行空間の創出に努めてまいりたいと存じます。 さらに、道路整備の面では、新たな道路基本計画が先月まとまりましたので、これを踏まえ、整備を予定する道路や交差点の詳細調査を行ってまいりますとともに、外環状道路海側幹線では、第4期区間において大宮川の橋梁整備に着手してまいります。 また、金沢港につきましては、無量寺岸壁の改良などを県と連携して進めてまいりますほか、金石・大野地区の観光資源を発信するプロモーションムービーの制作や、レンタサイクルを活用した社会実験、アーティスト・イン・レジデンスの実施など、地域の特性を生かした港周辺地域のにぎわいの創出に取り組んでまいりたいと存じます。 第2の重点は、「個性的で魅力あふれるまちを創る」ことであります。 まずは、さきに述べた「スポーツ文化推進条例」の制定や「金沢文化スポーツコミッション」の開設等を通じ、スポーツや文化でまちの活力や魅力を高めてまいりたいと存じます。あわせて、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンの取り組みでは、フランス・ウエイトリフティング連盟との間で、近く、事前合宿に係る協定を締結する運びとなりましたので、同国の水泳連盟とあわせ、事前合宿の準備に万全を期してまいります。 また、第1次スポーツ施設整備計画に沿って、城北市民運動公園の市民サッカー場の再整備に着手することとし、基本計画の策定を進めてまいりますとともに、屋内交流広場につきましても、明年4月の供用開始を目指し、工事を本格化いたしますほか、南総合運動公園では、球技場の人工芝化に取り組むこととしております。 あわせて、それらスポーツ施設の整備を計画的に進めるため、新たに、スポーツ施設再整備積立基金を創設し、10億円の積み立てを行うこととした次第であります。 一方、文化振興の面では、「東アジア文化都市2018金沢」を本日から開催することとしており、中国・ハルビン市及び韓国・釜山市との交流イベントや、まちなかにおけるアート展覧会を開催するなど、年間を通じて、多彩な文化イベントを展開してまいります。 加えて、金沢の質の高い建築文化を発信していくため、著名な建築家等による「金沢・建築文化会議」を開催いたしますほか、建築文化拠点施設の明年夏の開館を目指し、整備を本格化してまいりたいと存じます。 さらに、東京国立近代美術館工芸館の移転に向けて、東京オリンピック・パラリンピック期間中の開館を目指し、県と連携して整備に取り組んでまいりますとともに、文化ホールでは、この秋のリニューアルオープンに向けて改修工事を進めますほか、卯辰山工芸工房のリニューアルにも着手することとしております。 ところで、本市の個性である本物の文化や景観をさらに磨き高めていくためにも、歴史文化資産の保全、活用に向けて、国の名勝に指定されている成巽閣庭園の保存活用計画の策定に取り組んでまいりますとともに、地域の無形民俗文化財を保存、継承するための方策を検討してまいりたいと存じます。 また、金沢らしい景観の保全についてでありますが、金沢駅の鼓門や大手堀等のライトアップに着手するなど、ランドマークとなる施設等に照明を整備し、夜間景観の創出に努めてまいりますとともに、明春の仮称眺望景観保全条例の制定を目指し、眺望景観の新基準の設定や新たな眺望点の指定作業を進めますほか、美しい川筋景観を保全するため、浅野川周辺の修景整備に着手することとしております。 さらに、大野地区において、金澤町家を核としたまちなみ形成モデル事業に取り組みますほか、金澤町家が連檐するまちなみに調和した住宅のあり方について、調査、研究を進めてまいりたいと存じます。 加えて、広岡1丁目や安江町地内において、無電柱化の整備を行ってまいりますとともに、開園100年を迎える卯辰山公園では、明年春の完成を目指し、仮称眺望の丘の整備を本格化してまいります。 また、明年夏の開催をめどに、全国の高校生を対象とした和食料理コンテストの実施を目指しますほか、「人情しみる金沢おでんを語る懇話会」を開催するなど、新たな視点から食文化の魅力発信にも取り組むこととしております。 一方、金沢美術工芸大学でありますが、金沢大学工学部跡地への移転整備を目指し、先般策定した基本計画に基づき、公募型プロポーザル方式による基本設計に着手いたしますほか、柳宗理コレクション展の開催に取り組んでまいりたいと存じます。 第3の重点は、「安全で安心できるまちを創る」ことであります。 誰もが安心して暮らせる福祉健康社会の実現を目指し、地域の支え合い活動を推進するための生活支援コーディネーターを新たに市社会福祉協議会に配置してまいりますほか、地区社会福祉協議会の相談体制の強化に努めてまいりたいと存じます。また、善隣館活動の活性化に向けて、世代間の交流事業をモデル的に実施することといたしました。 お年寄りへの支援では、IoT技術を活用した認知症高齢者の地域見守りネットワークを構築いたしますほか、特別養護老人ホームにおける高齢者のボランティア活動を支援するため、ボランティアポイント制度を本格導入することとしております。 また、障害のある方への施策では、地域生活支援拠点の整備に着手いたしますとともに、放課後等デイサービスの利用日数の拡大や、手話奉仕員養成講座の指導者の育成に努めてまいります。 さらに、夜間の小児科診療の充実を目指し、石川中央都市圏の4市2町で共同運営する「金沢広域急病センター」を来月9日にオープンいたしますとともに、夜間急病診療所が移転した後の金沢健康プラザ大手町のあり方について、検討を開始することとしております。また、老朽化が進む泉野福祉健康センターの建てかえに向けて、基本設計に着手してまいりたいと存じます。 さらに、健康寿命の延伸を目指し、地域においてフレイル予防活動を指導するフレイルサポーターの養成を行ってまいりますとともに、大腸がん検診や歯科健診の対象年齢を拡大いたしますほか、保育所において、フッ化物を使用した虫歯予防に取り組んでまいります。 さらに、市立病院では、在宅患者の生体情報を確認できる最新システムを導入するなど、地域に根差した質の高い医療の提供に努めてまいりますとともに、院内に病児保育施設を開設することとしております。 なお、法改正により、明年度から県が運営主体となる国民健康保険制度でありますが、過日、県から標準となる保険料率が示されましたので、今後、基本的にはこの料率に準拠していくこととなりますが、改定幅の大きい保険料の一部につきましては、市民生活への影響に配慮し、基金の取り崩し等により、引き下げを行うこととしております。 あわせて、要介護認定者の増に伴い給付費が増加し、見直しが避けられない介護保険料につきましても、低所得者層に配慮し、準備基金の取り崩しや細やかな保険料段階の設定などにより、最小限の改定にとどめたところであり、御理解を賜りたいと存じます。 次に、安全・安心の確保についてでありますが、危機管理センターの開設に向けて、防災情報システムの整備に着手いたしますとともに、町会の地区別防災計画の作成を支援いたしますほか、新たに小橋地区の防災まちづくり計画の策定に取り組むことといたしました。 また、さきに述べました雪害対策を含め、自然災害への備えを一層強化するため、浸水被害を想定した洪水ハザードマップの作成に着手するとともに、疋田交差地下道において、冠水時の進入防止ゲートを設置してまいりますほか、町会による土砂災害時の行動計画の作成を支援することとしております。 さらに、熊・イノシシ対策では、目撃情報の多い市街地周辺のパトロール体制を一層強化いたしますほか、イノシシ防護柵の設置等を支援してまいりたいと存じます。 加えて、消防・救急体制の強化を目指し、中央消防署小立野出張所の移転整備に着手するとともに、明春の稼働に向けて、次期高機能消防指令システムの整備を進めてまいります。 また、救急出動件数の増加に対応するため、金石消防署三和出張所に救急隊を増隊することとし、救急救命士の養成等の準備に取り組んでまいりたいと存じます。 一方、環境政策では、さきに述べたごみの減量化・資源化施策の効果を踏まえ、次期ごみ処理基本計画の策定に着手してまいりますとともに、食品ロスを削減し、福祉施設等への支援にもつなげるため、保健所に賞味期限が残る食品を集め、関係施設で活用するフードドライブ受付窓口を設けることとしたほか、自然環境の保全に向けて仮称金沢ホタルの里の整備に取り組んでまいりたいと存じます。 第4の重点は、「未来の人材を育むまちを創る」ことであります。 たくましく心豊かな子どもの育成に向けて、学校、家庭、地域がそれぞれの果たすべき役割を自覚し、連携、協力しながら、社会全体で子どもを育む環境づくりに取り組んでまいらねばなりません。 このため、金沢型学校教育モデルの実践に努めてまいりますとともに、地域の住民が学校運営に参画するコミュニティ・スクールを全小学校で実施することとしております。 加えて、地域社会や家庭教育の充実を図るため、地域のボランティア組織による地域学校協働活動の実施校区の拡大に努めますほか、本市の「家庭教育に関する指針」の周知、啓発や、親の学びあい講座の本格実施に取り組んでまいります。 また、学習指導の充実を図るため、学校事務における補助職員を市単独で増員配置いたしますほか、中学校における部活動指導の充実に向けて、部活動指導員をモデル的に配置することといたしました。さらに、中央地区における教育施設等の再編整備を目指し、検討懇話会からの意見書を踏まえ、中央小学校の建設と玉川こども図書館等の整備基本計画を策定してまいりたいと存じます。加えて、児童数の増加が見込まれる米丸小学校の増設に向けた実施設計を策定いたしますほか、森山町小学校の改築や泉中学校体育館の建設に取り組むこととしております。 さらに、生涯学習の面では、仮称長土塀青少年交流センターの明年4月のオープンを目指し、建設工事を進めてまいりますとともに、四十万公民館の建設に向けた実施設計に着手いたしますほか、キゴ山ふれあい研修センターでは、国立天文台やJAXAとの連携事業を実施してまいります。 一方、市立図書館では、読書ダイアリーを活用し、親子の読書習慣づくりを支援してまいりますとともに、泉野図書館のAVシステムのリニューアルに着手することといたしました。 他方、市立工業高等学校では、高度技術の習得を目指し、新分野ものづくりチャレンジプロジェクトを実施するなど、金沢型工業教育モデルの充実に努めてまいりたいと存じます。 次に、子育て支援策の充実についてでありますが、20年連続で保育料を据え置くこととしたほか、保育ニーズの増に対応するため、西部地区において新たな保育所の建設を支援するなど、受け入れ定員の拡大に努めることといたしました。 また、妊娠から出産、育児までの切れ目のない支援体制の構築を目指し、出産後間もない母子に対する心身等の産後ケアを実施するとともに、男性不妊治療への助成拡大等に取り組みますほか、子どもの貧困対策を強化するための基本計画の策定に取り組んでまいりたいと存じます。 第5の重点は、「協働と連携のまちを創る」ことであります。 さきに述べた地域コミュニティーの醸成と充実に努めてまいりますほか、市民協働の促進に全力で取り組んでまいります。 また、かねて準備を進めてきた金石地区における3つの町会の旧町名復活でありますが、近く、旧町名復活審議会を開催することとしており、その答申を経た上で、次期定例月議会に町名変更議案をお諮りしたいと考えております。 さらに、広域連携の推進では、石川中央都市圏において、さきに述べた金沢広域急病センターの開設や次期高機能消防指令システムの構築などに取り組んでまいりますほか、世界の創造都市の作家との人材交流を推進するなど、姉妹都市等との連携にも意を用いてまいります。 また、女性の活躍推進につきましては、10月に予定している日本女性会議の開催に向けて、準備に万全を期してまいりたいと存じます。 一方、効率的、効果的な行政の推進に向けて、外郭団体の統合等に引き続き取り組みますとともに、文化施設及び体育施設の指定管理者制度に利用料金制を導入し、経営意識の向上と利用者の増につなげてまいりたいと考えております。 また、企業局関連では、農村下水道事業を農林水産局から移管し、公共下水道事業に統合することとし、このための条例案をお諮りするとともに、ライフラインの強靱化に取り組みますほか、自由化が進むガス事業及び発電事業につきましても、中長期を見据え、今後の経営形態等について研究を進めてまいりたいと存じます。 加えて、公共施設等総合管理計画のローリングに取り組みますとともに、第7次行政改革大綱の策定や中期財政計画の実践に鋭意取り組んでまいる所存であります。 さらに、市役所及びその周辺の再編整備についてでありますが、第二本庁舎の建設工事を本格化いたしますとともに、第一本庁舎にあっては、議場のバリアフリー化等の対策工事を実施することといたしました。 以上が、平成30年度の当初予算案の大要でございます。このほか、条例案では、さきに述べたスポーツ文化推進条例の制定など37件、その他議案として2件をお諮りしております。 次に、あわせて上程した平成29年度の最終補正予算案でありますが、国の経済対策等に呼応した公共事業の前倒しや道路の除排雪に係る経費のほか、各種事業の精算等が主なる内容で、全会計の補正額は48億4,545万2,000円となりました。 まず、都市整備・土木関係でありますが、今回の大雪に伴う道路除排雪費のほか、消雪ポンプの取りかえや河川改修に要する経費を追加しております。 また、経済・農林水産関係では、大雪により被害を受けたパイプハウスの復旧を支援いたしますほか、工業団地造成事業費特別会計では、金沢森本インター工業団地の分譲収入の増加に伴い、市債の繰上償還費も追加しております。 福祉・保健関係では、障害者福祉施設の建設を支援いたしますほか、保育士の処遇改善に係る保育所運営費や子育て支援医療助成費を追加いたしました。 一方、教育関係では、森山町小学校の校舎の改築や小中学校の大規模改修を実施いたしますとともに、小学校の外壁改良に取り組んでまいります。 このほか、中期財政計画に基づく市債の繰上償還費を前倒し計上いたしました。 予算以外の議案では、東京国立近代美術館工芸館の移転整備事業に係る委託契約の締結など6件をお諮りしたほか、損害賠償の額の確定に係る専決処分1件を報告しております。 ところで、経済の回復基調や北陸新幹線の開業等を受けて、金沢のまちに活気があふれているこの時期だからこそ、将来に向けてのさらなるまちの発展のためにも、次の一手を確実に打っていく必要があります。 同時に、少子高齢化の進展による社会保障費や公共インフラの再整備に、今後、巨額の財政需要が見込まれる中で、中長期を見据えた健全な財政運営に、これまで以上に心がけていかなければなりません。 このため、自立度の高い行財政運営を目指し、権限や財源の移譲など、真の地方分権の推進を国に強く求めてまいりますとともに、地方みずからも資質、能力の向上に励みながら、歴史、文化に立脚したまちづくりと、新たな活力や魅力につながる施策の推進に積極果敢にチャレンジを続け、「世界の交流拠点都市・金沢」の実現を目指してまいりたいと存じます。 何とぞ、各位並びに市民の皆様の御鞭撻と御支援を切望いたしますとともに、提出議案に対し、適切なる御決議を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終えさせていただきます。 ○黒沢和規議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○黒沢和規議長 この際、御報告いたします。 地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第40号をもって報告されておりますことをお知らせいたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休会について ○黒沢和規議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 あす3日から11日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○黒沢和規議長 御異議なしと認めます。 よって、この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、12日午前10時から開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    △散会 ○黒沢和規議長 本日はこれにて散会いたします。     午前10時50分 散会-----------------------------------  〔参照〕-----------------------------------                           平成30年3月2日             議員の派遣について 地方自治法第100条第13項及び金沢市議会会議規則第129条第1項ただし書の規定により、下記のとおり議員を派遣した。                 記1 (1) 派遣目的  交流協定都市訪問及び地方行政調査 (2) 派遣場所  香川県高松市 (3) 派遣期間  平成30年1月24日及び同月25日 (4) 派遣議員  坂本泰広議員、松井 隆議員、前 誠一議員、         下沢広伸議員、久保洋子議員、松村理治議員、         角野恵美子議員、玉野 道議員、森尾嘉昭議員、         澤飯英樹議員、福田太郎議員、田中展郎議員、         高村佳伸議員2 (1) 派遣目的  交流協定都市訪問及び地方行政調査 (2) 派遣場所  長野県松本市、長野県長野市 (3) 派遣期間  平成30年1月25日及び同月26日 (4) 派遣議員  中川俊一議員、小間井大祐議員、熊野盛夫議員、         大桑初枝議員、源野和清議員、麦田 徹議員、         長坂星児議員、小阪栄進議員、野本正人議員、         森 一敏議員、秋島 太副議長3 (1) 派遣目的  交流協定都市訪問及び地方行政調査 (2) 派遣場所  東京都目黒区、東京都板橋区 (3) 派遣期間  平成30年2月8日及び同月9日 (4) 派遣議員  上田雅大議員、高  誠議員、喜多浩一議員、         高岩勝人議員、清水邦彦議員、黒沢和規議長、         山本由起子議員、宮崎雅人議員、松井純一議員、         中西利雄議員、安達 前議員、横越 徹議員                (写)                           発金議議調第175号                           平成30年2月23日                           (2018年)  金沢市長 山野之義様                       金沢市議会議長 黒沢和規           議場への出席要求について 地方自治法第121条第1項の規定により、平成29年度金沢市議会3月定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。副市長       丸口邦雄       副市長       細田大造教育長       野口 弘       公営企業管理者   桶川秀志都市政策局長    平嶋正実       総務局長      相川一郎文化スポーツ局長  嶋浦雄峰       経済局長      吉田康敏農林水産局長    松倉剛弘       市民局長      鹿間 哲福祉局長      太田敏明       保健局長      越田理恵環境局長      佐久間 悟      都市整備局長    木谷弘司土木局長      磯部康司       危機管理監     中川富喜会計管理者     石野圭祐       消防局長      小谷正利市立病院事務局長  西尾昭浩       財政課長      村角薫明...