塩尻市議会 > 2021-09-24 >
09月24日-05号

  • "特別会計歳入歳出決算"(/)
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  1. 塩尻市議会 2021-09-24
    09月24日-05号


    取得元: 塩尻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-26
    令和 3年  9月 定例会          令和3年塩尻市議会9月定例会会議録                 第5号---------------------------------------            令和3年9月24日(金曜日)---------------------------------------               議事日程(第5号)                         令和3年9月24日午前10時開議第1.追加提出議案説明 議案第23号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第7号) 報告第15号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について第2.議案質疑、委員会付託 議案第23号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第7号) 報告第15号 損害賠償の額の決定の専決処分報告について第3.委員長審査報告、質疑、討論、採決 議案第1号 令和2年度塩尻市一般会計歳入歳出決算認定について   第2号 令和2年度塩尻市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について   第3号 令和2年度塩尻市奨学資金貸与事業特別会計歳入歳出決算認定について   第4号 令和2年度塩尻市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について   第5号 令和2年度塩尻市国民健康保険楢川診療所事業特別会計歳入歳出決算認定について   第6号 令和2年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について   第7号 令和2年度塩尻市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について   第8号 令和2年度塩尻市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について   第9号 令和2年度塩尻市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算認定について   第10号 塩尻市建設工事費補助条例等の一部を改正する条例   第11号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例   第12号 塩尻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例   第13号 塩尻市医学生奨学資金貸与条例   第14号 人権擁護委員の候補者の推薦について   第15号 塩尻市過疎地域持続的発展計画について   第16号 市道路線の廃止及び認定について   第17号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第6号)   第18号 令和3年度塩尻市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)   第19号 令和3年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)   第20号 令和3年度塩尻市国民健康保険楢川診療所事業特別会計補正予算(第1号)   第21号 令和3年度塩尻市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)   第22号 令和3年度塩尻市水道事業会計補正予算(第1号)   第23号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第7号)第4.議員提出議案審議 議会第1号 塩尻市議会会議規則の一部を改正する規則     ------------------------------◯出席議員(17名)    1番  牧野直樹君             2番  樋口千代子君    3番  赤羽誠治君             4番  平間正治君    5番  小澤彰一君             6番  篠原敏宏君    7番  中野重則君             8番  横沢英一君    9番  西條富雄君             10番  青柳充茂君    11番  金子勝寿君             12番  山口恵子君    13番  古畑秀夫君             15番  中村 努君    16番  丸山寿子君             17番  柴田 博君    18番  永田公由君◯欠席議員(なし)◯欠員(1名)     ------------------------------◯説明のため出席した者 市長          小口利幸君   副市長         米窪健一朗君 教育長         赤羽高志君   代表監査委員      高砂礼次君 総務部長        横山文明君   企画政策部長      高砂進一郎君 市民生活事業部長    大槻正弘君   健康福祉事業部長    百瀬公章君 産業振興事業部長    百瀬 敬君   産業振興事業部長    上條吉直君 (産業政策・観光担当)         (農政・森林担当) 建設事業部長      細井良彦君   生涯学習部長      胡桃慶三君 こども教育部長     青木正典君   水道事業部長      塩原恒明君 会計管理者       徳武 勝君   秘書広報課長      塩原清彦君     ------------------------------◯事務局職員出席者 事務局長        小松秀典君   事務局次長       小澤秀美君 事務局係長       酒井千鶴子君     ------------------------------            本日の会議に付した事件議事日程(第5号)記載事件のとおり                              午前10時00分 開議     ------------------------------ ○議長(牧野直樹君) 皆様、おはようございます。 ただいまの出席議員は17名で定足数を超えておりますので、これより本会議を再開し、直ちに会議を開きます。 お手元の議事日程により議事に入ります。     ------------------------------ △日程第1 追加提出議案説明 ○議長(牧野直樹君) 日程第1 市長から追加議案が提出されておりますので、議案に対する説明を受けることといたします。 議案第23号及び報告第15号の2件を一括して議題といたします。件名はお配りの議事日程に記載してあるとおりであります。これより議案について説明を求めます。 ◎副市長(米窪健一朗君) 〔登壇〕 おはようございます。御指名をいただきましたので、本議会に追加議案として御提案をいたしました議案につきまして、その概要を御説明いたします。 追加議案は、予算案件1件、報告案件1件の計2件でございます。 まず、予算案件につきまして御説明申し上げます。 議案第23号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第7号)につきましては、歳入歳出ともに1億7,380万6,000円を増額し、予算総額を317億3,211万9,000円とするものであります。 歳出の内容でございますが、商工費では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けまして、売上げが減少した中小企業者等のうち、国の月次支援金、県の特別応援金を受給することができない企業者等を対象に、市独自の応援金を支給するもの。 災害復旧費では、本年8月の大雨により被災した農業施設、林業施設など災害復旧に要する経費について、先に専決処分をさせていただいた一般会計補正予算(第5号)に加えて、新単独事業分を補正するものでございます。 歳入につきましては、国庫支出金、繰越金及び市債を増額するものでございます。 次に、報告案件につきまして御説明いたします。 報告第15号 損害賠償の額の決定の専決処分報告につきましては、公用車で走行中、切り返しのために後進した際、相手方自宅敷地内の車止めポールに接触し、破損した損害賠償の額の決定につきまして、去る9月10日に専決処分いたしましたので、報告をするものでございます。 以上が追加議案の概要であります。何とぞよろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(牧野直樹君) この際、議案調査のため午前10時15分まで休憩といたします。 なお、議案質疑は所定の文書により午前10時10分までに通告願います。                              午前10時05分 休憩                            -----------                              午前10時15分 再開 ○議長(牧野直樹君) それでは、休憩を解いて再開いたします。     ------------------------------ △日程第2 議案質疑、委員会付託 ○議長(牧野直樹君) 日程第2 これより各議案に対する質疑を行います。 議案第23号及び報告第15号の2件を一括して議題といたします。 議案第23号について、質疑を行います。 発言の通告はありませんが、よろしいでしょうか。----ないので、以上で議案に対する質疑を終結いたします。 この際申し上げます。議案第23号については、お配りしてあります委員会付託案件表のとおり、担当委員会に付託いたします。 次に進みます。お諮りいたします。報告第15号は日程を変更し即決したいが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、報告第15号は即決することに決定いたしました。 次に、報告第15号について質疑を行います。 発言の通告はありませんが、よろしいでしょうか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。 報告第15号については、議決案件ではありませんので、以上により報告を受けたこととして処理をいたします。 委員会審査のため、暫時休憩いたします。                              午前10時17分 休憩                            -----------                              午前11時00分 再開 ○議長(牧野直樹君) それでは、休憩を解いて再開いたします。     ------------------------------ △日程第3 委員長審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(牧野直樹君) 日程第3 これより各委員長から審査報告を求めることにいたします。 議案第1号から第9号までの9件を一括して議題といたします。予算決算常任委員長の報告を求めます。 15番 中村 努さん。 ◆予算決算常任委員長(中村努君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、予算決算常任委員会に付託されました議案第1号から第9号までの各議案における審査の結果を御報告いたします。 当委員会は、9月15日から17日まで及び21日の4日間開催し、9件のうち、議案第1号から第6号までは全員一致をもちまして、原案のとおり認定すべきものと決しました。 そのうち議案第1号 令和2年度塩尻市一般会計歳入歳出決算について、自由討論で出されました意見を関連した質疑を交え、御報告いたします。 まず、普通会計の概要について。新型コロナ感染症対策により、大変大きな決算となったが、有利な起債を活用し、健全性が保たれた。 また、財政調整基金は他市と比較すれば潤沢にあるが、経常収支比率は89.8%ということで、使える財源は決まっているが、手元には内部留保があるという状態である。少子高齢化社会を支えることを考えると扶助費が上がることが想定されることや、災害対策のため財政調整基金は多いにこしたことはないが、社会保障の充実に向けた投資も考えてほしいなどの意見がありました。 また、質疑の中で、有利な起債について、令和2年度末の起債残高287億円余のうち、交付税措置される額の質問があり、臨時財政対策債が134億円余で交付税措置率100%、合併特例債が39億円余で措置率70%、過疎対策債が7億円余で措置率70%などで、おおよそ残高の7~8割が交付税措置されると見込んでいるとの答弁がありました。 次に、予算編成への意見として、令和2年度決算を振り返り、もっと身近な事業を機動的に柔軟な予算対応が必要であったのではないかと考える。また、コロナ禍という災害級の事態となり、予算編成時には見込めなかったものが年度内で急速に進行した。決まったことを適正に事業執行することはもちろん大事だが、市民の声を反映できたかというと、限界を感じた。日々変化する課題に対し常に問題意識を持って、現場から制度改革の必要性を議会に対しても提案してほしい。 また、全方面にわたる予算づけは必要だが、重点化あるいは特化するといっためり張りをもう少しつけてほしい。住民生活に密着した部分はしっかりやり、累積されている生活上の課題を解消していくより仕方がないと思うので、今後も継続していってほしいなどの意見がありました。 質疑の中では、道路等維持事業について、より充実した予算確保が必要との質問があり、令和2年度の実質単年度収支は1.5億円の黒字を確保できた。財政調整基金30億円の確保、地方債残高抑制などを盛り込んだ財政フレームの中で検討する。 また、令和3年度予算編成においては、確かな暮らし未来につなぐ創造事業として5,000万円の特別枠を設け、令和4年度においても、道路維持などの新規提案事業を検討しているとの答弁がありました。 また、市内の高齢化率についての報道があり、南部の高齢化率は高く、北部は生産年齢人口が多いということがくっきりとしている。合併振興基金も含め、比較的、帳簿上ではあるが使える財源はあるので、積極的に将来必要なものに対し、ある程度投資をしながら社会保障の準備をしていただきたい。との意見がありました。 次に、コロナ禍の事業執行についての意見として、誰も経験したことのないコロナ禍の中で、定額給付金事業やマスクの配布事業、ワクチン接種計画策定事業など、本市の特性を持った力を発揮し、他市に誇れる事業ができた。経済対策として、雇用調整助成金融資あっせんプレミアム商品券の各事業をスピード感ボリューム感を持って行われ、事業者からおおむね良好な評価をいただいている。 また、生活困窮者対策として、住居確保給付金ひとり親家庭給付金など、市民への手当ができたと思う。 また、思いがけないコロナ禍により、子どもたちが人とのつながりの蓄積が少なくなった中で、様々な取組をしていただいたことが評価できる。そのような子育てや社会福祉事業は、塩尻のブランドであり財産でもあるので、良さを生かすとともに固定概念にとらわれず、柔軟な人材の活用を図ってほしい。などの意見がありました。 その他事業についての意見として、令和2年度決算の中の台風災害や今年度の8月豪雨被害について、実際には国・県の所管する部分が多い。市民の日常の不自由さを必ずしも反映したものではないが、砂防堰堤、しゅんせつ工事、樹木の伐採など、一定の効果が出ていると思う。これからも予防的に国・県と協力していきながら、事業化に反映させてほしい。 また、テレワークやMaaSといった次世代の塩尻市の魅力を生み出すことができた。 また、企画部門の事業が非常に多くなっていると思う。企画と財政が同一部であるので、スピード感もあり、効率的な事業執行ができる。一方、ある程度軌道に乗った段階で他の事業課へ移行する事業もあると思う。そのようなことを見据えて、全庁的に目標に向かって取り組んでいくことも重要である。企画部門だけに偏らない進め方になるよう見直しを図っていったらどうかなどの意見がありました。 次に、議案第7号から第9号までの剰余金の処分及び決算認定については、全員一致をもちまして可決及び認定すべきものと決しました。 以上を申し上げまして、予算決算常任委員会の審査報告といたします。 ○議長(牧野直樹君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。まず、議案第1号から第6号までの6件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも認定すべきであるとするものであります。委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、以上6件は委員長の報告のとおり認定することに決定いたしました。 続いて、議案第7号から第9号までの3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案可決及び認定すべきであるとするものであります。委員長の報告のとおり原案可決及び認定とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、以上3件は委員長の報告のとおり原案可決及び認定することに決定いたしました。 次に、議案第10号を議題といたします。総務産業常任委員長の報告を求めます。 7番 中野重則さん。 ◆7番(中野重則君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、総務産業常任委員会に付託されました議案第10号について、審査の結果及び経過について御報告を申し上げます。 当委員会は、9月14日に開催し、慎重審査の結果、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第10号 塩尻市建設工事費補助条例等の一部を改正する条例につきましては、行政手続における申請者の負担軽減及び行政事務の効率化を図るために、押印及び署名の見直しを行うことに伴い必要な改正をするものとの説明を受け、委員より、署名ではなく記入などと規定されている場合は、自署しなくてもよいということかとの質問に、例規上では記名と署名を書き分けている。記名はパソコン等でもよい。署名の規定を削除することで、自署ではなくパソコン等で作成してもよいという運用になるとの答弁がありました。 委員より、民間と行政のやり取りに係る押印の扱いはどうなるのかとの質問に、契約に係るものが主になるが、契約書には押印が残り、見積書や請求書は押印廃止となるとの答弁があり、委員より、領収書はどうか。民間同士でも同様の扱いになるようなら、区の会計監査等にも影響があると思うので、区長に周知してほしいとの質問に、国のマニュアルでは、契約の最終的な意思確認文書である契約書は押印を存続し、契約に基づく請求書や領収書は押印廃止という整理をしており、本市もそれに準ずることとなる。補助金等の交付の際に、事業経費に係る領収書の添付を求めることが多いが、領収書の押印のみをもって真証性を判断するわけではない。銀行の振込書の控えなど、押印に代わる確認手続があれば押印は不要であるとの答弁があり、これを了承いたしました。 以上を申し上げまして、総務産業常任委員会の審査報告といたします。 ○議長(牧野直樹君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第10号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号から第13号までの3件を一括して議題といたします。社会文教常任委員長の報告を求めます。 5番 小澤彰一さん。
    ◆5番(小澤彰一君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、社会文教常任委員会に付託されました議案第11号から第13号までの3件について、審査の結果及び経過について報告いたします。 当委員会は9月13日に開催し、慎重審査の結果、全員一致をもちまして、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第11号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、内閣府令の一部改正に伴い、子ども・子育て支援法の規定により、主に施設運営の財政支援として給付費を支給するために、市が確認のため定める基準等を改正するものである。特定教育・保育施設等が記録作成などを行うもので、書面等によることが規定されているものについて、当該書面等に換えて電磁的記録により行うことができるようにする。その提供方法としては、メール送信、ホームページからのダウンロード、CD-ROM等による交付を規定している。また、保護者に対し電磁的方法の種類及び内容を示し、承諾を得ること、電磁的方法を受けない旨の申出がある場合は、これを行わないことなどを規定しているという説明を受けました。 委員より、重要事項を電磁的方法で交付するとのことだが、セキュリティ対策は行っているのか。個人情報はどのように扱われるかという質問に対し、これは市の基準を定めたものであり、市でシステムを用意するものではなく、各施設が対応するものである。保護者及び園児の情報については、必ず保護者の同意を得ることになっているとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第12号 塩尻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、厚労省の基準省令「家庭的保育事業設備及び運営に関する基準」の一部改正に伴い必要な改正を行うもので、家庭的保育事業者等が記録作成などを行うもので、書面によることが規定されている、または想定されているものについて、書面に換えて電磁的記録により行うことができるようにするもの。改正の目的は議案第11号と同様、保護者の利便性及び業務効率の向上にあるという説明を受けました。 委員より、家庭的保育事業とはどういう施設を指すのか。また、市内には幾つあるのかという質間に対し、定員19人以下の小規模保育事業所のことで、市内には4園あるとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第13号 塩尻市医学生奨学資金貸与条例につきましては、制定の理由は、市民が安心して医療を受けられる地域医療体制を整えるために、将来にわたって地域医療を支える人材を育成することを目的として、医学生等を対象とした奨学資金貸与制度を設立することに伴い新たな条例を制定するもので、貸与の対象者の条件、貸与の額、貸与の償還方法と償還免除・減免規定などを盛り込んでいるという説明を受けました。 委員より、貸与条件について親元に住所登録があれば、松本圏域外の中学・高校に在籍しても申請の要件を満たすか。また、中高6年間とした理由は何かという質問に対し、市内在住の親元に住民登録があれば、通学でも寮生活でも要件は満たす。中学・高校の6年間としたのは、自分の将来を考える時期であり、中学入学前に転入した子どもにも夢を与えるためとの答弁がありました。 また、委員より、償還免除の条件について、市内在住、市外在住で、医師として従事する年数は同じか。産婦人科医として従事する医療機関は、分娩施設のある施設と外来のみの施設と区別はあるかという質問に対し、在住地が市の内外であっても貸与期間と同年数が対象となり、違いはない。また、産科医としては、分娩施設のある医療機関で従事することを想定しているとの答弁がありました。 また、委員より、どのくらいの利用者を見込んでいるかという質問に対し、同様の制度のある他市の利用状況から考え、年間数件程度の申請を想定しているとの答弁があり、これを了承しました。 なお、委員より、医師確保について、この奨学金制度を一つの施策と考え、地域医療体制の充実については、体系立った政策の検討を求める。また、市内に病院、特に産婦人科を開業することへの支援の検討を求めるとの要望があったことを申し添え、社会文教常任委員会の審査報告といたします。 ○議長(牧野直樹君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第11号から第13号までの3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、以上3件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号を議題といたします。社会文教常任委員長の報告を求めます。 5番 小澤彰一さん。 ◆5番(小澤彰一君) 〔登壇〕 社会文教常任委員会に付託されました議案第14号 人権擁護委員の候補者の推薦についての審査結果及び経過を報告します。 議案第14号は、全員一致をもって同意すべきものと決しました。 審査の主な経過について申し上げます。 議案第14号 人権擁護委員の候補者の推薦については、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるもので、委員10人のうち3氏が令和3年12月31日に任期満了となることに伴い、小野計江氏、森川房代氏、伊藤広茂氏の3氏を推薦するとの説明を受けました。 委員より、市内での差別的事案は見られるかとの質間に対し、あからさまな差別や中傷といった相談はないが、インターネット上での誹謗中傷は頻発しているとの答弁がありました。 また、委員より、委員の地区別、男女別の偏りはないかとの質間に対し、市内10地区からの推薦であるため、地区の偏りはなく、男女別では女性6名、男性4名となっているとの答弁があり、これを了承しました。 以上を申し上げ、社会文教常任委員会の審査報告とします。 ○議長(牧野直樹君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第14号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案同意であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意されました。 次に、議案第15号及び第16号の2件を一括して議題といたします。総務産業常任委員長の報告を求めます。 7番 中野重則さん。 ◆7番(中野重則君) 〔登壇〕 総務産業常任委員会に付託されました議案第15号及び第16号について、審査の結果及び経過について御報告を申し上げます。 議案第15号及び第16号につきましては、全員一致をもちまして、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第15号 塩尻市過疎地域持続的発展計画につきましては、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が令和3年4月1日から施行されたことに伴い、地域の持続的発展に関する基本的な事項、目標、施策などを令和3年度から令和8年度までを計画期間とする塩尻市過疎地域持続的発展計画を新たに定めることについて、同法第8条第1項の規定により議会の議決を求めるものとの説明を受け、委員より、6年間の経過措置ということだが、過疎債を活用する際には、これまでと同じような条件なのかとの質問に、経過措置6年間における過疎債借入れの上限は約5.5億円となる見込みである。この金額は過去の5年の実績値から算定されてくるものである。この5.5億円の範囲内で実施計画の補正や第六次総合計画上で優先順位をつけて計上していきたいとの答弁があり、委員より、この計画はこの6年間、言わばみなし過疎に指定してもらうためにつくるのか、それとも計画案に記載のような目標、そういう地域にしていくこと、どちらが主眼なのかとの質問に、経過措置期間以外も過疎地域が発展していくことが法律の趣旨であり、本市としても市全体で取り組んでいく考えである。ただ、6年間の優先経過措置期間は有利な起債が活用できるので、事業の優先順位をつけて活用していくとの答弁がありました。 また、委員より、目標として記載している楢川地区総人口は、市全体でも減少が見込まれるのと同様に現状よりも減少するという目標となっているが、その考え方はどうかとの質問に、平成27年度の国勢調査結果を基にした社会保障・人口問題研究所が推計した5年ごとの数値がある。令和7年及び令和12年の推計人口から、計画目標年度の令和8年の値を2,188人と割り出したものである。奈良井宿や木曽漆器といった全国に発信できるブランドもあり、BYAKU Naraiなどを拠点とした交流人口、関係人口の創出の取組も新たに推進するなど、コミュニティ活性化の取組を積極的に行うことによって人口の維持を進めていきたいとの答弁がありました。 委員より、高齢者の足の確保あるいは買物支援などが楢川地区において課題であるため、交通施設の整備、交通手段の確保という点で、デマンド型の送迎サービスなどはどうかとの質問に、楢川地区の公共交通については、本計画では通勤・通学、観光客の誘客など、障害となっている課題を捉え、JR等に改善を要望しながら、地域振興バスなどで満足度の高いサービスを検討していくと記載している。個別の具体やアクションプランについては、公共交通網の計画などで検討していくとともに、地域のデジタルトランスフォーメーションという観点からも、民間の企業との連携により模索していきたいとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第16号 市道路線の認定及び廃止につきましては、市道10路線を廃止し新たに15路線を認定することについて、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものとの説明があり、委員より、4025号線の区画整理地内の既存市道部分は廃止してよいのかとの質問に、区画整理事業の仮換地作業が現在進んでいる。この作業が完了した段階で、使用収益の停止により区画整理計画地の土地の管理が組合に移り、廃止した市道部分も組合の管理となるとの答弁があり、これを了承いたしました。 以上を申し上げまして、総務産業常任委員会の審査報告といたします。 ○議長(牧野直樹君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第15号及び第16号の2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、以上2件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号から第23号までの7件を一括して議題といたします。予算決算常任委員長の報告を求めます。 15番 中村 努さん。 ◆15番(中村努君) 〔登壇〕 御指名がございましたので、予算決算常任委員会に付託されました議案について、審査の結果を御報告いたします。 議案第17号から第22号までは9月21日に、議案第23号 令和3年度塩尻市一般会計補正予算(第7号)は本日開催し、慎重審査の結果、全員一致をもっていずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上を申し上げまして、予算決算常任委員会の審査報告といたします。 ○議長(牧野直樹君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第17号から第23号までの7件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、以上7件は原案のとおり可決されました。     ------------------------------ △日程第4 議員提出議案審議 ○議長(牧野直樹君) 日程第4 これより議員提出議案の審議を行います。 提出議案はお配りしてありますとおりであります。 お諮りいたします。議会第1号については、委員会付託を省略し即決したいが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、議会第1号については委員会付託を省略し即決することに決定いたしました。 議会第1号を議題といたします。提案理由の説明を求めます。 13番 古畑秀夫さん。 ◆13番(古畑秀夫君) 〔登壇〕 御指名がございましたので、議員提出議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。 議会第1号 塩尻市議会会議規則の一部を改正する規則につきましては、標準市議会会議規則の一部が改正されたことなどにより必要な改正をするもので、請願書への請願者の「押印」について、「署名又は記名押印」に改めるものです。 以上、よろしく御審議いただき、決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(牧野直樹君) 補足説明はありませんか。----ないので、質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議会第1号を採決いたします。 お諮りいたします。議会第1号を原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(牧野直樹君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 以上をもって、本定例会の日程は全部終了いたしました。 この際、市長から挨拶をお願いいたします。 ◎市長(小口利幸君) 〔登壇〕 閉会の御挨拶を申し上げます。去る8月31日に招集いたしました塩尻市議会9月定例会につきましては、本日をもって閉会となります。今回御提案申し上げました令和2年度塩尻市一般会計歳入歳出決算認定をはじめ、各議案につきましては、いずれも原案のとおりお認めいただきありがとうございました。 一般質問並びに委員会審査等を通じていただきました御意見につきましては、今後の市政経営にでき得る限り反映してまいりたいと考える次第でございます。 現在も最大の課題でありますところの新型コロナウイルス感染症の対応につきましては、感染者数が全国的に一定の減少傾向にはございます。県内においても今月14日に医療警報が解除されました。一方で、引き続き感染の押さえ込みが必要であることから、一部の地域を除き県下の感染警戒レベル4、新型コロナウイルス特別警報Ⅰは継続されており、第6波も懸念されることから、市民の皆様方には感染防止対策の徹底を改めてお願いするとともに、一層の警戒感を持ちながら、引き続き状況に応じた的確な対応を講じてまいります。 また、ワクチン接種の対応についてでありますが、県が示す11月末までの接種完了を目指し、塩筑医師会等と連携を図り、希望する市民の皆様へのワクチン接種が一日でも早く完了するよう、全庁を挙げて努めてまいります。今定例会でお認めいただきました関連事業につきましても、スピード感を持って推進するとともに、今後も国・県の動向に注視し、引き続き的確な施策を講じてまいります。 終わりに、各議員の今後一層の御健勝と御活躍を御祈念申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。御苦労さまでございました。 ○議長(牧野直樹君) 以上をもちまして、過ぐる8月31日から25日間の会期をもって開催されました令和3年塩尻市議会9月定例会は、これをもって閉会といたします。 誠にお疲れさまでした。                              午前11時36分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和3年9月24日                         塩尻市議会議長  牧野直樹                         塩尻市議会議員  中野重則                         塩尻市議会議員  横沢英一                         塩尻市議会議員  西條富雄...