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令和 5年第2回定例会(第1号 3月 1日)

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  1. 黒部市議会 2023-03-01
    令和 5年第2回定例会(第1号 3月 1日)


    取得元: 黒部市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    令和 5年第2回定例会(第1号 3月 1日)   令和5年第2回黒部市議会3月定例会会議録 令和5年3月1日(水曜日)                 議事日程(第1号)                              令和5年3月1日(水)                               午前10時00分開議 第1 会議録署名議員指名 第2 会期決定 第3 議案第5号  令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)    議案第6号  令和5年度黒部市一般会計予算    議案第7号  令和5年度黒部市国民健康保険事業特別会計予算    議案第8号  令和5年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計予算    議案第9号  令和5年度黒部市発電事業特別会計予算    議案第10号 令和5年度黒部市地域開発事業特別会計予算    議案第11号 令和5年度黒部市牧場事業特別会計予算    議案第12号 令和5年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計予算    議案第13号 令和5年度黒部市病院事業会計予算    議案第14号 令和5年度黒部市水道事業会計予算
       議案第15号 令和5年度黒部市簡易水道事業会計予算    議案第16号 令和5年度黒部市下水道事業会計予算    議案第17号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第10号)    議案第18号 令和4年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)    議案第19号 令和4年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)    議案第20号 令和4年度黒部市発電事業特別会計補正予算(第2号)    議案第21号 令和4年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計補正予算(第1号)    議案第22号 専決処分承認について           (令和4年度黒部市一般会計補正予算(第8号))    議案第23号 黒部市情報通信技術を活用した行政推進に関する条例制定につ           いて    議案第24号 黒部市個人情報保護法施行条例制定について    議案第25号 黒部市個人情報保護審査会条例制定について    議案第26号 黒部市くろべ市民交流センター条例制定について    議案第27号 黒部市放課後児童健全育成事業設備及び運営に関する基準を定め           る条例一部改正について    議案第28号 黒部市家庭的保育事業等設備及び運営に関する基準を定める条例           一部改正について    議案第29号 黒部市認定こども園条例一部改正について    議案第30号 黒部市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業運営に関する           基準を定める条例一部改正について    議案第31号 黒部市国民健康保険条例一部改正について    議案第32号 黒部市納骨堂条例一部改正について    議案第33号 黒部市立公民館条例一部改正について    議案第34号 黒部市吉田科学館条例一部改正について    議案第35号 黒部市美術館条例一部改正について    議案第36号 黒部市と入善町と間における下水処理事務委託変更につい           て    議案第37号 黒部市総合振興計画後期基本計画について    報告第2号  令和2年度決算に係る健全化判断比率修正報告について    報告第3号  専決処分報告について           (損害賠償決定)             (33件 提案理由説明、2件 報告) 第4 議案第5号  令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)         (質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、討論、表決) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日出席議員   15人     1番 橋 詰 真知子 君         2番 野 村 康 幸 君     3番 松 倉 孝 暁 君         4番 長谷川 恵 二 君     5番 家 敷 誠 貴 君         6番 古 川 和 幸 君     8番 中 野 得 雄 君         9番 大 辻 菊 美 君    10番 柳 田   守 君        12番 成 川 正 幸 君    13番 高 野 早 苗 君        14番 中 村 裕 一 君    15番 木 島 信 秋 君        16番 辻   泰 久 君    17番 新 村 文 幸 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日欠席議員    11番 柴 沢 太 郎 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明ため出席した者  市長部局   市長                武 隈 義 一 君   副市長               上 坂 展 弘 君   総務管理部長            魚 谷 八寿裕 君   市民福祉部長            霜 野 好 真 君   産業振興部長            高 野   晋 君   都市創造部長            山 本 浩 司 君   防災危機管理統括監総務課長     島 田 恭 宏 君   市民福祉部理事健康増進課長     平 田 千 秋 君   産業振興部次長農業水産課長     平 野 孝 英 君   都市創造部理事上下水道工務課長   廣 木 敏 之 君   会計管理者             高 本   誠 君   総務管理部理事企画情報課長     林   茂 行 君   総務管理部次長財政課長       川 添 礼 子 君   総務課主幹行政係長         吉 田 雅 之 君  市民病院   市民病院事務局長          長 田   等 君   市民病院事務局次長総務課長     池 田 秀 之 君  教育委員会   教育長               中   義 文 君   教育部長              藤 田 信 幸 君   教育委員会事務局次長学校教育課長  小 倉 信 宏 君  監査委員               松 野   優 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務ため議場に出席した事務局職員   議会事務局長            柳 原 真美代 君   議会事務局次長議事調査課長     佐々木 隆 一 君   議事調査課主幹           宮 崎 香 織 君   議事調査課主事           南 保 真 也 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○(一般質問通告) 一般質問(代表) ■自民同志会 高野早苗議員  1 令和5年度当初予算案重点事業について   (1)「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策推進事業      市長が公約で掲げた施策について「黒部未来枠」を設け、新たなまちづくり      に向けた取り組みを推進していくと事です。人口減少や少子高齢化など難題      が山積みする中で、これら施策を予算特別枠「黒部未来枠」とした考えにつ      いて伺う。   (2)「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策推進事業      施策における各事業には新たな取り組みも多く、時間とコストとともに長期的      なモデル、視点も必要と思われる。地域資源活用策、本年度取り組み並びに      長期的事業モデルを個別事業ごとに伺う。   (3)「新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策等推進事業」      新型コロナウイルス感染法上位置づけが5類に引き下げられるが、市民生      活はどのように変わるか。また、新型コロナウイルスワクチン接種事業費が      令和4年度5,715万円から令和5年度は260万円に減額される。医療費はどの      ように変わるか伺う。
      (4)「新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策等推進事業」      について      物価高、特に電気料が令和4年に入ってから高騰し続け、令和5年4月からは      さらに値上げすると報じられている。電気料高騰中で高圧電力契約事業者      負担が特に大きいとされているが、どのように認識しているか伺う。   (5)「デジタル推進事業」について      令和5年度は市デジタル化推進プロジェクトチームにおける検討内容を反映し      たデジタル化取り組みを推進するとこと。現在地方自治体ごとにシステム      整備が行われ、各システムデータ項目は統一されていない項目があると聞い      ている。こうしたバリアを取り除くシームレスな情報連携が今後実現していく      と考えてよいか伺う。   (6)「デジタル推進事業」について      令和5年度に第4次地域福祉計画を策定することになっているが、高齢者に情      報格差ない、デジタルデバイド解消に向けた支援を位置づけられないか伺う。   (7)「脱炭素化推進事業」について      電気量削減策としてLED化や太陽光発電などが再認識されている。令和5年度      予算に公共施設照明等LED化推進事業費(対象11施設)として61,323千円計上さ      れているが、これによって公共施設何%がLED化になるか、また、消費電力      は何kwhから何kwhに減ると試算しているか伺う。      LED化はかつてはメリットばかりでなく、デメリットもあると聞いたがLED化      デメリットはないか伺う。   2 令和5年度予算関連事業について   (1)「ふるさと黒部サポート寄附」について      「ふるさと納税」学習会に行ってきた福井県では県をあげて「ふるさと納税」      に力を入れ、返礼事業者と丁寧に情報交換をしていた。一方、我が黒部市も令      和3年度は1,868件4,356万円、令和4年度は1月末で5,907件      1億4,502万円と驚異的に取扱額を増やした。まだまだ伸びしろがあると      思われるが、昨年と本年度と働きかけや成果にどんな違いがあったか、ま      た令和5年度目標額を伺う。   (2)「ふるさと黒部サポート寄附」について      「ふるさと納税」は、国が認めた自治体間ビジネスとまで言われている。本      腰を入れてもっと取り組むべきと考える。専属職員を配置できないか伺う。   (3)予定される大型事業について      第40回節目を迎えるカーター記念黒部名水マラソン開催にあたり、安全面      も考慮した成功へ意気込みについて伺う。   (4)予定される大型事業について      8月に開催が予定されている大相撲黒部場所は、宇奈月温泉開湯100周年と      あわせ、市民に元気を与える事業として大いに期待されるところである。しか      しながら、事業費3,005万円が先行し、市民に誤解があるではと感じる。      実態は実行委員会に対する貸付金とこと。3点伺う。      ①大相撲黒部場所内容、実行委員組織について      ②貸付金という事は後々、返済されると思うがどのような形で実施されるか      ③開催にあたって思いを伺う。   (5)人口減少に歯止めかからない現在、産官民一体となってにぎわい創出を目      指す一大プロジェクト生地周辺活性化促進事業は、国モデル的な存在では      ないかと期待している。生地駅周辺調査業務委託費として440万円が予算化      されているが、どのような調査内容なか伺う。   (6)道駅KOKOくろべ瑞彩マルシェに並んでいる地場産野菜が安くて新鮮と近      隣市町からも買いに来ておられるそうである。こうした例に限らず、生産者      と観光が連携しながら販路を拡大し、ブランド力を高めていくことは、これか      ら農林水産業振興に欠かせないと思われる。「産地 黒部」ブランド力向      上事業ねらいについて伺う。   (7)農林水産業担い手不足、高齢化問題は、特に水産業においてはより深刻な問      題であると認識している。しかしながら これまで取り組みでは担い手確保      は難しく、先進地事例も参考にした新たな取り組みが必要になってきたでは      と思われる。漁業担い手確保・育成事業ねらいについて伺う。   (8)今年3月をもって竹田黒部市民病院長が勇退される。長年にわたり大勢命を      救っていただいたことに深甚感謝を申し上げる。これまでを振り返り、黒部      市民病院新川地区における基幹病院として役割や今後課題、展望につい      て伺う。  3 北方領土返還要求運動について   (1)今回増額算定について      ロシアウクライナ侵攻が、日本とロシア間「北方領土」問題に及び、北方      領土問題を含む平和条約交渉について「継続する意思はない」と中断を突きつ      けてきて一年になろうとしている。本市は北海道についで北方領土とはゆかり      が深く、北方領土返還要求運動にも先導的に取り組んできた。今日逆境時      こそさらに声を高らかに上げるべきだと考える。北方領土返還要求運動に対す      る市長決意を伺う。   (2)不法占拠されてからすでに80年近く過ぎている。北方領土返還要求運動を風      化させないためにも子ども達に繋いでいくことが大切と考える。      「百聞は一見に如かず」ことわざがあるが、歯舞群島近さを根室海を実      際に見て肌で感じるなど、黒部子ども達に北方領土を体験してほしいと願う      ものである。修学旅行で姉妹都市根室市に行けないか伺う。  4 富山県パートナーシップ宣誓制度について   (1)「LGBTQ」と呼ばれる性的マイノリティカップルや事実婚などを結婚に相当す      る関係として公的に認めることを「パートナーシップ制度」と言われている。      富山県では3月1日から宣誓されたお二人に関係性を証明する「受領証」が発      行されている。この証明証で今までできなかった、例えば医療機関において症      状説明が受けられるなどパートナーとして認めてもらえることが可能となる。      誰もが多様性を認め合って、安心して生活できる社会へ大きな一歩になるこ      とを期待するものだ。富山県はワンチームといわれるが、市町村と連携はあ      るか。本市も富山県に準じて発行していくか伺う。   (2)お二人に未成年子どもがいる場合、あわせて届け出ることが出来る「ファミ      リーシップ」に対する考え方について伺う。  5 未来大人へ種まきについて   (1)来年令和6年4月発足に向けて、当市で「こども家庭センター設置準備が      されると聞く。準備に至る経過と概要について伺う。   (2)コロナ禍により環境変わった子ども達行動を外に向けさせることは大切で      ある。このため、公共交通を利用しながら、ふるさと再発見ような取り組み      を推進できないかと考える。夏休み中は小中学生市内公共交通を無料にして、      出かけやすい環境をつくれないか伺う。   (3)1989年11月20日第44回 国連総会において「子ども権利条約」が採択され、      日本も1994年に批准し、今年4月にようやく「こども基本法」が施行される。そ      うした中、昨年8月に、市内小中学生代表による「名水里くろべ 子ども      権利宣言作成委員会」が開催され、~こどもと大人約束~名水里くろべ      こども権利宣言が作成された。この宣言を今後大人向け、子ども向けにどう      啓発するか伺う。   (4)子ども達目線で「こども権利宣言」がされたに合わせ、しっかりと法で子      どもを守る「子ども権利条例」制定が必要と思うが、その制定考えについ      て伺う。
    ■自民クラブ 大辻菊美議員  1 令和5年度黒部市当初予算案について   (1)「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策推進に向け、予算特別      枠として「黒部未来枠」が予算案で示された。具体的にどのようなことを目      途に取り組む予算なか伺う。   (2)デジタル化推進について      「デジタル社会実現に向けた改革基本方針」が政府において令和2年12月に      決定され目指すべきデジタル社会ビジョンとして「デジタル活用により、      一人ひとりニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現で      きる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~」が示されている。      「市民利便性」、「行政運営簡素化」が図られる。      マイナポータルを通じて、子育てや介護など行政手続き検索、オンライン      申請など、ワンストップサービスを提供できるようになると考える。更な      るデジタル化推進について具体的な施策を伺う。   (3)人口減少、異次元少子化対策について      未婚・晩婚が進む中、新型コロナウイルス感染症や物価高騰などに伴い妊娠を      控える傾向がある。多く人が出産や産後育児に不安を感じるなど、新型コロ      ナウイルス感染症流行が少なからず影響を及ぼしたではないかと見受けら      れる。本市においても黒部市結婚支援事業で若者たち出会い場「婚活イベ      ント開催」なども展開している。少子化対策において「支援強化」が必要と考      える。支援策について伺う。   (4)「自然と共生し、安全で安心して暮らせるまちづくり」について      重点事業 水力発電所可能性調査業務委託費がある。本市には、地域脱炭素      一役を担う小水力発電が宮野用水発電所と黒瀬川発電所がある。発電で得られ      る売電収入一部を土地改良施設の管理費等に充当している。現在、民間企業      においても温室効果削減ため田籾川流域で小水力発電を計画している。本      市においても新たな水力発電可能性調査実施を行うとこと。調査河川、及      び今後取り組みについて伺う。   (5)「豊かな心と生きがいを育み、人が輝くまちづくり」について      重点事業 うなづき友学館開館30周年記念事業費がある。複合館利点を活か      して新規来館者満足度アップを行うため取り組みについて伺う。      大相撲黒部場所開催事業費がある。8月下旬に市総合体育センターにて大相撲夏      巡業「黒部場所」が宇奈月温泉開湯100周年に合わせ開催される。予算案に事業      費3,005万円計上されているが事業実施体制、集客予定数、及び経済効果等につ      いて伺う。   (6)「市民と行政がともに支えるまちづくり」について      重点事業 くろべ市民交流センター管理運営費がある。      (仮称)くろべ市民交流センターが10月にオープン予定である。      「市民が集い学ぶ文化と交流拠点」をコンセプトにした市立図書館、三日市      公民館、市民会館、働く婦人家、ほがらか子育て支援センターほか、新た      に移住・人つなぎ支援センター等各機能が融合した施設である。クロスアシ      スト事業について伺う。   (7)武隈市政1年間総括についてと初めて当初予算編成、自身「公約実現予      算」に向けて思いをお聞かせ願いたい。  2 道駅「KOKOくろべ」について   (1)昨年春4月22日にオープンして1年がたとうとしている。      国道8号が4車線化になった時計画交通量利用を122万人と算定して施設利用者      見込みを試算しているとこと。現在は4車線化になっていないが来場者数99万      人目標をたてている。様々なイベント企画、開催をして取り組んでいるが2月      現在で来場者数、約83万5千人である。後、2ヶ月弱で目標値に達することがで      きるか。また、見込みがない場合は、その要因について伺う。   (2)人を呼び込むためには定期的なイベント開催、春夏秋冬を通じて月2回隔週開      催、目玉商品、口コミ等がある。      工夫することで土日にかかわらず平日も来場者が増えるではないかと思う。      来場者を増やすため令和5年度計画について伺う。   (3)オープン当初は、来場者も多く8月末には50万人を超えたが日が経つにつれ土日      を除くウイークデーでは来場者が少ない。      イベントが開催される土日は多く家族連れで賑わっている。      残念なは、瑞彩マルシェ(農林水産物直売所)コーナーをみると冬季間と      はいえ種類や量も少なく空間がある。先日、姉妹都市である大崎市「あ・ら      ・伊達な道駅」に視察に行ってきた。アンケートで来館目的をみると農産物      直売が1番で200名を超える生産者が毎朝採れたて野菜を持ってきていると      こと。全国農家やJAとネットワークを使い常に野菜が多く陳列されている。      来場者が多い道駅は野菜が豊富である。      「KOKOくろべ」では設置コーナーも狭く人がまばらである。農林水産物直売所      で出荷登録者が実出荷できるため支援、取り組みについて伺う。  3 黒部市民病院事業について   (1)市民病院では、医療等支払い授受を黒部市農業協同組合から2名会計担当      者が派遣されて業務を担っている。医療費自動支払機を設置することで、会計      担当者業務負担軽減、お釣り渡し間違い(金銭授受時トラブル防止)、      混雑(待ち時間解消)、会計担当者が紙幣や硬貨に触れないため衛生的等      メリットがある。市民病院で医療費自動支払機、設置検討について伺う。   (2)無痛分娩は「硬膜麻酔」を用いて痛みをやわらげて行うお産です。      出産中に陣痛がやわらぐことでリラックスできる。出産時赤ちゃんにかかる      負荷が少ない。妊帰体力消耗が少なく産後回復が早くスムーズに日常生      活に戻ることができる。      しかし、デメリットもある。麻酔や合併症を伴うリスク等がある。急性期医療      を担う総合病院には多く麻酔科医がいるが手術麻酔を優先し無痛分娩まで手      が回らないという施設が多いとこと。市民病院においても無痛分娩が行われ      ているが、妊産婦初産、経産婦が自然分娩、無痛分娩を選択肢できるようニ      ーズに応えていくべきと考える。市民病院現状について、及び、今後取り      組みについて伺う。   (3)富山県において地域医療構想策定を進めており、各医療圏における令和7年に      向けた医療機能毎必要病床数が示されている。      現在、市民病院においては一般病床数358床、東病床7階で47床が休床していて      合計405床である。看護師不足と伺っているが今後病床運営見込みについて伺      う。   (4)新川広域圏で市民病院と富山労災病院、あさひ総合病院とで救急告示病院とし      て病院群輪番制を敷き、医療圏休日・夜間における救急患者診療を受け入      れる体制を整備している。市民病院は2.5次救急を担っており、病院規模から      輪番日は50%となるように設定されているが輪番日でもない日も市民病院に搬送      される患者が多く輪番が機能していないと聞き及ぶ。      現状と課題に対する取り組みについて伺う。   (5)本市は、宮城県大崎市とYKKグループ企業が立地する縁で長年に渡り交流があり      令和2年10月8日に災害時等相互応援協定を締結、令和3年11月5日姉妹都市締      結を行った。大崎市とは市民交流、議会交流などを通じて相互つながりを深      めてきた。市民病院働き方改革推進とともに大崎市民病院と人事交流等を      活発に行い今後協定締結を視野に入れて検討しては如何か。市民病院所見      を伺う。
    ■自民志創会 成川正幸議員  1 令和5年度予算編成方針について   (1)黒部未来枠を推進していくにあたり、市長が描く目標達成ゴール設定はど      ように考えているか伺う。   (2)アフターコロナと原油価格・物価高騰対策について今後、どのような取組、支      援を考えているか伺う。   (3)今回電気料高騰を鑑みて、本市においても電力地産地消や自給率を上げる      ことを念頭に「小水力発電」を中心とした本市エネルギー自給率を上げる取      り組みを積極的に検討してはどうか伺う。   (4)(仮称)くろべ市民交流センターを中心に三日市街中に花と緑を増やしてい      く考えはないか伺う。   (5)エネルギー確保と同時に市内にデータセンター誘致を検討してはどうか伺う。   (6)本市観光PRにもメタバースやCG映像を取り入れてみてはどうか伺う。   (7)都市計画マスタープラン及び立地適正化計画見直しについて、なぜ見直しが      必要なかも含めて、あらためて現在進捗とスケジュールについて伺う。   (8)令和6年4月1日より相続登記申請が義務化されるにあたり、まずは本市と      しても広く市民に告知することや、市内外にいる固定資産税納税義務者に対し      て固定資産税納税通知書に相続登記義務化お知らせを同封するなど、法務      省に協力し、適宜周知を推進すべきであると考えるが見解を伺う。   (9)公共交通自動運転実証実験や実用化と今後黒部市公共交通を考えるシ      ンポジウムを開催してはどうか伺う。   (10)公民館機能強化とは、どのようなものを考えているか伺う。   (11)こども家庭センター設置この機会に子どもだけではなく、おと な相談      も含めた重層的な相談支援体制構築に結び付けて欲しいと思うがどうか、伺      う。   (12)黒部市歴史を後世に伝える「語りつぎたい黒部人 ~黒部に足あとを残し      た人々~」増版、改訂、続編計画は無いか、またそれに限らず先人たち      功績を紹介する機会を作る予定はないか伺う。   (13)「共創・協働まちづくり」について3点伺う。      ①フォーラム等を開催してはどうか。      ②公民連携専門デスクを設置してはどうか。      ③その未来共創推進を行う公民連携専門デスクには、新しいアイデアと外と繋      がりを強化して未来を創っていきたい職員を募集するはどうか。 一般質問(個人) ■10番 柳田 守議員  1 くろべ市民交流センター運営及び市立公民館運用等について   (1)先に示された「くろべ市民交流センター管理運営実施計画」によると運営方式は      開業時においては市直営とし、一体的な運営を目指して全体を統括するため      組織とするため、センター長を置き、事務を掌理し所属職員を指揮監督すると      ある。まず直営に置ける組織体制と人員をどの程度見込んでいるか伺う。特に      センター核となる施設である図書館職員数と、うち司書資格を有する者      人数を聞きたい。合せて既存施設(市民会館・働く婦人家)指定管理者で      ある施設管理公社と関連を伺う。   (2)市民交流センターは、図書館を核として五つ事業分野が混在する複合施設と      考えるが、それぞれ分野別サービスに加え各機能が有機的に連携した新しい      発想や仕組みが生まれる「機能融合施設」を目指すとあるが、その優位性等を具      体的に伺う。   (3)使用料について伺う。現行市民会館、働く婦人料金体系を考慮し、ま      た、「黒部市公共施設使用料基本方針」に基づき適切な使用料設定を行うとある。      今条例案は、1時間単位分かり易い設定で安価な使用料と考える。一方、三      日市公民館利用者使用料については、地区社会教育活動は無料とし、それ      以外は有料と説明があった。そこで「地区社会教育活動」定義を改めて伺う。   (4)今回、市民交流センター設置条例提出に合わせ、「黒部市立公民館条例一部      改正条例」が提出された。これまで市立公民館の管理基準を緩和し、社会教育      活動を推進する機能に加え、住民や団体、企業等多様化するニーズに対応で      きる施設として運営を行うことを目途に新たに地区社会教育活動以外利用      に係る使用料を定めた。市民交流センター使用料同様1時間単位分かり易い      設定で安価な使用料と考えるが、「地区社会教育活動」定義を再確認したい。      また、使用料収受方法について各地区から懸念声もあったと聞くが、ど      ような実務を考えているか伺う。   (5)図書館が構築する新たな基本システムについて伺う。自動貸し出しや蔵書検索      等図書館システム更新は日進月歩と聞く。移転後新図書館特筆すべきシ      ステムを伺う。近隣図書館で採用されている「電子図書館」についても合わせて      聞きたい。また、過去質問で取り上げた蔵書予定数は、令和元年9月議会答      弁では開架図書約16万冊、閉架図書約9万冊、計25万冊予定とあったが、令和      3年12月議会では破棄すべき本除籍作業を進め、約22万冊と答弁であった。      現段階で開架・閉架を含め総蔵書数はどれ位を見込んでいるか伺う。   (6)今回の管理運営実施計画における事業プログラム事業分野として、平成31年      に定めた計画による「ビジネス支援機能」から「移住・人つなぎ支援」に振り替わっ      たが、これに至る経緯や狙い、組織体制及び市長思いについて伺う。  2 こども家庭センター設置及び子育て支援策充実等について   (1)本市において令和3年10月に市民福祉部こども支援課内に設置された子ども家      庭総合支援拠点概要及び体制並びに相談内容及び相談件数等を伺う。   (2)同じく平成28年4月に健康増進課内に設置された子育て世代包括支援センター      概要及び体制並びに相談内容及び相談件数等を伺う。   (3)令和6年4月に発足予定こども家庭センターに求められる機能や予定される      組織体制を伺う。厚労省指針(例示)ではセンター長や統括支援員その他      専門職員配置が必要と思うが現段階で構想人員数も合わせて伺う。   (4)こども家庭センター業務として、①児童及び妊産婦福祉や母子保健相談      等、②把握・情報提供、必要な調査・指導等、③支援を要する子ども・妊産婦等へ      サポートプラン作成、連絡調整、④保健指導、健康審査等が例示されてい      るほか、民間資源・地域資源と一体となった支援体制構築が求められている。      本市における具体的な方策等を伺う。   (5)全国的には、保護者へ養育支援が特に必要、保護者による監護が不適当な児      童、いわゆる要支援・要保護児童は約23万人、出産前において出産後養育支援      が必要な妊婦、いわゆる特定妊婦は約8千人とされる中さらなる支援充実が      求められるが、本市における現状と今後支援・取組について伺う。   (6)こども基本法は、令和5年4月こども家庭庁設置と相まって、従来、諸法      律に基づいて国関係省庁、地方自治体において進められてきたこどもに関す      る様々な取組を共通基盤となるものとして、こども施策を社会全体で総合的      かつ強力に実施していく包括的な基本法として制定された。国は「こども大綱」      を定め、都道府県及び市町村は、こども大綱を勘案して「こども計画」を定める      とあるが、取組状況及び内容、計画へ思いを伺う。   (7)新年度予算に示された子ども子育て施策に係る新規予算は、「黒部未来枠」      子育てしやすい街づくりとふるさと教育に掲げる①こども家庭センター設置準      備費(45万円)と②ふるさとキャリア教育事業推進費(35万円)に留まる。一      方、政府は「異なる次元」子ども関連予算に取組むとし、本年6月「骨太方      針」で少子化対策など子ども・子育て予算倍増に向け大枠を示したいとしてい
         る。これらは人口減少社会や少子化に打ち克つ最大施策であると考えるが、      本市における今後対策や市長思い、所見を伺う。 ■15番 木島信秋議員  1 観光政策強化について   (1)金沢市開催目的について   (2)金沢でシンポジウム成果について   (3)馳石川県知事と連携もあるか   (4)今後取組・発信について   (5)新川地域全体で取り組む必要性について   (6)関西圏情報発信拠点計画(梅田3丁目計画)について  2 防犯カメラ設置考え方について   (1)防犯カメラは分類すると、どのようなものがあるか   (2)本市全体で設置台数について      うち、(1)公共施設         (2)企業         (3)コンビニ・商業施設   (3)新川地域設置状況について      また、県警察署再編作業中であり、今こそ広域一体となって進めるべきであ      ると考えるがどうか   (4)経費について      イニシャル、ランニングコストはどれくらいか   (5)警察、市、自治振興会連携した運用が必要となるが、総合的な管理は市で行      うべきではないか ■8番 中野得雄議員  1 高齢者等行方不明対策について   (1)高齢者行方不明事案が報告されているが、予防・防止対策について、地区自      治振興会や民生委員・児童委員連携及び当市取組について伺う。   (2)早期発見を目的として、防犯カメラあるいはGPS等を活用すべきと考えるが当市      考えを伺う。   (3)黒部警察署と連携を密にし、安全ネットメール等周知を図ったりする事や、      高齢者不明事案が発生したとき市と警察・消防連携体制を整備すべきと      考えるが如何か。  2 市内消防団員について   (1)今年度、総務省通達により団員処遇改善が行われ改善が進められたが、すぐ      には団員不足解消とはならないかと考える中、更に当市独自支援策を行い対      策を図って行くべきと考えるが如何か。   (2)今後さらなる消防団支援として、団員活動拠点となる消防屯所を順次環境整      備し、女性隊員も活動している事を考慮しながら、女性用トイレ設置なども      配慮して行く事が大切と考えるが、当局考えを伺う。   (3)全国的にも団員不足は深刻な問題となっている。支援策として飲食店とタイア      ップして実施している「消防団支援事業」について当市実績と課題について      伺う。  3 宮野運動公園について   (1)桜の管理について、今年度整備実績と今後整備計画について伺う。また、      若栗地区へ通じる宮野運動公園から遊歩道整備について併せて伺う。   (2)議案第32号である、黒部市納骨堂条例一部改正で、納骨堂希望者へ対      応について伺う。   (3)既設施設「ハイツ宮野」を整備し、桜と絶景を有している地の利を生かし、通      年利用できるカフェ的な憩い場として整備しては如何か伺う。 ■3番 松倉孝暁議員  1 ワクチン接種について   (1)インフルエンザワクチン接種について      今後、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザ同時流行が懸念さ      れることから、高齢者重症化を防ぐとともに、医療機関負担を軽減するこ      とが重要である。昨今物価高影響を鑑み65歳以上方等を対象とする季      節性インフルエンザワクチン定期予防接種自己負担分助成額を増やせな      いか所見を伺います。   (2)新型コロナウイルスワクチン接種について      予定どおり5月8日に新型コロナ感染症が2類から5類へと分類移行がなされ      た場合、市としてどのような対応が予想されるか当局所見を伺う   (3)帯状疱疹ワクチンについて      帯状疱疹ワクチンについては不活性化ワクチン予防効果が97%と非常に優      れるが2回接種が必要なこと、合計で4万円と高額なことから接種をためら      われている状況ではないかと危惧しています。      全国でも50自治体以上自治体が助成をおこなっており、富山県では上市町      が1回あたり5000円を助成している状況も鑑み、本市においても積極的な      接種を呼びかけるためにもワクチンに対する助成ができないか伺います。  2 若者定住へ取組と教育環境整備について   (1)未来会議について      来年度は7回程度開催計画とある。住民参加型街づくりを期待しますが、      地元高校生を中心に開く未来会議があると良いと思うが、所見を伺います。   (2)インターンシップについて      実践型インターンシップがスタートした。形にはこだわりませんが高校生がよ      り自分将来設計を正しくできるよう職場を知る機会を提示していきたいと考      えますが、地元高校生にも地元魅力ある『人』また『企業』を知ってもらう      機会を作るため、短期でインターンシップをさらに水平展開できないか所見      を伺います。   (3)『新幹線通勤通学支援補助金』制度利用状況をお伺いします   (4)(仮称)くろべ市民交流センター活用について      移住・人つなぎ支援センターとは具体的にはどのような機能を果たすか伺い      ます。あわせて高校生にとっては交流センターはどのような期待を持ちうる      でしょうか伺います   (5)教育環境について      子供たち未来に可能なかぎり様々な選択肢を示していきたい。      新川広域圏内には正看護師資格を取ることできる教育施設はございません。      看護専門学校設置を求めていきたいが所見を伺います。      背景として黒部市には新川広域圏中心病院である黒部市民病院があり、学校      と職場が一体となり教育環境を作れる市強みがあるではないか。   (6)あわせて桜井高校普通科に看護コース設置可能性も県に求めていきたいが      所見を伺います。  3 広域観光について   (1)本市が取り組む広域観光効果について      2月23日金沢市において開湯100周年・北陸新幹線延伸シンポジウムが盛      大に行われました。会場はほぼ満席で私自身も多く学びを得られた有意義な      セミナーに参加させて頂きました。本市が取り組む広域観光はどのような経済      的な効果をもたらすとお考えでしょうか。所見をお伺いします。   (2)『かがやき』黒部宇奈月温泉駅停車を求める働きかけを
         2024年度春に北陸新幹線が敦賀まで延伸されます。黒部市にとっても首都圏・      さらには関西圏からも注目が集まる絶好PR機会です。      本年度春JRダイヤ改正で富山駅から東京駅まで所要時間は2時間6分と      なり、黒部宇奈月温泉駅から東京まで『かがやき』であれば2時間を切ることが      可能となります。この宣伝効果をワーケーション・観光振興・企業誘致等最大      限波及させていきたい。またこの波及効果は新川広域圏に及ぶことから、新川      広域圏で黒部市長を中心とする要望活動を行っていきたいと考えますが市長      所見を伺います。      1日1本だけないしDC期間のみ取り組み等可能性を追及していきたいと考え      ます。   (3)広域的なイベントを育成      市民交流センターでEスポーツイベント開催を提案したい。定期的なイベン      ト開催は、近隣市町から集客できた場合には街なか賑わい作りに大いに有      効であると考えます。また近年Eスポーツはフレイル予防としても大きく注目を      集めている。市民交流センターで定期的なイベント開催を賑わい拠点とし      て目玉施策をなにか作れないか所見を伺います ■5番 家敷誠貴議員  1 黒部市における在宅医療、看護について   (1)疾病を抱えても、自宅など住み慣れた生活場で療養し、自分らしい生活を      続けるためには、地域における医療・介護関係機関が連携して、包括的かつ      継続的な在宅医療・介護提供を行うことが必要であるが、黒部市における在      宅医療、訪問看護状況について伺います(在宅医療、訪問看護を行っている      医療機関、事業所、利用状況等)   (2)県内平均に比べ、新川地区、黒部市は訪問看護ステーション施設数、利用者      数が少ないが、原因をどのように考えているか。また、潜在的な利用希望者数      についてはどのように考え、把握しているか伺います。   (3)全国訪問看護利用者は増加しているが、黒部市内で在宅医療・訪問看護を行      っている施設は減少傾向にある、黒部市としてどのように考えているか。また、      黒部市民病院と連携はどのような状況か。黒部市民病院は在宅医療・訪問看      護についてどのように考えているか伺います。   (4)在宅医療・訪問看護は利用者自宅を訪問するため、移動ため燃料代や、      物価高騰が負担になっており、令和4年度より支援策を行っていると聞いている。      事業所から距離が遠い場合、利用者宅を訪問できる回数が少なくなる。現在      支援策に加え、サービス地域差を生じさせないためにも、遠方へ訪問した      場合支援策を行ってはどうか。   (5)厚生労働省「地域における医療及び介護を総合的に確保するため基本的な      方針」では市町村は、地域包括ケアシステム実現ため、都道府県と連携し      つつ、在宅医療・介護提供や連携に資する体制整備を図るとともに、高齢      者居住に係る施策と連携や地域支援事業等実施を通じて、介護予防及び      自立した日常生活支援を行うため体制整備を進めていくことが求められる      とあるが、2040年問題等、今後も少子高齢化が進む事が予想されるなかで、ど      ように地域医療を守るか、今まで以上に各事業所、団体等と連携を深め      る必要があるが、再度考えを伺います。 ■1番 橋詰真知子議員  1 保育所・認定こども園・幼稚園について   (1)幼稚園・認定こども園・保育所、これらはそれぞれに管轄が違い、設置方針が      異なっていることは理解しています。保護者側からみると、おおまかにわけ      ると、フルタイムで働く場合は「保育所」を選択し、働いていないかパートタ      イムなど働き方場合は「幼稚園」、そして、「認定こども園」は保育所時      間と幼稚園時間とがあることで、就労状況に変化があっても同一施設内で受け      入れてもらえるといった感覚を持っている人が多いが実情だろうと考えます。      保護者ニーズについて、市は把握されているか、また調査されたことがあ      るかお伺いします。   (2)さくら幼稚園令和5年度見込みは、3・4・5歳児いずれも1クラス、あ      わせて32人とこと。      それぞれクラスごと人数について、令和4年度現状、令和5年度見込      みをお伺いします。   (3)大布施地区内にあるさくら幼稚園が認定こども園になったら、中央小学校区内      を希望する家庭子ども受け入れ先が増えることになると考えますが、この      提案について所見をお伺いします。   (4)現状ままだと、今後も、人口が増えている地区では、同じ施設へ入所を希      望した家族子どもたちが、第1希望が叶わず、同じ施設に入れないという結      果が増える可能性があると思われます。そこで市は対策を講じるべきだと考え      ますが、見解をお伺いします。  2 「総合振興計画後期基本計画」について   (1)黒部市出身市長が、現在黒部市まちをどう感じ、この先をどう描いてい      らっしゃるか、市長所見をお伺いします。   (2)市長にとって、ご自身描く黒部未来像と黒部市総合振興計画とをどのよう      にとらえていらっしゃるか、その認識を市長にお伺いします。   (3)市町村はそれぞれに、風土や人気質も、規模や面積も人口も、さらには人口      比率や男女比も、さまざまに違っていて、それぞれ市町村ごとに、そのまち      に合うまちづくりをしているものと思っています。その違いこそがそれぞれ      市町村魅力であると私は考えています。      先進地事例をどんどん取り入れていたら、今ある黒部良さはどうなってしま      うでしょうか。市長見解をお伺いします。   (4)人も予算も限りがある中で、新しい事業をしていくにあたり、どのような職員      働き方をイメージしていらっしゃるか。市長所見をお伺いします。新し      く増えた事業数、減らす事業数、それぞれ数を伺います。   (5)未来会議やスクールミーティングという中学生と懇談会において出た意見を      「総合振興計画に反映させる」というような発言をなさったことについて、市      長見解をお伺いします。   (6)当初予定では、昨年10月頃に、審議会から市長に答申があり、12月定例議会に      上程される予定だったと思います。12月定例会に基本計画が議決されていれば、      総合振興計画に基づいて新年度予算や事業計画を策定し提案出来たというが      私認識です。この経緯について市長説明と見解をお伺いします。 ■17番 辻 泰久議員  1 北方領土問題について   (1)岸田総理は北方領土返還要求全国大会で、脇千島歯舞諸島居住者連盟理事長      墓参だけでもと要望に対して返答は「期待している」と事でありました。      このことに対して所見を伺う   (2)同大会で根室高校久保歩夢さんも、また富山市で開催された「北方領土日」      記念大会で作文も北方領土問題を全国に広めることと両国リーダーが話し      合いをして平和的に領土問題を解決することを訴えています。このことへ所      見を伺います   (3)1月13日と14日に元島民方々と座談会や北海道博物館右代学芸員らによる      「未来につなぐ北方四島歴史o文化」が開催され元島民体験や記憶を記録化      して後世に繋ぐと提案がありました。市長所見を伺う
      (4)特徴的なもの保存、継承、継承ため人材育成、四島に関する総合的な国      施設開設、領土問題国際的アピールなどを提言されたと伺っているが具体的      にどのようにされるか伺う   (5)戦後ソ連侵攻により四島を追い出された人々が故郷に帰った時住む場所がな      く、仕事すらなく引揚者たちに国が用意した北方住宅を後世に残さなければな      らないと思いますが市長見解を求めます   (6)残すためにはいろんな課題があると思いますが国力を借りるために黒部市      文化財に指定しなければならないと伺いました。是非ともまずは文化財として      指定していただくことを提案いたしますが市長見解を伺います  2 移住・定住について   (1)1月14日と1月15日東京ビッグサイトにおいて移住交流地域おこしフェアが開催      されました。県内ほとんど自治体が参加していますが本市が参加しなかっ      た理由を伺う   (2)今後参加する考えがあるか伺う   (3)2022年人口移動報告では東京都転入超過幅が3年ぶりに増加したと事であ      ります。本市状況を伺います   (4)本市から東京都や石川県等県外大学に進学する人はどれくらいいるか伺う   (5)特に、若い女性が都会へ流出すると伺っているが本市状況を伺う   (6)富山県には、若い女性が進学する大学や就職する場が少なく転出超過に繋がっ      ていると危惧するが、本市状況を伺う   (7)YKK本社機能一部移転現況を伺う   (8)(仮称)くろべ市民交流センターに移住促進専門部署を設けると事である      がその狙いを伺う  3 空き家対策について   (1)本市直近空き家等数また、その中に特定空き家等数はどれくらいある      か伺います   (2)特定空き家に認定されている空き家はそのまま放置すれば倒壊など著しく保安      上危険であると思うがなぜ解体して、整地されないか、いくつか原因があ      ると思うがなぜ解体されないか把握されているか伺う   (3)特定空き家所有者は、解体際に費用一部補助があることを知らない人が      いるではないか伺う   (4)解体したら土地固定資産税が上昇することから解体しないでいる人がいる      ではないか伺う   (5)空き家バンクへ登録が他市町と比べて大変少ないではないか伺う   (6)他自治体では除却後「住宅用地特例」相当分税額を3年間免除して早期除      却を促進すると事、本市でも除却促進ために特例を適用できないか伺う ■2番 野村康幸議員  1 消防団員確保に向けた取組や防災体制について   (1)黒部市消防団条例定数に対し現在実員数が何名であるか、また女性分団を      含め市内17分団で定数に達しているが何分団あるか、さらには災害支      援団員が何名おられるか最新正確な数字を伺う   (2)団員不足解消に向けて全国的見地からも入団年齢上限撤廃や定年延長など規      制等を緩和する動きが見られていますが、本市においても規制や条件緩和対      策を講じることを考えていないか伺う   (3)団員確保ため更なる取組を検討するお考えがあるであれば、まずは若年      層に対し興味関心を引くようなホームページ内容にリニューアルすることを検      討できないか伺う   (4)ホームページを幅広く周知する仕組み、例えば広報くろべにQRコードを掲載し      読み込んでいただくとか、黒部市公式LINEで告知をするとか、黒部版入団促進      キャンペーンと題し、チラシ及びポスターを作成し、口コミによる勧誘活動で      使用するなど取り組みを検討できないか伺う。   (5)近年では「学生消防団活動認証制度」があり、年々導入率が上がってきていま      すが本市においても導入に向けた検討を行うことが出来ないか伺う   (6)黒部市消防団に入団している方うち被雇用者は何名おられ全団員何割程度      になるか   (7)「消防団協力事業所表示制度」が、15年以上経過した現在、協力事業者数が30      社程度と普及率が悪いと考えますが、啓発活動より一層強化に努めると共      に、認定基準緩和あるいは明確化など対策を講じることが出来ないか伺う   (8)「消防団応援店」ような取り組みを広く深く周知することで市内店舗活      力に繋がると共に、消防団員加入促進に繋がっていくと考えますが、今後広く      深く周知することを検討できないか伺う   (9)総合振興計画後期基本計画においても防災対策における予防対応と初動対応に      重点を置き取り組むとはっきり明記されていますが、その概要について伺う   (10)避難行動重要性を市民に周知啓発するべく、黒部市防災計画や自主防災組      織育成支援など対策を講じておられるところですが、どこに何が備蓄され      ているかが一目でわかるような一覧表を市内各公民館をはじめとした公共施      設に配布・掲示することで更なる啓発に努めていくべきと考えますが所見を伺      う  2 観光政策について   (1)金沢市において開催されました「宇奈月温泉開湯100周年/北陸新幹線延伸シン      ポジウム」につきまして、今定例会市長提案理由中で『金沢市民を中心とし      た参加者へ金沢市、宇奈月温泉と関わり紹介と宇奈月温泉へ興味を持      っていただけた』と述べておられます。どのような観点からそのように思われ      たか、今シンポジウム全体所感と共に伺う   (2)今回金沢市で開催ということで全体集客数と黒部市民、金沢市民人数割合      について伺う   (3)100周年にちなんで100事業を予定しているや、100以上計画が決まったなど      話題も聞こえてはくるものの、現在いくつ事業が計画されていて、いくつ      事業が終わっているかが見えない部分があります。そこで、現在当局で把      握しておられる事業数に、いくつ計画があるかまたいくつが実施済みな      かを伺う   (4)記念式典など内容等についても伺う   (5)黒部宇奈月キャニオンルート現在工事進捗状況はどれくらいであるかを      伺う   (6)昨年12月定例会において黒部宇奈月キャニオンルートを通過するだけでなく、      黒部市内で宿泊し、周辺観光を楽しんでいただくなど滞在型観光を目指し      ているとご答弁を頂きました。さらに市内全域自然環境を利活用した着地型      旅行商品を関係各所と連携して取り組んでいくとご答弁されておられますが、      現段階で具体的な商品プランが出来ているか伺う   (7)次なる100年を見据える中で大きなイベントだけで終わらせるではなくイベン      トをきっかけに永年継続可能なコンテンツが必要だと考えますが、お考えを伺      う   (8)現段階でくろべ牧場まきば風55周年や黒部市合併20周年に対する記念式典や      イベント等を行う予定があるか伺う ■4番 長谷川恵二議員  1 第2次黒部市総合振興計画後期基本計画について   (1) いわゆるLGBTQへ差別解消に向けては、多様性尊重などというひと      言で済ませられるモノでなく、ロードマップ策定など具体的記載が必要では
         ないか。   (2)同じくパートナーシップ宣誓制度導入へはどういう道程を考えているか、      記載すべきでなかったか。   (3)本市は過去に非核平和都市宣言を採択しており、平和教育にも取組んでいるが、      これに対する言及が記されていないようだが、今後はどうするつもりなか。   (4)生地駅周辺活性化構想については、その費用規模からいっても個別論議が必      要と思うが、論議なしに今後期計画に載せるべき満足な理由はいまだに説明      されていない。あらためて問いたい。   (5)住民参加を拡大するというなら、上記生地駅構想など大規模な事業について      市負担が必要な場合は、全住民に意思を問う住民投票制度活用が不可欠と      思うが、どう考えるか  2 少子化・子育て支援対策と国民健康保険制度について   (1)国民健康保険税に均等割制度があるため、扶養家族となっている子ども人      数が増えれば増えるほど国保税も増え、扶養されている子どもが就業するまで      続くことになる。これでは少子化・子育て支援にならない。      黒部市で、国民健康保険税均等割が適用される子どもがいる家庭数とその      こども人数、適用される金額合計はいくらになるか。   (2)均等割はサラリーマンが加入している健康保険制度にはない。制度改善を国に      求める事が必要であると考えるが、どうか。      全国で均等割を廃止している自治体、減免制度を導入している自治体はいくら      あるか。   (3)全国知事会など地方団体は、国に均等割見直しを求めている。子育て支援      観点から言えば私はもっともな要求だと思う。      国制度改善を待つでなく、黒部市独自でできる均等割廃止や、子ども      多い世帯や一人親家庭子ども均等割免除、あるいは減免制度を導入する      ことが必要と考えるが、どうか。  3 高齢者医療・介護制度について   (1)黒部市で後期高齢者医療制度に加入しているは何名で、2割負担になった      は何名か、その負担総額はいくらか。   (2)政府は出産育児一時金を42万円から50万円に引き上げることを決めたが、その      財源を後期高齢者医療制度から拠出することも決めた。      そのため保険料値上げをすることになる。最終的には年収153万円を超え      る加入者、全体4割が対象になるといわれている。ただでさえ厳しい生活環      境にあり、新たな収入を求めにくい高齢者負担をさらに重くすることには反      対である。      黒部市後期高齢者医療制度加入者うち、負担増対象となるは何名で、      1年間総負担額はいくらか。富山県後期高齢者医療広域連合議員である市      長考えはどうか。   (3)居宅介護サービス利用前健康診断書について、厚労省事務連絡平成13年3月28      日付け文書が、2月28日に県介護保険担当部局より介護保険事務組合及び市      民福祉部宛に届いているはずだが、介護事業者や医療関係者に徹底されている      か。      共通診断書が廃止される4月1日以降、居宅介護サービス利用者は、必要ない      健康診断書をもとめられることはないか、確認したい。  4 道駅「KOKOくろべ」について   (1)市民から農林水産物直売所、出荷物少なさについて苦情をよく聞く。      開業前から「地域振興施設」農林水産物直売所へ出荷量が懸念されていたが      現在、どのような状況なか。   (2)令和元年に、「道駅(仮称)くろべ」について施設利用者数、収支予測、      経費等について目標が示された。開業後1年となる4月22日まで約1か月半      あるが、施設利用者数(年/約99万人)損益分岐点売上高(年/5億300万      円)客単価(人・日/1,030円)道駅に係る経費(年間/約4千万円)指定管理      従業員数(正規2・非正規3)となっている。それぞれ目標を達成できる      か。   (3)市民が待ち望んでいる、誘致ゾーン(北側)温浴施設、「湯屋FUROBAK      KA」が6月にオープン予定である。残る誘致ゾーン(南側)約0.8ha土地      利用予定はどうなっているか。  5 出し平ダム・宇奈月ダム連携排砂について   (1)今年度、出し平ダムで目標排砂量は約5万立米、想定変動範囲は約11万立      米であった。来年度排砂は、昨年8月~今年5月迄土砂堆積と、前年      度目標排砂量5万立米、想定変動範囲は約11万立米を合わせた土砂になる。      大量土砂を一度に排砂すれば、自然界に及ぼす影響が大きい。      土砂を6月~8月、年1回排砂とするではなく、一定出水たびに排砂      ・通砂を行うべきだと思うが、どうか。   (2)昨年連携排砂は、出し平ダムへ流入量が、中止基準流量を下回ったため、      連携排砂体制に入っていたが中止になった。      黒部川・富山湾を考える会皆さんは、出し平ダムへ流入量、中止基準流量      を下回るならば、上流ダム放水によって中止基準流量を確保すべきだと述べ      てきた。的を射た考えであると思うが、どうか。  6 黒部宇奈月温泉駅周辺整備について   (1)市民からは駅東、駅西も、市民がまったく期待していたように成っていないと      声が多くある。駅開業から8年、現在駅周辺をどの様に見ているか。   (2)2024年6月、関電黒部ルートが黒部宇奈月キャニオンルートとして一般開      放される。今後、新幹線や高速道路を利用して観光客も多くなると予想され      る。黒部宇奈月キャニオンルート開放に向け、黒部宇奈月温泉駅周辺整備を      準備していかなければならない。市長として考えはどうか。   (3)5年度予算に新幹線駅西側利用者利便ゾーン周辺整備事業予算7千5百万円が      計上されている。住民や元地権者から要望多い、西側利用者利便ゾーン、      駅東ロータリー、駅東芝生広場使用変更等は、住民声を反映すべきと思う      が、どうか。      民有地を買収すると事であるが、買収後使用はどうするか。 ■6番 古川和幸議員  1 運転免許自主返納と公共交通あり方について   (1)高齢者運転免許自主返納支援事業について      総合振興計画後期基本計画にもとづく自主返納支援事業(令和3年198名→令和      9年300名)具体的な取り組みについて伺う。   (2)高齢者運転免許自主返納支援事業支援メニューについてフリーパス券付加      価値(商店街等特定サービス・特典等)について伺う。   (3)地域公共交通計画について      将来を考えた地域交通ネットワーク整備推進について伺う。  2 移住定住・交流人口拡大について   (1)官民連携による移住定住施策について      今後県外向けPR活動施策について伺う。   (2)地域おこし協力隊について      令和5年度における地域おこし協力隊募集について伺う。又来年度における活      動内容について伺う。又本市が思い描く地域おこし協力隊ビジョンについて      伺う。   (3)移住定住における住まいについて      市営住宅(特定公共賃貸住宅)を利用して、移住者向け住宅として活用に
         ついて伺う。(入居要件緩和・家賃補助等)   (4)(仮称)くろべ市民交流センター内「移住・人つなぎ支援センター」活用に      ついて      移住定住促進と関係人口増加施策推進を強化していく中で、「移住・人つ      なぎ支援センター」活用方法について伺う。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――               開 会  宣 告   午前10時00分 ○議長(中村裕一君) おはようございます。本日、3月定例会が招集されましたところ、出席議員は、定足数に達しましたので、これより、令和5年第2回黒部市議会3月定例会を開会いたします。  これより、諸般報告を行います。  まず、議会閉会中、議員辞職を許可したので報告いたします。  去る、2月24日付で、「谷村一成君」から、4月富山県議会議員選挙黒部市選挙区へ立候補予定により、議員を辞職したい旨願い出がありました。  よって、地方自治法第126条規定により、2月24日、これを許可いたしましたので報告いたします。  次に、監査委員から例月出納検査11月分、12月分、1月分及び定期監査結果報告がありました。  お手元に配付したとおりであります。説明は省略をさせていただきます。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                   開    議   午前10時02分 開議 ○議長(中村裕一君) これより、本日会議を開きます。  本日議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条規定により、「中野得雄君」及び「大辻菊美君」を指名いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(中村裕一君) 日程第2、会期決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会会期は、本日から3月24日まで24日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。  よって会期は、24日間と決定いたしました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(中村裕一君) 日程第3、「議案第5号から議案第37号まで」並びに「報告第2号及び報告第3号」以上、35件を一括議題といたします。  市長から提案理由説明を求めます。  市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君登壇〕 ○市長(武隈義一君) 本日ここに、令和5年第2回黒部市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位ご参集を賜り、令和5年度予算をはじめ市政上重要諸案件につきましてご審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。  議案説明に先立ち、諸般状況等について申し上げます。  はじめに、最近経済情勢等について申し述べます。  令和4年10月から12月期国内総生産、いわゆるGDP速報値が2月14日に内閣府から発表されました。  物価変動影響を除く実質GDPが前期比0.2%増、年率換算では0.6%増となり、2期ぶりプラス成長に転じたところであります。この期間は、新型コロナウイルス感染状況が落ち着き、3年ぶりに行動制限がない年末を迎え、旅行や外食など個人消費が回復を見せたところでありますが、記録的な物価上昇が消費拡大足かせとなった状況が見受けられます。名目雇用者報酬は4期連続でプラスとなっておりますが、高水準物価上昇に追いついておらず、今後、個人消費が冷え込む懸念があると推測されている状況にあります。  このような状況下において、富山県を含む北陸地方経済情勢としましては、日本銀行金沢支店が発表した2月金融経済月報によりますと、生鮮食品を除く消費者物価は、令和4年12月において対前年比3.6%上昇しておりますが、個人消費や企業等設備投資が持ち直しや増加傾向にあることなどから、総じて「持ち直している」という昨年12月引上げ判断が据え置かれた状況であります。しかしながら、今後とも各種生活用品をはじめとする値上げといった物価上昇が予想されることから、その影響等について注視していく必要があると考えております。  一方で、新型コロナウイルス感染症対応に目を向けますと、今般、政府は、新型コロナウイルス感染症法上位置付けを、本年5月8日から季節性インフルエンザと同様に「5類」に引き下げる決定を行いました。これにより、これまで感染拡大期等に実施されてきた人流行動制限が行われなくなることなどから、「ウィズコロナ」を前提とした対策を講じつつとは考えますが、今年上半期以降、人的交流や経済的活動がコロナ禍以前状況に少しでも回復することで、経済状況を押し上げる効果に期待するところであります。  こうした中、本市におきましては、地域経済に資する新たな取組として、「黒部市経済連絡会議」並びに「実践型インターンシップ事業」を本年2月からスタートさせたところであります。  黒部市経済連絡会議については、市内地域経済関係団体連携を図り、経済状況変化を把握し機動的な対応を図るとともに、それぞれが抱える課題や実情を共有し、その課題解決や地域経済発展ため議論場として、さらには国、県各種機関等から地域経済活性化に資する情報を提供してもらい共有する場、即ち、プラットホームとして機能するべく、今後、定期的に開催していくものであります。  また実践型インターンシップ事業につきましては、2月13日から3月20日まで間、市内受入企業2社ご協力もと、企業が抱える経営課題に対し、全国から募集した大学生4名と企業経営者とが協働して課題解決に取り組む事業であります。学生にとっては、課題解決能力を高めたり、職業観醸成や黒部を好きになってもらうことが期待でき、企業にとっては、日頃取り組みたくても取り組めない課題解決に取り組むとともに、若者受入れ方を学ぶことができます。また黒部市全体として考えても関係人口を増大させるとともに、成果報告会を通じ外部人材活用方法、若者と接し方を共有するなど、成果をもたらすものと考えております。  本市といたしましては、引き続き、国等各種経済指標を注視しつつ、国や県動向に呼応した対応を講ずることはもとより、これら新たな取組を通じ、市経済活性化に努めてまいりたいと考えております。  次に、スポーツについて申し述べます。  とりわけバレーボールに目を向けますと、本市をホームとし、女子Vリーグ1部に参戦するKUROBEアクアフェアリーズが、今シーズンレギュラーラウンドにおいて今日まで通算8勝を挙げており、目標とするリーグベスト8を狙える位置にあります。  先月2月18、19日には、市総合体育センターでホーム最終戦を迎えところですが、残念ながらホーム最終戦を勝利で飾ることはかないませんでした。  しかしながら、今シーズンにおいては、ゲームを接戦に持ち込み、セットを奪取するなどチーム力が向上している状況にあります。是非とも、一つひとつ勝利を積み重ね、目標をクリアしていただきたいと考えておりますので、市民皆さま力強いご声援をよろしくお願い申し上げます。  次に、観光振興について述べます。  去る2月23日に、黒部市主催、金沢市共催で金沢市において「宇奈月温泉開湯100周年/北陸新幹線延伸シンポジウム」を開催いたしました。当日は、会場となった金沢市アートホールがほぼ満席となるほど好評で、女優室井滋さんをゲストにお迎えし、私や、かねてより親交あった村山金沢市長、南里富山県地方創生局長、河田宇奈月温泉自治振興会長、濱田宇奈月温泉旅館協同組合理事長をパネリストとし、これもかねてより親交ありました高見北國新聞・富山新聞論説委員コーディネートにより、宇奈月温泉開発に携わった金沢市にゆかりある偉人功績を顕彰しながら、今後宇奈月温泉と金沢市と観光施策に関する連携について討論させていただきました。  その討論中で、金沢市と宇奈月温泉は意外と時間的距離が短いことや芸術創造センターを中心とする絵画や音楽活動など他温泉地では見られない文化・芸術活動が盛んなこと、北陸新幹線延伸や「黒部宇奈月キャニオンルート」一般開放に伴う富山県取組、また令和6年3月には金沢市21世紀美術館で「黒部峡谷」をテーマとした日本画展を開催したいと考えていることやアンサンブル金沢といった音楽活動交流可能性などについて紹介させていただきました。  今回シンポジウムを通じて所期目的であった金沢市民を中心とした参加者皆さまへ金沢市、宇奈月温泉と関り紹介と宇奈月温泉へ興味を持っていただけたと思っており、関係皆さまには感謝申し上げるとともに、各種報道機関においても本企画を取り上げていただき、その認知度向上に寄与したものと考えております。今後も引き続き、金沢市を含む広域観光施策を積極的に推進してまいりたいと考えております。  次に、令和5年度予算編成基本方針について申し上げます。  まず、国方針といたしましては、新型コロナウイルス感染症に対応するとともに、デジタル変革へ対応やグリーン化推進、地方へ流れ強化等による活力ある地域づくり推進、防災・減災、国土強靭化を始めとする安全・安心なくらし実現など、持続可能な地域社会実現等に取り組む必要があるとされたところであります。このことを踏まえ、国地方財政対策においては、地方安定的な財政運営に必要となる一般財源総額について、令和4年度地方財政計画水準を下回らないよう実質的に同水準が確保されたところであります。  このような中、本市令和5年度財政といたしましては、歳入では、業況回復等により市民税や固定資産税など増収が見込まれ、税収は令和4年度予算を上回るものの、普通交付税と臨時財政対策債とを合算した実質的な普通交付税は、公債費減や地方消費税交付金増収等影響により減少すると想定することなどから、一般財源総額は、前年度と同水準程度になると見込んでおります。  また、歳出につきましては、社会保障関係経費増加ほか、近年大型事業による市債等継続発行に伴う公債費や企業会計等へ繰出金などが依然として高い水準にあります。さらに、新型コロナウイルス感染症対策や原油価格・物価高騰対策に加え、時代要請に的確に応えるため、デジタル化や脱炭素社会形成に取り組む必要があり、引き続き厳しい財政状況が続くものと見込んだところであります。  こうした厳しい財政状況ではありますが、予算編成に当たっては、第2次総合振興計画及び各種計画着実な推進を基本とするとともに、地方移住意識高まり、リモートワークや複業普及といったコロナ禍による社会変化をチャンスに変えていくことを意識して取り組んだところであります。  特に、施策重点化と「選択と集中」による財源配分に向け、4つ取組を重点事業として掲げたところであります。  1つ目は、「住む人が輝き、人が人を呼び込む」まちづくり政策推進であります。私が公約で掲げた施策推進ため、予算特別枠として「黒部未来枠」を設け、新たなまちづくりに向けた取組を推進したいと考えております。  2つ目は、新型コロナウイルス感染症対策及び原油価格・物価高騰対策等推進であります。感染症防止ため各種施策ほか、デジタルを軸とした地域経済活性化などアフターコロナを見据えた取組、さらには、物価高騰影響を受けた生活者や事業者をきめ細かに支援してまいりたいと考えております。  3つ目は、デジタル化一層推進であります。市民サービス向上と業務効率化を図るため、市デジタル化推進PT(プロジェクトチーム)における検討内容を反映したデジタル化取組を推進してまいります。  4つ目は、脱炭素化推進であります。2050年までカーボンニュートラル実現に向け、バイオマス活用推進、再生可能エネルギー導入や森林整備ほか、省エネ化に係る取組を推進してまいります。特に公共施設等建物照明をはじめ、防犯灯、道路照明灯などLED化については、令和5年度から複数年をかけて集中的に取り組んでまいりたいと考えております。  これら基本方針をもとに予算を編成した結果、予算規模は、一般会計につきましては、218億7,200万円で、前年度と比較して1.0%増となり、また、特別会計と企業会計を加えた予算総額では、465億4,656万2千円で、前年度と比較して0.6%増となっております。  それでは、令和5年度主要施策概要につきまして、本議会に提出しております総合振興計画後期基本計画に掲げる6つまちづくり基本方針に沿って、その内容をご説明申し上げます。  まず、第1方針「自然と共生し、安全で安心して暮らせるまちづくり」についてであります。  自然環境保全につきましては、引き続き、着実に取り組むとともに、立山黒部ジオパーク活動等を通して、黒部自然景観魅力を再発見し、観光振興や地域づくりにつなげるよう推進してまいります。  河川・海岸環境保全と整備につきましては、関係機関と連携により、災害に強く、自然生態系に配慮した河川改修や海岸整備を促進するとともに、海岸防災林保全と整備に取り組んでまいります。  森林環境保全と活用につきましては、グリーン化推進に向け、間伐等森林整備により、二酸化炭素吸収や土砂災害防止など多面的機能を維持・発揮させるとともに、豊かで美しい里山再生整備に取り組んでまいります。  水保全と活用につきましては、全国屈指水に恵まれた環境を将来にわたって守り伝えるため、保全意識高揚を図るとともに、「名水里くろべ」まちづくりを推進してまいります。  脱炭素・循環型社会形成につきましては、地球温暖化対策実行計画策定や公共施設等照明LED化ほか、小水力発電やバイオマスエネルギー有効活用など、脱炭素化に向けた取組を強化してまいります。  防災・消防体制充実につきましては、地域ぐるみで取り組む火災予防や防災意識醸成を図りながら、地域防災力向上と大規模災害発生時における迅速な初動体制構築に万全を期してまいります。また、指定緊急避難場所と指定避難所に関する再検証や外部専門講師を招いた「防災まちづくり講演会」を実施するほか、田家公民館避難収容室整備を進めてまいります。  交通安全・防犯対策充実につきましては、交通事故や盗難被害、消費者被害等を未然に防ぐため意識啓発ほか、交通安全看板等整備や防犯カメラ設置などに取り組んでまいります。  次に、第2方針「地域活力を生み出す産業育成まちづくり」についてであります。  人材面から産業活性化なかでも外部人材活用につきましては、都会複業人材と市内企業とマッチングを支援し、市内企業課題解決や生産性向上などを進める複業人材活用事業やワーケーション促進事業に取り組むほか、全国大学生が市内企業で課題解決に取り組む実践型インターンシップなどを実施してまいります。課題解決型関係人口を増加させていくことにより、地域活性化を図ってまいりたいと考えております。そのためコーディネート機能を強化してまいります。  働き方改革・雇用確保につきましては、企業人材確保や人材定着、女性活躍に向け、UIJターン等就職支援ほか、企業枠を超えた従業員交流会や女性活躍ロールモデル、すなわちお手本となる人物を知り学ぶことができる女性交流会開催に取り組んでまいります。  農林水産業振興につきましては、農業者や畜産農家、漁業者に対し、物価高騰による負担を軽減するため引き続き支援するほか、市内観光業と連携した農林水産物ブランド化確立・強化を推進します。また、ICT技術等を活用したスマート農業や経営面積拡大に向けた支援に加え、黒部産野菜等ブランド力向上や無農薬・無肥料自然栽培へ取組を支援してまいります。担い手確保としましては、農業においては、都会からテレワーク等で訪れた人材と農業をマッチングさせる半農半X事業や、漁業においては、先進地であります宮城県石巻市団体協力を得ながら、担い手確保・育成にも取り組んでまいります。  商工業振興につきましては、先ほど申し上げました経済連絡会議を設置し、市内経済情勢把握や課題を共有し、機動的な支援を講じていくことで、地域経済活性化に取り組んでまいります。また、商店街空き店舗活用や新たな開業・起業取組に対する支援につきましては、支援策要件緩和を図りながら取組を強化してまいります。  観光振興につきましては、山、里、川、海がそろう恵まれた地域資源を活かし、来訪者満足度を高める魅力創出を行い、世界に誇れる国際観光・交流都市として多く人々に選ばれ続ける観光地づくりに努めてまいります。また、宇奈月温泉開湯100周年事業や黒部ルートが「黒部宇奈月キャニオンルート」として一般開放されることを契機として、長野から能登、石川、金沢へとより広域的な観光ルート発信に努めるほか、金沢市と観光連携や新川地域全体で周遊を促進するため、サイクリング観光整備にも取り組んでまいります。  また、本市が誇る鮮魚をはじめとした食材、スポーツや文化資源と観光をより強く結びつけることを意識して施策を展開してまいります。  次に、第3方針「都市基盤充実した住みやすいまちづくり」についてであります。  魅力あるまちづくりとその見える化につきましては、都市計画マスタープランや立地適正化計画見直し検討状況を見える化しながら、市民皆さまと一緒にまちづくりについて考えてまいります。  公共交通対策推進につきましては、地域実情に応じたバス交通網最適化と運行を支援していくほか、市民皆さま暮らし足を確保していくため路線バス延伸やスクールバス空き時間活用検証や福祉輸送と連携などにより、出かけやすい街・出かけて楽しい街づくりに取り組んでまいります。  道路整備につきましては、主要幹線や生活道路整備を計画的に進めるほか、雪に強いまちづくりとして、除雪体制強化と除雪機械増強に取り組んでまいります。  市街地・住宅整備につきましては、区画整理事業を継続していくほか、市営住宅長寿命化など住環境整備に取り組んでまいります。  公園・緑地整備につきましては、宮野運動公園野球場グラウンド改修など公園施設長寿命化計画に基づき、安全で快適に利用できるストックマネジメントに取り組んでまいります。  水道整備につきましては、安全なおいしい水を安定供給するため、老朽管更新と水源施設整備に努めるとともに、施設老朽化が進む地区組合簡易水道上水道へ統合などにより水道普及率向上を図ってまいります。  下水道整備につきましては、より効果的で効率的な整備手法を検討しながら、下水道整備率向上を目指すとともに、管渠整備や処理施設長寿命化を推進してまいります。  次に、第4方針「健やかで笑顔あふれる、ぬくもりあるまちづくり」についてであります。  保健・医療充実につきましては、健康づくり推進体制充実を図り、生活習慣病予防強化や病気になる前から健康相談実施に努めるほか、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援体制を敷いてまいります。また、新川地域医療拠点であります市民病院につきましては、引き続き、医師など医療スタッフ確保と育成に力を注ぐとともに、高度医療機械更新や手術支援ロボット導入等を計画的に進め、安全安心な医療を提供してまいります。  地域福祉充実につきましては、市民一人ひとり暮らしと生きがいづくり、地域共生社会実現に努めるほか、多様な団体と連携・協働、ネットワーク化を推進し、包括的な支援体制強化に取り組んでまいります。  高齢者福祉充実につきましては、高齢者サークル活動等による社会参加と生きがいづくりを促進するため、コミュニティ交流拠点であります公民館機能強化を図るほか、暮らしサポート便実証運行など高齢者が出かけやすくなる施策を推進してまいります。また、介護事業所における人材確保・定着を支援してまいります。  障がい者福祉充実につきましては、地域社会で障がい者が自立した生活を送れるよう、自立支援や生活支援事業を推進してまいります。  子育て支援充実につきましては、こども家庭センター設置に向けた準備を進めるほか、(仮称)くろべ市民交流センターに子育て支援センターを移設することで、出産、子育て環境更なる充実に取り組んでまいります。長期的には、多様な機関による重層的な相談支援体制、相談しやすい体制を築いてまいります。  また、物価高騰による影響を軽減するため、民間保育所等給食材料費や電気料金に対して引き続き支援するほか、保育施設老朽化へ対応や快適な保育環境確保ため整備に取り組んでまいります。  次に、第5方針「豊かな心と生きがいを育み、人が輝くまちづくり」についてであります。  家庭教育充実につきましては、相談体制充実や親学び推進リーダーなど指導者育成に引き続き取り組んでまいります。  学校教育充実につきましては、物価高騰による影響を軽減するため、保護者が負担する学校給食費に対して支援するほか、地域特色ある活動をされている方々を講師に迎え、児童生徒が、地域社会や地元企業等に対する理解を深めるとともに、課題を発見し、自分にできることを考えて行動する力を育てるため、ふるさとキャリア教育を推進してまいります。また、学校教育向上にむけた教員働き方改革などを推進するとともに、KUROBE型地域部活動拡充に取り組んでまいります。
     青少年健全育成につきましては、青少年育成団体活動支援などに引き続き取り組んでまいります。  生涯学習推進につきましては、市民が集い学ぶ文化・交流拠点である(仮称)くろべ市民交流センターをはじめ、公民館や図書館など各種公共施設を活動場として、誰もが自主的に、自分に合ったスタイルで学ぶことができるよう学習機会充実を図ってまいります。  芸術文化振興につきましては、優れた芸術に親しむ機会を幅広く充実させるため、各種芸術文化活動へ支援を行うほか、指定文化財や郷土芸能・伝統行事保存・継承ため、指定文化財保存会等へ支援に取り組んでまいります。  スポーツ振興につきましては、拠点施設である総合体育センター長寿命化に向け取り組むとともに、市民ひとり1スポーツ推進とスポーツによる交流人口増加に向けて各種大会やイベント等充実に努めてまいります。特に、コロナ禍で実現しなかった令和3年度市制施行15周年記念大相撲黒部場所開催につきまして、改めて令和5年度に招致し、市民をはじめ県民皆様に楽しんでいただくとともに、宇奈月温泉開湯100周年とあわせて広く本市PRにも活用してまいりたいと考えております。  国際化へ対応につきましては、海外姉妹都市・国際友好都市と交流を引き続き推進してまいります。  次に、第6方針「市民と行政がともに支えるまちづくり」についてであります。  市内外と連携・交流促進につきましては、移住定住・関係人口拡大に向け、官民連携による施策推進や独身男女出会い創出ほか、地域おこし協力隊による地域活性化取組や空家情報提供・支援に取り組んでまいります。特に、移住支援と関係人口増加施策推進を強化するため、(仮称)くろべ市民交流センター内に、「移住・人つなぎ支援センター」を設置し、市内・市外人材と市内人材・企業等とマッチング・コーディネートを行っていきます。  市民・NPO等と協働・共創推進につきましては、先ほども申しましたが市民が自由に参加し、本市将来について我がこととして捉え、考え、議論する場として、黒部市未来会議開催ほか、市民が考えた新しい取組を応援するマイプロジェクト発表会開催など、住民参画まちづくりに取り組んでまいります。  コミュニティ維持・強化につきましては、(仮称)くろべ市民交流センターや地区公民館を、人と人とが出会うコミュニティ交流拠点として機能強化に取り組んでまいります。  特に、(仮称)くろべ市民交流センターでは、図書館、三日市公民館、子育て支援センターに加え、協働パートナーとして、ボランティア団体や市民公益活動団体が連携することで、相乗効果を生み出す機能融合事業、即ちクロスアシスト事業に取り組んでまいります。  開かれた行政へ取組につきましては、市ホームページ、公式LINE、SNS等による情報発信を行うとともに、黒部市未来会議や地区要望会等を通して市民把握に努め、市政へ反映等を推進してまいります。  人権尊重と男女共同参画推進につきましては、市民人権が等しく尊重され、差別がなく、それぞれ幸せを追求することができる社会実現に向け、児童に関する権利を含めた人権教育、啓発活動等に取り組んでまいります。  デジタル化推進につきましては、公民館等Wi-Fi整備や図書館ICシステム導入など市民利便性向上に向けた取組ほか、被災者再建支援システム導入など災害時も想定した業務効率化による行政サービス向上に取り組んでまいります。  計画的行政運営推進につきましては、公共施設適正配置に努め、簡素で効率的な行政運営を推進してまいります。  健全財政推進につきましては、財政運営指針に基づく財務規律堅持と市勢発展ため投資とバランスを保ちながら、持続可能な財政運営に取り組んでまいります。  次に、歳入予算うち、主なものについてご説明申し上げます。  まず、一般会計におきましては、市税収入として77億8,100万円を計上しております。各税目見積りにあたりましては、新型コロナウイルス感染症影響やこれまで本市経済動向に加え、地方財政対策などを総合的に勘案し計上したところであります。  地方交付税につきましては、地方交付税総額や本市基準財政収入額及び基準財政需要額動向などをもとに、見込み得る額を計上しております。  国及び県支出金につきましては、事業内容、採択見通しなど精査、把握に努め、それぞれ事業に見合った額を計上しております。  地方譲与税や地方消費税交付金、地方特例交付金など各種交付金につきましては、国地方財政対策などを基礎として積算し、計上しております。  市債につきましては、公共事業など財源として必要な額を計上したほか、国制度による財源対策として臨時財政対策債を発行することとしております。  以上、歳入状況でありますが、なお不足する額につきましては、財政調整基金及び減債基金繰入れをもって編成したところであります。  また、特別会計、企業会計につきましても、それぞれ見込み得る財源ほか、一般会計から繰入れをもって財源調整を行ったところであります。  続きまして、令和4年度補正予算について申し上げます。  まず、先議としてお願いしております議案1件についてご説明申し上げます。  一般会計補正であり、歳入、歳出それぞれ800万円を追加し、歳入、歳出それぞれ総額を236億5,066万円とするものであります。  県11月補正予算において設定されたゼロ県債は、事業実施時期平準化及び景気浮揚を目的として県単独農業農村整備事業が予算化されたところであります。これに呼応すべく、本市においても村椿地区及び前沢地区農道舗装について、農作業が本格的に始まる前早期発注、早期完成につなぐことができるよう、取り組んでまいりたいと考えておりますので、どうぞ慎重ご審議上、本日、適切なるご決定を賜りますようお願いを申し上げるものであります。  次に、先議をお願いしております議案以外議案についてご説明申し上げます。  まず、一般会計補正についてでありますが、歳入、歳出それぞれ4,118万7千円を減額し、歳入、歳出それぞれ総額を236億947万3千円とするものであります。  歳出主なものとしましては、国第2次補正予算や県補助金追加採択に伴い土地改良事業費等を計上したほか、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合分担金事業費確定に伴う減額や新型コロナウイルス感染症影響により中止や規模縮小となったイベント等事業費減額を計上しております。その他、ふるさと黒部サポート寄附推進事業費追加や、ふるさと納税等寄附金各基金へ積立を計上したほか、昨年12月に臨時経済対策費として普通交付税が追加交付されたことに伴う財源更正などを計上しております。  歳入としては、当初予算で計上している財政調整基金繰入金2億円を1億円へ減額するほか、地方交付税、分担金及び負担金、県支出金、寄附金並びに繰越金追加や国庫支出金、繰入金、諸収入及び市債減額を行うものであります。  継続費補正は、市民交流センター整備事業年割額を変更するものであります。  繰越明許費補正は、年度内に完了しない見込み事業費を翌年度に繰り越して執行しようとするものであります。  国民健康保険事業特別会計につきましては、保険基盤安定などにかかる一般会計から繰入金追加に伴い、歳入を更正するものであります。  後期高齢者医療事業特別会計につきましては、後期高齢者広域連合へ納付金追加など、所要額を計上するものであります。  発電事業特別会計につきましては、売電収入追加に伴い、一般会計繰出金及び基金積立金を追加計上するものであります。  フィッシャリーナ事業特別会計につきましては、令和4年度事業実績等により、減額するものであります。  専決処分は、令和5年1月31日に実施した除雪対策事業費補正予算承認をお願いするものであります。  次に、予算関係以外議案につきまして、その概要を申し上げます。  まず、新規条例制定議案として、現在、市内三日市地内において建設中(仮称)くろべ市民交流センター設置及び管理運営に関し、必要な事項を定めます「黒部市くろべ市民交流センター条例」ほか3件を提出しております。  また一部条例改正議案として、放課後児童クラブ等において利用者送迎などで自動車を運行する場合に、利用者乗降車時に所在確認を義務化する規定等整備を行う、「黒部市放課後児童健全育成事業設備及び運営に関する基準を定める条例一部改正」ほか12件を提出いたしております。  さらに、その他議案といたしましては、令和5年度から向こう5年間を計画期間として定めます「第2次黒部市総合振興計画後期基本計画」について、ほか1件及び報告案件が2件であります。  以上、本日提出いたしました議案等につきまして、その概要を申し上げました。なお、詳細につきましては、本会議、委員会等でご説明申し上げます。  何とぞ慎重ご審議上、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕 ○議長(中村裕一君) 日程第4、「議案第5号」を議題といたします。  議案細部説明を聞くため、暫時休憩いたします。  全員協議会を開催しますので、ご関係方は、第1委員会室にお集まり願います。   休  憩  午前 10時42分   再  開  午前 11時00分 ○議長(中村裕一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第4議事を継続いたします。  これより、「議案第5号」について質疑を行います。質疑は、ありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  これより、「議案第5号」について、委員会付託を行います。  ただいま議題となっております、「議案第5号」は、お手元に配付してあります「議案付託表」とおり、所管常任委員会に付託いたします。  各常任委員会開催ため、暫時休憩いたします。  総務文教委員会及び産業建設委員会を開催しますので、総務文教委員会に出席される方は第1委員会室へ、産業建設委員会に出席される方は第2委員会室へそれぞれお集まり願います。   休  憩  午前 11時02分   再  開  午前 11時20分 ○議長(中村裕一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第4議事を継続いたします。  「議案第5号」を付託した各常任委員審査結果について、各委員長から報告を求めます。  まず、総務文教委員報告を求めます。総務文教委員長、大辻菊美君。             〔総務文教委員長 大辻菊美君登壇〕 ○総務文教委員長(大辻菊美君) 本委員会に付託されております、「議案第5号所管部分」について、慎重に審査を行いましたので、その結果についてご報告申し上げます。  「議案第5号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)所管部分」は、原案を可とすることに決定。  以上、審査結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。           〔総務文教委員長 大辻菊美君自席に着席〕 ○議長(中村裕一君) 次に、産業建設委員報告を求めます。  産業建設委員長、柳田 守君。             〔産業建設委員長 柳田 守君登壇〕 ○産業建設委員長(柳田 守君) 本日、本委員会を開催し、委員互選を行った結果、委員長に私が選任されたであります。  その後、本委員会に付託されております、「議案第5号所管部分」について、慎重に審査を行いましたので、その結果についてご報告申し上げます。  「議案第5号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)所管部分」は、原案を可とすることに決定。  以上、審査結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。            〔産業建設委員長 柳田 守君自席に着席〕 ○議長(中村裕一君) ただいま委員長報告に対する質疑を行います。  質疑は、ありませんか。               〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。  これをもって、質疑を終結いたします。  これより、討論を行います。討論は、ありませんか。               〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) 討論なしと認めます。  これをもって、討論を終結いたします。  これより、採決を行います。  「議案第5号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第9号)」を起立により採決いたします。  本件に対する各委員報告は、原案を可とするものであります。  各委員報告とおり、決することに賛成諸君起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○議長(中村裕一君) 起立全員であります。  よって、「議案第5号」は、原案とおり可決されました。以上で、本日日程は終了いたしました。  お諮りいたします。
     議事都合により、3月2日及び3日並びに6日から9日まで6日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。  よって、3月2日及び3日並びに6日から9日まで6日間は、本会議を休会とすることに決しました。  なお、3月4日及び5日2日間は、市休日でありますので休会です。  3月10日は、午前10時開議、会派代表及び各議員による提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問を予定しております。  提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問通告書は、6日、正午まで提出願います。  本日は、これをもって散会いたします。   散会 午前11時25分...