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07月05日-04号

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  1. 姶良市議会 2022-07-05
    07月05日-04号


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    令和 4年 6月定例会(第2回)令和4年第2回姶良市議会定例会議事日程第4号                       7月5日(火)午前9時30分 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一般質問                        │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和4年第2回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前 9時30分  ││    令和4年7月5日(火)本会議      ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 4時30分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│堀  広子 │出 │ 9│有川 洋美 │出 │17│新福 愛子 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 2│峯下  洋 │出 │10│小田原 優 │出 │18│竹下日出志 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 3│桃木野幸一 │出 │11│谷口 義文 │出 │19│大坪 祐輔 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 4│益森 隆史 │出 │12│馬場 修二 │出 │20│笹峯  桜 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 5│萩原 哲郎 │出 │13│和田 里志 │出 │21│宇都陽一郎 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 6│湯元 秀誠 │出 │14│犬伏 浩幸 │出 │22│国生  卓 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 7│塩入 英明 │出 │15│松元 卓也 │出 │23│上村  親 │出 ││    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 8│森川 和美 │出 │16│岩下陽太郎 │出 │24│小山田邦弘 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  24人       欠席 0人              │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐│ 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 竹中 裕二 │  事務局次長 │ 原口 理恵 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │市民生活│北野 靖往 │消 防 長│原口 浩幸 ││ 第121条 │    │      │部  長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│宮田 昭二 │保健福祉│向江 美喜 │水道事業│桃木野 靖 ││ めの出席者 │    │      │部  長│      │部  長│      ││ の職氏名  ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │教 育 長│小倉 寛恒 │農林水産│田代 信彦 │総 務 部│堂路 温幸 ││       │    │      │部 長 兼│      │次 長 兼│      ││       │    │      │蒲生総合│      │財政課長│      ││       │    │      │支 所 長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│髙山 八大 │建設部長│有江 浩文 │総 務 部│塩屋 重信 ││       │    │      │    │      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │庁舎建設│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部長│今別府浩美 │教育部長│塚田 佳明 │総 務 部│岸園 克己 ││       │    │      │    │      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │危  機│      ││       │    │      │    │      │管監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企 画 部│松岡  力 │教 育 部│湯田 広美 │保  健│増田 秋夫 ││       │次 長 兼│      │次 長 兼│      │福部│      ││       │企画政策│      │教育総務│      │健康増進│      ││       │課  長│      │課  長│      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│中島 信子 │水道事業│若松 耕市 │選挙管理│小倉  章 ││       │部次長│      │部次長│      │委会│      ││       │市民課長│      │施設課長│      │委 員 長│      ││       │    │      │    │      │    │      ││       │    │      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│前薗 智雄 │保  健│有田加代子 │選挙管理│福留 真司 ││       │部次長│      │福部│      │委会│      ││       │長 寿 ・│      │子ども│      │事務局長│      ││       │障害福祉│      │らい課長│      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │農林水産│萩原 安信 │総 務 部│村田 康弘 │教 育 部│堀之内正文 ││       │部次長│      │工事監査│      │教  育│      ││       │林務水産│      │課 長 兼│      │総 務 課│      ││       │課  長│      │工  事│      │課長補佐│      ││       │    │      │監監│      │兼 施 設│      ││       │    │      │    │      │係  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建 設 部│師玉 保之 │企 画 部│猪俣 志郎 │    │      ││       │次 長 兼│      │次 長 兼│      │    │      ││       │土木課長│      │高等教育│      │    │      ││       │    │      │機関企画│      │    │      ││       │    │      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建 設 部│川崎 久志 │企 画 部│中園 隆男 │    │      ││       │次 長 兼│      │地域政策│      │    │      ││       │建築住宅│      │課  長│      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               7月5日 ○議長(小山田邦弘君) これから本日の会議を開きます。(午前9時30分開議) ○議長(小山田邦弘君) 本日の会議は、配付しております議事日程のとおりであります。 ○議長(小山田邦弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は5名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、5番、萩原哲郎議員の発言を許します。 ◆5番(萩原哲郎君)     登      壇  皆さん、おはようございます。志成会の萩原です。台風4号も軌道を変え、鹿児島市民は一安心ですが、他の地域に災害が起きないことを願っております。 傍聴席に足をお運びいただきました皆様、足場の悪い中、ありがとうございます。新型コロナウイルスの感染がなかなか収まりませんが、我々一人一人がルール、約束を厳守し、感染させない対策が必要ではないでしょうか。 では、一般質問に入らせていただきます。 質問事項1、姶良ニュータウン空き家対策について。昨年の台風で、西姶良自治会周辺の住宅等に飛散した瓦礫等で被害が発生した。今年も台風シーズンが迫ってきている。今までに空き家対策の要望を何回となく自治会、地域住民と行ってきた。進展しない要因は何か問う。 要旨2、今回心配されるのは、屋根上の設置である太陽熱温水器の落下と住宅等の倒壊に伴う瓦礫等の飛散被害である。市として、台風が来る前に対策を取るべきと思うが、考えを問う。 質問事項2、総合運動公園整備、宿泊施設について。今年3月に多目的広場が完成し、全体的にバランスのよい運動公園が完成した。色々な競技のウォーミングアップ場としても利用できると思うが、人工芝グラウンドと陸上競技場から多目的広場へ下る階段の設置はどうなっているのか問う。 要旨2、来年10月には、かごしま国体も開催されるが、西側の出入口の道路整備はどうなっているのか問う。 要旨3、体育館駐車場前のトイレと陸上競技場横のトイレは、和式で手すり等も完備していない。今後の整備計画を問う。また、市が所有している施設(学校関係を含む)の和式トイレから洋式トイレへの改善率を問う。 要旨4、以前はサンピアあいら、クロネコヤマトホテル等の宿泊設備で賄ってきたが、現在、姶良市には宿泊施設が不足していると思う。来年10月には、かごしま国体も開催され、姶良市もゴルフ、ライフル射撃、バスケット等の開催場所にも指定され、多くの来場者も見込まれる。現在、市の宿泊施設の件数と収容人数を問う。 要旨5、合宿キャンプを行うチームは、競技施設内か近くの宿泊施設・キャンプ場施設等を好む。総合運動公園には、宿泊施設・合宿キャンプ施設等が整っていないが、今後の設置の考えはないか問う。 質問事項3、姶良ニュータウンの整備等について。姶良ニュータウンの沈砂池、以前はきれいに整備されていたが、近年、整備が整っていない。自治会の環境衛生部から、沈砂池の雑草の繁茂や土砂の堆積は、衛生上悪いため除去の要望があったと思う。また、豪雨時にたまった雨が、万が一、漏れないように、安全安心を考慮すれば、繁茂や土砂の堆積除去も必要性が高いと思うが、考えを示せ。 要旨2、今後、住居表示を順次、取り替える方向で準備を進めていくとのことであったが、その後の進捗状況を問う。 要旨3、側溝蓋の隙間は、現在、木材等での仮補修のままである。コンクリートで補修していくとのことであったが、進捗状況を問う。 質問事項4、新型コロナウイルス感染症対策の市長発言について。(1)ゴールデンウイーク前の新聞等で、4月26日、県内感染者が過去最多の974人を記録。姶良市内でも26、28日、障がい者施設などでクラスター(感染者集団)が発生したにもかかわらず、市長は、4月28日、5月7日に市内の飲食店にて、それぞれの市民十数人と会食していた。市は、大型連休期間の新型コロナウイルス感染症対策として、大人数の会食を控えるよう市民に呼びかける市長メッセージを出していたにもかかわらず、「29日から5月5日までがゴールデンウイークと捉えている。その期間の会食は控えた」と説明している。このような説明では市民は納得できない。言い訳発言としか捉えるしかありません。いかなる場合でも市民へのお願いは自らも守るべきである。 今後、市民には、ホームページ、インターネット等で謝罪する旨であったが、市民に分かりやすい新聞・市報等での謝罪は考えていないか、お伺いいたします。 あとは一般質問席から質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。萩原議員のご質問にお答えします。 1問目の姶良ニュータウン空き家対策についての1点目のご質問にお答えします。 さきの施政方針で申し上げましたように、本市におきましても、空き家等につきましては、少子高齢化や世帯構成の変化に伴い、増加傾向が続いている状況であります。 特に、市内に点在する管理不十分な空き家等は、防災、防犯、衛生、景観等、周辺住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることは認識しております。現在、市では、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づいて、倒壊など周辺に危険を及ぼすおそれのある建物の所有者等に対し、早期の対応を求める通知書を送付しております。 状況が進展しない要因として、所有者等の相続上の事情、空き家等の解体にかかる経費など、様々な要素が関係していると考えられます。 2点目のご質問にお答えします。ご質問のような空き家の状況でも、適切な管理は所有者等の責務であることから、所有者等が撤去すべきものと考えており、危険性を回避するための緊急的な対応を要する行為であっても、個人の財産に対し、市が手を加えることは困難であると考えます。市としましては、引き続き、地域住民の不安の解消や安全性の確保に向け、所有者等に早期の対応を求めてまいります。 次に、2問目の総合運動公園整備、宿泊施設等についての1点目のご質問にお答えします。総合運動公園につきましては、リニューアル工事が昨年度完了しましたので、人工芝グラウンドと陸上競技場から多目的広場へ下る階段の設置や、軽微な整備につきましては、利用形態に合わせて随時検討してまいります。 2点目のご質問にお答えします。総合運動公園西側出入口の敷地内道路の整備につきましては、工事車両の利用や経年劣化も見られることから、舗装補修を行うなど、適正な維持に努めてまいります。 3点目のご質問にお答えします。体育館駐車場前のトイレにつきましては、洋式トイレに改修できるよう、今回の補正予算において提案を行っているところです。また、陸上競技場横のトイレにつきましても、洋式化に向けた改修ができるよう検討してまいります。市有施設のトイレにつきましては、大便器総数1,879基のうち、洋式が922基で、洋式化率は49.1%であります。令和元年6月時点と比較して10.9ポイント上昇しております。 4点目のご質問にお答えします。現在、市内には9つの宿泊施設があり、宿泊可能人数は、627人となっております。 5点目のご質問にお答えします。総合運動公園につきましては、平成28年度から昨年度まで、フットボールセンターや陸上競技場等の整備を行い、リニューアルに努めてきております。また、多目的広場、子ども広場、駐車場整備のため、総合運動公園北側の傾斜地を盛土することで、敷地の有効活用を図ってまいりました。総合運動公園内において宿泊施設や合宿キャンプ施設等を整備することにつきましては、盛土工事も含め、多額の費用がかかることから、今のところ考えておりません。 次に、3問目の姶良ニュータウン内の整備等について、1点目のご質問にお答えします。姶良ニュータウンの沈砂池につきましては、梅雨などの大雨が予想される前に目視点検を行っております。昨年に比べますと、雑草の繁茂や土砂の堆積が多く確認できますが、機能上の問題はないと考えております。 今後も、沈砂池の機能を発揮できるよう、適切な維持管理に努めるとともに、土砂しゅんせつ等について、実施可能な補助事業等の研究を進めてまいります。 2点目のご質問にお答えします。姶良ニュータウンの住居表示板取替えの進捗状況については、現在、住居表示板が取り付けられている塀などの所有者に取り替えてもよいかの確認を行っております。了承をいただけるところから、順次、取替えをおこなっていきたいと考えております。 3点目のご質問にお答えします。側溝蓋の隙間については、現在、木材等で仮補修を行っている箇所が市内でも相当数あると認識しております。パトロールの実施や地域の方々の通報等により、機能を損なっている箇所の現状を確認し、コンクリート等での早急な補修に努めております。 次に、4問目の新型コロナウイルス感染症対策の市長発言についてのご質問にお答えします。さきの新聞報道等でご指摘されたことにつきましては、市民の皆様へのお願いの中で、言葉が足らず、また配慮に欠けていたものであり、市民の皆様におわび申し上げます。先日の市議会全員協議会において、議員の皆様へ経緯等をご説明申し上げました後、市民の皆様に対しましては、ホームページを通じて反省の気持ちを表したところであります。引き続き、気を引き締めて、感染症予防対策、ウィズコロナ、アフターコロナの対応に傾注してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆5番(萩原哲郎君) まず最初に、空き家対策についてお伺いいたします。 今回はプロフィールでは出しませんが、ニュータウンの一戸建ての住宅が、これは上空から撮った写真なのですけれども、天井がつっぽけているんです。その横には太陽熱が設置してあるんです。お聞きしますが、この空き家をみて、今回の台風は軌道を変えたのですけれども、もし今回の台風が40m、それ以上で、本土に接近してきたときに、どのような被害が発生するかをお聞きいたします。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 まず、屋根の上の太陽熱温水器等が設置してある空き家でございます。また、屋根等が一部穴が開いている状況もございますので、大きい台風、風等がまいりますと、温水器も含めまして、瓦礫等が周辺に飛散するおそれがあると考えております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 1と2は一緒にお伺いいたします。まず、5月に行政と地主、相続関係者11人で協議をされたが、結局、お金がないということで、物別れになったみたいなんですよ。今回こういう家が加治木高校の前の古家にもありました。持ち主の地主の協力と議員の努力で解体処分したらしいのですけれども、皆さん、これが終わって、次は西姶良の番だと願っております。もう目の前に台風が迫ってきている。時間がないのです。市でできることは何か、考えをお伺いいたします。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 今回の物件につきましては、所有者等と協議を進めてきております。まず、所有者の方のほうにも、例えば周辺のほうに損害を与えますと、損害賠償の対象になるおそれがありますよというようなご説明も何度となく差し上げております。今回の協議の中で、所有者等のご意向等も含めまして、この物件を解体しようというような調整もできておりますので、早期に解体に向けて進むであろうということで、市のほうは考えております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) もし、住宅等の倒壊に伴う瓦礫等の飛散被害が起きたときに、どこが責任を取りますか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 個人の所有する建物等で、個人の財産となっておりますので、まず所有者等が責任を負うものと考えております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 前回も、去年、台風が来て、近辺の住民が被害を被っているのです。そのときは市のほうでは何も被害対処というのはされなかったのですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 市のほうでは対応のほうはしておりません。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) そういう場合、近隣の住民は困るんです。一番肝心なのは、昨年、被害を被って、1年間何もしなかった市のほうに責任が来るんじゃないですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 瓦礫等が道路等に散乱したときには、道路管理者のほうで、その後始末等は行っておりますけれども、今回、個人の所有物でございますので、個人のほうに責任があるということで認識をしております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 先ほども言いました、昨年、被害を被っているんです。それに構わず、行政は何も行わなかった。市民は何ですか。姶良市に住むのが安全安心じゃないですか。そこを賄っていくのが行政じゃないですか。だから、ここに書いてある、最初に言いました。結局、本人と話しても、らちが明かないんです。お金がないということで。だから、2番目に手助けをするのはどこですか。市ではないですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 空き家の所有者に対しましては、今回の物件以外につきましても、所有者に対しまして、除去であるとか、いろいろなお願いをしているところであります。もし、被害等が出てまいりますと、損害賠償の対象になるであろうと考えております。 今回の物件につきましては、市のほうも所有者と連絡を取りながら、不動産業者、そういったところと調整を行いながら、解体に向けて進んでおりますので、先ほど申し上げましたけれども、近いうちに解体できるであろうと認識をしております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 一番心配されている方が、空き家下の持ち主のBさん、しかも女性の独り暮らしなんです。年齢は60歳ぐらいだと思うのですけれども。この方が住宅等の倒壊に伴う太陽温水器等の落下や瓦礫等の飛散被害が心配で、夜も安心して寝れないということなんです。こういう人たちを少しでも助けて、安心に安全に暮らせるようにやるのが行政の力だと思うのです。だから、行政はこうなった場合に何もできないのですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 市民の安全安心を守るというのは非常に大切なことでございます。空き家につきましては、その所有者に責任がございますので、市といたしましては、その危険を除去するために、所有者の方々には引き続き粘り強く話をしながら、ご理解いただきたいと考えております。 以上でございます。
    ◆5番(萩原哲郎君) 何回も言っていますが、所有者はお金がなくて何もできませんと。Bさんとの話合いはあったのですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) その物件の下にお住まいの方につきましては、市のほうでも接触はできております。大きな風等が出てまいりますと、落下の危険性がございますというような説明はさしあげているところでございます。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 私が思うのは、この雨どいが落下して、本人から行政に連絡があったと思うのです。そのときに何か声をかけて、少しでも相手が安心するような言葉なんかをかけられなかったのですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) その件につきましては、担当課長から答弁をさせます。 ◎企画部地域政策課長(中園隆男君) 地域政策課の中園です。よろしくお願いいたします。 今、議員が申された件ですが、一応、担当課のほうに、その方からご連絡があった際に、こちらのほうでも対応させていただいております。そして、現地へ出向いた際に、一応、お声かけはさせていただいたのですが、ちょうどこちらのほうに見えられなかったということで、直接はお話ができていないところでした。申し訳ございません。こちらとしても、また、その方に対しましては、状況等をご案内、ご説明させていただくつもりでございます。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) この方の、上のブロックも倒れかかっているんです。だから、いろんな心配で寝れない。そういう不安を抱えて、私のところにも電話がありました。また、ニュータウンの方も、いろんな対策を練ってもらうように協力……。3年前から一生懸命になっている方もいらっしゃるんです。だから、その人に聞いてみても、進展がないですと。やはり安心安全に暮らせる姶良市であれば、少しでも市民のために手を携えて、何かいい言葉でも付け加えるぐらいの物事はできると思うのです。 今回、南日本新聞に、霧島市議会では初となる空き家2件の行政代執行委託料を658万円執行されているんです。こういうことも前もってできると思うのです。市民のために、姶良市に住んで、少しでも安全安心に暮らしてもらうためには、こういう執行料、委託料も組めると思うのですけれども、現在、姶良市はまだないと思うのですけれど、今後、こういう委託料で予算を組むべき考えはないか、お伺いいたします。 ◎企画部長(今別府浩美君) お答えいたします。 霧島市のほうで行政代執行の委託料が計上されたことにつきましては、こちらも認識をしております。行政代執行となりますと、すぐにできるものではございませんで、その前に助言指導、勧告等の手続等を経た上で、最終的に行政代執行というような状況になろうかと思います。 私どもといたしましても、管理不全な空き家等につきましては、所有者等の調査を行いながら、特定空き家として判断をし、助言指導、勧告等ができるような形で、空き家協議会等でも協議をいたしまして、空き家の解消に向けまして努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 今後、台風がまた何回も来ると思うのですけれど、市民に授ける言葉、何か行政からはないですか。今後。 ◎企画部長(今別府浩美君) 管理不全な空き家、特に災害等が起きましたときに危険と思われる空き家等につきましては、行政側のほうにも情報提供をいただきまして、まず住んでいる方、周辺の方、ご自分の身を守るという意味では、適切に避難をするなど対応を取っていただければと考えております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 早急に地域住民の安心安全を考えて、地主と話し合って、極力、解体に向けての努力を行ってもらいたいと思いますけれども、いかがですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) 今、所有者の方も解体に向けて動いておられますので、早急に解体されることを望んでおります。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) 市民が安心して暮らせるように、早急な検討をお願いしたいと思います。 次に、2番目の運動公園整備について。1番目、人工芝グラウンドから陸上競技場に下るところの階段、これはサッカー協会との話合いがあって、造りますよという合意があったのではないですか。 ◎建設部長(有江浩文君) サッカー協会との合意の件でございますけれども、すみません、その点については承知していないところです。 ◆5番(萩原哲郎君) 3月に多目的広場ができて、あそこで会場開きをやったのですけれども、そのときにサッカー協会の方もいらっしゃって、約束しておった、この通路は階段が設置していないよなと、そういうことを聞かれたのです。だから私も、一番考えることは多目的広場、何でもできる場所です。特に人工芝周辺は通路であって、通路でウォーミングアップしているのです。そうすれば通行人の邪魔になる、思った練習もできない。そういうことがあって、サッカー協会のほうも、ぜひ多目的広場ができたときには、ここにも通路を設置してくださいねということがあったと思うのですけれども、そういう記憶は全然ありませんか。 ◎建設部長(有江浩文君) 先ほどのサッカー協会の件については承知していないところでございますけれども、陸上競技場、フットボールセンターも含めまして、平成28年から6年かけて、昨年度完成した経緯がございます。また、盛土をしたところにつきましては、子ども広場とか多目的広場、また第3駐車場も整備を行いました。ここへ下りる形で、ある程度、間隔を取る形での階段の設置ということで、3か所ほど設置をさせていただいているところでございます。 私も現地のほうで必要性について検討したことがございますけれども、そこに階段があった場合となかった場合、距離にいたしましたら百二、三十mぐらいの距離に差が出るような感じもございますので、必要性につきましては、またこれから検討のほうを進めていきたいとは思っております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) この場所は、多目的広場に行くためには遠回りなんです。だから、そこに階段を一本設置しただけで、すっと多目的広場に下って行けるのです。やはり利便性、物事は検討も大事だと思いますけれども、早急に階段を一つ造るだけで、全然周りの雰囲気も変わってくるのです。みんなが求めている利便性の高い、そういう施設というのは、なるべく早く設置するような段階を組んでいただければありがたいと思いますけれども、いかがですか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 議員仰せのとおり、そこにあったら、それこそ一番ストレートで駐車場、もしくは多目的広場に下りれるというのは認識しております。また、指定管理業者等とも利用状況については確認しながら、その必要性について、今は検討するとしかお話しできませんけれど、前向きに検討したいとは考えております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) サッカーをする人にかかわらず、今回は大きい駐車場も完備して、駐車場からも、その階段を上れば、近道で行けると思うのです。そういう利点がありますので、早急な設置要望をお願いいたします。 2番目に、来年の10月にかごしま国体も開催されます。西側の出入口の道路、私も、この間、また見に行ってきたのですけれども、出口から四、五十m上がったところから3か所ほど舗装がしてありました。そこの上を見てみますと、その周り上にずっとひび割れとか段差が激しいのです。私が思うのは、その3か所をするのだったら、全部、そこから上まで舗装したほうが利便性が高いと思いますけれども、いかがですか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 西側の出入口から第3駐車場といっています今回整備いたしました駐車場、そこまでが大体300mほどございます。ここにつきましては、昨年度までの工事の際に、工事車両が利用しまして、大分傷んでおります。また、老朽化のほうも、年数も経っておりますので激しくなっているところもございます。でしたので、昨年度においては、第3駐車場の前の辺りと、市道についている西側出入口部分、これについては特にひどかったものですから、先に補修のほうをさせていただきました。また、その途中の分につきましては、これから詳細についての調査を行った上で、どこをどのような形で整備しようかということについては検討していきたいということで考えております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) 部長とも話したときに、上の駐車場からまた上の駐車場まで、あの区間を見てみますと、さっき言った手前の補修する場所、そこのほうが傷みがひどいんですよね。だから、私は、もう上のほうは別に予算がなければ当分は大丈夫じゃないかと思います。だけど、やはり下のほう、補修を行った近辺がひどいですので、そこの補修を、今後予算を組んで、なるべく早くやっていってもらいたい。 また、かごしま国体も期間中に、この出入口は多分使われると思うのですけれども、総合運動公園でバスケット等が行われる期間が大体10月7日から17日間、そのときは多分、出入りが厳しいと思いますから、出入口の解放を、様子を見てなのですけれども、していただきたいと思うのですけれども、いかがですか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 現在、土日につきましては、出口専用ということで、その道路は使わせていただいて、結構、効果があると考えております。また、国体になりますと、当然、遠くからいらっしゃって、地理的にもよく分からない方々が総合運動公園を目指していらっしゃると思います。そこ辺りの運用につきましては、また教育委員会のほうと協力しながら、運用面も含めまして、対応のほうをしたいと考えております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) では3番目に行きます。駐車場のトイレは、今度、洋式に換えるということなんですけど、陸上競技場のほう、ここも和式が1台あるんです。ここは特に子どもたちが使って、高低差がある和式に比べれば、汚れがひどいんです。1回汚れれば、もう人は使う気にならないのです。結構、私も、あそこをジョギングで行ったり、拝見しております。そのため、ここは1つは多目的トイレがあることはあるのですけれども、多目的は障がい者、高齢者、そういうために使うトイレであって、若者はそういうところはあまり好まないというか、使わないような方法がほしいと思うのですけれども。ここも1基しかない和式を早く洋式に換えたらいかがなものですか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 陸上競技場横のトイレの件でございますが、今現在、女性用のトイレにつきましては、4基ございます。そのうちの3基が和式で1基が洋式になっております。また、男性用の便器につきましては、1基が和式ということで、洋式はございません。 また、ここにつきましては、一応、多目的トイレも議員仰せのとおりございます。昔は身障者用トイレという名称で位置付けされておりました。ただ、その名称が多目的トイレ、この後は、今、バリアフリートイレということで、皆さんが使えるトイレという位置づけにはなっております。ですので、もし、先ほど仰せになりました、女性のところには洋便器が1つはございますけれども、男性の方は洋便器はございませんので、その辺り、多目的トイレのご利用ということをおすすめするといいますか、利用されても全然支障にならないということで私どもは考えております。 また、総合運動公園でございますけれども、屋外トイレが5か所ございます。利用しやすいような形で点在して設置しておりますので、そちらのほうの利用促進もお願いしたいと考えております。 また、洋式化につきましては、私どもも前向きに考えておりますので、それにつきましても検討したいとは考えております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) 多目的でも使えるということなのですけれども、やはり多目的は男性だけではなくて女性も入るんですよね。あそこは。そういう形で、男性用は和式一式がないという形なんです。あそこは子どもたちのサッカーやテニスが多いですので、そういう若い人が使うときに汚ければ、衛生上、ものすごく悪い影響を与えるんです。だから、そういう形で鑑みてみれば、1基しかないのであれば、2基あれば別ですが、1基しかないのですから、それを使うしかないのですから、そうなった場合に汚れが目立つ、そういう傾向を少しでも和らげるためにも、早めに洋式に換えるような考えはないですか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 陸上競技場のトイレでございますが、議員仰せのとおり、隣はテニスコートもございます。結構、利用が多いようでございます。仰せのとおり1か所しかございませんので、当然、休憩タイムとかになりますと、1基では足らないところもあるとは思いますので、その辺り、また利用につきましては指定管理者のほうのご意見もお伺いしながら検討していきたいとは思っております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) 3番目のニュータウンの整備についてお伺いいたします。 まず、ニュータウンの1番目、ニュータウンの沈砂池、ここを前回も私がしたら、あまり影響はないと。行政が考えるのは、たまにしか見ないから、そういう考えが浮かぶかもしれないのだけれども、ニュータウンの住民は住んでいて、衛生上に悪い。だから、今回は自治会のほうからももらっているんです。自治会の沈砂池の砂や雑草の除去を市へお願いという形で、一般市民から来ているんです。しかもニュータウンの自治会の環境衛生部からも行政には話が行っていると思うんです。自治会長からそういうことが書いてあります。特に夏場にかけて、おりに触れないようはしています。しかしながら、私たちの持つ危険視と不安度と、役所の持つそれとはかけ離れてが多く、私たちの思うようにはなっていない現状であります。行政は何もしてくれないようなことなんです。行政の考えと私たちの考えでは考えが違うと。私たちの思うとおりになっていないのが現状です。市全体の予算との関わりもあるでしょうが、善処してほしいですと。監視と要望は続けてまいりますと。これは自治会長からです。こういうのが来ているのです。 住んでいる人たちは、台所の排水も入ってきます。そういう形で、たまったときには臭いがするんです。今、雨期で、ばっと流れて、このときでもニュータウンに住んでいる人たちは、大雨のときには沈砂池が満杯ぐらいに水がたまってくるんです。あふれてくる。もし、あふれてきたときの場合を住民は一番怖がっております。そうした場合に、行政の方たちは住んでいませんからあまり心配ないと思うのですけれども、住んでいる人たちの考えをもう少し入れてもらって、年に1回か、2年に1回ぐらいは、あそこの除去、そのくらいはするような考えはないですか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 ニュータウンの沈砂池の件でございます。我々のほうでも確認はしてございます。雨が降ったときに一番水が多くたまっているのが6号沈砂池と呼ばれているところが水位がかなり上がっているのかなというのは認識しております。 先ほどニュータウンにお住まいの方々の考えとは違うというところでご指摘がありましたけれども、我々が見に行っている中で、防災上どうなのかなというところは、今、確認をしているところでございます。 その中で、今言う6号沈砂池、一番下の沈砂池が若干水位が高いのかなというふうに見ておりますが、先ほどお話があった、あふれるんじゃないかというお言葉がありましたけれども、今、沈砂池という構造をしていますけれども、今現在としては、ある程度の調整機能、調整池というところで、ある程度の水をためる機能を有しております。そこが万が一閉塞した場合、その数位がかなり上がっていくのかな、そこを心配されているのかなというふうに考えておりますけれども、ある程度、水位が上がっていくと、今度はオーバーフローといって、ある程度上がっていくと、今度は上のほうからどんどん沈砂池からあふれないように流す機能も備えておりますので、水がオーバーフローするということは、今の構造上はないのですけれども、やはり草が繁茂していて、その出口が見えないというところで心配されているのかなというふうにも考えております。 我々のほうとしましても、我々が安全だ安全だと言っているのも、目視でしか点検していないというところもございますので、また機会がありましたら、少し専門の方とかの目で見ていただいて、撤去が必要ではないかと、そういったお話を得ながら、事業の推進のほうを検討・研究を進めていきたいというふうに思っております。 もう1か所、5号沈砂池というのがございます。県道沿いの、もう一つ上のほうの沈砂池ですけれども、あそこだけ一つ構造が違っていまして、ほかのところは全部コンクリートで囲まれているのですが、ここに関しては土羽といいますか、土で下までできている関係で、かなり繁茂しております。その辺も草払い等を入れながら、なかなか深いところですので、草払いを定期的にというのがなかなかできていない状況ですので、少し手を入れて、中のほうを確認して、どういう状況なのかというのを今後検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) ここの今、6号地ですよね。ここが一番広いんですよね。だから1号地、1番上は上からだんだん広くなってきている。だからこの1号、2号、3号これは6号に水は流れるようになっているんですか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 沈砂池の流れとしましては、一番上がまず受けて、それを少しずつ流しながらどんどん下に落ちていくという形になっております。 実際今、写真のほうで我々の点検の中でも1号、2号、3号までに関しては底板といいますか、底が見えている状態で──コンクリート張りの──見えている状況ですので、さほど土は来ていない。もともとこの沈砂池の構造というのが、ここの造成工事をしたときの土砂が流れ込んだものを外に流さないための土砂溜まりをつくる構造をしております。 今現在もほとんどが宅地化されまして、土砂の流出というのがないのでさほど溜まっていない、水間としては先ほどから言いますように調整池という形で水を抑制する形の構造として今現在使っておりますので、そのときに沈砂池として造ったもの、今の調整池として使っている。そこの機能の、何と言いますか、沈砂池として……すみません、調整池として造られていないものを今、調整池として使っているので、過大な設計にはなっているかと思います。 その辺も言葉で言っても何ですので、またちょっと、根拠がある資料をつくれるようであれば、またその辺をお示しできればというふうに考えております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) 先ほど行政から、今の沈砂池はあまり災害に関係はないという、今の災害というのは底知れないんですよ。甚大な被害を被っているんですよ。だから人間が考える以上の力を発揮して、そうした場合に、後の祭りじゃ駄目なんですよ。 やはりそういうことまでも、頭に置きながら、年に1回、2年に1回ぐらい沈砂池の整備ぐらいするぐらいの考えないですか。それと衛生上に関しても。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 毎年の管理となると、現地を見ながらということになるかと思います。 先ほども申しましたように、衛生上というところで今のところ、すみません、土木のほうに実際の声としてそこに害虫が湧いているとか、変なといいますか、小動物が集まっているとか、そういった苦情がちょっと来ていない関係もありまして。一度あったのは、道路より背丈が伸びて視界が悪いといったときに伐採をしたという経緯はございますけども、またその辺は状況を確認しながら、検討を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) やはり衛生上とか、やっぱりそういう問題があるときは、極力本当監視するなり、ごみ等が網等にかかっていたときには撤去するような形を今後もやってもらいたいと思います。 次に行きます。 住居表示です。ここ地域住民のやっぱり持ち主との了解が必要と思うんですけど、そういう話合いはされたのですか。 ◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) お答えいたします。 住居表示板が破損したところにつきまして、塀のところを見まして、そこの所有者のほうにお伺いいたしまして、この取り替えていいかというのを今進めているところでございます。今、何軒かは取り替えてもいいよということで、同意は得ているところでございます。そういうところから先に、順次、取り替えてまいりたいというふうに今考えておるところでございます。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) やはりニュータウン内には、5自治会があって、回覧等でしょっちゅう回ってくるんですよ。やっぱりそういう広報に、やはりそういう記事を載せるなり、住民のいろんな把握を鑑みて、早急な対策を取るように進めていってもらいたいと思います。 次に、側溝隙間のです。 これは以前、本当に木で仮補修してあるところは、順次取り替えていくようなことであったんですけど、見てみれば私が言ったところしか替えてないんです。ほかは全然替えてありません。 やはり、そういうところは、やっぱりたまにはパトロールしているわけですから、そういうところを順次、下からでもいいですから、悪いところはやっぱり撤去、取り替えるなり。 それと、あそこの側溝の横に10cmほどの穴がほとんど空いているんです。そこに置かれれば、姶良ニュータウンには今もアナグマがすみついて、もう畑を荒らしているんですよ。特にまた、うんちですよね。アナグマは黒いうんちをしますから、しかも放っておけば同じところに重ねてやりますから。だから衛生的に悪いんですよ。 だからその10cm程度の穴も、何とかネットを張るなりできないかお伺いします。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 蓋板の補修につきましては、今現在、答弁にもございましたけども、木材等で仮補修をしている箇所というのは、市内各箇所結構ございます。 というのが、やはり予算の話をするといけないのですが、コンクリートを打つ、そこにやはりコンクリートが固まるまでというのは1週間ぐらい通行止めになる関係もありまして、それができない箇所というのは、応急的に木材を打ち込んでいる箇所も実際ゼロではないので、かなりの数ございます。 ニュータウンに関しましては、ご存じのように傾斜がきつい関係で、かなり隙間が多いところ、木材を打ち込んでいるところというのは結構ございます。 我々としては、パトロールをしながら一応隙間が空いて、木材が落ちているところ、もう腐食して足を踏み入れてしまいそうなところ、もしくは横断といいますか、道路を完全に横切っている蓋板、そういったものに関して先行して、なるべく早期発見をして、もしくは皆様からのご要望等がありましたら、通報等がありましたら、早急な対応をして順次行っている状況でございます。 パトロールを一切していないわけではなく、やはり気づいたところ、気づいたところで、やはり木があるなと思ってもしっかりしているときは、やはり少し後回しになっているのは事実でございますけれども、なるべく早急な対応を順次していっているところでございます。 それと、10cmの隙間というのは、蓋板と蓋板の隙間というか、合わせのところの持ち手のところの隙間のことであるならば(発言する者あり)ですね。(発言する者あり)そこの外、であると、ちょっと道路管理者としてちょっと難しいところなんですが、側溝に入らないようにというところであれば、あそこを塞ぐと今度は水が入らない関係もございまして、ケースバイケースなんですけども、またそういった、どこという場所があれば、またご教示いただければ、現場のほうを確認して道路管理者としてできる対応をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ◆5番(萩原哲郎君) この場所は、10cmほどの穴は道路から側溝に入る、これが相当多いんですよ、ニュータウンは。だからもう、私も朝配達しますけど、そのときに夜中にぱっと逃げるの、巣の穴に逃げて、側溝の中に入ってしまう。だから、ニュータウンは側溝でアナグマを飼っている様な状態です、今。 だから、そういう状況をやはりなくすため、それから衛生的に物すごいふんは黒くて、いやらしい色ですので、やはりそういうの、少しでも衛生的に考えればその穴を何とか……。 水は流れるようになっているとは私も分かっております。でも、何かこう対策を練らないことには、そこが巣穴になっているんですよ。だから、ニュータウンもそういう巣穴をそういうところ、あと隙間をなくすれば、もうアナグマもいなくなると思うんです。やっぱり、そういうところは少しずつでもいいですから、いろんな対策を練って、考えていってもらいたいと思いますけど、いかがですか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) 今、その側溝の水の入るための穴、そこをネットを張るというのも一つの手かとは思うんですが、ネットを張るとその分詰まりやすくなります。そこの維持管理というのが、今度ちょっと課題になるのかなというふうに思います。 その辺も勘案しながら、どの程度防げるのか。どういった小動物が入るのかちょっと分からないんですが、例えば鉄筋を1本打つだけでも防げるのか、それともきれいなメッシュを入れないといけないのか、その辺ちょっとそれぞれの場所場所によって違うかと思いますので、また場所のほうご教示いただければ一緒に現場の確認をしながら考えられることは一緒に考えていきたいなというふうに思っております。 以上です。 ◆5番(萩原哲郎君) それとあと5cmばかりの穴も大分今また隙間ができております。だから車からパトロールするんじゃなくて、ウォーキングを考えながら歩いて点検するようにすれば見つけやすいと思いますので、よろしくお願いします。 最後に、市長発言についてお伺いいたします。 市民の意見として、「市長の話合いをお願いしても忙しくなかなか段取りがつかなく断るケースが多いと聞く。市長は素直さがなく、わがままであると聞く。今回の謝罪も言い訳が多く市民はあきれている」。 またもう一人の市民の意見として、「市民には大型連休期間、大人数の会食を控えるよう呼びかけながら、4月28日、5月7日の2日間にわたり大人数と会食していた。市長は、会食した両日は大型連休期間とは捉えていないという説明であったと。開いた口が塞がりません」って書いてあるんですよ。 大型連休前は感染者が増加傾向で、クラスター発生の報告もあり、緊張感が高まっていました。期間中ではないという市長の答弁は、市長として信用度にも関わるように感じます。その数日間に限って、多くの人との会食を控えればよいわけではなかったはずです。 素直に謝り、今後は慎むという反省の弁が欲しかったです。市長、このことに対して、市長の答弁をお願いします。 ◎市長(湯元敏浩君) 私の性格等に対する評価は、人それぞれあると思いますんで、そこは私も100%の人間ではございません。人がどう思われるというのは、それはもう致し方のないことで、私も一生懸命全員に好かれるように行動したいと思いますが、なかなか難しいところでございます。 今回の大人数での会食は、今回のこの第一答弁で、最初の答弁で申し上げましたとおり、市民の方々におわびを申し上げているところでございます。 姶良市全域から選ばれた、負託を受けた24人の議員の方々の前で、そして権威ある議場のところでおわびをさせていただいておりますので、市民の方々にご理解いただいて、今後ともコロナに対する対策をしっかりとやりながら、私は慎重に、そしてまたそういった大人数の会食は控えるようにしてまいりますので、ご理解いただければと思っております。 ◆5番(萩原哲郎君) 私はこう書いてある、市民にわかりやすい謝罪ですよね、新聞、広報等での謝罪は考えていないかとあるんですけど、答えがないんです。 それとここに書いてあるのに、市民の皆様のお願いの中で、言葉が足らず、また配慮に欠けていたものであり、市民の皆様におわび申し上げます。私はここに、市民の皆様に「心から」おわび申し上げますと言えば、まだ市民は納得すると思うんですが、いかがですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 先ほども言いましたように、この権威ある議場の中でおわびを申し上げていますので、もうこれ以上のものはないと私は思っております。 それと、ホームページでも皆さんに分かりやすくご説明申し上げて反省の弁を申し上げているところでございまして、そして言葉の選び方ですけれども、心中より言葉より衷心よりといろいろありますけれども、その中の言葉、その気持ちを取っていただければと思っております。 ◆5番(萩原哲郎君) もう少し謝罪がほしいですよね。もう少し心からの謝罪ですよ、うわべだけの謝罪じゃなくて。 だから、こういうところが一般市民から非難されるんですよ。だから市長もいいこともたくさんやっていらっしゃいますけど、やはりわがままであるという、自分の考え……(ブザーの音)。 終わります。 ○議長(小山田邦弘君) これで、萩原哲郎議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午前10時31分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時45分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、1番、堀広子議員の発言を許します。 ◆1番(堀広子君)     登      壇  皆さん、お疲れさまでございます。おはようございます。日本共産党の堀広子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 私は、4項目について質問をさせていただきます。 まず最初に、市長の政治姿勢についてでございます。 ロシアによるウクライナ侵略を早期に終わらせるために、「ロシアは国連憲章を守れ」の世論を広げなければならない。議会では、平成22年第2回定例会におきまして、非核・平和都市宣言を決議いたしました。その首長として憲法9条を柱にした平和外交を政府に求めるべきであるが、見解を問います。 2つ目です。大規模太陽光発電設置についてお伺いいたします。 全国で大規模太陽光発電所建設が環境を破壊し、不安を広げています。メガソーラー建設により土砂災害や大規模森林伐採が問題になっています。事業者が適切な設置を行い、住民生活を守るためのガイドラインを策定すべきであると提案をしてまいりましたが、どのように進展しているのかお伺いいたします。 3つ目に、畜産農家への支援策についてです。 長期化するコロナ禍や異次元の金融緩和策、またロシアによるウクライナ侵略などにより、穀物や肥・飼料の価格が高騰しております。畜産農家では、かつてない危機に直面し、経営が大変厳しくなっております。支援策を講ずるべきではないでしょうか。お伺いいたします。 次に、水道施設のない地域の飲料水確保の手だてについてお伺いいたします。 山・林間部においては、水道施設のない地域があります。安全・安心の水の確保にどのような手だてを講じてきたのかを伺います。 2つ目に、実態をどのように把握しているのか(地域と世帯数など)。 3番目に、飲料水が枯渇し、他の地域へやむなく移転された人も多く、森林の高木が生い茂り、日影の多い中で、山の水や飲料水を定期的に運んでの生活を余儀なくされております。命をつなぐ大切な水の確保と暮らしを守るため、手だての支援が必要ではないでしょうか。 以上が壇上からの質問でございます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  堀議員のご質問にお答えします。 1問目の市長の政治姿勢についてのご質問にお答えします。 本年第1回定例会において、行政報告の中で市長メッセージとして申し上げましたように、ロシアによるウクライナ侵攻と核兵器使用をちらつかせる威嚇など、一連の非人道的な行動は、国際社会の平和と秩序を脅かす国際法違反であります。 我が国は、唯一の被爆国であるとともに、本市もさきの大戦による空襲で甚大な被害を受けており、二度と戦争による惨禍を繰り返してはなりません。 市民の皆さまとともに、一刻も早いウクライナの平和と安定を願い、ロシア軍の即時撤退と国際法に基づく平和的解決を強く望み、世界の恒久平和の実現を切に願っております。 次に、2問目の大規模太陽光発電所建設についてのご質問にお答えします。 国においては、太陽光発電事業を再生可能エネルギーの一つとして、長期安定的に、持続可能な主力電源となるよう、円滑な導入に向けた取組を、引き続き積極的に推進していく方針であります。 その一方で、大規模な太陽光発電事業の実施に伴い、土砂流出や濁水の発生、景観への影響、動植物の生息・生育環境の悪化などが生じている事例があることから、国は、環境影響評価法施行令の一部を改正する政令により、令和2年4月1日から、太陽光発電事業を環境影響評価法に基づく環境影響評価の対象とすることとしました。 また、環境省においては、環境影響評価法等の対象にならない、より規模の小さい太陽光発電施設の設置に際して、太陽光発電の環境配慮ガイドラインを策定し、発電事業者をはじめ、太陽光発電施設の設置・運用に関わる様々な立場の方が、環境面での課題に気づくことを支援し、発電事業者等における自主的な環境配慮の取組を促しております。 市としましては、環境省においてガイドラインが策定されたこと、また、本年3月に、県から再生可能エネルギー発電設備の設置に関するガイドラインモデルが示されたことなどを受け、本市が策定中のガイドラインとの整合を図りながら、引き続き、本市独自のガイドラインの策定に取り組んでおります。 次に、3問目の畜産農家への支援についてのご質問にお答えします。 世界的な新型コロナウイルス感染症の影響や、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で、配合飼料に必要な穀物の価格が急上昇しており、また、原油価格とともに輸送や資材などのコストも軒並み上昇し、畜産をはじめ農家全般の経営に多大な影響を与えていることは認識しております。 今後も、ウクライナ情勢の長期化による生産資材価格の更なる高騰が懸念されることから、国・県の動向も見極めながら、市としてどのような支援ができるか、また、農家全般の事業継続につなげるために、最適な支援策を検討してまいります。 次に、4問目の水道施設のない地域の飲料水確保の手だてについての1点目のご質問にお答えします。 本市の水道事業の給水区域には給水人口5,001人以上の上水道区域と給水人口101人以上5,000人以下の簡易水道区域があります。 それ以外の中山間地域などにおける給水人口100人以下の地域については、姶良市飲料水供給施設費補助金交付要綱を定め、飲料水供給施設の管理等を目的とした事業に対し補助金を交付しております。 事業要件としては、1地域で5世帯以上の給水を受ける施設を対象としており、水源地施設等にかかる工事費の7割以内、施設及び送配水施設整備にかかる原材料費の9割以内の額を補助しております。 そのため、5世帯未満の地域から相談があった場合は聞き取りを行っておりますが、現状では補助等の手だてがない状況です。 2点目のご質問にお答えします。 地域が維持管理を行っている飲料水供給施設は、蒲生町西浦の松川内小規模給水施設など10施設ありますが、水道施設のない地域と世帯数については、本年3月に相談があった山田地区の1件を把握しております。 3点目のご質問にお答えします。 上水道及び簡易水道などの水道施設が整備されていない5世帯未満の地域での生活用水確保の支援策については、今後、要望に対して、調査・研究してまいります。 ただし、飲料水については命につながるものですので、緊急な場合には支援する体制について、整備しなければならないと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆1番(堀広子君) 再質問に入ります。 最初に、市長の政治姿勢でございますが、ご答弁いただきました。世界の恒久平和の実現を切に願っておりますというご答弁だったかと思います。 ロシアによる国連憲章違反のウクライナ侵略は、絶対に許せないことでございます。危機に乗じて、敵基地攻撃、そして9条の改憲の、今、大合唱が行われております。軍事一辺倒で、本当に平和がつくれるのでしょうか。日本が軍拡で構えれば、相手も軍拡を加速してまいります。軍事対軍事の悪循環に陥ってしまうのは確かでございます。 首相は、軍事費を2倍にすると言っておりますが、財源は消費税の大増税か社会保障の大削減かというふうに言っております。 これは、暮らしが押し潰されてしまうことに結びついてまいります。それよりも、9条を柱にした平和外交こそ、政府に求めるべきであります。 戦争か平和かは、今、大変問われている大事なときでございます。姶良市におきましても、平和都市宣言を行いました。そういう姶良市として、恒久平和実現を願うだけでいいのでしょうか。市長の見解を、再度お伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君) ロシアの侵攻に対する考えは、先ほど答弁で申し上げたとおりでございますが、外交と防衛、これは国の専権事項でございまして、国の、国対国のものでございまして、それを見守りながら、また様々な意見があることを鑑みながら、最終的には国民の、最終的には市民の平和、安全安心を守るための行動をしていきたいと思っております。 ◆1番(堀広子君) 市民の命を守る、そのためにも、やっぱり姶良市からも様々な要求を、しっかりと国に届けていく、これが大事だということを申し述べて、次に移ります。 次に、大規模太陽光発電設置についてでございますが、ご回答では、私がさきに質問を、ガイドラインの質問をさせていただきましてから、ちょうど1年、2年ですか、過ぎました。その間、ガイドラインについては検討していくというご回答でございましたが、今回のご答弁でも、策定に取り組んで、独自のガイドラインの作成に取り組んで、今、いるところだというご答弁だったかと思います。 前向きなご答弁がずっと続いているわけでございますけれども、これがいつできるのかなと、今回もご答弁を聞いて感じたところでございますが、一つずつ質問させていただきます。 国や環境省、そして、県、それぞれガイドラインが示されましたので、本市独自のガイドラインの策定に取り組んでいるところだというふうに思っております。太陽光発電の設置状況についてでございますが、メガソーラーの設置数と、その規模についてお答えください。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) お答えいたします。 メガソーラー、いわゆる1,000kW以上のものですが、私どもで把握しているものについては10か所と、建設中のものも含めて10か所ということで把握しております。それについては、先ほど申し上げました1,000kW以上のものということ、発電出力です。そういったもので10か所ということで、現在把握しております。 議員が令和2年第1回定例会でご質問いただきました。そのときの設置数が7か所ということで答弁させていただいております。その間、3か所ほど増えているというようなことでございます。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) 面積とか出力規模はどうでしょうか。全体でよろしいです。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) 失礼しました。それぞれで違うんですけれども、例えば全体をとすると、ちょっと電卓たたかないとなんですが、一番大きいところで、現在把握しているところでは、おおよそ1万1,000m2の、そういった発電事業所もございます。 事細かに言えば、それぞれ面積も違ってきておりますが、出力発電についても、それぞれ一番稼働しているもので大きいものは、1万kWということで把握しているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) 事前にお伝えしておけばよかったわけですけれども、相対的にこの面積とか出力規模の一覧表がありましたら、後ほどいただけたらありがたいです。 最近作業が進んでおります大山地区、ここの作業が、今、進められているところでございますが、ここでの住民の説明会は行われたのでしょうか。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) お答えいたします。 大山地区と言われますと、旧姶良町でゴルフ場予定地ということで、そちらについては規模からしまして、県の土地利用協議に基づくものであって、当然、工事に移っておりますので、地元の方々への説明会は開かれているものと考えているところです。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) 太陽光発電設備等が急速に普及いたしまして、地球温暖化対策の観点から、大変、これは望ましいことでございますが、地上型の大規模な太陽光発電は地域の自然、そして環境、あるいは生活環境への影響が大変問題になってまいります。 これまでに懸念するケース、あるいは、またトラブルの発生、こういった件数、その内容について、そしてまたどのような対応を取られたのかをお伺いいたします。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) 今、お尋ねがございましたトラブルの件数とか、これにつきまして、2年前の令和2年第1回定例会で、当時、建設中であったところの、大雨が降ったときの流水とか、そういったものの対応とかがございましたが、現在のところ、私ども企画政策課のほうには、そういった苦情とか要望とか、そういった件数というものは把握していないというか、聞いていないところでございます。 もし足りないところがあれば、もう一度お尋ねいただければと思います。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) 全国的にもいろんなトラブル等が発生しているということがあって、ガイドラインを設定されているところが多く、そして、ましてや条例までできていると、規制をかける、条例までできているという状況が、今、進められているところでございます。 例えば、反射光による光害とか、先ほどおっしゃいました流水、土砂の災害、そして電波障害とか騒音とか、姶良市におきましては、かなり山間部のほうに設置されておりますので、そこまではないかなと思いますけれども、お隣の霧島市などでは、いろんな問題が出てきているように聞いてはおります。 そういう意味では適切な対応というか、今のところでは取られているというふうに理解するところではございますが、例えば、近年、太陽光発電設備のパネルです。設備の飛散とか落下とか、こういった事故も増えているというふうに聞いております。台風などでソーラーパネルが破損した場合に、廃棄処分はどのような方法でされているのか。現にそのような事故があったというふうに、姶良市ではございませんけれども、情報として入っているものですから、どのような処分の在り方をされたのか、お伺いいたします。分かっていたら教えてください。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) そのパネルの廃棄処分の関係につきましてでございます。 特に、市のほうに対しては、そういった事故とかそういった件数、情報とかは入っていないところでございます。なお、その廃棄の方法については、国の資源エネルギー庁のほうで事業計画策定ガイドライン、太陽光発電ということで策定されておりまして、本年4月においても、随時、社会情勢が変われば、国においてもこのガイドラインのほうを改定されております。その中で、太陽光パネルの廃棄についても規定されておりまして、それぞれの発電事業所の皆様においても、このガイドラインに沿った形で処分するような形になっております。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) 私がこのことを特別に取り上げたかといいますと、この太陽光パネルは、有害物質が含まれているということはご存じだと思います。 廃棄の処分の在り方としては、やっぱり産業廃棄物として処理するべきだというふうになっているものですから、その認識についてお伺いしたところでした。 じゃあ、次に入りますが、地域によって、土砂の流出、それから景観の影響、動植物の生息とか生育環境の悪化など、大変問題になってきております。 そのために太陽光発電設備等の適正な設置と自然環境との調和を図るために、その設置等を規制する、先ほども申し上げました単独の条例を制定する自治体が増えているんです。ご存じだと思います。 それで、全国で条例を策定しているところ、これがどれだけあるか、また県内ではどのような件数なのか、お分かりだったら教えてください。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) お尋ねの全国の、いわゆるご質問のあった条例の件数については把握していないところです。 県内においては、ガイドラインを含めて、本年3月に県のほうから情報提供があったものです。本年3月末日現在でガイドラインを策定している市町が9つ、9市町ガイドラインを策定しておりまして、そのうち、霧島市と指宿市、この2市が地熱に特化した、地熱です。両方とも温泉がございますので、地熱に特化した条例を策定しているということで、議員お尋ねのその環境の関係で規制するような条例については、本県内では条例化しているところはないというふうに認識しているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) まだないということなんですね。分かりました。 私が新聞等で知り得た範囲でございますけれども、全国で条例をつくっているのは、令和4年の4月1日の時点で192条例が制定されております。そしてまた、太陽光発電のみを規制対象とするのが104条例、それから太陽光発電設備を含む風力バイオマスとか地熱とか、こういった再生可能エネルギー発電設備を規制対象としているのが88条例となっているようでございます。 本市におきましても、今、資料をいただきました。中を見ますと、大変すばらしいバイオマスのエネルギービジョン、もう地産地消を含めて取り組む、これからの取組が細かく、分かりやすく、丁寧に書かれている冊子もいただきました。これが再定義されていることを考えましたことからも、やはりガイドラインとともに条例の制定も必要ではないでしょうか。 現在、何かその計画があられるのかどうか、再度お尋ねしておきます。 ◎企画部次長兼企画政策課長(松岡力君) お答えいたします。 まず、ガイドラインにつきまして、冒頭、市長のほうから答弁させていただきました。現在も本市独自のガイドラインの策定に取り組んでいると。具体的には、結論から申し上げますと、今年度中に策定しまして、公表までさせていただきます。ただ、ガイドラインをつくって、市行政と、いわゆる発電事業者が、双方が持つよりも、私どもとしては、当然、それぞれの地域、姶良市内につくられるので、大規模であろうが、若干、田畑からパネルというか、あるので、このガイドラインをつくった後に、自治会長の皆さんにもお示しできるようなものまですれば、いわゆる、冒頭、議員からご質問のあった住民説明会とか、自治会長の皆さんとも、行政が、我々行政が情報を共有できる、どういう事業者さんが、今、予定されているというようなものも把握はできますので、そこも含めた形で、現在取り組んでいることで、令和2年第1回でご質問いただいて、相当時間がかかっておりますが、そこまでした上で公表してまいりたいと、そのように考えているところでございます。 したがいまして条例制定については、まずはガイドラインをつくって、その後というようなことになってまいると思います。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) とてもいい取組だなと思いながら聞いていたところです。 やはり、こういう再生エネルギーの関係におきましては、地域との共有、これが大変これから大事になってくるのかなというふうに感じました。 今後は、それに併せまして施設の老朽化が出てくると思うんです。先ほど申し上げましたように、パネルの廃棄、こういった問題とか、それから経営悪化による事業継続の混乱など、これから出てくるんじゃないかと予想するところでございます。 そのときどきに、やっぱり対応するのではなくて、だからこそしっかりとしたガイドライン、条例を整備しておく必要があるという位置からも、という考えからも質問させていただきました。市長の考えをお伺いします。 ◎市長(湯元敏浩君) この太陽光のパネルの事業が始まるときから、先ほど議員がおっしゃいました廃棄するときの問題点というのは、非常に大きな解決、難しい問題点として指摘されているのは認識しております。 中に有毒な液体が流れ、そしてそれを扱う業者が数年前まではいないというところもあって、国は強化しているところと思いますけれども、近い将来、そういったときが来まして、各小さな自治体も含めて、メガソーラーがつくられているところもございますので、そういった問題を、国と私も提案しながら、定義しながら、解決のほうを見定めていきたいと思っております。 ◆1番(堀広子君) 次に移ります。畜産農家への支援策についてでございます。 ご答弁いただきました、さらなる資材価格の高騰も懸念されるので、国、県の動向も見極めながら、どのような支援ができるか検討していくというご答弁だったかと思います。 ロシア・ウクライナの紛争、それから円安の長期化で、穀物の価格、原油価格、化学肥料などが急騰し、農家は悲鳴を上げております。飼料・肥料など、実際どのくらい上がっているのかお示しください。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) 飼料や燃料、肥料価格の高騰による農家への影響ということで、ちょっと、どれぐらい上がったかといいますと、肥料関係があまりにも上がりすぎておりまして、牛の肥料関係、飼料に対しては、10頭規模でいけば11万4,000円ぐらい上がっております。 それから、肥料の、その燃料関係、その辺についても、燃料の価格の幾ら高騰したかということでございますが、令和2年の4月が117円でありました。令和4年4月で、今、160円ということで、136%の上昇率でございます。 それと、重油関係についても、同じようにA重油なんですけれども、令和2年4月から令和4年4月に比べますと、156%の上昇ということでございます。 以上です。 ◆1番(堀広子君) 飼料、肥料、それから燃油など、大変値上げ幅が大きくなってきております。飼料が1.5倍ぐらい、そして肥料は3.49倍というふうに、私の調べたところではなっているようでございます。 そういう、大変な値上がりになっていることが確認できたわけですけれども、畜産農家の方と飼料高騰の件で話をする機会がございました。1袋というんですか、小さな単位で話をしますけど、1袋20kg入っているのが、これまでに何回も段階的に上げられてきたと。今は20kgで2,100円にもなったと。もう本当に大変だと。 そして、しかも牛の市場価格が下がって、牛の頭数が多いとやっていけないので、早い段階で、もう出荷というんですか、出すと。そして生産抑制もしていると。今後どうなるか、本当に困ると。どうしたもんでしょうかというお話をお聞きいたしました。ご答弁では、そういう声がございました。 飼料価格安定制度、国のほうでは、今、取り組んでいるようでございますけれども、飼料価格の安定制度、それからマルキンです。そして、今の制度では農家を救済できないと、新たな枠組みが必要だとお聞きしております。それに、豚のマルキンが発動されていないのは問題でもあります。また、基金が枯渇する可能性もあり、高騰が続くと補填額が減ってしまうなど大変心配だと。 この安定制度の発動ですが、これまでと同じ仕組みの発動になっているのかどうか、そして、しっかりと補填されるのかどうか、お伺いいたします。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) 今、おっしゃられましたように、国のほうの事業でも、今までのやり方ではちょっと難しいのもあったりして、畜産においては国の事業として、子牛価格の大幅な急落に伴う支援策として、子牛1頭の品種ごとの全国平均価格が一定の発動基準を下回った場合に、経営改善の取組メニューを3つ以上行った生産者、それに対して販売価格に応じた奨励金が交付されるとか、さらに配合飼料の価格の高騰対策として、飼料価格が基準価格から年率15%相当を超える価格上昇があった場合は、生産者に対し補填されることになりますけれども、配合飼料価格安定制度の基金に、今、言われましたように今回は665億円の国のほうは上積みをするということで処置しているようでございます。 以上でございます。 ◆1番(堀広子君) 大変難しいご答弁で、すぐに理解できなかったんですけれども、私の知り得る範囲では、異常補填が、今回初めて14年に新設された特例基準で発動されるというふうにお聞きしております。 いずれにいたしましても、配合飼料価格安定制度においては、国費の負担分発動の条件の引下げや485億円の基金の積増しを行ったということで、養豚農家の安定交付金は発動されていないこと等もあって、既に大規模な養豚農家などは倒産に追いやられているという状況もあるようでございます。 実際は、今、おっしゃられましたけれども、値上げに補填が追いついていないという状況があるようです。ですから、この値上げ前に戻してほしいと、農家の要望に応えるものにはなっていないということが、全国の農民連の方々が、そのように述べておられます。 だから、もっと、元の飼料米の価格に戻してくれと、これでは大規模な農業はやっていけないと。実際、今、先ほど申し上げましたように、値上げに補填が追いついていない状況だということは明らかなようでございます。 また、価格が高騰した生産者に補填をする仕組みは、肥料にはないわけです。だから、今、国のほうでもG7等が終わった後、岸田首相が記者会見に対して、いろいろと補助策を述べておられましたけれども、今、言ったようなことで追いついていないという状況を、この実態を調べますと追いつかないという実態があるということを申し述べておきます。 また、物価高騰から暮らしと営業を守る取組といたしまして、政府は4月26日、地方創生臨時交付金の物価高騰対応分の1兆円のうちに、県の分が4,000億円、それから市町村が4,000億円を交付限度額として、地方単独事業分として22年度へ繰越しをされております。 鹿児島県では、75億4,639万円の物価高騰分の交付限度額が未交付のまま22年度へ繰り越されておりますが、本市での繰越し額と物価高騰分の交付限度額は幾らになるかお分かりだったら教えてください。多分、分かっていらっしゃると思いますので、お伺いいたします。 ◎総務部次長兼財政課長(堂路温幸君) お答えします。 原油価格物価高騰対応分の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、姶良市にこれまでに示されております限度額が3億2,982万3,000円であります。 今回の6月補正では、学校給食の資材に対するものとして2,900万円の予算をお願いしておりますので、その残りといいますか、今後、この交付金の活用を検討する充当額が3億82万3,000円です。 今、議員がおっしゃいますように、鹿児島県につきましても、県議会の6月県議会において、複数の項目、今、ご質問にありますような畜産農家等への高騰対策を含むのが議決をされて、その情報がまいりましたので、答弁にもありましたように、この県のメニューの動向等併せて、姶良市としても、この原油高騰、物価高騰に対するこの交付金を活用した施策を、今後考えているところでございます。 以上です。 ◆1番(堀広子君) 畜産農家への支援策として活用し、これだったら、もうすぐに国の補助金を待つよりも早いわけですよね。実際、示されておりますので、県がしっかりとそれを示してくれれば、適用できるというふうに理解するところでございますので、できるだけ早く補助を行うべきではないかと思います。いかがですか、その件については。 ◎総務部次長兼財政課長(堂路温幸君) 今、おっしゃるとおり、各分野においては、この国が目的としております原油価格物価高騰対応分、この影響というのは、今、ご質問にありますような農業、それから畜産業を含めまして、あらゆる分野の方、それから市民の通常の生活にも影響している部分でございますので、そこら辺りを総合的に勘案して、各分野にわたる検討をして、迅速に対応してまいりたいと思います。 以上です。 ◆1番(堀広子君) 国が示しております、今回、政府が出しております支援策は、問題点がございまして、先ほども述べました。 農家に生産コストの肥料の件ですが、政府が創設するということで打ち出しておりますし、また、物価高騰対策として、農産品全般の生産コスト1割削減を目指して、肥料のコスト増の7割を補填する新たな支援の仕組みを創設するというふうに国が打ち出しておりますが、これは、農家に生産コストの1割削減と、引き換えに、肥料の値上げ分の7割を補填するもので、これでは農家の経営は、ますます成り立たなくなるのではないでしょうか。 今後のウクライナの侵略が起こって、食料という大事な分野で日本の食料自給率があまりにも低く、外国頼みになっているこの危険がはっきりと、今回のことで明らかになってきたと思います。 食料自給率を、やっぱり37%まで、今、下がっております。主要国でこんなに低い国はございません。食料自給率を上げるためにも、やはり農産物の価格保証、それから所得保障をしっかりやって、農家の方々が安心して農家を続けられる収入を保障するべきでございます。 以上、申し上げ、次に移ります。 すいません。訂正です。今、申し上げましたことに、質問に代えさせていただきまして、どのようにお考えかお伺いいたします。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) 農家の方々が、かなり困っているということは、もう十分分かっておりますので、姶良市として先ほど言いましたように、できることが何かないかということで検討していきたいと思っております。 以上です。 ◆1番(堀広子君) 最後の水道施設についてお伺いいたします。 ご答弁をいただきました。様々な人口規模に応じて対策が取られているところでございますが、私が質問しておりますこの山間部の人口の少ない、ましては5世帯以下の地域の現状についてお伺いしたところでございます。 ご答弁では、こういったところは山田地区の1件だということでございますけれども、先ほど同僚議員のほうから、蒲生地区も1件あるよということで、情報として入ったんですけれども、そうでしょうか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 私どものほうで把握しておりますのは、この1件でございます。蒲生地区の部分については、届いてはいないところでございます。 ◆1番(堀広子君) この件については私も調査いたしますけれども、そちらのほうでも、また調べていただきたいと思います。 続けてお尋ねいたしますが、これまで集落で運営する飲料水の設備に対しまして、先ほどご答弁もありましたように、ポンプの種類とか、あるいは滅菌装置に対しての補助を、これまでやられてきているということだと思いますが、緊急の補助事業に該当しないからできないということだと思うんです。ご答弁をはっきり申し上げますと。まず、できないというのではなくて、まずできるように要項をつくって支援体制を整備する、こういうお考えはお持ちでないのか。県内で要項などをつくって実施しているところがどれだけあるのかをお伺いいたします。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。 県内で要項をつくっておりますのが、姶良市を含めて17市町ございます。この中におきまして、姶良市と同様に5世帯以上というような形で実施しておるところ、10世帯以上とか、様々な条件があるところでございます。 中には個人でも実施しているところもございますので、私どもとしましても、今後、こういったところの形を勘案しながら研究してまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。 ◆1番(堀広子君) 5世帯以下の大変少ない中の人たちを対象にした要項も、今後検討していくというふうに、大変前向きなご答弁をいただいたところでございますが、少し私のほうからも、いろいろと述べさせてください。 要項や要領をつくって助成しているところが、熊本県の天草市というところ、ご紹介いたします。なかなか鹿児島県の要項が、ちょっと調べましたけれども見当たらなかったんですが、インターネットで天草市が出てきましたのでご紹介いたします。 これは、今年の4月の11日に更新されておりまして、補助対象者は構成世帯の減少で1世帯になった場合や、もちろん、これは給水困難区域です。区域において、2世帯以上が共同で小規模水道施設を新設、増設または改修するもの、ただし、構成世帯の減少で1世帯になった場合や近隣世帯と共同で設置することが困難な場合は、1世帯でも補助対象とするという要項じゃなくて要領になっています。ここの場合はです。 そういった補助金の額ですが、給水困難区域に居住してボーリングを実施したことがなく、その地域においてボーリング等による新たな水源を確保する人に対して、ボーリング経費の100%以内及びポンプ設置並びに配管経費の50%以内の額で1世帯当たり200万円を限度というような、ほかにも対象が、補助金の額がいろいろとありますが、今の山田地区のここには該当するのはここかなと思って申し上げたところです。 そういった取組を、ここは行っております。 それで、要項、要領で県内でも17やっているというご報告でございましたが、この要領、要項というのは、これは条例と違いまして、市長の判断で、しかも市長が実施すると決めたら、すぐに対処ができるということではないかと思います。ましてや市民の命に関わることでございますので、市長、いかがでしょうか。水道事業は地形的な要因などで、供給体制に格差が生じることがあってはならないことだと思います。ご意見を、考えをお伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君) 議員、おっしゃるとおり、水は命を守るものでございますので、大切なものだと思っております。 まだ、どこにどういう状況であるかも、まだ調査しきれていない部分も感じますので、そこは、まずは調査から始めて、それぞれの住民の方がどういうふうな思いを持っているかというのも含めまして、整備できるところは整備していきたいと思っております。 ◆1番(堀広子君) 終わります。 ○議長(小山田邦弘君) これで、堀広子議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。午後からの会議は1時10分から開きます。(午前11時33分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、6番、湯元秀誠議員の発言を許します。 ◆6番(湯元秀誠君)     登      壇  本日、午後からのトップバッターの市政クラブ姶輝の湯元でございます。 昨夜は雨が降っておりましたが風はやんでおりました。ちょうど11時過ぎだったでしょうかね、迫ってこないとやらないという性格なもので、夕べちょっと今日の質問の準備をしていましたら、突然、停電になりましてデータが全て失われてしまいましたが、30分ぐらい触っておりましたらやっと回復しまして、今日に至ったところでございます。 皆さん方は快適な道路を走って議会に来られますが、私、晴天の日は非常に心地よくこの議会と自宅を往復するわけですが、なぜかと申しますと、特にこの夏場は日陰があり、その木陰の下を車で行き来するという非常にすがすがしい気持ちになるんですが、今朝みたいな日は風に揺れた支障木が道路の上を横たわり、もう車の上部のすれすれに竹なんかが垂れております。 そういうところを皆さん方も1回通っていただけたら私の暮らしぶりもお分かりになると思いますが、そういうハンディを乗り越えて議会にまいっておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 それでは、質問事項について、皆さん方に今から質問をさせていただきます。 林業大学の誘致について。 近年、林業教育機関も減少が続き、県内にあった林業を学ぶ高校も伊佐農林高等学校の農林経営科と森林工学科のみでほとんど姿を消しております。大学の林学科も森林科学科などに名称が変わり学ぶ内容も林業から遠ざかりつつあります。 今、全国的に林業大学が新たに開校し、農業大学校に林業コースの新設、林業アカデミー、林業スクールなどが1年制、2年制と1コース10人から20人と少数の短期コースなどがあります。 そこで、県林業試験場のある姶良市に林業大学の誘致について問います。 鹿児島県議会、令和3年第4回定例会での一般質問で、熊本、宮崎では既に取り組まれている県立の林業大学を開設すべきと訴える質問がありました。姶良市に林業試験場の存在があること、次世代をリードする担い手確保に寄与する観点からも、県と連携して誘致すべきと考えますが見解をお伺いいたします。 質問事項2、あいら斎場悠久の杜の改修工事についてでございます。 運用開始5年経過の姶良斎場の改修工事について、以下を問います。 (1)火葬場の総工費10億4,500万円と大規模の予算を伴って建設された火葬場にタイルの剥離などが起きている。幸いに利用者への被害は起きておりませんが、どのような現象が起き、何回の改修工事を伴う件数があったのか。 (2)それらの改修では、工事請負者、設計者、工事管理者などの関与者は瑕疵、契約内容不適合として処置されたものか。改修工事の予算措置の内容をお示しください。 (3)施設の主たる重要な箇所は火葬炉と考えます。通常、タイル貼りには相当の養生期間を要するが、本体工事着手から竣工まで10か月足らずであり、冬季の仕上げ工事であったと記憶しております。相当な高温を発する火葬炉周辺の設計は妥当であったのか疑問を抱いております。設計者の見解は伺っているか問います。 (4)本市では現に着手している市役所本庁舎新築工事をはじめ、加治木・蒲生複合新庁舎、子ども館、給食センターなど公共施設建設が控えております。この斎場の建設後の不具合発生から見ても市民の負担が大きくかかる公共施設建設では、建設事業スケジュールからも教訓として問題視すべきでありますが見解を問います。 あとは一般質問席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  湯元議員のご質問にお答えします。 1問目の林業大学の誘致についてのご質問にお答えします。 森林・林業に関する学科・科目を設置する学校は全国に21校あり、林業分野の担い手確保のための人材育成が行われております。 昨年の県議会第4回定例会で、県当局は林業大学校の必要性についての質問に対し、蒲生町上久徳にあります旧林業試験場の鹿児島県森林技術総合センター敷地内にある森の研修館かごしまでの研修等をさらに充実させることで就業者の確保・育成に努めると答弁されております。 現在、当該施設におきましては、就業者の確保や育成対策の拠点として林業就業の相談窓口や新規就業希望者を対象に鹿児島きこり塾などの事業を行っております。 さらに、昨年度からは就業者の技能レベルに応じて段階的な研修を行う鹿児島スーパーきこり塾も実施しており、就業後のキャリア形成の支援を行っております。 市としましては、森林・林業の振興において、木材利用のほか森林の有する多目的機能の持続的発展や森林の適正な整備等のため、人材の育成と確保が必要であると感じております。 また、本市が掲げる高等教育機関の設置推進の考え方とも合致することから、今後も県による林業大学の設置について注視しながら、市としても県に対して働きかけてまいります。 次に、2問目のあいら斎場悠久の杜の改修工事についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 あいら斎場悠久の杜は、平成29年3月24日に竣工しておりますが、その後、3回の改修工事を行っております。 まず、平成30年1月27日に火葬場の炉前ホールの壁タイルが落下したことに伴い改修工事を行っております。 工事内容は、壁面の全面打診を行った上で浮きが確認できた床から3.75m以上の範囲で改修を行っております。 この工事は、瑕疵担保責任の期間内であったことから、全て施工事業者の負担で対応しました。 2回目は、令和3年12月に炉前ホールの床から0.6mの高さのタイルが浮いている状況を確認したため、補修工事を本年3月上旬に完了しました。 この工事は、既に瑕疵担保期間を過ぎており、かつ緊急を要したことから予備費350万円を充用して対応しました。 3回目は、施設全体の安全確保のため全面打診による検査を行った結果、トイレのタイルに一部の浮きが確認されたため、本年3月末に改修工事を行っております。 この工事は、市費36万円の修繕料で対応しました。 3点目のご質問にお答えします。 火葬炉周辺の設計は、炉の熱がタイル等に影響を及ばない構造になっており、直接の影響はないとの報告を受けております。 当時の報告では、落下時の気象状況から炉前ホールの上層空間は寒暖差もあり、膨張と収縮の繰り返しによってコンクリートとタイルの接着面が剥離したことが一因と考えられています。 4点目のご質問にお答えします。 あいら斎場悠久の杜の完成検査後に、将来においての品質を確保できなかった事実が発生したことは遺憾に思っております。 公共工事の発注においては、関係法令により現在及び将来の品質を確保することや適正な工期設定、施工の確保を促進することが求められていることから、今後も発注者の責務として適正な執行に努めてまいります。 以上、お答えといたします。 ◆6番(湯元秀誠君) それでは、林業大学の誘致についてというところから入りたいと思います。 この議員は、県議会で一般質問をなされた方は私の高校の後輩でありますが、曽於市の選出の議員であります。今、曽於市では鹿児島大学と共同獣医学科を連携して獣医養成研究施設、南九州畜産獣医学拠点を整備しようとなされておりますが、このようにして非常にこういう事業に精力的に働いた議員でもございます。そういうことで、農業を専門とする県議会議員としては唯一の議員ではなかろうかと私も見ているところでございます。 4日の新聞の中で、論点を問う参議院選鹿児島、人口減少ということで、参議院選挙と人口減少がどう結びつくのかというところでちょっと疑問を持ちながらでも記事を読んでいましたが、若者の県外流出、これがやはり鹿児島県の弱点であるというようなことの中で、大学など高等教育を地元で受けられられるようにすると、魅力ある働き口をつくるという長期的な視点に立った対策は必要であるというようなことで、昨日の市長の新しいサテライトキャンパスの誘致にしても、これに合致する考え方かなと思って、昨日は朗報だということで聞いておりましたが、よそ様のことでございますが、この獣医学科の設置の曽於市の場所はどこかご存じですか。また、開校年月日はいつを予定されているとご存じですか。 ◎企画部長(今別府浩美君) ただいまのご質問につきましては、担当課長が答弁をいたします。 ◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) 高等教育機関企画課、猪俣でございます。よろしくお願いいたします。 ご質問にお答えします。 曽於市の獣医学科関連の研究所の設置につきましては、以前、曽於市は看護系の短期大学を誘致するということでお話が始まり、それが最終的には鹿児島大学の獣医学科関連の施設が入るということになっております。 場所につきましては、財部高校の跡地利用を市民から非常に要望が出ておりまして、それで行ったという経緯がございます。 研究所の開校日については、ちょっと資料を持ち合わせておりませんので分かりません。 以上でございます。 ◆6番(湯元秀誠君) 県内の他の市の出来事についての質問でちょっと申し訳なかったんですが、今、こういうふうにして大学誘致をやろうという部署の中でやっぱり情報、直接は関係ないにしても情報収集をして参考にしたり、刺激にしたりすべきとは思います。 もう間近ですね。令和6年の4月に開校を予定しているというようなことでございますが、このように、よそ様のやることでもやはり情報を集めて分析をすべきと私は思うんですよ、では、なぜ財部なのか、どういうふうなお考えで見ていらっしゃるか、ちょっとお尋ねします。 ◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) お答えします。 先ほども申し上げたとおり、この話につきましては、まず曽於市のほうが大学の誘致を財部高校跡地に行いたいという構想から始まっていると考えております。 そういうことで、そもそも曽於市につきましては農業について非常に畜産等に力を入れておられた関係で研究所が来たということになったと思います。 そもそも曽於市につきましては、そういう研究施設といいますか、非常に農林畜産業が盛んでございまして、そういう研究事例が存在するということで、今、曽於市のほうに鹿児島大学の畜産の研究所的なものが誘致をされる予定であるというところでございます。 以上でございます。 ◆6番(湯元秀誠君) それも正解だと思います。今、私がお尋ねしたのはどういうふうに思い、感じていらっしゃいますかということですので、今の答弁で正解だと思いますが、私の見方は、あそこの財部というところは曽於市の中心の末吉、大隅町から離れているんです。なおかつ都城に近いんです。生活圏は全て都城です。そこが合併しているわけです。だから、標準化対等合併、いろんな形で政策を施していかなきゃならないという、その曽於市の立場もありますね、それと決め手は日豊本線が通っているということですよ、駅があると、私はそう見ているんです。 畜産では、末吉町のほうはぐっと盛んなんですよ、和牛の生産頭数やら飼育頭数やら入れたら、多分だと思います。しかし、なぜ財部かというところはそういう条件もあるというところで、若者が集まりやすい場所、そういうことも想定の中に入っているのではなかろうかと思います。私はそういう分析をしております。よそ様のことで、それ以上のことは言いませんが、この林業大学校も今は県議会の方もいらっしゃいます。その方々と連携して県への働きかけ、市長、そこらあたりはどうお考えですか。 ◎市長(湯元敏浩君) 私も去年、林業大学の話がこの議会で提案されたときから、様々な資料を矯めつすがめつ見ていたんですけれども、その中で、熊本や宮崎が県を挙げてやっているということも知りました。そして、その中で一般教育も行われているような、そういった大学校であるんだということも見ております。 そういう1つの専門性が高い大学を誘致するというのは、まちの高等教育の機関の誘致については非常に高いメリットがあると私は思っておりますので、この県議会議員の方の鹿児島県議会の中での1つリードした質問やご意見等々をお聞きしながら、できれば行政だけでなく、この姶良市議会のお力も借りながら、ひとつ誘致に動ければいいなと思っております。 以上でございます。 ◆6番(湯元秀誠君) 今日の答弁書を見ますと、この鹿児島県議会でのやりとりでも、そのまま答弁に出てきているみたいで、今回、県の方と何かこういう質問の中で答弁づくりをするために何か協議をされましたか。 ◎企画部次長兼高等教育機関企画課長(猪俣志郎君) お答えします。 今回の議員の質問の中に、昨年の鹿児島県議会でのことが記載がございましたので、この件については、県の考えについて農林水産部のほうに確認をして、こういう考え方としてこの議会の答弁をしていいかという確認は取らせていただいたところでございます。 以上でございます。 ◆6番(湯元秀誠君) 分かりました。私、昨年は前回、別の議員の答弁書がそのままコピーで答弁されましたので、ちょっとここを確認してみました。 私は、この今回の林業大学の誘致について質問したのは、もう1つの要因があります。それはある青年との出会いでございますが、青年と申しますか家庭を持っていらっしゃる方ですけども、その方は姶良市の空き家バンクで漆に在住をされておる方でございます。 以前、我々の所管事務調査で、岐阜県の郡上市の明宝という村に出かけたことがあります。その一番奥まったところに森林木材バイオマスで温泉を経営しております。そこも見に行きました。ちょうど、この漆に在住している方は林業の仕事に携わっておられるわけですが、その方と話をする中で岐阜にいましたと、私の親方は岐阜ですということで、いろいろ話をする中で私がその明宝の話をしましたら声を弾ませて、私はそこに以前いましたというような話で話が弾んだんですが、その方は埼玉生まれです。いろいろ話をしている中で、大学は林業関係の学校を出ていらっしゃることが分かりまして、よく調べてみましたら、岐阜県美濃市に岐阜県立森林文化アカデミーという学校があります。これは非常にユニークな学校であると思いますが、その方の学校の特異と言うんですか、全国から学生が集まっている、50人から70人ぐらいの大学だった模様でございますが、また学長は非常におもしろい、これは関口宏のサンデーモーニングがありますが、あのときによく黒板を使ってCO2やらいろいろ説明する方、涌井雅之さん、史郎さんと言うんですかね、史郎さんが本名だと思いますが、この方が学長であられます。有名な方が学長をされておりまして、環境のことやら木造建築、木工、森林木材にあたる分野の専修学校であるというようなことで、隣接に33haの演習林も持っていらっしゃるというような、そういう規模の大学であります。そこを卒業しましたということであります。そこで奥さんとも知り合ったという話をしておられます。 ここの学校は、卒業生は4年制大学の編入もできると、また専修学校2年制として専門士の称号、短大相当の資格も得られるというような学校だそうでございます。 こういうような身近なところにそういう方がいらして、どのような経緯で蒲生に来られましたかということを私もいろいろと話をする中でお尋ねしてみましたが、個人のプライバシーの問題もありますけど、話をする中で、大学を卒業して岐阜県のある山の会社を経営されている方、規模も大きく1,500町歩ほど持っていらっしゃる林業家のところで働いておりましたと、そのまた知り合いの方に見込まれて都城の旧島津藩の方が持っていらっしゃった3,000町歩の山の指導者ということで抜擢されて南九州にまいりましたと、今は辞めて自立されて漆にいらっしゃるわけですが、どうですか、市長、ここはちょっと調べてみて、県へただつくってくれ、誘致させてくれではなくて提案、提言されたらどうでしょう、ちょっとそこを調査していただいて、私が知る限りの情報はネットで調べるしかなかったわけですけども、何か非常にわくわくするような学校でありますが、そういうやり方もあると、それは県の力を借りれば姶良市に十分その誘致については可能性があるなと思いますが、岐阜県立森林文化アカデミーを調査、研究することはお考えではないでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 視察をさせていただけるなら視察をしていって、実際に目で見て感じてみるのは必要なことかなと思います。 ◆6番(湯元秀誠君) せっかく県の林業試験場がこの姶良市の蒲生にあるわけですので、絶対この位置をよそには譲らないぞという思いでこれを活性化していただければ、相当、姶良市が鹿児島県の林業、南九州の林業に寄与するものと思います。どうかこの件についても取り組んでいただきたいなというふうに思います。 それでは、第2問目の質問に入りたいと思います。 この火葬場のタイルの剥離の件でございますが、答弁の中で3回ほどあったという答弁がございます。これは今まで姶良市議会のほうに報告はありましたか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。 1回目の分につきましては、平成30年3月におきまして全員協議会の中で報告をさせていただいております。あと、2回目のタイルの落下の部分につきましては、令和4年3月の文教厚生委員会の中での報告をさせていただいております。3回目につきましては、軽微な修繕ということで、もう修繕という形での報告のほうはしていないということでございます。 以上です。
    ◆6番(湯元秀誠君) 報告義務があるのか、ないか、そういう問題よりもやっぱり市民の方々、不特定多数の方々が集う場所であります。そういう施設の中で議員が知らなかったということが、市民の負託を受けている市議会議員の議員さんたちが知らないということはいいのか悪いのかは、そちら執行側でも判断をしていただきたいと思いますが、私は1月12日に隣の人のおばさんが亡くなって、火葬場に行く機会がございまして、炉前のホールに防護シートがずっと張ってあったんですね、炉前のホールに、それで、あれっと思って、私も待合室に皆さんが行ったあともずっと現場を見させてもらいましたが、これ手を当てると結構熱を感じるような壁が、そんな熱くはないですけど熱を感じる壁もありまして、ちょうど花置き周辺が崩れてタイルが剥がれているのがもろに見えておりました。 こういう場所については、危険度はあまり少ないかと思いますけども、しかし、こういうことが3回も、ほかのトイレも含めて3回あったということでございますが、こういうことはあり得るのかと言いますと、タイルですからないということはないですが、1年経たずしてまず最初に起きていますね。そこのときに原因究明をされたと思うんですが、今回の答弁の中では、そこの原因に至るところの証明的なものが何か示されているかというと、ここというところはないですが、ここのいま答弁の中でこれというところであればどれでしょうか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。 答弁の中で最後のほうになりますが、当時の報告では落下時の気象状況から炉前ホールの上層空間は寒暖差もあり、膨張と収縮の繰り返しによりコンクリートとタイルの接着面が剥離したことが原因ということでの、当時、全員協議会の中等でも報告をしているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) 今、この答弁書、そこは一番最後になる。そこはちょっと後に置いておきまして、これ瑕疵の問題がここの中で出ているわけですが、1回目と2回目、3回目、瑕疵は2回目以降は発生していないということなんですが、この瑕疵の種類に分類しますと、契約違反、法規違反、美観損傷と3つのタイプがあるそうですけども、どのタイプにこれは該当するんですか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 瑕疵の種類というところで、私のほうがはっきりと把握をしていないところですが、当時の契約書の中でこの建物がRC造、鉄筋コンクリート造ということで、ここにつきましては、引渡し後2年を瑕疵の期間ということで定めているということで瑕疵になったということで認識しております。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) ということは、瑕疵は瑕疵期間にのっとってやったというだけのことなんですね。1回目の瑕疵の中での総額は幾らですか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。 1回目につきまして瑕疵ということで業者のほうが行っておりますので、こちらで設計等を行っておりませんので金額等については把握ができていないところでございます。 ◆6番(湯元秀誠君) 工事屋さんも痛みを伴っているわけですね、その痛みは分からないということになりますね、それでいいんですか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 当時、数回の協議を経て瑕疵と認められたというふうに私のほうは伺っているところでございます。業者のほうの痛みが分からないというところではないんですけれども、当時がそういった決定になったということで理解しているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) 申し訳ない。その当時は担当でなかったわけですから、これ以上、責めても酷なことですけど、これ450万円かかっているんですね、それを共同体で造っていますから四分六で分けていらっしゃるということですけども、それはそれで事が済んだ後の話ですので、それはそれで修復がなされたということでございますが、このようなやっぱり事案の中で考えますと、この引渡しが終わった後の公有財産としての管理体制の中の在り方について私はちょっと疑問を感じるわけですよ。 その前に、スケジュール表、工程表を見ますと非常に過密な工事日程なんですね、これはどこに問うて誰が答えてくれるのか分かりませんけど、私はこの時期、非常に気になっていまして、加治木方面から帰るときは必ず木田のところから入って火葬場のほうの前を通って帰るという道路を通りながら、現場を確認しながら、冬の間でしたけど、この工期設定というのは、なぜ工期設定するのでしょうか。 ◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) 今、工期についてのお伺いでしたので、こちらのほうでお答えさせていただきます。 この新築工事にあたりましては、平成28年6月から平成29年3月までの工期で9か月の工期をしております。建築のほうでは標準工期というのがありまして、この鉄筋コンクリート造2階建ての延床面積約2,000m2の規模でございますと、標準工期につきましても9か月ほどが、標準工期でございますので、ほぼ工期は妥当ではなかったのかと考えておるところでございます。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) すみません、質問が悪かったかもしれません。工期設定をする、その工期設定という定義を今、聞いているんですよ。いろんなところの工事看板が立っていますよね、あのときにうたってあります。 では、答弁が出ませんので、様々な道路工事中の看板等を見ますと、この工事は週休2日を踏まえた適正な工期の設定で工事を行っておりますという旨のことが書いてありますでしょう。書いていないですか。工期日程はそういうために設定されているでしょう。違いますか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 まず、工期につきましては基本的には適正な執行が工種ごとにございますけれども、ここを行うための工期設定でございまして、建築におきましてはご存じだと思いますけど工種ごとに工期の設定は決まっておりますので、その適用をやったという先ほどの答弁でございます。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) 決まっておりましたら、この掲示はせんでいいですよ。週休2日取って、でもできないから延期をするわけでしょう、これ夜も日曜もさせていますよ、この工程表を見ますと。だから、12月から1月、2月にかけて集中的に全ての工事を突っ込んで突貫でやっている、夜も作業灯をつけてやっていらっしゃる工期を私は何回も見ていますよ。これ見られた方いらっしゃいませんか。非常に昼間の作業で充実して養生期間もたっぷりあってというような工事であったでしょうか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 まず、当初、入札する際に適正な執行が行えるかどうかということ、まずはその工期を守る形での施工ができるかということで業者さんのほうは工事を請け負っていただきます。 その中で、工程表を作成いたしまして、ある程度の余裕工期を持った中での施工ということで、今回、業者さんに完成させていただいたと、ご努力には一応感謝しているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) 何かマスクがあってちょっとはっきり聞き取れないところがあるんですけれども、では、もう1つ、入札に関する最低制限価格の算定要領というのがありますね、これはなぜ定められているんですか。 ◎総務部長(髙山八大君) この件につきましては、工事監査監のほうに答弁させます。 ◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) 工事監査課、村田です。よろしくお願いいたします。 最低制限価格の設定につきましては、なぜそのようなことをしているかということですけれども、これにつきましては、大前提は品質の確保であります。最低限の品質を保つためにはこの金額がなければ履行ができないということで最低制限価格は設定しているところであります。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) このようなことは工事監査課しか答えられないじゃ、ほかの部署も皆、工事発注に予算化してますがね。なぜみんなの部署が答えられないんですか。当たり前のことですよ。最低価格を設けるということは粗悪な仕事をしないと、品質をしっかり担保するんだという意味合いが入っているわけですよ、それを部長が答えられないといけないですよ。 苦言になりますけども、本当のことですよ、ですから、大型工事なんかに向き合うときにどういう気持ちで挑んでいるか、担当それぞれが気を引き締めてやらないといけない仕事ですよ。 市の財産となるからには、事故が起きないこと、それから、また1つの無駄も出さない取組を建設中からやっぱり職員一丸となって私は取り組むべきと思うんですが、この建設について1つ疑念があるんですけども、中を分かっていらっしゃる方はいるのかな、私はまだ火葬炉の中は入ったことがないんですけど、もちろん火葬炉の中には入ったことはないですけど、火葬炉があるところの部屋に入ったことがないんですけど、この炉前のホールの壁と今回タイルが剥がれましたね、ここと火葬炉の間はどのぐらいの間隔がありますでしょうか。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 すみません、今、ちょっと厚みについては把握していないところでございますけれども、そのコンクリートを打った中で断熱材のほうの処理もしまして、一応、熱の遮断のほうの取組もしているところでございます。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) 今日は誰も設計図は持ってきていないんですか。私の質問が違ったのかな、火葬場のことで質問しているんですけど、火葬場の設計図はないんですか。 ◎建設部長(有江浩文君) 申し訳ございません。図面のほう、ちょっと持ってきておりません。すみません。 ◆6番(湯元秀誠君) 通告もしないで今から単発でぱんぱん出さないといけないんですよ。私、今回はこの姶良市の火葬炉を納入されるつもりで入札に入られた方で、姶良市の北山に住んでいらっしゃる方と話をしたんですが、結局、落札はできなかった会社の方なんですけど、その火葬炉と炉前ホールとの壁との間はどのくらいが理想なんですかとお伺いしたら、通常、4mから5m、冷却室を設けてありますという話です。聞くところによると人が通れるぐらいの距離かなというぐらいですから、多分、2mぐらいですか、姶良市の場合、2m以内ですか、私ども、ご遺体をこの中に入れてすると距離を感じないですね、すぐ炉があるような感じがして、そして閉まった後に喪主さんが火をつけられると、そのような一連の動作を見ていますので、そんなに奥まったところに炉の中に入れる様子ではないですね、その距離感が問題ではないかなというのは、先ほど、最後の答弁でありますようにということで出ましたけれども、この中で炉の熱がタイル等に影響を及ばない構造になっていますと、直接の影響はないと報告を受けていますと、その報告をされた方はどなたですか。 それから、当時の報告では、落下時の気象状況から、気象状況ですよ、外からの話ですね、普通は隔壁でできている箇所ですから、気象状況というのはどの程度ここで影響するのか分かりませんが、炉前ホールの上層空間が寒暖差もあり膨張と収縮の繰り返しによってコンクリートとタイルの接着面が剥離したことが一因と考えられておりますということですが、今、姶良市のここの温度が大体この上部で50度前後あるらしいですね。ご存じですか。 ◎建設部長(有江浩文君) すみません、ちょっと最後の50度というところがちょっと把握できなかったです。再度お願いできますでしょうか。 ◆6番(湯元秀誠君) 上層空間は寒暖差もありと書いてあります。では何度ですかと、どういう状況ですかと聞いても出てこないですから、50度らしいですよという情報を得ていますが、そういうのはご存じですかと聞いているんです。 ◎建設部長(有江浩文君) お答えいたします。 まず、報告は誰からということでございますけれども、設計事務所からの報告を受けているところでございます。 また、先ほどの寒暖差につきましては、当然、熱というのは上に上ってまいります。そうなりますと外部との熱との関係もございますので、炉前ホールの上部についてはかなりの温暖差があったのではないかというのは考えるところではございます。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) 今回、質問の中で尋ねられて報告があったのか、報告書に書いてあるんですかね、ちょっとそこらあたりも曖昧ですよね、というのは、事が起きたのは前ですよね、もちろん担当ではなかったですから、そちらに質問を投げかけるのは酷なことなんですよ、しかし、これは聞かざるを得ない、だから、今、問うているわけであって、この答弁書の形は以前からあった報告書に基づいて作られたのか、今回、誰かから報告をいただいたのかどっちなんですか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。 この寒暖差の報告につきましては、当時、平成30年3月の全員協議会の中でも同じ報告をしておりまして、当時、設計者のほうから回答があった内容だというふうにお伺いしております。 以上です。 ◆6番(湯元秀誠君) 私は設計屋にも問うべきところが今回はあるなと思います。距離がまだ示してもらえませんが、炉と壁との間の間隔の空間も冷却室の設置も何の答弁もいただいておりません。そして、なおかつ設計屋にどう問うたかというところの話もありません。もちろん聞いた話では、設計屋に現場に来てほしいという要望を出されたそうですが、来なかったということも情報は得ております。これで姶良市の公共施設はどんどんこのような形で進んでいきます。懸念が多いです。本当にこれでいいのか。不特定多数の人が集うこういう公共施設において、もっと真剣に工事に向き合い、予算執行に責任を持ち、自分の立っている立場、自分のやっている職務、どういうものがあるか、市民の目は決して皆さん方から離れません。そういうことも考えながらこういう事業に取り組んでほしいと思います。 今ひとつ市長にお尋ねしますが、方向性を出してほしいなと思うのは、やはりこのような事態が、この庁舎内では非常に業者に押されている部分もないわけではありません。そういうことを考えますと、やはりそういうところの公有財産の管理、それからこういう不具合が生じたときの対応の強化の構築をしなければ、これはずんだれていきますよ、姶良市は。言葉は悪いですけど。このようなことでは、大型公共施設は今からめじろ押しですよ、これはよくないですよ、どうですか。外部からでもいいです、すぐに対応できる、そしてそれにしっかりと敏速に答えを出す、そのような執行側の体制づくりは、市長、お考えはないでしょうか。最後です。 ◎市長(湯元敏浩君) 今回の議員のご指摘並びに議論を奇貨としまして、今後の公共工事については厳しくやっていくべきだと思っております。皆さんが何十年も使う公共物でございますので、私、これは責任を持ってチェック並びに管理もしていかなければいけないと、今、思っているところでございますが、その時々の体制、そういったものにも左右されることなく、これから先、ここも未熟な部分だと思っておりますので、成熟に向けた成長の一つとして職員とまた協議をしながら、間違っている部分は正していきたいと思っております。 ○議長(小山田邦弘君) これで、湯元秀誠議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後2時01分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時15分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、7番、塩入英明議員の発言を許します。 ◆7番(塩入英明君)     登      壇  皆さん、こんにちは。今回の選挙で初当選しました塩入英明です。どうぞよろしくお願いします。 また、姶良市市民の皆様、感謝しております。 また、この経験を生かして、新しい姶良市の市政に生かしていこうと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 では、早速、質問に入ります。 1、財政健全化について。 要旨1、行財政諸資料、令和2年度決算状況資料の決算指数等によると、経常収支比率96.2%であるが、県内市平均92.9%になっている。実質公債費率11.3%であるが、県内市平均6.3%になっている。将来負担比率63%であるが、県内市平均12.9%になっている。市債残高306億3,916万4,000円のデータが提示されている。 そこで、財政健全化を着実に推進するために、市債発行上限額の設定・遵守あるいは各決算指数等の「県内市平均数値」を数値目標にできないかを問います。 要旨2、姶良市の財政状況により対策期間における財政見通し(令和3年度から令和7年度)が提示されているが、対策期間延長を視野に入れることはできないか。また、行政サービスの質の低下が懸念されている。姶良市民・住民の配慮は行き届くのか、問います。 質問2、高等教育機関の創設について問います。 要旨1、高等教育機関の創設は、30年先、50年先の未来の姶良市民・住民から評価していただけるプロジェクトとして、経済効用等も考慮されているのか。また、「デジタル田園都市国家構想」、「学園都市構想」はあるのかを問います。 要旨2、産官学連携の担い手として、地域共生社会の実現に貢献するのか。併せて就学の機会以外に、市民・住民(社会人等)を対象とした質の高い高等教育を受ける機会を提供することができるのか、問います。 要旨3、高等教育機関設置場所は、最寄りの駅・バス停(新設を含む)から徒歩で15分ほど以内の距離間であり、地域防災拠点になり得る地域が望ましい。また、キャンパスの有効活用(空地・空間プロデュース)構想はあるのか、問います。 要旨4、高等教育機関を全て新設すると広大な敷地が必要になる。そこで新設施設(本部キャンパス)敷地(校地)は市街地再開発事業を行い確保する。併せて既存施設等の整備改修を行う。「街なかキャンパス構想」はあるのか。 要旨5、附属施設、寄宿舎、駐車場、調整池、通路(歩道の拡幅)等々環境整備も想定される。構想はあるのか、問います。 質問3、学校施設整備について。 要旨1、老朽化した施設(建築後50年を経過)の鉄筋コンクリート造の建築耐用年数を何年と判断しているのかを問います。 要旨2、老朽化した施設の計画的な整備改修について、ユニバーサルデザインを検討しているのかを問います。 要旨3、特別支援教室設置等の環境整備には、避難設備(基準より安全側、柔軟性)、避難経路確保等を含まれているのか、問います。 要旨4、異種構造(石垣とコンクリートブロックの組合せ)の工作物(塀等)についても整備改修に含まれているのかを問います。 4番、防災・減災について。 要旨1、「盛土による災害防止に向けた総点検について(依頼)」(令和3年8月11日付国土交通省総合政策局長等通知)に基づく盛土の総点検、姶良市内何か所で実施されたのか。また、土地の用途(宅地、農地等)にかかわらず実施されたのかを問います。 要旨2、宅地造成規制法の一部を改正する法律案(通称「盛土規制法」)が成立。5月27日に公布、来年5月までに施行される。同法の規制を実効性あるものとするには、県との連携はもちろんのこと、地域や市の担当部局・警察の連携が重要になる。本市における今後の対応について問います。 要旨3、道路、生活道路、里道、公園、広場における、沈下・すべりについて、安全性把握のための調査を行っているのか。併せて、対策工事及び車両通行止め等の計画があるのかを問います。 要旨4、各戸配布された「姶良市総合防災ハザードマップ」に避難の際の注意事項として「車を使用せず、徒歩で避難する」とある。住民への周知または日常生活の中での取組について伺います。 要旨5、田畑であった土地が開発行為により宅地化され、落ち着くまでに50年からの時間がかかると言われています。雨水等の排水経路を含む排水機能設備の充実が求められています。本市における冠水被害の予防対策について問います。 要旨6、市街地の都市化に伴い、地下水、地下(水位)の変化も想定される。本市における液状化被害の予防対策について問います。 質問5、子ども食堂・子ども宅食について。 現在、姶良市内に子ども食堂・子ども宅食は、何か所あるのか。また、開所にあたり、行政手続は必要かを問います。 要旨2、子ども食堂、子ども宅食の運営、管理者、場所、人員、資金繰り、食材提供等は、ボランティア活動を行っている個人、民間団体である。本市は実施体制について支援する考えはないかを問います。 以下の質問は一般席で行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  塩入議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、3問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の財政健全化についての1点目のご質問にお答えします。 まず、市債に関しましては、各年度における市債発行額が償還額を上回らないことに留意してきており、地方債現在高は、合併以降、およそ31億7,000万円、9.2%減少しております。 市債発行額は、国の経済対策や災害復旧費の大小、多額の予算を伴う大型事業の実施、さらには国の地方財政対策による臨時財政対策債の発行額の変動などにより、どうしても年度によって、差が生じてしまいます。 このようなことから、償還計画や財政計画に基づき、複数年度の中・長期的な視点を持って、コントロールしているところであります。 次に、財政指標につきまして、例えば、県内自治体の平均値など、目標値を持つべきであるとは考えております。しかしながら、本市においても、他の自治体においても、国の政策の影響や事業量、その他の状況により各年度の決算にはそれぞれの特徴が表れるため、財政指標は変動するものでもあります。このようなことから、数値として目標をお示しすることはありませんが、毎年、決算等により整理される各財政指標を正確に分析しながら、財政状況の健全化に向けて持続可能な市政運営となるよう努めてまいります。 2点目のご質問にお答えします。 ご質問にあります、姶良市の財政状況の資料は、令和3年度からの3年間を対象期間とする姶良市財政健全化緊急対策の概要をお示ししたもので、その中の5年間の財政見通しは現状で推移すると仮定した場合の推計であります。この推計を踏まえて、資料の後段に記述してある財政健全化に向けた取組を掲げ、対策を進めているところです。 財政計画に関しましては、本市では10年間の中期計画を作成しており、毎年の決算後にローリングを行い、行財政運営の基礎としております。 また、令和5年度までの財政健全化緊急対策について、現時点で期間の延長について判断はできませんが、仮に緊急対策期間を延長しない場合におきましても、歳入と歳出のバランスを保ち、両面にわたって行財政改革を進めるべきものと考えております。 財政の健全化とは、それ自体が目的になるものではなく、限られた財源の中で優先的に実施すべき政策を実現していくための手法であると考えております。 引き続き、経済情勢等を踏まえながらも、市民のニーズを最優先に、市民のための行政運営に努めてまいります。 次に、2問目の高等教育機関の創設についての1点目のご質問にお答えします。 市としましては、今回の国立大学法人「豊橋技術科学大学」とのサテライトキャンパスの誘致に関しての協議を進めながらも、年内に新設・誘致の選択肢について、その方向性を見定めるとしております。 その方向性が定まった次のステップとして、高等教育機関を新設する場合、一般的には、基本計画の策定に進むこととなります。 その策定に当たっては、その地域に根差した魅力ある長期的なビジョンを描くこととなりますので、現在、国が進めているデジタル田園都市国家構想等につきましても、今後、国等の動向を注視しながら、基本計画策定の段階で盛り込んでいくことになると考えております。 2点目のご質問にお答えします。 これからの高等教育機関の役割については、産官学との連携による地域課題の解決や、市民や社会人等を対象としたリカレント教育の場としても期待されております。 3点目から5点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 高等教育機関の設置場所につきましては、現在のところ、学校の規模等が定まっていないため、具体的な場所等の選定には至っておりませんが、学生が利用しやすい、例えば、JRの駅周辺を想定しております。 また、高等教育機関の施設においては、校舎であると同時に地域の防災施設などの役割も果たせる可能性があると考えておりますので、今後、方向性を見定めた上で、新設する場合には、基本計画等の策定の中で、具現化していくことになると考えております。 次に、4問目の防災・減災についての1点目のご質問にお答えします。 盛土の総点検については、令和3年7月に静岡県熱海市で発生した盛土崩落による土石流で甚大な被害をもたらした大規模な土砂災害を踏まえ、県内でも、都市地域、森林地域、農業地域等について点検が実施されております。鹿児島県から本市建設部に依頼のあった総点検の抽出件数は、27件となっております。鹿児島県の総点検の結果としては、緊急的な災害防止措置が必要な箇所は確認されなかったと公表されております。 2点目のご質問にお答えします。 宅地造成等規制法の一部を改正する法律につきましては、県知事等が盛土等により人家等に被害を及ぼし得る区域の指定や盛土等の許可基準の設定、災害防止の更生措置等の命令などを行う場合に、関係省庁との情報共有や、土地所有者等の同意、周辺住民への事前周知などについて要件化しております。 本市における今後の対応につきましては、県からの調査依頼はもとより、必要に応じて関係機関等との連携業務が主となってくると考えております。 3点目のご質問にお答えします。 市道における沈下・すべりについては、平成27年度、28年度に法面変状調査を行いました。その調査結果より、現在、市道久末・薄原線の法面防災工事を実施しておりますが、車両通行止め等の規制を行っている路線はありません。 今後も、法面変状調査の成果を基に、経過観察を行いながら、必要に応じ、通行規制を含めた対策等を検討してまいります。 4点目のご質問にお答えします。 姶良市総合防災ハザードマップは、従来のハザードマップを刷新し、本年2月に配布いたしました。 この総合防災ハザードマップには、市民の皆様へ各種の自然災害に対する平時からの備えの重要性と大切な命を守るための早く的確な避難行動などを詳しく記載しております。 これまでも、自治会、地域での防災研修会、出前講座等において、ハザードマップ等を活用しながら、災害は必ず起きるものであること、命を守るためには平時からの備えが大切であること、防災思想の基本である自助・共助の重要性等を周知しております。 また、日常生活において、市民が実際に自分の足で歩いて、自分の目で見て、危険箇所を確認するなど、平時から市民目線で防災に役立てる、命を守る取組や活動に対して、一層連携を図ってまいります。 5点目のご質問にお答えします。 宅地化に対する冠水対策としては、開発行為の申請が提出された案件については、区域内の排水路に排水抑制の施設を設けて、既存の側溝や水路等への流出抑制の予防対策を実施している状況であります。また、平成30年度までに策定しました姶良市雨水排水対策計画において、浸水実績箇所や流下能力不足の水路を把握した箇所について対策を実施することとしており、排水路整備等を推進している状況であります。 6点目のご質問にお答えします。 液状化対策につきましては、姶良市総合防災ハザードマップに、鹿児島県が平成26年2月に示した地震等災害被害予測調査に基づいた液状化危険度マップを掲載し、液状化の危険度と発生のメカニズムなど、市民に対して、分かりやすく公表し周知しているところです。公共施設の液状化対策につきましては、地質調査により液状化判定を行った上で設計を実施し、建築を行っております。 次に、5問目の子ども食堂・子ども宅食についての1点目のご質問にお答えします。 子ども食堂は、子どもたちに対して、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する取組として全国各地で開設されております。子どもの食育や居場所づくりにとどまらず、地域共生社会の実現に向けて大きな役割を果たすことが期待されております。 本年5月現在、鹿児島県へ登録されている本市内の子ども食堂は7か所となっております。また、開所する場合は県への登録が必要となります。 2点目のご質問にお答えします。 市におきましては、実施体制等の直接的な支援は行っておりませんが、市民の方から、子ども食堂への食材提供の問い合わせなどがあった場合に、開所している団体の情報を提供するなどの間接的な支援を行っております。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  3問目の学校施設整備についての1点目のご質問にお答えします。 学校施設に関する減価償却資産の耐用年数にかかる財務省令では、鉄筋コンクリート造の校舎及び体育館の耐用年数は47年であります。 文部科学省の学校施設の長寿命化計画策定にかかる手引では、物理的な耐用年数は、適切な維持管理がなされ、コンクリート及び鉄筋の強度が確保されている場合には、70年から80年程度と示されております。 本市においても、築年数のみで判断するものではなく、劣化の状況に合わせた修繕等を施すなどして、建物の健全さの維持に努めているところであります。 2点目のご質問にお答えします。 学校施設整備に当たっては、身体に障がいのある児童生徒や利用者等が無理なく安全に利用できるユニバーサルデザインによる計画になると考えております。 3点目のご質問にお答えします。 特別支援学級は、障がいのある児童生徒が障がいによる学習上または生活上の困難を克服するために設置される学級でありますので、消防法の定める避難設備である誘導灯や誘導標識の設置、それに避難経路の確保についても、必要に応じて、個別の合理的配慮をもって対応しているところであります。 4点目のご質問にお答えします。 学校施設の整備改修については、異種構造の工作物は対象外でありますが、外観点検等を行い、安全性に問題がある場合は、必要に応じた整備改修を行うことになるものと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆7番(塩入英明君) 質問1、2は、再質問しません。 3番、学校設備、施設設備の改修について。 要旨1のところ、学校施設の耐震化は平成23年度に修理をしているとなっております。 そこで、構造体の耐震化はもちろんやっていると思います。 学校施設のつり天井及び音楽室等の防犯、これによって、ふかし壁、二重壁になっている部分があるのではないかと思います。そこについての改修について伺います。 ◎教育部長(塚田佳明君) ただいまのご質問につきましては、担当課の課長補佐が参っておりますので、そちらから答弁をさせます。 ◎教育部教育総務課課長補佐兼施設係長(堀之内正文君) 教育総務課施設係の堀之内と申します。どうかよろしくお願いいたします。 現在、つり天井に関しましては、今、姶良市の学校では、つり天井に関しましてはございません。あと、音楽室に関しましては、確かに、ふかし壁という部分はありますけれども、平米的に基準内ということで、一応、対処する考えは今のところ持っておりません。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 要旨4に関連して質問します。 文部科学省通知、令和2年度学校施設におけるブロック塀等の安全対策状況調査及び対応についての依頼、令和2年8月14日付になっています。こちらの安全点検及び必要な安全対策は完了しているのか、伺います。 ◎教育部教育総務課課長補佐兼施設係長(堀之内正文君) では、ご質問にお答えいたします。 令和2年の時点で、学校を全部調査いたしまして、そのときにブロック塀の基準内に達してないのは全部一応撤去したり、そのほか上のほうをカットといいますか、あまりにも高さが高い部分に関しましては高さを低めの低く抑えると、カットをするというようなことで、一応、対処、一応、終わっております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 答弁にもありましたが、異種構造の工作物は対象外という一応判断なんですが、姶良市としては、ここの判断をどう見ているのか、確認します。伺います。 ◎教育部教育総務課課長補佐兼施設係長(堀之内正文君) 先ほどの異種構造の関係ですが、対象外というのが、その点検に対してというか、施設の補助関係に対しては対象外ということでありまして、点検とか、そういうことに対しての対象外ということではございません。今現状、私どもの把握しているところでは、市内の小中学校、幼稚園も含めまして、今、1か所、異種構造の塀が存在しているのは事実であります。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 防災・減災について再質問します。 要旨3、道路法、河川法等に法令に適用がない法定外公共物について具体的に確認します。 里道、水路、ため池等やそれに附属する堤塘が、これに当たると思います。これ以外に何かありますか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 今、すべり等に確認をしているのは、市道についてはしております。法定外につきましては、里道、水路が公共物として存在しているものと思います。 あと、ちょっと、すみません。ため池等が土木の所管ではございません。あと、土木のほうも所管で考えられるのは、道路、質問にあります生活道路、あと里道、水路、その辺が対応するところかと思います。 以上でございます。 ◆7番(塩入英明君) 普通河川はどうなっていますか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) 申し訳ございません。普通河川というのが、河川につきましては、今おっしゃる普通河川、その上に準用河川、その上に県の管理する2級河川というのがございまして、普通河川というのは、いわゆる河川法に基づかない河川ということで、すみません、これも該当するものかと思います。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 法定外公共物の管理者、所有者はどのようになっていますか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 法定外公共物につきましては、以前までは、国のほうの所管になってございました。その中で、市のほうに財産権として委嘱が行われました。その中で、立合い等、国と立合い等をしながら、いろんな条件がございます。昔で言う赤線、青線、地積図に載っているか載ってないか、現場があるか、ないかというところ、立合いをしながら取り決めをしました。その中で、市がもらうものについては、底地、財産権は市に移管されております。その管理、機能管理というものは地元で行うことというふうに、それは国が所管しているから、財産は国が所管するけども、維持管理は受益者といいますか、地元のほうで行ってください。そのまま、市のほうに引き継がれまして、財産権は市で管理するけども、維持管理については、地元で行ってくださいというのが基本にあるかと思っております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 今、言われました、水路、里道について、実質機能してないものがあると思います。民有地の中にあるとか、そこの判断はどのようになっていますか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 今、洗い出し作業は実際行ってはおりませんが、民地の中に入っていると、民地に囲まれているという感じかと思います。行き止まりであったりとか、そういったものに関しては、払下げであったりとか、付け替えであったりとか、その都度の協議にも様々な場合がございます。その都度、協議をさせていただいて、例えば、それを払下げをするとなった場合は、もちろん、それの周りのそれに面している方の同意書、それを利用される可能性のある方の同意書というものをいただきながら、皆さんの同意が得られれば、払下げであったりとか、付け替えであったりとか、そういった手段を今取っているところでございます。それぞれ個々ありまして、今、どこが、どこというのはお答えできませんが、すみません、今、そういう対応をしておるところでございます。 以上でございます。 ◆7番(塩入英明君) 今の件に関して、例えば、自治会長、水利組合、そういった方も、単純に境界決める際には立合い必要でしょうか。 ◎建設部次長兼土木課長(師玉保之君) お答えいたします。 市のほうで管理している里道、水路に関しましては、隣接の方々からの申請があって、境界の立会いを求められた場合は、市のほうで立会いをいたします。もちろん、それに面している、改良区さんの立会いと今おっしゃいましたが、土地が、改良区さんの土地が面しているのであれば、立合いは必要になるかと思います。ただ、機能管理として、改良区さんが入っているとか、底地の管理は市でやって、水路、用水管理を別の方がいらっしゃるというときは、財産管理者だけの立会いでいいものかと思っております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 要旨4の再質問いたします。 市街地での帰宅困難者が、特に姶良市の市街地、日中であれば、大量の帰宅困難者が出る可能性があると思います。そこで、一時滞在施設等の対策は取られていますか。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 一時帰宅困難者につきましては、企業で働きになられている方は、原則企業で一時的に身体の確保、帰宅までの安全確保を取っていただくということになります。また、学校におきましては、教育機関で親御さんのほうへ体の安全に引き渡しが終わるまでは責任を持って預かることになろうかとは思います。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 姶良市の場合は、県立の高校、私立の高校あります。高校生については、どのように考えていますか。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 県立の高校につきましては、地域振興局内にある学校事務所との協議が必要になろうかとは思います。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 私立高校はどうでしょう。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 私立の高校につきましても、一時帰宅困難者と同じ対応ということで、学校で一時的に身体の確保ができるまでは帰宅をさせない。または、学校内に備蓄品等の配備も検討していかなければならないとは考えております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 阪神淡路大震災、その後に、帰宅支援マップ等が民間の会社を含め行政とも作られていると思います。そこで、例えば、単純なんですが、通学路障害物マップとか、ハザードマップがあります。要は、小学生・中学生を対象にした通学路の障害物に関するマップというのを作成する予定はありませんか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今、ゼンリンという地図の会社がありますけど、ゼンリンとタイアップといいますか、情報提供しながら、それぞれの学校ごとの安全な通学路の地図は、もうできております。 ◆7番(塩入英明君) 今、言われた内容、公表をされているんでしょうか。例えば、ホームページとかで見ることできるんでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) それぞれの学校の、それぞれの子どもたちの手には渡っているということでございます。 ◆7番(塩入英明君) 学校関係は分かるんですが、一般市民の方も理解しといたほうがいいと思っています。そこで、改めて確認いたしますが、一般の方がそういった情報を得る機会というのはないんでしょうか。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 一般の方も、阪神淡路、東日本大震災、熊本地震、その他豪雨災害をいろいろ見て感じておられることは分かっていると思います。それに関しまして、行政側だけではなくて、一市民も、その点について、今後考えていかないといけないとは考えております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 関連しまして、姶良市内にある公園、そういったところに、必要な物資、資機材の備蓄倉庫等の計画はありませんか。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 市内の公園等にはありません。ただし、市内の指定避難所、ここには備蓄倉庫を備えている指定避難所もございます。その指定避難所内の備蓄倉庫の中に、様々な資機材が、避難生活を送れる資機材も配備しております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) あと、公園の利用方法なんですが、一種のテント村とか、構想あるいは計画はありませんか。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 公園等におきましても、先般いろいろ発生した災害等におきまして、かまどベンチであったり、災害用のトイレ、下をマンホール、下水機能を備えたトイレ等が災害用の公園として機能していることは十分承知をしております。今後、こういった、姶良市も大規模災害が起こらないとは言えませんので、今後、この辺につきましても検討していく必要があろうかと思います。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 自主防災組織について伺います。現時点で実質活動している自主防災組織はありますか。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 自主防災組織の組織率ですが、今年4月1日現在84.2%の組織率となっております。ただし、現在、自治会での組織結成を図っております。ただ、中山間地域においては、自主防災組織として機能できない、高齢化等、過疎化の問題で、活動できない実情も我々は十分承知をしております。それらに対しまして、自治会だけではなくて、今後、校区コミュニティ協議会で、自治会の活動支援を行うということで、校区コミュニティ協議会単位の自主防災組織の結成に移行しようと考えております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 昨日、同僚議員から自治会の世帯数の質問あったと思います。そこで再度確認いたします。実質的に一番多い中央値といいますか、自治会の世帯数の中央値、平均じゃなくて、中央値、もし、分かれば、お願いします。 ◎企画部長(今別府浩美君) 全体の世帯、自治会の中央値につきましては、すみません、把握、今、手元に資料がないので、把握しておりません。 以上でございます。 ◆7番(塩入英明君) 私の聞いている範囲では、2人、3人の自治会もあると。要は実質もう機能していない自治会です。と同時に、私のところは、たまたま300世帯超しているんです。今、このように、すごい差があるんです。 そこで、先ほど言われましたように、もう自治会での防災組織、自主防災組織はちょっと無理だろうと思っています。新たに、校区コミュニティさんを含めて、組織編成をちょっと考えたほうがいいのかなと思っております。そこを改めてお願いします。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 議員仰せの自治会での自主防災組織の結成は、確かに不可能な自治会もございます。我々が今現在考えているのが、松原上自治会です。ここ、世帯数、人口も多いところです。ここを自主防災組織のモデル地区に現在指定をして、松原なぎさ校区コミュニティ協議会、松原上自治会をモデルとした市内の各校区コミュニティ自主防災組織の結成ができればというふうに考えております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 本市として、自主防災組織へどういったことを期待していますか。また、どういった活動をしてほしいと思っていますか。 ◎総務部次長兼危機管理監(岸園克己君) 自主防災組織、人間が生きていく上で大切なものは命。命を助けるためには逃げること。それも早い避難行動です。そのためには、早い避難行動を取るためには、正常性であったり、同調性バイアスをなくさないと命は助かりません。それに対して、自助・共助の観点でいけば、避難行動要支援者、災害時要配慮者の中の避難行動要支援者を避難支援をする人、避難を助ける人を自主防災組織の中で選定して、いち早く逃げるという活動をしていけたらと考えております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 質問を要旨5に移します。 農業用水路の現状について伺います。 ○議長(小山田邦弘君) 塩入議員、もう少し具体的な質問をお願いいたします。 ◆7番(塩入英明君) 業用水路として、実際、農業用に使っている農業用水路と生活排水が流れ込んでいる農業用水路があります。そこの比率を確認したいと思っています。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) お答えします。 農業用水路と生活用雑排水の流れる排水路、そういったところの調査まではしておりません。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 農業用水路自体が防火用水路にも活用されていると思っています。消防のほうでは、この農業用水路をどの程度活用しているのか、伺います。 ◎消防長(原口浩幸君) ちょっと手元に資料がございませんけれども、思川用水とかというところは、どうしても冬場水利が少ないですので、用水路を流していただいて、農?期ではないですけれども、流していただいて、消火用水として活用しているところです。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 防火用水路として活用している以上は、常に流れていると思っているんですが、それでよろしいでしょうか。 ◎消防長(原口浩幸君) はい、そのとおりです。 ◆7番(塩入英明君) 昭和40年代前後に農業用水路を造っている部分が結構あると思います。ここの劣化について、特にコンクリートで造ったものというのは、排水路ですから、いろんな有機物が流れています。劣化が早いはずなんです。そこの確認をお願いします。そこの確認と、実際、今後、改修工事等計画があるのか、伺います。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) お答えいたします。 農業用水路の関係については、土地改良区関係と協議をしながら、傷んでいるところについては補修しております。ただ、都市排水路としての農業用じゃなくて、農業用水を兼ねた排水路については、また、それなりの管理の仕方がまたあると思います。傷んでいるところについて要望があれば、現地を確認しながら対処していくということになると思います。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 次に、要旨6に移ります。 液状化等について、ちょっと確認いたします。私も、ここで発言しているんですが、液状化対策って、やりようがないんだろうと実質は、そのように思っています。その上で、改めて液状化対策、伺います。 ○議長(小山田邦弘君) もう少し具体的な質問に落としていただいて……。 ◆7番(塩入英明君) 具体的に。 ○議長(小山田邦弘君) はい。 ◆7番(塩入英明君) 今回、加治木庁舎、子ども館、公共事業です。そちらについて伺います。 ◎建設部次長兼建築住宅課長(川崎久志君) お答えします。 今の公共物に関しまして、今、出ました子ども館、あと、姶良市役所のほうの本庁舎は、それは事前に地質調査を行いまして、液状化判定のほうを行っております。そこの今の2つの施設につきましては、液状化する可能性は低いという判定が出ております。けど、仮に、ほかの、例えば、ほかの公共施設で地質調査をして、例えば、液状化する可能性が高いという判定が出ましたら、それなりに液状化のくいを打ったり、地盤改良を行ったり、対策を行うと思います。 以上でございます。 ◆7番(塩入英明君) 加治木庁舎のほうのお話がなかったと思うんですが。 ◎総務部次長兼庁舎建設課長(塩屋重信君) お答えします。 加治木庁舎の建設につきましても、昨年度、地質調査を実施しております。その中で、報告書の中では、液状化は発生し得ないということでの報告は受けております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 地震あるいは台風被害等で家が傾く場合あります。その際、僅か二、三センチ傾いたとしても、近頃の新しい家というのは、新しい造り方というのは、玄関ドアとか、窓とか、開かない可能性があります。そういった場合の対処については、消防になるのでしょうか。要は玄関ドア開ける作業です。 ◎消防長(原口浩幸君) お答えいたします。 救急要請があれば、当然消防が出ていって、そこから救出をするということになるかと思います。 ◆7番(塩入英明君) 災害時の、要は、市有地にある工作物、要は塀とか、あるいは建物も含めて、災害時の救出作業に関して、どうしても、ここを壊さなきゃいけないというの、出てくると思います。そこについての本市のルールといいますか、それはありますか。 ◎消防長(原口浩幸君) 大本の消防組織法第1条に、そこらは記載してあります。救出活動中にそういった障害物がある場合は、それらを取り除いて人命を最優先するということになります。 以上です。 ○議長(小山田邦弘君) 塩入議員、少し要旨から外れて、幅が広くなっています。もう少し絞り込んでお願いします。 ◆7番(塩入英明君) 次に、子ども食堂、宅食食堂についてお尋ねします。 今現在7か所あるというふうになっております。こちらについて、支援体制について、今、どういう状況になっているのか、確認します。
    ◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) お答えいたします。 今、姶良市内には7か所の子ども食堂を任意団体で5団体、コミュニティで1団体、個人で1団体、個人で1か所ですね、合計で7か所をしていただいておりますが、ここについては、食料の分については、地域の方からの提供であったりということで、賄っていらっしゃるという状況になっております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 私は、子ども食堂に関しては、できれば、行政のほうは黒子に徹していただいて、ボランティア団体のほうがやったほうがいいのかなと思っておりますが、改めて、そこのところを伺いたいと思います。 ◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) 現在、市民の皆様からいろいろな食材が余っているとか、お米をたくさん作ったので、どこか子ども食堂に提供する場はないでしょうかというようなお問い合わせをいただいております。その場合には、県に登録してある7か所の団体のほうをお知らせしまして、そちらのほうに食材の提供をしていただいているという状況であります。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) 子ども食堂、今現在、利用している方、お子さんはもちろんなんですが、高齢者の独り暮らしの方も利用されていると聞いております。そちらについて、伺いたいと思います。 ◎保健福祉部子どもみらい課長(有田加代子君) 全てを把握しているわけではありませんが、各団体によっては、高齢者の方も居場所という形で、お一人でお食事を摂られる孤食を防ぐためにも、そちらのほうで、皆さんと一緒に食事を取っているという現状があることは把握しております。 以上です。 ◆7番(塩入英明君) これで質問を終わります。 ○議長(小山田邦弘君) これで、塩入英明議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。15分程度とします。(午後3時15分休憩) ○議長(小山田邦弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時28分開議) ○議長(小山田邦弘君) 一般質問を続けます。 次に、17番、新福愛子議員の発言を許します。 ◆17番(新福愛子君)     登      壇  皆様、こんにちは。長時間になりましたが、本日最後の質問者となります公明党姶良市議団の新福愛子でございます。 本日も、選挙管理委員会小倉委員長にお越しいただいております。よろしくお願いいたします。 それでは、通告いたしました3つの項目について質問いたします。 まず、項目1、HPVワクチンのキャッチアップ接種の取組と水痘帯状疱疹ワクチン接種費助成について。 重症化や感染症予防に対してワクチンの重要性が見直され、それぞれが接種の判断ができる環境整備が求められています。 1点目、積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して、令和4年4月1日から始まったHPVワクチン接種のキャッチアップ接種の取組について伺います。 2点目、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われている帯状疱疹の発症が増加しています。ワクチンの予防接種費用の助成を検討できないか、伺います。 次に、項目2、性犯罪・性暴力の根絶に向けて。 性犯罪・性暴力は、被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、その心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼします。その根絶に向けた本市の取組や被害者支援の強化を問います。 最後に、項目3、期日前投票所の拡充について。 近年、期日前投票の投票率が上がっています。投票率の向上のために以下を問います。 1点目、過疎高齢化が急速に進む中、高齢者等の投票確保や若者への選挙啓発と投票機会の確保のために、移動式の期日前投票所の設置を検討できないか。 2点目、熊本市をはじめ多くの自治体が推進する大型商業施設への期日前投票所の設置を本市でも検討できないか。 以上、壇上からの質問です。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  新福議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、3問目のご質問につきましては、選挙管理委員会委員長が答弁いたします。 1問目のHPVワクチンのキャッチアップ接種の取組と水痘帯状疱疹ワクチン接種費助成についての1点目のご質問にお答えします。 HPVワクチンのキャッチアップ接種につきましては、積極的勧奨を控えていた期間に接種時期を迎えていた対象者およそ2,700人に対し、本年5月に事業の概要説明とワクチンの効果やリスク等について記載したリーフレットを個別送付しました。 対象者が接種を希望する場合は、窓口での予診票の発行申請に加え、インターネットを活用し、いつでも気軽に申請できる環境を整えております。 また、市のホームページにも、詳細な情報や接種可能な医療機関などを掲載して、情報提供に努めております。 2点目のご質問にお答えします。 帯状疱疹予防ワクチンは、平成28年3月から50歳以上の方が任意接種として受けることが可能となっております。 予防接種の助成につきましては、国のワクチン分科会において帯状疱疹ワクチンの期待される効果や導入年齢等をさらに調査し、定期接種の必要性を検討していくとしておりますので、今後とも国の動向を注視しながら検討してまいります。 次に、2問目の性犯罪・性暴力の根絶に向けてについてのご質問にお答えします。 令和2年6月に、関係府省会議において、性犯罪・性暴力対策強化の方針が決定され、性犯罪・性暴力の根絶に向けた取組や被害者支援の強化が挙げられております。 本市の取組としましては、現在、犯罪被害者への支援に特化した条例等はありませんが、姶良市安全・安心まちづくり条例に基づく、姶良市安全安心なまちづくり施策を策定しており、この施策の中で、援護を実施する場合には、犯罪被害者等に配慮し、適切な支援活動を行うとしております。 本市における令和3年度の性犯罪等に関する犯罪被害者等の支援要望、相談などはありませんでしたが、女性相談など、相談の内容によっては、関係機関等と連携し、必要な情報共有を図り、迅速に対応しております。 特に、鹿児島県、鹿児島県警、かごしま犯罪被害者支援センター、鹿児島県産婦人科医会の4機関が連携協力して支援を行っております。 性暴力被害者サポートネットワークかごしま・通称「フラワー」と連携できる体制を取るとともに、安心して相談ができる窓口体制が整っていることの周知広報を行っております。 被害者支援の強化としましては、昨年度、県が「鹿児島県犯罪被害者等支援条例」を制定しました。これにより、本年度、県において、開催予定の説明会等に積極的に参加し、今後本市でも条例制定に向けて取り組んでまいります。 ◎選挙管理委員会委員長(小倉章君)     登      壇  選挙管理委員長の小倉です。 新福議員の3問目の質問については、事務局のほうから答弁させますので、よろしくお願いいたします。──失礼しました。打ち合わせ不足でした。(笑声) 3問目の期日前投票所の拡充についての1点目のご質問にお答えします。 現在、本市においては、姶良庁舎6号館、加治木総合支所北側庁舎1階、蒲生総合支所本館1階の計3か所に期日前投票所を設置しております。 また、県内では、移動式期日前投票を行っている自治体は、南さつま市、南九州市、伊佐市及び薩摩川内市であります。 いずれの自治体も移動式投票所を始めた要因として、既存投票所の廃止や統合による市民サービスの低下を補うことが目的にあるようです。 現在、本市には49か所の投票所がありますが、選挙事務従事者や投票立会人の確保に苦慮している状況であります。 また、本市には、人口が増えてきている地域だけではなく、そうでない地域もあります。既存投票所の廃止や統合については、地域住民の理解が必要となりますので、慎重に研究し、その中で移動式期日前投票所の設置について対処してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 県内において、大型商業施設で期日前投票を行っている自治体は、鹿児島市、鹿屋市、志布志市の3自治体でありますが、移動式期日前投票所と同様に、大型商業施設での期日前投票にも人員の確保等が課題となります。 本市としましては、3自治体の取組状況とその他の自治体の今後の動向を注視しながら、移動式期日前投票所と並行して研究してまいります。 以上、お答えします。 ◆17番(新福愛子君) それでは、通告に沿って再質問をさせていただきます。 まず、1項目めのHPVワクチンのキャッチアップ接種についてでございます。 まず、このキャッチアップ事業と言ってもご理解いただけてない方も多いかと思いますので、この事業の概要をまずお示しください。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 先ほど市長の答弁でもございましたけれども、HPVワクチン、いわゆる子宮頸がんワクチンでございますが、定期接種期間中に、国のほうから積極的勧奨を差し控えるというような通知がございまして、その期間に接種機会を迎えられたという方が受けられないという状況がありましたので、姶良市では、2,700人を対象に、これは国のほうの指定なんですけれども、3年間の措置で、公費で受けられるワクチン接種の機会を設けるというような事業でございます。 今年度は、平成9年の4月2日生まれから平成18年の4月1日生まれの方が対象となっております。対象者の方には、個別通知それから案内の個別通知と、それからリーフレット等を送付したところでございます。 以上でございます。 ◆17番(新福愛子君) 今回の対象者は2,700人で、本市におきましては、5月に既にリーフを個別送付されたということですけれども、返ってきた案内というのはなかったでしょうか。着実に届いたかということです。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) おおよそ2,700人ということで、数としては、2,737名の方に通知をしたんですけれども、宛名不明ということで、3通のものが返ってきたところでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 2,737通発送して、返ってきたのが3通ということは、ほとんど皆様、対象者ご本人がそこにお住まいか分かりませんが、確実にご自宅には届いていると、多分、ご家族間で連絡を取り合って、こんなの来ているよという形で、本人様にも情報が行ったという理解をしておきたいと思います。 次に、事業実施に当たっての留意点。どのようなことを留意されますでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 今回の接種事業につきましては、先ほども申しましたけれども、積極的勧奨を差し控えていたという時期もありましたので、対象者の方が接種について検討するための資料が必要ということで、ワクチンの接種とそれからリスク、効果とリスクや、それから子宮頸がんについての記載された厚労省のパンフレット、リーフレット等がありますので、そちらのほうを送付いたしました。 また、市ホームページ等にも、その内容を掲載して情報提供、本人のみならず、いろんな方にということで、情報提供をいたしているところでございます。 また、医療機関へも、ワクチンの確保も必要になるということで、事前に資料を送付してご協力をいただいているところでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 本当に失われた8年とも言われておりますけれども、当初70%台の接種率が突然1%も行かなくなったという、しかも僅か2か月という、私も覚えておりますけれども、繰り返し報道等で、副反応が出た方の姿が映し出され、ワクチンというのは、こんなに怖いものかということを完全にしみ込まされてしまったというようなことだったと思っております。それでも子宮頸がんに罹患される方は、ワクチン接種しようが、しまいが、変わりません。やはり、年間3,000名に近い方々が、今もなお、お亡くなりになっているという、この現実というのは、しっかりと受け止めていかなければいけない。その上で、また再開して、しかも、キャッチアップという、その間に逃した方々を救い上げていこうという、こういった事業でございます。 予診票については、発行申請が必要とのことで、答弁書にそのように書いてありますけれども、もう普通であれば、今もなお、この頸がんワクチンは定期接種なんですけれども、その場合は、普通の予防接種というのは予診票も入っていたりしませんか。このワクチンに関してだけ発行申請が必要という、この辺はどのような判断でそうされたのか、お示しください。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 先ほどもおっしゃってくださいましたけど、接種ができない期間というのがありましたけれども、その期間に任意でということで接種をされた方もいらっしゃいます。また、こちらのほうに転入された方については、こちらのほうで接種の履歴がないので、ひょっとしたら、転入前に接種を終えていらっしゃるという方もいらっしゃろうかと思いますので、その辺の間違い接種というようなところを防ぐためにも、ご本人さんに申請していただいて、残りの回数の予診票を送るということにしているところでございます。申請に関しては、皆さんができるだけ申請がしやすいようにということで、パソコンであったり、スマートフォンであったりというようなところで、申請がすぐにできるようなというところの体制も取っているところでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 承知しました。 今回のキャッチアップは、令和7年度までの3年間となっております。この期間中に定期接種の対象から外れる方々がおられます。具体的には、平成18年度生まれが令和5年、6年度の2年間、平成19年度生まれの方は令和6年度の1年間。この方々の周知は特に丁寧であるべきだと考えますけれども、この辺については、どのようにお考えでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 今、おっしゃってくださった方々の年代ですけれど、現在、その方々の年代については、定期接種の対象ということで、今回、予診票とそれからリーフレット等を含む案内通知を4月に個別で皆さんに発送しているところでございますので、接種の対象者だということは、定期接種ということで、ご案内はしているところでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 全国的には、先ほど部長の答弁にもありましたように、既に自費で接種をされた方々も結構おられるようです。自治体によっては、償還払いとして対応されている市町もございます。姶良市ではいかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) そういう方々についても、今現在、必要書類、提示していただく書類等を出していただくことも含めて、今、検討しているところでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 本来であれば、定期接種ですので、無料でできたものですね。それを、やはり、こういった8年の間に、定期接種であることさえ、忘れられてしまって、また、その年齢も外れてしまって、自費で、結構高い費用でございますけれども、その自費でされた方に償還払いということで、ぜひ、姶良市も、そういう方々には、しっかり向き合っていただいて、しっかり償還払いをしてあげて、差し上げていただきたいということを要請しておきたいと思います。 次に、一番上の方です。既に27歳になっておられます。積極的勧奨はされなくなった。8年たったら、もう27歳になっておられるんです。お勤めもされているかと思います。勤務先の事業所等への情報提供とか、リーフとか、ポスターの掲示などして、あなたも対象者、私も対象者だわというふうに、本人に気づいていただけるような、そんな取組も必要ではないかと思いますけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 今、おっしゃってくださったように、広く皆さんに周知を図るということは大事なことだと思っているところです。ホームページは今もしているところですけれども、あとまた市報とか、あとまた公共施設とか、医療機関へのポスターなどで、皆さんに、それから家族等も含めてですけれども、目に触れるような機会を設けていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) そうですね、ご本人への周知と、あと本当に女性だけでなく、男性の皆様にも、こんな取組が始まっているんだと。3年間でございますけれども、知っておいていただいて、もし、周りに、この年齢に入っているなと思われる女性がいたら、ちょっとした話題を振っていただくとか、本当に周りで、女性たちの大切な命を守っていく。そんな姶良市であってほしいなというふうに思います。 ともあれ、子どもを産む可能性がある女性だからこその子宮頸がんでございます。ワクチン接種と定期的な検診で、唯一撲滅できるがんとも言われております。これまでも何度も提案させていただいておりますが、今月7月は男女共同参画推進月間でもあります。また、ミモザの咲く頃の3月には女性の健康習慣もやってまいります。HPVワクチンへの正しい理解に基づくキャッチアップ事業の推進や女性の生涯にわたる健康支援など、女性たちだけではなく、男性の皆様も意識を共有していただけるようなセミナーの開催をぜひ、姶良市で取り組んでいただきたいと提案をしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) セミナーに関しては、いろいろとまた検討をさせていただきたいと思いますけれども、先ほども話をさせていただきましたように、多くの方に知っていただくということが重要なことであろうと思いますので、いろんな機会であったり、保健師が出向く健康教室でありましたりとか、いろんな講座、その中で周知していきたいと思っております。また、重複にもなりますけど、いろんなところにご協力をいただいて、ポスター等の展示等を考えていきたいと思っております。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 女性活躍が大きなうねりというか、潮流になり、今、参議院選挙でも多くの女性候補も立候補しておられます。女性活躍推進の裏には、こうした女性だからこその困難もあるということ。そして、その命を守るために、本当に社会全体で、こういった意識を変えていったり、機運を醸成していったり、そういうことを、盛り上がっていくことを願っております。 次に、帯状疱疹のワクチンのほうに入ってまいります。 帯状疱疹というのは、水ぼうそうと同じウイルスで起こる病気で、体の左右どちらかの一部に痛みと赤い発疹、水膨れが帯状に、帯状に生じます。日本人の90%以上発症する可能性があり、50歳代からの発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われております。痛みは三、四週間続き、約2割の人に3か月以上の痛みが続く、しかも、後遺症が残る場合もあるというふうに言われております。ワクチン接種によって発症を予防できるということも言われて、明確になっております。 今は任意ということになっておりますけれども、実は、私も、何年前だったでしょうか。ちょうど春の頃に、顔にポツっと何かできまして、虫刺されだと思っていたんですが、それがちょっと広がっていきまして、ちょっと痛みもあり、皮膚科に行ったところ、「新福さん、これね、帯状疱疹ですよ」と言われて、顔に出るんですかって、自分でもびっくりしたんですけれども、顔に出た場合は、目に入ると失明の可能性もあるので、そこを気をつけてくださいということで、数日間の強力なお薬もいただき、ちょうど、そのときに県外視察が常任委員会の視察が入っておりまして、所管事務調査が入っておりまして、もうそのときには、結構またそれが広がっていたので、今、コロナ禍であるとマスクをできたんですけども、当時、春の頃にマスクをする人なんかいなくて、でも、やはり、ちょっと見苦しくて、マスクをして、息苦しい中で調査に行ったという自分自身の帯状疱疹の経験も思い出すことでした。 確かに50代に入ってからの発症でございまして、特に、私も周りで、最近、コロナ禍に入ってきて、免疫力が落ちたりとか、そんなこともあるのかなと思うんですけれども、以前よりも帯状疱疹の話をよく聞きます。かかりつけのお医者様にも伺いました。そうすると、やはり、そういった患者さんがちょっと増えていると、そのようなお話も伺いました。その中で、ワクチンには2種類あるようでございます。金額も気になるところでございまして、ワクチンの種類とそれぞれの金額を示していただきたいと思います。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) ワクチンのほうは2種類ございます。1つが乾燥弱毒生水痘ワクチンというもので、生ワクチンと呼ばれるものです。ビケンというものですけれども、これは1回接種で、大体金額は幅があるんですけれども、7,000円から1万1,000円程度ということになっているようです。こちらのほうも価格についてはいろいろ幅がございます。 それから、もう一つが乾燥組換え帯状疱疹ワクチンのシングリックスというもので、これは不活化ワクチンというもので、2回接種が必要ということになります。1回当たりの値段が約2万円から2万3,000円程度というようなことになっております。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 結構高価ですね。私のかかりつけ医の先生も、患者さんから、「『先生、姶良市は助成はないんでしょうか』ということをよく聞かれるんです」とおっしゃっていました。「残念ながら、ないんですよっていうお話をします」と。 やはり、今、こうやって、コロナがあってから、皆さん感染症というものとか、こういったワクチンというものを非常にもう一度考える時代になっているのか。やはり、これだけ高価ですので、そこを2,000円でも3,000円でも助成があると、肺炎球菌ワクチンとかもありますけれども、やはり、助かるのかな、ワクチン打っておこうかな、予防しようかなと、そのような流れになっていくのかなと。それが予防医療が、即、医療費の削減にもつながっていきますし、ご本人の幸せであると同時に、市の財政にも、これは逆に跳ね返ってくると。後遺症で本当に体力を本当にげっそり体力消耗された方もいらっしゃいます。それをきっかけに、すごく体調不良が続いている方もいらっしゃり、ひどい方は死亡にも至っていると、そういうこともあられるそうです。よく一周すると危ないとか、そういう話を聞きますね。私も、その辺の医学的なことはよく分かりませんけれども、やはり、こういった助成に対する要望というのは、現場ではあっているようですが、市に問い合わせはなかったでしょうか。 ◎保健福祉部長(向江美喜君) 問い合わせ、要望等については、担当課長のほうに答弁させます。 ◎保健福祉部健康増進課長(増田秋夫君) 健康増進課長の増田と申します。よろしくお願いいたします。 今のご質問にお答えいたします。 本年度に入りまして、コマーシャルの影響もあるのかなと思いますけれども、そういう助成等の帯状疱疹のワクチンについての助成等はないのかなというところで、数件電話でのご連絡がございました。議員おっしゃったとおり、こちらのほうでの助成というのは、今のところはございませんというお答えをしたところでございます。 以上でございます。 ◆17番(新福愛子君) 確かにコマーシャルも始まっているんです。やはり、これは、全国的にも広がっているという、ちょっと数が増えているという傾向性があるようです。答弁によりますと、国のほうも定期接種の必要性を検討していくということで、国の動向を注視していきながら検討してまいりますというご答弁でしたけれども、この予防医療の観点、そして、本当に僅かでもいいから助成をすることによって、自分自身の健康をしっかり守っていくという市民には大きなきっかけになっていくというふうに、私は思うんですけれども、市長はどのようにお考えになりますか。 ◎市長(湯元敏浩君) ワクチンの大切さ、予防医療の大切さは非常によく理解できるところでございますが、財政的な部分も勘案しながら、今後検討してまいりたいと思っております。 ◆17番(新福愛子君) 項目2、性暴力・性犯罪の項目に入ってまいりたいと思います。 今回の通告提出と同時期に、もっと早くからあったのかもしれないんですけれども、「あなたの心に寄り添いたい。1人で悩まずに、まずは相談してみませんか」という、性犯罪被害相談電話「#8103(ハートさん)」、「#8103(ハートさん)」のカードが女子トイレに置かれるようになりました。ナプキンも設置されて、あとDVの被害に関するこういったものも置いてあります。1人で悩まないでという、こういったカードとかでございます。 女子トイレも、この10年、20年で、女性の人権を守るいろいろな政策が出てきて、トイレも風景が変わってきたなということを実感している今日この頃でございます。 まず1点目に、性暴力の定義、お示しください。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えいたします。 性暴力ですけれども、性暴力とは、望まない、同意のない、性的な行為や発言を言います。性暴力については、自分の気持ちが尊重されず、自分の体に関することを自分で決める権利が否定される人権侵害ということで言われております。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 行為の例としても数多くあるようですけれども、幾つか、ご紹介していただいてもよろしいでしょうか。 ◎市民生活部長(北野靖往君) お答えをいたします。 行為の例ということですので、同意のない体への接触、痴漢とか、盗撮、あと、性的な冗談やからかい、セクシャルハラスメント、ストーカー行為など、また、そのほかにも幾つかあるようでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) それでは、そういった被害を受けた方々に、なかなか表に出ることはないんですが、たまたま、そういう相談を受けたりとかした人が、よかれと思って励ましたりする言葉が、実は大きな2次被害になるという言葉があります。みんなで気をつけていきたいと思いますので、その言葉かけの例というものをお示しいただけたらと思います。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 2次被害につながる言葉かけの例ということでございますが、まず、責めるという観点からということで、「何で2人きりになったの」とか、「何で今まで話をしてくれなかったの」というようなこととか、その方を軽視するということで、「そのうち忘れられる」とか、「時間がたてば元気になるよ」とか、また否定するというような観点から、「許してあげたら」とか、「そろそろ立ち直ってもいいんじゃないの」と、そういったようなのが上げられているようでございます。 ◆17番(新福愛子君) 確かに、本当に励ますつもりで、何とか元気になってほしいと思いを込めてかけた言葉が、実はご本人にまたフラッシュバックを起こさせたり、大変なつらい思いをさせるということで、こういうことも、しっかりと私たちは学んでいく必要があるのではないかなというふうに思っております。 確認のために、答弁書では令和3年度の性犯罪等に関する支援とか、相談などは、本市ではなかったということでございますけれども、新市誕生してから、もう今13年目を迎えておりますけれども、この間に、こういったご相談とか、事例はなかったものでしょうか。もし、あったとしたら、どのような対応をされたのか。ご紹介いただける範囲でお示しいただけたらと思います。 ◎市民生活部長(北野靖往君) 答弁にありますとおり、姶良市においては、そういった例はなかったということなんですけれども、女性相談については、ここ3年の中で幾つかの相談があるようでございます。特に、令和元年度で519件の姶良市への女性相談というものがございます。それから令和2年度384件、令和3年度で284件の相談があったということでございます。中身については、詳しいものは手持ちでありませんけれども、いろいろな相談があったのではないかということでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 鹿児島県でも犯罪被害者等支援条例。姶良市においては、姶良市安全・安心まちづくり条例とか、姶良市安全安心なまちづくり施策を策定しておられ、この中で、こういったことに対して対応しているというようなご答弁も確認できました。鹿児島県でも条例が制定されました。性暴力・性犯罪も、この条例で守られていくものと理解するものですが、その第21条に県民の理解の増進ということもうたってございます。また、今、確認させていただいたような性暴力の定義や行為の例、2次被害としての言葉などは、まずは私たちが正しく理解して認識していくことが重要だと考えております。 学校の現場でも、こういったことをしっかりとやっていくように、この条例で、22条ですね、学校における教育及び支援がうたわれております。本当に子どもたちの間に、こういった残念な事件が起きることは避けたいと思いますし、まず子どもたち自体がこういった認識を持つということが大事だと思っております。学校教育の現場では、性暴力を知る、学ぶということは、どのように進められているのでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 国は令和2年度から4年度までにかけて3年間を性犯罪・性暴力のいわゆる集中強化期間というふうに定めておりまして、この期間に性犯罪・性暴力を根絶していくためには、3つのことが大事だと。まず、加害者にならない。被害者にならない。そして傍観者にならない。こういう教育と啓発を行っていくことは大事だというふうに文部科学省からも通知が来ておりまして、いわゆる、子どもを性暴力の当事者にしないための命の安全教育と、そういうことで、推進するようにということで、本市でも、そういった通知を受けて、性犯罪・性暴力予防のために、まず性に関する指導。これは子どもたちが小学校5・6年になると、性的にも身体的にも男子女子というのは明確に分かれてくる。そういう時期になりますので、性に関する指導をまず保健体育の授業を中心にやっていくわけです。中学校ではもちろん思春期における性意識の変化というのが出てまいりますので、その性意識の変化に伴う行動の選択というのは出てまいります。そこで、適切な選択ができるように、中学校では指導していくという。一人一人の体と心は違うんだということで、多様な考え方、感じ方があるんだということで、お互いを尊重するという、そういった理念が形成されるようにというのが、まず性に関する指導で。 それからもう一つは、犯罪被害に遭わないための安全教育ということで、特に学校の中では、特別活動。特別活動というのは、簡単に言えば、学級活動みたいなもの。担任が学校内外の生活の在り方について指導する場面であるわけです。その中で、犯罪被害が起こりやすい状況とか、場面とかということを具体的に指導する。例えば、周りから見えにくいところに行ったら危ないと。あるいは落書きが多いところとか、あるいは非常にごみが放置されているようなところ、こういうことは非常に犯罪が起きやすいということなどを具体的に指導しているわけです。 そういうことで、あるいは「子ども110番」の場所とか、こういったことを2番目に、犯罪被害に遭わないための安全教育として指導しているわけです。 それから3つ目が、これは最近非常に重要になってきているわけですけども、情報モラル教育です。特別、これは技術家庭とか、保健体育の時間にも指導しておりますけれども、インターネットとか、テレビとか、雑誌とか、こういったことでの情報をうのみにしないということ、それから危険性のあるサイトにアクセスしたり、あるいは自分で自撮りしたものを安易にネットに流していくということは自分に降りかかってくる。犯罪というものがですね。そういうことなので、3つの視点から、姶良市では、それぞれの学校に指導しておりまして、それを学校でも教育課程。教育課程というのは学校のプログラムです。例えば、令和4年7月5日火曜日の5年生の4時間目の授業は何をやるというのは教育課程に組み込まれているわけです。そういう中で、きちんと入れ込んで指導しておりますので、それはちゃんと確認しておりますので、それぞれの学校で取り組んでいるものというふうに確信しているところでございます。 ◆17番(新福愛子君) 教育長から、るるご説明をいただき、もう本当に安心いたしました。ただ、本当に私たちの時代からも、こういった被害というのはあったと、昔からあったことなんでしょうけれども、最近ではインターネットの普及で、今、教育長がおっしゃったような、本当にこう、親の目からも見えない。本当に最近のいろんな事件なんかも、サイトで知り合って、駅で待ち合わせをして、最後犯罪に巻き込まれて死亡に至っているというような残虐な事件なども起きておりますので、本当に大変な時代になってしまったなと、そんなような思いも同時にいたしております。私も今回のこの質問は、もう少し後でいいかなと思ったんですけれども、ちょうど夏休みがやってまいります。そしてまた旅行なども、また再開され、人の動きもあります。出てきます。そういうことも考えて、やはり夏休み前の6月議会だからこそという意味で、項目に上げさせていただきました。 夏休み前にはPTAなどの会もあったりするわけですけれども、保護者への認識、その辺の情報共有とか、その辺はどうなっておりますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 先般6月17日に校長会を開いておりまして、いわゆる夏休みに向けた対応ということで、水難事故防止とか、交通安全、事故、あるいは、こういった、性犯罪などについても、姶良市の危機管理のマニュアルというのを作っておりまして、これは保護者に全部リプリントできるような形で、冊子を作っております。それを必ず夏休み前に保護者の手に渡るようにということで、具体的に対応方法を書いたものをそれぞれの保護者に渡るように、7月に行われるであろうPTAの際に渡していただきたいということで示しているところでございます。これは確実にそれぞれの学校で取り組んでおられるものというふうに思っております。 ◆17番(新福愛子君) 完璧な体制をつくっていただいております。安心いたしました。やっぱり、様々な事故も含めて、こういった犯罪に巻き込まれないということを、特に自分の命と体はしっかり守っていくという、そういった教育をまた市民全体としてもしっかりと学んでいきたいというふうに思っております。 ともあれ、性暴力や性犯罪は魂の殺人とも言われております。また、加害者となった方も自分の大切な人生を台なしにしてしまう。そんなことも多くあります。被害者も、加害者も、そして、また、教育長おっしゃったように、傍観者にもならない。姶良市から、そういった人を出さないという決意で、早い時期に、答弁の最後にあります条例制定を考えておられるようでございますので、この条例制定をなるべく早い時期に実現することを願って、最後の項目に入ります。 最後、期日前投票所の拡充についてでございます。 この質問については、今、ちょうど参議院選挙もあっている最中でございまして、たまたまこの時期に入ってしまったわけなんですけれども、まず1点目、市内49か所に投票所、これは当日の投票所でありますけれども、あるようでございますけれども、その投票所の中で当日有権者が100名以下の投票所というのが、もし分かりましたら、投票所名、そこの有権者数、当日投票者数、立会人が1か所に大体何名ぐらいつくのか。この4点をご紹介いただけたらと思います。小さい自治会が何かありますかという質問が先ほどあっておりましたけども、多分、この有権者数、投票所ごとに聞けば、ある地域がイメージができるのではないかと思います。お示しください。 ◎選挙管理委員会委員長(小倉章君) 細かい答弁については、事務局長のほうから答弁いたさせます。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 事務局長の福留でございます。よろしくお願いします。 今、ご質問のございました100名以下という投票所なんですが、有権者数の少ない順からでよろしいでしょうか。 まず、100人以上少ないところ6つございます。 1番目が第2投票所姶良地区でございますが、中甑集会センター。これは当日有権者数が45名、投票者数が35名でございます。 この6つなんですけれども、それぞれ従事者数は全て6名でございます。 2番目なんですが、第1投票所、これ姶良地区なんですけれども、えぼし館。当日の有権者数は57名、全投票者数は36名でございます。 3番目なんですが、第58投票所、蒲生地区ですが、新留地区公民館。これが当日有権者数が65名、全投票者数は42名でございます。 4番目でございますが、第5投票地区、姶良地区になりますが、木津志集会センター。72名、当日有権者数ございまして、全投票者数は49名でございます。 5番目ですが、第57投票所、蒲生地区でございますが、小川内地区いきいき交流センター。ここが当日有権者数72名、全投票者数は57名という形になっております。 最後になりますが、56投票所、蒲生地区ですが、大山館。ここが97名、当日有権者数、全投票者数は67名という形になっているところでございます。 以上でございます。 ◆17番(新福愛子君) ご紹介いただきました。こういうところは、多分、中山間地域が結果的に多くなっているということだと思いますけれども、例えば、中甑は当日有権者が45名いらっしゃるはずだけれども、当日、私も資料をちょっと見せていただきました。当日24名投票されておりまして、期日前に11名が行かれていて、結果的には45名中35名が投票されたということなんですけれども、当日は24名なんです。でも、24名も、朝8時ぐらいからでしたっけ、7時ぐらいから、1日ちょっと繰り上げもあったりする地域もあるかもしれませんが、終日待機をされて24名が投票されるということは、非常にもったいない部分もあるのかなと正直思ったりします。一番多い時間帯というのは、こういう地域は何時ぐらいでしょうか。私は、やはり、高齢者が多いところなので、朝の早い時間に投票する方多いんではないかと推測するわけですが、いかがでしょうか。 ◎選挙管理委員会委員長(小倉章君) 事務局のほうで答弁いたします。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) ご答弁いたします。 6つあるということなんですけれども、ピークは朝方です。朝方というのが大体朝の7時から10時までということで、全てピークは朝方でございまして、うち2つの投票所ですね、58投票所、蒲生地区の新留地区公民館、あと56の蒲生地区の大山館ですね、ここは終了まで投票者はいるというところでございます。 あとは、12時以降はゼロ人。これは中甑集会センターなんですけれども、12時以降はゼロ人。あと、えぼし館ですが、14時以降はゼロ人。姶良の木津志地区集会センターですけれども、ここは14時以降はゼロ人。蒲生の小川内いきいき交流センターは、16時以降はゼロ人というぐあいになっているところでございます。 以上でございます。 ◆17番(新福愛子君) 詳しく教えていただきました。 私も想像したとおりで、やはり、昔方の方は当日に行って、来ましたよという、それもあるんだという話、昔聞いたことがあるんですけれども、それは別としても、やはり、皆様朝が早くから動かれますので、早い時間に投票は集中するという認識でよろしいですね。 ただ、先ほどおっしゃったように、1か所投票所には必ず6人の立会人が必要で、そういう方々は、例えば、12時で、ほとんど12時以降なかったようなところ、2時以降ないとか、そういうところも、ずっと最後までお座りになって待機しているわけですよね。 そういった意味では、立会人の皆様も大変でしょうし、何かこう上手にできないかなというところで、今、県内各地もそうですけれども、全国的にも移動式の期日前投票が、非常に動きが出てきているんではないかなと思っております。総務省も推進しております。行政のこれも無駄を省くという視点にもなりますし、6人をそろえること自体も大変じゃないですか。いかがでしょうか。 ◎選挙管理委員会委員長(小倉章君) 事務局のほうから答弁いたします。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) お答えいたします。 確かに、6名事務従事者、これが内訳を言いますと、管理者1名、職務代理者1名、立会人2名、あと事務の従事者が2名、合計6名という形になっているわけなんですが、ここ答弁でもございましたとおり、人員の確保がなかなか難しいところでございます。職員の数だけではなくて、立会人さん。これ、自治会長さんですとか、民生委員さんお願いしておりますので、忙しい方々ですので、なかなか確保するのが難しいというところで、統廃合というのも視野に入れていかなければならないであろうと。統廃合をしたところで、そこの穴の空いたところでいいますか、そこに移動式投票所を持ってくるというような形で、今回、たしか日置市とか、阿久根市も始めているわけなんですが、日置市は同時に投票所を統廃合と同時に始めたと。阿久根市については、何年か前か、ちょっと覚えてないですが、統廃合をした後で、最初はシャトルバスを走らせていたというような話を聞いております。そのシャトルバスがなかなか利用が上らないということで、移動式投票所をつくったというような形になっているようですので、まず、統廃合のほうと、そこの移動式投票所、セットといいますか、そちらのほうで考えていきたいというふうに思っておるところでございます。 以上です。 ◆17番(新福愛子君) 確かに日置市さんも、市内38の投票所を今回8か所に再編されるということで、それを補うために移動式の期日前投票所というのを実施されているということで、確かに立会人の皆様も立場のある方々が、信頼のある方々が就かれますので、そうなると、どちらかというとご高齢の方も多く、また、うちの場合、49か所、約50か所あるわけで、そうすると、約300名のこういった従事者を確保しなければいけないということで、職員の方は当然休日出勤にもなるでしょうし、また、夜の開票作業にも出られる方々もいらっしゃるでしょうし、これはやっぱり日置市のように、38から8というのはすごいなと思うんですけれども、本市も、それをやってみる価値は、私はあるというふうに十分思っております。 先日、北山の山元自治会というところに出かけていきました。ご相談事がありまして、行きました。その際に、ちょうど、この話題になりまして、こういう地域、市町があるんですよと言ったら、いや、うちも、ぜひ、そうしてほしいと。うちは今8世帯なんですと。本当に投票所も遠いし、期日前と言われても役所に行きそうでいけないと。回ってきてくれると、みんな行けると思うと。何よりうれしいのは、私たち中山間地域の私たちのことに心を向けてくれている。本当にそうやって役場が動いてきてくれるという、それがうれしいよねということをお母さま方お話になっておりました。私もそう思います。やはり、様々な観点で、これはもう時代の潮流かなと思います。姶良市もぜひスピードアップして、この移動式の期日前投票所というのを検討すべきだというふうに思いますけれども、市長、いかが思われますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 私も選挙で投票していただく身として、少しでも投票率が上がればということで、阿久根市が移動投票所をしたと新聞に載ったときに、選挙管理委員会の事務局に、なぜ、うちはできないんだろうということを投げかけたことがございます。つい、数か月前ですが、このような理由と、あと地域住民の方々のご理解をしていかなきゃ、たった24人といいましても、24人そこに投票される方がいらっしゃる。そして、また、24人プラス11人、じゃあ、そこでもう終わりかというと、もしかしたら、夕方に考えてらっしゃる方もいらっしゃる。そういうことで、統廃合というのは、なかなか難しくて、そこに、全員地域の方々が、うん、そうしてくれということで、どことどこを統廃合しようということで、住民の方が納得の上でやられるのであれば、それはそう進めていきたいと思っておりますが、やはり、それを無視しては、なかなか進まないことではないかなと。もちろん1つプラスすればいいじゃないかということも、移動投票所で、ですけど、やはり、そこには6人なら6人の従事者が必要であるということを考えれば、なかなか現実的にすぐにはできないものかなと、今、私自身はそのように考えておりますが、それぞれの住民の方が、特に中山間部の住民の方々に調査するのは、これは非常に投票率を上げるためにも大切なことかなと思っておりますので、その作業は進めていただきたいなと思っているところでございます。 ◆17番(新福愛子君) 阿久根市でも期日前と移動期日前投票所が運行されておりますけれども、公用車のバスを職員が手作りで、看板や記載台を設置して、職員7人が同行し、山間部など高齢者の住む4地区を回られたようです。平日に運行するので職員の休日手当も不要。経費削減にも寄与する移動期日前投票所というのは本当にあちこちで成功例が出ておりますし、私が幾つかの中山間地域でお声を、この話題に触れたときに、いやあって方はいらっしゃらなかったです。早い時期に地域の皆様のお声をお聞きになり、来年も県議会議員選挙もありますので、ぜひ、経費削減には絶対通じると思います。無駄な労力も削減できるというふうに思っておりますので、市長も、そういう声かけもしてきたという経緯もあるとお話になりましたので、早い時期に実現を望んでいきたいと思っております。 昨日も若年層の投票率が伸びないという質問もあっておりました。 幾つか、ちょっとご紹介させていただきます。 大学や高校に日時を決めて、1日限りの移動期日前投票所を設置している市町もあります。我が市にも、公立高校、私立含めて4つの高校があるわけで、これも18歳になった方ができるのではないかなということもあります。 また、熊本市では、今回初めて大型ショッピングセンターに7月2日、3日の2日間だけ限定で、大型ショッピングセンターに投票所を設けておられます。この期間限定というのが私はいいと思っておりまして、ちょうどボーナスも出た後で、お客様もいっぱいいて、若者や家族連れで相当にぎわったようでございます。お店のほうも、ウイン・ウインな関係を、私たちも投票来ても、さっと帰るんではなくて、必ずお買い物をしていかれる方も多くて、お店にとってもウイン、そしてまた利用する市民にとってもウインということで、今後も継続的に取り組んでいきたいというふうに語っておられました。 松山市でございますけれども、大学生4人が選挙コンシェルジュになって、期日前投票を呼びかけながらチラシを配布した事例もあります。 また、熊本県立大学では、学生団体がイベントを開催して、期日前投票所には登録店で会計割引やトッピングサービスを始めて、いわゆる選挙割というのをしたら、とても若い世代の方々の投票率が上がったそうでございます。去年の衆議院選挙のときの登録店舗数が今回の参議院数で30店舗になって、お店側も商工会の方々も本当にウイン・ウインじゃないですけれども、非常に活気が出て、登録の店も倍になったという記事も載っておりました。今、選挙割というお話をしたんですけれども、姶良市でも選挙割を実際やっているお店があるんですけれども、ご存じでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 1つ、焼き肉店でしたか、がやっていらっしゃるようでございます。 ◆17番(新福愛子君) 私もびっくりしたんですけれども、投票した後に投票済証明書というのをいただきます。それを提示すると、何とお肉が一皿無料でいただけるそうなんです。しかも、これ7月31日までやっておられて、もう、これからまだ投票に行かれる方は、それをいただかれると、証明書いただかれると、お肉が一皿サービスでついてくるようですので、別にお店の宣伝をしているわけではないんですけれども、もう、このぐらいまでして、社会全体で投票率アップしていこうよと、みんな、もうちょっと政治に興味を持とうよということで、進んでいるというご紹介もさせていただきました。 今回、私は3つの項目について質問させていただきました。 市長は施政方針の中で、市民に寄り添う気持ちを最優先にしながら、企画立案能力を高め、どうすれば、市民の力、市全体の力を活用できるかという視点を持つことが大事だというふうに述べられました。市長が考えられる成熟したまちへの成長に向けた10年ですが、なかんずく、この4年間は、これまでにない極めて厳しい時代になることは必至です。私も市議会議員の一員として、市民に寄り添い、声を聞き、多様な幸せが実現できる姶良市のまちづくりに力を尽くしていくことをお誓いして質問を終わります。 以上です。 ○議長(小山田邦弘君) これで、新福愛子議員の一般質問を終わります。 ○議長(小山田邦弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は7月6日午前9時30分から繰り上げて開くことといたします。(午後4時30分散会)...