○議長(
安井和則君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の各案件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は
委員長報告のとおり決しました。
-----------------------------------
△
決算特別委員長報告
○議長(
安井和則君) 日程第17、議案第66号令和3年度能代市
一般会計決算及び
特別会計決算の認定についてを議題といたします。
決算特別委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。
決算特別委員長 針金勝彦さん。 (
決算特別委員長 針金勝彦君 登壇)(拍手)
◆18番(
針金勝彦君) ただいま議題となりました、議案第66号令和3年度能代市
一般会計決算及び
特別会計決算の認定について、
決算特別委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 当
特別委員会は委員会内に、
一般会計は各
予算委員会分科会、
特別会計は各
常任委員会が審査対象とする範囲と同様の範囲を審査する
総務企画分科会、
文教民生分科会、
産業建設分科会の3分科会を設置し、当該案件を分担して審査いたしました。 令和3年度能代市
一般会計の決算額は、歳入330億6499万8332円、歳出316億9807万7814円で、差引き形式収支は13億6692万518円でありますが、翌年度へ繰り越すべき財源が3億1489万3687円含まれておりますので、これを控除した実質収支は10億5202万6831円となっております。
特別会計全体の決算額は、歳入148億1522万383円、歳出144億3767万6854円で、各
特別会計とも黒字決算または収支同額となっております。 以下、各分科会における質疑の概要について、順次申し上げます。 初めに、
総務企画分科会において、総体的な質疑として、実質単年度収支の推移をどう分析しているか、との質疑があり、当局から、
能代火力発電所の
設備投資等に伴う
固定資産税の増や、国税収入の補正等に伴う
普通交付税の
追加交付等による
財政調整基金繰入金の減が、3年ぶりに黒字となった主な要因と捉えている。しかし、中長期的には
人口減少等の影響により、市税や
地方交付税の減が見込まれるため、今後も一般財源の確保に努めていく必要があると考えている、との答弁があったのであります。 次に、
一般会計に関する質疑として、市税の
不納欠損額が増となった要因について質疑があり、当局から、法人の解散、廃業や、相続人不存在で徴収金の徴収をすることができないことが明らかであるときに行う即時欠損や、滞納処分の執行停止3年経過後の
納税義務消滅による欠損の影響等により、前年度との比較では増となったものである、との答弁があったのでありますが、これに対し、コロナ禍において行われている経済対策によって生じる影響について質疑があり、当局から、現時点において、どのような影響が生じるかを予測し、
不納欠損額の増減を見通すのは、非常に難しいと考えている。年度ごとに正確な調査を実施し、判断していきたい、との答弁があったのであります。 また、
特別交付税の前年度に対する伸び率が17%となった背景について質疑があり、当局から、大雪に伴いかかり増しとなった
除排雪経費に対し、約1億4000万円増となったことが大きな要因である。そのほか、
原油価格高騰対策や
地域おこし協力隊の人員増等の要因もあり、市町合併後において最大の交付額となった、との答弁があったのであります。 また、
北高跡地活用調査等事業費について、委託先である
秋田公立美術大学が検討した方策、提案に基づく取組の状況について質疑があり、当局から、北高跡地の整備については、非常に様々な意見があることから、
中心市街地の活性化も含め、住民が主体となって話し合い、考え続ける、
思考継続型プロジェクトとして取り組んできた。一般の方や高校生によるワークショップにおいて取り組んでみたいとして提案されたアイデアのうち、宿泊体験や高い場所からの展望の実施に向け、現在進めている。恒常的な建物の建設を現時点で決めてしまうのではなく、様々な方向性を市民と共に検討する中で利活用の可能性を見いだしていきたい、との答弁があったのであります。 また、
ふるさと納税事業について、能代の商品に対する
リピーターを増やす観点から、費用対効果を捉える試みをしているか、との質疑があり、当局から、寄附の総数が2万件近くになっており、
リピーターの具体的な分析にまでは至っていないものの、寄附者からは、今後も本市に
ふるさと納税をしたいとの声をいただいている。魅力ある返礼品の開発などの取組を行い、件数、金額の増につなげたい、との答弁があったのであります。 また、
移住定住環境整備事業における成果実績について質疑があり、当局から、
新型コロナの影響により、
移住相談会や
体験ツアーのキャンセルなど思うように事業を実施できなかったものの、市への相談を経由して移住に至った世帯数は30世帯となり、事業開始後において最多となった。これに伴い、
若年世帯移住定住奨励事業の
奨励金交付実績においても前年度比で4件増の17件となった、との答弁があったのであります。 以上で
総務企画分科会を終わり、次に
文教民生分科会において、初めに、
一般会計に関する質疑として、諸収入に関し、
奨学金貸付金返還金及び
ふるさと人材育成・
定住促進奨学金返還金滞納者への対応について質疑があり、当局から、年3回の
納付催告書の送付と電話での催告のほか、
分割納付等の相談に応じている、との答弁があったのであります。 また、
個人番号カードの普及率について質疑があり、当局から、累計は、令和3年度末で1万8947枚、37.7%、4年8月末現在で2万1583枚、43.4%となっている。
市本庁舎申請窓口について、金曜日の受付時間の延長や日曜日の受付を実施したほか、4年度は新たに大型店舗での
申請窓口設置も実施しており、今後も
普及率向上に努めていきたい、との答弁があったのであります。 また、
軽度生活援助事業の使用実績が増加した要因について質疑があり、当局から、大雪の影響により実績が増えたものと考えている、との答弁があったのでありますが、これに対し、除雪申込みへの対応体制について質疑があり、当局から、急な大量の降雪時は委託先であるシルバー人材センターだけでは対応が間に合わないため、当該センターと同様の委託契約を自治会に呼びかけたり、社会福祉協議会の雪んこレンジャー等と連携を図りながら除雪に当たった、との答弁があったのであります。 また、保育士確保への取組について質疑があり、当局から、保育士等就労奨励金において、3年度は12件の支給実績があった。今後も当該奨励金のほか、保育士の子供を入所させる場合の選考上の優先措置、保育士の復職就労に向けた研修会の実施等により、確保に努めていきたい、との答弁があったのであります。 また、子育て支援の充実について質疑があり、当局から、コロナ禍における子育て世帯への支援として、対象児童1人につき、子育て世帯臨時特別給付金事業により10万円を、さらに対象となる場合は子育て世帯生活支援特別給付金給付事業により5万円を支給した。また、新たな事業として、一時的に子供を養育することができない保護者の方のためにショートステイ事業を開始した、との答弁があったのであります。 また、協賛店への働きかけ等、能代すくすくまごころパス事業の在り方について質疑があり、当局から、県においても同様の事業を実施しており、市内事業者の登録数も非常に多いことから今後検討していきたい、との答弁があったのであります。 また、コロナ禍による心のケア充実事業の相談件数の変化について質疑があり、当局から、風の子電話相談、児童生徒支援アドバイザー、心の教室相談員の相談件数等は平年と同程度であり、コロナに関しての相談はなかった、との答弁があったのであります。 また、小・中学校へのタブレット端末導入の効果について質疑があり、当局から、グループ学習の際に、児童生徒それぞれの進捗状況を教員が即時に確認できるほか、児童生徒自身がインターネット検索やデジタル教科書の活用により、必要な情報を取捨選択するとともに、映像、音声等のデータを自在に活用することで複数の感覚を働かせ、課題解決への学びが可能となっている、との答弁があったのであります。 また、文化会館改修事業費について質疑があり、当局から、能代市文化会館は昭和50年代の建築物であり、建物自体の老朽化に加え、建設当初に設置した機械設備の部品が入手困難となり、設備本体の更新をしていかなければならない状況である、との答弁があったのであります。 次に、介護保険
特別会計に関する質疑として、コロナ禍における介護予防への取組について質疑があり、当局から、介護予防教室について、年度当初に教室を中止した際は、代替として地域包括支援センター職員の訪問による声がけや自宅でできる軽運動を紹介するなどのアドバイスの提供を実施し、年度途中からは、密とならないよう複数の会場において少人数で開催するなど、介護予防事業の実施に努めた、との答弁があったのであります。 以上で
文教民生分科会を終わり、次に
産業建設分科会において、
一般会計に関する質疑として、森林環境譲与税基金を約3,970万円取り崩しているが、どのような事業へ充当したのか、との質疑があり、当局から、森林経営管理事業費及び森林・林業活性化総合支援事業費へ充当した、との答弁があったのでありますが、これに対し、令和4年度から森林環境譲与税の譲与額が増となったが、今後充当する事業をどのように計画しているか、との質疑があり、当局から、当面は先ほどの2つの事業を中心に充当し、新たな事業も検討していきたい、との答弁があったのであります。 また、市営住宅家賃及び駐車場使用料の収入未済額が年々減少している要因について質疑があり、当局から、平成31年度から債権管理の職務経験がある職員を配置し、未納者への毎月の定期的な呼びかけ、収納強調月間の設定、納入確約書の提出要請を通じた計画的な支払いの指導を行ったことや、2か月未納となっている入居者に対して、早期の納付を促すなどの取組を強化したことが収入未済額の減少につながった、との答弁があったのでありますが、これに対し、収入未済の対象となっている入居者数について質疑があり、当局から、現年度分と滞納繰越分を合わせて、市営住宅家賃は71人、市営住宅駐車場使用料は21人となっている、との答弁があったのであります。 また、事業目標に対するデュアルシステム事業や高校生就業支援セミナーなどの効果について質疑があり、当局から、高校生の能代山本管内就職率50%を目標として進め、令和3年度の管内就職率は54%台となり、目標を達成した、との答弁があったのであります。 また、農林水産業費に関し、秋田県種苗交換会開催の効果をどのように捉えているか、との質疑があり、当局から、コロナ禍で従来よりも規模を縮小しての開催となったが、農産物出品展示や学校農園展等のほか、地元JAによる農機展示会などが行われ、7日間で40万人を超える来場者があり、県内に限らず多くの方々に広くPRできたものと考えている、との答弁があったのであります。 また、商工費に関し、がんばるのしろの商い応援事業費(
新型コロナ対策)の誘客効果について質疑があり、当局から、種苗交換会の開催期間中に畠町大通りを歩行者天国にして様々なイベントを行ったり、商店街独自の商品券を発行するなど6事業を実施し、2年度よりブラッシュアップした内容となったため、多くの誘客が図られたと考えている、との答弁があったのであります。 また、木のまちづくり推進事業における秋田スギのぬくもり補助金の実績について質疑があり、当局から、近年の利用件数は30件ほどだが、ウッドショックの影響により、17件にとどまったと考えている、との答弁があったのであります。 また、街灯及び道路照明灯のLED化の進捗状況について質疑があり、当局から、3年度は街灯628基、道路照明灯187基の更新を行い、街灯の残り約3,800基は6年程度、道路照明灯の残り約350基は早い時期に更新できるものと考えている、との答弁があったのであります。 以上で本決算についての各分科会における質疑の概要を終わり、次に、委員会における討論について申し上げます。 本決算は認めがたいとの意見として、初めに、
一般会計決算について、コロナ感染が続く中、市民の暮らしや命が大切にされる市政が求められている。誰もが大切にされる温かい市政でなくてはならない。令和3年度決算に当たって、その施策が十分であったか問われるところである。子育て支援策について、全県ではトップの支援策を行ってきたと市長は発言しているが、市民の間ではいまだ子育て支援に不満という声が多い状況にある。これまで所得制限なしで高校生までの子供の医療費助成、また、学校給食費の無償化などを求めてきている。どの子も健康に育つような子育て支援策として、他市町村ではその多くがこのような施策を支持し、実施しているところであり、3年度の本市の子育て支援策について不十分であったと考える。 次に、
特別会計のうち、国民健康保険
特別会計について、国保は依然として多くの滞納者を抱えており、資格証明書の発行も多く、医療にかかりづらい状況となっている。何よりも、住民の福祉の向上が基本であるべき地方自治の本旨に立って、市民の命が守られ健康が保持できるように、市が独自の負担の軽減策にもっと努力するべきである。今このような状況の中で、子供の均等割をなくせ、資格証明書の発行をやめよと要求してきたが、その都度、公平性が損なわれると言われてきた。国にも求めながら、市民の命を守る立場に立つべきと考え、このような施策が行われてこなかったことから、本決算については認めがたい、との意見があったのであります。 審査の結果、本決算は多数をもって認定すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
安井和則君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の議案第66号令和3年度能代市
一般会計決算及び
特別会計決算の認定について、御異議がありますので、起立により、採決いたします。本決算に対する委員長の報告は、認定であります。本決算は、
委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
安井和則君) 起立多数であります。よって、本決算は
委員長報告のとおり認定することに決しました。この際、議会運営委員会開催のため、暫時休憩いたします。 午前10時44分
休憩----------------------------------- 午前11時10分 再開
△予算
委員長報告
○議長(
安井和則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第18、承認第10号専決処分した令和4年度能代市
一般会計補正予算の承認を求めることについて、日程第19、承認第11号専決処分した令和4年度能代市
一般会計補正予算の承認を求めることについて、日程第20、議案第69号令和4年度能代市
一般会計補正予算を議題といたします。
予算委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。予算委員長 菅原隆文さん。 (予算委員長 菅原隆文君 登壇)(拍手)
◆7番(菅原隆文君) ただいま議題となりました案件に対する
予算委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第10号専決処分した令和4年度能代市
一般会計補正予算の承認を求めることについてでありますが、本件は秋田県立能代松陽高等学校の第104回全国高等学校野球選手権大会出場を支援するため、必要な経費を専決処分したものであります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、承認第11号専決処分した令和4年度能代市
一般会計補正予算の承認を求めることについてでありますが、本件は8月3日及び9日から13日までの大雨災害に係る復旧に必要な経費を専決処分したものであります。 まず、分科会における質疑の概要について申し上げます。
産業建設委員会において、農林水産業費に関し、農地及び農業用施設の復旧状況について質疑があり、当局から、収穫に関わるような農道の復旧は既に完了している団体もあるが、農地被害については稲刈り後に取り組む団体もある、との答弁があったのであります。 また、林道災害復旧事業費に関し、林道施設の復旧見通しについて質疑があり、当局から、軽微な補修等については順次、業者への発注を進めているが、復旧工事については現在積算を進めている状況であり、降雪期を控えているため場合によっては雪解け後に着工することも考えている、との答弁があったのであります。 また、道路河川災害復旧事業費に関し、29か所の修繕と2路線の工事を実施することとしているが、予算内で対応可能か、との質疑があり、当局から、職員が現地を調査し、積算しており、現段階では予算内での復旧は可能と考えている、との答弁があったのでありますが、これに対し、復旧の見通しについて質疑があり、当局から、年度内の復旧を目指しているが、市道小掛苅又石線及び仁鮒麻生線の2路線については、被害が大きく、工法によっては時間がかかる可能性もある、との答弁があったのであります。 以上で分科会における質疑の概要を終わります。 審査の結果、本件は承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第69号令和4年度能代市
一般会計補正予算は、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ11億8676万8000円を追加しようとするものであります。 まず、各分科会における質疑の概要について、順次申し上げます。 初めに、
総務企画分科会において、
移住定住環境整備事業費における人口政策・移住定住推進室の移転に係るスケジュールについて質疑があり、当局から、10月に物品等の発注手続を行い、1月中に納品や各種機器の設定等を完了させて、2月初めには移転を完了したい、との答弁があったのでありますが、これに対し、窓口業務だけでなく、室の全体で移転しようとする理由について質疑があり、当局から、室においては、人口問題対策に関する業務のほか、移住相談、空き家バンク、結婚祝い金や移住関連の補助金申請等、業務が多岐にわたっている。こうした業務全体に対応するため、特定の窓口職員だけではなく、室全体で移転する必要があると判断した、との答弁があったのであります。 また、人口政策・移住定住推進室の移転に係る費用対効果の点において、移転先の集客力に問題はないか、との質疑があり、当局から、市内の施設としては、多くの方々が集まる場所の一つと認識している。現在の市本庁舎から移転し、より多くの方々に移住定住施策を知っていただく機会を増やすことによって、効果が見込めるものと判断した、との答弁があったのであります。 以上で
総務企画分科会を終わり、次に
文教民生分科会において、乳幼児健康診査費の内容について質疑があり、当局から、子供の近視、遠視、乱視等の病気を発見できる屈折検査機器を新たに導入しようとするもので、3歳児健診での活用を予定している。現在実施している家庭での視力検査及びアンケートとの併用により屈折異常を早期発見し、早期治療につなげていきたい、との答弁があったのであります。 また、サン・ウッド駐車場整備事業の効果について質疑があり、当局から、サン・ウッド能代は、生涯学習施設としてのほか、様々な目的で利用されており、駐車場は時間帯によっては満車となる状況にある。風の松原いこいの広場の再整備に伴う利用者の増にも対応できると考えている、との答弁があったのであります。 また、向能代公民館改築事業費の内容について質疑があり、当局から、公民館の現在地が、土砂災害特別警戒区域の急傾斜地及び急傾斜地崩壊危険箇所にそれぞれ隣接しているため、安全調査のためのボーリング調査を実施するとともに、基本設計を行おうとするものである、との答弁があったのでありますが、これに対し、改築に当たって他の建設候補地はあったのか、との質疑があり、当局から、昨年度、現在地、旧向能代小学校跡地、第三保育所跡地の3か所を想定場所として調査を行い、その結果を地域住民に説明の上、意見交換会を行ったところ、現在地が選定されたものである、との答弁があったのであります。 以上で
文教民生分科会を終わり、次に
産業建設分科会において、県産米品質向上支援事業費補助金に関し、機械の導入によって得られる効果について質疑があり、当局から、2法人及び2個人に対し、色彩選別機導入への支援を行うもので、導入農業者の一等米比率を3ポイント程度向上することを目標としている、との答弁があったのであります。 また、大豆生産拡大支援事業費補助金の内容について質疑があり、当局から、今年度の県の
新型コロナ対策事業で、大豆の生産拡大、品質向上のために導入する乾燥調製設備の整備へ支援するもので、50ヘクタール程度作付けしている1法人が対象である、との答弁があったのであります。 また、能代市トラック運送燃料高騰対策支援事業費に関し、長期影響継続事業者支援金の受給を除外要件としているが、これに該当する事業者はいるか、との質疑があり、当局から、令和3年度と同様の事業者が支給を受けると仮定すると、県トラック協会能代山本支部から提供された法人の事業者リストにおいて、5社が該当になる、との答弁があったのでありますが、これに対し、支援対象とする要件について、事業収入の減少に関する条件はあるか、との質疑があり、当局から、事業収入に関する要件はなく、トラックを所有していれば個人事業者でも対象となる、との答弁があったのであります。 また、住宅リフォーム支援事業費に関し、今年度の状況について質疑があり、当局から、8月末現在で交付件数439件、補助金額5736万4000円となっている、との答弁があったのでありますが、これに対し、今後の交付見込みについて質疑があり、当局から、本年3月から7月までの補助金額が、2年及び3年それぞれの同一期間における平均申請額との比率に対して104.8%となっており、同事業に関する問合せも多いことから、今回の補正予算の計上により対応していきたい、との答弁があったのであります。 また、温暖化対策など環境に配慮した住宅リフォームに対し、新たな支援を行う考えはあるか、との質疑があり、当局から、太陽光発電設備や蓄電池、LEDライトの導入など省エネに関するリフォームについても、現行の住宅リフォーム支援事業の対象としていることから、まずは当該事業を広く活用していただきたいと考えている、との答弁があったのであります。 以上で各分科会における質疑の概要を終わり、次に討論について申し上げます。 まず、本予算は認めがたいとの意見として、令和4年度
一般会計補正予算中、2款総務費1項総務管理費6目企画費に情報化推進費160万9000円、
移住定住環境整備事業費621万円が含まれ、イオンタウン能代のテナントスペースに市人口政策・移住定住推進室を移転するための予算である。市人口政策・移住定住推進室は、人口政策を総括する専門部署として平成31年4月に企画部総合政策課内に設置したもので、現在職員5名、
地域おこし協力隊2名が勤務しており、主な業務として、人口政策に関わる施策の企画や移住定住の相談や企画を行っている。 御承知のように、人口減少は市として各部署が連携し、総力を挙げて行っていかなければならない。また、移住定住は希望する個人もしくは御家族を含め、能代市そのものを評価し選択するものである。相談内容等を考え合わせても、住居、福祉、教育、仕事、医療、生活環境などその人たちに能代を選んでもらう条件は多方面にわたる。確かに現在の部署は分かりにくい所にあるかもしれないが、庁舎内であれば、案内等に工夫すれば解消できる問題に思える。 イオンタウン能代は、市は集客力に大きな期待を持っているが、現実は果たして集客力は多くの方が疑問視を持っているところである。イオンタウンはもともとショッピング、レジャー、飲食を主たる目的として集まる場所であり、一定のPR効果はあるかもしれないが、PRを行うのであれば集まる時に期間限定で行えばいいだけである。移住定住を希望する方々には、市の中心部にある民間団体等とも連携し、行っていくことが最善の策であり、これまでの経緯の不明確さ、人口減少に対する基本的指針も示さぬまま、イオンタウン能代に部署を移転することは愚策としか言いようがない。 よって、本予算については認めがたく反対する、との意見があったのであります。 また、同じく本予算は認めがたいとの意見として、人口政策・移住定住推進室をイオンタウン能代内のテナントスペースへ移転するための経費との説明であったが、同室の利用者は、まずは市役所に行くことが常識的な行動ではないかと考える。利用者からすれば多岐にわたる情報が欲しく、また相談もしたい、そして能代の町並みも体感したいのではないか。そのように考えるとイオンタウン能代ではかえって不便になるのではないか。利用者が情報をつかみにくい場所では本来の目的を果たすことができなくなる。 以上のことから、機能を移転させるための財政支出が含まれる本予算については認めがたく反対する、との意見もあったのであります。 次に、本予算は原案どおり可決すべきとの意見として、この予算は、本市において、移住定住推進、結婚支援等人口減少対策に取り組んでいる人口政策・移住定住推進室を第一庁舎1階の総合政策課内からイオンタウン能代へ移転するための経費である。 現在は多くの市民の目に触れる新庁舎とは異なり、移住等の意向を持った方々のみが訪れるような環境となっているが、同室が、交通アクセスが良く、多くの人が集まるイオンタウン能代に移転することにより、本市の移住定住の支援策等を多くの市民にアピールすることが可能となるものと考える。このことにより、これまで移住等に興味のなかった市民の方が本市の支援策を知り、市外に在住する御家族に周知し、帰郷を促すなどの効果も期待される。 また、同室は、能代市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定するなど、本市における人口減少対策の中核を担っているが、移転に当たっては、専用のインターネット回線が整備され、オンラインにより庁内各課等との打ち合わせを行うことができるほか、イオンタウン能代は本庁舎から車で15分から20分程度の距離にあり、必要な場合には対面での会議を行うことも可能であることから、業務への支障はないものと考えられる。 よって、本市の人口減少対策としての移住定住施策等をさらに推進するために必要な予算を計上している本予算については妥当だと考え賛成する、との意見があったのであります。 審査の結果、本予算は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
安井和則君) ただいま
委員長報告の議案第69号令和4年度能代市
一般会計補正予算に対し、小野 立さん外1名から修正の動議が提出されました。この際、提出者の説明を求めます。13番小野 立さん。 (13番 小野 立君 登壇)
◆13番(小野立君) 市民ネットワークの小野 立でございます。ただいま、議案第69号令和4年度能代市
一般会計補正予算第7号に対する修正動議を提出いたしました。この修正案は、市長提出の補正予算案のうち、2款総務費1項総務管理費6目企画費から情報化推進費160万9000円及び
移住定住環境整備事業費621万円、合計781万9000円を削除し、同額を予備費に繰り入れようとするものであります。この補正の結果、2款総務費1款総務管理費の合計は28億9502万9000円。13款予備費1項予備費の合計は2781万9000円となります。以下、提案の理由を御説明いたします。 この修正案で削除した予算は全て、市の人口政策・移住定住推進室のイオンタウン能代への移転関連費用であります。計画では、市の職員5名と
地域おこし協力隊2名の計7名がイオンタウン能代に常駐することとなりますが、現案における当該支出の主要部分は、市役所本庁舎とイオンタウン能代をつなぐネットワーク構築にかかる費用や備品購入費となっております。 さて、今回の移転計画には幾つもの問題があります。まず大前提として、市役所の機能の分散が市民の皆様の利便性を低下させるということがあります。能代への移住定住を考えている人がイオンタウン能代に相談に来たときに、人口政策・移住定住推進室の担当外の事項、例えば子育て支援の施策であるとか、健康づくりの施策であるとか、そういうことも併せて相談をしたいという場合に、推進室が市役所内にあれば直接対面でできる相談がオンラインでなければできないことになるのです。機能が一か所に集積していることでこそ生まれるメリットが、一か所にあることによって生まれるというより、今現在我々が持っているメリットが移転によってみすみす失われるということは明白であります。 他方、中心部に所在する行政機能をイオンタウン能代の所在地に移転することが、
中心市街地活性化の理念に相反することもまた明白であります。市の説明によれば、現在の推進室は庁舎内でも最も分かりにくい、人の目の触れにくい一角にある。これを交通アクセスが良くて、集客に優れたショッピングモールへ移転することにより、市の施策を効果的にアピールすることができ、ひいて、能代市への移住定住を促進することにつながるのだそうであります。 しかし、いやしくも能代に暮らす人であれば、開店1年足らずのイオンタウン能代が普段はお客さんもまばらな状態であり、テナントも埋まらず、また、複数のテナントが撤退し、これは高い集客力を発揮しているとはとても言いがたい状況にあることは誰でも知っていることであります。イオンタウン能代の集客力を高く評価する市の認識と市民の平均的認識とはこのようにかけ離れております。 加えて、
予算委員会総務企画委員会分科会で私が行った質疑を通じて明らかになったところによれば、企画部としてはイオンの集客力を数字で把握することはしていないとのことであります。のみならず、これほど多額の予算を費やして行う移転であるにもかかわらず、移住定住の年度ごとの数値目標は特に設定していないとのことで、これらは民間企業では絶対に考えられないことであります。また、移転により可能となるべきメリット、移転した場合のメリットですけれども、考えられるメリットとして休日や時間外の対応ということがあると思うのですが、それについても今のところ具体的な計画がないようです。加えて、盆正月の帰省客にアピールしやすくなると市は説明しておりますが、盆正月に狙いをつけるならば一時的に仮設の窓口を開くことで足りるはずであります。 市は6月補正で、イオンタウン能代に
中心市街地の魅力を発信する拠点を構築するための予算、その主たる部分を魅力発信を行うツール開発の委託費が占める約1,000万円の予算を提出して可決されておりますが、今になって分かったところによれば、このとき市がテナントとして借りることになったスペースの半分以上はデッドスペースであり、その活用を部内で話し合う中で人口政策・移住定住推進室の移転という話が出てきた。これが市の公式の説明です。 齊藤市長はイオンを誘致する段階からかねがね、
中心市街地活性化と郊外へのイオンの誘致は両立するということを唱えられてきました。これに対して、私はイオンが進出した他地域の例を挙げながら、それらは両立し得ないということを議会で度々申し上げて参りましたし、今もその考えに基本的に変わりはありませんが、6月議会は市長が再選された直後であり、齊藤市長が比較多数の有権者の信任を得られたという客観的事実を踏まえ、市長多年の主張に一定の敬意を表する意味で私はこの事業を含む予算に賛成したものであります。 ところが、そのとき市が借りる場所に大きなデッドスペースが存在し、後々その活用方法を検討していくことになるという説明は一切なかったのであります。ましてや、市役所の機能の一部を移転し、職員がそこに常駐するなどということは全く説明されておりませんでした。この間の市当局の姿勢は議会を軽視したものと言わざるを得ません。 しかし、私個人がそのこと以上に深刻だと認識している問題が別にあります。それは、市行政に対する市民の信用が低下しているということであります。市民の皆様、殊に市の中心部に住む市民の皆様の間で、今回の移転計画が現在相当大きな話題となっているわけですが、そこで非常に多くの方々が異口同音に、この計画は市長とイオンが話をつけてイオンタウンにてこ入れするのが真の目的だろう、そのように言っております。市の公式の発表が市民から全く文字通りに受け入れていただけていないこの現実、行政に対するこの不信感の高まりを市当局、そして、議会はもっと真摯に受け止めるべきであると私は思います。 こうしたことから、私どもは、当該移転関連費用を削除する修正予算を提出いたしました。議員の皆様におかれましては、よろしく御審議の上、広く御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。以上であります。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 15番安岡明雄さん。
◆15番(安岡明雄君) 議事進行をかけさせていただきました。先ほどの小野議員の説明の中で、一部、議長において事実関係を確認していただきたい発言がございましたので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。
○議長(
安井和則君) 暫時休憩いたします。 午前11時38分
休憩----------------------------------- 午前11時40分 再開
○議長(
安井和則君) 会議を再開いたします。 ただいま、15番安岡議員より、小野議員の修正動議の提案説明に対し、議事進行の発言がありました。この発言に対しまして、議事進行の内容に当たるか確認、また協議をしていただかなければなりません。よって暫時休憩いたしまして、議会運営委員会を開催いたします。暫時休憩いたします。 午前11時40分
休憩----------------------------------- 午後2時00分 再開
○議長(
安井和則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、申し上げます。13番小野 立さんの議案第69号令和4年度能代市
一般会計補正予算に対する修正案の説明に、15番安岡明雄さんから議事進行の発言があり、議会運営委員会で発言内容を確認、協議いたしましたが、議事進行に当たる事項は認められませんでしたので、議事進行に当たらないと判断いたしました。以上であります。
予算委員会の
委員長報告及び修正案に対する質疑を行います。5番大高 翔さん。
◆5番(大高翔君) 議案第69号修正案のほうについて質疑いたしたいと思います。2点あるのですけれども、1点目が、先ほどの説明ですと市役所機能の分散が市民の利便性を低下させるという発言があったかと思います。そういった場合もあれば、逆にそうではない場合もあるかと思います。 ちょっと前置き長くなるかもしれませんが、過去に私、一般質問で、サテライトオフィス型のそういったものができないかということで、地域センターと本庁舎をテレワークでつなぐとか、あとは、市民相談を檜山の人が檜山の所で本庁舎とつないで相談ができる、そういった機能を持たせるのも一つの手ではないかということで1回提案したこともございます。それはこの利便性低下にはつながらないと考えております。 そこで、当局の説明ですと、今後オンライン相談という形もちょっと視野に入れているということだったのですけれども、あとは今後の流れとしては自治体DXも進んでいきます。ただ単に、この事業が移住定住の推進室の移動というところだけではなくして、そういった自治体DXの推進のための施策、施策と言いますか、試みのところでの検証にもつながってくるような事業なのかなと。前向きに取ればそういうふうな見方もできると思うのですけれども、この点の部分についてのお考えというのを確認したい。 もう1点は、休日や時間外の対応に具体的計画がないというような話もございましたが、確かに具体的な計画というものは説明されてなかったかもしれませんけれども、委員会において、休日窓口、金曜の夜間窓口を検討しているとそういった説明はございました。こういったところから考える、また、あと不動産の契約の関係で、基本は複数年度にまたがると思いますが、今回の事業自体は単年度のもので計上されております。そういったことも考えると、もし問題があるとすれば、そこで単年度契約ですので見直しをかけて更新するのか、しないのかという判断もできますし、そういったところの部分の考え、要はトライアンドエラーの部分の否定にも聞こえるのですけれども、この部分の考え方をお知らせいただければなと思います。
○議長(
安井和則君) 13番 小野 立さん。 (13番 小野 立君 登壇)
◆13番(小野立君) 大高議員の御質問にお答えします。まず1点目ですけれども、サテライトオフィスの構想を前に述べられたことがあるそうで、私多分その話直接お伺いしてませんけれども、でも、今の話聞いただけでも趣旨は分かりました。 ただ、今回の移転の計画は、本当にただ1つのセクションを移すというだけの計画です。そのほかのたくさんの機能を持たせるという計画にはなっておりません、原案がですね。ですから、そういう計画であれば、また検討の余地があるかもしれませんが、そもそもそういう計画ではないので、今の御質問についてはそれ以上のお答えができません。今、出されている計画の範囲内では、利便性が下がるとそのように私どもは確信をしております。 2番目ですけれども、複数年度にわたる契約ではないということが最初に説明されました、確かに委員会でも。ところが、私のほうから実はこういう質疑をいたしました。現実にこれだけ多額のお金をかけて移るのに、例えば来年の3月で契約が切れましたと、そこで、もう1回機能を市役所に戻すということは現実にはありえないでしょと。それで、複数年度にわたるということを想定してるのでしょということを言いましたところ、その通りだという答えがあったところです、まずね。そういう質疑というか、やり取りが委員会の中でありまして、私がここで言うのは大変おかしなことなのだけれど、原案のほうではですね、そもそも単年度で契約を終わるということが元来想定されていないというふうに私は認識しています。 それから、休日、土日休日の窓口の開設というか対応ですね、ユーザー対応については、私から質問したのですけれど、具体的には月何回とかと言える状況ではないという答えがあったものですから、先ほど私が提案説明の中で具体的な計画はまだないというふうに申し上げたとこういうわけです。以上です。
○議長(
安井和則君) 他に質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次発言を許します。15番安岡明雄さん。
◆15番(安岡明雄君) 議案第69号能代市
一般会計補正予算について、原案に賛成し、修正案に反対の立場で討論いたします。本予算中、歳出2款総務費1項総務管理費6目企画費の情報推進費160万9000円、
移住定住環境整備事業費621万円の計上は、人口対策に取り組んでいる人口政策・移住定住推進室を、本庁舎1階の総合政策課からイオンタウン能代への移転経費に充てるものであります。 人口政策における施策の構築並びに移住定住対策の促進が喫緊の課題であるのは、皆様御承知の通りであります。先ほどの予算委員長の報告では、人口政策・移住定住推進室が担当する業務は多岐にわたっている。業務全体に対応するため、特定の窓口職員だけでなく、室全体で移転する必要があるとの判断のもと、本予算の議決後、2月初旬に移転したい。より多くの方々に移住定住施策を知っていただく機会を増やすことで効果が見込めるとのことでありました。 人口政策の構築に関し、各課との連携は当然ながら重要であります。その点は、予算計上の通り、オンラインを中心に対応することとなります。本庁を離れることによってデジタル化を推進していく環境に置かれるため、市の自治体DX推進に寄与する意味合いもあると考えます。 また、イオンタウン能代との賃貸借契約の契約期間でありますが、この種の契約期間は複数年度が通例でありますが、今回の契約期間は単年度とのことであります。これは、移住定住施策を進める上での効果、人口政策を構築する上で各課連携に支障がないかどうかなどを検証し、課題があれば見直すことを示唆するものであります。年度ごとに効果の検証内容を我々議員がチェックする。これが議会としての重要な役割であると思います。そういったことを総合的に勘案すると、本市の人口減少対策への試行、チャレンジとして効果が見込める判断に基づく当局の方針を尊重すべきものと考えます。 以上の論旨から、議案第69号能代市
一般会計補正予算の原案賛成、修正案反対の討論といたします。以上であります。
○議長(
安井和則君) 次に、11番藤田克美さん。
◆11番(藤田克美君) 令和4年度能代市
一般会計補正予算第7号の修正案について、賛成の立場から討論いたします。 本修正案は、原案から市の人口政策・移住定住推進室をイオンタウン能代に移転するための費用を削除するものでありますが、原案の移転計画には市民の間から疑問の声が数多く聞かれております。市は6月議会で可決された予算との関連で今回の移転計画が固まったと説明していますが、6月の段階で市は議会に対し、あるいは
産業建設委員会に対し、イオンタウン能代への職員の常駐が将来的に検討されることになるという見通しを一切説明しておりませんでした。 また、市役所機能の分散による利便性の低下や当該移転先の集客性への懸念などを勘案しても、当該移転は行わないことが妥当であります。よって、本修正案に賛成いたします。以上であります。
○議長(
安井和則君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。まず、議案第69号令和4年度能代市
一般会計補正予算に対する小野 立さん外1名から提出された修正案について、起立により採決いたします。本修正案に賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
安井和則君) 起立少数であります。よって、修正案は否決されました。 次に、原案について、起立により採決いたします。原案に賛成の議員の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
安井和則君) 起立多数であります。よって、議案第69号令和4年度能代市
一般会計補正予算は原案どおり可決されました。 ただいま決しました案件を除き、他の各案件は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は、
委員長報告のとおり決しました。
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△日程第21 議会議案第7
号水田活用の直接
支払交付金の見直しに関する
意見書提出について
○議長(
安井和則君) 日程第21、議会議案第7
号水田活用の直接
支払交付金の見直しに関する
意見書提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。 (「説明省略」の声あり)
○議長(
安井和則君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり決しました。
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△日程第22 議員の派遣について
○議長(
安井和則君) お諮りいたします。議員の派遣については、地方自治法第100条第13項及び能代市議会会議規則第167条の規定により、お手元に配付したとおり、議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 御異議なしと認めます。よって、本件はお手元に配付したとおり、議員を派遣することに決しました。 重ねてお諮りいたします。ただいま可決されました議員の派遣に変更が生じた場合の措置については、議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
安井和則君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま可決されました議員の派遣に変更が生じた場合の措置については、議長に委任することに決しました。
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○議長(
安井和則君) 本定例会は、提出議案全部議了いたしましたので、これをもって閉会いたします。 午後2時16分 閉会 議長
安井和則 副議長 渡辺優子 署名議員
落合範良 署名議員 小野 立...